• 検索結果がありません。

詳細に伝えるためにインタビューやアンケートを実施して情報を収集したりする活動を設定することにする 整理する 場面では,CM のテーマをもとに集めた情報の中から伝えたいことが受け手にしっかりと伝えることができる情報を選択する また, 選択肢した情報を加工しながら, 伝えたいことが伝わりやすい CM の

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "詳細に伝えるためにインタビューやアンケートを実施して情報を収集したりする活動を設定することにする 整理する 場面では,CM のテーマをもとに集めた情報の中から伝えたいことが受け手にしっかりと伝えることができる情報を選択する また, 選択肢した情報を加工しながら, 伝えたいことが伝わりやすい CM の"

Copied!
5
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

公開授業①

第5学年 メディア・コミュニケーション科学習指導案

学習者 5年1組児童 授業者 木村 明憲 研究主題 相手を意識して主体的に情報を活用しようとする子の育成 〜学習の基盤となる21世紀型情報活用能力〜 1 単元名 情報を批判的に読み解こう ~学校の魅力を伝えるCM を作ろう~ 「③メディアを通して批判的に思考する力」を育成する 2 児童の21世紀型情報活用能力について 本学級の児童の21世紀型情報活用能力については,4年生までの学習の中で身についている力が多い。特に, 朝のスピーチ活動では,伝えたいことを伝えるために,適切な情報を選ぶとともに,どのようなメディアで伝え ると伝わりやすいのかということを考え,実物を見せたりiPad で写真や動画を映したりする姿が見られ「②メ ディアや情報を選ぶ力」が育成されていると感じる。また,動画を見せる際は,短時間の動画で伝えたいことが よく分かるように撮影した動画を活用する姿もみられ,「④目的に合わせてメディアを活用する力」も育ってき ていると思われる。 5年生になってからは1学期の「ニュースを伝えよう」の単元で「⑤メディアを活用する際に,責任をもって 発信する力」について学んだ。この単元では,まず地方紙と全国紙を比較し,同じテーマの記事でも情報の受け 手に応じて記事の書き方が違うことを学んだ。さらに,発信者(記者)の解釈によって,同じ出来事でも情報の 切り取り方が異なり,記事の書き方が違ってくることに気づくことができた。その後,新聞作りを通して児童が 実際に発信者となり責任をもって発信する体験を行った。児童はインタビューやアンケートなどの方法で集めた 情報を持ち寄り,グループで編集会議を行いながら,事実のどの部分の情報を切り取り記事にしていくかを考え ていく中で,責任をもって発信することについて考えを深めることができた。 本単元「学校のみ力伝えるCM を作ろう」では,まず様々な CM を比較・分析する活動を行う。その際にそれ ぞれのCM を批判的に読み解く活動を行う。本教科において批判的に情報を読み解くということは,単に否定的 に情報を読み解くのではなく,視聴したCM がどのようなことをどのような表現で伝えようとしているのか,ま た,様々な表現で伝えたことによる効果や課題について検討することができればと考えている。CM をこのよう な視点で批判的に読み解くことで,児童が自らCM 作成を行う際に,多面的な視点から作成することができるの ではないかと考える。 3 21世紀型情報活用能力の育成に向けて 本教材は,情報を批判的に読み深める力を育成する単元である。したがって,本単元では,21世紀型情報活 用能力の中で「③メディアを通して批判的に思考する力」の育成をめざすことが最も大きな目標となる。 本単元では,CM を作成することで上記の21世紀型情報活用能力を育成する。本単元で③の育成に直結する のは,「であう,集める」場面のCM を比べたり,分析したりしながら特性を調べる学習活動。「まとめる」場面 で自ら作成したCM を確認したり,グループで視聴したりしてアドバイスを作成する学習活動である。 まず,「であう」場面では,様々なCM の工夫を見つける活動を通して,分析を行う。その際に,分析する視点 を明確にし「情報を批判的に読み深める」ことができるように学習を進めていくことにする。次に,「集める」 場面では,様々なCM の構成や工夫に気付いた後に,学校のみ力を伝える CM を作ることをテーマに,情報を集 める活動に入る。この活動では,タブレットPC を使って静止画や動画を撮影したり,学校の魅力を正確にかつ

(2)

