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26-27_行政政策学類

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(1)

※1 必要単位を修得し、卒業後1年以上、社会教育主事補としての   職に従事することが必要です。 ※2 「博物館に関する科目の単位」を修得することが必要です。 ※3 必要単位を修得し、卒業後、地方公務員として任用され、   福祉事務所などの部署に配属される必要があります。

行政政策

学類

復興へと向かう地域の中で、学友や先輩、

教職員とともに学びを追求し、生きた知識を身につけます。

 人口減少、

少子・高齢化、

雇用不安など、

今日の地域社会が

抱える課題は複合的で構造的です。

そのため既存の制度や個

別の学術分野の枠組みだけでそれらの課題を把握することは難

しく、

多面的で多角的な思考法と実践力とが必要とされています。

行政政策学類では、

人文・社会科学分野を中心に、

さまざまな学

問分野を連動・連係させ、

強く学際性を打ち出すとともに、

より実

践的な知を身につけるためのアクティブ・ラーニングを重視したカ

リキュラムを用意しています。

 法学・政治学・行政学・社会学・歴史学・比較文化学などを学

際的に学ぶことは、

多面的な思考を身につけることであり、

より公

共的なマインドの育成につながります。

また、

地域の

「現場」

に出る

ことにより、

アクチュアルな問題意識が生まれ、

どのような情報や

知識が必要であるかという実践的な学習の自覚が形成されます。

 行政政策学類には、

災害復興における知の拠点としての役

割が強く求められています。

そうした役割を意識し、

復興へと向か

う地域の中で学ぶことによって、

知識は

「生きた知」

となっていくの

です。

アクティブ・ラーニングで「理論知」を「生きた知」へ

中学校教諭一種免許状

(社会)

高等学校教諭一種免許状

(地理歴史・公民)

社会教育主事

(基礎資格)

※1

学芸員

※2

社会福祉主事

(任用資格)

