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発達障害児の相互交渉援助場面に及ぼす音楽の効果 [ PDF

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Academic year: 2021

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(1)発達障害児の相互交渉援助場面に及ぼす音楽の効果 キーワード:発達障害児,セラピスト,相互交渉,音楽 人間共生システム専攻 2HE02032G 黒山 竜太. 第一章 問題と目的. によって,相互的やりとりが行なわれ,自発的行動が活発. Ⅰ.発達障害児のコミュニケーション援助と情動的共有. になったことを示している。. 現在,自閉症や知的障害を抱え日常生活場面で最も支障. 他にも発達障害児へ音楽を適用した研究は音楽療法に限. をきたすコミュニケーションの側面に注目されることによ. らず広く見られるが,障害児への音楽の効果についての実. り, 「コミュニケーション障害」と一括して呼ばれることが. 証的研究は少ない。また,それを関係性の側面に注目して. 多くなってきた(渡部,1996)と言われる。しかし,セラ. 行われている研究はほとんど見当たらない。. ピストが自閉症児との「関係性」をどのように捉えている. 黒山・針塚(2003)は発達障害児のコミュニケーション. かについて西山(1999)の調査によると, 「関係性」の構成. 行動と音楽の関連について実験を行い,定義された活動的. 因子の中でも《相互作用・自発性》と《 「私」との結びつき》. 音楽がセラピストに対する模倣運動,及び遊びの継続を促. において,困難さを感じやすいことを示唆している。この. 進することを明らかにした。また,これをより詳細に検討. ように発達障害児のコミュニケーション困難は 2 者の関係. するためには,相互交渉的側面に注目する必要があると考. 性を含んだ問題である。伊藤(1993)は,コミュニケーシ. えられる。. ョン障害児について,対人的・社会的発展性がかけること. Ⅲ.本研究の目的. が最も大きな原因ではないかということを指摘し,情動的. ①発達障害児の援助場面において,セラピストへの音楽の. 交流遊び(くすぐりや揺さぶり遊びなど)を通して特定の. 影響も考慮し,遊びを通した発達障害児とそのセラピスト. 他者との間に愛着あるいは信頼関係が形成されることが重. との相互交渉場面における音楽の効果を実証的に検討する。. 要であるとしている。また三宅(2000)は,2 者のつなが. ②臨床現場での音楽の効果についての事例的検討を行う。. りが互いに「楽しい」 「面白い」といった快的情動を共感す. 以上において,発達障害児の相互交渉援助に及ぼす音楽. ることで,情動の共有が生まれ,この経験の積み重ねが他. の効果について包括的に捉えることを目的とする。. 者への愛着を生み,快的情動のやりとりへと導かれ,深ま っていくとしている。コミュニケーションに困難をもつ子. 第二章 発達障害児とセラピストとの相互交渉に及ぼ. どもへの情動的な遊びの適用は,子どものもつ対人コミュ. す音楽の効果についての実証的検討. ニケーション欲求を促すのに効果的であるといえる。. 目的 発達障害児とセラピストとの相互交渉場面において,. Ⅱ.音楽を用いることの有効性について. 発達障害児の相互交渉行動の出現頻度,及び対象児との相 互交渉に対するセラピストの意識性のあり方について,音. ところで,発達障害児を中心とした療育場面では,頻繁 に音楽が用いられている。ニ俣(1998)は,発達障害児へ. 楽が及ぼす効果を実証的に検討する。. の療法における音楽の意義として,身体活動の誘いやすさ,. 方法 対象)対人コミュニケーションに困難を抱え,療育. 身体運動の調整,コミュニケーション,障害の有無に関わ. 機関に通う就学前の幼児 18 名(男児 12 名,女児 6 名,. らない共有活動の作りやすさなどを挙げており,音楽は子. CA3:10∼6:5,精神発達遅滞,自閉症,PDD,LD,ADHD,. どもとのコミュニケーションを豊かなものにする上で非常. てんかんなど)と,対象児それぞれの担当セラピスト 18 名。. に重要な手がかりになると考えられる。一方,音楽のリズ. 手続き)実験はペアごとの一対一セッション,1 ペアに対し. ム研究において Gabrielsson(1986)は,音楽のリズムに. 3 条件(活動的音楽,静的音楽の提示条件,及び音楽非提示. は構造的側面,運動的側面,感情的側面があることを示し,. 条件)を提示した。1 条件につき 4 分間で,全条件とも前. 身体運動の誘発や,気持ちへの変化を与えると述べている. 半 2 分は自由に関わってもらい,後半 2 分間で事前に各セ. ことから,音楽リズムの運動的側面や感情的側面に対する. ラピストと協議して決定した遊びを行ってもらった。また,. 誘発性が,発達障害児の情動を活性化し,コミュニケーシ. 各条件の終了後セラピストには評価尺度に答えてもらった。. ョン欲求を促すことが考えられる。例えば中山・小林(2000). 評価尺度)発達障害児との対人相互交渉におけるセラピス. は,個別療育における重度・重複障害幼児への音楽の適用. トの意識性を捉えるため,瀬島(1998)を参考に「セラピ. 1.

