栄養教育の試み(事例研究)
岡田玲子・太田優子・水落圭子
A Trial of Nutrition Education for Elementary School Children Using Their Dietary Survey Records (Case Study)
Reiko Okada, Yuko Ota and Keiko Mizuochi
緒 言・
学童期後半は第二発育急進期への移行期にあり,こ の時期の成長に見合う栄養摂取は極めて重要である。
併せて食生活面では,母親依存の食生活から自己選択 による食行動に移行し,食習慣・食嗜好が定着してく る時期であり,健康教育の一環として食生活の自己管 理ができるような方向への導きが必要とされる時期で
もある1)2⊃。近年,成長期の健康状態と食生活に関連す る報告において,食行動の偏りとその健康への影響を 危惧する指摘が多く3)4),この時期における栄養教育の 必要性が強調され 1(いる5⊃6⊃。
栄養教育の目指すところは,各個人にとって適切な 食生活を実践し,健康の保持・増進を促す行動の変容 を,対象者自らの意志によって成し遂げ,それを持続 し,習慣化するところにある7)。その実践において,各 教育段階ごとに種々の教育方法が応用されている。
著者らはその一端として,食事秤量調査結果の懇切 な還付による栄養教育の有用性に関して系統的な研究 を試みており8⊃9,10),その一環として学童期を対象に同 様に検討するために事例研究を行った。
因みに,食事秤量調査法は食物摂取の実態を定量的 に把握する方法として妥当な方法である11⊃12)が,被調 査者の時間的・心理的な負担が大きく,調査への協力 が得られにくい方法であり13,,また結果の信頼性を高 めるためには,調査者と被調査者とのコミュニケー ションをよくし,信頼関係を築いておくことが重要で あるi4)とされている。
今回,著者らの意図を理解され,協力依頼を応諾さ れた4世帯5人の学童について得られた,実態把握時
と効果判定時の2回の食事秤量調査と,その間に実施 した栄養教育についての対象児とその母親の反応か ら,若干の知見を得たので報告する。
方 法
1.対象児
新潟市近郊りE地区0小学校4〜5年生5名を対象
とした(表1)。E地区は国道に隣接した交通至便の田 園地帯にあり,近年,周辺への量販店や外食産業の進 出が顕著になっている。対象児の世帯は稲・畑(疏菜)作の兼業農家であり,主として祖父母が農業に携わり,
母親がその手伝いと家事を担当し,父親は会社員の三 世代家族である。なお,対象児は第1子が4名,第2 子が1名で,中に男子の双生児1組が含まれている。
2.栄養教育の方法
栄養教育は,実態把握のための諸調査の実施(第1 回食事秤量調査,体位・歩行数・簡易生活時間調査等)
→食事診断→調査結果の還付による栄養教育の実施→
効果判定のための諸調査の実施(第2回食事秤量調査
表1 対象児の属性
初回調査 第2回調査
人数(人)
N齢(歳)
5(男子4,女子1)
@ 9.8±0.4
5(男子4,女子1)
@10.4±0.5 身長(cm)
フ重(kg)
aMI(kg/㎡)
140.0±1.7 R1.6±3.5 P4.5±1.5
141.0±1.8 R2.0±3.6 P5.5±0.8
1日当たり熏s数(歩) 16,608±3.280 17,755±3,276
生活科学科食物栄養専攻
県立新潟女子短期大学研究紀要 第32集 1995
その他第1回に同じ)と,常法通りに行った。それぞ れの実施要領は次の通りである。
1) 食事秤量調査:1994年6月と10月に,国民栄養 調査に準ずる個人別秤量方式による食物摂取量調査 を,各々連続3日間母親に記録を依頼して実施した。
調査票回収時に記録内容の記入もれ等を点検・聞き取 り,不備な点を補正した。また対象児の昼食について は,学校給食の摂取状況調査を,学級担任教諭および 学校栄養職員の協力を得て行った。
栄養素等摂取量は,四訂日本食品標準成分表(ピタ ミソDのフォローアップ成分表までを含む)15)を用い て算出した。得られた成績のうち栄養素等摂取量の比 較基準には,対象児の性,年齢,身長ゴ体重から個人 別に算定した栄養所要量を用い,食品群別摂取量の比 較基準には高居ら16)の食品構成を適用し,各々に対す る摂取割合を求めた。さらにそれらの算術平均値を平 均食品・平均栄養充足率として算出した。脂質所要量
