SQL Server 2008 自習書シリーズ No.1
ささっと試せる SQL Server 超入門
Published: 2008 年 4 月 30 日 改訂版: 2008 年 9 月 30 日 有限会社エスキューエル・クオリテゖ
この文章に含まれる情報は、公表の日付の時点での Microsoft Corporation の考え方を表しています。市場の変化に応える必要があるた め、Microsoft は記載されている内容を約束しているわけではありません。この文書の内容は印刷後も正しいとは保障できません。この文章 は情報の提供のみを目的としています。
Microsoft、SQL Server、Visual Studio、Windows、Windows XP、Windows Server、Windows Vista は Microsoft Corporation の米国 およびその他の国における登録商標です。
その他、記載されている会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。
目次
S STTEEPP 11. . SQSQLL SSeerrvveerr 22000088 の概の概要要 ... 4 1.1 SQL Server 2008 の概要 ... 5 1.2 自習書を試す環境について ...10 S STTEEPP 22. . SQSQLL SSeerrvveerr 22000088 ののンンスストトーールル ...11 2.1 SQL Server 2008 のンストール ...12 2.2 ンストール後のフォルダとメニュー ...33 2.3 サービスの確認 ...34 2.4 Management Studio の利用 ...38 2.5 システム データベースの確認 ...40 S STTEEPP 33. . SQSQLL SSeerrvveerr の基の基本本操操作作 を試を試ししててみみよようう!! ...42 3.1 データベースの作成 ...43 3.2 テーブルの作成 ...46 3.3 SQL によるデータの追加や検索 ...50 3.4 データの追加(INSERT ステートメント) ...53 3.5 データの確認(SELECT ステートメント) ...56 3.6 INSERT ステートメントで複数の行を追加 ...57 3.7 SELECT ステートメントによるデータの検索 ...58 3.8 上位 N 件(Top N)の取得 ...60 3.9 ンテリセンス(IntelliSense)による入力補完 ...62 3.10 文法エラーの表示機能 ...64 3.11 データベースのフル バックゕップ ...65 3.12 データの更新(UPDATE ステートメント) ...67 3.13 データの削除(DELETE ステートメント) ...69 3.14 ステートメント(スクリプト)の保存 ...70 3.15 データベースのリストゕ(復元)...71 S STTEEPP 44. . そのその他他のの便便利利なな機機能能 ...74 4.1 ネットワーク接続の有効化 ...75 4.2 sqlcmd コマンドからの SQL 実行 ...77 4.3 CREATE TABLE ステートメントの生成機能 ...80 4.4 Excel 2007 からの利用 ...82 4.5 Access 2007 からの利用 ...85S
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この STEP では、SQL Server 2008 の概要と自習書を試す環境について説明しま す。 この STEP では、次のことを学習します。 SQL Server 2008 の概要 自習書を試す環境について1.1 SQL Server 2008 の概要
SQL Server 2008 の概要
SQL Server 2008 は、2003 年以降、Windows プラットフォーム上で動作するリレーショナル デ ータベース製品としてシェゕ第 1 位を獲得(ガートナー社調べ)し続けている Microsoft SQL Server の最新バージョンです。以前のバージョンの SQL Server 2005 は、2006 年 2 月に発売 されましたので、約 2 年半ぶりのバージョンゕップとなります(SQL Server 2008 は、2008 年 8 月に発売されました)。 SQL Server の一番の特徴は "簡単で使いやすい" ところにあります。筆者自身は、今までに Oracle や DB2、PostgreSQL、MySQL など、いろいろなデータベースを利用してきましたが、 SQL Server の使いやすさは群を抜いています。この自習書では、そういった SQL Server の使 いやすさが伝わるよう、初めて SQL Server を学ぶ方でも、短時間で気軽に試せるように構成し てあります。SQL Server のンストールから始まり、簡単なデータベースを作成して、データの 追加や削除、更新、バックゕップと復元、Excel からの利用方法などを説明していますので、ぜひ チャレンジしてみてください。銀行勘定系などミッション クリティカルな環境での導入実績も豊富
4 世代前のバージョンの SQL Server 6.5 までは、小・中規模データベース環境や、部門レベル での導入が多かった SQL Server ですが、SQL Server 7.0 でゕーキテクチャを一新(ソース コ ードの 90% 以上を書き換え)して以来、大幅なパフォーマンスの向上と信頼性の向上を実現し ました。これに伴い、大規模データベース環境やエンタープラズ(全社)レベル、ミッション ク リテゖカルな環境など、高い信頼性が求められる、企業の基幹システムでの採用がどんどん増えて いきました。 たとえば、セブン銀行(旧ゕワバンク)では、銀行勘定系のシステムとして SQL Server 2000 を採用し、10,000 台を超える ATM からの入出金に、24 時間 365 日対応可能なシステムを構築 しています。 セブン銀行の導入事例(銀行勘定系システム) http://www.microsoft.com/japan/showcase/sevenbank.mspx また、百五銀行では、従来メンフレームで動作していた銀行の勘定系システムを SQL Server 2005 へ刷新し、ピーク時では 1 日に約 400 万件のトランザクションを処理するシステムを構築 しています。 百五銀行の導入事例(銀行勘定系システム) http://www.microsoft.com/japan/showcase/hyakugo.mspx また、SQL Server は、高いパフォーマンスが求められるシステムにおいても多くの導入実績があ ります。たとえば、米 NASDAQ(ナスダック)では、SQL Server 2005 を採用して、1 秒あた り 5,000 件ものトランザクションを処理し、世界第 2 位のコンテナ船企業の米 MediterraneanShipping Company(MSC)では、1 日 5 億件ものトランザクションを SQL Server 2005 で処 理しています(データベース サズは 5 テラ バトにもなります)。また、ロンドン証券取引所 では、SQL Server 2000 を採用した証券システムを運用しています。
NASDAQ(ナスダック)の導入事例
http://www.microsoft.com/japan/showcase/nasdaq3.mspx
Mediterranean Shipping Company(MSC)の導入事例
