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なぜ主体的学習なのか

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Academic year: 2021

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要旨  富山大学経済学部では,2018 年度よりこれまでの教育課程を見直し,課題解決型学修(PBL)や討論型 授業など能動的な学修機会の拡充によって主体的な学習態度の形成を目指している。本稿では能動的学修を 伴う授業科目を拡充するに至った背景を,高等学校や学生の就職先企業・組織へのアンケート調査を紹介し ながら論じるとともに,2017 年度に試行的に導入した PBL や討論型授業のあらましと,今後の課題を論じ る。 キーワード:能動的学修,課題解決型学修

Ⅰ.はじめに

 富山大学経済学部(以下,本学部と言う)は,経済 学科,経営学科,経営法学科の 3 学科から構成され, それぞれが経済学,経営学,法学の学士を授与する社 会科学系の総合学部である。本学部が設置されている 富山大学は,2010 年に富山県内の 3 大学の統合により 誕生し,2018 年度に設置される都市デザイン学部を 含めて,医薬,自然科学,人文科学,社会科学を教 育・研究する 9 学部から構成されている。  本学部では国立大学の機能強化の一環として,2015 年にミッションの再定義を行った。そこでは「幅広い 知識の修得を基礎として,学内外での複数学位の修得 や複数コース履修を検討し,キャリア教育プログラム, 企業や団体と連携した講義の一層の充実に取り組む」 とともに,「全学的な機能強化を図る観点から,18 歳 人口の動態や社会ニーズを踏まえつつ,学部・大学院 の教育課程及び組織のあり方,規模等の見直しに取り 組む」としており,これを踏まえて入学定員と教育課 程の見直しに着手した2)  学部内での検討や全学的な調整を経て,2018 年度 より入学定員をこれまでの 405 名から 335 名に削減す ることとした。本学部は入学者の約 39% が富山県内 出身であるが,富山県の 18 歳人口は 2021 年に 2015 年 度比で見て約 6% 減少することが予想される3)。また, 富山県は全国的にみて製造業が集積している地域であ り,従来から生産工程従事者への人材需要が大きい4) 加えて,高齢化の進展により,医療や介護分野での人 材需要も高まっている5)。入学定員の削減は,このよ うな人口動態と社会ニーズの変化を踏まえたものであ る。  入学定員の削減とともに教育課程を見直し,課題解 決型学修(PBL)や外部講師を招いた討論型授業など 能動的な学修を拡充することとした。本学部は,経済 学,経営学,法学およびそれらの隣接分野を学ぶ 3 学 科を擁することを強みとして,分野横断的な履修コー ス制による教育課程を提供することによって,将来の 進路を意識した学修への動機づけを図ってきた。しか しながら,後述する調査を通じて卒業生の就職先では 専門知識以外の能力も重視していることがわかり,そ の涵養を図るため,能動的学修の機会を拡充した。  本稿では,本学部が教育課程を見直すことになった 背景と試行段階での取り組みを紹介する。次節では, 主体的学修の拡充を図った背景を述べる。第 3 節では, 先行的に導入した課題解決型学修や討論型授業のあら ましを述べる。最後に,今後の課題を記してまとめと したい。

なぜ主体的学習なのか

富山大学経済学部の場合

─1) The Journal of Economic Education No.37, September, 2018

Why is proactive learning important?: The case of faculty of economics, university of toyama NAKAMURA, Kazuyuki 中村 和之(富山大学経済学部)