詳細に伝えるためにインタビューやアンケートを実施して情報を収集したりする活動を設定することにする。 「整理する」場面では,CM のテーマをもとに集めた情報の中から伝えたいことが受け手にしっかりと伝える ことができる情報を選択する。また,選択肢した情報を加工しながら,伝えたいことが伝わりやすいCM の工夫 を考える活動を設定していくことにする。 「まとめる」場面では,「整理する」の場面で選択・加工された情報を基に,CM を作成していく。作成する際 はナレーションを付けたり,映像を編集したりする場面で,「集める」場面で分析したことを想起させ,自らが 作成しているCM を受け手の視点から批判的に視聴し,改善を重ねるような姿を求めていきたい。また,CM が 完成した際は,他のグループの作品を批判的に視聴する活動を設定する。このような活動を通して,児童が自分 たちの作成したCM で伝えたいことが伝わっているのかということを検討した上で作品を完成させることにす る。 「伝える」場面では,完成したCM を伝えたい対象に伝える活動を行う。その際に,視聴してくれた対象に伝 えたいことが伝わったのかを評価してもらい,自分たちが作ったCM について振り返ることができればと考えて いる。 最後に「ふりかえる」場面では,単元の導入時に分析したCM と自分たちがつくった CM と比較しながら振り 返りを行う。このような活動を行うことで,自分たちがつくったCM の改善点に気付く事ができると考えられる。 また,CM を制作するという活動を経験したことにより,導入時には気づかなかった CM の工夫について気付く ことができると考える。その際に,一般に流れているCM の良さばかりでなく,それらの CM を批判的に読み解 き,裏側に隠されている製作者の意図などにも気付くことができればと考えている。 この様に,様々な場面で他者が作ったCM や自分たちが作った CM を批判的に読み深める活動を通して,児童 に「メディアを通して批判的に思考する力」を育成していきたいと考えている。 4 学習計画(全16時間) 学習の流れ 学習のめあて 育成をめざす21世紀型情報活用能力 「であう」CM とはなんだろうか。(3時間) ・CM の工夫を分析する方法について考える。 ・複数の CM を見比べ,制作者の意図や CM から得られる情報について考 える。 ・CM で伝える内容を考え,学習の計画を立てる。 ②メディアや情報を選ぶ力 ③メディアを通して批判的に思考する力 ④目的に合わせてメディアを活用する力 「集める」学校の魅力を伝えるための取材をしよう。(4時間) ・学校の魅力を探そう。 ・CM のテーマを決め,取材する内容と方法を決める。 ・取材に行く。 ②メディアや情報を選ぶ力 ④目的に合わせてメディアを活用する力 ③メディアを通して批判的に思考する力 「整理する」取材したことをもとに CM づくりをはじめよう。(2時間) ・集めた情報を整理し,取材したことを伝える CM をつくる。 ・CM に合う静止画や動画を選び,加工する。 ⑤メディアを活用する際に責任をもって発信する力 ③メディアを通して批判的に思考する力 「まとめる」編集会議を開いて CM を作ろう。(4時間) ・選択した情報を基に CM を作成する。 ・CM を確認したり見合ったりして改善する。 ⑤メディアを活用する際に責任をもって発信する力 ③メディアを通して批判的に思考する力 「伝える」「ふりかえる」CM を見てもらおう。(3時間)

(3)

・完成した CM を視聴してもらおう。 ・CM の影響について考えよう。(本時) ・単元のまとめと次単元の導入 ⑤メディアを活用する際に責任をもって発信する力 ③メディアを通して批判的に思考する力 5 本時の教科ねらいと育成をめざす21世紀型情報活用能力 ③メディアを通して批判的に思考する力 CM を批判的に分析し,CM の特徴と社会に対する影響について考える。 6 本時の展開 教師の発問(○) と 子どもの反応(・) 21世紀型情報 活用能力を高めることにつながる学習活動(太字) □準備物 ◇支援 ・留意点 ■評価 ◎育成をめざす2 1世紀型情報活用能力 1.本時のめあてを確認する。 ○この単元では,グループで CM を作成してきました。CM 作成を通してどのようなことを学びましたか。 ・30 秒間で伝えたいことを伝えることがとても難しいと感 じました。 ・伝えたいことをどのように表現すれば受け手に印象深く 伝わるのかを考えることが楽しかったです。 ◯CM を作成することで受け手に伝わるように CM を作成す ることが難しいことであることに気付いたようですね。 今日の学習では,CM を作成した経験を振り返りながら CM の影響について考えていきます。 ◯CM の特徴や影響について考える際に批判的に考えるこ とが大切です。どうして批判的に考えることが大切であ ると考えますか。 ・情報は切り取り方によって受け手が受ける印象が異なる ため,批判的に考えることが大切だと思います。 ・CM だけではすべての情報を伝えていないと思うからで す。 ◇児童が作成した CM を紹介することにより,CM づくり で学んだことを考えられるようにする。 ・批判的に考えることの意味について確認する。 批判的に考える…内容を分類して整理・分析したり, 他の情報と比べたりしながら「情報の正しさ」や「自 分が決断する根拠」を考えること。MC 科教科書p53 2.CM について考える。 ◯以前に視聴した CM をもう一度批判的に視聴し,CM の特 徴や社会に与える影響について考えましょう。 ① CM を個人で視聴し,考えたことを記述する。 ・(車の CM の分析)迫り来るような音楽を使っていること でこの車がよく走ることをイメージさせている。 ・(洗剤の CM)バーベキューの後でも匂いがつかないこと を表現しているが,本当に匂いがつかないのだろうか。 ・(食品の CM)とても簡単に作れるように表現されていた が,実際の作り方を商品を見て確認する必要があるので はないか。 ・iPad で自動車,洗剤,テーマパーク,薬品,飲み物, 食品,住宅,コンピュータの CM を視聴し批判的に分 析する。 CM の特徴や影響について考えよう。