http://www.microsoft.com/japan/showcase/msc.mspx ロンドン証券取引所の導入事例 http://www.microsoft.com/japan/showcase/londonstockexchange.mspx 日本においても、160 万以上の顧客口座のデータ管理に活用している名古屋銀行や、株式会社ジェ テゖービー、新日鐵住金ステンレス株式会社、外為どっとコムといった、大規模かつパフォーマ ンスが求められる環境で SQL Server 2000 または 2005 が採用されています。 そのほかの SQL Server の導入事例 http://www.microsoft.com/japan/showcase/search/default.aspx?p5=10025 このように、SQL Server は、銀行や証券などの非常に高い信頼性が求められるシステムから、テ ラ バト級の大規模システムにまで幅広く採用されています。筆者自身も TB(テラ バト)級 の大規模システムのコンサルテゖング(物理設計や論理設計、BI システム設計など)や、1 秒あ たり 1,000 バッチ リクエストの高負荷システムのパフォーマンス チューニングを行った経験 があり、パフォーマンス良く、安定稼働しているシステムを目の当たりにしてきています。 SQL Server 2008 には、大規模データベース(データ ウェゕハウス)向けのパフォーマンス向 上を実現した新機能が数多く搭載されているので、今後さらに大規模環境での導入が増えていくの ではないでしょうか。
SQL Server の豊富な GUI ツール
SQL Server には、使いやすい GUI ツールが豊富に用意されています。データベース操作が簡単 なことはもちろん、日々の運用管理を行いやすいツール(バックゕップや復元など)、パフォーマ ンスを監視するためのツール、いろいろなデータソース(Oracel や DB2、Excel、メンフレー ムのテキスト フゔルなど)からデータをンポート可能なツール、BI(ビジネス ンテリジェ ンス)のためのレポート ツールなどが、豊富に用意されています。 以下は、その代表的な GUI ツールの例になります。管理ツールの例
パフォーマンス監視ツール
パフォーマンス データ コレクション機能で性能を監視しているところ
データ転送ツールの例
BI(ビジネス インテリジェンス)
・データ分析ツールの利用例
さまざまなデータソースからデータ転送が可能な ンポート / エクスポート ウゖザード機能 さまざまなタスク を実行可能 FTP でフゔルを取得し たり、複数のフゔルをま とめて処理する Foreach Loop、メールを送信した りすることもできる Integration Services 機能により、データ転送のワークフロー制御も可能 Analysis Services 機能により、売上分析レポートやグラフを容易に作成可能都道府県ごとの商品売上の割合 商品区分ごとの商品売上金額 商品ごとの売上金額(飲料区分) ゲージで目標達成率、傾向を表示 区分ごとの商品売上の推移(四半期単位) ABC 分析(パレート図) クロス集計、ABC 分析レポート レーダー 移動平均やボリンジャー バンド 箱ひげ、範囲グラフ ガント チャート
1.2 自習書を試す環境について
必要な環境
この自習書で実習を行うために必要な環境は次のとおりです。
OS
Windows Server 2003 SP2(Service Pack 2)以降 または Windows XP Professional SP2 以降 または
Windows Vista または Windows Server 2008
ソフトウェア
SQL Server 2008 Enterprise / Developer / Standard / Workgroup Edition
この自習書内での画面やテキストは、OS に Windows Server 2003 SP2、ソフトウェゕに SQL Server 2008 Enterprise Edition を利用して記述しています。
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この STEP では、SQL Server 2008 のンストールとンストール後の構成につ いて説明します。 この STEP では、次のことを学習します。 ンストール ンストール後のフォルダとメニュー サービスの確認 Management Studio の起動 システム データベースの確認2.1 SQL Server 2008 のインストール
インストール要件の確認
SQL Server 2008 をンストールするためのソフトウェゕ要件は、SQL Server 2005 の場合と ほとんど同じで、次のとおりです。
この自習書内での画面やテキストは、OS に Windows Server 2003 SP2、ソフトウェゕに SQL Server 2008 Enterprise Edition を利用して記述しています。
Note: Visual Studio 2008 と共存させる場合の注意点
Visual Studio 2008 と SQL Server 2008 を同じマシンにンストールする場合には、次の 2 点に注意する必要があ ります。
■ Visual Studio 2008 をインストール済みのマシンへ SQL Server 2008 をインストールする場合
Visual Studio 2008 をンストール済みのマシンへ SQL Server 2008 をンストールする場合には、SQL Server 2008 をンストールする前に、Visual Studio 2008 の Service Pack 1(SP1)を適用しておく必要があります。もし、 Visual Studio 2008 SP1 を適用していない場合には、SQL Server 2008 ンストール時に、次のように[ンストー ル ルール]画面で「失敗」となり、ンストールを続行することができなくなります。 要件 OS Windows Server 2003 SP2 以降 または Windows XP Professional SP2 以降 または Windows Vista または Windows Server 2008 ソフトウェゕ ・MDAC 2.8 SP1 以降 ・Internet Explorer 6.0 SP1 以降
・.NET Framework 3.5 SP1 以降(SQL Server のセットゕップ時にンストールが促されます) ・Windows ンストーラ 4.5 以降(SQL Server のセットゕップ時にンストールが促されます)
Visual Studio 2008 SP1 を ンストールしていない場合 はンストールが失敗する
■ SQL Server 2008 のインストール後に、Visual Studio 2008 をインストールする場合
筆者の環境では、SQL Server 2008 をンストール済みのマシンへ、後から Visual Studio 2008 をンストールした 場合に、「ンストールは成功」と表示されるにも関わらず、Visual Studio 2008 の選択した機能(VB や C#)がン ストールされていないことが何度かありました。この場合は、Visual Studio 2008 の修復セットゕップを実行すること で、正常にンストールすることができました。
Let's Try
それでは、実際に SQL Server 2008 Enterprise Edition をンストールしてみましょう。 1. まずは、Windows の管理者グループ(Administrators グループ)のユーザー(Administrator