は,脂肪エネルギー比率を25%として求めた。なお,
食品群別・栄養素等摂取量の比較基準に対する摂取割 合を7段階評定尺度を設定しスコア化(表2)・し,摂 取食品」摂取栄養評点を求めた。同じくそれぞれめ比 較基準パターソに対するバターソ類似率を田村ら17)の
「数値群パターン解析法」を適用して算出した。第1 回と第2回の各調査成績の有意差の検定はStudent s t一検定により行った。
2)体位; 1日当たり歩行数の測定:1994年6月と 10月の食事秤量調査時に,身長・体重を測定しBMIを 求めた。同時に対象児の運動量の一実態を把握するた めに,タニタ万歩計を装着させ,連続3日間の歩行数 を測定し,1日当たり平均歩行数を算出した。
3)調査結果の還付:実態把握のために実施した第 1回食事秤量調査結果と,栄養教育効果判定のために 行った第2回のそれを,各々個人別に評価と指導助言 を付してファイル形式にまとめ,対象児とその母親同
表2 摂取食品・栄養評点の算定 摂取割合 評 語 評点
59.9%以下 かなり不足 0
60.0〜79.9% 不足 1
80.0〜94.9% やや不足 3
95.0〜110.9% 適量摂取域 5
111.0〜150.9% やや摂りすぎ 4 151.0−199.9% 摂りすぎ 2 200.0%以上 かなり摂りすぎ 0.5
席のもとに懇切に解説して還付した(第1回:1994年 7月,第2回:同11月実施)。
4)栄養教育の内容及び方法:対象児とその母親同 席のもとにi食事秤量調査結果の還付を通しての栄養 教育を2回実施した。1回目は実態把握調査終了48日
.後の7月21日に0小学校保健室にて,2回目は効果判 定のための調査終了48日後の11月30日に本学実習食堂 において 各々約90分を卑当しs・1著者ら3人が適宜個 人指導ならびに集団指導を分担して次の要領で行っ た。 』 」
第1回目:(1)調査結果の還付とその解説 「②バランス食の大切さを知る演習 ①教材「食生活下敷き」による3群基 礎食品の分類
②六角形の、「3色栄養パズル」の作成 ノ
③食品の3色分類テストの実施 ㈲ 調査結果についてのアンケートの記 入
第2回目:(1)調査結果の還付とその解説 ②食品の3色分類テストの実施 ⑧よく食ぺるおやつ10種類中の砂糖の量 当てクイズ
(4)作6て食べる楽しさを知る調理実演と 試食(おやつ3種類とミキサーで作る マヨネーズソース等)
㈲前回と比較しての調査結果に関するア ソケートの記入
5)実施しだ栄養教育の効果判定:第1回と第2回 の両調査で得られた成績より,(1)食事内容の変化:摂 取食品数,個々の食品群・栄養素等の充足率,14食品 群・11栄養素等各相互のバラソス重視を前提とした各 平均充足率・バターン類似率・評点等の変化,『②簡易 栄養知識の習得:食品の3色分類テスト正答数の改善 率,㈲食生活に関する関心・態度の変容:対象児と母 親のアソケート記載内容の解析,等の概況を得て,効 果判定を行った。
表3 対象児の摂取食品数 (1人1日当たり)
第1回調査 第2回調査
総 数ョ物性食品数 A物性食品数 ヤ食の食品数
30.7±3.6 U.5±0.6 Q4.2±3.5 Q.2±0.9
30.7±3.7 T.9±0.3 Q4.8±3.5 P.8±1.0
一一一 112一
穀 類 い も 類 砂 糖 類 菓 子 類 油 脂 類 豆 類 緑黄色野築 その他の野菜
果 爽 類 海 藻 類 魚 介 類
肉卵
類
類
乳 類パターン頬似率 0.780±O.03−.O.778±O.02
平t匹JSC品充足i争三(%) 97.6±55.4一し97.0圭11.3 食贔群別摂取澱の食品構成目安最に対する充足率諸}
エネルギー タンパク質 脂 質 カルシウム
鋏 ビタミンA ビタミンBl ビタミンB2 ナイアシン ビタミンC ビタミンD
バターン頬似率 0.886圭O.e4−.o.s68±o.08 平均栄養充足串(%)130.1±45.6噂117.0±47.0
注1)●一一〇第1回調礁.o−−o第2回調i促,*Pく0.05(t一検定).
