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<まえがき> 文 部 科 学 省 においては 度 重 なり 発 生 する 公 的 研 究 費 の 不 正 使 用 問 題 を 受 け 研 究 費 の 不 正 対 策 検 討 会 を 設 置 し 各 研 究 機 関 が 研 究 費 を 適 正 に 管 理 するための 対 策 を 要 請 する 事 項

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電気通信大学における公的研究費の不正

防止等のための対応マニュアル

平成

19 年4月

平成

28 年 8 月改正

(2)

2 <まえがき> 文部科学省においては、度重なり発生する公的研究費の不正使用問題を受け、「研究費の 不正対策検討会」を設置し、各研究機関が研究費を適正に管理するための対策を要請する事 項をとりまとめた、「研究機関における公的研究費の管理・監査のガイドライン」(以下「ガ イドライン」という。)を策定し公表しています。 この要請を踏まえ、本学においては、平成19年4月に、公的研究費の適正な使用を徹底 するための措置として、現実的でより実行性のある管理運営体制の充実、強化を図るととも に、公的研究費の不正防止等のための対応マニュアル(以下「マニュアル」という。)を制 定しました。 しかし、その後も不正事案が社会問題として大きく取り上げられる事態となっており、文 部科学省では、改めてこれまでの対応について総括を行い、今後講じるべき対応策について 集中的に検討を行うため、平成25年8月に文部科学副大臣の下に設置された「研究におけ る不正行為・研究費の不正使用に関するタスクフォース」において、同年9月に中間取りま とめを行いました。 これを受け、研究振興局に設置された「公的研究費の適正な管理に関する有識者会議」に おける議論を踏まえ、中間取りまとめの基本方針である、①不正を事前に防止するための取 組、②組織としての管理責任の明確化、③国による監視と支援について新たな内容を加える とともに、これまでの各機関の取組状況や近年の不正事案の発生要因も考慮しつつ、従前の ガイドラインの記述の具体化・明確化を図ったガイドラインの改正版が平成26年2月18 日に作成されました。(以下「改正ガイドライン」という。) 本学においても、改正ガイドラインの改正点を取り込み、PDCA サイクル<Plan(計画)・Do (実施・実行)・Check(点検・評価)・Action(改善)>を徹底すると同時に、情報発信も含 めた透明性の確保・向上を図ることにより、より実効性ある取組が一層推進されることを図 り、マニュアルを大幅に改正することとします。 公的研究費を適正に管理するとともに有効かつ円滑に活用し研究成果を社会に還元してい くという使命と責任は極めて重要です。本マニュアルの改正を機に、本学に所属するすべて の研究者及び職員一人ひとりが一定の役割を認識しなおし、責任を果たすことが必要です。 本文中における、 は、本学における学内諸規程等です。 は、その他の関係法令等です。 本学において適用または準用しているものです。 それぞれ、関連部分を記載しています。

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3 電気通信大学における公的研究費の不正防止等のための 対応マニュアル目次 まえがき 1.本マニュアル作成の目的 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 2.コンプライアンス(法令遵守) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 3.管理責任体制 (1)管理責任体制の整備と公表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 (2)職務権限と責任の明確化 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 4.不正防止計画 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 5.不正を防止するための管理運営体制 (1)相談窓口 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12 (2)執行状況の検証 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13 (3)執行に関する管理体制・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13 ① 物品(図書以外)の検収・・・・・・・・・・・・・・・・・・13 ② 図書の検収・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14 ③ 役務等の検収・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14 ④ 施設等の検収・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 ⑤ 旅行の事実確認 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 ⑥ 謝金の事実確認 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 6.不正が発生した場合の対応 (1)告発受け入れ窓口 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 (2)告発者に対する保護 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 (3)告発案件の調査等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17 (4)調査結果の公表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19 (5)不正に関与した者への対応 ① 教職員等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20 ② 教職員等以外(取引業者)の者・・・・・・・・・・・・・・・22 7.適正な使用の確保 ① コンプライアンス教育・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24 ② 誓約文書の徴取 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24 8.監査体制・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25

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4 1.本マニュアル作成の目的 「ガイドライン」において要請されている事項を踏まえ、公的研究費の適正な管理 と効率的な使用に向けた対応や不正の防止対策として講ずるべき必要な事項(コンプ ライアンス(法令遵守)の徹底、管理責任・管理運営体制、不正防止計画、不正が発 生した場合の対応、監査体制、機関の方針の公表等を体系的に整理し、本学における 公的研究費の運営・管理に関わる教職員等※及び学生(リサーチアシスタント)等に周 知を図ることにより、公的研究費の不正の発生を防止することが目的です。 ※ 教職員等:研究者、事務職員、教育研究技師及びその他関連する者(非常勤を含む) 【参照】ガイドライン第2節(1)機関に要請①~③及び第5節 機関に要請② 2.コンプライアンス(法令遵守) 本学では、教職員等が守るべき服務規律は就業規則等の学内諸規程により定められ ていますが、学内諸規程だけでは不十分な点もあるため、公的研究費の使用に関する 行動規範及びコンプライアンス規程を定め、周知徹底を図っています。 【参照】ガイドライン 第2節(3)機関に要請①及び④ 国立大学法人電気通信大学における公的研究費の使用に関する行動規範 大学における科学研究は、国民の信頼とそれに基づいた国民からの負託によって支え られています。とりわけ、公的研究費の不正使用は、その信頼と負託を大きく損なうも のであり、それを起こした研究者、事務職員、教育研究技師及びその他関連する者(非 常勤を含む)(以下「教職員等」という。)が所属する本学ばかりではなく、我が国の 科学技術振興体制を根底から揺るがすものとなります。 このことを踏まえ、国立大学法人電気通信大学は、公的性格を有する学術研究の信頼 性と公正性を担保し、大学の学術研究業務に対する国民の信頼を確保するため、研究等 を遂行する上での行動規範を次のとおり定めます。 本学に所属する教職員等は、これを誠実に実行しなければなりません。 1.教職員等は、公的研究費は国民の税金その他多方面からの支援によるものであるこ とを認識し、効率的・効果的な使用を行うとともに、実態のない経費の使用・目的外 使用・期間外使用など不正な使用は行ってはならない。 2.教職員等は、公的研究費の使用に当たり、取引業者との関係に対して国民の疑惑や 不信を招くことのないよう努め、また、別に定める公的研究費の不正防止計画をふま えて行動しなければならない。 3.教職員等は、相互の理解と緊密な連携を図り、協力して公的研究費の不正使用を未 然に防止するよう努めなければならない。 4.教職員等は、研究者個人の発意で提案され採択された研究課題であっても、機関に よる研究費の管理が必要であることを認識し、公的研究費を適正かつ効率的に使用し なければならない。

