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平成25年度第1回地域包括支援センター運営協議会議事録

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(1)

平成25年度 第1回地域包括支援センター運営協議会 議事録

1 開催日時 平成25年5月16日(木)午後2時00分∼3時46分

2 開催場所 北とぴあ スカイホール

3 議 事

(1)東京都北区地域包括支援センター(愛称:高齢者あんしん センター)運営方針(案)について

(2)(仮称)王子西高齢者あんしんセンターの設置について (3)高齢者あんしんセンター出張窓口の設置検討について

4 報告事項

(1)平成24年度事業実績

1)高齢者あんしんセンター運営 2)予防給付事業ケアプラン作成件数 3)北区における高齢者虐待の状況と対応 4)介護予防・地域支援事業実施状況 5)介護予防事業の評価結果

6)ふれあい交流サロン実施状況 (2)平成25年度事業計画

1)高齢者あんしんセンター運営計画 2)介護・医療連携推進事業

3)介護予防・地域支援事業実施計画

5 その他

6 出席者 川村匡由会長 河村雅明副会長 金澤喜美委員 大久保由紀委員 中野幸二委員 矢 高明委員 石山麗子委員 室 岳男委員 石井佐和子委員 金子浩之委員 林 慶照委員 濱田祐夫委員 東 順子委員

(2)

【高齢福祉課長】 皆様、こんにちは。高齢福祉課長でございます。どうぞよろしくお願 いいたします。

本日はお忙しい中、お集まりいただきまして誠にありがとうございます。本日、運営協 議会でお諮りいただきたい議題が3点、ご報告事項が9点予定してございます。

開会に先立ちまして大変恐縮ではございますが、資料のご確認をお願いしたいと思い ます。資料は全てA4サイズとなっております。

まず初めに、レジュメが1部、平成25年第1回地域包括支援センター運営協議会次第 となっているものでございます。

二つ目、資料1と右肩に記してございます。9ページの資料でございます。東京都北区 地域包括支援センター(愛称:高齢者あんしんセンター)運営方針(案)でございます。

三つ目、資料2−1となってございます。カラー刷りでございます。(仮称)王子西 高齢者あんしんセンターの設置についてとなっているものでございます。

四つ目でございます。資料2−2となってございます。カラーの表になっているもの でございます。表題としまして、王子西を想定した高齢者あんしんセンター別人口分布と いうものでございます。

続きまして、資料3でございます。1枚のペーパーでございます。高齢者あんしんセ ンター出張窓口の設置検討についてというものでございます。大変恐縮でございます。表 題に誤りがございましたので、机上に配付してあるものと差しかえをお願いしたいと思い ます。お手数をおかけします。

続きまして、資料4でございます。白黒刷りのものでございます。平成24年度高齢 者あんしんセンター運営実績と題しているものでございます。

続きまして、7番目、資料の5でございます。A4横の資料でございます。平成24 年度新予防給付事業ケアプラン作成件数でございます。

続きまして、資料6でございます。これは両面刷りでございます。平成24年度高齢 者虐待防止センターにおける養護者による高齢者虐待の状況と対応と題したものでござい ます。

続きまして9番目、資料7でございます。これは2枚、4ページの資料でございます。 介護予防・地域支援事業の実施状況についてというものでございます。

(3)

続きまして、資料10でございます。これにつきましてはカラー刷りでございます。 平成25年度高齢者あんしんセンター運営計画と題しているものでございます。

それから次です。資料11と題してございます。1枚のペーパーでございます。平成 25年度介護・医療連携推進事業についてと題したものでございます。

よろしいでしょうか。そのほか机上配付をさせていただきました資料が2部ございま す。地域包括支援センター運営協議会委員名簿と、それから左肩に王子地域包括支援セン ターと題した表のつづりを用意してございます。よろしいでしょうか。足りないものはご ざいませんか。もし途中でお気づきになられた場合は、事務局のほうにお申しつけくださ いませ。

本日は、お二人の委員がまだお見えになっておりませんが、半数以上の出席というこ とでございます。会議の成立はできているとご報告させていただきます。

それでは、議題のほうに入っていきたいと思います。大変恐縮ですが、ここからは会長 に議事進行をお願いしたいと思います。会長、よろしくお願いいたします。

【会長】 皆様、こんにちは。今日も大分、暑いですね。今日夕方はかなり天気が荒れそ うで、雷、北日本のほうではあられか何かが降るとかということらしくて、波乱含みです けれども、しかし、北区の一連の高齢福祉あるいは介護保険事業については非常に順調で、 事前の配付でも、いや、すごいな、頑張っているなという感じで、今日第1回目の運営協 議会に参上したという次第です。今年度もひとつご協力よろしくお願いします。

(4)

まず、こちらの運営方針の目的でございます。東京都北区の地域包括支援センターは、 地域住民の心身の健康の保持及び生活の安定のために必要な援助を行うことにより、地域 住民の保健医療の向上及び福祉の増進を包括的に支援することを目的とするといたしまし た。こちらは介護保険法の地域包括支援センターの条項をそのまま使わせていただいてお ります。

2番目の利用対象者でございます。おおむね65歳以上の高齢者並びにこれらの者の 家族及びその他の介護者といたします。ただし、区長が特に認めたときにはこの限りでな いとさせていただいております。

3番の担当地域でございますけれども、8ページにございます別表1のとおりでござ います。現在の担当エリアをそのまま掲載させていただいております。

4番の職員の配置です。まず、包括的支援事業担当者でございますが、現在、高齢者 あんしんセンターには5名以上の常勤職員と1名以上の非常勤職員を配置することとなっ ております。こちらの内訳でございますが、いわゆる3職種、保健師、主任介護支援専門 員、社会福祉士、それと事務員、さらには北区のオリジナルなんですが、平成24年度か ら地域の見守りのネットワークを担当いたします見守りコーディネーターを配置させてい ただいております。

さらに、高齢者人口の多いやまぶき荘、それから豊島高齢者あんしんセンター、こち らには臨時職員2名分の増員として職員を配置させていただいております。

(2)番目の指定介護予防支援事業担当者でございます。こちらは、要支援1・2の プランを給付管理をする職員でございますが、この職員につきましては、各法人でさまざ まなやり方、特徴がある実施をいたしておりますので、こちらにつきましては、特に規定 は設けておりません。

また、さらに(3)でございますけれども、包括的支援事業担当と指定介護予防支援 事業担当につきましては、お互いの業務に支障が出なければ兼務を認めているところでご ざいます。

大きな5番の実施設備等でございます。ここにございますように、設備といたしまし て、事務室、それから相談に対応できるカウンター等の受付場所、相談室、それと必要な 備品を準備するようにというふうに指定をさせていただいております。