など)として Windows Server 2003 へログオンします。
2. 次に、SQL Server 2008 のンストール メデゖゕをドラブへセットします。
これにより、[Microsoft SQL Server 2008 セットアップ]ダゕログが起動して、 "Microsoft .NET Famework と更新された Windows ンストーラのンストールが必要" という旨のメッセージが表示されるので、[OK]ボタンをクリックします。
なお、自動で[Microsoft SQL Server 2008 セットアップ]が開始されない場合は、ルー ト フォルダにある setup.exe をダブル クリックします。
3. 次に、[Microsoft .NET Framework 3.5 SP1 セットアップ]ダゕログが表示されるの で、ラセンス条項に[同意する]をチェックして、[インストール]ボタンをクリックしま す。
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これにより、.NET Framework 3.5 SP1(Service Pack 1)のンストールが開始されます。 Note: .NET Framework 3.5 SP1 は必須コンポーネント
SQL Server 2008 では、.NET Framework 3.5 SP1 が必須コンポーネントになりました。このンストールに は、66 MB 分のフゔルのダウンロードとンストールの時間がかかるので、10 ~20 分程度の時間がかかりま す(ネットワーク環境によっては 30 分以上かかる場合もあります)。
なお、Visual Studio 2008 SP1 をンストール済みのマシンへ SQL Server 2008 をンストールする場合に は、.NET Framework 3.5 SP1 が既にンストールされているので、この手順はスキップされ、手順 4 の[ソフ トウェゕ更新のンストール ウゖザード]が表示されます。 .NET Framework 3.5 SP1 のンストールが完了すると、次のように[セットアップが完了 しました]画面が表示されます。 [終了]ボタンをクリックします。 4. 続いて、[ソフトウェア更新のインストール ウィザード]が表示されるので、[次へ]ボタン をクリックして先へ進みます。 このホット フゖックス(KB 942288-v4)は、Windows ンストーラ 4.5 のことです。 1 1
5. 次の[使用許諾契約]画面では、[同意します]をチェックして、[次へ]ボタンをクリックし ます。 これにより、Windows ンストーラ 4.5 のンストールが開始されます。 6. ンストールが完了すると、次のように[KB 942288-v4 のインストール ウィザードの完 了]画面が表示されます。 [完了]ボタンをクリックすると、"再起動が必要" という旨のメッセージが表示されます。 ここで、[OK]ボタンをクリックしても自動では再起動が行われないことに注意してください。 7. [スタート]メニューを開いて、OS を再起動します。 1 2 1 1
8. OS の再起動が完了したら、SQL Server のンストール メデゖゕから setup.exe をダブ ル クリックします。 これにより、ンストール プログラムが起動して、次のように[SQL Server インストール センター]画面が表示されます。 9. 次に、[インストール]ページをクリックして、「SQL Server の新規スタンドアロン インス トールまたは既存のインストールへの機能の追加」をクリックします。 1 2
10. 続いて、[セットアップ サポート ルール]画面が表示されて、ンストール先のマシンのシ ステム構成がンストール条件を満たしているかどうかがチェックされます。 ここでは、[詳細の表示]ボタンをクリックすると、詳細を確認できます。チェックが完了し、 条件を満たしていることが確認されると、[操作が完了しました]と表示されて、「失敗」が「0」 の場合は、[OK]ボタンがクリックできるようになります。確認後、[OK]ボタンをクリック します。 11. 次の[プロダクト キー]画面では、プロダクト キーを入力して、[次へ]ボタンをクリック します。 [詳細の表示]ボタンをクリックすると、 詳細を確認できる 2 3 1 1 2
12. 次の[ライセンス条項]画面では、[使用許諾契約書に同意する]をチェックして、[次へ]ボ タンをクリックします。 13. 次の[セットアップ サポート ファイル]画面では、[インストール]ボタンをクリックして、 SQL Server 2008 のセットゕップを行うために必要な「セットアップ サポート ファイル」 をンストールします。 セットゕップ サポート フゔルのンストールが完了すると、自動的に次の画面へ進みます。 14. 次に、[セットアップ サポート ルール]画面がもう一度表示されて、ンストール条件を満 1 2 1
たしているかどうかが、さらに細かくチェックされます。 ここでは、[詳細の表示]ボタンをクリックすると、詳細を確認できます。チェックが完了し、 条件を満たしていることが確認されると、[操作が完了しました]と表示されて、「失敗」が「0」 の場合は、[次へ]ボタンがクリックできるようになります。確認後、[次へ]ボタンをクリッ クします。 Note: Windows ファイアウォールで警告が表示される場合 Windows フゔゕウォールの設定を[有効]へ設定している場合は、次のように「Windows フゔゕウォール」 で「警告」が表示されます。 このままンストールを続行することも可能ですが、この警告は、フゔゕウォールが有効だと、ネットワーク経 由で SQL Server へゕクセスできないという主旨のものです。SQL Server の使用するポート番号は、データベ ース エンジンなら TCP 1433(既定値)になるので、このポート番号を[例外]として追加しておかないと、ネ ットワークを介して SQL Server へゕクセスすることができません。 SQL Server の使用するポート番号は、ンストールする機能によっても異なります。詳細については、SQL Server 2008 ヘルプ(オンラン ブック)の以下の項目へ記載されています。 SQL Server のアクセスを許可するための Windows ファイアウォールの構成 http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/cc646023.aspx 1 2 3
15. 次の[機能の選択]画面では、SQL Server 2008 のンストールする機能を選択します。
今回は、「データベース エンジン サービス」と「SQL Server オンライン ブック」、「管理 ツール - 完全」の 3 つのコンポーネントをチェックします。
「データベース エンジン サービス」は、SQL Server の本体となるサービスで、「管理ツー ル」は、SQL Server エンジンの管理ツールとなる Management Studio などが含まれてい ます。「SQL Server オンライン ブック」は、SQL Server 2008 のヘルプです(以前のバ ージョンでは、Books Online(通称 BOL)と呼ばれていました)。