2)ビタミンA,B,.B2およびC摂取疑は講理による損央串を労慮した.
栄i逢素等摂取鉦の栄菱所要最に対する充足率
(%)
図1 対象児の食品群別・栄養素等摂取状況
結果及び考察 1.対象児の食事内容の変化について 1)対象児の摂取食品数の変化
対象児の1人1日当たりの摂取食品数は,表3に示 すように第1回と第2回の両調査において殆ど変化が なかった。その総数は両者ともに30.7種類で,厚生省 推奨の1日30食品に到達していた。また,動物性食品 数は数種類,植物性食品数はそのほぼ3倍であり,間 食の食品数は2種類前後であった。
2)対象児の食品群別・栄養素等摂取状況の変化 対象児の第1回・第2回調査における食品群別摂取 量の目安量に対する充足状況および栄養素等摂取量の 栄養所要量に対する充足状況について図1で表し,同.
じく栄養比率,脂溶性成分摂取状況,ミネラルバラソ ス,食物繊維・食塩摂取量について表4で示した。食 品群別摂取状況では,第1回・第2回調査結果の平均 値の比較において,14食品群の充足率を1つのパター ソとしてみた場合のパターン類似率および平均充足率 に有意な変化はみられなかったが,各食品群別には砂 糖類,油脂類および魚介類の3項目に,有意(P<0.05)
な変化が認められた。
すなわち,砂糖類は対象児5人全員に増加し,一方 油脂類は4人が多量摂取傾向から減少して,いずれも 目安量に接近する方向へ充足率の改善がみられた。魚 介類は対象児4人に14.3〜63.0%の摂取増がみられ,
±iz均充足率が112.6±12.0%から140.4±11.8%へ上昇 した。また有意ではないが,肉類の平均充足率が 144.2±49.8%から97.3±48.4%へ減少して多量摂取 傾向から適正域に至り,魚介類の増加と置換される形 となった。これら油脂類,魚介類および肉類の摂取量 の変化は,脂溶性成分の摂取状況に反映され,リノー ル酸・リノレソ酸の有意(P<0.05)な減少,ドコサヘ キサエン酸の有意(P<0.05)な増加およびn−6/n−3と CSI18}の有意(P<0.05)な低下をもたらした。なお,
両調査において充足率の変化が少なく,かつ摂取上の 個人差が小さい食品群の最たるものは穀類であった。
その摂取増を促す指導を全員に試みたが,充足率は 73.2±4.5%から67.3±12.0%へさらに減少し,穀類エ ネルギー比は38.7±3.9%から38.0±4.7%へ,依然と して低値のまま殆ど変化が認められなかった。
栄養素等摂取状況では,第1回・第2回調査結果の 平均値の比較において,有意差(Pく0.05)の得られた のはピタミソCのみであり,対象児全員が多量摂取傾
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向から所要量に接近する方向へ減少し,改善がみられ た。栄養比率では,同じく動物性タソパク質比のみが 56.4±2.3%から適正域の46.9±2.2%へ有意(P<
0.01)に減少し,改善された。概して,第2回目の充 足率が所要量に接近する方向へ増減して移行し,平均 充足率は130.1±45.6%から117.0±47.0%噂至った が,エネルギー・鉄・ナイアシソ摂取量の充足されて いない対象児が4人に及んだことは,成長期ゆえに看 過できない現象であると思われた。
3.対象児の簡易栄養知識の習得ζ食品・栄養充足 状況との関連性
対象児の栄養のバラソスに関する知識の習得を促す ために,調査結果票には食品を体内での栄養作用に応
じて3色(赤・黄・緑)に塗り分けて還付してきたが,
それらが栄養知識としてどれだけ習得されているかを 知るために,常用される30種類の食品の3色分類テス トを2回行い,その正答数の改善率を求めた。得られ た改善率は27.8〜69.2%の範囲で平均51.1±14.9%で あり,図2に示すように摂敢食品・栄養評点および平 均食品・栄養充足率との関係は有意ではなかった。し かしながら,僅か5事例の少数例ながら,3群基礎食 品の知識の改善度に応じて,食事内容の充足状況やバ ラソスが上昇傾向を示すことがうかがわれた。なお,