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5 「国立大学法人電気通信大学コンプライアンス規程」 (目的) 第1条 この規程は、国立大学法人電気通信大学(以下「本学」という。)におけるコンプ ライアンスの推進に必要な事項を定め、もって本学の社会的信頼性と業務遂行の公正性の 維持に資することを目的とする。 (定義) 第2条 この規程において、「コンプライアンス」とは、役員及び職員(派遣契約その他の 契約に基づき本学の業務に従事する者を含む。以下「役職員等」という。)が、業務遂行 に当たって、関係法令や学内規程等を遵守することをいう。 (役職員等の責務) 第3条 役職員等は、コンプライアンスの重要性を深く認識し、常に教育・研究の発展に寄 与するため公平かつ公正な職務の遂行に努めなければならない。 (コンプライアンス推進組織) 第4条 コンプライアンスに関する重要事項は、役員会の議を経て学長が決定する。 2 本学におけるコンプライアンスの取組を推進するため、コンプライアンス推進責任者 (以下「推進責任者」という。)を置く。 (推進責任者) 第4条の2 推進責任者は、本学の理事又は職員のうちから学長が指名する。 2 推進責任者は、学長の指示に基づき、役職員の意識向上や関係諸規程等の整備など、コ ンプライアンスの推進に必要な具体的措置を講じるものとする。 3 推進責任者の任期は2年とし、再任を妨げない。ただし、欠員が生じた場合の後任者の 任期は、前任者の残任期間とする。 (副推進責任者) 第4条の3 学長が必要と認めるときは、副推進責任者を置き、本学の理事又は職員から 指名することができる。 2 副推進責任者は、推進責任者を補佐し、推進責任者に事故あるときは、その職務を代行 する。 3 副推進責任者の任期は2年とし、再任を妨げない。ただし、欠員が生じた場合の後任者 の任期は、前任者の残任期間とする。 4 前項の規定にかかわらず、副推進責任者の任期の末日は、推進責任者の任期の末日以前 でなければならない。 (公益通報) 第5条 役職員等は、法令違反等の行為を知りえたときは、「国立大学法人電気通信大学公 益通報者保護規程」の定めるところにより通報を行うことができる。 5.教職員等は、研究計画に基づき、公的研究費の計画的かつ適正な使用に努めなけれ ばならない。 6.事務職員は、研究活動の特性を理解し、効率的かつ適正な事務処理を行わなければ ならない。 7.教職員等は、公的研究費の取扱いに関する研修等に積極的に参加し、関係法令等の 知識習得、事務処理手続き及び使用ルールの理解に努めなければならない。 8.公的研究費等の不正使用または不正使用の恐れがあることを知った教職員等は、速 やかに通報窓口等に通報しなければならない。 (注) 公的研究費とは、運営費交付金、奨学寄附金、共同研究、受託研究及び競争的資金等を財源とし て本学で扱うすべての経費をいう。

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6 3.管理責任体制 (1) 管理責任体制の整備と公表 公的研究費の運営・管理を適正に行うため、本学では、学長を中心と した次のような管理責任体制を組むこととし、学内外にホームページ等 で公表します。 公的研究費の管理責任体制図及び職務内容 ①最高管理責任者 (学長) ②統括管理責任者 (研究担当理事) ③管理責任者 情報理工学域責任者 (情報理工学域長) ③管理責任者 情報理工学研究科責任者 (情報理工学研究科長) ③管理責任者 教育研究センター等責任者 (研究担当理事兼務) ④副管理責任者 情報理工学域副責任者 (類長、課程長、共通教 育部長) ④副管理責任者 情報理工学研究科副責任者 (専攻長) ④副管理責任者 教育研究センター等副責任 者 (センター長、館長、教育 研究技師部長) 2 通報は、誹謗中傷その他不正の目的でこれを行ってはならない。 (コンプライアンス違反行為の処理) 第6条 学長は、コンプライアンス違反行為の疑いがあると判断した場合には、速やかに事 実関係を調査し、その事実が違反行為に該当するか検証し、必要な措置を講じなければな らない。 2 前項の措置において、役職員等が故意又は重大な過失によってコンプライアンス違反を 行い本学に損害を与えた場合は、懲戒処分のほか刑事告訴又は民事訴訟を行うことができ る。 (雑則) 第7条 この規程に定めるもののほか、コンプライアンスの推進に関し必要な事項は、別に 定める。

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7 ① 最高管理責任者(学長)の職務 本学全体を統括し、公的研究費の運営・管理について最終責任を負う。 不正防止対策の基本方針を策定・周知するとともに、不正防止体制整備に 必要な予算、人員配置等の必要な措置を行い、公的研究費がより効果的か つ効率的に活用される環境を整える。 ② 統括管理責任者(研究担当理事)の職務 最高管理責任者を補佐し、公的研究費の運営・管理について本学全体を統 括する実質的な責任と権限を持つ。 不正防止対策の組織体制を統括し、基本方針に基づく具体的な不正防止対 策を策定・実施するとともに、実施状況を確認し、最高管理責任者に報告 する。 ③ 管理責任者(IE 学域長、IE 研究科長、兼務する研究担当理事)の職務 各部局等における公的研究費の運営・管理について実質的な責任と権限を 持つ。 統括管理責任者の指示の下、管下における不正防止対策を実施するととも に、実施状況を確認し、統括管理責任者に報告する。 不正防止を図るため、管下の公的研究費の運営・管理に関わる全ての構成 員に対し、不正防止に係る教育を実施し、受講状況を管理監督する。 不正防止を図るため、管下の構成員の公的研究費の管理・執行状況をモニ タリングし、必要に応じて改善を指導する。 ④ 副管理責任者〈類長、専攻長、センター長等〉の職務 ・管理責任者の職務を助ける。 【参照】ガイドライン第1節 機関に要請①~③ 「電気通信大学における公的研究費の不正防止の組織体制及び調査の手続き等に関 する取扱規程」 第2章 組織及び任務 (最高管理責任者) 第3条 学長は、本学全体を統括し、公的研究費の運営・管理について最終責任を負 う者(以下「最高管理責任者」という。)とする。 2 最高管理責任者は、不正防止対策の基本方針を策定・周知するとともに、不正防 止体制整備に必要な予算、人員配置等の必要な措置を行い、公的研究費がより効果 的かつ効率的に活用される環境を整えるものとする。 (統括管理責任者) 第4条 研究担当理事は、最高管理責任者を補佐し、公的研究費の運営・管理につい て本学全体を統括する実質的な責任と権限を持つ者(以下「統括管理責任者」とい う。)とする。 2 統括管理責任者は、不正防止対策の組織体制を統括し、基本方針に基づく具体的 な不正防止対策を策定、実施するとともに、実施状況を確認し、最高管理責任者に 報告する。 (管理責任者) 第5条 別表第 1 に掲げる各部局等(以下「各部局等」という。)における公的研究 費の運営・管理について実質的な責任と権限を持つ者として管理責任者を置き、別 表第 1 に定める職にある者をもって充てる。 2 管理責任者は、次の各号に掲げる業務を行うものとする。 (1) 統括管理責任者の指示の下、管下における不正防止対策を実施するとともに、