※3

災 害 復 興 における知 の 拠 点として

多 角 的な思 考 力と実 践 力を育 成

行政政策学類は、全セメスターにおいてアクティブ・ラーニン

グを実施しています。すべての授業科目のうち約3割の科目

では、現地調査やフィールド・ワークなどの手法を取り入れ、

地域の「現場」での活動を重視したカリキュラム設計になっ

ています。授業で得られた理論知は、地域の「現場」で試さ

れ、鍛えられてこそ、初めて「生きた知」

としての真価が問わ

れ、

そこで培われた経験は必ずコミュニケーション能力や自立

性の向上につながると確信しているからです。

シニター制度で新入生の学びと学生生活をサポート

現学類の前身である行政社会学部創設以来、30年近く続

いてきた「シニター」

という学生のユニークな自主的活動があ

ります。新入生が所属する教養演習すべてに、

「シニター」

呼ばれる2名の男女ペアの上級生がついて、授業の履修や

学生生活などへのアドバイスを行ったり、新入生からの相談

にのったりします。

また、新入生全員が参加する合宿ガイダン

スの企画・準備・運営は、彼らがリードして行われており、高い

自主性に支えられた高度なチーム・ワークをみせてくれます。

地域社会が直面している

諸課題について

広く学際的な観点から学び、

より暮らしやすい健康で文化的な

地域社会を作り出すために

必要な知識と能力の

修得を目指す学生。

Admission Policy

取得できる資格

垣見 隆禎 (行政法、地方自治法) 金井 光生 (憲法、法哲学) 金  炳学 (民事手続法) 阪本 尚文 (憲法) 塩谷 弘康 (法社会学) 清水 晶紀 (行政法、環境法) 鈴木 めぐみ (国際法) 高橋 有紀 (刑事法) 富田  哲 (民法) 中里  真 (民法、消費者法) 新村 繁文 (刑事人権法、権利擁護制度論) 長谷川珠子 (労働法、社会保障法) 福島 雄一 (商法、保険法) 山﨑 暁彦 (民法、法学方法論) 浅野 かおる (社会教育論、職業教育・訓練論、教育学) 阿部 浩一 (日本中世史、戦国期の地域社会論) 新谷 崇一 (地域スポーツ論、生涯スポーツ論) 加藤 眞義 (理論社会学、社会学学説史、農村社会学) 川端 浩平 (社会学、カルチュラル・スタディーズ) 菊地 芳朗 (考古学による古墳時代社会の復元) 金  敬雄 (言語文化交流論) 久我 和巳 (文芸社会学) 後藤 史子 (アメリカ文学、アメリカ学) 坂本  恵 (スコットランド・イギリス文学、現代思想) 高橋  準 (現代社会論、社会運動論、ジェンダー論) 田村奈保子 (フランス文化、フランス文学) 辻  みどり (近代英米文学、近代英国文化) 照沼 かほる (アメリカ文化:文学と映画を中心に) 徳竹  剛 (地域史、日本近代史) 橋本 摂子 (社会構造論、計量社会学) 真歩仁しょうん (第二言語習得、英語教育、文学) 村上 雄一 (日豪関係史) 安田  尚 (フランス社会学、メディア論、グローバリゼーション論) 法学専攻 荒木田 岳 (地域制度史、地方行政論) 今井  照 (自治体政策) 今西 一男 (都市計画論、都市社会学、社会調査論) 岩崎由美子 (社会計画論、農村社会学、法社会学) 㓛刀 俊洋 (日本政治論、地方政治論) 黒崎  輝 (国際政治学、国際政治史) 小島  定 (ロシアの政治・経済思想史) 佐々木康文 (情報化・メディアの発達と社会変動) 鈴木 典夫 (地域福祉、地域援助技術、コミュニティワーク) 大黒 太郎 (政治過程論、ドイツの先進産業社会の比較政治) 丹波 史紀 (社会福祉論、公的扶助論) 千葉 悦子 (生活構造論、農村社会学、成人女性の学習論) 中川 伸二 (現代政治論、政治学) 西﨑 伸子 (アフリカ地域研究、環境社会学) 西田奈保子 (行政学、都市行政論、都市・地域政策) 地域と行政専攻 社会と文化専攻

27

26

(2)

教員の密接な指導のもとに専門的な学習・ 研究を行います。専門知識の応用・実践力 を身につけ、最終的には、大学4年間の集 大成として「卒業研究」に取り組みます。 ︿目標﹀ ︿カ リキ ュ ラ ム ・ クラ ス ﹀

専門演習

 行政政策学類は、前身の行政社会学部の時代から、複雑に絡

み合った現代の地域課題を洗い出し、

よりよい解決策を導き出す

「場」

を目指してきました。新聞やニュースをみればわかる通り、一

つの問題をめぐってまったく異なる立場から矛盾する結論が引き

出されることは少なくありません。そんな時、私たちはどのような立

場をとることができるでしょう。行政政策学類が提案するのは、

「学

際的に考えてみる」こと。法学や政治学、行政学、社会学、歴史

学、教育学、文化研究など、

それぞれの専門分野が相互に協力し

合いながら多様な視点を導入すれば、

その問題はこれまでとは違う

像を描くかもしれません。

 こうした、

さまざまな学問分野が既存の枠を超えて共通の問題

に取り組もうとする姿勢は、本学類最大の特徴といえるもので、

れをつなぐキーワードは「地域」です。実際のまちづくりの現場では、

地域の課題には政治や経済、法律や行政、教育、文化、歴史など

が多岐に関わってきます。だからこそ、地方の時代といわれる中で、

本当に地域社会の発展に貢献してくれる人材を育てていくことが

私たちの目標ですし、実際にたくさんの卒業生がそれぞれの場で

活躍しています。

1

年次

アドバイザー教員

2

年次

3

年次

4

年次

可能性は

探すものではなく、

つくるものです。

地 域 社 会 の 課 題 は 、皆さんの「なぜ?」を待っています。

行政政策学類長 教授

久我 和巳

学習や進路など大学生活全般のアドバイスを行います。専門演習に所属しない学生は別途アドバイザーとなる教員が決定します。 1年次 ……… 教養演習の教員 2年次 ……… 専攻入門科目の教員 3年次・4年次 ……… 演習の教員