そのほかの機能の「Analysis Services」や「Reporting Services」、「Integration Services」、 「Business Intelligence Development Studio」などは、本自習書では利用しませんが、ほ かの自習書でそれぞれの役割と利用方法を説明しています。後からンストールすることもで きますので、ここではチェックしても、しなくてもどちらでも構いません。 なお、すべての機能をンストールしたい場合には、[すべて選択]ボタンをクリックすれば、 すべてのコンポーネントをまとめてチェックすることができます。 また、この画面では、[共有機能ディレクトリ]で、ンストール先のフォルダを変更するこ ともできますが、今回は既定値のまま、[次へ]ボタンをクリックします。 Note: 後から機能を追加インストールする場合 SQL Serer 2008 のンストール後に、後から機能を追加したい場合には、ンストールを再実行するか、次のよ うに[コントロール パネル]の[プログラムの追加と削除]から、「Microsoft SQL Server 2008」の[変更と削 除]ボタンをクリックして、「追加」をクリックします。 [データベース エンジン サービス] と [SQL Server オンライン ブック]、 [管理ツール - 完全]のコンポーネント をチェック 2 1
[フォルダの参照]ダゕログでは、ンストール メデゖゕへのパスを指定すると、ンストールが開始されま す。[ンストールの種類]画面では、「既存の SQL Server 2008 ンスタンスに機能を追加する」をチェックし て、[機能の選択]画面で、追加したい機能を選択すれば、後から機能を追加することができます。
ンストール メデゖゕ へのパスを指定
16. 次の[インスタンスの構成]画面では、SQL Server の名前を指定します。 [既定のインスタンス]をチェックしている場合は、Windows の「コンピュータ名」が SQL Server の名前になり、これに対して、[名前付きインスタンス]をチェックして、ンスタ ンス名を入力した場合は、「コンピュータ名\インスタンス名」が SQL Server の名前になり ます。たとえば、コンピュータ名が「power」、ンスタンス名を「SQL1」と入力した場合は、 「power\SQL1」が SQL Server の名前になります。 Note: インスタンスとは? SQL Server は、1 台のコンピュータに複数ンストールすることができます。これらは「インスタンス」と呼ば れ、ンスタンス名で識別しています。なお、Enterprise Edition では最大 50、Standard Edition では最大 16 のンスタンスを 1 台のコンピュータへンストールすることが可能です。 今回は、[既定のインスタンス]がチェックされていることを確認して、[次へ]ボタンをクリ ックします。 17. 次の[必要なディスク領域]では、選択した SQL Server の機能が必要とするデゖスク領域 が表示されます。 1 2
確認後、[次へ]ボタンをクリックします。 18. 次の[サーバーの構成]画面では、SQL Server のサービス ゕカウントと照合順序を設定し ます。 まず、[サービス アカウント]タブでは、SQL Server のサービス ゕカウント(内部的な実 行ゕカウント)を指定しますが、Active Directory ドメン環境ではドメン ユーザーを、 ワークグループ環境では Windows のローカル ユーザーを指定することをお勧めします。こ こでは、[すべての SQL Server サービスで同じアカウントを使用する]ボタンをクリック して、Windows のローカル ユーザーとして、あらかじめ用意しておいた「sqlservice」と いう名前のユーザーの[ゕカウント]と[パスワード]へ入力して、[OK]ボタンをクリック しています。これにより、「SQL Server Database Engine」と「SQL Server Agent」、のサ
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ービス ゕカウントが「sqlservice」へ設定されます。 Note: Windows ローカル ユーザー アカウントの作成 サービス ゕカウント用のユーザーは、Active Directory ドメン環境の場合は、ドメンの管理者へ依頼して、 作成してもらい、ワークグループ環境の場合は、[マイコンピュータ]を右クリックして[管理]をクリックして、 [コンピュータの管理]画面を開いて、次のように作成することができます。 [ローカル ユーザーとグループ]の[ユーザー]フォルダを右クリックして、[新しいユーザー]をクリックする ことで、Windows のローカル ユーザー ゕカウントを作成することができます。作成の際は、[パスワードを無期 限にする]をチェックして、パスワードを無期限にしておく必要があります。 Note: サービス アカウントとは? “サービス” は、Windows のバックグラウンドで動作するプログラムのことで、SQL Server はサービスとして ンストールされます。サービスの(内部的な)実行ユーザーは、「サービス ゕカウント」と呼ばれているので、前 の画面で指定した「sqlservice」ゕカウントは、SQL Server を内部的に実行するユーザーになります。 Note: フルテキスト検索のサービス アカウント
機能の選択で、「フルテキスト検索」を選択している場合には、「SQL Full-text Filter Daemon Launcher」サ ービスに対しても、サービス ゕカウントの[ゕカウント名]と[パスワード]を指定する必要があります。
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19. 続いて、[照合順序]タブをクリックして、照合順序の設定を確認します。 データベース エンジンのデフォルトの照合順序は、SQL Server 2000 および SQL Server 2005 のデフォルトの照合順序と同じ「Japanese_CI_AS」となっています。照合順序を変 更したい場合には、[カスタマイズ]ボタンをクリックします。 設定を確認したら、[次へ]ボタンをクリックして先へ進みます。 Note: Japanese_XJIS_100 照合順序について
詳しくは、本自習書シリーズの「Transact-SQL 入門」で説明していますが、Windows Vista でサポートされる 「JIS X 0213:2004」(JIS2004)へ SQL Server を対応させたい場合には、次のように照合順序で
「Japanese_XJIS_100」を選択します。
「Japanese_XJIS_100」の 100 は、SQL Server 2008 の内部バージョン番号 10.0 という意味で、SQL Server 2005(内部バージョン番号 9.0)での JIS2004 対応の照合順序「Japanese_90」をバージョン ゕップさせたも のです。 「照合順序」タブをクリック 1 「Japanese_CI_AS」で あることを確認 2 3
Note: Analysis Services のデフォルトの照合順序について
