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【前月の市場概況】 中国では1月分の製造業PMI(購買担当者指数)が政府分は前月比で低下、民間分は上昇とまちまちと なったものの、先行きの景気減速の継続を示しました。また輸出入も前年同月比で大幅な落ち込みとな り、内需・外需とも弱さが目立ちました。一方、1月の新築住宅価格は、購入規制の緩和な どを背景に前 年同月比で4ヵ月連続上昇しました。中国人民銀行は2月29日、市中銀行の預金準備率の引き下げを決 定し、約4ヵ月ぶりに追加の金融緩和を決定しました。景気のてこ入れに加えて、人民元買い・米ドル売り 介入による金融の逼迫感の緩和を狙った模様です。  アセアン主要国の2015年10-12月期実質GDP(国内総生産)成長率は、まちまちの結果となりました。イ ンドネシ ア の成長率は前年同期比で+5.04%と4四半期ぶりの高い伸びとなりました。輸出の減少が続い た一方、インフラ整備など公共投資が進捗したことが寄与しました。タ イ は同+2.8%と前期から伸びが僅 かに鈍化しました。消費や政府支出が増加したものの、商品輸出の減少や海外観光客数の伸び悩みが 影響しました。マレーシ ア は同+4.5%と4四半期連続で伸びが鈍化しました。昨年4月に導入された物品・ サービス税の影響が薄れ消費が持ち直したものの、官民の投資が減速しました。 各国の金融政策では、イ ンドネシ ア 中央銀行が2月18日、イ ンフレ率や通貨ルピア の落ち着きを背景 に2会合連続で政策金利を引き下げました。 【今後の見通し】 中国の李克強首相は、3月5日開幕した全国人民代表大会(全人代、国会に相 当)で2016年の成長率目標を+6.5~7%と表明し、構造調整を進捗させる一方で 機動的な財政・金融政策によって経済の失速を回避する方針を示しました。余剰 設備を抱える鉄鋼・石炭などで企業の淘汰が進むことで 失業者の増加など景気 の下押し圧力が高まる一方、交通網の整備などインフラ投資の拡大で 景気を下 支えするとしています。中国では2月も製造業PMIの低下が続いており、当面は経 済成長率の鈍化が続きそうです。 アセアン主要国は、引き続き加速感は乏しいものの内需主導による緩やかな ペースでの成長が続きそうです。中国の景気減速や商品市況の低迷を背景に総 じて輸出金額が前年水準を下回っており、足もとで は製造業景況感の下振れが 目立っています。低インフレ率や良好な雇用環境を背景とした消費の伸び、政府 による景気刺激策や公共投資などが景気の下支えになると見られます。

マーケットフォーカス(アジア市場) 2016年3月号

経 済

2016年3月10日

各国の実質GDP成長率(前年同期比)の推移 ‐10 0 10 20 12/4Q 13/2Q 13/4Q 14/2Q 14/4Q 15/2Q 15/4Q (%) (年/期) (2012年10‐12月期~2015年10‐12月期、四半期) インドネシア マレーシア フィリピン タイ シンガポール 中国 各国の消費者物価指数(前年同月比)の推移 各国の政策金利の推移 ‐2 0 2 4 6 8 10 12 13/2 13/8 14/2 14/8 15/2 15/8 16/2 (%) (年/月) (2013年2月~2016年2月、月次) インドネシア タイ シンガポール マレーシア フィリピン 中国 0 2 4 6 8 10 13/2 13/8 14/2 14/8 15/2 15/8 16/2 (%) (年/月) (2013年2月~2016年2月、月次) インドネシア マレーシア フィリピン タイ 中国 ※シンガポール、マレーシア、中国は2016年1月までのデータを使用 ※インドネシア:BI金利、マレーシア:翌日物政策金利、 フィリピン:翌日物借入金利、タイ:翌日物レポ金利、 中国:1年物貸出基準金利を使用

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当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。