法学・政治学・社会学・文化諸科学

 具体的なカリキュラムとして、

まず1年次の段階では、行政政策学類に

どのような教員がいて、

どんな研究をしているのか、

しっかりと学びます。同

時に文献検索の方法から始まって、

レポートや論文の書き方、研究倫理

など、研究の基礎を学ぶ教養演習もあります。

2年次以降は3つの専攻に

分かれ、専門分野を学びながら卒業研究に向けて自分のテーマを発見し

ていきます。

 2015年度からは「2015カリキュラム」

も始まりました。これは以前から

行われていた地域社会における実習や課題研究、

フィールドワークを

「ア

クティブ・ラーニング」科目として位置づけたもので、実社会に適用できる

ノウハウを学ぶと同時に、現場での体験を積み重ね、対応力を育むもので

す。また教室やゼミ室では、知識や知見を提示するにとどまらず、

「なぜ?」

と感じ、考え、結論へと導く論理力を大切にします。その「なぜ」

を地域社

会の課題は待っていますし、

そこから私たちの社会が始まるのです。

 私たちは「可能性」

を提供したいと考えています。自分はこの程度だと

思わずに、感じ方や考え方を広げてみませんか。可能性は探すものではな

く、自分でつくるもの。変化することを恐れず、

むしろ楽しんでいく心構えで、

いろいろなことにチャレンジしてください。

行政政策学類における 学びの基礎を学ぶ

学群共通科目・学類基礎科目 

専門領域への導入的・基礎的教育を行います

●教養演習

学類における 1年次の必修科目です

●専攻入門科目Ⅰ

・Ⅱ

演習・実習形式で学びます

●演習Ⅰ

・Ⅱ

2年次に選択した専攻に 合わせて学びます

●演習Ⅲ・Ⅳ

3年次と同じ演習で 引き続き学びます

●卒業論文

学習の集大成として 論文形式で成果をまとめます すべての授業形態における アクティブ・ラーニングの実施 専門知識を深めるとともに、 大学における学習の成果を示す 専門知識の応用・実践力を 身につける

●少人数教育

(最大で20名程度)

で、授業担当者がアドバイザー教員となります。

「理論知」および「実践知」の学修を中核とするカリキュラムを構築しています。アクティブ・ラーニングをすべての授業形態で実施し、演習などの少人数教 育においては、知識の習得とともに、批判的・論理的思考力や表現力を、問題の発見・解決につなげる実習、課題研究、コア・アクティブ科目などにおいて は、知識の応用とともに、多様な価値観への理解能力やコミュニケーション能力を、それぞれ育成します。

C

u r r i c u l u m

新入生が大学生として主体的 な学 習 態 度を身につける最 初 の機会です。また、クラスごとに 「シニター」と呼ばれる新入生を サポートする上級生がついて、 授業の履修や学生生活などさ まざまなアドバイスを行います。

教養演習

2年次になると、法学・政治学・社会学・文化諸科 学(歴史学・考古学・比較文化学など)の各専攻 に分かれ、系統的な学習を行います。専攻入門科 目では、それぞれの専攻領域に関する導入的な内 容および主体的な研究に関わる基礎的な素養を、 実習・演習形式で学びます。

専攻入門科目

学類基幹科目

専攻専門科目

各分野における基礎的・基幹的な専門領域を学びます

自由選択領域科目

希望する専攻分野に応じて学びます 専攻ごとに履修区分を指定して学びます

29

28

行政政策学類

(3)