(5)

予防事業に関するケアマネジメントでございます。 二つ目、被保険者等に対する総合相談支援業務。

それから3番目。③でございますが、こちらは北区のオリジナルでございます。高齢者 地域自立支援ネットワークの推進。北区では平成15年から地域のボランティア、それか ら民生委員による月2回程度の声かけを行うことにより、安否確認を行う見守りのネット ワーク事業を進めております。そちらの事業をしていただくといった規定でございます。

④の見守りコーディネート事業でございます。こちらも北区独自の事業でございまして、 平成24年度から先ほども人員配置のところで申し上げましたが、見守りコーディネータ ー、地域の見守りのネットワーク、これは民生委員、町会・自治会、地域の関係機関との ネットワークを構築するための職員を配置させていただいております。

それから、1枚おめくりいただきまして4ページ。権利擁護事業でございます。こちら は成年後見制度の利用支援でありますとか、高齢者虐待の対応または防止啓発事業、消費 者被害防止等々の事業を掲載させていただいております。

(2)の介護保険法第115条の22から24に規定する事業。いわゆるこれは予防給 付の事業を記載させていただいております。

さらに、(3)といたしまして、区長が特に定める事業。こちらはちょっと印象的に細 かいんですが、北区が行う区独自の事業の受け付け、それから2番目といたしまして、北 区が行う緊急ショートステイ支援事業の必要な調査。それから、3番目といたしまして、 介護保険の認定申請の受付。4番目といたしまして、家族介護者リフレッシュ事業。それ から、5番目といたしまして、昨年から発足いたしました介護と医療の連携による地域包 括ケア推進事業。こちらに携わっていただくといった規定でございます。

7番目の留意事項でございます。こちらは北区が定めています要綱等々を遵守するよう にといった内容を盛り込ませていただいております。

また、北区独自の部分で申しますと、(5)の保健・医療・福祉の連携を推進するため、 圏域ごとに配置する高齢者あんしんセンターサポート医との連携を密にすることといった 条項を改めて記載させていただいております。

(6)

9番目、事業の実施時間外、事業を実施しない日の体制ということで、何かあった場合 に緊急の連絡がとれるような準備をするようにといった条項を入れさせていただいていま す。

10番目の利用料でございますが、利用料は無料でございます。

11番目の経理。この包括支援センター運営に係る経費と他の事業に要する経費を明確 に区分し、会計経理を行うことを義務づけたものでございます。

最後になります。12番目の個人情報の保護。こちらは北区の個人情報保護条例、また は北区情報セキュリティ基本方針等々の規定を遵守するといった義務を定めたものでござ います。

私からは以上でございます。

【会長】 ありがとうございました。ただいまは資料1に基づいてあんしんセンター運営 方針(案)ということでご説明をいただきました。これについて各委員のご意見、あるい は実際にいろいろ事業にかかわっているご経験、特に昨年1年間のご経験などもあれば、 ぜひお話しいただきたいと思います。いかがでしょうか。

【副会長】 12番の個人情報の保護のところで、セキュリティのところで北区情報セキ ュリティ対策基準というのがございますが、その上の北区情報セキュリティ基本方針とも 関係すると思うんですけれども、包括支援センターと連絡するときに、これからインター ネットを使った連絡というのはしたほうがいいと思うんですけれども、情報の共有のため に多職種で連携してやるというのが一番必要ですので、今、医師会のほうではクラウド型 のネットワークを構築中で、なるべく多くの包括に入ってもらいたいと思ったら、どうも 北区の基準に抵触するということで、今の段階ではできないというふうにお答えいただい たんです。それについて条件を定めて一緒に入れるような方法を考えていただけたらと思 うんですけれども。

今の基準では包括支援センター、高齢者あんしんセンターからそのネットワークに入 ることはできないんです。なんだそうです。それに入るためには、そこの基準とか、規定 があるので、これを変えない限り無理だというふうに聞いていますので、その辺について 北区のほうで検討していただいて、あんしんセンターが入れるようなシステムに変えてい ただくようにできれば、もう少し情報共有ができると思うので、それについてお考えいた だきたいと思います。

(7)

【会長】 ありがとうございました。ただいまの検討課題のお示しですけれども、事務局、 どんなふうにお受けとめ、これからの問題かと思いますけれどもいかがですか。

【高齢福祉課長】 情報セキュリティの問題が大きくクローズアップされるところなんで すけれども、北区では個人情報をインターネットを利用して流通させることを禁止してい ます。現在、北区の個人情報はイントラネット、区役所の中のネットワークだけしか出さ ないという形で運用してございます。

ただ、情報セキュリティポリシーは必要なもので、個人情報についても必要があれば流 すことができるという定めにはなっております。ただ、そのためにはちゃんとしたセキュ リティを確立すべきだというのが定めでございますので、河村副会長からご提案いただい ていますクラウド型ネットワークのシステムにつきましては、もう少し研究をさせていた だきまして、情報セキュリティの問題がどのように確保されているか、また他区でご利用 されている事例があるというふうに伺っておりますので、その辺も参考にさせていただき ながら、できるだけ情報共有が図れるような仕組みを検討していきたいと考えております。

以上でございます。

【副会長】 北区医師会だとネットワークは、カナミックネットワークという会社がやっ ていまして、今、柏のモデルで使っているものと同じです。セキュリティについてはイン トラネットと考えてよろしいと思います。関係者しか入れないようになっていますから、 パスワードとそれからIDを発行してもらった人だけが入れます。

それから、その中に入るときも管理者がこの方は入っていい、この方は入れないという のをちゃんと選べることになっていますので、そういう段階では入ってもらっても多分大 丈夫だと思いますし、会社のほうと区のほうがよく相談していただいてやればできると思 うんです。今月23日に2回目の説明会を予定していますので、もしそれをお聞きになり たければ、来て直接お話ししていただくのが一番いいと思いますので、ぜひ参加していた だければと思います。

【会長】 その関連ですか。はい、お願いします。

(8)

柏市のほうでもあれだけ積極的になさっていても、この条例についての承認を得るのに 6カ月を要したということですので、簡単なことではないとは思うんですけれども、この 必要性についてやはり熟慮し、検討し、必要であらば保険者がこの条例について検討して いかなければならないというふうに思います。報告書がございますので、それをご参照い ただければと思います。よろしくお願いいたします。