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Ⅱ.能動的学修導入の背景

 教育課程の見直しに先立ち,高等学校の進路指導担 当教員と本学部卒業生が就職した企業,組織の人事担 当者に対してアンケート調査を行った。本節では,そ れらの結果を紹介して,能動的学修を拡充することに なった背景を述べたい。  高等学校の進路指導担当教員へのアンケート調査は 2015 年に実施した6)。質問の内容は,進路指導の際に 大学や学部におけるどのような特徴を重視するかを尋 ねたものである。アンケート調査からは能動的学修の 拡充を含むいくつかの論点が見えてきた。  まず,高等学校の進路指導担当教員(おそらく生徒 も)は,大学での学修の結果として開ける将来の進路 に高い関心がある。図 1 は,本学部において力を入れ るべき教育活動や学修支援活動を尋ねた結果である。 本学部の受験を勧めるために充実させるべき事項とし て最も多かったものが「就職支援」であり,「教職員 による丁寧な指導」が続く。一方,「学術的なカリ キュラム」や「少人数教育」を充実させるべきとする 回答はこれらよりも少数に留まった。  ただし,就職支援の重要性が指摘されるものの,資 格の取得や特定の職業と結びつくような教育課程の編 成が強く求められているわけではない。図 2 は,教育 課程編成の方向性を尋ねた結果である。資格取得や職 業とリンクした教育課程よりも,「関心あるテーマに 沿った分野横断的なカリキュラム」や「学問体系に 沿った系統的な学修が可能となるカリキュラム」が必 要だとする回答が多い。専門科目の学修においては, 主体的かつ系統的な学修を通じた基盤的な知識や思考 力の向上が期待されていると考えられる。  就職支援の充実には,情報提供や丁寧な相談・指導 体制の構築,キャリア科目や課外講座の開講といった 直接的な支援とともに,社会が求める知識や能力を身 に付けることが可能となるような教育課程の編成が大 切である。本学部卒業生の就職先企業・組織を対象に アンケート調査を実施したところ,本学部卒業生が身 に付けている能力と,就職先企業・組織が求める能力 に若干の乖離が存在することがわかった。 図 1 充実させるべき教育・学生支援活動7) 資料:富山大学経済学部(2017)に基づき作成 学生への補習 その他 留学支援 語学 奨学金や授業料減免 資格の取得 教養教育 少人数教育 学術的なカリキュラム 教職員による丁寧な指導 就職支援 250 200 150 100 50 0 回答数(複数解答) 図 2 充実させるべき教育課程8) 資料:富山大学経済学部(2017)に基づき作成。 関心のあるテーマに沿った分野横断的なカリキュラム 学問体系に沿った系統的な学習が可能となるカリキュラム 資格取得や公務員試験とリンクしたカリキュラム 資格取得とは関係ないが将来の職種とリンクしたカリキュラム 回答数 0 20 40 60 80 100 120 140 160 180

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 就職先企業・組織へのアンケート調査は 2015 年に 実施した9)。質問の内容は企業・組織において求める 知識や能力,それらを身に付させるための教育課程や 学修すべき分野を尋ねるとともに,社会人として必要 だと思われる 24 の能力についての本学部卒業生への 評価を他大学の文系出身者との比較で尋ねた。図 3 は 本学部卒業生への評価を得点化してまとめたものであ る。  本学部卒業生に対して相対的に高い評価が与えられ ていた項目は,協調性と関係する能力(「相手の意見 を丁寧に聴く力」「新たな知識を素早く身に付ける力」 「社会のルールや人との約束を守る力」「自分と周囲の 人々や物事との関係性を理解する力」「礼儀マナー・ 責任感など必要な社会性」「物事に進んで取り組む 力」)であり,評価の平均値は 3.4 以上であった。また, これらの能力は就職先企業・組織における要求度も高 かった。これらは,本学部に入学した学生が本来的に 備えていた資質かもしれないし,少人数によるゼミ ナール活動や卒業論文の執筆等で培われた結果かもし れない。  一方で,創造性やリーダーシップ,課題発見と関係 する能力(「新しい価値を生み出す力」「ストレスの発 生源に対応する力」「他人に働きかけ巻き込む力」「新 たなアイデアや解決策を見出す力」「プレゼンテー ション能力」「問題点を発見する力」)に関する他大学 の文系学生と比較した評価は相対的に低い。これらの 能力についても就職先企業・組織における要求度が高 かった。  企業や組織が社会科学系学部の卒業者に求める知識 を尋ねた結果が図 4 で示されている。ここから「経済 学全般の知識」,「会計・財務」,「法学の基礎」,「経営 学の基礎」,「市場・流通関連」といった社会科学諸分 野の基礎とともに,「ビジネス関係の法学」,「金融関 連」,「公共政策」といった分野横断的な内容を含む知 識構造も求められていることがわかる10)。本学部では 1 年次に所属学科を問わずすべての学生が経済学,経 営学,会計学,法学の基礎を学ぶ。また, 2 年次以降 は,分野横断型のカリキュラムを含む履修コース制の 下で専門的な学修を積み重ねる。図 4 の結果は,本学 部の専門教育におけるこのような教育課程が一定程度, 企業や組織のニーズを反映していることを示唆する。  図 3 からわかるように,本学部卒業生の「学問分野 や専門領域に関する知識」を就職先企業・組織は高く 評価しているが,これについての要求度は高くない。 社会科学系の学部に在籍する大学生が「学問分野や専 門領域に関する知識」を身に付けることが必要(5 段 階評価中の 4 以上)と回答した企業・組織は 50% に留 まる11)。また,図 3 から本学部卒業生の「語学など国 際化への対応能力」への評価は低いが,就職先企業・ 組織の要求度も低い。  高等学校や就職先企業・組織へのアンケート調査を 通じて本学部の教育課程の課題が明らかとなった。高 校生は,大学での学修を通じて将来への展望が開ける ことを期待して本学部を志望,入学するが,本学部の 教育課程は,創造性やリーダーシップ,課題発見能力 の形成に関してその期待に十分に応えていなかった。 図 3 富山大学経済学部卒業者と他大学文系卒業者を比較して感じること 資料:富山大学経済学部(2017)に基づき作成。 相手の意見を丁寧に聴く力 新たな知識を素早く身につける力 社会のルールや人との約束を守る力 自分の周囲の人々や物事との関係性を理解する力 礼儀マナー・責任感など必要な社会性 物事に進んで取り組む力 学問分野や専門領域に関する知識 現状を分析し目的や課題を明らかにする力 目的を設定し,確実に行動する力 意見の違いや立場の違いを理解する力 記録,資料,報告書等を作成する力 自分の意見をわかりやすく伝える力 その他の学問分野や専門領域に関する知識 コンピュータやインターネットを活用する力 プレッシャーの中で力の発揮 課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力 新しい環境に対するチャレンジする力 問題点を発揮する力 プレゼンテーション能力 新たなアイディアや解決策を見つけ出す力 他人に働きかけ巻き込む力 ストレスの発生源に対応する力 新しい価値を生み出す力 語学など国際化への対応能力 評価(1 から 5 の 5 段階) 2.7 2.8 2.9 3 3.1 3.2 3.3 3.4 3.5 3.6