本演習の主な目標は、法学の基本的な知識 を修得することにあります。つまり、どういった 法律がどこに存在し、どういった裁判例(学 説など)がどこに掲載されているのかを知った うえで、それらを解釈し、読みこなし、利用する ことができるようにならなければなりません。そ こで本演習では、基本書を用い、学生に報告 をしてもらいながら、理解を深めることにしてい ます。さらに、本演習の特徴は、映画を観て、 具体的な事例に対し法がどのように関わる のかを知ることにも力を入れている点にありま す。どのような映画を観ているかについては、 改訂を重ねている『シネマで法学』(有斐閣) を参照してください。

体系的な法学教育を通じ

公共的な役割を担う

職業人を育成します

こんな人に学んでほしい 卒業後の進路

専攻入門科目テーマ例

憲法・民法・刑法・商法など、基幹的な法分野に対応した科目を提供し、

法学部と同水準の法学教育を行っています。

法学専攻

それぞれの領域の内容や研究の基礎を、実習・演習形式で学びます。

専門演習テーマ例

専門的な学習・研究を行います。

■ 法学に関する幅広い素養や知識を習得し、

それを活かして公共的な職務に就くことを目指す人

国家公務員・地方公務員、

司法書士・行政書士などの法律専門職

(法科大学院進学者を含む)

、民間企業など

大学ではゼミで国際法を学びました。も ともと法律を読むのが苦手だった私が 今、法務局で登記申請に関する仕事 ができているのは、学生時代に粘り強 く法律を読む癖をつけたからだと思いま す。福島大学の4年間は、勉学だけで なく部活動や新入生のサポート活動、 大学寮の自治活動、留学など、さまざま なことに挑戦できた刺激的な日々でし た。大学時代のすべての経験が今に 結びついていると感じています。

安斉 舞さん

かけがえのない4年 間が

今 に 結 びついています

高校時代から法学に関心があったもの の漠然としていたので、法学だけでなく 地域や行政のことも学べる福島大学 を選びました。今はさまざまな視点から 法学を学ぶことができ、自分の興味関 心が定まりました。またボランティア活 動を通して福祉に興味を持ったため、イ ンターンシップや講義などで福祉と法 学のつながりについて積極的に学びま した。現在は、法学と福祉の学びを活 かせる仕事に就きたいと考えています。 法学専攻4年 (福島県立安積黎明高等学校出身)

遠藤 紀子さん

法務局職員 (2013年度法学専攻卒)

漠 然とした想 いが

将 来 の 確 かな目標 へ

シネマで法学

教員 長谷川 珠子 専攻入門科目は、クラスは違えど、法律学の 基礎という「同じ山を違うルートから登る」とい うコンセプトのもと、各ゼミがテーマを工夫す るとともに、共通の授業も設けられています。 前期は憲法問題を含む著名な判決を一審、 控訴審、上告審と読み進み、関連する学説 を調べ、班による報告、議論を行います。判 決は、難解な法律用語を含み、言い回しや文 の構造も読みやすいとはいえないので、最初 は苦労します。しかし、後期のクラス対抗法 律討論会までには、皆それを何本も調べ、読 み比べて、議論できるようになっています。

判例をしっかり読む

教員 鈴木 めぐみ

POINTS

裁判傍聴、裁判官講演会、法律討論会など多様な学びの場に参加し、

リーガルマインド(法的な思考)の基礎をつくります。

原発震災後の

福島と向き合う

教員 塩谷 弘康 東日本大震災と原発事故により、いまだに 多数の人々が避難生活を余儀なくされ、憲 法で保障された「健康で文化的な最低限 度の生活」を享受できない状況が続いてい ます。原発震災後、いくつもの法律が制定 されましたが、それらは人々の暮らしの再建 に役立っているのでしょうか。また、原発震 災による紛争に対して、法や裁判はどのよう に対応しているのでしょうか。法社会学の専 門演習では、福島の今を学ぶことを通じて、 法や裁判の本質や役割に迫っていきたい と思います。

