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Ⅴ 会議概要会議の冒頭 藏内会長から以下のとおり挨拶があった 年末のお忙しい中 出席を賜り 感謝申し上げる 動物愛護関係では日ごろよりお世話になっている環境省から 則久室長 今西室長補佐にご出席いただき 感謝申し上げる 日本獣医師会の会長として二期目に入ったが 今期の施策において マイクロチップの普

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Academic year: 2021

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第1回マイクロチップ普及推進特別委員会会議概要

公益社団法人 日 本 獣 医 師 会 Ⅰ 日 時 平成27年12月21日(月) 13:30 ~ 16:30 Ⅱ 場 所 日本獣医師会・会議室 Ⅲ 出 席 者 【委 員】 新井 英人 全国動物管理関係事業所協議会会長 東京都動物愛護相談センター所長 内山 晶 公益財団法人日本動物愛護協会常任理事兼事務局長 大草 潔 仙台市獣医師会会長 小松 泰史 東京都獣医師会副会長 酒井 健夫 日本獣医師会副会長 坂本 紘 鹿児島県獣医師会会長 東海林克彦 東洋大学国際地域学部教授 公益社団法人日本愛玩動物協会会長 髙橋 徹 北海道獣医師会会長 森 尚志 京都市獣医師会会長 森田 昌弘 横浜市動物愛護センター所長 八木 幸隆 石川県獣医師会会長 【本 会】 藏内 勇夫 会長 村中 志朗 副会長 細井戸大成 小動物臨床担当職域理事 木村 芳之 動物福祉・愛護担当職域理事 境 政人 専務理事 北村 直人 顧問 【環境省】 則久 雅司 環境省自然環境局総務課動物愛護管理室 室長 今西 保 環境省自然環境局総務課動物愛護管理室 室長補佐 Ⅳ 議 事 1 特別委員会の設置について(説明) 2 委員長・副委員長の選任(協議) 3 環境省におけるMC普及の取組(説明) 4 本会におけるMCの普及・広報対策(説明) 5 検討すべき課題と対応方向(検討)

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Ⅴ 会議概要 会議の冒頭、藏内会長から以下のとおり挨拶があった。 年末のお忙しい中、出席を賜り、感謝申し上げる。動物愛護関係では日ごろよりお 世話になっている環境省から、則久室長、今西室長補佐にご出席いただき、感謝申し 上げる。日本獣医師会の会長として二期目に入ったが、今期の施策において、マイク ロチップの普及推進を重要な検討事項の一つとして位置づけ、このマイクロチップ特 別委員会を設置した。今日に至るまで、北村顧問が長年に渡って動物愛護法に携わら れており、本日出席の東海林委員も担当室長として大変な尽力をされていた中、私も 部会の審議委員として苦労しながら、マイクロチップの普及推進に努めてきた。おか げ様で現在は登録が120万頭を超えたところである。犬の飼養頭数については公の機関 が調査したことはなかったが、福岡県が県として初めて実態調査を行い、飼養頭数や 装着率も明確になった。全国の飼養頭数は1千万頭程度と予想されるので、装着率は 十分の一程度である。動愛法は3回の改正を経て、平成30年に予定されている見直し の際には、動物取扱業が販売する犬猫に装着の義務化を検討することとされた。議員 立法になると予測されるが、それまでにマイクロチップが国民の理解や支持を得て、 改正時に必ず明文化されるよう、日本獣医師会は準備にあたる責務がある。データの 一元化が完全にはされていないということは最も問題であり、義務化に向けて大きな ハードルになるため、管理体制が法的に明確になるよう整備したうえで、改正を迎え たい。32年前、日本の動物愛護運動の第一人者である麻生和子女史に勧められ、イギ リスの著名な動物福祉施設であるドッグズホームバタシーを視察して、非常に驚いた 点が2点あった。1つは年間5億円の運営費が寄付で賄われていること、もう1つは 既に普及していたマイクロチップの存在であった。帰国後直ちに北村氏を訪ね、個体 識別や終生飼養にとても有効であることを熱く訴えたところであるが、マイクロチッ プの普及もやっとここまで来たかという万感の思いがある。委員の先生方には活発な ご議論を心からお願いし、会長としての挨拶としたい。 続いて事務局から、委員、役員、オブザーバーの紹介があった。 1 特別委員会の設置について(説明) 専務理事から、資料に基づき、特別委員会の設置等について説明が行なわれ、委員 各位に了解された。 2 委員長・副委員長の選任(協議) 会長から、委員長に酒井委員(副会長)、副委員長に坂本委員が推薦され、全会一致 で了解された。続いて一言ずつ挨拶をいただいた。 酒井委員長 マイクロチップについては、更なる普及推進と管理体制の一元化が不可欠であり、 また法改正に向けて、平成28年度中に取りまとめを行う必要がある。本委員会が使 命を果たせるよう、各委員に一丸となって取り組んでいただきたい。