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8 (2)職務権限と責任の明確化 本学における研究者と事務職員の権限と責任については、学内諸規程にて明 確に定められています。 具体的には、公的研究費を執行する上で、特に重要となる会計処理に係る責任 体制等は、会計規則等、学内諸規程で明確に定められています。これら関係規程 を踏まえ、職務権限に応じた決裁等の手続は、これまで同様に行うこととします。 さらに、研究機関において公的研究費の使用に関与する者は、以下の内容(ガ イドラインや学内諸規程等)について、理解をしておくことが必要です。 【参照】ガイドライン第2節(2)機関に要請①~④ 「国立大学法人電気通信大学会計規則」 (会計責任者) 第5条 本学は、次の各号に掲げる会計責任者を設けるものとし、学長が指名する 理事をもって、財務に関する業務の総括責任者とする。 (1)契約責任者 (2)財務責任者 (3)資金責任者 (4)資産管理責任者 (会計責任者の職務) 第6条 契約責任者は、契約その他の収入又は支出の原因となる行為を担当する。 2 財務責任者は、予算の執行及び予算差引の把握、収入及び支出の調査決定、債 務者に対する納入の請求、資金責任者に対する現金、預金、貯金及び有価証券の 出納命令、資金計画及び資金調達、余裕金の運用並びに決算を担当する。 3 資金責任者は、財務責任者の命令に基づく現金、預金、貯金及び有価証券の出 納及び保管並びに帳簿その他の証拠書類の保存に関する事務を担当する。 4 資産管理責任者は、第36条に規定する資産の管理に関する事務を担当する。 実施状況を確認し、統括管理責任者に報告する。 (2) 不正防止を図るため、管下の公的研究費の運営・管理に関わる全ての構成員に 対し、不正防止に係る教育を実施し、受講状況を管理監督する。 (3) 不正防止を図るため、管下の構成員の公的研究費の管理、執行状況をモニタリ ングし、必要に応じて改善を指導する。 (副管理責任者) 第6条 各部局等に管理責任者の業務を助けるため副管理責任者を置くものとし別 表第 1 に定める職にある者をもって充てる。 (基本方針の見直し等) 第7条 最高管理責任者は、定期的に統括管理責任者、管理責任者から公的研究費 の運営・管理について報告を受け、必要に応じて基本方針又は不正防止対策の見 直しを行うものとする。

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9 「国立大学法人電気通信大学会計責任者等任免取扱規程」 (会計責任者の指定) 第2条 会計責任者として指定する職は、別表第1のとおりとする。 (会計責任者代理の指定) 第3条 会計責任者代理として指定する職は、別表第1のとおりとする。 (会計責任者代行の指定及び事務の範囲) 第4条 会計責任者代行として指定する職及び当該会計責任者代行に処理させ る事務の範囲は、別表第1のとおりとする。 別表第1 区 分 責任者 責任者代 理 責任者代行 責任者代行の事務の範囲 契 約 責 任 者 学 長 が 指 名 す る 理 事 学長 教育研究職 員 (予算責任 者) 当該教育 研究職 員が 予算 責任者とな る経費 に係 る、 予定価格が 150 万円 以下 の物 品購 入 及び 役務 提 供契 約(単価契約、保守契約等、 契約の相手方に継続的、反復 的 給 付 を 求 め る 契 約 を 除 く。)に関する次の事務(た だし、施設 課の所 掌に 係る ものを除く。) (1)市 場 価 格 調 査 及 び 予 定 価 格算出 内訳書 の作成 (2)業者の選定 (3)見積書及び請書の請求 及び受理 (4)契約の締結 (5)契約に関する関係書類 の作成 (6)検査及び監督 財 務 責 任 者 学 長 が 指 名 す る 理 事 学長 資 金 責 任 者 財務課長 学 長 が 指 名 す る 理 事 ま た は 職員 資金管理 責任者 学 長 が 指 名 す る 理 事 学長 財務課長 財務課の 所掌に 係る 資産 の管理に関する事務 施設課長 施設課の 所掌に 係る 資産 の管理に関する事務 学術情報課 長 学術情報 課の所 掌に 係る 資産の管理に関する事務

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10 4.不正防止計画 不正を発生させる要因を把握するため、本学における公的研究費の不正防止計画 を策定し、学内外に対してホームページ等で公表します。 不正防止計画は、優先的に取り組むべき事項を中心に、定期的な見直しを行い、 その都度学内外に対し周知を図ることとします。さらに、不正防止に向けた項目に ついて進捗状況の確認を行います。 不正防止計画を確実に実施するため、ご理解、ご協力願います。 【参照】ガイドライン第3節(1)機関に要請①②及び(2)機関に要請①② 電気通信大学における公的研究費の不正防止計画(第2次) 本学において公的研究費の適正な使用を徹底するため、「研究機関における公的 研究費の管理・監査のガイドライン」(H26.2.18改正)において要請されている「 不正防止計画」を見直し、以下の内容について確実に実施する。 1.公的研究費の不正防止に向けた継続的な管理運営体制の整備 公的研究費の不正防止に向けた継続的な管理・運営体制の見直し、不正防止計 画の改定に努める。 2.不正防止に向けた項目の実施 以下の項目を平成26年4月以降速やかに実施する。 「電気通信大学における公的研究費の不正防止の組織体制及び調査の手続き等に 関する取扱規程」 (公的研究費不正防止委員会) 第8条 本学に大学全体の観点から不正防止の推進を担当する組織として、電気通 信大学公的研究費不正防止委員会(以下「不正防止委員会」という。)を置く。 2 不正防止委員会は、次の各号に掲げる事項について、大学全体の具体的な不正 防止計画を策定・実施し、実施状況を確認する。 (1)公的研究費の不正防止に係る教育及び啓蒙活動に関すること。 (2)公的研究費の不正防止に係る研究環境の整備及び改善に関すること。 (3)公的研究費の不正行為の防止に関すること。 3 不正防止委員会は、次の各号に掲げる者をもって組織する。 (1) 最高管理責任者 (2) 統括管理責任者 (3) 管理責任者から学長が指名する者 (4) 理事 (5) 副学長 (6) その他学長が指名する職員 4 前項第6号の委員の任期は2年とし、再任を妨げない。ただし、欠員が生じた 場合の後任者の任期は、前任者の残任期間とする。 5 不正防止委員会は、委員の2分の1以上の出席がなければ議事を開くことがで きない。

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11 (1)物品及び役務等の検収の確実な実施 本学に納入されるすべての物品及び役務等の検収は、基本的に納品検収室員 又は学術情報課職員が実施する。 なお、教員発注で、納入業者(宅配便、夜間、緊急時など)が直接教員へ納 品する場合には、納品検収室長が検収担当補助者として指名した、学科、専攻 、センター等の事務担当者が検収を実施することとする。 また、検収を受けていない物品に対する支払いの事務処理は、大学として行 わないこととし、正しく検収を受けずに納品する業者に対しては、取引停止等 の措置を講じるものとする。 本学の納品検収ルールについては、学内の関係者及び納入業者に対して一層 の周知徹底を行い、遵守する旨の誓約書の提出を求めることとする。 (2)旅費の事実確認 出張者が旅行報告書を作成するにあたり、用務内容によって次の手続きを行 うこととする。 ① 研究打合せ等の用務である場合は、旅行報告書に打合せの相手方の所属 ・氏名を記述すること。 ② 学会出席等の用務である場合は、大会要旨や当日配布される資料の一部 を添付すること。 ③ 航空機を利用した場合は、領収書及び航空券の半券等を添付すること。 ④ 宿泊した場合は宿泊証明書を添付すること。 ①、②、③、④に基づき、無作為抽出による事実確認を不定期に実施する。 (3)謝金の事実確認 従事者(学生等)本人が、業務終了後、出勤表(兼実施報告書)を財務課に 持参することとし、業務内容等について従事者本人から直接、事実を確認する こととする。 さらに、無作為抽出による勤務状況の事実確認を不定期に実施する。 また、業務実施に伴い成果物が発生する場合は、出勤表に成果物の一部を添 付する。 (4)教職員等及び取引業者のルール遵守誓約書の提出 ① 全ての教職員等及び学生(リサーチアシスタント)等から、関係ルール を遵守し、不正を行わない旨の誓約書の提出を求める。 ② 一定の取引実績のある取引業者から、関係ルールを遵守し、不正を行わ ない旨の誓約書の提出を求める。 (5)内部監査体制の強化 公的研究費の運営・管理の現場において、適正な事務処理が行われている かを確認するために、監査室及び本学経理担当者(財務課等)による内部監 査を不定期に行うこととする。特に研究資金の受入金額の多い箇所の取引記 録の監査を集中的に実施する。 さらに、納品検収室員により、納品検収の実地監査を定期的に行うことと する。 また、旅費や謝金において実体を伴わないものに対する経理・執行がなさ れることがないよう、重点的かつ厳密な点検を実施する。 監査報告結果は毎年度取りまとめ、学内に周知を図る。 (6)告発を受け入れる体制の整備 研究費不正の告発の受け入れについては、公益通報者保護法、電気通信大学 公益者保護規程、電気通信大学における公的研究費の不正防止の組織体制及び 調査の手続き等に関する取扱規程により公益通報受付担当を窓口とする。 なお、窓口と併せて、告発者を保護するためのルールについても学内外に周