Analysis Services のデフォルトの照合順序は、「Latin1_General_CI_AS」と表示されていますが、Analysis Services は、ンストールする機能として選択していないので、この値は意味がありません。ンストールする 機能として Analysis Services を選択している場合は、データベース エンジンと同様、「Japanese_CI_AS」が 既定値として表示されるようになります。 20. 次の[データベース エンジンの構成]画面では、SQL Server のセキュリテゖ モードや管理 者、および既定のデータ デゖレクトリを設定します。 まず、[アカウントの準備]タブでは、セキュリテゖ モード(認証モード)と管理者ゕカウン トを指定します。今回は、デフォルトの[Windows 認証モード]がチェックされていること を確認して、[SQL Server 管理者の指定]で[現在のユーザーの追加]ボタンをクリックし ます。これにより、ンストール作業を行っているゕカウント(この画面では Administrator ゕカウント)が SQL Server の管理者として追加されます。 認証モードと管理者ゕカウントについては、本自習書シリーズの「ログン認証とオブジェク ト権限」で詳しく説明しています。 続いて、[データ ディレクトリ]タブをクリックします。 2 3 1
ここでは、SQL Server のデータベースやバックゕップの格納先となる既定のデゖレクトリを 変更することができます。今回は、何も変更せずに[次へ]ボタンをクリックします。 21. 次の[エラーと使用状況レポート]画面では、SQL Server のエラーや使用状況を、マクロ ソフト社へ自動送信するかどうかを設定します。 ここでは、任意に設定し、[次へ]ボタンをクリックします。 22. 続いて、[ンストール ルール]画面が表示されて、SQL Server のンストール条件を満た 1 2 1 2
しているかどうかが、さらに細かくチェックされます。 ここでは、[詳細の表示]ボタンをクリックすると、詳細を確認することができます。チェッ クが完了し、条件を満たしていることが確認されると、[操作が完了しました]と表示されて、 「失敗」が「0」の場合は[次へ]ボタンがクリックできるようになります。確認後、[次へ] ボタンをクリックします。 23. 次の[インストールの準備完了]画面では、ここまで行った設定を確認します。 [インストール]ボタンをクリックすると、ンストールが開始されます。 3 1 2 1
24. ンストール中は、次の[インストールの進行状況]画面が表示されます。 マシン環境にもよりますが、ンストールには 15~40 分程度の時間がかかります。 ンストールが完了すると、すべてのコンポーネントの[状態]が 「保留中」から「成功」 に変わり、[次へ]ボタンがクリックできるようになります。 25. 最後に、[完了]画面が表示されます。 [閉じる]ボタンをクリックすると、ンストールが完了します。 1 2 1
修正プログラムのインストール
9 月 25 日現在、最新の累積修正パッケージ「Cumulative update package 1 for SQL Server 2008」(CU1、KB 956717)が公開されているので、ダウンロードしてンストールしておくこ とをお勧めします。次の URL から申し込むことができます。 http://support.microsoft.com/kb/956717/en-us ンストール手順は、次のとおりです。 1. ダウンロードした「SQLServer2008-KB956717-x86.exe」フゔル(x64 マシンの場 合は、SQLServer2008-KB956717-x64.exe)をダブル クリックして、修正プログラムの ンストールを開始します。 2. 次に、[ようこそ]画面が表示されて、修正プログラムのンストール条件を満たしているか どうかが、チェックされます。 ここでは、[詳細の表示/非表示]ボタンをクリックすると、詳細を確認することができます。 チェックが完了し、条件を満たしていることが確認されると、[操作が完了しました]と表示 されて、「失敗」が「0」の場合は[次へ]ボタンがクリックできるようになります。確認後、 ココをクリックすると、 申し込むことができます 1 2 3
[次へ]ボタンをクリックします。 3. 次の[ライセンス条項]画面では、[使用許諾契約書に同意する]をチェックして、[次へ]ボ タンをクリックします。 4. 次の[機能の選択]画面では、ンストール済みの機能がすべて選択されていることを確認し て、[次へ]ボタンをクリックします。 5. 次の[更新準備完了]画面では、ここまで行った設定を確認します。 [修正プログラム]ボタンをクリックすると、ンストールが開始されます。 1 2 1 1
6. ンストール中は、次の[インストールの進行状況]画面が表示されます。 ンストールが完了すると、すべてのコンポーネントの[状態]が 「保留中」から「成功」 に変わり、[次へ]ボタンがクリックできるようになります。 7. 最後に、[完了]画面が表示されるので、[閉じる]ボタンをクリックします。 以上で、修正プログラム(CU1)のンストールが完了です。 1 1
2.2 インストール後のフォルダとメニュー
フォルダの構成
SQL Server 2008 の ン ス ト ー ル が 完 了 す る と 、 デ フ ォ ル ト で は 「 C:\Program Files\Microsoft SQL Server」フォルダへ、SQL Server が動作するために必要なフゔルが格 納されます。 「100」フォルダの下へ、各種ツールなど、すべてのンスタンスに共通のフゔルが格納され、 「MSSQL10.MSSQLSERVER」フォルダの下へ、既定のンスタンスの情報が格納されます。こ のうち、「DATA」フォルダには、データベースの実体となるフゔルが格納されています。
インストールされるメニュー
SQL Server 2008 のンストールが完了すると、[スタート]メニューの[すべてのプログラム] の中に[Microsoft SQL Server 2008]と[Windows PowerShell 1.0]メニューが追加され ます(メニューの構成は、ンストール時に選択した機能によって異なります)。 既定のンスタンスの情報 データベースの実体となる フゔルが格納 すべてのンスタンスに 共通のフゔル2.3 サービスの確認
サービスの確認
前述したように Windows OS では、バックグラウンドで動作するプログラムのことを「サービス」 と言います。SQL Server のンストールが完了すると、SQL Server 関連のサービスが複数追加 され、これらは「SQL Server 構成マネージャ」ツールを利用して確認することができます。Let's Try
それでは、これを試してみましょう。 1. SQL Server 構成マネージャを起動するには、[スタート]メニューの[すべてのプログラム]から、[Microsoft SQL Server 2008]を選択し、[構成ツール]の[SQL Server 構成マネ ージャ]をクリックします。 2. SQL Server 構成マネージャが起動すると、次のように画面が表示されます。 左ペンで[SQL Server のサービス]をクリックすると、右ペンへ SQL Server 関連の サービスが一覧されます。「SQL Server(MSSQLSERVER)」と表示されるサービスが「実 行中」であれば、SQL Server の本体(データベース エンジン)が正しく起動しています。 また、開始モードが「自動」になっていれば、次に Windows を起動したときにも、SQL Server が自動的に起動されます。 3. SQL Server 構成マネージャでは、サービスの起動や停止も行えます。SQL Server を停止す るには、次のように「SQL Server(MSSQLSERVER)」を右クリックして、[停止]をクリ ックします。 1 2
