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IRUCAA@TDC : 平成26年度大学院Elective Study 報告?

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Academic year: 2021

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

平成26年度大学院Elective Study 報告?

Author(s)

染屋, 智子; 小島, 佑貴

Journal

歯科学報, 115(3): 210-212

URL

http://hdl.handle.net/10130/3684

Right

(2)

2014年8月29日より9月29日まで小島佑貴大学院 生(生理学講座)と染屋智子大学院生(歯科理工学講 座)は,US-JAPAN FORUM 主催のグローバルプロ 養成プログラムに参加した。このプログラムはアメ リカ・カリフォルニア州サンフランシスコ・ベイエ リアで行われ,両大学院生は現地大学および企業の 研修,日米未来フォーラムなどを経験した。本稿で は今回実施された Elective Study について報告す る。 1.オリエンテーション サンフランシスコ国際空港から車で1時間のとこ ろにある,サンタクララ市内の“Miani s inn”に私達 は滞在した。ホテル内には24時間使用できる会議室 やリラクゼーション施設が整っており約一ヶ月間快 適な生活を送ることができた。渡米して最初の3日 間のオリエンテーションで,海外生活の際の注意事 項やシリコンバレーの歴史,日常・ビジネス英語の レクチャーが行われた(図1)。グローバルプロ養成 プログラム参加者の専門分野は医療系に限らず,経 営・農学・化学など多岐にわたっており,各々が学 んでいる分野について英語や日本語で自己紹介し合 うだけでも多くの刺激を受けることができた。 2.スタンフォード大学での研修 オ リ エ ン テ ー シ ョ ン 終 了 の 翌 日 か ら,ス タ ン フォード大学医学部での約2週間の研修が始まっ た。1981年鉄道王であった Leland Stanford によっ て設立されたスタンフォード大学は,シリコンバ レーの中心に位置する米国切っての名門私立大学で ある1) 。長い歴史と重厚な雰囲気が漂う魅力的な校 内建築物などを目当てに,世界中からやってくる観 光客も多い。そのメインキャンパスから車で10分程 度行った場所にある,スタンフォード大学睡眠セン ターで私達の研修は行われた。スタンフォード大学 睡眠センターは臨床部門と8つの基礎研究室から構 成されており,その中の Sleep and Circadian Neu-robiology Laboratory で西 野 精 治 教 授 の 御 厚 意 の 下,様々な経験をさせて頂いた。Sleep and Circa-dian Neurobiology Laboratory では睡眠と概日リズ ムの関係,覚醒調整メカニズム,食事と睡眠の関 係,睡眠関連神経物質,糖尿病とナルコレプシーの 関係等をテーマに研究されていた。研究室には医 師,歯科医師,獣医師の日本人研究者がおられ,私 達のために睡眠に関する多数のレクチャーをしてく ださった(図2)。また研究室が行っている実験にも 参加させて頂いた。金曜日には睡眠障害クリニック 主催の症例検討会に参加する機会があった。会議に は睡眠医学の権威である Christian Guilleminault 教 授の他に,精神科医・小児科医・外科医・矯正歯科 医・小児歯科医が参加しており,睡眠障害について 様々な角度から議論していた。学生も意見を述べる キーワード:エレクティブスタディ,スタンフォード大 学,US-JAPAN フォーラム 1)東京歯科大学歯科理工学講座 2)東京歯科大学生理学講座 (2015年1月14日受付) (2015年2月18日受理) 別刷請求先:〒101‐0061 東京都千代田区三崎町2−9−18 東京歯科大学歯科理工学講座 染屋智子

Tomoko SOMEYA1), Yuki KOJIMA2): Graduate Program

2014 : Elective Study report ⑵(1)Department of Dental

Materials Science, Tokyo Dental College,2)Department of

Physiology, Tokyo Dental College)

海外研究レポート

平成26年度 大学院 Elective Study 報告 ⑵

染屋智子

1)

小島佑貴

2) 210 ― 26 ―

(3)