【会長】 ありがとうございました。では事務局、その資料を参考にまた。 インターネットで見られますよね。

【委員】 そうですね。

【会長】 まだ開示されていませんかね。 【副会長】 いや、開示されています。

【会長】 されていますよね、柏モデルでね。 【委員】 必要があればお持ちいたします。

【会長】 お手元に。では、またそこは事務局と個別にお願いします。

【副会長】 それともう一つ。それに関連しまして、さっきの設備の中にファクスという のが入っているんですけれども、ファクスは間違えて送信するとそのまま流れてしまうの で、それも含めてなるべくやめたほうがいいかなと私は思っていますので、一緒に検討し ていただければと思います。

【会長】 ありがとうございます。お願いします。

【委員】 9番の事業の実施時間及び事業を実施しない日の体制という中の緊急時の電話 相談に備え、あらかじめ関係機関と協議し、連絡をその他必要な事項について定めておか なければならないというふうに、先ほど発表していただいたんですけれども、具体的にあ んしんセンターではどのような時間外の対応をしているかということをお聞きしたいとい いますか、それぞれが。

例えば、時間外に地域の中で高齢者が倒れていたというときに、連絡をしたら電話が つながるのか、あるいは電話が転送されるのかとか、あるいは救急隊員からも連絡がつく のかとか、その時間外の。その辺がそれぞれどういうふうに対応しているのかをもしわか ればお聞きしたいと思いまして。

【会長】 ありがとうございました。事務局お願いします。

(9)

虐待で警察に逃げてきて保護される。そういった場合の対応は今現在、直営のほうで対応 しております。

具体的に申し上げますと、警察のほうから区役所の守衛のほうに電話が入ります。私ど もの担当の職員の連絡先、主に自宅になりますけれども、そちらのほうを登録しておいて、 その職員の自宅に電話がかかってきます。その職員が――これは保護の場合に限ってでご ざいますけれども――契約をしている特別養護老人ホームの相談員と夜勤の職員がおりま すので、連絡を取り合って保護先を選定して、警察に送っていただく。そういった対応は しております。

ただ、今こちらでお示しした常時24時間ということは、一応努力義務ということで、 今後あんしんセンター間でどういった形でそういった対応が可能になるか、これは検討し てまいりたいというふうに考えております。

【会長】 よろしいですか。

【委員】 ありがとうございます。できれば各あんしんセンターがどのような対応をして いて、どういった連絡を取ったらいいかというようなものが一覧でありましたら助かりま すので、よろしくお願いします。

【会長】 ありがとうございました。

そのほかではいかがでしょうか。はい、お願いします。

【委員】 12番の先ほどの個人情報の保護の件について、具体的に原則としては個人情 報を漏らしてはだめだということは我々も承知しているんですが、例えば東日本大震災の ときなんか、非常に行政機関の機能が麻痺したと。そして、取り残された高齢者とか、あ るいは障害者等を救助しなければならないと。そういうときに、果たしてそういう情報が 流れないと、どこに誰が残っているのかとかということがわからないと。それで、行政の ほうにも個人情報を流してくれといったら、法律を盾にしてこれは流すことはできないと いうことだったらしいんですね。

あと、相馬市ですか、どこかの課長さんが、自分の独断でこういう緊急のときは人命が まず尊重されるべきだと。法律よりも人命のほうを優先するということで個人情報を流し たと。それが後で問題になったとか、ならなかったとかということなんですが、北区とし てはそういう緊急時に果たして個人情報をがっちり守るのかと。あるいはもう臨機応変に 出していいのかと、そういう基準というのはございますか。

(10)

【健康福祉課長】 災害時要援護者名簿については、登録をお願いしておりまして、1万 人くらいの方が登録をしています。震災を受けまして、登録の勧奨や、その活用方法等に ついても今、防災課と健康福祉課でも検討をしているところです。また、災害対策基本法 が改正されまして、個人情報に留意をしながら、災害時には弾力的な運用ができるような 方向で改正がされていますので、そういうところも含めましてできるだけ開示、個人情報 に配慮した上で開示をしていくような方向で検討をしていきたいというふうに思っており ます。

【会長】 よろしいですか。そこの点は今、課長さんがお話されたように、地域防災計画 が見直されていますので、防災課と福祉課との連携というところで、そこは何とかクリア していきたいということだと思います。よろしいですね。ありがとうございました。

ほかにいかがでしょうか。

(な し)

【会長】 それでは、また何かありましたら追加で構いませんので、引き続き、今日は議 題は全部あんしんセンターですので、とりあえず議題の2のほうに行きますけれども、 (仮称)王子西高齢者あんしんセンターの設置について、これは資料の2−1、2−2と いうことで、事務局でご説明お願いします。

【高齢福祉係長】 資料2−1をご覧ください。北区では来年26年4月開設に向けて、 15個目となる高齢者あんしんセンターの設置を予定しております。

まず、1番目の設置の趣旨でございます。王子圏域における高齢者あんしんセンターの 担当高齢者数の標準化を図ること。それと、先ほども申し上げました土曜日・祝日の開所 と利用時間の延長などサービス内容の充実を図るため、旧富士見中学校跡なんですが、新 たな高齢者あんしんセンターを設置するものでございます。

設置場所ですが、北区上十条3−1−25、旧富士見中学校跡地でございます。こち らは昨年末に校舎とともに帝京大学に北区から売却を行いました。その校舎がまだ残って おりまして、その校舎の一部を帝京大学から無償でお借りいたしまして、そちらに高齢者 あんしんセンターを設置する予定でございます。

(11)

ます。

また資料2−1に戻っていただきまして、交通でございます。こちら地図がちょっと 細かいので恐縮でございますけれども、十条駅から歩いて8分くらいのところにございま す。

建物面積でございますが、これは教室三つ分くらいの大きさになるのかなと思います。 共用スペース、トイレ等々を合算した面積が240平米くらいになるかと思います。

施設内容でございますけれども、事務室・相談室、多目的室、待合コーナー、だれで もトイレ、駐輪場となっております。

担当地域です。設置前の地域が示されてございますが、このうち中十条1∼3丁目、 上十条1∼4丁目、十条仲原1・2丁目を担当させていただく予定でございます。そうい たしますと、合計でこれは4月1日ベースでございますが5,572人、おおよそ今、あ んしんセンターの平均的な数字を担当していただく予定でございます。

運営主体ですが、公募をいたします。それで、公募なんですが、実は北区では公募を 今まで2回実施しております。1回目が豊島高齢者あんしんセンターの公募でして、この ときには公募の運営主体の条件といたしまして、3年以上東京都内で地域包括支援センタ ーの運営実績がある社会福祉法人、もしくは医療法人とさせていただきました。これはこ のときは、主任ケアマネであったり、保健師の手当がなかなか難しいといったことがござ いまして、社会福祉法人や医療法人でありますと、ある程度の規模がございます。そうし た人的な配置に重点を置いて、本来であれば法人格を有すればどこでもできるんですけれ ども、そうさせていただいたところ、応募していただいた法人が1社でございまして、審 査の上、今、運営していただいている社会福祉法人王子光照苑に決まったのですが、1社 でございました。

