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IRUCAA@TDC : №18:カゼイン含有再石灰化液による脱灰エナメル質への影響

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Academic year: 2021

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

№18:カゼイン含有再石灰化液による脱灰エナメル質

への影響

Author(s)

中村, 圭喜; 半場.秀典; 石塚.久子; 村松, 敬

Journal

歯科学報, 119(3): 242-242

URL

http://hdl.handle.net/10130/4950

Right

Description

(2)

目的:初期エナメル質齲 ではエナメル質表層が脱 灰されるが,唾液やフッ化物を作用させることで再 石灰化が促進される。これを in vitro で再現するた めに人工唾液や再石灰化液を使用した実験が行われ てきたが,多くの実験では唾液タンパクの存在が無 視され行われている。唾液タンパクに関してはエナ メル質の再石灰化を抑制するという報告と脱灰深部 の再石灰化を促進するという報告があるものの詳細 は明らかとはなっていない。今回,唾液タンパクと 挙動が類似しているカゼインを含有した再石灰化液 を作製し,脱灰エナメル質に作用させた際のミネラ ル変化を3次元的に非破壊で観察可能なマイクロ CT を用いて観察を行い,カゼインが脱灰エナメル 質に及ぼす影響を検討した。 方 法:牛 歯 歯 冠 か ら 精 密 低 速 切 断 機(Isomet, Buehler)にて3×3×2mm のエナメル−象牙質 ブロックを切出し,エナメル質表面を#2000の耐水 研磨紙にて研削した後,ネイルバーニッシュで辺縁 を被覆し2×2mm の処理面を規定し試料とした。 その後,脱灰液にて21日間の脱灰を行い,マイクロ CT にて脱灰量を測定した後,再石灰化液により21 日間の再石灰化を行った。再石灰化液はカゼイン10 μg(C10)とフッ素1ppm(F1)の含有の有無によ り C0−F0,C0−F1,C10−F0,C10−F1の4群 に 分 け て検討した。各試料を7,14,21日ごとにマイクロ CT にて撮影した。撮影した三次元データは TRI/ 3DBON および TRI/TMD(RATOC)にてミネラ ル変化を算出し,増加率を求めた。 結果および考察:C10−F1は C10−F0と比較して高い 再石灰化率が認められた(p<0.05)。C10−F0では C0−F0(コントロール群)と比較して再石灰化率が 低く,カゼインだけを含有した群では再石灰化に対 して抑制的に働くことが明らかとなった。また C0 −F1群でも高い再石灰化率が観察された。以上の結 果から,初期エナメル質脱灰病変に対してカゼイン とフッ化物を共存させた溶液を作用させることで再 石灰化が促進されることが示唆された。 目的:近年,ミラーニューロンという「他者の行動 を自分の行動として置き換えて活動する大脳皮質の ニューロン」が Rizzolatti らによって発見され,多 くの関連医療分野で研究が行われている。特にリハ ビリテーションの分野において,健全な手の運動動 画提示が脳卒中後の麻痺側の手のリハビリテーショ ンに効果があると報告されている。我々の先行研究 では,健常若年者においてミラーニューロンの活動 の存在が確認された。今回の研究では,リハビリ テーションを行う年代に近い高齢者を対象とし,嚥 下関連動画提示時に嚥下のミラーニューロンの活動 について検証し,新たなリハビリテーションに応用 が可能かを検討した。 方法:被験者は摂食・嚥下機能および認知機能に問 題のない健常高齢者15名(男性8名,女性7名,平 均年齢66.4歳,右利き)を対象とした。実験装置は ATR 脳活動イメージングセンター(京都府)に設 置され て い る3T-fMRI を 用 い,脳 活 動 の 計 測 を 行った。被験者に提示した動画は,①水嚥下側貌, ② 咀 嚼 嚥 下 側 貌,③ 水 嚥 下 X 線 透 視 動 画 側 貌, ④咀嚼嚥下 X 線透視動画側貌の4種類を刺激動画 とし,これらの動画を1,000分割しランダムに並び 替え,モザイク状とした動画4種類をコントロール 動画とした。動画の提示方法はブロックデザインと した。被験者には動画の注視が確実に行われている かの確認のため,ブランク時に提示される注視点が 赤色になった時に,ボタンを押すタスクを課した。 各被験者の動画提 示 時 の BOLD 効 果 に 基 づ い た fMRI 信号を計測し,得られたデータは MATLAB &SIMULINK の SPM12を用いて,各動画とそれら のコントロール動画提示時の脳活動を差し引く差分 法を用い,集団解析を行った。 成績および考察:嚥下関連動画の提示により,視覚 野,左側前運動野,左側ブローカ野付近の活動が有 意にみられた。特に③,④の動画提示時が顕著であ り,高齢者での嚥下のミラーニューロンの存在が示 唆された。これにより,嚥下運動に関連した動画の 提示は,誤嚥や窒息のリスクのない間接訓練の新た なリハビリテーションになりうることが示唆され た。

№18:カゼイン含有再石灰化液による脱灰エナメル質への影響

中村圭喜,半場秀典,石塚久子,村松 敬(東歯大・修復)

№19:ミラーニューロンを用いた嚥下のリハビリテーションの開発

東郷拓也,三條祐介,野村武史(東歯大・オーラルメディシン口外) 学 会 講 演 抄 録 242 ― 78 ―

参照

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