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密教文化 Vol. 1996 No. 195 003上畑 恵宣「公的扶助の縁辺グループ「住所不定者」への公的扶助の対応 PL58-L30」

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密 教 文 化

公的扶助 の縁辺 グル ープ

「住 所 不 定 者 」 へ の 公 的 扶 助 の 対 応

1. は じ め に 95年10月18日 の朝、 大 阪 の戎 橋 の上 で 野 宿 して い た藤 本 彰 男 さん が 若者 た ち に道 頓 堀 川 に投 げ込 ま れ て水 死 した。 本 当 に悲 しい 出来 事 で、 怒 りが こみ上 げ て くる もの が あ る。 この よ うな痛 ま しい 出来 事 が これか ら も起 こ らな い よ うに す るた め に ど う した らよ い か。 野 宿 を余 儀 な くさ れ て い る人 た ちが、 ど の よ うな思 い で、 どの よ うな生 活 を送 って い る か は、 名 古 屋 の笹 島 で、94年12月 に野 宿 を余 儀 な くされ て い る人 た ち か らの聞 き取 り活 動 で そ の労 働 と生 活 の一 端 が 明 らか に された。 野 宿 を余 儀 な くさ れ て い る人 た ちが 人 間 ら しい生 活 を取 り戻 す た め に、 な にか 道 が あ る はず だ とい う思 いで、 公 的 扶 助 との か か わ り合 い で 検討 して み た い。 2. 野 宿 者 の 概 況 (1)大 都 会 の寄 せ 場 故 郷 を離 れ、 家 を離 れ て、 多 くの人 達 が、 出稼 ぎや、 仕 事 を求 め て 都会 へ や って き た。 釜 ヶ崎 や、 山 谷、 寿、 笹 島 の多 くの労 働 者 もそ の よ う に し てや って きて い る。 しか し、 そ の殆 どが 不 安 定 就 業 階 層 と して の 日雇 労 働 者 で あ る。彼 らに

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と って、 そ の 日々 の働 く肝 心 の仕 事 が なか った ら、収 入 源 は断 た れ、 そ の 結 果、 寝 る ドヤ代 もな く、食 事 もとれ ず、 青 空 の下 で、 橋 の下 で、公 園 で、 段 ボ ー ル に くる ま って の生 活 に追 い込 まれ る こ と に な る。 (2)い の ち と権 利 を守 れ 生 活 保護 裁 判 と して、 第 一 審(名 古屋 地 裁)で 勝 訴 の判 決 を得 た名 古 屋 の笹 島 の林 さん もそ うで あ った。 そ の 「林 訴 訟 」 の、 原 告 冒頭 意 見 陳述 書 で、 林 さん は こん な風 に言 って い る。 「松 永 工 務 店(飯 場)で 働 い た金 もな くな り、駅 前 の ビル の 下 で 友 達 と 一 緒 に野 宿 を しま した。 は じめ は段 ボ ー ル もな く、新 聞紙 を敷 いて、 コ ン ク リー トの上 で寝 て い ま した。 毎 朝 笹 島 の寄 せ場 に行 き ま した が、 仕事 が な か っ たの で 飯 は食 っ て な い し、水 を飲 ん で生 活 を す るよ うに な り、 空腹 で倒 れ そ う に な った こ と もあ り、本 当 に困 りま した。 仕 事 に ア ブ レて、 昼 間公 園 で寝 る こ と もあ りま したが、 恥 ず か し くて い や で した。」(1) 誰 が好 き好 ん で、 コ ンク リー トの上 に寝 るで あ ろ うか。 林 さん はや っ と の思 い で福 祉 事 務 所 を 訪 ね た。 林 さ ん は 冒頭 陳述 で次 の よ うに続 け た、 「福 祉 の職 員 か ら、"林 さ ん は ま だ働 け る の で、 が ん ば って何 とか や って くれ。 倒 れ て 動 け な くな った ら、 面 倒 を見 る か ら"と 言 わ れ、 もの す ご く シ ョッ クを 受 け ま した。 そ れで ま た野 宿 に な りま した。 半 分 死 ん だ よ うな もの で、 な ん で も食 べ たか った。 食 べ た くて も、福 祉 は何 も して くれ なか った」 と。 な ん と悲 しい現 実 で あ ろ うか。 こ の豊 か な国 日本 で、 憲 法25条 が 泣 くよ うな、 社 会 福 祉 の現 状 が ここ に歴 然 と して あ る。 (3)野 宿 を 余 儀 な くされ て い る人 達 林 さ ん や、 死 ん だ 藤 本 さん の よ う に青 カ ン、野 宿 を して い る人 達 は、全 国 で ど の く らい い るで あ ろ うか。 私 の推 計 で は、 少 な く見 積 も って も1万 公 的 扶 助 の 縁 辺 グ ル ー プ

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密 教 文 化 人 は居 る と思 う。 資 料1は、 厚 生 省 が 毎 年9月 に実 施 して い る生 活 保 護 動 態 調 査 の 結 果 で、9月 に保 護 廃 止 に な った世 帯 の、 保 護 廃 止 に至 っ た主 な理 由 を都 道 府 県 ー指 定 都 市 別 にみ た統 計 表 で あ る。 こ の表 か ら、生 活 保 護 を受 けて い た人 が、 失 踪、 行方 不 明 に な って、 保 護 を 廃 止 した の が 全 国 で9月 だ けで1,040人 居 る と い う こ とが 分 か る。1 年 間 にす る と1万 人 を 優 に越 え る こ と に な る。 保 護 を受 けて い た人 が 病 院 や施 設 か ら失 踪 す れ ば野 宿 しか な い こ と は明 らか で あ る。 こ こで 注 目 した い の は、 そ の数 の 都 道 府 県 別 状況 で あ る。 図1の グ ラフ か らは、 何 か が見 え て く るで あ ろ うか。 全 国 の 「寄 せ場 」 で あ る、 東 京 の 「山 谷 」 新 宿 「高 田馬 場 」、神 奈 川 の横 浜 「寿」 と川 崎、 名 古 屋 の 「笹 島 」、 大 阪 の 「釜 ヶ崎」、神 戸 の 「弁 天 浜 」 「新 開地 」、そ して 広 島、 北 九 州、 福 岡、 と大 都 会 の片 隅 に寄 せ られ た 日雇 労 働 者 の生 活 の場 が、 あ ぶ りだ しの よ うに見 え て くる。 実 は、 この保 護 の廃 止 理 由 が 「失 踪 」 だ け で は な い。 「世 帯 主 の 傷 病 の 治 癒 」 で保 護 廃 止 した人 達 の か な りの部 分 が、 病 院 や施 設 を で た後 帰 る家 もな く、働 く こと もで きず、 青 カ ンを余 儀 な くさ れ て い る こ とが笹 島 の報 告(2)か ら も裏 付 け られ て い る。 そ の 数 を 含 あ、 一 方 で福 祉 事 務 所 を 訪 ね る こ と も な く、保 護 の網 にか か らな いで 野 宿 に耐 えて い る人 た ち の居 る こ と も考 え れ ば、1万 人 と い う数 が け っ して多 過 ぎ る数 字 で な い こ とは 明 ら か で あ る。 も ち ろん 出 た り入 っ た りの重 複 が あ るで あ ろ うが。 い ま分 か って い るだ けで も、 山 谷 をか か え る東 京 で、 路 上 生 活 を して い るの が4,000人 余、 横 浜 の 寿 で 屋 外 生 活 を して い るの が200人 以 上、 名 古 屋 の笹 島周 辺 で600人、 大 阪 市 内 で も青 カ ンが3,000人 近 くを数 え て い る と報 告 され て い る。 憲 法25条 が あ って、 生 活 保 護 が あ って、 生 活 に 困 って ど う しよ う もな く な った と きに、 福 祉 事 務 所 が そ の最 後 の拠 り所 と して相 談 に 乗 って くれ る こと を、 ど ん底 に い な が ら知 らな い、 知 ら され て い な い人 達 が、 笹 島 の 聞