第2回の食品の3色分類テストの成績(19.0±3.0点)
は,対照群(対象児の在籍する0小学校5年生39名)
のそれ(14.8±4.5点)との比較において有意(P<
表4 対象児の栄養比率,脂溶性成分摂取状況,ミネラルパラソス,食物繊維・食塩摂取量J
F
第1回調査
第2回調査. 払検定 動物性タソパク質比(%) 56.4±2.3 46.9±2.2 **栄 動物性脂質比(%) 46.9±4.4 49.2±3.0
nS 養 タソパク質エネルギー比(%) 15.7±0.3 15.9±0.5 ns 比率 脂肪エネルギー比(%) 29.9±1.8 27.5±2.6 ns
糖質エネルギー比(%) 52.7±1.9 54.9±2.8 ns
穀類エネルギー比(%) 38.7±3.9 38.0±4.7 ns
コレステロール(mg) 335±74 238±67 nS
飽和脂肪酸(g) 16.8±4.1 14.3±0.4 ns
脂
一価不飽和脂肪酸(g) 19.1±2.7 16.7±2.2 ns
溶 多価不飽和脂肪酸(g) 14.4±1.2 11.6±2.3 nS
性成 リノール酸(mg) 11,162±1,149 8,260±2,003 * 分 リノレソ酸(mg)
Aラキドソ酸(mg)
2,106±142
@113±29
1,635±260
@95±19
*nS
の摂取 イコサペソタエソ酸(mg)
hコサヘキサエン酸(mg)
352±43 S22±72
332±51 T81±73
ns
状 P/S 0.89±0.16 0.81±0.15 ns.
況 痔6毎3 3.7±0.3 3.0±0.5
*
VE/PUFA 0.7±0.1 0.6±0.1 ns
CSI
34.5±5.5 26.3±3.4*
ミバ
Ca/Mg 一
2.9±0.5 2.9±0.2 nS蓼 Na/K 1.4±0.1 1.6±0.1 *
ノレス孟 PICa 1.7±0.2 1.8±0.2 ns
食物繊維(9) 16.9±1.2 15.3±0.8 ns
他 食塩(9) 10.5±0.9 11.6±1.3 ns
注.CSI:Cholesterol/saturated・fat index=(1.01×gsaturated・fat)+(0.05×mg choles・
teroD
*P<0.05, **P<0,01,ns:no significant
一114一
45
摂
取40
栄
評35
点
30、
叢・・書
器皐35
点
30
(%)
180
平
麹160
栄
充140足
率 12001
怩hll←◎.舗
ホめ
100 J灘腰鉦揃膀鐸る》
み一一_一〒一」r・÷
(%)
平120
響11°
菱1・・
響9。
(唇安量を100%とする}
→食最の3色分類正答数の改魯率 →食品の3色分類正答数の改善率 注 ●:第1回鯛査,O:第2回調査.
図2 対象児の食品の3色分類正答数の改善率と食品。栄養素等摂取状況の関係
0.05)に良好であることが認められたが,栄養教育効 果の一事例とみなされよう。
4.調査後還付の食事指導概要と対象児とその母親 の反応
第1回・第2回調査終了後の対象児の調査結果の診 断に基づく食事指導内容の概要と,栄養教育実施後の 対象児ならびにその母親の反応をアンケートに記載さ れた通りに個人別にまとめて示したのが表5である。
対象児のNα1からNa 5までの5人全員に共通する食事 指導内容は,穀類摂取の奨励であった。次いで3〜4 人に対して野菜類の摂取を増やすことと肉類の摂取を 控えめにして魚介類の摂取を増やすこと,ならびにエ ネルギー・鉄の摂取を促すこと等の指導を要した。さ らにその他個々に2〜3項目の留意事項の記載を行っ た。個人別に整えた調査結果資料のファイルを母子で 見ながら個人指導を受けることにようて,食生活の大 切さを自覚して行く様子がアソケートの記載内容から
うかがうことができるように思われる。とくに,Na 4 の対象児は,母子共に積極的に指導内容を受けとめて 日常生活に応用しており,第2回目の調査ではその努 力の成果が予期したように表れず,対象児1こは「栄養 のとり方はむずかしい」との感想を書かしめたが,母