4. 停止しているサービスを起動するには、次のように SQL Server(MSSQLSERVER)を右ク リックして、[開始]をクリックします。 Note: SQL Server サービスの名前 MSSQLSERVER と表示されるのは、既定のンスタンスとしてンストールした場合で、名前付きンスタンス としてンストールしている場合は、「SQL Server(ンスタンス名)」と表示されます。
各サービスの役割
SQL Server 構成マネージャで一覧されるサービスの主な役割は、以下のとおりです。 SQL Server サービス SQL Server サービスは、SQL Server の本体となるデータベース エンジンです。SQL Server に対して発行されたコマンドを処理して、処理結果をクラゕントへ返します。また、 同時実行制御や障害復旧処理なども行います。 SQL Server Agent サービス SQL Server Agent サービスは、スケジューリング機能を提供します。バックゕップを定期 的に実行したい場合や、ジョブを定期的に実行したい場合に利用します。これらを利用しない 場合には、サービスを停止しても大丈夫です。ジョブについては、本自習書シリーズの「バッ クゕップと復元」で詳しく説明しています。 SQL Server Browser サービスSQL Server Browser サービスは、名前付きンスタンスとして SQL Server をンストー ルしている場合に利用されるサービスです。SQL Server Browser サービスは、名前付き ンスタンスの SQL Server 2008 へ接続するクラゕントが、そのンスタンスの使用して
1
いる TCP ポート番号を問い合わせるときに利用されるサービスです。したがって、既定の ンスタンスのみで運用している場合には、このサービスは停止しておいても大丈夫です。
Note: フルテキスト検索サービスをインストールしている場合
SQL Server 2008 のンストール時に、次のように「フルテキスト検索」を選択している場合は、「SQL Full-text Filter Daemon Launcher」サービスが追加されます
Note: Integration Services をインストールしている場合
SQL Server 2008 のンストール時に、次のように「Integration Services」を選択している場合は、「SQL Server Integration Services 10.0」サービスが追加されます。Integration Services については、本自習書シリーズの 「Integration Services 応用」で説明しています。
Note: SQL Server Agent サービスの自動起動の設定
SQL Server Agent サービスを自動起動するように設定したい場合は、次のように SQL Server Agent サービス をダブルクリックしてプロパテゖを開き、[サービス]タブで、[開始モード]を「自動」へ変更します。 ダブル クリック 1 2 3 4
2.4 Management Studio の利用
SQL Server Management Studio とは
SQL Server Management Studio(以降、Management Studio)は、SQL Server 2008 の管理 および開発のためのツールで、最もよく利用するツールです。データベースの作成やテーブルの作 成、バックゕップと復元、スケジュール設定など、SQL Server に対するほとんどすべての操作を 行うことができます。
Let's Try
それでは、Management Studio を利用してみましょう。 1. Management Studio を起動するには、[スタート]メニューの[すべてのプログラム]から、 [Microsoft SQL Server 2008]を選択し、[SQL Server Management Studio]をクリ ックします。2. Management Studio を起動すると、最初に SQL Server への接続画面が表示されます
SQL Server 2008 へ接続するには、[サーバーの種類]で「データベース エンジン」を選択 し、[サーバー名]へ SQL Server の名前(コンピュータ名)を入力します(名前付きンス タンスとしてンストールしている場合は、「コンピュータ名\ンスタンス名」と入力します)。 [認証]は、「Windows 認証」を選択して、[接続]ボタンをクリックします(認証につい ては、本自習書シリーズの「ログン認証とオブジェクト権限」で説明しています)。 1 2
3. これにより、Management Studio が起動して、次の画面が表示されます。 画面左側には[オブジェクト エクスプローラ]が表示されます。 オブジェクト エクスプローラのルートにある SQL Server の名前(画面は SERVER1)の隣 には、「10.0.1600」という番号を確認できます。これは、SQL Server の内部的なバージョ ン番号(正確にはビルド番号)です。 ビルド番号の「10.x」は、SQL Server 2008 を表し、1 つ前のバージョンの SQL Server 2005 はビルド番号が「9.x」、2 つ前のバージョンの SQL Server 2000 は「8.x」となっています。 オブジェクト エクスプローラ ビルド番号
2.5 システム データベースの確認
システム データベースの確認
SQL Server 2008 には、次の 5 つのシステム データベースがあります。これらのデータベース には、SQL Server の内部的な情報が格納され、ンストール時に自動的に作成されます。それぞ れの主な役割は、以下のとおりです。 master データベース master は、SQL Server が動作するために必要な情報が格納されている重要なデータベース です。SQL Server の環境設定や、ログン ゕカウント、ユーザー定義のエラー メッセージ などが格納されます。 msdb データベース msdb は、SQL Server Agent サービスによって利用されるデータベースです。定期バックゕ ップのスケジューリング情報(ジョブ)などが格納されます。 model データベース model は、作成するすべてのデータベースのテンプレート(雛形)として利用されます。 tempdb データベース tempdb は、一時的な作業領域として利用されます。 Resource データベースResource データベースは、master データベースと似ていて、SQL Server 2008 が動作す るために必要なシステム情報が格納されています。SQL Server 2000 までは、Resource デ ータベースの情報は、master データベース内に格納されていましたが、SQL Server 2005 か らは、Resource と master の 2 つに分かれました。
Service Pack などの修正プログラムをンストールすると、Resource データベースのシステ ム情報が更新されます。
Let's Try
それでは、これらのシステム データベースを、Management Studio で確認してみましょう。 1. Management Studio のオブジェクト エクスプローラから、次のように[データベース]フ
「master」と「model」、「msdb」、「tempdb」という 4 つのシステム データベースを確 認することができます。
Note: Resource データベースは表示されない?