それで、2回目に募集したのが赤羽高齢者あんしんセンターの運営主体です。これは 直営で運営していたものを委託に切り替えたということでございますが、このときには1 回目の反省を踏まえまして、いわゆるオール東京からオールジャパン、日本内で3年以上 地域包括支援センターの運営実績がある。法人格の制限も払いまして、法人格があればど ちらでも構いませんといったことで実施をさせていただいたところでございます。そうし た結果5社の応募がありまして、ある程度プロポーザルに耐えられるといいますか、競争 性が担保できた、確保できたのではないかというふうに考えております。

(12)

ましたけれども、それからもう7年以上経過いたしまして、包括支援センターの運営実績 のある法人がかなり増えているだろうという見込みから、こちらにございますように、地 域包括支援センターの運営経験が3年以上ある法人格を持つ法人、特定非営利活動法人を 含む法人格を持つ法人という形にさせていただいております。

今後の予定でございます。6月に募集の発表をいたします。7月になりましたら公募 の説明会を開催して事業者募集を開始いたします。それで、8月から12月に事業者審査 を行いまして、年内には事業者を決定いたしまして、翌年2月くらいまでに委託契約を結 びまして、3月に並行運営、王子直営からの事務の引き継ぎを行いまして、来年度4月に 事業開始というふうに考えているところでございます。

事務局からは以上でございます。

【会長】 ありがとうございました。現在の約8,000人の65歳以上を抱える王子地 域包括を二つに分割すると。そして、中十条から上十条のところの5,572人、65歳 以上。ここの部分を王子西――仮称ですけれども――という形にして、帝京大学のご協力 でそこに15カ所目を設置したいと。また、その公募については今ご案内のとおりのお話 でした。

何かこの点についてはご意見・ご要望等あれば。あるいは事務局で参考になるような お話もあれば聞かせていただければと思います。いかがでしょうか。

今回は公募は3回目ということで、大分実績も積まれたことであろうから、オールジャ パンではなくて、オール東京でというお話だったかと思いますが。はい、どうぞ。 【委員】 王子西あんしんセンターの家賃ですけれども、今、帝京大学が無償でお貸しす るということなので、他のあんしんセンターというのは家賃をいただいていないんですか。 どうなんでしょう。

【高齢福祉係長】 家賃は、払っているところはございません。主に一番多いのは、特別 養護老人ホームの中に併設する形での設置。これは実は特別養護老人ホームには、地域包 括支援センターができる以前に、24時間対応型の在宅介護支援センターがございました。 そちらを地域包括支援センターに転用する形で設置した経緯がございますので、その形が 一番多いということです。

(13)

ですから、今回も帝京大学の校舎にはなっているんですが、一応、今、予定といたしま しては、使用貸借契約を結んで、家賃ゼロということで使わせていただく予定でございま す。

【委員】 了解しました。どうもありがとうございます。

【会長】 よろしいですか。旧在介支の再編が圧倒的に多いんですけれども。

私から一つお伺いしたいんですけれども、帝京大学は中長期的にはどうなんでしょうか。 大学として北区の高齢者の医療・福祉等にかかわりを持ちたいとか、そのような思惑とい うか、お考えもあるのでしょうか。

【介護・医療連携推進担当副参事】 12月に帝京大学と包括協定を結びまして、医療や 医療関係のところでの事業等を今後一緒に展開していくことを検討してまいります。また、 包括支援センターが入る予定のところに、帝京大学も自分の学校で何か地域貢献できるこ とはないかということで、ともにいろいろ協力できる体制をとって進んでいく予定でござ います。

以上でございます。

【会長】 ありがとうございました。大学の社会貢献ということと、上手に行政とコラボ レーションということでは期待したいと思いますけれども。ありがとうございました。

ほかにいかがでしょうか。お願いします。

【委員】 先ほど、帝京大学さんから土地の無償提供というお話だったんですけれども、 基本無期限ということなんですか。それとも何か条件があったりとか、あるいは経済情勢 によっては有償ということもあり得るとかなんとかそういう話、契約の中でそういった細 かい条件等の提示とかされているのでしょうか。

【会長】 はい、お願いします。

【高齢福祉係長】 先ほど使用貸借契約で予定しているというふうな言い方で申し上げま したけれども、これはまだ結んでおりませんので、今後、多分9月くらいに契約締結とい うことになるかと思いますが、その契約期間が何年になるか、通常3年くらいで更新して いくというような形になるかと思いますけれども、その時点でまた見直しを行っていくと いうような形になろうかと思います。

【会長】 よろしいですか。大事なところですね、ここはね。3年、5年、10年で随分 違いますからね。ありがとうございました。

(14)

【副会長】 施設ですけれども、駐車場とかアクセスのほうは確保されているんでしょう か。

【高齢福祉係長】 駐車場は校舎の中なんですが、約2台分くらいの駐車場と、それから 駐輪場も先ほど申し上げたようにございます。

【副会長】 ありがとうございました。帝京大学に入るのに非常に入りづらいというか、 よく迷子になるんですよね。一方通行が多くて、帰りに迷うことが多いので、行き帰りの 経路図とかそういうのをきちんと示さないと、多分、高齢者は非常に迷うと思うんです。 非常に細い道が多くて、一方通行が中に多くて、入ったけれども帰れないということもよ くあるんです。一方通行をたどっていくと本当に王子のほうまで来てしまうことがありま すから、それについてちょっとよく経路を検討していただくといいと思います。

【会長】 ありがとうございました。

ほかによろしいですか。また何かお気づきの点があればお出しいただければと思います。 それでは、議題の3です。高齢者あんしんセンター出張窓口の設置検討について、これ は資料の3ですね。事務局、お願いします。

【高齢福祉係長】 資料3と先ほどお示しいたしました資料2−2も一緒にご覧いただけ たらと思います。高齢者あんしんセンター出張窓口の設置検討でございます。

まず、目的でございます。担当する高齢者人口が7,000人を超え、今後急速な高齢 化が見込まれる大規模集合住宅を所管する高齢者あんしんセンターに出張所機能を持つ窓 口設置の可能性について調査検討を行うものでございます。

高齢者あんしんセンターなんですが、国の基準によりますと、大体3,000人から 6,000人に1カ所というようなちょっと幅があるんですけれども、逆に言いますと、 6,000人以上のところはかなり厳しい状況になっております。先ほども運営方針の中 で申し上げましたけれども、そういったことで北区は専門3職種のほかに職員を増員して 配置しているということでございます。