(2) ストの相互交渉に対する意識性」尺度を作成した(Table1. Table1 セラピストの相互交渉についての意識性尺度(一部抜粋). に一部抜粋) 。. カテゴリ. データの処理)子どもの相互交渉行動については,実験の. Clへの注 意喚起. 後半 2 分間を対象とし,竹田・里見(1993)を参考に定義. 意図の明 確化・具 体化. した相互交渉行動カテゴリー,及び決定した活動への積極 的参加の度合いを, 1/0 サンプリング法によって数量化. Clの行動 への理解. した(Table2) 。また,セラピストへの評価尺度をカテゴリ ーごとに合計した。. Thの快的 情動. また,石井ら(1989)を参考にし,相互交渉水準につい ての基準を設定し上位 9 名,下位 9 名に分類した。さらに, 身体運動のダイナミクスに質的差異が見られたため,活動. カテゴリ. を立って行うか座って行うかで 2 群に分類し,それぞれ立. Thへの応 答. 群,座群とした(Table3) 。. Thへの注 意喚起. 結果と考察 以下,活動的音楽提示条件=A 条件,静的音 楽提示条件=S 条件,音楽非提示条件=N 条件とする。. Thへの意 図伝達. 評定された対象児の相互交渉行動について,行動カテゴ リーごとに3要因〔相互交渉水準(2水準)×活動タイプ. Clの快的 情動. (2水準)×音楽提示条件(3水準) 〕混合計画による分散. 「子どもに対するThの意図」尺度 項目 子どもの方を見ながら声かけするようにした 身振りを使って子どもの注意をひきつけるようにした 子どもの注意を向けたいものへ指差しをするようにした 大きな動きで意図を示すようにした 分かりやすい言葉を使うようにした 子どもの体に触れて意図を伝えるようにした 子どもが提案してきた遊びに乗れた 子どもが何を要求してきたか分かった 子どもがどのような気持ちでいるのかが推測できた 楽しい感じがした 気持ちが高揚する感じがした 安心した感じがした 「子どもに対するThの認知」尺度 項目 声かけするとあなたの方を向いた あなたの言葉を真似してきた あなたの動きに合わせてきた あなたを声を出して呼んだ あなたの方を向いて身振りを行なってきた あなたを見ながら自分の見たいものを指差してきた 子どもがあなたに何かを求めようと指差しをしてきた あなたに身体接触を求めてきた あなたに遊びを誘いかけてきた 楽しんでいると思った 気持ちが高揚していると思った 安心していると思った. 「2者関係に対するThの認知」尺度 項目 2人で自然に遊べる感じがあった 一体感 一緒にいられる感じがあった 遊びを共有している感じがあった やりとり 互いの意図がかみ合っている感じがあった 2人で1つの活動にじっくり取り組めた感じがあった 感 やりとりが続く感じがあった. 分析を行った。. カテゴリ. その結果,A 条件・N 条件で立群が座群よりも応答行動 が多く,座群において S 条件が N 条件よりも応答行動が多 いことが示された(Fig.1) 。このことから,立って行うよう な活動の方が子どもはより応答行動を行うが,静的音楽が あると座って行うような活動において子どもの応答行動を 促進することが示された。また,活動への積極的関与は S. Table2 サンプリングされた行動と操作的定義 カテゴリー 操作的定義 目じりが下がり,口の両端が上方に向かって引 笑顔 き上がる行動 視線 相手の目,顔や身体の一部を見る行動 注意喚起 相手の注意をひきつける行動・言葉かけ 相手からの要求に応えるときに用いた行動・言 応答 葉かけ. 条件において最も少なかった(Fig.2) 。これらのことから, 遊びのタイプによって音楽の与える影響は異なることが示 唆された。 また,セラピストの主観的体験評定に及ぼす音楽の効果 ついて 3 要因分散分析を行った。