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また,本学部の卒業生が学部で学んだ専門的な知識を 活かすことができるような企業や組織に就職できてい ない可能性もある。さらに,語学など国際化への対応 能力が十分に身に付いていないことによって,これら を要求する企業や組織に就職できていない可能性もあ る。  アンケート調査などで明らかとなった課題に対応す るため,能動的学修の機会を拡充することとした12) 特に,社会科学を学ぶ学生にとっては,現実社会が抱 える課題に対して専門的な知識やスキルに基づき改 善・解決策を考える課題解決型学修が有効だと考えた。 そこで,学外の講師を招いた課題解決型学修や討論型 授業を社会連携科目と位置づけて,新しい教育課程に 組み込むこととした。この他,短・長期の海外留学の 促進,キャリア形成に資する科目の開講,発展的な学 修プログラムの設置,専門演習の配当年次の前倒しな どを含む新たな教育課程を編成した。

Ⅲ.課題解決型学修

 新しい教育課程への移行に先立ち,2016 年度より いくつかの課題解決型や討論型の科目を試行的に導入 した。表 1 はこれらの科目の科目名称や担当教員の属 性をまとめたものである。  このうち,(1)と(2)は県内の自治体(富山県魚 津市)と連携して地域課題の発見と解決策を提案する 科目である。まず,(1)で「地域政策の歴史や地域づ くりの具体事例より地域が抱えている課題を学び,今 後の地域づくりのあり方や,地域づくりの方法論とそ の可能性を考える」講義を受講する13)。その後,(2) では魚津市が受講生を「うおづ地域研究員」に任命し て,グループワークを通じて地域課題を解決するため の提言を行なう。提言をまとめるにあたっては魚津市 への実地調査や職員からの聴き取りも行っている。  また,(3)と(4)は,民間の非営利団体(美しい 富山湾クラブ)と連携して,富山湾をめぐる観光資源 の活用に向けた提言とその実行に取り組むものである。 授業科目名 単位数 担当教員など (1) 特殊講義 地域再生論 2 本学地域連携推進機構教員(2 名),ゲスト・ス ピーカー (2) 特殊講義 地域再生論演習 2 (3) 特殊講義 地域の観光資源と活用戦略 2 本学客員教授,ゲスト・スピーカー (4) 特殊講義 地域観光資源の活用演習 2 (5) 特殊講義 経営学の現場:地域企業の経営者から学ぶ 2 本学部教員(コーディネーター),ゲスト・スピーカー (6) 特殊講義 富山県の経済分析 2 本学部教員,ゲスト・スピーカー 表 1 富山大学経済学部における PBL,討論型授業の開講状況(2016 年度~ 2017 年度前期) 資料:富山大学シラバス。 図 4 社会科学系出身の従業員に求める知識 資料:富山大学経済学部(2017)に基づき作成。 その他 情報管理 生産管理 会計・財務 国際経営 経営組織・人事 経営戦略 市場・流通関連 経営学の基礎 公共政策 ビジネス関連の法学 法学の基礎 金融関連 国際経済 ・ 貿易 ・ 金融 経済政策 経済学全般の基礎 140 120 100 80 60 40 20 0 回答数(最大 3 項目まで選択)