(4)

②批判的に分析したことをテーマごとにグループで交流 し,それぞれの CM の分類でどのような特徴や影響があ るかをまとめる。 ・(テーマパークの CM)対象を若者向けに絞っているので はないかと感じられる CM が多い傾向にあった。テーマ パークとしては誰でも行きたくなるような CM づくりを する必要があるのではないかと思った。また,楽しい雰 囲気の音楽とテーマパークの映像をうまく合わせるこ とで受けての興味を引いていると感じた。このような CM を視聴することで,テーマパークで楽しんでいる客層や 楽しみ方が伝わると思った。 ③分析したことをテーマごとに交流し CM の特徴や影響に ついて考える。 ・どの CM も商品の良さを伝えるために情報をうまく切り 取り,効果音やキャッチコピーなどで効果的に伝わるよ うに作成されている。しかし,そのことで対象者を限定 していたり,正確な情報がわかりにくくなっていたりし ている。これらのことから私達は CM を見てそれぞれの 商品の良さを受け取ることができるが,実際に購入する 際は CM の情報だけでなくその他の手段で詳しく調べる 必要があると感じた。 ◇CM を作成したことを想起させることにより,日常生 活の中で放映されている CM も短時間で必要な情報を 効果的に伝えるために情報を吟味して作られている ことに気付くことができるようにする。 ◇ロイロノートでカードを交換し合うことで,CM の影 響についての考えを一つにまとめやすくする。 ◇ロイロノートでそれぞれのグループの回答を共有 し,それらを比較することから,CM 全体の影響につ いて考えることができるようにする。 ◎CM を批判的に分析し,CM の特徴と我々に対する影響 について考えることができたか。(情報活用能力 21− ③) 3.本時のまとめ ◯CM を作成する学習からどのようなことを学びましたか。 ・CM の作成においても情報を発信する際はどのように伝え るかを考えることがとても難しく,情報の切り取り方に 工夫が必要であると感じた。これは新聞作りの学習でも 同じであり,情報を発信する際は情報の切り取り方が重 要であると感じた。 ■CM を批判的に分析し,CM の特徴と社会に対する影響 について考えることができたか。 7 評価 ③メディアを通して批判的に思考する力 CM を批判的に分析し,CM の特徴と社会に対する影響について考えることができたか。

(5)

8 板書及びICT 活用計画 学校のみ力を伝えるCM を作ろう ◯批判的に考えるとは CM の特徴と影響について考 えよう。 児童の発言 CM の特徴と影響 電子黒板 ・ロイロノートの回答共有の画面等

参照

関連したドキュメント

る、関与していることに伴う、または関与することとなる重大なリスクがある、と合理的に 判断される者を特定したリストを指します 51 。Entity

断面が変化する個所には伸縮継目を設けるとともに、斜面部においては、継目部受け台とすべり止め

回転に対応したアプリを表示中に本機の向きを変えると、 が表 示されます。 をタップすると、縦画面/横画面に切り替わりま

点から見たときに、 債務者に、 複数債権者の有する債権額を考慮することなく弁済することを可能にしているものとしては、

えて リア 会を設 したのです そして、 リア で 会を開 して、そこに 者を 込 ような仕 けをしました そして 会を必 開 して、オブザーバーにも必 の けをし ます

ASTM E2500-07 ISPE は、2005 年初頭、FDA から奨励され、設備や施設が意図された使用に適しているこ

生活のしづらさを抱えている方に対し、 それ らを解決するために活用する各種の 制度・施 設・機関・設備・資金・物質・

ロボットは「心」を持つことができるのか 、 という問いに対する柴 しば 田 た 先生の考え方を