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公 的 扶 助 の 縁 辺 グ ル ー プ

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生活保護廃止世帯

保護

■ 世帯主の傷病の治癒 ○ 死亡 □ 失踪 公 的 扶 助 の 縁 辺 グ ル ー プ

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密 教 文 化 廃 止 理 由 ・都 道 府 県 一 指 定 都 市 別 生 活保護動態調査(平 成5年9月)結 果 報告よ り作 成

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き取 りで も4人 に1人 居 る こ との事 実(3)を 見 逃 す こ と はで き な い。 そ して、 病 院 や施 設 に入 って保 護 を受 け て い た人 達 の多 くが、 退 院 退 所 後、 再 び野 宿 を余 儀 な くさ れ て い る の は何 故 だ ろ うか。 笹 島 の 例 か ら見 て も野 宿 が 続 け ば続 くほ ど身 体 の異 常 が で て、 半 数 近 く が救 急 車 のお 世 話(4)に な って い る。無 告 の 窮 民 と い う言 葉 が あ る。 一 人 で は 何 も言 え な く、福 祉 事 務 所 の敷 居 は高 く、「住 所 不 定 」 と い う こ と で 相 手 に して くれ ず、 まだ 働 け る と い って 断 られ、 最 後 の 拠 り所 を失 って、 路 頭 に迷 う姿 が そ こ にあ るの で はな か ろ うか。 この よ うな 人 達 へ の 福 祉 事 務 所 の 対 応 に何 らか の 問 題 が あ るの で な か ろ うか とい う疑 問 が生 じて く る。 (4)最 後 の拠 り所 と して の公 的扶 助 憲 法25条 は この よ うな生 活 に 困窮 した 国民 の生 存 権保 障 と して、 生 活 保 護 法 を制 定 してす べ て の国 民 に、 無 差 別 に 「健 康 で文 化 的 な最 低 限度 の 生 活 」 を 国 の責 任 で保 障 す る こ とを宣 言 して い る。 そ の た めの 第 一 線 機関 で あ る福 祉 事 務 所 で は、 「野 宿 者 」=「 住 所 不 定 者 」 に対 して は各 地 で ど の よ うな対 応 を して い る の か、 そ の現 状 を ア ンケ ー ト調 査 で 探 って み る こ と に した。 以 下 は95年 の8、9月 に実 施 し た そ の ア ンケ ー ト調 査 結 果 の 概 要 で あ る。 3.福 祉 事 務 所 に お け る 「住 所 不 定 者 」 へ の 対 応 今 回 の ア ンケ ー トの送 付 先 は、 全 国1,190ヵ 所 の 福 祉 事 務 所 の うち、 い くっ か の選 定 基 準(5)で 選 ん だ 都 道 府 県 ・指 定 都 市 の 中 で、 「住 所 不 定 者 」 を管 内 にか な り抱 え て い る と推 定 され る68福 祉 事 務 所 を対 象 と した。 そ の うち、 回 答 を 寄 せ て くれ た福 祉 事 務 所 が35、 多忙 で 対 応 で き な い と断 りの 返 事 が あ った のが12福 祉 事 務 所、 この 中 に は、震 災 後 の 対 応 で て ん て こ ま 公 的 扶 助 の 縁 辺 グ ル ー プ

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密 教 文 化 い の神 戸 市 や、 林 訴 訟 を抱 え て い る名 古 屋 市 と、大 阪 ・京 都 の 一 部 な どが あ る。未 回答 が21と な った。 設 問 の 回答(表)に 沿 って分 析 して み た い。 I. (表-1)最 初 の設 問 は、 も し福 祉 事 務 所 に 「住 所 不 定 者 」(ホ ー ム レ ス な ど)が、 相 談 に訪 れ て き た と き の対 応 につ い てで あ る。 1)頭 か ら相 談 に乗 れ な い、 と帰 って 貰 う のが4(11.4%)あ る。 藁 に で もす が り た い思 いで 訪 ね た の に けん も ほ ろ り、 と りつ く島 もな い と は こ の こ とか。 2)「 住 所 不 定 」 だ か ら駄 目だ とい うの が6(17.1%)も あ る。 前 記 と 合 わ せ て この2つ で3割 近 くに な る。 こ うな れ ば 「住 所 不 定 者 」 は、 ま さ 表-1 35福祉事務所