その結果,子どもに対す るセラピストの意図の明確化・具体化は,A 条件にて相互 交渉水準の低い子どもに対してより多く行われ,H 群では. 接近. 相手に対して接近する行動. 活動への積極 的関与. 提示されている活動に積極的に取り組む行動. A 条件は他条件よりも有意に少ないことがわかった (Fig.3) 。 このことから,活動的音楽があると,セラピストは相互交. Table3 活動タイプの内訳. 渉水準の低い子どもには意図が伝えやすいと感じられ,水. セラピストによって選択された活動内容. 準の高い子どもには意図伝達に工夫が必要とされないくら い一体感のような感じを受けていたことが示唆された。 さらに,L 群において S 条件よりも A 条件・N 条件がセ ラピストの快的情動を活性化させることが示されたことよ り (Fig.4) , 相互交渉水準の低い子どもの担当セラピストは, 自分が担当している子どもが発達的により幼いと,静的音 楽のイメージを情動的に受けやすくなることが示唆された。. 2. 人数. ・ラージボールのやりとり(2名) ・ラージボールの上で子どもがジャンプする(2名) ・ラージボールに子どもを乗せて揺らす ・子どもをだっこして揺らす ・さいころクッションを使った働きかけ 立 ・さいころクッションの振り合い+数字読み 群 ・じゃんけん+子どもを振り回す ・すもう ・トランポリンを一緒に跳ぶ+おいかけっこ ・一緒に走る ・ボールを使って追いかけっこ. 13. ・ぎっこんばったん ・ブロック遊び 座 ・シーソー 群 ・すごろく ・工作. 5.

(3) 思われる。 9 8. 第三章 発達障害児へのセラピーにおける音楽の適用. ***. 7. 効果についての事例的検討. 立群 座群. **. *. 6 5. 第 1 節 障害児療育グループセラピストの音楽に対する 意識性の調査. 4 3. A条件. S条件. N条件. Fig1. 子どもの応答行動. 目的 グループ活動における①課題と音楽との関連,及び. * …p<.05 * * …p<.01 * * * …p<.001. ②療育場面全般についての音楽の効果についてセラピスト の意識性を調査する。 方法 発達障害児療育グループに携わるセラピスト 14 名. 7.5 7 6.5 6 5.5 5 4.5 4. に対し,継続的にグループで行われている代表的な課題に. **. *. ついて,音楽の効果を尋ねた。また,その他の課題施行場 面や自由遊び場面について,音楽の効果を尋ねた。 結果と考察 14 名の回答より,①歌遊び課題においては, 歌という音楽による快的情動の活性化が主な音楽の効果で. A条件. S条件. N条件. Fig.2 子どもの積極的関与. あったのに対し,音楽を BGM 的な要素として用いた課題. * …p<.05 * * …p<.01. では,場面理解の援助やルールの明確化といった,認知的 な課題遂行に対する効果として意識されていることが示唆 された。またセラピストは,子どもが皆と一体感をもつこ. 6.5. とや自己表現を行うことといった,課題ごとのねらいに応. 6 5.5. ***. 5. *. 4.5. じて音楽が効果的であると感じることが多かった。そして. H群 L群. 音楽の意義は,担当セラピスト及びクライエントの音楽に 対する嗜好性,及び 2 者のかかわりにどう利用するかとい. *. 4. う意識性の強さについての個人差に拠るところが大きいこ. 3.5. とが推察された。. * …p<.05 * * * …p<.001 Fig.3 セラピストの意図の明確化・ 具体化 A条件. S条件. N条件. ②また,臨床場面全般における音楽の効果についての記 述を分類した結果,7 カテゴリーが挙げられた(Table4) 。. 