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12 5.不正を防止するための管理運営体制 公的研究費の適正な管理、運営を行う上で、本学では次のような管理体制を設けて います。 (1)相談窓口 本学における事務処理手続きについての相談窓口は、以下のとおりです。 ◇担当係(内線)一覧 ○申請・報告等 全般・・・・・・・・・・・・・・研究推進課研究推進係(5018) ○執行 執行状況、物品(図書以外)購入等・・財務課教育研究プロジェクト支援室 教育研究プロジェクト支援係(5035) 財務課契約係(5044) 図書・・・・・・・・・・・・・・・学術情報課情報企画係(5122) 国内出張申請 情報理工学研究科・学部・・・・・総務課情報理工学研究科事務係(5856) 情報システム学研究科・・・・・・総務課情報システム学研究科事務係(5678) センター等・・・・・・・・・・・人事労務課職員係(5023) 外国出張申請・・・・・・・・・・・学生課国際企画係(5115) 旅費・・・・・・・・・・・・・・・財務課経理係(5045) 謝金・・・・・・・・・・・・・・・財務課経理係(5041) ○支払 全般・・・・・・・・・・・・・・・財務課出納係(5040) ○納品検収 物品(図書以外)・・・・・・・ 財務課納品検収室(5044) 図書・・・・・・・・・・・・・ 学術情報課情報受入係(5124) 【参照】ガイドライン第5節 機関に要請① 知徹底を図る。 (7)告発案件処理システムの整備 告発が受け入れられた場合、電気通信大学における公的研究費の不正防止 の組織体制及び調査の手続き等に関する取扱規程に基づき、学長は速やかに 事案毎に不正調査委員会を設置する。 なお、不正があったと認めた場合には配分機関に報告を行うとともに、懲 戒処分等の適正な措置を講ずるものとする。 (8)教職員等へのコンプライアンス(法令遵守)の徹底 公的研究費の不正防止等のためのマニュアルを見直し、既存の学内諸規程 等の内容について、周知徹底を図るための説明会等を開催する。 3.不正防止計画の見直しについて 上記項目は、研究費の不正防止のための最低限の緊急措置である。 今後、不正を発生させる要因の把握とその分析を進めるとともに、文部科学省か らの情報提供や他の研究機関における対応等も参考にしつつ、計画の変更により 不断の見直しを続けるものとする。

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13 (2)執行状況の検証 本学では、物品請求システムにより、効率的かつ適正に予算執行管理が行われ ています。 予算の執行状況の検証は「ガイドライン」第4節で要請されており、各々定期 的に執行状況の把握に努めてください。 なお、毎年度12月末日現在で、年度当初の予算額に対し50%以上の残額が 生じている研究費については、職員からその旨周知を図るとともに、必要に応じ て執行の遅れの理由について確認をさせていただきます。 【参照】ガイドライン第4節 機関に要請①② (3)執行に関する管理体制 本学では、以下①から⑥のとおり納品検収等を徹底します。 ①物品(図書以外)の検収 本学に納入される物品(図書以外)の検収は、財務課納品検収室(以下「納品検収 室」という。)が実施します。 また、配送業者が、直接教育研究職員等へ納品する場合(宅配便、土日祝日夜間、 緊急時など)への対応として、専攻、センター等の事務担当者を検収担当補助者とし て任命し、財務課納品検収室員(以下「検収室員」という。)に代わって検収を行い ます。 役務の検収は、実施した役務の詳細が分かる完了報告書や成果報告書等をもって検 収することを原則とします。 ※検収室員又は検収担当補助者以外の者による物品役務の検収は認められません。 【基本的な物品検収の対応】 (ア) 納入業者は、納品の際、必ず納品検収室に立ち寄る。 (イ) 検収室員は、現物確認(車載状態で可)により、納品書等と突合する。 (ウ) 検収室員は、納品書に「検収印及び担当者印」を押印する。 (エ) 納品時に納品書がない場合、その他関連する書面(送付状、案内状、見積書、 カタログ、納入者の名刺等でも良い。)に検収印を押すものとし、必ず検収 した時点で、検収の証拠を残す(後日押印とはしない)。また、正式な納品 書を必ず取り寄せること。 (オ) 検収室員は、納入業者に納入場所を指示する。 (カ) 納入業者は、納入場所に搬送する。 (キ) 教育研究職員等は、物品を受領後、発注した物品であることを確認する。 (教育研究職員等が不在の場合は専攻等事務室で預かるなど適宜対応) (ク) 物品を受領した教育研究職員等は、物品購入報告書と書類(見積書、請求書、 納品書等)を財務課納品検収室へ提出する。 【研究室等へ直送された場合の対応】 (ア) 教育研究職員等は、配送業者から直接物品を受け取った場合、発注した物品 であることを確認し、速やかに検収担当補助者に納入された物品の検収を依 頼する。ただし、150 万円を超える物品の検収は、検収室員が行うため、速 やかに納品検収室に検収を依頼する。 (イ) 検収担当補助者(150 万円を超える場合は検収室員)は、納品書等と納品物 品を突合する。 (ウ) 検収担当補助者(150 万円を超える場合は検収室員)は、納品書に「検収印 及び担当者印」を押印する。