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に公 的 扶 助 の 「縁 辺 グ ル ー プ」 にお か れ て い る と言 って もよ い取 り扱 い で あ る。 3)頼 れ る身 よ りや、 住 民 票 の あ る と こ ろへ 行 くよ うに交通 費 を渡 して、 お 引 き取 り願 う と こ ろが、13(37.1%)も あ る。 自分 の管 内 か ら出 て い っ て も ら う、 い わ ば 体 の い い追 っ払 い で あ る。 東 京 都 の福 祉 の 対応 と して 「まず、 帰 来 先 の 確認 」(6)と言 う の が あ るが ま さ に そ れ で あ る。 4)は ま だ良 い。 と りあ えず 申請 を受 理 して一 時保 護 所 に、 と い うの が 8(22.9%)あ る。 5)こ れ は、 保 護 をす るか ど うか を 決 め る の に、 生 活 の 困窮 の 程 度 を 問 わ ず、 稼 働 能 力 に よ って 保 護 の要 否 を判 断 す る、 い わ ば救 護 法 時 代 の 制 限 扶 助 の対 応 と言 って よ い。 これ が13(37.1%)も あ った。 6)こ れ を ど う見 るか。 単 に、 う っ と う しいか らと、 追 っ払 い料 と して 渡 す 場 合 もな か に はあ るよ うで あ るが、 そ の 多 くは緊 急 援 助 と して現 物 給 付 を して い る とい う こ との よ うで あ る。7(20.0%)あ る。 これ はむ しろ、 生 活 の困 窮 状 況 に つ い て は認 めて い る わ け で あ るか ら、法 に よ る扶 助 とす べ きだ が、 す べ て法 外 援 護 と して 行 って い る。 これ も、 「公 的 扶 助 の 縁 辺 グル ー プ」 と して の対 応 とい って もよ い。 7)こ れ は5)と 同 じよ う な対 応、 「能 力 の 活 用 」、働 け るか ら働 き な さ い とい う こ と に他 な らな い。 仕事 が な くて 生 活 に困 って い る と い う の に。 8)に つ い て は、12(34.3%)だ が、 個 々 の ケ ー ス に よ る と しなが ら も、 中 身 的 に は前 記 の5)、6)の 対 応 が 多 くな って い る。 公 的 扶 助 の 縁 辺 グ ル ー プ

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密 教 文 化 II. (表-2)次 に、 福 祉 事 務 所 の さ ま ざ ま な対 応 の 判 断 の 根 拠 を 問 うた が、 これ は複数 回答 とな って い る。 そ れ ぞ れ の対 応 の根 拠 が この よ う な違 い を 生 み 出 して い る。 1)の 生 活 保 護 法 に よ る とい うの が、 や は り多 く24(68.6%)。 で も、 そ の 中身 とな る と、次 の表-3の 「根 拠1」 で 明 らか な よ うに、25%が 法第 4条 の保 護 の補 足 性 を挙 げ て お り、 これ に よ って稼 働 能 力 が あ れ ば排 除、 と 「縁 辺 グル ー プ」 に追 い や る根 拠 に して い る。 次 に 同 じよ うに多 い の が、 法19条 の現 在 地 保 護 に よ る対 応 で、25%。 こ れ は、 法25条 が根 拠 と して い る職 権 に よ る保 護 の開 始16.7%と あわ せ る と、 4割 を越 え る もの と な る。 そ の多 くは救 急 に よ る入 院 措 置 で あ る。 次 に、 法30条、 生 活 扶 助 の方 法 と して の保 護 施 設 へ の収 容 保 護 の根 拠 に して い る もの で、20%。 これ らの19・25・30条 は や む を得 ず の対 応 とい う ことで あ ろ うか。 2)こ れ は、 西 日本 で 行 わ れ て い る いわ ば、 入 り口 の問 題 で あ る。行 旅 病 人 と して 取 り扱 い、 病 院 との 接 点 で 生 活 保 護 法 で の職 権 に拠 る現 在 地 保 護 へ と い うこ と につ な げ て い る もの で あ る。 3)当 然 の 事 な が ら、 対 応 の 中 で の 食 券 ・宿 泊 券 ・交通 費 の給付 な どは、 法 外 援 護 の 内 規 に よ る とい うの が、37.2%で あ る。 表-2 35福祉事務所

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III. (表 一4)こ こで も、1)の 場 合 は、 関 西 にみ られ る対 応 で あ る。 当 然 の こ とな が ら2)が 圧 倒 的 に多 い。 表-3 表-4 35福祉事 務所 公 的 扶 助 の 縁 辺 グ ル ー プ

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密 教 文 化 rv. (表-5)こ こで は、 「住 所 不 定 者 」 が職 権 保 護 な り 申請 保 護 な りで、 入 院 して い た人 が、 退 院 可 能 とな った場 合 の対 応 を問 うて い る。 1)の、 退 院 先 が な い場 合 は ほ とん どが そ うだ と思 うが、 一 応 生 活 保 護 施 設 に入 所 させ る と い う もの で、42.9%あ る。 この事 は、 後 で 触 れ る 「更 生 施 設 」 と して の一 時 保 護 所 の機 能 の問 題 と のか か わ りで あ る。 2)と4)に つ いて は、 何 と冷 た い対 応 な ので あ ろ うか。 死 に至 る川 へ 投 げ込 ん だ 道 頓 堀 殺 人 事 件 を思 い起 こす。 同 罪 と い って も良 い。 こ の2っ で 半 数 を 越 え る。 3)こ こで は、a. の 道 で、 単 に アパ ー トを探 して来 い と い うだ け で、 表-5 35福 祉事務所

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事 実 上 っ っば ね た形 に な るの か、 敷 金 も生 活 保 護 で 出 せ るよ、 と言 うの か で大 きな違 い が で る。 ほ とん ど、9割 が、 「言 う」 と回 答 して い る が、 実 例 は ほ とん ど無 い とか、 少 な い とか つ け加 え て い る。 V. そ の他、 「住所 不 定 者 」 へ の 対 応 にっ いて、 な にか ご意 見、 ご感 想 が あ れ ばお 聞 か せ くだ さ い○ 一以 下 は そ の記 載 され た 内容 で あ る。 -東 日本 の 福 祉 事 務 所 で-(1)20数 年 前 老 朽 化 アパ ー トが 多 く存 在 して い た頃 は割 りと た やす く彼 らに住 居 を提 供 して くれ る状 況 で あ っ た。 しか し街 づ くり と称 して、 街 並 が きれ い に な る と同時 に そ れ らの 住 宅 は姿 を消 しっ っ あ り、 最 近 で は連 帯 保 証 人 をつ け ろ、 印鑑 証 明 を持 って こ い、 保 証 人 の 分 も用 意 しろ と言 わ れ て は、 彼 らに住 宅 を借 り る こ と は不 可 能 な ので あ る。 大 都 市 に近 い ほ ど この傾 向 は顕 著 で あ る と考 え られ、 何 故 ホ ー ム レス が 増 え て な くな らな い のか、 そ れ は彼 らの 先 ず社 会生 活 の 出発 点 とな る住 宅 の 確 保 が 不 可 能 な社 会 で あ るか らで あ る。 これ は老 人 に も言 え る こ と で あ る。 これ は一 社 会 福 祉 事 務 所 の 自助 努 力 で で き る こ とで は な く、生 活 保 護 で の 対 応 はお 手 上 げ で あ る。 (2)大 部分 は住所 不 定 者 が 何 も言 わず 退 院 して しま うケ ー ス や 医療 費 の み の請 求 と言 った ケ ー スが 多 い のが 現 状 です。 (3)ホ ー ム レス に つ い て は市 民 か らの苦 情 が た えず、 市 役 所 に お い て 対 策 本 部 を お い て検 討 に か か る準 備 を して い ます。 東 京 都 に も協 力 を求 め て い くっ も りで す。 -西 日本 の福 祉 事 務 所 で-公 的 扶 助 の 縁 辺 グ ル ー プ