5.5. このことから,音楽はクライエントの情動の活性化といっ H群. 5. た個人内の効果から,グループ全体における対人相互交渉. L群. 4.5 4. につなげる効果まで,幅広い領域をカバーしていることが. *. *. 示唆された。本調査対象のように主に対人関係を主訴とす るクライエントの集団療育において,子どもたちのコミュ. 3.5. A条件. S条件. ニケーション援助への音楽の補助的な役割が示唆された。. N条件. Fig.4 セラピストの快的情動. * …p<.05 Table4 セラピストの感じている音楽の効果. また,対象児の行動評定の結果とセラピストの意識性評 定の結果を総合して相互交渉的側面から考察すると,音楽 の効果は,対象児についてはセラピストへの応答行動,セ. カテゴリ. 感想例. 情動の活性化・ イメージの伝達 子どもの注意喚 起・継続 ルール伝達・明 確化・理解促進. 音楽があると楽しくなる,落ち着いた歌があ るとクールダウンになる 音楽があると注意が向きやすい,動作の切り 替えの合図になる 今何をやっているかがわかりやすい,課題の 始めと終わりが明確に伝わる 共に参加している感じが持てる,一緒に音楽 に合わせることで関わりやすくなる. ラピストについては対象児への働きかけへの意識に特に関. 一体感. 連が見られ,セラピスト始発の相互交渉に音楽が関与して. グループの雰囲 気作り・参加補 助 子どもの自己表 現補助 日常への般化補 助. いる可能性が考えられた。音楽があることによってセラピ ストはそれを利用しながら子どもへの関わりを促進させ, 子どもにとっても応答しやすい状況を作り出すことは,発 達障害児との相互交渉促進にとって有意義な効果であると. 3. 音楽があることで落ち着いていられる,主体 的に動く感じを味わいやすい 音楽があると前に出て発表しやすい 家に帰ってもグループの課題を行っている.

(4) 第 2 節 音楽の事例的適用についての一考察. 考察 本事例に対する音楽活動セッションにより,音楽の. 目的 筆者が発達障害児に対して音楽を用いたプレイセラ. 効果として以下のプロセスが見られた。すなわち,①課題. ピーを継続して行った 1 事例について,クライエント(以. は成立しないが音楽そのものの影響力が強い段階→②音楽. 下 Cl)及びセラピスト(以下 Th)の変化を記述し,音楽の. と課題とが結びつくことで,課題の見通しがつく段階→③. 有無における違い,セッション間における違いから音楽の. セラピストとの快的情動を伴う一体感,その中での相互交. 効果について検討する。. 渉が可能となり,音楽は背景的な位置づけへと変化する段. 事例の概要 12 歳男児,IQ(田中ビネー式)30 程度。多. 階,が考えられる。. 動で注意散漫,物事の概念的理解が乏しく先の見通しが立. また,Th が音楽を利用するという視点を重要視したこと. たず,一方的な要求が多い。他者に合わせることが難しく,. も大きな要因であり,音楽の性質に合わせた課題の提示,. 柔軟なやりとりができない。. 一貫した態度,音楽のリズムやテンポを活動の始発や継続. 方針 1 対 1 でじっくりかかわる場を提供する中で,Th の. の合図として用いることなどの工夫を行うことによって,. 伝達意図を明確にし Cl の場面理解を促すとともに,一緒に. Cl の課題理解を援助し,共に積極的に課題を楽しみながら. できるという共有体験を与え,Th との一体感,及び柔軟な. 行うことができるようになったものと考えられる。. やりとりをねらう。 手続き 本 Cl に対し,両手をつなぎ向かい合ってジャンプ. 第四章 総合考察. する課題,及び向かい合って座った体勢でのギッコンバッ. 本研究において明らかになった,臨床場面での音楽の効. タン課題を提示し,その場面に活動的音楽及び静的音楽を. 果について,以下にまとめる。. 提示した。