Fukushima Medical University
福島県立医科大学 学術機関リポジトリ
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Title 平成25年度公立大学法人福島県立医科大学看護学部公開
講座小委員会報告
Author(s) 立柳, 聡
Citation 福島県立医科大学看護学部紀要. 16: 75-75
Issue Date 2014-03
URL http://ir.fmu.ac.jp/dspace/handle/123456789/391
Rights © 2014 福島県立医科大学看護学部
DOI
Text Version publisher
学 術 活 動 75
学 術 活 動
公開講座小委員会
平成25年度公立大学法人福島県立医科大学看護学部公開講座小委員会報告
看護学部公開講座小委員会委員長 立柳 聡
Ⅰ 平成25年度公開講座の企画の背景と概要
小委員会での協議の結果,公開講座のあり方をめぐっ て,保健・医療・福祉分野の現場で働く人々のニーズや 関心の高い課題を積極的に採り上げ,それに見合う研究 を進めている看護学部の教員に,講義や指導等をお願い する方向性を確認しました.この結果,社会的入院を余 儀なくされている精神障がい者の地域への移行,定着を 推進していくことは,国の障がい者政策においても重要 な課題であること,また,近年の障がい者福祉制度の改 正により,サービスの種類や内容は増えているが,サー ビス事業者の支援者が必ずしも精神障がい者の特性を正 しく理解できているとは限らず,支援者の中からも「精 神疾患についてよくわからない」,「対応方法に自信がな い」などの不安の声が多々聞こえてくることから,精神 障がいがあっても,地域であたりまえに暮らすことを保 障するための地域での受け入れ体制の強化に向けて,支 援者が精神疾患とそれに伴う障がいの特性や,適切な支 援方法を理解することを目的に,家族看護学部門の大川 貴子先生にお願いし,「精神障がい者があたりまえに暮 らせる社会を目指して~統合失調症患者のもつ障害特性 と生活支援の方法~」をテーマに掲げ,今年度の公開講 座を企画,開催することになりました.
大川先生の発案で,講義だけにとどまらず,グループ ワークの時間が多分に盛り込まれたプログラムがまとま り,受講者同士の語らいや共同作業が活発に展開しまし た.また,グループワークのファシリテーターに精神看 護学領域の大学院生や修了者をボランティアとして配置 する試みも初めて加えられました.新たな出会いと動き のある印象的な学びのひと時を創出することができたと 思われます.
準備段階では,事務局の尽力により,県内約760箇所 もの関係施設・事業所などにダイレクトメールを発送す るなど,積極的に事前のPRに取り組むことができまし た.この結果,11月9日(土)に,大きな支障もなく,
盛況の内に公開講座を開催,終了することができました.
参考:申込者総数;97名,参加者総数;71名(ファシ リテーター;17名,委員と事務局;5名),アンケート
回収状況;67名/88名(約76%)
Ⅱ 本公開講座をめぐる公開講座小委員会の総括 1 企画内容をめぐって
◦100名に近い人たちの応募があった.総じて保健・医 療や福祉の現場のニーズに対応した企画内容であった と思われる.
◦大川先生の講演内容は大変わかりやすく,研修会全体 が楽しい内容であったとの声が間々聞かれた.(特に,
グループワーク.「主張を聞いてもらえるのは,うれ しい」といった声もあった.)
◦今日の福祉の世界の基調は在宅福祉,地域福祉=地域 全体で福祉的なニーズを抱えた人たちを支援したり,
支援しあう時代を迎えている.看護職に限らず,様々 な職種の福祉の担い手たちが集う機会となった.関係 職種の交流と相互理解を促進すると共に,多様な視点 から課題を検討することができた.
2 準備段階の対応をめぐって
◦特別に大きな混乱(トラブル)はなく,概ね計画通り に準備を進めることができた.
3 会場をめぐって
◦農業総合センターの設備はすばらしく,アクセスもよ い.駐車場も広い.今後も利用したい施設である.
4 当日の運営をめぐって
◦概ね時間通りの進行を実現できた.
5 その他
◦NPO関係者の参加が思った以上に多かった.今後,
民間の事業者にも積極的に催しを案内する工夫や努力 を一段と考慮していくべきと思われる.
◦大学院卒業生であるファシリテーターの皆さんの活躍 が,グループワークのスムーズな運営に繋がった.ま た,大学院への関心を高めたとみられる.
◦委員会のメンバーの交代もあるので難しい課題だが,
事業の継続性をどのように考えるか.中長期的な展望 の下に,学習成果の積み上げを図ることも大切と思わ れる.