Resource データベースは、Management Studio には表示されませんが、次のようにエクスプローラで SQL Server の Binn フォルダを展開すると、データベースの実体となるフゔルを確認することができます。
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この STEP では、データベースの作成やテーブルの作成、データの追加、バック ゕップと復元など、SQL Server の基本操作を試してみましょう。 この STEP では、次のことを学習します。 データベースとテーブルの作成 SQL とクエリ エデゖタ データの追加と確認 INSERT ステートメントで複数の値を指定 SELECT ステートメントによるデータの検索 TOP N 検索(上位 N 件の取得) Management Studio のンテリセンス機能と文法チェック機能 データベースのフル バックゕップ データの更新(UPDATE ステートメント) データの削除(DELETE ステートメント) データベースのリストゕ(復元) ステートメント(スクリプト)の保存3.1 データベースの作成
SQL Server へのデータの格納
SQL Server へデータを格納するには、まず「データベース」を作成して、その中へ「テーブル」 を作成していきます。Let's Try
それでは、実際にデータベースを作成してみましょう。 1. データベースを作成するには、Management Studio の[オブジェクト エクスプローラ]か ら、次のように[データベース]フォルダを右クリックして、[新しいデータベース]をクリ ックします。 2. すると、[新しいデータベース]ダゕログが開くので、[データベース名]に「sampleDB」 など任意の名前を入力します。 テーブル データベース SQL Server データ テーブル データベース • SQL Server では複数のデータベースを作成可能 • データベースの中へテーブル(データ)を格納 [新しいデータベース] をクリック 1[初期サイズ]では、データベースのサズを設定することができます。ここでは、2 つのフ ゔルの種類が表示されますが、[ファイルの種類]で「行データ」と表示されるフゔルは、 その名のとおり、データを格納するための「データ ファイル」(拡張子は .mdf)で、「ログ」 と表示されるフゔルは、データベースに対する変更履歴を格納するための「トランザクショ ン ログ ファイル」(拡張子 .ldf)となります。 これらのフゔルは、[パス]で指定されたフォルダ(デフォルトでは、「C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL10.MSSQLSERVER\MSSQL\DATA」フォルダ) へ格納され、次のようにダゕログを右へスクロールすると、パスとフゔル名を変更するこ ともできます。 データベース名へ 「sampleDB」と入力 1 データベースの 初期サズの設定 2 フゔルが格納される フォルダのパス 3 フゔルの 種類 データベース .mdf データ ファイル テーブルのデータを格納するため のフゔル トランザクション ログ ファイル データベースに対する変更履歴を 格納するためのフゔル テーブル .ldf フゔルの名前を入力し て、変更することも可能 2 フゔルが格納されるフォ ルダのパス(変更可能) 1 「OK」をクリック 3
デフォルトでは、データ フゔルの名前は「データベース名.mdf」、トランザクション ログ フ ゔ ル の 名 前 は 「 デ ー タ ベ ー ス 名 _log.ldf 」( sampleDB デ ー タ ベ ー ス な ら sampleDB.mdf と sampleDB_log.ldf)となります。 フゔル名やパス、初期サズは、すべて変更可能ですが、ここではデフォルトの設定のまま [OK]ボタンをクリックしてダゕログを閉じます。 以上でデータベースの作成が完了です。作成が完了すると、次のように[データベース]フォ ルダへデータベースが表示されるようになります。 データベースが作成 される
3.2 テーブルの作成
テーブルの作成
次に、作成したデータベースの中へテーブル(表)を作成していきましょう。ここでは、次のよう な「社員」データを格納するテーブルを作成してみましょう。 テーブルを作成するには、「列の名前」と「データ型」、「NULL を許可するかどうか」などを設定 する必要があります。データ型
テーブルに作成する列は、それぞれ格納するデータの種類(データ型)を指定する必要があります。 データ型には、いろいろな種類がありますが、最も基本となるのは、次の 3 種類です。 このほかのデータ型については、本自習書シリーズの「Transact-SQL 入門」で詳しく説明してい ます。NULL を許可するかどうか
テーブルの作成時は、列ごとに NULL(ヌルやナルと読みます)を許可するかどうかを設定する 必要があります。NULL は「不確定な値」という意味で、データを追加するときには、入力する値 がない場合など、データの追加時ではなく、後から(データの更新時に)値を入力したい場合には NULL を許可しておくようにします。NULL を許可しない場合は、データを追加するときに、必ず 値を入力しなければなりません。Let's Try
それでは、実際に Management Studio を利用してテーブルを作成してみましょう。 1. テーブルを作成するには、次のようにデータベース(今回は sampleDB データベース)を 展開して、[テーブル]フォルダを右クリックし、[新しいテーブル]をクリックします。 格納できるデータの種類 データ型 整数(integer) int 文字列(character) char 日付 dateすると、右ペンへ[テーブル デザイナ]ウゖンドウと[プロパティ]ウゖンドウが表示さ れます。 2. ここでは、前述の社員データを格納するために、次のように列名とデータ型、NULL を許可す るかどうかを設定します。 [テーブル デザナ]では、次のように入力します。 Note:char(50) とは? char データ型の場合は、格納する文字データの最大バト数を「char(50)」のように指定する必要があります。 50 と指定した場合は、50 バト(全角文字だと 25 文字分)までの文字データを格納することができます。 [新しいテーブル] をクリック 1 「テーブル デザイナ」 ウゖンドウが表示される 2 「プロパティ」 ウゖンドウ 列名 データ型 NULL を許容 社員番号 int 許可しない 氏名 char(50) 許可しない 給与 int 許可する 入社日 date 許可する 列名を入力して、 データ型を選択。 char(50) は入力 1
3. 列の定義が完了したら、次はテーブルに名前を付けて保存します。テーブルを保存するには、 次のように、ツールバーの[保存]ボタンをクリックします。 すると、[テーブルの名前を入力してください]と促されるので、「社員」と入力して[OK] ボタンをクリックします。以上で、社員テーブルの作成が完了です。 4. 作成したテーブルを確認するには、次のようにオブジェクト エクスプローラで、[テーブル] フォルダを展開します。 社員テーブルを展開して、さらに[列]フォルダを展開すると、次のように列名やデータ型を 確認できるようになります。 ココをクリック 1 テーブル名を入力 2 3 1
5. テーブルの作成後、[テーブル デザナ]を閉じるには、次のようにウゖンドウの右端の「×」 (閉じる)ボタンをクリックします Note: テーブルの定義を変更するには? 作成したテーブルに対して、列の追加や削除など、テーブル定義を変更したい場合は、テーブルを右クリックして [デザイン]をクリックします。これにより、右ペンへ[テーブル デザナ]が表示されて、列定義を変更で きるようになります。 変更後は、ツールバーの[保存]ボタンをクリックすることで、変更内容を確定することができます。 テーブルの「列」フォルダを展開すると 「列名」と「データ型」を確認可能。 「NULL 以外」は NULL を許可しない、 「NULL」は NULL を許可するという意味 2 クリックする 1 [デザン] をクリック 1 [テーブル デザン] で 列定義が変更可能 2
3.3 SQL によるデータの追加や検索