憲法学の諸問題

教員 阪本 尚文 憲法は人間の具体的な生の在り方とその 行き着く先にある政治というものに深い関 わりを持っており、我々の日常的な 生 と 死 の問題ともわかちがたく結びついている、 とある憲法学者は強調しています。働くこと、 差別、学ぶこと、信仰、戦争と平和、そしてひ とりの人間として自律すること。このような、 対象としてはどんなに切実な現代性を持つ ようなテーマについても、井上ひさしの言葉 を借りれば「難しいことをやさしく、やさしいこ とを深く、深いことを面白く、面白いことを真 面目に、真面目なことを愉快に」議論するこ とを目指すゼミです。

市民生活に活きる

法を学ぶ

教員 中里 真 一般に禁止規定など堅い印象の法律ですが、 私の担当する民法は、どうしたら「契約責任を 問えるか」や「親子といえるか」など、市民生 活の基本を担っています。そして、ゼミでは具 体的事案(=過去の裁判例)を素材に、その 事案解決の妥当性などを議論しています。学 生は、法学専攻で培った体系的な知識や自 らの経験をもとに、研究者の見解を文献など で調べ、契約責任や賠償の可否などを検討 します。また、法的解釈をする際に必要な「考 える力」や「法学的感性」を磨くため、近隣大 学の法学を専攻する学生との交流を兼ねて、 合同で討論会や模擬裁判を行っています。

お酒の法律学

教員 清水 晶紀 多くの大学2年次生にとって一番劇的かつ 身近な変化は、お酒が「解禁」になることです。 これは、未成年者飲酒禁止法という法律が 存在するからです。実は、お酒をめぐっては、 製造・流通・販売・消費の各段階で、さまざま な法律が関係してきます。そこで、本科目では、 私たちにとって身近な「お酒」を素材に、法律 の仕組みや法律学の果たす役割を学ぶとと もに、裁判例を用いてディベートを行っていま す。その過程を通じて、法学系専門演習の履 修に必要となる、判例や文献の調査方法、レ ジュメの作成方法、基礎的な「法的思考」方 法およびゼミでの議論方法などを、学生の皆 さんに習得してもらいたいと考えています。 現代法学論Ⅱ 教養演習Ⅱ 地理学Ⅰ 心理学Ⅱ 英語AⅡ 物質の科学 英語AⅠ 健康・運動 科学実習Ⅱ ドイツ語初級Ⅱ ドイツ語初級Ⅱ 現代社会への アプローチ(総)社会思想入門Ⅱ 社会科学 概論Ⅱ 企業と 簿記会計 月 火 水 木 金 1 2 3 4 5 ▼安斉さんの1年次後期時間割

31

30

行政政策学類 法学専攻

(4)

現在は全国社会福祉協議会に勤務し、 社会福祉に関わる研修会の企画や運 営、各種機関との連絡・調整を行って います。在学中は地域福祉を中心に 学び、実際に地域に赴くことで、現状を 肌で感じながら知識を深めました。ここ で身につけた視点や考え方は、今も土 台となっています。福島大学にはフィー ルドワークや課外活動など、社会や人 と直接関わる機会がたくさんあります。 さまざまな関わりを経験しながら、人間 的にも大きく成長できる大学です。

田口 綾夏さん

社会と関わるチャンスが多く

「活きた学び」が経験できます

政治や社会の出来事に興味があった ので行政政策学類を受験しました。こ の学類には独自に先輩が新入生の生 活をサポートする制度があるので、不 安だった大学生活を楽しく始めること ができました。研究室(ゼミ)は「社会調 査論」で、都市計画について研究して います。1年間のフィールドワークではさ まざまなまちづくりの現場を調査しまし た。将来はマスコミの仕事に就き、独自 のまちづくりを展開する地域に密着取 材して、その姿を全国へ広めたいです。 地域と行政専攻4年  (栃木県立宇都宮中央女子高等学校出身)

土谷 一貴さん

社会福祉法人 全国社会福祉協議会 (2012年度地域と行政専攻卒)