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密 教 文 化 (1)入 院、 入 所 以 外 を 必 要 とす るケ ー ス、 い わ ゆ るホ ー ム レス につ い て は生 活 保 護 法 で の 対 応 は困 難 で、 府 ・市 単 位 で の対 策、 例 え ば 簡 易 宿 泊 所 や 食 物 提 供 所 等 を 作 るべ きで は。 (2)一 っ の 枠 の 中 で パ タ ー ン化 せ ず、 そ の 人 に よ って ど う処 置 す れ ば よ いの か を 検 討 す べ きで あ ろ う。 (3)実 施 責 任 につ いて、 福 祉 事 務所 同士 で な す り合 い が あ る の で責 任 を 持 って 対 応 して 欲 しい。 「対 応 して て、 働 け る と判 断 し た場 合 帰 っ て 貰 う こ とが しば しば あ るの で、 後 か らも う少 し考 え て、 相 談 に 乗 って あ げ た ら な あ」 と思 う と き もあ る。 (4)救 急車 で 入 院 す る住 所 不 定者 で生 活 保 護 を受 給 す る人 の8割 以 上 が 常 習者 で、 年 に3-4回 急 迫 して保 護 を受 給 し、そ の対 応 に 苦 慮 して い る の が 実 情 で あ る。 (5)救 急 搬 送 し、治 療 後 即 失 踪。 ま た1週 間以 内 に 自 己退 院 や、 日用 品 受給 後、 即退 院 とい うケ ー スが 殆 どで あ る。泥 酔、 肝 臓 病 に よ る搬 送 が 多 く、酒 が 飲 み た い た め か。Y区 の場 合JR-S駅、J公 園 か らの 搬 送 が 多 い。 面 接 行 旅(福 祉 か ら救 急 車 を 呼 び搬 送)も あ り、*住 所 不 定 者 につ い て は居 宅保 護 は な じま な い た め敷 金 の支 給 は行 わ な い の が原 則。 (6)収 容 保 護 施 設 が無 く、病 院受 診 を契 機 と した 医療 扶 助、 入 院 と な れ ば 生 活 扶 助 も支 給。 多 く は、 「救 急 車 で 病 院 搬 入 → 緊 急 治 療 → 駅 ・公 園 等 で の路 上 生 活 」 を繰 り返 して お り収 容 保 護 施 設 が な い現 状 で は、 入 院 で も しな い 限 り行 政 と して は そ の生 活 を た ち直 せ る機 会 を確 保 す るの は非 常 に 困難 で あ る。

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(7)H市 で の対 応-(資 料)「 住 所 不 定 者 仮 住 居 事 務 取扱 要 領」 (目 的)第1条 この要 領 は、 生 活 保 護 法 第4条 第3項 及 び行 旅 病 人 及 び 行 旅 死 亡 人 取 扱 法 第1条 に定 め る急 迫 した状 況 に あ る住 所 不 定 者 に対 し、 応 急 措 置 と して仮 住 居 の提 供 及 び生 活 保 護 法 に よ る保 護 を行 い、 もっ て、 これ らの 住 所 不 定 者 を救 護 す る こ とを 目的 とす る。 (救 護 の方 法)第5条(1)仮 住居 の提 供 は、 市 が 契 約 して い る簡 易 宿 泊 所 へ 委 託 して 行 う もの とす る。(2)原 則 と して、 生 活 保 護 に よ る保 護 は 3日 間 と し、仮 住 居 の提 供 は3泊 とす る。 (措 置)第7条(1)引 き続 き急 迫 状 況 に あ る と認 め た者 につ いて は、 住 居 を確 保 す るま で の 間第5条 の救 護 を行 う もの とす る。 こ こで 問 題 に な るの は、 実 際 に は建 前 上 い ろ い ろな こ とを言 い なが らも、 現 実 は厳 しい と言 う こと で あ る。 単 身 者 で、 保 証 人 もな い場 合、 貸 して く れ る と こ ろが 皆 無 に近 い こ とと、 バ ブ ル時 代 の地 上 げ攻 勢 で、 大 都 会 ほ ど 住 宅 扶 助 の 特 別 基 準 に も収 ま る よ うな安 い住 宅 が消 え て い って い る こ と、 H市 で の仮 住 居 の 提 供 で も、事 前 に宿 泊 所 に空 き室 が あ る こ との確 認 が必 要 な こ と、 な ど、現 場 の 坤 き に も似 た苦 悩 が 伝 わ って く る。 こ の よ うに見 て く る と、 「住 所 不 定 者 」 と い わ れ る人 た ち、 そ の 多 くは、 ホ ー ム レス、 路 上 生 活 者、 屋 外 生 活 者、 野 宿 者 と い わ れ なが ら、憲 法25条 が 生 存 権 保 障 と して定 め た生 活 保 護 に よ る公 的 扶 助 で、 急 迫 保 護 を除 く と 縁 辺 グル ー プ と して しか対 応 さ れ て い な い状 況 が 浮 き彫 りに され た と言 っ て も よ い。 以 上 が、 今 回 の調 査 で 明 らか に な っ た概 要 で あ る。 「住 所 不 定 者 」 の 相 談 事 例 の 件 数 な ど は統 計 と して と らえ て な い と こ ろが 多 く、回 答 い ただ け た の は ご く一 部 で あ った。 公 的 扶 助 の 縁 辺 グ ル ー プ

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密 教 文 化 VI. (表-6)「 住 所 不 定 者 」 の相 談 事 例 は これ まで、 あ な た の 福 祉 事 務 所 管 内 で 何 件 あ りま した か。 4・ 野 宿 を 断 ち切 るた め に 一公 的扶 助 の 役 割 1)ま ず雇 用 と住 宅 の最 低 保 障 を! 表-6