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【前月の市場概況】 2月のアジア株式市場は、まちまちの動きとなりました。イ ンドは経済改革の停滞や追加金 融緩和観測の後退が重石となり、一時モディ政権が誕生した2014年5月以来の安値をつけ、 月間では4ヵ月連続で下落しました。上海総合指数は景気刺激策や国有企業改革への期待 を背景に上昇したものの、改革試案の発表で材料出尽くし感が広がり、下旬に急反落しまし た。一方、イ ンドネシ ア は底堅い推移が続きました。経済成長率に底打ちの兆しが見え るな か、政府による規制緩和や追加金融緩和を背景に業績改善への期待が根強かった模様で す。台湾は月後半に米株式が反発するなか、主力のハイ テク株が底堅く推移し、約2ヵ月半 ぶりの高値で引けました。   【今後の見通し】  アジア株式市場は、もみ合い推移となりそうです。  原油安の一服や米景気の減速懸念の後退が総じて株価の下支えとなる一方、中国の景気 減速が重石となる見込みです。また米国の利上げ観測が再燃するケース では、市場心理が 悪化する場面もありそうです。引き続き各国毎のファ ンダメンタルズ(経済の基礎的条件)や セクター間、銘柄間での跛行色が強まる展開を見込みます。 【前月の市場概況】 2月のアジアREIT市場は、総じて上昇しました。米景気の先行き不透明感を背景に、米国 の利上げペースが緩やかになるとの見方が下支え要因となりました。また、欧州の一部の金 融機関における信用不安に伴うリスク回避の動きなどを受けて 主要国で 金利低下が進むな か、アジアREITの高い配当利回りが評価されました。 【今後の見通し】 中国の景気鈍化や米国の追加利上げに対する懸念は残るものの、中国をはじめとするア ジア各国の緩和的な金融政策の継続が市場のサポートになることが期待されます。また、ア ジアREITの業績は堅調であり、REIT配当利回り、長期金利との利回り格差ともに魅力的な水 準にあります。よって、今後も短期的にはグローバルな株式市場や長期金利の動向、各国の 政策の動きに左右されやすい展開が見込まれますが、中期的には堅調な業績動向が評価さ れ上昇する展開を予想します。

株 式

REIT

※グラフ開始日を100として指数化。使用している指数については4ページをご覧ください。 各国の株価指数の推移 各国のREIT指数の推移 60 100 140 180 220 260 13/2 14/2 15/2 16/2 (年/月) (2013年2月末~2016年2月末、日次) インドネシア マレーシア 韓国 台湾 中国 インド フィリピン タイ シンガポール 香港 60 80 100 120 140 160 13/2 13/8 14/2 14/8 15/2 15/8 16/2 (年/月) (2013年2月末~2016年2月末、月次) 香港 シンガポール マレーシア 日本 ※グラフ開始日を100として指数化。各国・地域のREIT指数は、S&PグローバルREIT指数(現地 通貨ベース、配当込み)の各国・地域のインデックスを使用。

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【前月の市場概況】 2月のアジア 国債利回りは、タ イ やフ ィ リピ ンが低下した一方、マ レー シ ア は上昇するな ど、まちまちとなりました。 ユーロ圏や日本でのマイナス金利政策を背景に先進国の国債利回り水準が急低下するな か、新興国内でインフレ率や景気が相対的に安定して いるアジ ア国債市場に、外国人投資 家の資金流入が続いた模様です。イ ンドネシア の10年国債利回りは、追加利下げを先取り する形で一時7%台に低下したものの、利下げ決定以降は利益確定売りに押される展開とな りました。 【今後の見通し】  アジア国債の利回りは、引き続き安定した推移が見込まれます。 原油ほか商品市況の低迷などを背景にアジア各国のインフレ率は総じて落ち着いた状況 が続きそうです。また日本やユーロ圏で のマイナス金利政策や、FRB(米連邦準備理事会) の追加利上げに対する慎重姿勢などを背景に先進国の国債利回りは低位での推移が続く見 通しです。こうしたなか、引き続き外国人投資家による資金流入がア ジア 国債市場の下支え 要因となる見込みです。 【前月の市場概況】  2月のアジア通貨は対円で全面安の展開となりました。 米国の景気指標悪化や原油先物の下落、欧州での信用不安の高まりな どを背景に低リス ク通貨とされる円への買いが加速しました。イ ンド・ルピーは経済改革の停滞や追加金融緩 和観測の後退が重石となり、下げ幅が大きくなりました。マ レ ーシ ア ・ リン ギ ッ トも原油安を 背景に軟調な推移が続きました。一方、イ ン ドネ シ ア ・ル ピア は債券市場への資金流入が 支えとなり、相対的に下げ幅が小さくなりました。なお、中 国・ 人民 元は中国当局が人民元 の急落を回避する姿勢を鮮明にするなか、対米ドルでは4ヵ月ぶりに上昇しました。 【今後の見通し】  アジア通貨は、反発一巡後は対円でもみ合い推移が見込まれます。 日米株式の反発でリスク回避の円買い圧力が和らいだものの、為替市場では一段の円安・ 米ドル高を予想する向きは少なく、当面は対円でのアジア 通貨の上昇余地も限られそうで す。イ ンド・ルピーは、2月末に発表された16年度予算案が景気浮揚と財政健全化の双方に 配慮したものと評価されたことが下支えとなりそうです。また原油先物の底入れ感が一段と 強まるケースでは、資源国通貨とされるイ ンドネシ ア ・ルピア やマ レーシ ア ・リンギ ットが上 値を試しそうです。