1年間のフィールドワークで

まちづくりの虜に

「新しい地域づくり」に不可欠な、

政治学や行政学の基礎を養います。

POINTS

まちづくりやコミュニティ形成、生活構造・福祉・環境・情報など、

身近な地域課題に取り組み、実践的に学びます。

それぞれの地域特性に応じた

地域づくりをリードする人材を育成します

こんな人に学んでほしい 卒業後の進路

地域と

行政専攻

■ 国家公務員・地方公務員など、公共部門での地域づくりの担い手を目指す人

国家公務員、地方公務員、公共部門職員、NPO・NGO などのスタッフ、

民間企業、大学院進学、民間プランナー など

専攻入門科目テーマ例

それぞれの領域の内容や研究の基礎を、実習・演習形式で学びます。

専門演習テーマ例

専門的な学習・研究を行います。

復興政策と被災者支援

教員 今井 照 2014年度の専攻入門科目(今井・鈴木典 夫)では、復興政策と被災者支援をテーマに しました。前期では、東日本大震災と東京電 力福島第一原子力発電所による災害につ いて、その経過や政策などをテキストから学び、 現地を訪問して震災の全体像を把握するよ うに努めました。後期には被災者の方々にど のような支援が求められているかについて、 実習体験を含めて考えていきました。世界史 的な出来事が起きた福島にある大学やその 大学生として、後世に何をどのように伝えるべ きか、今後も考え続けていきたいと思います。

都市縮減社会の

「地区まちづくり」

教員 今西 一男 人口減少や経済規模縮小への対応は、今 日の都市を考える前提です。この時、都市間 競争ではなく、賢く都市をダウンサイジングし ていくことが、持続可能な社会を実現するた めに大切です。こうした都市縮減社会では、 自分たちの「まち」のことは自分たちで決める、 住民による「まちづくり」の在り方が改めて問 われます。行政、企業など都市を成り立たせ てきたさまざまな主体が不完全になる中で、 住民による自治の役割が増すからです。こ のテーマでは、その自治の単位となる「地 区」の「まちづくり」を主題として、都市縮減 社会のこれからを考える基礎を学びます。

震災後の社会状況と

生協の取り組み

教員 西﨑 伸子 専攻入門科目では、「生産者の努力と消費 者の願い」を1年間の統一テーマに、前期 (中川伸二)は「生協の過去と政治」、後期 (西 )は「震災後の社会状況と生協の取 組み」を個別テーマとしました。近年、地産地 消やスローフードの重要性がいわれるように なり、生産者と消費者とを直接つなげる活動 が注目されています。それらの活動の一翼を 担ってきた組織のひとつが「生活協同組合 (生協)」です。授業では、生協の活動、歴史、 震災後の具体的な支援活動について調べ、 考え、新たな提案を学生が主体となって取り 組んでいくことを目指します。

福島で核時代を考える

教員 黒崎 輝 日本は「唯一の被爆国」の立場から、「非核 三原則」を「国是」とし、核兵器廃絶を国際 社会に訴えてきました。しかし、世界にはまだ 大量の核兵器が存在しています。こうした中、 日本は米国の「核の傘」に依存して安全を 確保しようとしてきた国でもあります。また、原 子力の平和利用を推進した末に、未曽有の 原発災害を引き起こすに至りました。私たち は核といかにむきあってきたのか。核の脅威 から人類が解放されることはあるのか、それ は可能か。そのために私たちに何ができるの か。このような問題意識から、核時代と戦後 日本の歩みについて考えています。

ローカルなところで

民主主義を考える

教員 中川 伸二 市町村議会はもっとも身近にある議会です。 しかし衆議院や予算委員会で今どんなことが 審議されているかのニュースを見聞きするこ とはあっても、自分が住む町の議会で何が審 議されているのかについては、多分ほとんど 知らない人が多いでしょう。 本演習では、「市町村議会を盛り上げよう!!」 というテーマのもと、先進的な改革を進めて いる議会への調査などを通じ、今、市町村議 会がおかれている状況とはいかなるものなの か、直面している課題とは何であるのか、そし てそれらをどう克服・解決していくのか、といっ た問題について、学習を進めています。