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自明 の理 で あ るが、 資 本 家 で な い労 働 者 に と って、 働 くこ とが で き な け れ ば食 べ る こ とす らで きな くな る。 も し何 らか の事 情 で、 病 気 とか障 害 とか老 齢 とか で働 け な けれ ば、 そ の 時 に社 会 保 障 制 度 が支 え て くれ る こ とに な って い る。 したが って、 働 け る と きに は、 そ の働 く場 が保 障 され て い な くて はな ら な い。 最 近 の 日本 で は、 い や世 界 の あ ち こち で そ の働 く場 が 無 くて 多 くの 人 が 失 業 して い る の も事 実 で あ る。 そ して、 そ の雇 用 の場 か らまず 最 初 に排 除 さ れ る の が、 日雇労 働 者 な の で あ る。 資 本(企 業)が 必 要 とす る時 だ け使 わ れ、 い らな くな った らは い そ れ ま で、 で は、 た ま っ た もの で はな い。 した が って、 雇 用 を保 障 す る こ とが、 何 は さて お い て も国 の施 策 と して、 求 め られ る こ と は言 う まで もな い。 そ の こ とが 自 らの住 居 の確 保 に もっ な が る。 野 宿 者 の人 た ちの 多 くの行 き着 く先(行 旅 病 死)が そ の必 要 性 と緊 急 性 を物 語 って い る。 2)福 祉 事 務 所 で の対 応 を原 点 へ! 林 訴 訟 が 行 わ れ て い る名 古 屋 市 で の福 祉 事 務 所 で の 対 応 を見 て み よ う。 笹 島 地 区 を 抱 え、 「住 所 不 定 者 」 の相 談 の 取 り扱 い が 多 い 中 村 区 社 会 福 祉 事 務 所 で の 平 成4年 度 の面 接 件 数(7)は4,013、 そ の うち、 申 請 を 受 理 し た の が2,835で、 あ との1,178は 相 談 の み で お引 き取 り願 って い る。 そ して、 申 請 を 受 理 して 保 護 を 開 始 した そ の 中身 とい え ば、 笹 島 で の 聞 き取 り活 動 の報 告 で も明 らか に され て い る よ うに、 医療 扶 助 単 給 と い う形 が 多 く、月 平 均650、 最 多 は2月 の777と な って お り、 そ の場 限 りの 対応 が いか に多 い か が分 か る。 、そ して そ の根 拠 が、 前 記 報 告 書 で詳 細 に 述 べ られ て い る名 古 屋 市 の 「住 所 不 定 者 対 策 基 本 方 針 」(8)なの で あ る。 こ こで は、 体 の調 子 が 悪 く、 福 祉 に相 談 に訪 れ て も、入 院 を要 す る ほ どで な けれ ば、 「応 急 手 当 て を希 望 す る もの 」 と して 「1日 医 療 扶 助 単 給 」 で対 応 して い るか らに他 な らな い。 公 的 扶 助 の 縁 辺 グ ル ー プ

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密 教 文 化 そ の た め に生 活 で きな い こ と は無視 して い る と言 って よ い。 この こ とは、 笹 島 の数 倍 の規 模 を もっ大 阪 で の釜 ヶ崎 (あ い りん) 地 区 で の、 市 立 更 生 相 談 所 (生活 保 護 の措 置 権 を持 っ) で の対 応 を見 て み る と ,そ の傾 向 は な お顕 著 で、 平 成5年 度 で の相 談 件 数13,247(9)の うち何 らか の 保 護 決 定 の措 置 を した の が2,410僅 か18%余 りに しか な ら な い。 そ の 多 く が 「指 導 」 とい う こ とで帰 され て い る こ とか ら も、「住 所 不 定 者 」 へ の福 祉 事 務 所 で の対 応 の現 状 が 目 に見 え て く る。 したが って、 も し福 祉 事 務 所 の窓 口 で の対 応 が、 法 に基 づ い た、 適 切 な 対 応、 「住 所 不 定者 」 とい う差 別 的対 応 で な く、住 民 の 一 人 と して、 そ の 生 活 困 窮 の程 度 に応 じて、 そ の人 が 健 康 で文 化 的 な最 低 限 度 の生 活 が で き る よ う に、 惜 しみ な い援 助 を与 え る対 応 が な され て い るの で あ れ ば、 ま さ に福 祉 事 務 所 は国 民 の 最 後 の拠 り所 と して、 国 民 に頼 り に され る存 在 とな る に違 いな い。 3)生 活 保護 施 設 の 役 割! こ こで ち ょ っ と、 保 護 の 方 法 と して の 「居 宅 保 護 」 原 則 に 対 置 さ れ る 「施 設 保 護 」 の こと に触 れ て み た い。 A. 名 古 屋 植 田寮 ま ず、 こ こで も野 宿 者 の 聞 き取 りが行 わ れ た名 古 屋 の例 を 見 て み よ う。 笹 島 の あ る名 古 屋 市 に は生 活 保 護施 設 と して は、 救 護 施 設 が2ヵ 所(植 田寮 ・厚 生 院)あ る が、 更 生 施 設 と して は植 田寮 の1ヵ 所 しか な い。 救 護 施 設 の場 合、 名 古 屋 で は心 身 障 害 者 が 中心 な の で、 こ こで は、 更 生 施 設 と して の植 田寮 の場 合 を見 て み た い。 と にか く、 こ こ1ヵ 所 しか な い ので、 一 時 保 護 所 的 に 「住 所 不 定 者 の人 が 避 難 的 」 に利 用 す る施 設 とな っ て い る。

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バ ブ ル崩 壊 の始 ま った 平 成4年 度 の 資 料 で あ るが、 定 員 は100、 年 度 末 在 所 者 数 は74、 平 均 年 齢 は55-9歳 と な っ て い る。 この年 の 入 寮 者 の 月 別 推 移 を資 料 一3で 見 て み る と、11月 ま で は 月 末 在 寮 者 数 が 定 員 の半 分 近 くで あ っ た が、12月 に急 増 して い るの が分 か る。1年 間 の 入 寮 数 が275(平 成 5年 度 に は343と 増 え て い る)、 そ の うち164人(60%)が 笹 島 の あ る 中 村 区 福 祉 か らの措 置 とな って い る。 資 料-3名 古 屋 市 植 田 寮 (更 生 施 設 扱 い 分) 入 退 寮 ・理 由 別 状 況

