• 検索結果がありません。

英 語 ) コ ー ス 指 導 教 員 山 森 直 人

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "英 語 ) コ ー ス 指 導 教 員 山 森 直 人"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

A Study of Possible Relationship between Elementary School English Activities  and Junior High School English Education 

教 科 ・ 領 域 教 育 専 攻 一 三五:sz

E ロ ロ ヌh 英 語 ) コ ー ス 指 導 教 員 山 森 直 人

里子中

1.研究の目的 困難な状況を感じている。本研究では、この 小学校と中学校の学校英語教育文化の違い 原因を「校種聞における英語教育文化の違しリ を明らかにし小学校の英語活動と中学校の に求めた口

英語科教育の連携のあり方を追究すること目 そこで、第3章では、学校に存在している 的とする。 r文化」についての先行研究を概観し、学校 文化を、マクロレベル、ミドルレベル、ミク 2.論文の概要 ロレベルの 3段階に設定した。さらに、「学

本論では、まず第一章で研究目的と研究意 校組織文化Jについて概観した。そして、「学 義を述べた。新学習指導要領が公示された今 校文化J と「学校組織文化」を英語教育に当 日、小学校英語活動と中学校英語教育の連携 てはめ、英語教育内における文化の位置づけ に関する問題は理念レベルで、解決したと考え を設定した。一般的に英語教育の中で共有さ られる。しかし、今も連携問題について議論 れた価値観や行動様式を「学校英語教育文化J されている理由を、文化面での連携の観点が と置き、一般的に小学校および中学校の英語 見落とされていると考えた。そこで、小学校 教育の中で共有された価値観や行動様式を と中学校の学校英語教育文化の違いを明らか 「小学校英語教育文化」および「中学校英語 にし,小学校の英語活動と中学校の英語科教教育文化」とし、そして、それらの文化を構 育の連携のあり方を追究した。第2章では、 成する、各小学校の英語担当教員および各中

「小・中学校間の英語教育の連携Jに関する先 学校の英語科教員の中で共有された「価値観 行研究を概観した。さらに、「小・中学校間の や行動様式」をその英語教育来E織がもっ文化 英語教育の連携に関する研究の類型化」をお ととらえ「小学校外国語活動系E織文化Jおよ こなうと同時に、先行研究をもとにして「小・ び「中学校英語科組織文化J としたD これら 中学校間の英語教育の連携のあり方」につい の文化の位置づけを明確にしたことにより、

て概観してきた。そこに見られる連携のあり 本研究の位置づけを論じることができた。そ 方を分析すると、「明確性」、「発展性」、「統一 こで、これまでに明確にしてきた文化の特徴 性」、「一貫性」の 4つの特徴があった。これや位置づけをもとに、「小学校英語教育文化」

4つの特徴から、「教育内容の接続

J

に焦点 と「中学校英語教育文化」を比較してあらわ をあてて小中連携問題は研究されているとい れる相違点を推測した。そして、その「小学 うことができる口しかし教員は連携に対して 校英語教育文イ七Jおよび、「中学校英語教育文

QU QU 

(2)

化」を構成している下位文化として「小学校 外国語活動系E織文化」および「中学校英語科 組織文化」が存在し、これらの組織文化を明 らかにするためには、その組織内に所属して いる教員の「価値観や行動様式」を調査して いくことが必要である。

そこで第4章では、外国語活動を担当して いる小学校教員と中学校の英語科教員を対象 に「英語教育」についての面接調査をおこな い、各小学校および各中学校の英語組織がど

るいは量的な連携を図ることは、極めて困 難である。連携をするためには、小学校英 語活動と中学校英語教育を質的に違うも のであると認め、学習の質の転換をおこな う必要がある。それは、楽しさ重視の学習 の質である小学校英語活動から、座学をメ インとしたスキル向上を重視した中学校 英語教育への学習の質的な転換である。こ の質的な転換が、連携を可能にする 1つの 方法である。

のような「価値観・行動様式」をもっている 2.連携をさせることは、イメージレベルで、は か明らかにすると同時に、「小学校外国語活動 想像できるが具体的にどのような状態を 組織文化」の中での共通な概念および「中学

校英語科組織文イ七Jの中での共通な概念を「小 学校英語教育文化」および「中学校英語教育 文化J と考え、それらの文化聞における相違 点を明らかにしていった。

第四章では、小学校教員と中学校教員を対

象に、半構造化面接をおこない教員の意識を 4.今後の課題

連携が成功していると考えることができ るのかということについては、明確にされ ていないため、改善点や配慮する項目が明 らかにされていなし10まず、連携が成功し ている状態の定義を考える必要がある。

もとに、小学校英語教育文化と中学校英語教 本研究における今後の課題として、次の点 育文化を比較した。出てきたカテゴリーは、 が挙げられる。

小学校・中学校ともに「教育の方向性」、「育 ( ) 今回は、英語活動を担当する小学校 成能力j、「情意面J、「小・中学校の連携Jで 教員 3名、中学校英語科教員 3名の あったO しかし、そのカテゴリーを構成する

サブカテゴリーに相違点が見られたことから、

小学校英語活動と中学校英語教育は、「質的」

な違いがあるということが明らかになった。

5章では、本論文の要約、前章のデータ 考察から考えられる教育的示唆、また、今後 の課題を述べている。

3.教育的示唆

1.小学校英語活動と中学校英語教育は学習 の質に違いがあるため、小学校学習内容を 中学校につなげるといった、積み上げ式あ

οω

意識から文化を取り出したが、他の 文化を把握するために、他の教員に もインタピ、ューをおこなう必要があ る。

(2)  インタビューの実施時間は約 20分間 で、あったが、さらに実施時間および 質問の観点を増やし、より信濃性の 高い分析につなげてし、く必要がある。

(3 ) 本論文で明らかにした学習の質の転 換を、どのようにおこなっていくか という点をさらに研究していく必要 があるD

参照

関連したドキュメント

グローバル化をキーワードに,これまでの叙述のス

定期的に採集した小学校周辺の水生生物を観 察・分類した。これは,学習指導要領の「身近

カリキュラム・マネジメントの充実に向けて 【小学校学習指導要領 第1章 総則 第2 教育課程の編成】

 この論文の構成は次のようになっている。第2章では銅酸化物超伝導体に対する今までの研

いない」と述べている。(『韓国文学の比較文学的研究』、

明治33年8月,小学校令が改正され,それま で,国語科関係では,読書,作文,習字の三教

指導をしている学校も見られた。たとえば中学校の家庭科の授業では、事前に3R(reduce, reuse, recycle)や5 R(refuse, reduce, reuse,

小学校学習指導要領総則第1の3において、「学校における体育・健康に関する指導は、児