住民と共にある

福祉を考える

教員 鈴木 典夫 高齢者の福祉、障がいのある人々の福祉、 子どもたちの福祉。「福祉」の対象となる分 野は数多くありますが、それらの人々にも暮ら す「地域」があります。福祉の政策や制度を 学習することも必要ですが、私たちの「生活」 を考える視点も大切です。当事者の声と、普 段の生活に寄り添う福祉で、どのような「地 域づくり」ができるのか。そのためには、「住 民」の力も欠かせません。「地域」というフィー ルドに出て、そこに暮らす人々の「生活」に触 れ、フォーマルとインフォーマルな資源を活用 しながら、よりよい「福祉」の仕組みをつくる。 一緒に探求しましょう。 社会福祉論 中国語中級 環境計画論 中国語中級 行政学Ⅰ 社会学 原論Ⅰ キャリア モデル学習 健康医学・ 臨床医学概論Ⅰ (総)災害復興支援学Ⅰ 比較地域 文化論Ⅰ 地域と行政専攻入門科目Ⅰ 月 火 水 木 金 1 2 3 4 5 ▼田口さんの2年次前期時間割

33

32

行政政策学類 地域と行政専攻

(5)

歴史に関心があったものの入学当初 は将来的なビジョンがありませんでした。 ですが、ゼミで被災した歴史資料の保 全活動に携わって、地域の歴史を守り たいという住民の皆さんの声を聞き、地 域のためにと活動する市や県職員の 方々を見るうちに、こんな風に地域に 関わりたいと思うようになりました。それ が今の仕事につながったことを考える と、福島大学は、自分が本当にやりた いことを見つける機会に恵まれた大学 だと思います。

平澤 慎さん

ゼミを通した活動体験が

仕事への明確な考えに

考古学を学びたいと考えて行政政策 学類を選びました。実際、講義は遺跡 見学などフィールドに出て学ぶ機会が 多くあるので、勉強になります。また福 島大学は「震災からの復興」を学ぶに はふさわしい大学です。特にこの学類 は復興と密接な関係にある「行政」とさ まざまな分野の学問を結びつけて、何 ができるのかを考えることができます。 私自身は、将来的に災害が起きた時、 考古学の知識を活かして復興のお手 伝いができるようになりたいです。 社会と文化専攻4年 (茨城県立勝田高等学校出身)

須藤 かなみさん

茨城県那珂市役所職員 (2013年度社会と文化専攻卒)

考古学の知識を活かして

地域復興のお手伝いを

社会学・文化論を基礎に

多様な要素を含む

地域社会の共生に対応する

人材を育成します

こんな人に学んでほしい 卒業後の進路

社会と

文化専攻

■ 地域社会や歴史、文化に興味があり、

マスコミ、民間企業、NPOなどを目指す人

各種協同組合の職員、学芸員

(博物館・埋蔵文化財)

、社会教育関係

(公民館)

職員、NPO・NGO などの

スタッフ、民間企業、大学院進学、

マスコミ など

最大規模の社会学系の科目と

多様な文化系の科目を学びます。

POINTS

教育、歴史、

ジェンダー、比較文化など、

幅広い学問領域を修学できます。

専攻入門科目テーマ例

それぞれの領域の内容や研究の基礎を、実習・演習形式で学びます。

専門演習テーマ例

専門的な学習・研究を行います。

身近な世界を考察する

教員 川端 浩平 本演習では、地方都市で生活する若者の世 界観について、文献講読およびインタビュー 調査を通じて考えていきます。授業の前半で は、地方都市の消費社会的環境について考 察した文献を講読してディスカッションを行い ます。それを踏まえて授業の後半では、質的 調査やフィールドワークの方法の基礎を学ん だうえで、各自が自分と親密な関係性にある 若者(友人や知人)に対してインタビュー調 査を行います。まとめの作業として、インタ ビューで得られた調査テーマに関連するデー タをクラス内で共有・分析したうえで、各自個 別の事例分析を報告します。