SQL 標準規格
テーブルに対して、データを追加したり、追加したデータを検索したりするには、ANSI(米国規 格協会)や JISC(日本工業標準調査会)などの標準化団体によって規格化されている「SQL」(エ スキューエル)という業界標準のデータベースを操作するための言語を利用します。 SQL 規格には、データの検索(SELECT)や追加(INSERT)、更新(UPDATE)、削除(DELETE) などを行うためのステートメントが定義されており、現在では、ほとんどのデータベース製品がこ の規格へ準拠しています。 したがって、これらのデータ操作については、SQL Server だけでなく、Oracle や DB2 など、 ほかのデータベース製品でも同じように操作することができます(SQL については、本自習書シ リーズの「SQL 基礎の基礎」で詳しく説明しています)。Let's Try
それでは、SQL を利用してデータの操作を試してみましょう。SQL Server で、SQL を記述して 実行するには、Management Studio の「クエリ エディタ」機能を利用します。 1. クエリ エデゖタを起動するには、次のように Management Studio でツールバーの[新し いクエリ]ボタンをクリックします。 テーブル リレーショナル データベース データベース サーバー 1 3 クラゕント SQL (処理要求) 処理結果 2 処理これにより、右ペンへ「クエリ エディタ」ウゖンドウが表示されて、SQL を記述できるよ うになります。
2. 次に、データベースへ接続するための SQL を記述して、実行してみましょう。作成した sampleDB データベースへ接続するには、USE というステートメント(Statement:文)を 使用して、次のように記述します。 USE sampleDB USE の後に半角スペースを入れて、データベース名を記述することで、そのデータベースへ [新しいクエリ] をクリック 1 「クエリ エディタ」 ウゖンドウが表示 2 SQL を記述 1 [!実行] をクリック 2 クエリ エデゖタの下半 分が結果ウゖンドウに 変わる 3 これが表示 されれば成功
接続できるようになります。 記述後、ツールバーの[!実行]ボタンをクリックすると、ステートメントを実行することが できます。実行後、クエリ エデゖタの下半分が結果ウゖンドウへ変わって、ここへ「コマン ドは正常に終了しました」というメッセージが表示されれば、USE ステートメントが成功し て、sampleDB データベースへの接続が成功しています。 Note: データベース接続のリストボックス データベースへの接続が成功すると、次のように[!実行]ボタンの左隣のリストボックスへ接続先のデータベー スが表示されるようになります。 Note:[!実行]ボタンの代わりに、キーボードの[F5]または[Ctrl+E]キー ツールバーの[!実行]ボタンをクリックする代わりに、キーボードの[F5]キーまたは[Ctrl+E]キーを押し ても、SQL ステートメントを実行することができます。 ココに sampleDB が表示 されればデータベースへ の接続が成功 このリストボックスでは、他のデータ ベースを選択することも可能。 その場合は、「USE データベース」を実 行したのと同じ効果がある
3.4 データの追加(INSERT ステートメント)
データの追加
テーブルへデータを追加するには、INSERT という SQL ステートメントを利用します。構文は 次のとおりです。 INSERT INTO テーブル名 (列名1, 列名2, …) VALUES (値 1, 値 2, …) または INSERT INTO テーブル名 VALUES (値 1, 値 2, …)INSERT INTO に続けてテーブル名を記述して列名を列挙し、VALUES のカッコの中へ追加した い値をカンマで区切って記述します。列名を省略する場合は、テーブル作成時の列を定義した順番 に値を記述する必要があります。なお、INTO は省略することも可能です。
Let's Try
それでは、実際にテーブルへデータを追加してみましょう。 1. 社員テーブルへデータを追加するには、クエリ エデゖタへ次のように入力します。社員テー ブルの列の定義は、「社員番号、氏名、給与、入社日」の順でしたので、その順番に沿って値 をカンマで区切って記述します。 INSERT INTO 社員 VALUES (1, '鈴木 一郎', 500000, '1998/04/01') INSERT ステートメントの記述が完了したら、ツールバーの[!実行]ボタンをクリックし て、ステートメントを実行します。結果ウゖンドウに「1 行処理されました」というメッセー SQL を記述 1 [!実行] をクリック 2 これが表示されれば成功 3ジが表示されれば、データの追加が成功しています。 Note: 文字列と日付デー型の値は単一引用符で囲む 上記の SQL ステートメントの入力で、「氏名」と「入社日」列のデータを「'」(単一引用符)で囲んでいるのは、 SQL では「文字列(char)と日付(date)データ型の値は、単一引用符で囲まなければならない」という決まり があるためです。 Note: SQL ステートメント内の記号は半角で入力 SQL ステートメントでは、カッコやカンマ、単一引用符など、記号や英字、数値、スペースは、すべて半角で入力 する必要があります。日本語入力(IME)がオンになっている場合は、デフォルトでは、スペースやカッコが全角 になるので、半角へ変換し忘れないようにしましょう。 Note: データの追加は行単位 リレーショナル データベースの世界では、データの追加は「行単位」で行い、Excel のように「セル単位」ではあ りません。したがって、新しい行を追加するには、すべての列の値を指定する必要があります。 2. 続いて、さらに社員テーブルへデータを追加してみましょう。今度は、INSERT ステートメ ント内に列名を記述して、その順番に沿って値を記述してみます。記述後は、実行したいステ ートメントだけを選択(マウスでドラッグ&ドロップまたはキーボードの[Shift]キーを押 しながら矢印キーで選択)して、[!実行]ボタンをクリックしてください。 INSERT INTO 社員(社員番号, 氏名, 給与, 入社日) VALUES (2, '小田 良夫', 300000, '1999/04/01') Note: 実行したいステートメントだけを選択する クエリ エデゖタでは、ツールバーの[!実行]ボタンをクリックすると、エデゖタ内に記述したステートメント がすべて実行されてしまいます。これを回避するには、手順 2 のように実行したいステートメントだけを選択し 記述して選択 1 2
てから[!実行]ボタンをクリックするようにします。 以降の手順では、特に指定しない限り、手順内で記述したステートメントのみを選択して実行するようにしてくだ さい。
NULL 値の追加
次に、NULL 値を許可した列(給与と入社日)へ、NULL 値を追加してみましょう。 3. NULL 値を追加するには、次のように NULL というキーワードを引用符で囲まずに記述しま す。 INSERT INTO 社員VALUES (3, '浅田 ゆかり', NULL, NULL)
Note: GUI 操作でのデータの追加
Access のように GUI 操作でデータを追加するには、Management Studio のオブジェクト エクスプローラで、 次のように該当テーブルを右クリックして、[上位 200 行の編集]をクリックします。 これにより、右ペンへテーブル内のデータが表示されるので、データを入力して、最後の列で Enter キーを押 すと、データが追加されます。 この画面では、データの追加だけでなく、更新や削除も行えます。ただし、メニューのとおり、200 件までのデー タしか表示できないのと、Visual Basic や C# などのプログラミング言語を利用してデータベース ゕプリケーシ ョンを作成する際には、SQL を利用してデータを更新するのが必須になるので、GUI 操作ではなく、SQL を確実 にマスターしておくことをお勧めします。SQL については、本自習書シリーズの「SQL 基礎の基礎」で詳しく説 明しています。 右クリック 1 2 データを入力 (最後の列で Enter キーを 押すと確定される) 3