親は表5の記載欄に示す如く,本法の有用性を評価し ていた。
母親の反応において,母親の本調査への協力は殆ど が子供の健康や食事に対する関心等何らかの目的意識 をもって応じており,それ故に煩環で忍耐を要する食 品の秤量と記録を2回遂行し,調査への協力のメリッ トをそれぞれに自認するところに至っていることが知
られお。
5.まとめの考察
以上,今回試みた栄養教育の方法は,射象妃の母親 の秤量記録にようて得られた対象児自身の調査結果に 基づき,対象児が自らの食物摂取の実態を十公把握し た上で,バランス食の大切さを習得する演習や実演に も参加し,自らの食事の改善策を見鑓すこと溝できる よう配慮したものである。食生活1こは多様な要鋤ミ灘 互に関係しているので,本法の評極も報討雛な見方を しなければならないが,食品群溺・栄養素等蚕取状浅 において,穀類の摂取増は全く達ぜら紅なかったもの の,油脂類と肉類摂取盤ぶ適正域へ減じ,魚介頚のそ れが増え,摂取膿肪酸組成此と動物挫タソバタ質鑑に 改善がみられた。また,3群基礎食品の知識の改善墜 に応じて食事内容の充足状況やバランスの上翼掻磯溝
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︒5翼のV愚刈o諭如薗真Q無団︒二毅如胸マ鰹V愚司o強掴解相︒の凝く碍 嶺巌e︾粛如畷耀綱麗
︒侍契jO翼o市︾︾£櫓︑︾虞懊掴Qゆ叢9渥ゆ皐如蕪奨 ︒璃麗e寅巻麗︑命﹂裡O誌e痂司契﹂梱O£義興︑O契の罎梱曇契﹂壊・罷
︒翼o翼鼠客喚eゆ虚㌣段如︾マヤ愈灸真ま麗 ︒蕎翼凝思い申虞通O志9壇eo舞震昆V刈︒刈ゆ慮
侍毅o毅嵐客ρ翼VjR選昆掴羅皆鰹
︒毅o睡司毅楼﹂蝋炉鉄輩Q蓮串︑O痴築侍契ρR逼り心掴羅. ︒㌣Q翼農凝5︾念o如恢忌張9箒亀eロ罎︒痴加㌣螂蟹刈壇e図継駁
︒心灸毅虞鄭騒 ︒タ彊毅o鞠如送鼠昆懸還Q迷串 紐副翼JR趨尼掘腿捺鋸
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うかがわれ,さらに対象児とその母親のアソケートの 記述内容より食意識啓発の様相をうかがうことができ
た。
実態把握と効果判定のための2回の食事秤量調査へ の真摯な協力は,母親の本調査主旨への賛同に負う所 が大きく,それはまた食物摂取のより精度の高いデー タを得ることを可能にした。換言すると,食事秤量調 i査法の本来の実施方法によるメリットを,被調査者と 調査者の双方が享受するような形で,学童期の栄養教 育の一方法として適用するととは良策であることを,
本事例研究で確認することができた。
今後は,ここで啓発された食意識の実践・習慣化の 状況を観察し,習慣化に連繋する継続教育の方法につ いても検討を行い,本法の集団への適用に努めたいも のと思う。 一
要 約 一
学童期の栄養教育の一方法として,食事秤量調査結 果の懇切な還付による教育の有用性について検討する ために,小学校4・5年生5名を対象に事例研究を行っ た。実態把握と効果判定のための両調査成績およびア ンケート記述内容の解析により,次の結果を得た。
(1)穀類摂取量増加の指導効果はみられなかった が,油脂・肉類摂取量が適正域へ減じ,魚介類のそれ が増え,摂取脂肪酸組成比と動物性タンパク質比の有 意な改善が認められ,摂取栄養充足率は概して適正域 へ移行した。
② 3群基礎食品の知識の改善率に応じて食事内容 が充足し,食事バラソスが≠昇する傾向がうかがわれ
た。
㈲ 対象児と母親の調査終了後の反応より食意識啓 発の様相をうかがうことができた。
終りに臨み,本研究における調査の進行上ご高配を 賜りました新潟市立大形小学校校母谷田健六先生,学 校栄養職員上杉玲子先生および諸先生方に厚く御礼申 し上げます。また調査にご協力下さいました対象児の 方々とそのお母様方に深く感謝申し上げます。
文 献
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