植田寮退寮理由別

平 成4年 度 公 的 扶 助 の 縁 辺 グ ル ー プ

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密 教 文 化 傾 向 と して は、 野 宿 して い る範 囲 が 広 が り、 公 園 へ の定 住 が増 え、 身 体 の 具 合 が 悪 くな って 保 護 とな る ケ ー スが 多 くな って い るよ うで あ る。 退 寮 数 は263(平 成5年 度332)、 そ の退 寮 理 由 の うち、 「就 職 」 が99(37.6%) とい ち ば ん 多 いが、 そ の 中 身 は67件 が 日雇 とい う こ とに な って お り、 結 局 は、 仕 事 の な い 日雇 労働 市 場 に ほ う りだ され、 と どの っ ま り再 び野 宿 と い う こ と にな るの で あ る。 次 に 「入 院」 が84(31.9%)、 一 時保 護 所 の役 割 を 持 って、 い った ん 植 田寮 に入 って か ら必 要 あ れ ば病 院 へ入 院 とな る。 次 に 「事 故 退 寮 」 が27、 「無 断 退 寮 」17、 「強 制 退 寮 」4、 あ わ せ て48 (18.3%)が せ っか くの施 設 で の保 護 か ら途 中 で抜 け落 ちて しま って い る。 こ う して2割 近 くの人 が、 ま た野 宿 の道 を歩 む こ とに な る。 次 に、 「老 人 ホ ー ム」 「居 宅 保 護 」 とが それ ぞ れ12と な って い る。 植 田寮 の性 格 が先 に述 べ た よ うに、 更 生 施 設 の 中 で も緊 急 避難 的、 一一時 保 護 所 的 な面 が強 い の で (平 成5年 度 で平 均 在 寮 期 間3ヵ 月)、 在 寮 中 に 次 の行 き先 を考 え な くて は な らな い訳 で あ る。 したが って、65歳 以 上 で あ れ ば、 「老人 ホ ー ム」 へ の道 も用意 され て い る。 健康 を 回 復 し て の 就 職 退 寮 が い ち ばん 望 ま しい姿 だが、 保 護 の形 態 と して は 「居 宅 保 護 」 が い ち ば ん 望 ま しい姿 とな る。 数 年 前 か ら、病 院 を退 院 して き た人 で、 医 師 の ま だ 働 け な い と い う診 断 と、 自活 す る意 志 を本 人 が 持 ち、 そ の能 力 が あ る と認 め られ る場 合 に、 アパ ー ト(家 賃3万 以 下)を 本 人 が 探 して くれ ば、 敷 金 を福 祉 で 負 担 して 「居 宅 保 護 」 に切 り替 えて い る もの が 出 て きて い る。 や れ ば で き る!や って い るの で あ る。 この こ と は非 常 に教 訓 的 で 大 事 な こ と だ と い って も よ い。 野 宿 を 余 儀 無 くされ て い る人 に、 と りあ え ず、 緊 急 に 植 田 寮 の よ う な一 時 保 護 所 的 施 設 に入 って 貰 う。 そ して、 そ こで 一 息 っ い て も らい、 次 め ス テ ップを 考 え る。 必 要 で あれ ば アパ ー トに 入 って 貰 って 生 活 保護 で 生 活 で き る よ う にす る。 この 「居 宅 保 護 」 へ の道 を 太 くス ム ー スに す れ ば 良 い の で あ る。

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B. 東 京 都 特 別 区人 事 ・厚 生 事 務 組 合 生 活 相 談 一 時 保 護 所 こ の こ と は東 京 で も同 じ こ とが言 え る。 東 京23区 で は、 特 別 区 人 事 ・厚 生 事 務 組 合 の 「生 活 相 談 一 時 保 護 所 」 が 上 野 公 園 の横 に あ る。 や は り生 活 保 護 の 更 生 施 設 で あ る。23区 は こ こ に集 約 され る。 この 上 野 の 一 時 保 護所 を経 由 して、3っ の、95年4月 か ら もう1っ 増 え た ので、4っ の更 生 施 設 へ振 り分 け られ る。 しか し、 こ こで も定 員 が 僅 か100、 大 東 京 で、 これ で は、 東 大 に入 る よ り難 しい狭 き門!で あ る。 表1年 度別入退所状況 *前 年比増えたの は、更生施設 に老人 ホーム待機者が滞留 して いたのを、新宿 問題 な どの対応 と して ホームへ動か した ため、 その空 きが出来た ので。 表2 入所原因 別 資料 出所: 東 京都特 別区人事 ・厚生事務組合生活相談一時保護事業実績 (H. 7) 公 的 扶 助 の 縁 辺 グ ル ! プ

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密 教 文 化 せ っか くの施 設 な の に、 平 成6年 度 で入 所 で き たの が342、 一 方、 問 い 合 わせ で、 満 員 を 理 由 に入 所 を 断 られ た の が1,283、 こ れ で は、 多 く の 人 が 路 上 で生 活 して待 た ざ る を 得 な い こ と に な る の も 当 然 と 言 って も よ い。 表-1図

一時保護所入所原因別

平 成6年 度 表-2図

入所直前の住宅状況

平成6年 度

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C. 大 阪 市 立 更 生 相 談 所 大 阪 の場 合 は、 「釜 ヶ崎」 の地 区 内 にあ る市 立 更 生 相 談 所 が 生 活 保 護 の 措 置 権 を持 って い る ので、 保 護 決 定 の際 直 接 一 定 の振 り分 け を行 う こ とが 出来 る。 入 院 を要 す る場 合 は受 入 れ 病 院 に即 刻 入 院 を させ、 ど の施 設 に入 れ るか は、 と りあえ ず 更 生 相 談 所 一 時 保 護 所 に緊 急 保 護 を行 い、 そ こで あ らた め て 振 り分 け る こ と にな る。 こ こ の一 時 保 護 所 の定 員 は140、 東 京 や 名 古 屋 よ り定 員 が4割 多 い だ け で、1年 間 の入 所 件 数 は平 成6年 度 で950件、 東 京 の6年 度 の入 所 数342に 比 べ る と3倍 近 くに な る。 東 京 ・名 古 屋 と大 阪 の 違 い は、 名 古 屋 は更 生 施 設 が 植 田 寮 だ けで あ る こ と、東 京 は4ヵ 所 (女 子 施 設 を 除 く) あ る が、 そ の定 員 は一 時 保 護 所 を 除 く と僅 か310(H. 6)し か な く、 「施 設 の空 きが無 く、退 所 者 が で な い限 り新 規 入 所 者 もな い状況 」 で、 一 時 保 護 所 の在 所 期 間 が平 均4ヵ 月 と長 く な って い る こ とな ど によ る もの と思 わ れ る。 図5-一 時保 護 所 入 退 所状 況 (平成6年 度) 入 所 経 路 大阪市立更生相談所 事業概要H. 7年版より 図6- 恨 所 理 由 公 的 扶 助 の 縁 辺 グ ル ー プ