債 券

為 替

※10年国債の利回り。 各国の国債利回りの推移 各国の為替の推移(対円) ※グラフ開始日を100として指数化。 0 2 4 6 8 10 12 13/2 13/8 14/2 14/8 15/2 15/8 16/2 (%) (年/月) (2013年2月末~2016年2月末、日次) インドネシア マレーシア フィリピン タイ シンガポール 80 100 120 140 160 13/2 13/8 14/2 14/8 15/2 15/8 16/2 (年/月) (2013年2月末~2016年2月末、日次) インドネシア・ルピア タイ・バーツ シンガポール・ドル マレーシア・リンギット 中国・人民元 香港ドル インド・ルピー フィリピン・ペソ

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当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。

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【当資料の掲載内容について】 ※当資料に掲載している表やグラフは、信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成しています。 ※当資料に掲載している見通しは、レポート作成時点における三井住友トラスト・アセットマネジメントの見通しであり、将来の運用成果を保証するものではありません。

【株式・REIT】

【国債利回り】

国 月間騰落率 中国 ▲1.81% 香港 ▲3.94% 台湾 4.09% 韓国 0.24% インド ▲7.51% シンガポール 1.42% ※10年国債の利回りを使用 マレーシア ▲0.78% インドネシア 3.38%

【為替】

タイ 2.41% フィリピン ▲0.25% 香港 0.19% シンガポール 4.52% マレーシア 3.90% ※インドネシア・ルピアは100ルピア当たりのデータ 指数名 ストレートタイムズ指数 S&PシンガポールREIT指数 上海総合指数 ハンセンH株指数 ムンバイSENSEX指数 韓国総合株価指数 ※S&PグローバルREIT指数は現地通貨ベース、配当なしを使用 S&P香港REIT指数 ジャカルタ総合指数 FTSEブルサマレーシア KLCI指数 加権指数 SET指数 フィリピン総合指数 S&PマレーシアREIT指数 マレーシア 8.263% 8.260% 0.003 0.080 国 2 月末 1 月末 前月末比 インドネシア ▲0.380 ▲0.315 0.017 3.850% 3.930% 4.207% 2.420% 2.259% 3.828% 2.105% 2.276% マレーシア・リンギット フィリピン・ペソ タイ・バーツ 2.39 フィリピン タイ シンガポール 通貨( 単位: 円) 中国・人民元 香港ドル インド・ルピー インドネシア・ルピア シンガポール・ドル 1 月末 17.38 月間騰落率 14.62 1.65 0.85 80.60 26.93 3.18 18.39 15.51 1.78 0.87 84.71 29.02 3.37 2 月末 2.53 ▲5.49% ▲5.74% ▲7.30% ▲2.30% ▲4.85% ▲7.20% ▲5.64% ▲5.53%

アジア市場の主な指標(2016年1月末~2016年2月末、月次)

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【ご留意事項】 ●当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが投資判断の参考となる情報提供を目的として作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。 ●ご購入のお申込みの際は最新の投資信託説明書(交付目論見書)の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断ください。 ●投資信託は値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替変動リスクを伴います。)に投資しますので基準価額は変動します。したがって、投資元本や利回りが保証されるもの ではありません。ファンドの運用による損益は全て投資者の皆様に帰属します。 ●投資信託は預貯金や保険契約とは異なり預金保険機構および保険契約者保護機構等の保護の対象ではありません。また、証券会社以外でご購入いただいた場合は、投資者保 護基金の保護の対象ではありません。 ●当資料は信頼できると判断した各種情報等に基づき作成していますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。また、今後予告なく変更される場合があります。 ●当資料中の図表、数値、その他データについては、過去のデータに基づき作成したものであり、将来の成果を示唆あるいは保証するものではありません。 ●当資料で使用している各指数に関する著作権等の知的財産権、その他の一切の権利はそれぞれの指数の開発元もしくは公表元に帰属します。

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