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坂本副委員長 副委員長の責任の重さを感じている。酒井委員長を助けながら、目的達成に向け て尽力していきたい。 3 環境省におけるMC普及の取組(説明) 則久動物愛護管理室長から、以下のとおり、環境省におけるマイクロチップ普及の 取組について説明が行なわれた。 動愛法関連では、平成11年の法改正で所有明示措置が明記され、17年改正の告示で 具体的にマイクロチップが推奨され、24年改正で次期改正に向けての課題が明示され た。牧原政務官の「人と動物が 幸せに暮らす 社会の実現プロジェクト」の一環とし て、神奈川、香川、徳島、岡崎等の自治体においてモデル事業を行っており、その中 でマイクロチップに関するモデル的な取組みが行われている。事業は昨年から試行的 に開始して3カ年で行い、平成29年には取りまとめをして、法改正に反映させる予定 である。平成23年12月の審議会報告書の中でも、犬へのマイクロチップの装着義務化 について検討課題を示されている。販売に供される犬猫の場合、トレサの観点でブリ ーダーから義務にするのかという議論もあるが、一般の飼養についても義務化の想定 を行ってみる必要がある。マイクロチップの義務付けは、総論としてはすべての立場 の方々から賛成されている印象があるが、各論では調整すべき点が多々あり、直ちに 法律になるかどうかはそこに係っている節が大きい。情報管理の一元化、情報の内容、 データのアクセス権、個人情報の範囲、管理の信頼性等、幅広く問題を見出して、論 点整理をしていく必要がある。最終的には審議会でオーソライズされていくことにな るかとは思うが、このような委員会の場を設けていただけるのはありがたく、ぜひ一 緒に検討していきたい。 4 本会における MC の普及・広報対策(説明) 事務局から、別冊資料に基づき、本会におけるマイクロチップの普及・広報対策に ついて説明が行なわれた。 5 検討すべき課題と対応方向(検討) (1)データの一元化について ア 日本動物保護管理協会(保管協)が事務局の時代に、DSファーマアニマルヘル ス株式会社(DSP、当時:大日本住友製薬株式会社)とデータ統合して全国一元 管理されたと聞いていて、飼育者にもそのように説明していたが、数年前から他に も登録を行っている団体があるとされている。何故このようなことになっているの か、初期段階で手は打てなかったのか。 イ 平成18年の所有明示の告示で公的な性格を有する全国的な団体が管理すること とされ、民間として先にスタートしていたDSPとデータ統合に至った。ジャパン ケネルクラブはDNAで個体識別を行っており、マイクロチップは採用していなか