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14 (エ) 納品時に納品書がない場合、その他関連する書面(送付状、案内状、見積書、 カタログ、納入者の名刺等でも良い。)に検収印を押すものとし、必ず検収 した時点で、検収の証拠を残す(後日押印とはしない)。また、正式な納品 書を必ず取り寄せること。 (オ) 教育研究職員等は、物品購入報告書と書類(見積書、請求書、納品書等)を 財務課納品検収室へ提出する。 (カ) 必要に応じて、後に検収室員が現物の確認を実施する。 ②図書の検収 本学に納入される図書(国立大法人電気通信大学図書管理細則第3条第1項で規定 する「図書」)の検収は、学術情報課受入担当職員及び検収担当補助者により実施 する。 【学術情報課が発注した図書の対応】 (ア) 学術情報課受入担当職員は、発注した図書を納品業者または配送業者から 受け取り次第、納品書と図書を突合する。 (イ) 学術情報課受入担当職員は、納品書に「検収印及び担当者印」を押印する。 【研究室等が発注した図書の対応】 (ア) 教育研究職員等は、発注した図書を納品業者または配送業者から受け取り 次第、速やかに検収担当補助者に納入された図書の検収を依頼する。(教 育研究職員等が不在の場合は専攻等事務室で預かるなど適宜対応) (イ) 検収担当補助者は、納品書と図書を突合する。 (ウ) 検収担当補助者は、納品書に「検収印及び担当者印」を押印する。 (エ) 教育研究職員等は、速やかに必要事項を記載した図書伝票と書類(見積 書・納品書・請求書)及び納品された図書を学術情報課に提出する。 ③役務等の検収 (ア) 役務等の検収は、原則的に、役務等の完了報告書、成果報告書等の実施し た役務の内容のわかる書面をもって行うので、必ず発注業者に報告書の作 成を依頼すること。 (イ) 教育研究職員等は、提出する物品購入報告書と書類(見積書、請求書、完 了報告書等)を添えて検収担当補助者に検収を依頼する。検収担当補助者 に成果物等を提示することが可能であれば、提示すること。 (ウ) 実施した役務の内容のわかる詳細な完了報告書や成果報告書等の作成を 省略する場合には、検収室員又は検収担当補助者が、成果物の確認、作業 現場の立会、作業結果の確認等の検収行為を行い、完了報告書等に「検収 印及び担当者印」の押印を行う。 (エ) 物品購入報告書と書類を財務課納品検収室に提出する際に、成果物を添付 できる場合(印刷、翻訳、広告掲載等)には、これらも添付する。 (オ) 検収担当補助者が役務等の完了を判断できない場合、及び 150 万円を超え る役務等については、納品検収室に検収を依頼し、検収室員が検収を行う。 (カ) 特殊な役務に関する検収については、役務の態様に応じて、適宜、適切な 方法により検収を行う。 ・データベースプログラム、デジタルコンテンツ開発・作成等 発注時の仕様書及び完了報告書等をもとに検収を行う。150 万円超の 契約においては、書面による検収と合わせて、必要に応じて検収担当 者や発注者以外の専門的な知識を有する者(他の研究室所属に限る。) による動作確認等を行うものとする。

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15 ・機器の保守・点検等 業者が提出する作業報告書等をもとに検収する。150 万円超の契約に おいては、必要に応じて検収室員による対象機器の実地検分や動作確 認等を行う。 ④施設等の検収 施設課が契約を行う工事・役務の竣工検査。 施設課で実施する。 【参照】ガイドライン第4節 機関に要請④~⑦、⑨ ⑤旅行の事実確認 出張報告については、出張者自身が復命書を作成し、出張終了後1週間以内に、 各学科、専攻、学内共同教育研究施設等の長を経て、出張報告書として提出する こととします。 なお、事実確認を強化するため、用務内容により次の(a)、(b)、(c) の手続きを行います。 さらに、(a)、(b)、(c)に基づき、無作為抽出により用務先等に対し て、直接事実確認を行うこととします。 (a) 研究打合せ等の用務の場合は、出張報告書に打合せの相手方の所属・ 氏名を記述すること。 (b) 学会出席等の用務である場合には、大会要旨等、当日配布される資料 の一部を添付すること。 (c)航空機を利用した場合は、領収書及び航空券の半券等を添付すること。 (d) 宿泊した場合は、宿泊証明書を添付すること。 【参照】ガイドライン第4節 機関に要請⑩ ⑥謝金の事実確認 謝金に係る業務実施前に実施計画書の提出を義務付け、実施期間、実施形態、 勤務場所の確認を財務課経理係で行っています。 なお、勤務時間の確認は、必ず研究者(出張等で不在の場合は確認できる他の 職員)が行い、研究補助等の実施日毎に、出勤表に確認印を押すこととなって います。 また、業務終了後、従事者(学生等)本人が、出勤表(兼実施報告書)を財務 課に持参し、業務内容について従事者本人から直接事実確認を受けることとし て います。 さらに、無作為抽出で勤務状況の事実確認を研究室への巡回等により、不定期 で実施します。 また、業務実施に伴い成果物が発生する場合には、出勤表に成果物の一部を添 付することとします。 【参照】ガイドライン第4節 機関に要請⑧ 6.不正が発生した場合の対応 (1)告発受け入れ窓口 研究費の不正の告発の窓口は、公益通報者保護規程、公的研究費の不正防止の

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16 組織体制及び調査の手続き等に関する取扱規程等による、公益通報受付担当者 (総務課長、総括責任者が指名する者)を窓口とします。 【参照】ガイドライン第2節(4)機関に要請①② (2)告発者に対する保護 研究費の不正の告発について通報した者及び相談した者には、不利益な取扱い を受けることのないよう、公益通報者保護法、公益通報者保護規程、公的研究費 の不正防止の組織体制及び調査の手続き等に関する取扱規程により保護されて います。 「国立大学法人電気通信大学公益通報者保護規程」 (総括責任者) 第3条 本学における公益通報の処理を総括するため公益通報総括責任者(以下「 総括責任者」とい う。)を置く。 2 総括責任者は、本学の理事又は職員のうちから学長が指名する。 (通報窓口) 第4条 本学における公益通報及び公益通報に関する相談に対応するため、通報窓 口を設置し、通報受付担当者を置く。 2 前項の通報受付担当者は、次に掲げる者をもってあてる。 (1)総務課長 (2)その他総括責任者が指名する者 「電気通信大学における公的研究費の不正防止の組織体制及び調査の手続き等に 関する取扱規程」 第3章 不正に対する措置等 (不正に対する告発) 第9条 何人も、公的研究費の不正の疑いを発見したときは、名を明かすことを原 則として、電話、FAX、電子メール、書面、面談により、不正が疑われる研究 者等(以下「被告発者等」という。)の不正の態様等を告発することができる。 2 前項に定める告発を受け付ける窓口は公益通報受付担当者とする。 3 公益通報受付担当者は、告発を受け付けた場合には、統括管理責任者及び最高管理 責任者並びに監事に報告するとともに、速やかに当該告発を受け付けた旨を、当該告 発行った者(以下「告発者」という。)に通知するものとする。 「公益通報者保護法」 (目的) 第2条 この法律は、公益通報をしたことを理由とする公益通報者の解雇の無効等 並びに公益通報に関し事業者及び行政機関がとるべき措置を定めることにより、 公益通報者の保護を図るとともに、国民の生命、身体、財産その他の利益の保護 にかかわる法令の規定の遵守を図り、もって国民生活の安定及び社会経済の健全 な発展に資することを目的とする。