2番目の出張窓口を検討するセンターと高齢者人口でございます。

1番目、王子圏域にございます王子光照苑高齢者あんしんセンターです。こちらは高 齢者人口7,498人。これは4月1日ベースでございます。それから、豊島高齢者あん しんセンター8,419人。桐ケ丘やまぶき荘高齢者あんしんセンター7,433人。

(15)

ございます。豊島高齢者あんしんセンターには豊島5丁目団地。それから、桐ケ丘やまぶ き荘高齢者あんしんセンターエリアには、都営の桐ケ丘団地があるんですが、そこに既存 あんしんセンターがございますので、併設しているお隣にヌーヴェル赤羽台、こちらもU R、そちらに出張窓口を検討するといったものです。

4番目、今後の検討スケジュールですが、今年4月∼6月に向けてUR都市機構との ヒアリング。場合によっては家賃が生じる場合もございますので、経費の調査、それから その後、町会・自治会とのヒアリングを続けてまいりたいというふうに思っております。

5番目。これはあくまでも本当にイメージということで、まだまだ全然調整が進んで おりませんが、一応、現在の各高齢者あんしんセンターの事業実績をもとにちょっとイメ ージをしてみたものでございますけれども、まず王子5丁目団地でございますが、団地自 治会事務所の一部。これは2号棟の1階でございますけれども、こちらはUR都市機構が 自治会に対してかなり広いスペースを提供していただいております。それで、Eラウンジ という言い方をしているのですが、もう既に誰でも入れるようなオープンスペースにサロ ンを設置して今、運営している場所がございます。そちらの一部に出張窓口を作ってくれ ないかといったようなお話も今、出ているところでございまして、今後UR都市機構と王 子5丁目団地自治会のお話し合いを持っていこうというふうに考えております。

それから、2番目の豊島5丁目団地でございますけれども、やはり豊島5丁目団地に も団地自治会集会所がございますので、そちらを使わせていただけたらなというような思 いと、それから現在豊島5丁目団地には商店街があるんですけれども、その商店街の空き 店舗が1個ありまして、その空き店舗を商店街のご厚意で提供していただきまして、もう 既に豊島高齢者あんしんセンターでは、数回そちらで出張サロンを行わせていただいてお ります。そういったスペースも常設でなければ考えられるかなというようなところでござ います。

3番目のヌーヴェル赤羽台ですが、こちらはちょっと建て替えの最中ということもご ざいまして、お話がまだ進んでおりません。未定でございますが、今後、UR都市機構と 赤羽台団地自治会、そちらとお話し合いを持たせていただこうというふうに考えていると ころでございます。

以上でございます。

(16)

ている方があれば、ちょっと補足で直していただければと思いますし、課題もあるのかな と思いますが、いかがでしょう。何かありますか。

【会長】 ○○ 委員さんは地元、この3カ所のうちいずれかの、赤羽地区ですか。何か地 元での話題といいますか、期待といいますか、何かお話がありましたら、ちょっとコメン トいただければと思いますが、いかがでしょう。地元でのいろんな課題とか、期待とか何 かコメントがあればいただければ。赤羽地区ですけれども。

【委員】 特にありません。 【会長】 そうですか。

はい、お願いします。

【委員】 出張窓口なんですけれども、これは営業時間という言い方でいいんでしょうか。 開かれている時間の想定というのは、団地の中にある場合でも通常と同じ形で考えられる んでしょうか。

【会長】 事務局お願いします。

【高齢福祉係長】 一応、今イメージとして考えておりますのは、やはりフルタイムはち ょっと難しいかなと思っています。出張するまでの時間もございますので、一応、またそ ういった借りられる時間というものもあります。相手あってのことでございますが、今、 考えていますのは、大体、午前中9時半とか10時から夕方4時くらいまでの間、それく らいの時間でまずは試行をしてみようかなというふうに考えております。

【委員】 ありがとうございます。そして、週に二、三回の窓口出張以外のときは、ここ のスペースで相談ができるとか、どなたかに話ができるというようなわけではないという ことでしょうか。

【高齢福祉係長】 一応、そのスペースは使えませんけれども、現状もこちらのエリアと いうのは、各高齢者あんしんセンターが所管しておりまして、必要に応じて訪問をしてお りますので、本部のほうのといいますか、あんしんセンターのほうにご連絡いただければ、 センターのほうから出向いてご相談に応じてまいります。

【委員】 ここでは、例えばパンフレットに案内とか、そういうものは常備できるという ようなスペースであるわけですか。

(17)

治会以外のご近所に住んでいる方々に対しましても利便性は向上するのではないかという ふうに考えております。

【委員】 ありがとうございました。 【会長】 ありがとうございました。

○ ○ 委員さん。お願いします。

【委員】 資料2−2の表記について、すみません、基本的なところを確認させていただ きたいと思います。年齢のところなんですけれども、65歳以上、75歳以上というふう になっているんですが、65歳以上のところは75歳以上の方も含めて65歳以上でしょ うか。

【高齢福祉係長】 そのとおりでございます。

【委員】 わかりました。では、前期高齢者、後期高齢者を分けているわけではないとい うことですね。

あと、年齢不詳というこの定義はなんでしょうか。

【高齢福祉係長】 全部がゼロで意味がない欄でございますけれども、たまに住民基本台 帳の問題ですよね。そういった方が出てくる場合がありますので、欄を設けさせていただ いています。

【委員】 では、特にここは気にしなくてもいいかなというところですね。はい、わかり ました。ありがとうございます。

【会長】 ありがとうございました。私もここは実は気になっていまして、100歳以上 で行方不明のニュースかなと思ったりしたんですが、そうでもないんですね。はい、あり がとうございました。

どうぞ。

【委員】 管轄しているセンターと出張窓口になるところの距離感、位置関係というんで すか、どういった感じ。近いのか、あるいは離れているのか、どういう基準でここの選定 になったのかというのをちょっとお聞かせ願えればと思うんですが。

(18)

【委員】 基本的には、ではそこは大規模集合住宅の方向けというか、そちらの方を対象 にというような位置づけなんでしょうか。

【高齢福祉係長】 基本的にはその方だけではなくて、どなたでも来ていただけるような 形で考えております。

【委員】 いや、ちょっと場所のところで、直接のこの出先の機関のことだけではなくて、 私の個人的な意見になってしまうんですけれども、私は神谷のほうが住まいというか、事 務所のほうがありまして、神谷の二丁目なんですけれども、こちら清水坂あじさい荘のほ うが管轄になっているんですけれども、地図がないのであれなんですけれども、ここの管 轄は実は線路を挟む形になっていて、赤羽西の方は当然あじさい荘があるほうなので非常 に便利なんですけれども、線路を挟んで反対側、神谷二丁目ですとか、東十条に関しては 全く反対側になってしまうというところで、ある種利便性のお話が出ましたけれども、利 便性ということを考えると、こういった物理的に分断されているようなところがあると、 かえって利用しづらいという部分もあるんですね。