提示する音楽によって課題を統一し,活動的音. ①音楽そのものの高い影響力…注意の統制,情動的反応の. 楽の提示時にはジャンプを,静的音楽の提示時にはギッコ. 随伴を第一に引き出す効果. ンバッタンを提示するようにした。また,Cl の様子をみて. ②音楽に沿ったセラピストの課題提示のしやすさ…クライ. 適宜提示音楽を切り替えるようにした。. エントにセラピストの意図がより明確に伝わり,クライエ. 経過 Table5 に示す。. ントからも応答がしやすくなる効果. 場面 音楽なし 1 活動的音 回 楽提示 目 静的音楽 提示 音楽なし 2 活動的音 回 楽提示 目 静的音楽 提示. 3 回 目. 4 回 目. Table5 セッションの経過 クライエントの様子 セラピストの体験 活動の提示があい 全く提示する課題に応じない まいで,Clはほと 興奮してThの提示に応じない んど活動に応じる 感じがせずやりと 音楽のイメージから,セッ り感がない。課題 ションが終わりと感じてしま 提示の一貫性の必 う 要を感じる。 ギッコンバッタンには応じて 静的音楽によるCl の応じやすさを感 くるが,すぐに嫌がる 課題に応じてくるがタイミン じる。言語指示だ グが合わずにやりとりが切れ けでなく,身体に よるモデル提示の てしまう 必要,活動的音楽 興奮がおさまり,課題にしば のリズムに合わせ らく応じることができるが, た身体運動の提示 我慢して取り組んでいた様子 の必要を感じる。. ③音楽提示の反復による先の見通しのつけやすさ・活動の 共有のしやすさ…音楽がない状況においても活動を般化さ せやすく,クライエントの積極的関与を促進する効果 また,音楽をひとつの媒介と捉え,セラピストが積極的 に意識し利用することによって,音楽が子どもとセラピス トとをつなぐ補助的役割として期待できる要因となること が示唆された。 これらより,音楽には一面的に捉えられる効果だけでな く,それに携わる人間の意識性に応じてさまざまな意義を 持ち,また継続的に用いることによっても相互交渉のさま. ジャンプ課題にも応じてくる 音楽なし が単発的で,すぐに嫌がるよ 音楽を提示した場 面で,Clの課題に うになる 対する肯定的な態 課題中に笑顔が見られるよう 度を感じる。音楽 活動的音 になる。課題を継続すること の切り替えを頻繁 楽提示 は難しいが,何度もやり直す に行い,課題に長 ことができる い時間取り組め Clが非常に落ちつくことがで る。音楽のトーン 静的音楽 き,Clの方から積極的に課題 やリズムを強く意 提示 に応じてくる様子が見られる 識する。 ようになる 課題を一緒に行え Thに合わせて課題に応じる 音楽なし が,ほどなくすると飽きてし る感じを強く味わ い,Th自身も活動 まい注意がそれる 積極的に課題を楽しみ,Thの を楽しむ感じを持 活動的音 てる。音楽より 繰り返しの提示に何度も応じ 楽提示 も,Clと活動を楽 られる じっくりと課題に応じ,その しむことの方が強 静的音楽 中で笑顔が見られるようにな く意識されるよう 提示 になる。 る. ざまな位相に対して深く関与しうるものであることが示唆 された。 主要引用参考文献 伊藤良子(1993) :発達障害児における遊びの発達的意義 特殊教育研究施設報告 42,95-105 三宅康将(2000) :情動的交流遊びを通したコミュニケーシ ョンの発達−発達障害児の事例研究より− 特殊教育研 究施設 研究生研究報告 3,1-7 松井紀和(1998) :日野原重明(監修) 標準 音楽療法入 門 上巻 理論編 春秋社. 4.

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参照

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