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17 (3)告発案件の調査等 研究費の不正に関する告発等が受け入れられた場合、電気通信大学における公 的研究費の不正防止の組織体制及び調査の手続き等に関する取扱規程に基づき 調査等を行うこととします。 【参照】ガイドライン第2節(4)機関に要請②~④ 「国立大学法人電気通信大学公益通報者保護規程」 (被通報者等への配慮) 第12条 総括責任者は、第10条及び前条第2項の規定により公益通報者に通知す るときは、当該公益通報に係る被通報者(その者が法令違反等を行った、行って いる又は行おうとしていると通報された者をいう。)又は当該調査に協力した者 の名誉、プライバシーを侵害することのないように配慮しなければならない。 (守秘義務) 第13条 総括責任者、通報受付担当者及び調査を実施する者は、業務上知ることの できた秘密を漏らしてはならない。当該通報受付担当等でなくなった後も、同様 とする。 (公益通報者等の保護) 第14条 公益通報者又は公益通報に関する相談をした者(以下「公益通報者等」と いう。)は、公益通報又は公益通報に関する相談をしたことを理由として、解雇 その他いかなる不利益な取扱いも受けない。 (不利益な取扱いの禁止) 第15条 本学の役員及び職員は、公益通報者又は公益通報に関する相談をしたこと を理由として、当該公益通報者等に対し、不利益な取扱いをしてはならない。 (公益通報者等のフォローアップ) 第16条 総括責任者は、通報処理終了後、公益通報者等が不利益な取扱い及び職場 内で嫌がらせが行われていないか等を適宜確認し、公益通報者等を保護するため に必要なフォローアップを行うよう努めるものとする。 「電気通信大学における公的研究費の不正防止の組織体制及び調査の手続き等に 関する取扱規程」 (通報者の保護等に関する他の規程の準用) 第 19 条 告発者の保護等に関しては、国立大学法人電気通信大学公益通報者保護 規程第 12 条から第 14 条までの規定を準用する。 「電気通信大学における公的研究費の不正防止の組織体制及び調査の手続き等に関 する取扱規程」 (不正調査委員会の設置) 第 10 条 最高管理責任者は、監査により不正が疑われる情報を知り得たとき、報 道や会計検査院等の外部機関からの指摘のあったとき又は告発を受け付けたとき (以下「告発等の受付」という。)は、告発等の受付から30日以内に、告発等の 内容の合理性を確認し調査の要否を判断するとともに、競争的資金等においては、 当該調査の要否を配分機関に報告するものとする。

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18 2 最高管理責任者は、前項の規定により調査を要すると判断した場合は、速やか に不正調査委員会(以下「調査委員会」という。)を設置して事実関係を調査し なければならない。 3 最高管理責任者は、必要に応じて、被告発者等の調査対象となっている者に対 し、調査対象制度の公的研究費の使用停止を命ずることとする。 4 調査委員会は、最高管理責任者が指名する次の各号に掲げる者をもって組織す る。 (1) 統括管理責任者 (2) 理事又は職員 1名 (3) 被告発者等の所属部局等の管理責任者 (4) 教育研究評議員 2名 (5) 総務課、財務課及び研究推進課所属職員 若干名 (6) 本学に属さない第三者(弁護士、公認会計士等) 若干名 (7) その他特に必要と認める者 若干名 5 前項第6号に定める者は、本学、告発者及び被告発者と直接の利害関係を有し ない者でなければならない。 (委員長) 第11 条 調査委員会に委員長を置き、前条第4項第1号の者をもって充てる。 2 委員長は、委員会を招集し、その議長となる。 3 委員長に事故あるときは、あらかじめ委員長が指名した委員がその職務を代行 する。 (副委員長) 第 12 条 調査委員会に副委員長を置き、第 10 条第4項第2号の者をもって充て る。 2 副委員長は、委員長を補佐し、委員長に事故あるときは、その職務を代行する。 (委員会の開催等) 第 13 条 調査委員会は、委員の3分の2以上の出席がなければ議事を開くことが できない。 2 調査委員会の議決は、出席委員の過半数をもって決するものとする。 3 調査委員会の運営等に関し必要な事項は、調査委員会が定める。 4 調査委員会の事務は、財務課において処理する。 (調査方法等の協議、調査結果) 第14 条 最高管理責任者は、競争的資金等においては、調査の実施に際し、調査 方針、調査対象及び方法等について配分機関と協議するものとする。 2 調査委員会は、不正の有無及び不正の内容、関与した者及びその関与の程度、 不正使用の相当額等について調査し、最高管理責任者及び監事に報告する。 (調査の実施手順) 第15 条 調査委員会は、次の各号の手順に従い調査を実施するものとする。 (1) 被告発者等及びその関係者からの事情聴取 (2) 支出に係る決議書、証憑の収集、分析 (3) 支出の相手方業者からの事情聴取、各種伝票の収集、分析 (4) 競争的資金等においては、本学及び配分機関の使用ルールとの整合性の調査 (5) その他必要となる事項の調査 2 調査委員会は、調査の過程において、不正の事実が一部でも確認された場合に は、速やかに当該不正について最高管理責任者に報告するものとする。 (調査への協力等) 第 16 条 被告発者等は、調査委員会の調査に協力しなければならない。 2 被告発者等は、調査委員会に虚偽の申告をしてはならない。

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19 (4)調査結果の公表 調査の結果、不正を認定した場合は、速やかに調査結果を公表するものとしま す。 公表する内容は、少なくとも不正に関与した者の氏名・所属、不正の内容、機 関が公表時までに行った措置の内容、調査委員の氏名・所属、調査の方法・手順 等が含まれているものとします。ただし、合理的な理由がある場合は、不正に関 与した者の氏名・所属などを非公表とします。 【参照】ガイドライン第2節〈4〉 「電気通信大学における公的研究費の不正防止の組織体制及び調査の手続き等に関 する取扱規程」 (調査結果の公表) 第 20 条 最高管理責任者は、調査の結果不正を認定した場合は、速やかに次に掲 げる事項その他の調査結果を公表する。 (1) 不正に関与した者の氏名及び所属 (2) 不正の内容 (3) 本学が公表時までに行った措置の内容 (4) 調査委員会委員の氏名及び所属 (5) 調査の方法及び手順 2 最高管理責任者は、前項各号に掲げる事項について、合理的な理由がある場合 には、非公表とすることができる。 (競争的資金等の調査に関する配分機関への報告等) 第 17 条 最高管理責任者は、告発等の受付から210日以内に、調査結果、不正発 生要因、不正に関与した者が関わる他の公的研究費における管理・監査体制の状 況、再発防止計画等を含む最終報告書を配分機関に提出しなければならない。た だし、期限までに調査が完了しない場合にあっては、配分機関と協議の上、調査 の中間報告を提出し、調査完了後速やかに最終報告書を提出するものとする。 2 最高管理責任者は、調査の過程において、不正の事実が一部でも確認された場 合には、速やかに当該不正について認定し、配分機関に報告する。 3 最高管理責任者は、配分機関からの求めに応じ、調査の進捗状況報告及び調査 の中間報告を当該配分機関に提出するものとする。 4 最高管理責任者は、調査に支障がある等、正当な事由がある場合を除き、配分 機関からの当該事案に係る資料の提出又は閲覧、現地調査に応じるものとする。 5 最高管理責任者は、第2項による報告の結果、配分機関から不正に係る資金の 返還命令を受けたときは、不正に関与した者から当該額を返還させるものとする。 (調査後の措置等) 第 18 条 最高管理責任者は、不正の内容に応じ電気通信大学就業規則等に基づく懲 戒処分等の適切な措置を講ずるものとする。 2 最高管理責任者は、第 14 条の報告に基づき、不正があったと認められなかった ときは、その旨を調査に関係した全ての者に通知するとともに、必要に応じて告 発者への不利益発生を防止するための措置を講ずるものとする。 (悪意による告発への対応) 第 19 条 最高管理責任者は、当該告発が悪意(被告発者等又は本学に不利益を与え ることを目的とする意志をいう。)によるものと認められたときは、当該告発者に 対し、懲戒処分、刑事告発等を含む必要な措置を講ずることができる。