基本的に人数が多いところという分け方、それは一番需要があるということなので、 それも重要かと思うんですけれども、利用する側の立場としては、やっぱり行きやすいと ころ、人数に限らず人数が少ないからちょっと離れたところといっても、そうすると結局 だんだん利用したい方がいても利用できないという現実問題が出てきてしまうわけで、そ うすると、本来持つべき機能というものが目的が果たせなくなるというちょっと懸念もあ るかと思うんです。

これは今後の課題という形になるとは思うんですけれども、区割りといいますか、ある いは新たに出先機関を設置するに当たっても、そういった物理的な状況というものをきち んと精査して設置ということを考えていただければよろしいのかなというふうに思いまし て、ちょっとご意見のほうを述べさせていただきました。

【会長】 ありがとうございました。いや、ここの部分はこの問題に限らず難しいですね。 法律というのはね。属地主義か属人主義かという。どうしても属地主義でいってしまうん ですね。でも、やっぱり利用者の側に立って、何とかやりくりできないのかなというとこ ろは課題ですけれどもね。

(19)

も、まだ分断されて地理的にちょっと微妙なところもあるというところなので、そこのち ょっと改善というのをぜひ図っていただきたいなというふうに、今後のテーマになるかと 思うんですけれども、検討していただきたいというふうに思います。

【会長】 では、事務局、なかなか難しいところがあるんですけれども、やっぱり利用者 の側にも立ちながらというところで、また検討していただきたいということでお願いしま す。

【委員】 あんしんセンターの高齢者の方々が7,000人、6,000人でも結構です が、多いところに出張窓口というのを設けるということをお伺いしましたが、今お聞きし ました業務内容で、果たして人数といいますか、その分の業務としては分担になるのかど うかといいますか、もう少し窓口業務としては踏み込んだ業務までしないと、大勢いらっ しゃる高齢者の方に対応できるんでしょうかということをちょっとお伺いしたいんですが。 【会長】 はい、ありがとうございました。

では、事務局いかがですか。

【高齢福祉係長】 今ある高齢者あんしんセンターを分断して、こちらの専管で置くとい うことではございませんで、今も既に大規模集合住宅を所管しているところに対して、さ らに職員を送り込んで利便性の向上を図るといったものでございますので、当然のことな がら現状の人数よりは人を手当しなくてはならないというふうには思いますけれども、人 数が足りないからといって、サービスの低下につながるといったことはございません。 【委員】 低下という意味ではもちろんなく、それだけのことを増やしていただくという ことではわかるんですが、王子あたりですと2カ所に分けるくらいのことはなさっている のに比べるとという意味合いで、もう少し窓口業務としては拡大の方向にはないのかなと いうご質問でした。

【高齢福祉係長】 確かにここの王子エリアといいますのは、豊島を分けたときもそうな んですが、豊島と今の王子光照苑のエリアは一緒だったんですね。これは非常に多いので 分けたんです。今度、王子の直営も、非常に、8,000人以上あるので分けます。分け たとしても、その結果、先ほどの高齢者人口を見ていただけるとおわかりですが、豊島も 光照苑もまだまだ人数が多い。逆に増えているという現状がありますので、これは今後の 課題としてやはりサービスを低下しないように、十分な高齢者あんしんセンターの機能が 発揮できるように考えてまいりたいと思っております。

(20)

以上の高齢者の数が重要だと思うんです。75歳以上になると、出張窓口に行くのがやっ とくらいで、高齢者あんしんセンターまで行けない人が結構あると思うんです。

例えば、やまぶき荘のところに高齢者の桐ケ丘1丁目、1,464と書いてあります けれども、この地域は高齢者が確かに多いんですけれども、高齢化率が54%で、そのう ちまた人口の3分の1くらいが75歳以上なわけです。あの地域は平たんかというと、少 し坂もあったりしますので、やまぶき荘の範囲にあったとしても、やっぱり帰ってくるの が大変な人がいると思うんです。ですから、集会場とかそういうところを使って、もう少 し出張窓口をしてもいいのではないかと思うんです。固定のところでなくても、出張でや る分には集会所とか使えばできると思いますので、地域の実情に合わせたものを作ってい ただければいいかなと思いますけれども。

【会長】 ありがとうございました。ご提案だと思いますので、人数だけの標本だけでは なくて、地域の特性とか、あるいはいろいろな民間団体のさまざまな高齢者の居場所とか というのがあるわけですし、また区のほうも昨日会議がありましたけれども、いろいろな サロンをやっていまして、そうして補助させるということで、去年、今年とまた来年も行 うわけですから、そういったところともリンクしていけば、かなりきめ細かくできるので はないかなと思いますので、ぜひその点もお含み置きをいただければと思います。

ほかにいかがでしょうか。まだご発言されていない委員さんで何かあれば。よろしゅう ございますか。

(な し)

【会長】 それでは、議題のほうはこの三つで、この後の報告事項が実は大変ありますの で、そちらに移らせていただきます。また何かお気づきの点があれば、またお出しいただ けると思います。

それでは、3の報告事項です。平成24年度事業実績と平成25年度の事業計画と大 きく二つに分かれますけれども、まず平成24年度の事業実績のほうで1から6まで、資 料4から9までですけれども、ご説明をお願いします。

【高齢福祉主査】 平成24年度高齢者あんしんセンターの運営実績の平成24年度の新 規事業につきましてのみ、ご報告させていただきます。

Ⅰ連絡会・会議等で、6番、在宅介護医療連携推進会議。こちら「5」となっておりま すけれども、まず「6」に訂正をお願いいたします。

(21)

します。

続きまして、Ⅱ総合相談支援事業の6番、きたく介護あんしんフェア。これは高齢者あ んしんセンター、介護サービス事業所区民ボランティアとともに、認知症、介護予防を含 めた介護や福祉事業の啓発ということで、平成23年度412名でしたけれども、平成2 4年度は848名の参加でした。

9番、地域見守り・支えあい活動促進補助事業。これは、おたがいさまネットワーク協 力団体に登録している町会・自治会で、独自の取り組みをしている団体に補助金を交付し て、おたがいさまネットワークの輪を広げる事業です。この事業は10団体に補助金を交 付しました。8番のおたがいさまネットワーク全体会で町会・自治会が活動発表をいたし ました。

10のフォローアップ事業は、実態把握調査を受けてひとり暮らしや、もしくは高齢世 帯、介護保険の認定を受けていなくてを相談する人がいない方、2,360名中2,14 3名を訪問いたしました。