ことができ,教授もそれを引き出そうとするディス カッションは,なかなか日本では見られない光景 だった。 3.カリフォルニア・イノベーション研修 9月13日から9月22日はイノベーションを中心と した内容の研修が実施された。主な研修内容は,シ リコンバレーに関係のある大学や企業への訪問と日 米未来フォーラムを主催することであった。シリコ ンバレーは多数の半導体メーカーが集まったことが きっかけで,ソフトウェアやインターネット関連の ハイテク企業が多数生まれ IT 産業の一大拠点と なった。またスタートアップ企業も多く世界中から 優秀な人材が集まり,シリコンバレーをより発展さ せ て い る。研 修 で は Google,Apple,Intel,Ana-core Pharmaceuticals(製薬会社),Neuro Sky(IT 企業)などシリコンバレーを代表する企業を訪問し た。多くの企業では自由に使っていいフリースペー スがあり,社員たちはそこでディスカッションをす る。メールや電話ではなく相手と直接お互いの情報 を交換すること,情報を共有することは時間の節約 になると Google の社員に教えて頂いた。合理的な 考えが重視されるアメリカのイメージから,私たち は人と人とのコミュニケーションは希薄なのかと 思っていたが,逆で日本企業より相互のコミュニ ケーションを重視している姿勢が見て取れた。シリ コンバレーは世界中から優秀な人材が集まるだけで はなく,お互いの能力を引き出しあう習慣があるこ とを目の当たりにした。カリフォルニア・イノベー ション研修で訪問した大学はカリフォルニア州立 バークレー校,スタンフォード大学,サンノゼ州立 大学であった。大学によって異なる雰囲気があり, 専門分野から離れ視野を広くすることができた。 日米未来フォーラムは次世代を担う日本と米国の 学生が日米間の新しい関係を考え行動することを目 的に開催されており,今年で9回目ということで あった。“The future of High-Speed Rail in the U. S.” が今回のテーマであり,日本とアメリカの学生,日 米の鉄道関係者が出席した。この日までに日本の学 生とサンノゼ州立大学の学生が,環境やライフスタ イルといったカテゴリーに分かれディスカッション を重ね,当日は一時間に渡るプレゼンテーションを 行った。英語でのディスカッションや発表には不安 も多かったが,この経験は参加者にとって大変有意 義なもので滅多に経験することができないものだっ た。 4.自己研修 カリフォルニア・イノベーション研修終了後は自 己研修期間として,自分達自身で研修先や訪問先を 決めアポイントメントを取り実行するというトレー ニングを行った。歯科関係では現地の歯科技工所や カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校歯学部 の見学し(図3),井手祐二元鹿児島大学北米教育研 究センター長の御厚意でロスガトスへ連れて行って 頂いた。ロスガトスでは米国人歯科医 Dr. Daniel

図2 スタンフォード大学 Sleep and Circadian Neurobi-ology Laboratory 日本人研究者の方々と

図1 シリコンバレーの中心地 サンノゼ市内の風景

歯科学報 Vol.115,No.3(2015) 211

(4)

van Denburgh の旧邸宅を見学した。彼は日本の歯 科医学教育と歯科医療の向上に貢献した,高山紀斎 先生や一井正典先生の指導者である2) (図4)。日本 を離れ歯科医療の発展のために学ばれた先輩方の生 活に触れられたことは,歯科医師として,そして東 京歯科大学の卒業生として光栄なことであった。 5.最後に 今回のプログラムを通じて得たものは非常に多 かった。医療の面だけではなく他分野の考え方や現 状を知ることができたことは貴重な体験であった。 近年,産学連携や他分野専門家との共同研究が盛ん に行われている。歯科医師もそのような社会に対応 してはならなくなるはずだ。それを目の当たりにし たことは歯科医師として大きな前進になった。 最後になりましたが,このような機会を与えて下 さった井出学長,田 大学院研究科長をはじめ,大 学関係各位に感謝申し上げます。またこの様な素晴 らしいプログラムを構築・運営して下さった井手祐 二先生に深謝致します。 文 献

1)Stanford University(http : //www.stanford.edu/about/ アクセス日 2015.1.13)

2)渋谷 敦:青雲遥かなり−近代歯科医学の先駆者−一井 正典伝,熊本日日新聞情報文化センター,1996. 図3 カルフォルニア州立大学サンフランシスコ校歯学部

校舎前で

図4 Dr. Daniel van Denburgh のクリニッ クがあった場所にて

212 染屋,他:平成26年度 大学院 Elective Study 報告 ⑵

参照

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