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20 (5)不正に関与した者への対応 ① 教職員等 調査の結果、研究費の不正の事実が認められた場合には、本学の就業規則等を 踏まえ、懲戒処分等の措置を行うものとします。これは、本学に所属するすべて の教職員等(非常勤職員を含みます。)に適用されます。 【参照】ガイドライン第2節 (4)機関に要請⑤ 「国立大学法人電気通信大学就業規則」 (遵守事項) 第25条 職員は、次の事項を守らなければならない。 一 職場の内外を問わず、大学の信用を傷つけ、その利益を害し、又は職員全体の 不名誉となるような行為をしてはならない。 二 相互に人権を尊重するとともに、いかなる場所においても、あらゆる差別及び 差別を助長する行為をしてはならない。 三 職務上知ることのできた秘密を他に漏らしてはならない。 四 常に公私の別を明らかにし、その職務や地位を私的利用のために用いてはなら ない。 五 学長の許可なく、事業を営み、又は職務以外の業務に従事してはならない。 六 大学の敷地及び施設内(以下「学内」という。)で、喧騒、その他秩序・風紀を 乱す行為(教育研究等に多大な影響を及ぼすおそれのある放送・宣伝・集会・勧 誘又は文書の配布・回覧掲示、その他これに準ずる行為を含む。)を行ってはな らない。 七 学内で特定政党の支持又は反対のための政治教育や選挙運動を行ってはなら ない。 八 学長の許可なく、学内で営利を目的とする金品の貸借をし、物品の売買を行っ てはならない。 (職員の倫理) 第26条 職員の倫理について、遵守すべき職務に係る倫理原則及び倫理の保持を図るた めに必要な事項は、別に定める「国立大学法人電気通信大学倫理規程」による。 (懲戒) 第37条 職員が次の各号の一に該当する場合は、懲戒処分を行うことができる。 一 正当な理由なく無断欠勤した場合 二 正当な理由なくしばしば欠勤、遅刻又は早退し、勤務を怠った場合 三 故意又は重大な過失により大学に損害を与えた場合 四 刑罰法規に触れる行為をなした場合 五 大学の名誉又は信用を傷つけた場合 六 大学の規律、秩序又は風紀を乱した場合 七 重大な経歴詐称をした場合 八 この規則及び本学諸規則等によって遵守すべき事項に違反した場合 九 その他前各号に準ずる行為があった場合 2 懲戒処分は、戒告、減給、停職、出勤停止、諭旨解雇又は懲戒解雇の区分によるも のとする。 一 戒告 始末書を提出させて戒め、注意の喚起を促す。 二 減給 始末書を提出させるほか、給与を減額する。ただし、減額は、一懲戒事 案について平均賃金1日分の2分の1以内とし、1月間に複数事案あった場合の 総額は、当該月における給与総額の10分の1以内とする。

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21 三 出勤停止 始末書を提出させるほか、1日以上14日以内を限度とし勤務 を停止し、職務に従事させず、その間の給与は支給しない。 四 停職 始末書を提出させるほか、12月以内を限度として勤務を停止し、 職務に従事させず、その間の給与は支給しない。 五 諭旨解雇 退職を勧告する。勧告に応じない場合には懲戒解雇する。 六 懲戒解雇 解雇予告をせず即日解雇する。この場合において、所轄の労働 基準監督署の認定を受けたときは、労基法第20条に規定する解雇予告手当 を支給しない。 3 懲戒の手続き、その他必要な事項は、別に定める「国立大学法人電気通信大学 職員懲戒規程」による。 (訓告等) 第38条 前条にかかわる懲戒処分の必要がない者についても、服務を厳正にし、規 律を保持する必要があるときに、訓告、厳重注意あるいは注意を文書等により行 う。 (損害賠償) 第39条 職員が故意又は重大な過失によって大学に損害を与えた場合は、第37条 又は前条の規定による懲戒処分等を行うほか、その損害の一部又は全部を賠償さ せることがある。 国立大学法人電気通信大学懲戒処分の指針 懲戒処分指針は、下記のとおりとする。ただし、懲戒事由に該当した行為の内容及 び懲戒事由を行った者の反省の程度等の情状を酌量し、役員会において処分の加重、 減免を行うことができる。 6.公的研究費の不正使用及び研究における不正行為関係 (1) 公的研究費の不正使用 公的研究費(運営費交付金対象事業費、奨学寄附金、共同研究、受託研究及び競 争的資金等、本学で執行する全ての資金をいう。)の使用に関して、不正を行った 職員で、私的に不正使用した場合は懲戒解雇、それ以外の不正使用の場合は戒告又 は減給とする。 (2) 特定不正行為 電気通信大学における研究活動に係る不正行為の防止等に関する規程(以下「不 正行為防止規程」という。)第2条第1項に定める次の各号に掲げる特定不正行為 をした職員は、不正の程度、悪質性に応じて、戒告、減給、出勤停止、停職、諭旨 解雇又は懲戒解雇のいずれかとする。 一 捏造 存在しないデータ、研究結果等を作成する行為を行った職員 二 改ざん 研究資料・機器・過程を変更する操作を行い、データ、研究活動によって得ら れた結果等を真正でないものに加工する行為を行った職員 三 盗用 他の研究者のアイディア、分析・解析方法データ、研究成果、論文又は用語を 当該研究者の了解もしくは適切な表示なく流用する行為を行った職員 7.監督責任関係 (1)指導監督不適正

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22 ② 教職員等以外(取引業者)の者 研究費の不正に関与した業者への取引停止等の処分については、国立大学法人電 気通信大学における物品購入等契約に係る取引停止等の取扱要領に基づき行いま す。 なお、取引業者が過去の不正取引について、大学に自己申告した場合には、情 状を考慮し、取引停止期間の減免を行うことがあります。 また、本学との取引に当たっては、今後、一定の取引実績のある取引業者を対 象に不正な取引に関わらない旨を定めた誓約書の提出を求めます。 【参照】ガイドライン第4節 機関に要請③ 部下職員が懲戒処分を受ける等した場合で、管理監督者としての指導監督に適 正を欠いていた職員は、戒告又は減給とする。 (2)非行の隠ぺい、黙認 部下職員の非違行為を知得したにもかかわらず、その事実を隠ぺいし、又は黙 認した職員は、減給、出勤停止又は停職とする。 「国立大学法人電気通信大学における物品購入等契約に係る取引停止等の取扱要項」 (目的) 第1条 国立大学法人電気通信大学(以下「本学」という。)における建設工事を除く物品 の購入、製造、役務(設計・コンサルティング等業務を除く)及びその他の契約(以下「 契約」という。)に関し、取引停止その他の措置を講ずる必要が生じた場合の取扱いにつ いては、この要項の定めるところによる。 (定義) 第2条 この要項において「取引停止」とは、一般競争契約における競争参加の停止、指名 競争契約における指名停止及び随意契約における業者選定の停止をいう。 (取引停止の措置) 第3条 国立大学法人電気通信大学会計規則第5条第1項に規定する契約責任者(以下「契 約責任者」という。)は、本学と契約を行おうとする者(以下「業者」という。)が別表 に掲げる措置要件のいずれかに該当する場合は、情状に応じて別表各号及びこの要項の定 めるところにより期間を定め、契約に係る業者の取引停止を行うものとする。 2 契約責任者は、他の公共機関等において取引停止等の措置を受けた業者の通知を受け、 又はその他により知り得た場合においては、前項の措置を講じるものとする。 3 契約責任者は、取引停止を行う場合において、当該取引停止について責を負うべき下請 負人があることが明らかになったときは、当該下請負人に対して、当該取引停止をされる 業者の取引停止の期間の範囲内で情状に応じて期間を定め、取引停止を併せ行うものとす る。 (取引停止に係る特例) 第4条 業者が一の事案により別表各号の措置要件の二以上に該当した場合は、当該措置要 件ごとに規定する期間の短期及び長期の最も長いものをもってそれぞれ取引停止期間の 短期及び長期とする。 2 業者が取引停止の期間中又は当該期間の終了後3か年を経過するまでの間に、別表各号 の措置要件に該当することとなった場合における取引停止の期間の短期は、当該各号に定 める短期の2倍の期間とする。