15、高齢者あんしんセンターサポート医 医療相談、16、訪問相談、17、医療情 報交換会。これにつきましても後ほどご説明をさせていただきます。

以上です。

【会長】 引き続き、資料5の予防給付事業ケアプラン作成もお願いします。

【高齢福祉主査】 資料5の平成24年度新予防給付事業ケアプラン作成件数について、 ご報告させていただきます。

まず、資料の1、要支援1・2の区分ですけれども、介護認定を受けられまして、要支 援1・2となられた方々には、介護予防支援事業所として各包括支援センターのほうで予 防事業のケアプランを作成しておりますが、その作成件数の状況をお示ししております。

平成23年度より要支援2が要支援1を上回る状況でしたが、平成24年度も同様にな っております。月平均といたしましては、3,395件のケアプランを作成している状況 になっております。

次、2ですが、それぞれのケアプランを作成した方の年齢区分をお示ししてございま す。各年齢区分のパーセンテージに関しましても、合計にはなりますが、平成23年度の ご報告の状況と大きく変わりはないパーセンテージになっております。

(22)

することができますけれども、包括支援センターで作成している分と委託をしている分の 割合になります。上の段の包括分となっていますところが包括支援センターのほうで作成 しているケアプランの件数になりまして、下の委託分となっていますところが一部委託を して作成いただいているケアプランの件数になっております。全包括で見ますと66. 6%のケアプランのほうを包括で作成しており、33.4%を委託で作成している状況に なっております。

次の4番ですが、予防ケアプラン受託居宅介護支援事業者数ですが、こちらは実数に なります。それぞれの一部委託をお願いしている事業者の数になっております。右側の一 番端のところの区内事業者実数に関しましては201となっておりまして、平成23年度 は147でご報告させていただいておりますので、委託をお願いしている事業者の数は増 えている状況になっております。

私のほうからは以上です。

【会長】 ありがとうございました。

以上、平成24年度の事業実績の1と2をご説明いただきましたけれども、合計六つ ありますので、二つずつ見ていくのがいいのか、それとも一括で6まで進めてよろしいで すか、昨年度の事業実績ですのでね。

では、次の3番目、北区における高齢者虐待の状況と対応、以下6まで続けてお願いし ます。

【王子高齢相談係主査】 お手元の資料6をご覧いただければと思います。平成24年度 の高齢者虐待対応についてご報告をいたします。

1番の高齢者虐待の相談・通報件数。これは初動件数というふうにご理解いただければ と思います。平成23年度は、表の一番右端にあります100という数字だったんですけ れども、平成24年度は97とほぼ同数の対応をいたしております。

その内訳につきましてですが、恐れ入ります、数字の訂正をお願いいたします。5月 内訳の欄の数字60一番下の数字を「4」に変更をお願いします。あわせまして、2月4 0一番下の「1」を「3」に変更をお願いいたします。恐れ入ります。合計の欄を「2 6」から「29」に変更をお願いいたします。

(23)

で確認が認められなかったものが当たります。ただ、「不明他」の案件につきましても、 継続的に対応をいたしているところではございます。

相談・通報発生場所は、ご覧のとおりそれぞれのエリアでの発生件数がございます。 虐待の相談・通報に当たりましては、ケアマネジャーさんからのご相談・通報が一番多 い案件でございます。また、虐待を受けている方の年齢は80代の方、女性の方、この割 合が多くなっております。また、虐待を受けた人の介護度。いわゆる「認定なし」という 数字がかなり大きくなっておりますが、これは本来的には介護認定が必要なんだけれども、 認定をまだ受けられていない状況という方が多くございます。その他は主に介護2くらい。 特に認知症の方、疾患のある方はかなり割合が高くなっているかと思います。

恐れ入ります、裏面をご覧ください。虐待を受けた方の認知症、高齢者自立度。これは ご覧のとおりほぼ半数以上の方。認知症の高齢者自立度がかなり進んでいる方が見受けら れます。

虐待する側の状況です。虐待をする方としては息子さんの割合が一番多くなってござ います。しかも虐待をされる方の年齢としては50代の方。これまでの状況から言います と、虐待をされるほうは80代の女性、虐待をするほうとしては50代の息子さん、男性 というのが一つ見えてくるものかなと存じます。

虐待の種別としましてはご覧のとおり、これは複数回答として頂戴しております。いわ ゆる身体的なものと心理的なもの。心理的なものだと暴言ですとか、あるいは脅迫ですと か、そんなのが入ってくるかと思いますが、それと経済的なもの。これが合わさって起こ ることがかなりのケースでございます。

また対応につきましては、初動の対応として主にサービス調整、あんしんセンターもし くは虐待防止センターが対応しまして、何とかサポート調整で初動で対応していると。そ れで比較的落ちついた解決が図れるというふうな案件が多うございます。

以上、ご報告です。

【介護予防担当副参事】 それでは、私のほうから資料7の介護予防・地域支援事業の実 施状況について、ご説明させていただきます。

まず、1ページ目には、一次予防事業としまして、主に啓発活動などの教室等の実績を 報告させていただいております。内容や参加者数はお示しのとおりでございます。

(24)

いうものですが、北区については特定健診、それから高齢者の健診とあわせておたっしゃ 健診を実施しておりまして、その実施していただいた方を対象に把握しております。

実施の結果といたしましては、下の表のグレーがかっている部分、受診者数が1万2, 199人、そのうち二次予防の対象者がおおよそ30%の3,645人という方が二次予 防の対象として把握しております。

昨年度の実績を記させていただいておりますが、昨年度はおたっしゃ健診の受診者数が 1万人弱。二次予防と把握できたのが3,000人弱でして、平成23年度から平成24 年度については2,500人くらいの方に健診を多く受けていただいたという結果が出て おります。

それから、3ページ目、二次予防事業なんですが、表の一番右側の括弧書き、参加者数 となっているところの括弧書き部分が実際の二次予防対象者でございます。

定員が設けてありますので、定員に満たない場合には一般の公募もいたしまして、より 多くの方に事業を受けていただいておりますが、括弧内が実際の二次予防の対象者となっ ている方です。

平成24年度については、真ん中あたりに認知症予防教室(ウォーキング型)というも のがありますが、認知症の予防のために有酸素運動、ウォーキングを続けていこうよとい うものを講座として行いまして、これが平成24年度新たな事業になります。

それと、関連しまして、戻りまして2ページの上のほう介護予防活動支援。地域活動に 介護予防を取り組んでいく人材を養成するというところで、認知症予防ウォーキングファ シリテーターの養成講座というものも平成24年度新たに行っている事業でございます。