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密 教 文 化 こ う して み る と、 施 設 の増 設、 定 員 の 拡 大 な ど を図 って、 居 宅 保 護 へ の 切 り替 え や、 施 設 へ の措 置 が ス ム ー ス に行 くよ う にす れ ば、 経 過 施 設 と し て の一 時 保 護 所 の役 割 が、 十 二 分 に発 揮 で き、 多 くの 人達 が野 宿 をせ ず に、 「住 所 不 定 」 に な らず に済 む の で は なか ろ うか。 5.ま と め 日本 の経 済 発展 を 縁 の 下 で支 え て きた多 くの若 き 日雇労 働 者 が、 い まや 高齢 化 し、バ ブル 崩壊 後 の 不況 の荒 波 に投 げ 出 され て い る。 日雇 労 働 者 に と って は命 の綱 で あ る就 労 の場 か ら排 除 さ れ、 い ま、 大 都 市 の 片 隅 で 幾 千 もの労 働 者 達 が、 青 カ ン(野 宿)を 余 儀 な くさ れ て い る!憲 法25条 の理 念 に基 づ い た公 的扶 助 は何 処 へ?!と 叫 び た い現 状 が そ こに あ る。 「住 所 不 定 者 」 一 般 に対 す る公 的 扶 助 の対 応 が、 生 活 保 護 の 実施 機 関 で あ る そ れ ぞ れ の福 祉 事 務 所 で そ の対 応 に ど の よ うな差 異 を き た して い るの か、 ア ンケ ー ト調 査 で 明 らか に な っ た こ と、 そ して、 そ の よ うな対 応 が も た らし て い る結 果 を直 視 し原 点 に立 ち返 る こ とが、 い ま の生 活 保 護 行 政 に 求 め られ て い る の で は な い だ ろ うか。 概 略 的 に言 え ば、 ドヤ(簡 易宿 泊 所)を 抱 え て る地 域 にお い て は、 東 の 山 谷 や 寿 で は ドヤで の 「居 宅 保 護」 が 認 め られ、 西 の 釜 ヶ崎 で は 「ドヤ」 を 「居 宅 」 と は認 め ず、 保 護 施設 へ の 「収 容保 護 」 を 原 則 と した対 応 が な され て い る こ と はす で に報 告(10)した とお りで あ る。 そ れ 以 外 の地 域 で は、 た とえ生 活 が 困 窮 して いて も、 「住 所 不 定 」 を 理 由 に、 あ る い は労 働 能 力 が あ る と言 う こ とで、 対 応 を拒 否 して い る と こ ろが見 受 け られ る。 こ う して み る と、東 京 ・横 浜 で は見 か け は生 活 保 護 法 の原 則 的 な立 場 を 取 って い るか の よ うに見 え るが、 現 状 は必 ず し もそ うで は な い こ とが、 野 宿 者 の数 の増 大、 法 外 援 助 の膨 脹、 が そ の こ とを如 実 に物 語 って い る。 一 方、 生 活 保 護 施 設 一更 生 施 設 ・救 護 施 設 一 で の 「収 容 保護」 の状況 も、

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「収 容 保 護 」 を 原 則 と して い る大 阪 で は、 高 齢 化 の 進 展 と あ い ま って 保 護 を 必要 とす る人 が 増 え る に したが って、 や む を え ず、 定 員 を超 え た 収容 を す す め施 設 の拡 大 を迫 られ て い る もの の、 そ こか ら先 の手 が打 た れ な い現 状 が あ るの も事 実 で あ る。 この よ うに、 高 齢 化 の進 展 と バ ブ ル崩 壊 後 の不 況 の深 ま りが、 被 救 憧 層 の急 速 な増 大 を もた ら し、「東 」 で の ドヤ で の 居 宅 保 護 の 限 界、 「西 」 で の 施 設 保 護 の 限 界、 と、 東 西 と もに、 ドヤ 街 を 中 心 と した公 的扶 助 の あ り 方 の 転 換 が 迫 られ て い る。 そ れ ぞ れ の対 応 の 限界 が、 い ま、 あ らた に幾 千 も の 野 宿 者 (ホ ー ム レス)を 生 み 出 し、 路 上 で 死 ん で ゆ く行 旅 死 亡 人 を増 や し、路 上 か ら救 急 で運 ば れ る 行 旅 病 人 の増 大 を もた ら して い る。左 の 表 は大 阪 市 内 で の行 旅 病 人 が 救 急 で 職 権 保 護 され て い る状 況 で あ る。 倒 れ て、 動 け な くな って か ら で は、 遅 す ぎ る。 故 郷 を 離 れ、 家 族 や会 社 の絆 を失 って、 根 無 し草 の よ うに漂 い、 不 安 定 就 業 層 と して 日雇 い 大阪市福祉事 務所別 生活保護 職権保護実 施状 況 (平成6年 度) 大阪市民生局統計月報よ り作成 公 的 扶 助 の 縁 辺 グ ルー フ

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密 教 文 化 労働 に従 事 し、 ドヤ街 や 飯 場 で 生 活 を して い る人 た ち。 そ して、 そ の 日雇 い の 仕 事 が 無 くな れ ば、 頼 りの 現 金 収 入 も途絶 え、 寝 る と こ ろす ら失 う人 た ち が 身 を寄 せ あ って い る大 都市 で の 「寄 せ 場」、そ こで の社 会 保 障、 社 会 福 祉 の貧 困 を告 発 して い るの で はな い だ ろ うか。 阪神 ・淡 路 大 震 災 で、 家 を失 った30万 余 の人 た ち の、 避難 所 で の生 活 の 有 りよ う は、「住 ま い」 が 福 祉 の、 人 権 の基 本 的 な土 台 で あ る こ と を、 私 た ち に あ らた め て教 え て い る。 「住 所 不 定 者 」 が あ って は な らな い し、 い や、 許 して は な らな い の が、 憲 法25条 を具 現 しよ う と して い る生 活 保 護 法 で は な い だ ろ うか。 これ ま で も、 そ の よ うな立 場 に た って、 努 力 して き た ワ ー カ ー が い る こ とは、 決 して 出来 な い ことで は な い こ とを物 語 って い る。 野 宿 を余 儀 な くされ な い よ うにす る た め に! 少 し先 が 見 え て き たで あ ろ うか。 道 は あ る ので あ る。 しか も天 下 の公 道 で あ る。 まず 仕 事 の 問 題、 雇 用 の 最 低 保 障 を考 え る こ と。 そ して、 必 要 が あ れ ば、 そ の必 要 と程 度 に応 じて 生 活 保 護 で 対 応 す る こ と。 必 要 が あれ ば 臨 時 的 に一 時 保 護 所 的 な施 設 や 住 宅 扶 助 の 緊 急 的 対 応 と し て の 宿 所 提 供 施 設 な どを 増 や し、 と りあえ ず 緊 急 保 護 を した 上 で 「居 宅 保 護 」 へ の 道 を っ くる こ と。 また そ の た めの 住 宅 施 策 も必要 で あ る。 そ して い ま、 そ れ ぞ れ が、 そ の 必 要 に迫 られ て い る。 差 し迫 って い るの で あ る!