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こちらも,(3)で関係する企業や団体からゲスト・ス ピーカーを招き,提言にあたっての基礎的な知識を学 ぶとともに,観光資源の活用に向けたプランを立案, 発表する。その後,(4)では関係する団体や企業の協 力を頂きながら(3)で考えたプランの実施と効果の 検証を図るものである14)  これらはいずれも課題解決型の授業であり,課題解 決への提言にあたっては学外の関係する方々を招いて 発表会を行い,コメントや評価を受けている。  経営学科の特殊講義として開講される(5)は県内 の組織(富山マネジメントアカデミー)の寄付講義で あり,討論型の授業である。毎回,富山県内の経営者 や役員をゲスト・スピーカーとして招き,60 分の講 義と 30 分間の討論を通じて「経営学の理論が現場で どのように活用されるべきかについての理解を深めて いく」ことを目指すものである15)  最後に,(6)は富山県内の経済や政策に関する課題 を見出し,地域経済分析システム(RESAS)や県民 経済計算,地域産業連関表といった統計データを用い て,分析と提言を行なうものであり,地域経済論や財 政学,統計学や計量経済学と言った専門科目とのつな がりが強い16)。全 15 回の授業のうち,前半で本学部 の教員とゲスト・スピーカーが地域の経済統計や RESAS,産業連関表に関する基礎知識や富山県内の 産業構造を講義し,後半では受講生がグループを編成 してそれぞれが選択したテーマにしたがって研究を行 い,最後に成果を発表している。

Ⅳ.まとめ─課題解決型学修におけるこれ

からの課題─

 本稿では,富山大学経済学部において課題解決型学 修をはじめとする能動的な学修に取り組む背景とその 実態を紹介した。  課題解決型学修の導入がもたらした成果に関する定 量的な分析はできていない。しかし,課題解決科目の 履修者による成果発表を聞くと,課題発見や解決とい う点では一定の水準が達成されている。また,受講生 のすべてとは言えないまでも,能動的に学修に取り組 む姿勢もうかがえた。今後は検証を進めながら継続的 な展開と定着を図ることが重要である。  課題解決型学修の導入により教育課程全体で主体的 学修の深化を図るという点では課題も見えてきた。課 題解決型の授業の成果発表では,着想や論理展開に優 れているものの,社会科学の理論や知見を取り込むこ とによって,一層のレベルアップを期待できる発表も 多かった。県民経済計算や産業連関表などを用いて地 域経済の課題発見と解決策を提言する授業(6)では, 受講生がこれらを十分に使いこなせていなかった。課 題解決型の授業とこれまで本学部が提供してきたゼミ ナールや講義型の専門科目を統合した形で,学生の知 識基盤とジェネリックスキルを向上させることが求め られる。  このためには,課題解決型学修を通じて専門知識を 獲得することの必要性を理解させ,学修活動全体につ いて主体的な学修態度を育むことが大切である。第 2 節で述べた卒業生の就職先企業・組織において学問分 野や専門領域に関する知識への要求度が低いことは, 本学部での学修が表層的な知識の修得に留まっていた ためではないか。課題解決型学修や討論・対話型学修 のテーマや内容を社会科学的な関心に引き寄せて提示 することが必要だろうし,専門科目の講義においては 対話型学習の導入や学修目標の明示によって,真の意 味での知識の定着を図ることが大切である。  教育課程を組織,運営する際の課題もある。本学部 のような比較的規模の大きな教育組織では,少人数の 課題解決型授業をすべての学生に提供することは困難 である。また,課題解決型学修はグループワークを軸 に展開されるが,すべての学生がグループワークに馴 染めるわけではない。課題解決型の学修は授業への能 動的な参加を促し,主体的な学修態度の形成に資する ものであるが,これが主体的学修に導く唯一の方法で はない。多様な学生に対する拡がりを持った重層的な 教育課程の編成に取り組むことが今後とも求められる。 註 1) 本稿は 2017 年 9 月に開催された第 33 回経済教育学会全 国大会シンポジウム「なぜ経済教育に主体的学びが必要 なのか─制度・理念と実践の接点を探る─」における報 告を加筆したものである。学会において参加者のみなさ まから有益なコメントをいただいたことに感謝します。 なお,本稿の記述は個人の見解であり,所属する組織の 意見を代表するものではない。 2) 本学部を含む富山大学社会科学分野のミッション再定義 の全文は,文部科学省 (2015)を参照。 3) 本学部の県内入学者比率は 2017 年度入学者の値,18 歳人 口は筆者による推計値。 4) 2010 年における富山県内の 20 〜 29 歳の大卒・院卒就業 者 の う ち 約 16% が 生 産 工 程 従 事 者 で あ り, 全 国 平 均 (8%)の約 2 倍である(資料:国勢調査)。 5) 2010 年から 2015 年にかけて,富山県内の就業者数は約 1% 減少しているが,医療・福祉産業における就業者数は この間で 11% 増加している(資料:国勢調査)。 6) 調査は 2016 年入試の本学部志願者の出身高等学校の進路 指導担当教員を対象として 637 校に調査票を郵送し,そ のうち 327 校より回答を得た。調査対象の高等学校の属