以降、年齢階層別の参加者数、それから男女別等を記させていただいております。 以上でございます。

【会長】 ありがとうございました。 引き続き、5、6をお願いします。

【高齢福祉主査】 資料8のご説明の前に、先ほどのケアプラン作成件数の際にご説明が 不足してしまったことがありますので申し上げます。

(25)

では、引き続きまして、資料8のご報告をさせていただきます。

介護予防プラン評価結果の比較ということで、数年前より介護予防プラン評価結果をご 報告させていただいておりますので、平成22年、23年、24年度の比較になりますよ う、それぞれの割合を示させていただきました。

表の見方といたしましては、上の部分、要支援1、要支援2となっております。評価前 の介護度になります。縦軸に評価後ということで、自立、要支援1・2、以下、要介護1 から5、あとプラン終了、転出、死亡などとなっておりますが、上の評価前の要支援1・ 2の方が縦軸のプランを認定期間が来た時期、もしくは途中で区分変更などで再認定をか けたときに、要介護度がどうなったかというのをお示ししている表でございます。

一番下の三つに分けてある改善と現状維持と悪化というところですが、評価方法といた しましては、評価前に要支援1の認定だった方が、次の認定結果で自立になれた方を改善 としています。

同じく、評価前、要支援2だった方に関しましては、評価後、要支援1、もしくは自立 になられた方について改善という様に評価をさせていただいております。

現状維持となりますのは、要支援1の認定がまた要支援1だった方。要支援2の認定の 方が引き続き要支援2だった方という方を現状維持とさせていただいております。

最後、悪化というところですが、こちらは評価前に要支援1だった方が評価後は要支援 2、もしくは要介護の状態になられた方々を悪化という形で評価しております。同じく、 要支援2の方に関しましても、要介護になられた方を悪化という形で評価させていただい ております。

今回は経年の変化がわかりますようにお示しさせていただきましたが、改善の割合が平 成22年度8.70%だったものが、平成23年度、平成24年度と微増ではありますが 増えている状況にあり、現状維持も若干ずつ増えておりまして、悪化のほうは逆に平成2 2年度、23年度、24年度、少しずつですが減っている状況になっております。

報告は以上です。

【王子高齢相談係長】 資料9のふれあい交流サロンの実施状況について説明いたします。 平成24年度は赤羽圏域の3カ所、王子圏域の1カ所に加え、滝野川圏域の上中里つつ じ荘、飛鳥晴山苑高齢者あんしんセンターの2カ所が10月から開設いたしました。平成 24年度の参加者数、回数については一覧をご覧ください。

(26)

9月にプレサロンを行い、翌月の10月から開催しております。内容についてですが、座 ってできる体操、折り紙、小物の作成、脳トレのクイズなどとお茶を飲みながらの懇談と いうものが主なものとなっています。

回数が多い豊島については、簡単ヨガの集いの人気が高く、回数を増やしたり、あと手 芸と懇談のおひさまサロン、電子レンジでの簡単調理を行う男性対象の「男」のきままな サロン、これは写真として載せてありますけれども、それに加えて豊島5丁目団地への出 張サロンも始めています。

豊島は施設内に和室があること、またフローリングのフリースペースがあるという利点 を生かして、実施回数や内容を広げております。

参加費用ですけれども、お茶代の100円、そのほか小物作成などでは材料費として1 00円から500円程度をいただいております。いずれのあんしんセンターも介護予防リ ーダーの会や地域のボランティアの方の協力を得ながら実施していますが、ボランティア の方が主体となって実施するというところまでは至っておりません。

3番目の平成25年度以降の予定ですけれども、サロンの目的であるひきこもりがちな 高齢者の方が安心して交流できる場となるように、月2回以上の開催を予定しております。 また、平成25年度には新たに滝野川西高齢者あんしんセンターと西が丘園高齢者あんし んセンターの2カ所の開設を予定しております。

以後、平成26年度以降も順次開設していく予定です。 以上です。

【会長】 ありがとうございました。1から6まで平成24年度の事業実績ということで、 資料4から9をもとにご説明いただきました。全体を通じてでも結構ですし、個々でも結 構ですので、何かご質問・ご提案、あるいは実際の様子などご存じだったらお話しいただ ければと思います。

【委員】 資料8、介護予防プラン評価結果の比較についてのご質問でございます。 改善、維持、悪化、このデータを出されたのは本当にすばらしいデータだなと思いまし て拝見をいたしました。実際に改善が微増傾向であり、悪化については減少傾向であると いうのは、大変すばらしい結果だというふうに思っております。この要因は分析されまし たでしょうか。

【会長】 事務局、いかがでしょうか。

(27)

ましての評価分析には未着手ではありますが、今後、検討して細部について検討を重ねて いきたいと思います。貴重なご意見ありがとうございました。

【委員】 すみません、分析をされる際にどのような観点で分析をなさいますでしょうか。 【高齢福祉主査】 まずは介護予防事業との関連も兼ねて考えていきたいと考えておりま す。

【委員】 ありがとうございます。すみません、私、こちらの分野の研究が専門なので、 つい。

【会長】 ご助言されたらいかがですか。こういう視点で、こういう評価指標。

【委員】 そうですね。そもそもケアマネジメントは、計画的に狙いを定めてアプローチ していくものでございますので、そもそもどのようなニーズに対して、どんなアプローチ がなされたのかというところで、介護度別だけではなくて、年齢別、疾患別、そしてどの ようなサービスを受けたのかというところですね。ここについてはまず基本の情報として 必要になるかと思います。

そこでクロスをかけていくことになりますけれども、それ以外にも出したいのであれば、 やはり認定情報等もありますので、クロスをもし可能であればかけていかれるといいかな と思います。なぜかと申しますと、予防プランに関しては、もちろん保険者の責任によっ て行っているというのが大原則でありますし、社会保障国民会議の中でも予防については 地域支援事業のほうに移行していくというような流れもございます。そうなりますと、本 当に保険者のほうでいかに改善をしていって、いかに自立になっていっていただくかとい うところがもう問われてくると思います。

私、全国の保険者の――全部ではないです、本当に一部なんですけれども、要因分析を 幾つかいたしております。その中で全然地域によって透析が主であるところであるとか、 あとがんが多いところ、あと糖尿病であるところ、心疾患が多いところによって、かかわ る人たちへの教育の方法も変わってきます。プランを立てる人たちへどのような教育を優 先的にしていくべきかとか、市民に対する教育というものも変わってくるので、ここはし っかりと分析をして、北区ではどのようにプランニングして全体を動かしていくのかとい うことを計画したほうが、より効率的・効果的ではないかというふうに思っております。

以上でございます。

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