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23 3 前項のうち、取引停止の期間中に措置要件に該当することとなった場合の取引停止の 始期は、現に行われている取引停止措置の期間終了日の翌日とする。 4 契約責任者は、取引停止の期間中の業者が当該事案について責を負わないことが明ら かとなった場合は、当該業者について取引停止を解除する。 5 取引停止の期間中の業者であっても、契約責任者が当該業者からでなければ給付を受 けることができない等の特別の事情があると認めた場合は、当該事案に限り取引の相手 方とすることができるものとする。 (指名等の取消し) 第5条 契約責任者は、取引停止された業者について、現に競争入札の指名を行い、又は見 積書等の提出を依頼している場合は、当該指名等を取消すものとする。 (取引停止期間中の下請) 第6条 契約責任者は、取引停止の期間中の業者が、本学が行う契約の全部又は一部を下請 することは認めない。ただし、当該業者が取引停止の期間の開始前に下請している場合は この限りでないものとする。 (取引停止の通知) 第7条 契約責任者は、取引停止の措置を講じるときは、直ちに、取引停止とする業者に対 し、取引停止の期間、内容、およびその理由その他必要事項を通知する。 (警告又は注意喚起) 第8条 契約責任者は、取引停止を行わない場合において必要があると認めるときは、当該 業者に対し、書面又は口頭で警告又は注意喚起を行うことができる。 別表 取引停止の措置基準 措 置 用 件 取引停止期間 (虚偽記載) 1 本学又は他の公共機関等における一般競争契約、指名競争契約又は随意契約 において、入札前又は契約前の調査資料に虚偽の記載をし、契約の相手方とし て不適当であると認められる場合。 (過失による粗雑な契約履行) 2 本学又は他の公共機関等における契約の履行に当たり、過失により履行を粗 雑にしたと認められる場合。(瑕疵が軽微であると認められる場合を除く。) (契約違反) 3 本学又は他の公共機関等における契約にあたり、契約に違反し、契約の相手 方として不適当であると認められる場合。 (落札決定後の契約辞退) 4 本学発注の契約に係る一般競争契約、指名競争契約において、落札の決定後 に正当な理由なく契約を結ばない場合、又は契約締結を辞退した場合。 (安全管理措置の不適切により生じた事故) 5 本学又は他の公共機関等における契約の履行に当たり、安全管理の措置が不 適切であったため、公衆に死亡者若しくは負傷者を生じさせ、又は損害(軽微 なものを除く。)を与えたと認められる場合。 6 本学又は他の公共機関等における契約の履行に当たり、安全管理の措置が不 適切であったため、履行関係者に死亡者若しくは負傷者を生じさせたと認めら れる場合。 (贈賄) 7 次のイ、ロ又はハに掲げる者が本学の職員に対して行った贈賄の容疑により 逮捕され、又は逮捕を経ないで公訴を提起された場合。 イ 業者である個人又は業者である法人の代表権を有する役員(代表権を有す ると認めるべき肩書を付した役員を含む。以下「代表役員等」という。) ロ 業者の役員(執行役員を含む。)又はその支店若しくは営業所(常時契約 を締結する事務所をいう。)を代表する者で、イに掲げる者以外の者(以下 「一般役員等」という。) 認定をした日から 1か月以上6か月以内 認定をした日から 1か月以上6か月以内 認定をした日から 2週間以上4か月以内 認定をした日から 2週間以上4か月以内 認定をした日から 1か月以上6か月以内 認定をした日から 1か月以上6か月以内 逮捕又は公訴を知った 日から 4か月以上12か月以内 3か月以上9か月以内

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24 7.適正な使用の確保 公的研究費を適正に管理する上で、関係者の意識向上は重要なことであり「ガイド ライン」第2節(3)でも要請されています。 (1)コンプライアンス教育 公的研究費の運営・管理に関わる全ての教職員等に対して、学内諸規程や研究 活動において守るべきルールを踏まえ作成した本マニュアルを活用し、定期的に 説明会等を開催することにより、コンプライアンス教育(本学の不正対策に関す る方針及びルール等の教育)を行います。 (2)誓約文書の徴取 全ての教職員等及び学生(リサーチアシスタント)等から、以下の内容の誓約 書の提出を求めます。 なお、誓約書の提出は、公的研究費の申請の要件とし、提出がない場合は、公 的研究費の運営・管理に関わることができません。 (a)本学の学内諸規程及び本マニュアル等を遵守すること (b) 不正を行わないこと (c)学内諸規程及び本マニュアル等に違反して、不正を行った場合は、本学及 び配分機関の処分及び法的な責任を負担すること 【参照】ガイドライン第2節(3)機関に要請①~③ ハ 業者の使用人でロに掲げる者以外の者(以下「使用人」という。) 8 次のイ、ロ又はハに掲げる者が他の公共機関等の職員に対して行った贈賄の 容疑により逮捕され、又は逮捕を経ないで公訴を提起された場合。 イ 代表役員等 ロ 一般役員等 ハ 使用人 (独占禁止法違反) 9 本学又は他の公共機関等における発注契約において、私的独占の禁止及び公 正取引の確保に関する法律(昭和22年法律第54号。以下「独占禁止法)という。) 第3条又は第8条第1項第1号に違反し、契約の相手方として不適当であると認め られる場合。 (談合または競売入札妨害) 10 業者である個人、業者の役員又はその使用人が、刑法(明治40年法律第45号) 第96条の3に規定する談合又は競売入札妨害の容疑により逮捕され、又は逮捕 を経ないで公訴を提起された場合。 (不正または不誠実な行為) 11 本学又は他の公共機関等に対し、納品等の事実を偽り又は架空請求を行った 場合。 12 前各号に掲げる場合のほか、業務に関し不正又は不誠実な行為をし、契約の 相手方として不適当であると認められる場合。 (その他) 13 前各号に掲げる場合のほか、代表役員等が禁固以上の刑に当たる犯罪の容疑 により公訴を提起され、又は禁固以上の刑若しくは刑法の規定による罰金刑を 宣告され、契約の相手方として不適当であると認められる場合。 2か月以上6か月以内 逮捕又は公訴を知った 日から 3か月以上9か月以内 2か月以上6か月以内 1か月以上3か月以内 認定をした日から 3か月以上9か月以内 逮捕又は公訴を知った 日から 1か月以上12か月以内 認定をした日から 3か月以上18か月以内 1か月以上9か月以内 認定をした日から 1か月以上9か月以内

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25 8.監査体制 適正な事務処理の執行を行うため、監査室及び本学経理担当者(財務課等)による 内部監査を不定期に行うこととします。 なお、監査報告結果は毎年度取りまとめ、学内に周知を図ります。 【参照】ガイドライン第6節 機関に要請①~⑥

参照

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