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ったが、将来的には一緒にやっていきたいというコンセンサスはあった。いつから 登録を開始したのかは不明であるが、協議は進めていく必要を感じている。 ウ 民間行為を規制することはできかねるという法律の解釈であるが、我々獣医師が 処置したマイクロチップは、我々が責任をもって登録を行い、早急に整合性を取っ て、装着が義務化された際には一元管理していきたい。 エ 大手のペットショップはマイクロチップの装着と登録代行を行っているとのこと だが、装着はしても日本獣医師会に登録を行っていないペットショップもあるよう だ。 オ 実際には装着したマイクロチップが登録されず機能しないのに高額な費用を取る など、不適切なことを行っているペットショップもあると聞く。そのような業者と 同じ土壌で話をするのはいかがなものかと思われる。 カ 動物病院で装着から登録まで行う方が確実であり、飼い主の信頼も得られる。 キ データベースの一元化は最重要事項であるが、データベースが一元化されるべき 理由、日本獣医師会がデータ管理すべき理由をきちんと整理し、理論武装してPR することが、一元化のステップに繋がるのではないか。 (2)環境省のモデル事業について ア マイクロチップとは何かというところからの始点となるため、ペットショップ用、 動物病院用、一般用など、ニーズに合ったパンフレットを作成した。 イ 動物病院の待合室で流せる、普及啓発用の動画を作成する予定である。 ウ モデル事業における自治体の反応は、本会における普及推進においても参考にな るのではないか。 エ アンケートでは、動物病院において飼い主がマイクロチップ装着を希望しない要 因として、コストの面、かわいそう、メリットが薄いという答えが多かった。 オ 一方、獣医師側からマイクロチップを推奨しにくい要因として、リーダー配備、 データベースの統一、針が太いなどの見た目が挙げられた。 カ 神奈川県では装着率は高かったが、流通段階で入っているため飼育者の意識が低 い場合が多く、香川県では装着率は低いが、入れている飼育者は迷子対策などの意 識が高いなど、地域の実情も見られた。 (3)AIPOについて ア 現状は休眠状態である。立上げ時の幹事長である中川氏が亡くなり、愛護協会の 理事長の交代もあって、暫定的に藏内会長に幹事長代理をしていただいている状態 である。動物愛護3団体と日本獣医師会で、しっかりとした組織体制作りをしてい く必要がある。 イ 運営規程に事業内容が記載されているが、構成員における役割分担がはっきりし ていないので、早急に整理する必要がある。AIPOという団体が必要か、必要であ ればどういう役割を担うのか、明確にすべきである。 ウ マイクロチップの認知が低かった頃、動物愛護団体と日本獣医師会が、連絡協議

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会的な形でAIPOを構成したが、17年の法改正と告示を踏まえて、普及はAIPO、登 録は日本獣医師会(旧保管協)が行うと、幹事会で規定が整理された。AIPOが行 う普及啓発に係る広報費用の支出をどのように整理するかが課題となって、活動が 滞っているように見受けられる。日本獣医師会がマイクロチップの広報を行う際に、 AIPOとして行うのか、日本獣医師会として行うのか、整理が必要である。 (4)愛護センターにおける現状について ア 横浜では、各区で収容された動物はすべて愛護センターに搬送され、各区でも読 み取りは行うが、最終的にセンターでも読み取り確認をしている。 イ ペットショップで購入時に登録されてそのままというケースも多く、住所や連絡 先が変更されていないなど、返還に結びつく事例はあまり多くない。鑑札の装着も 少ないが、きちんと登録内容まで機能しているマイクロチップも多くない。 (5)地方会における現状について ア 京都市では、行政の支援により1,000頭まで無料装着(登録料は市獣が負担)を行 うこととなり、400頭まではすんなり集まったが、そこで止まってしまった。無料 となると装着したがる人は増えるが、行政のアピールが少なくなると、行き詰まっ てしまう。埋込みは痛そうだといわれているが、針がよく切れるせいか、鳴いたり する犬猫はほとんどいなかった。事業を通じ、飼育者の意識向上が最も必要と感じ た。それまで抵抗を見せていた飼育者も、海外輸送が決まったらあっさりと装着す るので、法整備してトップダウンになれば普及するのではないか。 イ 仙台市では、地域猫の不妊手術後にマイクロチップを装着している。震災の際に、 マイクロチップによって飼い主が見つかったケースもいくつかあったようだが、飼 育者の信頼感が重要であるので、獣医師の下で意識をはっきり持って装着すること が望ましい。まだ装着率は高くないが、こういった事業が重要だと認識している。 ウ 各地方会にも言えることだが、熱心な担当者がいて熱が上がると登録数も上がる が、一時のことで、それを継続させるのが難しい。飼育者からの求めが増えない限 り仕掛けていかざるを得ない状態であるが、地方会の熱を下げないよう、日本獣医 師会から根気よく会員に働きかけていく必要がある。行政で予算が取れても年々減 っていく傾向があるので、減らさないよう、地域猫の予算と一緒に取っていく等す るとスムーズである。 エ 鹿児島では、このたびマイクロチップの業者を呼んで、講習会を開くこととなっ た。打たなくても良いという獣医師がいるということだが、獣医師にも飼い主にも 必要性を訴えるキャンペーンが必要ではないか。地方では屋外飼いが多く、災害時 のメリットなどは伝えにくいが、必要性を会員が飼い主に伝えられるよう、会員の 啓発が重要である。 オ 北海道では、洞爺湖町にて、若い犬に対し、装着を獣医師会、登録を洞爺湖町の 負担で、無償でマイクロチップの装着、登録を行うこととなった。前回の有珠山の 噴火から15年経ち、25~30年に一度は噴火すると言われている中で、実績を作り、