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注 (1)い の ち と権 利 を守 れ!林 訴 訟 「資料 集(1)」96.9い の ち と権 利 を 守 れ! 林 訴 訟 を支 え る会 発 行 (2)「 名 古 屋<笹 島〉 野 宿 者 聞 き取 り報 告 書 」95.10〈 笹 島 〉 の現 状 を 明 らか に す る会 発 行 (3)「 前 記 報 告 書(注2)110ペ ー ジ 表4-1」 (4)「 前 記 報 告 書(注2)96ペ ー ジ 図3-9」 (5)調 査 対 象 福 祉 事 務 所 の選 定 につ い て 「選 定 基 準 」 1)「 生 活 保 護 動 態 調 査 」 の中 で 生 活 保 護 廃 止 の主 な 理 由 が 「失 踪 」 と な っ て い る件 数 の 多 い府 県 ・指 定 都 市 ・ 「失 踪 」 件 数-93年9月-東 京: 321 大 阪: 203 横 浜 市: 35 川 崎 市: 82 大 阪 府: 75 埼 玉: 36 京 都 市: 35 神 戸 市: 24 兵 庫: 15 広 島 市: 14 北 九 州 市: 14 名 古 屋 市: 13 神 奈 川: 12 千 葉: 10 2)「 生 活 保 護 動 態 調 査 」 の 中 で生 活 保護 廃 止 の主 な 理 由 が 「死 亡 」 と な って い る件 数 の多 い府 県 ・指 定 都 市。 「死 亡 」 件 数-93年9月-東 京: 214 大 阪 市: 124 大 阪府: 85 横 浜 市: 60 福 岡: 55 北 海 道: 53 京 都 市: 52 名 古 屋 市: 49 神 戸 市: 48 兵 庫: 39 福 岡市: 30埼 玉: 28 川 崎 市: 26 神 奈 川: 24 北 九 州 市: 22 3)社 会 福 祉 行 政 業 務 報 告 」 の 中 で1ヵ 月 平 均 の生 活 保 護 扶 助 人 員 で、 葬 祭 扶 助 の件 数 が 多 い府 県 ・指 定 都 市。 「葬 祭 扶 助 」 件 数-93年 度-東 京: 165 大 阪 市: 139 大 阪 府: 69 福 岡: 66 京 都 市: 52 川 崎 市: 48 神 戸 市: 37 福 岡 市: 36 北 九 州 市: 33 札 幌130 千 葉 市: 29 北 海 道: 28 兵 庫: 20 名 古 屋市: 18 埼 玉: 16 神 奈 川: 15 (横浜 市: 4) 2. 上 記 に挙 げ た府 県 ・指 定 都 市 の な か で、 主 に 「失 踪 」 件 数 の多 い福 祉 事 務 所 を 調 査 先 と し、 ア ンケ ー トを送 付 ・手 渡 す。 下 線 の 分 が 回 答 の あ っ た と こ ろ。 乏斜体分 断 りの 回答 所。 東 京 都 一台 東 区 ・新 宿 区 ・荒 川 区 ・墨 田 区 ・葛 飾 西 ・江 戸 川 区 ・品 川 区 ・江 東 区 ・豊 島西 ・渋 谷 区 ・港 区 ・町 田 市 埼 玉 県 一川 越 市 ・川 口市 ・ 静初 市 ・大 宮市 千 葉 県 一市 川 市 ・船 橋 市 横 浜 市 一 中区 ・鶴 見 区 ・南 区 ・西 区 川 崎 市 一川 崎 区 ・幸 区 ・中原 区 公 的 扶 助 の 縁 辺 グ ル ー プ

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密 教 文 化 名古 屋市-中村 区 京 都市-伏 見 ・左 京 ・右京 ・下京 ・南 ・醍 醐 滋 賀県 研大 津 市 大 阪市-西 或区 ・住 吉 区 ・平 野 区 ・渡速 区 ・東住 吉区 ・北 区 ・東 陀 功区 ・港 区 ・ 此 花 区 ・淀 川 区 ・阿倍 野 区 ・住 之 江 区 大 阪府 一堺 市(堺 ・北 ・泉 北 ・東)鳳 ・豊 中市 ・吹 田市 ・門 真 市 ・東 大 阪 市 西 ・枚 方 市 神 戸 市-兵 庫 区 ・中 央 区 ・長 田 区 ・酉 区 兵 庫 県-宝 塚 市 ・西 宮 市 岡 山市-中 央 広 島市-中 区 北 九 州 市-八 幡西 区 ・小 倉 北 区 福 岡 市-東 区 ・中 央 区 ・博 多 区 (6) 岩 田正 美 「戦 後 社 会 福 祉 の展 開 と大 都 市 最 低 辺 」147ペ ー ジ。 ミネ ル ヴ ァ書 房、1995。 (7) 名 古 屋 市 民 生 局 厚 生 部 保 護 課 「生 活 保 護 統 計 」 平 成4年 度 (8)「 前 記 報 告 書(注2)215ペ ー ジ」 (9) 大 阪 市 立 更 生 相 談 所 「事 業 統 計 集-平 成6年 版 」 (10) 上 畑 恵 宣 「ドヤ街 にお け る公 的 扶 助-東 西 比 較 論-」 高 野 山 大 学 密 教 文 化 192号H. 7. 11 〈 キ ー ワ ー ド〉 公 的 扶 助、 「住 宅 不 定 者 」、福 祉 事 務 所

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