(6)

性等については,富山大学経済学部(2017)を参照され たい。 7) 質問は「貴校の生徒に本学部の受験を勧めるにはどの項 目の充実が必要ですか」であり,複数回答可能としてい る。 8) 質問は「貴校の生徒に本学部の受験を勧めるにはどの教 育課程の充実が必要ですか」であり,複数回答可能とし ている。 9) 調査は 2009 年度から 2013 年度に本学部卒業生を採用し た企業・組織等(1,174 社・組織)のうち,民間調査会社 を通じて企業・組織の基本情報等が得られた 956 社・組 織に調査票を郵送し,そのうち,309 社・組織より回答を 得た。調査対象企業ならびに回答企業の属性等について は,富山大学経済学部(2017)を参照されたい。 10) ここで「経済学全般の知識」が必要との回答が突出して いるが,これは経済「学」全般の知識ではなく,経済全 般の知識と考えた方が良いと思われる。 11) 富山大学就職指導委員会(2016)。 12) この他に,在学生や卒業生に対するアンケート調査や, 民間のキャリア支援会社によるジェネリックスキルに関 するテストも実施した。結果は,上述の調査結果と矛盾 するものではなかった。 13) 金岡(2016)。 14) 高桑(2016)。 15) 馬・内田・鳥羽・櫻田(2016)。 16) 中村(2016)。 参考文献・資料 [1] 金岡省吾(2016)「特殊講義 地域再生論」富山大学経済学 部 シ ラ バ ス,http://syllabus.adm.u-toyama.ac.jp/syllabus/ 〈2018 年 2 月参照〉. [2] 高桑幸一(2016)「特殊講義 地域観光資源の活用演習」 富山大学経済学部シラバス,http://syllabus.adm.u-toya ma.ac.jp/syllabus/〈2018 年 2 月参照〉. [3] 富山大学経済学部(2017)「富山大学 経済学部 経済学 科,経営学科,経営法学科の設置(平成 30 年度開設): 設置計画の概要等①②③④⑤⑥」文部科学省高等教育局 高等教育企画課大学設置室 , http://www.dsecchi.mext. go.jp/d_17j/toyama_keizaigakubu_17j.html〈2018 年 2 月 参照〉. [4] 富山大学経済学部就職指導委員会(2016)「知識や社会性, 協調性に強み! 創造性や積極性に課題!─就職先への アンケート調査から見た富山大学経済学部生の評価」経 済学部学生掲示資料. [5] 中村和之(2016)「特殊講義 富山県の経済分析」富山大 学 経 済 学 部 シ ラ バ ス,http://syllabus.adm.u-toyama.ac. jp/syllabus/〈2018 年 2 月参照〉. [6] 馬駿・内田康郎・鳥羽達郎・櫻田貴道(2016)「特殊講義  経営学の現場:地域企業の経営者から学ぶ」富山大学経 済 学 部 シ ラ バ ス,http://syllabus.adm.u-toyama.ac.jp/ syllabus/〈2018 年 2 月参照〉. [7] 文部科学省(2015)「社会科学分野のミッションの再定義 結果 富山大学」文部科学省高等教育局国立大学法人支 援課,http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/houjin/ 1346501.htm〈2018 年 2 月参照〉.

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