新聞から読み解く

過去の日本社会

教員 徳竹 剛 新聞には、発行時の政治や経済、社会など に関する出来事や、それらについての論説 が掲載されています。日本においては、明治 初めの文明開化期以来、新聞が発行され るようになっており、近現代社会において主 要な情報源としての役割を担ってきました。 新聞は、基本的には発行当時の人々に向 けて作成されたものですが、現在の我々に とっても、当時の社会のありようについて知 ることができる貴重な資料となります。そこで この授業では、新聞から過去の社会に迫る こととし、それを通じて、調査・研究の基本的 手順を身につけます。

社会調査とデータ分析

教員 橋本 摂子 本演習では前期・後期を通じて、社会調査か ら得られたデータをどのようにまとめていくか、 データ分析法を実践的に学びます。前期で は、質的データの整理法を学びます。特定の 社会問題をピックアップし、ブレーン・ストーミ ングと文献・メディア調査から問題の構造化 手法を一通り修得します。後期では、量的 データの分析手法を学びます。社会調査法 と統計学を用いた簡単なデータ分析を解説 したあと、公開データを用いた二次分析の演 習を行います。2015年度の主要テーマは 「社会階層と不平等」。最後は各自の関心 に応じて分析結果を報告してもらいます。

現代社会の理論とは

教員 加藤 眞義 専門科目の「社会学原論Ⅰ」では社会学の 古典理論を、「社会学原論Ⅱ」では社会学 の現代理論を取り上げています。後者にお いては、現代社会において「コミュニケーショ ン」がなぜ重視されるようになったのか、また、 コミュニケーションについて考える理論には どのようなものがあるのかを検討しています。 本演習では以上を踏まえて、現代社会の特 徴と今後を考えるためにはどのような視点が 必要なのかを検討しています。現時点では、 東日本大震災の教訓をも踏まえて、「リスク 社会」論を取り上げています。卒業研究は 各自が自由にテーマを設定し、文献・統計資 料や現地調査に基づいて作成しています。

考古学とは何か

教員 菊地 芳朗 専門科目の「考古学Ⅰ」では考古学の方法 論を、「考古学Ⅱ」では日本と世界の考古学 研究の成果を取り上げています。考古学に おいていかなる調査や研究が行われ、どの ような成果があげられているか、図や映像も 交え具体的に紹介していきます。 本演習では、方法・技術・地域・時代の幅を 広げ、より詳細に考古学の世界に触れてい くことになります。また、行政政策学類の授 業科目には「考古学実習」があり、発掘調 査も含め室内・屋外のさまざまな活動に取り 組みます。近年は福島県内の古墳の発掘 調査を毎年実施しており、実践的な力を身 につけることができます。 情報処理Ⅰ 環境の科学 教養演習Ⅰ 英語AⅡ 地域論Ⅰ 英語AⅠ 健康・運動 科学実習Ⅰ 現代社会へ のアプローチ 現代 文化論Ⅰ 現代 法学論Ⅰ キャリア形成論 フランス語 初級Ⅰ フランス語初級Ⅰ 月 火 水 木 金 1 2 3 4 5 ▼平澤さんの1年次前期時間割

言葉から/と

文化を考える

教員 田村 奈保子 本演習では、文化を多方面から考えます。 文化の基礎を言語と考え、言語と文化の関 係に焦点を置き、異文化理解や芸術に関 わることの重要性などへと理解を広めてい きます。それらに関する文献講読とともに、 各メンバーの興味関心にあったテーマにつ いて、グループや個人での発表・討論も行 います。身の回りの文化事象に感じる疑問 や問題点への答えは簡単には見つかりませ んが、単なる対処法ではなく問題の本質に 迫るよりよい解決方法をさぐり、現代社会を 生きるための力を文化を入り口に養うことを 目指します。

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行政政策学類 社会と文化専攻

参照

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