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いざという時に備えたいと考えている。札幌では、日本獣医師会からゲート型リー ダーの寄贈を受けることとなり、それに伴い、道庁と札幌市が連携して、周辺の収 容動物も札幌市のゲート型リーダーを通すこととなった。狂犬病予防注射も同様だ が、来院時に、装着の有無を必ず聞くように徹底してはいかがか。特に不妊手術時 には必ず勧めてみると良いのではないか。マイクロチップでのカルテ管理を推進す るなど、積極的に会員を啓発していく必要がある。行政にばかり要求するのではな く、獣医師から運動発信できるよう、日獣から地方会に働きかけてほしい。 カ 石川県では、無料で100本の装着券を配布したが、四分の一は動物病院を訪ねて 来ず、77頭に装着を行った。獣医師会がそのように活動体制を整えていけば、装着 していない動物が減っていくのではないか。 (6)装着と登録の義務化について ア 動愛法の附則には、装着義務の検討のみ記載されているが、登録しなければ意味 がないことは明白である。 イ 審議会では、トレサの視点から、ブリーダーから登録した方がいいという意見も あったが、ブリーダー、ショップ、購入者とその都度登録することは現実的に難し いのではないか。 ウ 各論の制度設計のあり方が重要となるが、現時点では飼育者に義務づけるのは難 しいため、販売者に課していく方向に行くのかと思われる。 エ ビッグデータの活用など、メリットを示しながら、義務化に向けて合意形成を行 っていきたい。 オ 装着と登録のあり方、データベースの一元化のあり方については、併せて本委員 会において、一定の結論を導くこととしたい。 カ 将来的には、販売業だけではなく一般の飼い主が所有する動物にも、マイクロチ ップの装着が義務化されていくことを見据え、総合的なビジョンを持って動いてい くことが重要である。 キ 法律に明文化してもらうためには、政治家に方向性を示せるようなデータ集約を 行うことが重要である。 (7)協議会の設置について ア いくつかの登録機関があると言われている中で、日本獣医師会が中心となって周 りの協力を得ながら協議会などを設置し、反対のない形に持って行くのが本会の使 命であると考える。 イ 協議会の設置については、ISO規格動物用電子タグ協議会を活用する形で検討し ていきたい。 ウ 協議会の設置については、本委員会における検討と平行して、事務局に一任いた だいて進めていきたい。 エ 一元化について、民間の規制は難しいという意見もあるが、業界が一丸となって

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法律に義務化を書けるような体制を作っていきたい。 (8)その他 ア 他団体等による登録管理、犬猫の飼育頭数及びマイクロチップ装着率等々、現状 をきちんと把握していくことが重要である。 イ 登録機関として告示どおり行政機関ときちんと連携を取っていることを示すため、 まだ検索用IDを取得していない自治体に働きかける努力が必要である。 ウ 学会年次大会秋田大会では、マイクロチップに係るシンポジウムを企画しており、 環境省を始め、様々な立場の方に問題提起していただきたいと考えている。 エ 登録数が伸びたのはペットショップにおける装着がかなり大きい。付き合い難い 会社もあると聞くが、上手く取捨選択して付き合うべきである。 オ イベントなどで普及啓発を行ってきているが、あまり効果がない。啓発方法を課 題として考えていきたい。 カ スケジュールとしては、環境省審議会に間に合うよう、平成28年には取りまとめ る予定である。 キ マイクロチップ単独ではなく、もう少し大枠で、社会で認められる家庭動物を推 進するようなキャンペーンを長いスパンで実施してはどうか。 ク 本委員会のご議論に併せて、関係団体からもご意見を聞きながら総合的に普及を 推進していきたい。 Ⅵ まとめ 第1回委員会は、酒井委員長により以下のとおりとりまとめられた。 (1)マイクロチップの登録機関の一元化については最重要事項として迅速かつ慎重に 進めていきたい。 (2)関係団体による協議会設置等については、事務局を中心に進めていきたい。 (3)情報をさらに整理して、共通の認識を持って議論していきたい。 (4)戦術、戦略をきちんと立て、国民の理解・合意形成を得ることが不可欠である。 (5)厳しいスケジュールとなるが、論点整理して各論に入りたいのでご協力のほどよ ろしくお願いしたい。

参照

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〇齋藤会長代理 ありがとうございました。.

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