ISDB-Tmm におけるメタデータ技術
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(2) 情報処理学会研究報告 IPSJ SIG Technical Report. 「 ISDB-Tmm」 方 式 に 準 拠 し た メ タ デ ー タ シ ス テ ム を 構築し、性能検証を行った結果を示す。. Vol.2010-AVM-71 No.12 2010/12/2. (4) サ ー ビ ス 情 報 要 素 ( ServiceInformation) サービス(チャネル)に関する情報(サービス名、 サービス概要文、ロゴなど)を記述する。. 2. マ ル チ メ デ ィ ア 放 送 用 メ タ デ ー タ の 概 要. (5) 商 品 情 報 要 素 ( PurchaseInformation). マ ル チ メ デ ィ ア 放 送 に お け る メ タ デ ー タ は XML で. 利用単位コンテンツ、または、利用単位コンテンツ. 記 述 さ れ 、ARIB STD-B38[1]及 び TV-Anytime Phase1[2],. をまとめたグループに対する課金単位を表し、販売期. Phase2[3]で 規 定 さ れ る 標 準 仕 様 を も と に 、マ ル チ メ デ. 間 、価 格 、販 売 パ タ ー ン( PPV:Pay Per View、PPM:Pay. ィア放送での運用を考慮したスキーマ拡張が行われて. Per Month な ど )、 付 加 情 報 ( 購 入 条 件 な ど ) な ど の 商. いる。マルチメディア放送用メタデータでは以降に記. 品情報を記述する。. 載する 9 つの情報要素を運用する。メタデータの情報. (6) ラ イ セ ン ス 参 照 情 報 要 素 ( LicenseInformation). 要素とコンテンツモデルの要素との対応関係、メタデ ータの情報要素間の参照関係を図 1 に示す。. コンテンツ購入後の利用条件(視聴可能回数、視聴 可 能 期 間 、視 聴 開 始 か ら の 視 聴 期 限 )、コ ピ ー 制 御 情 報 な ど を 記 述 し 、 コ ン テ ン ツ -ラ イ セ ン ス -商 品 の 参 照 関 係を表す。更には、ライセンス発行条件(ライセンス の発行期間など)やリアルタイム型放送コンテンツの プレビュー情報(回数、終了時刻など)なども記述で きる。 (7) セ グ メ ン ト 情 報 要 素 ( SegmentInformation) AV リ ソ ー ス 中 の 時 間 で 区 切 ら れ た 区 間 ( シ ー ン ) を 表し、シーン情報(シーン名、付加情報など)を記述. 図 1 コンテンツモデルとメタデータモデルの対応. す る 。ま た 、シ ー ン 毎 の 再 生 制 御 な ど で も 用 い ら れ る 。 (8) セ グ メ ン ト グ ル ー プ 情 報 要 素 ( SegmentGroupInfo. (1) 番 組 情 報 要 素 ( ProgramInformation) コンテンツに関する一般的な情報(タイトル、概要. rmation) 複数のセグメントをまとめたグループを表し、その. 文、ジャンルなど)を記述し、視聴/利用・管理・著. セグメントグループに関する情報を記述する。. 作権保護の対象となるコンテンツの論理的単位を表す。. (9) ク ー ポ ン 情 報 要 素 ( CouponDescription). 番 組 情 報 要 素 は CRID( Content Reference Identifier、コ. クーポンの内容(クーポン名、割引率、有効期間な. ンテンツ参照識別子)で一意に識別される。. ど )、ク ー ポ ン の 適 用 先 と な る 商 品 と の 参 照 関 係 、ク ー. (2) グ ル ー プ 情 報 要 素 ( GroupInformation). ポンの提供元となったコンテンツ(商品)との参照関. 複数の利用単位コンテンツをまとめたグループ(シ. 係などを記述する。. リ ー ズ 、パ ッ ケ ー ジ な ど ) を 表 し ( CRID で 識 別 )、 グ ループに関する情報を記述する。なお、複数のグルー プをまとめたグループを作成することもできる。 (3) 番 組 ロ ケ ー シ ョ ン 情 報 要 素 ( ProgramLocation). 3. メ タ デ ー タ の 伝 送 、 配 信 ISDB-Tmm で は 、 受 信 機 へ の メ タ デ ー タ の 提 供 方 法 として、放送によるメタデータ伝送、並びに、通信に. 利用単位コンテンツのロケーションや配信パラメ. よるメタデータ配信を運用する。この際、メタデータ. ータ、利用規則などを記述する。リアルタイム型放送. は 2.章 で 記 載 し た 各 情 報 要 素 を CRID を キ ー に ま と め. コンテンツでは、ブロードキャストイベント. た形(あるコンテンツの番組情報要素、番組ロケーシ. ( BroadcastEvent)を 運 用 し 、放 送 日 時 や チ ャ ネ ル な ど. ョ ン 情 報 要 素 な ど が 1XML 内 に 記 載 ) で 扱 わ れ る 。. の情報を記述する。蓄積型放送コンテンツではオンデ. 3.1. 放 送 によるメタデータ伝 送. マ ン ド プ ロ グ ラ ム ( OnDemandProgram) を 運 用 し 、 蓄. ISDB-Tmm で は 、 メ タ デ ー タ の 利 用 シ ー ン と し て 、. 積 型 放 送 期 間 や 伝 送 制 御 メ タ デ ー タ *1 の URI な ど の. 長 期 分 の ECG・EPG 生 成 に 必 要 と な る 大 容 量 の メ タ デ. 情報を記述する。なお、蓄積型放送コンテンツが放送. ー タ を 一 括 で 取 得 、並 び に 、直 近 分 の ECG・EPG 生 成. さ れ る チ ャ ネ ル は オ ン デ マ ン ド サ ー ビ ス. または更新に必要となる小容量のメタデータを随時取. ( OnDemadService) に 記 載 す る 。. 得することを想定し、放送によるメタデータ伝送とし. *1 伝 送 制 御 メ タ デ ー タ : 本 稿 で 記 載 す る ECG・ EPG. て、以下の 2 方式を運用する。. の生成に利用するメタデータとは別に、蓄積型放送コ. ・番組送出 A. ンテンツの受信・蓄積、放送補完に必要な情報を記載 す る XML 文 書 。. 13 セ グ メ ン ト の 部 分 受 信 階 層( A 階 層 )で 、現 在 時 刻から数時間内に配信されるコンテンツに関するメタ © 2010 Information Processing Society of Japan.
(3) 情報処理学会研究報告 IPSJ SIG Technical Report. Vol.2010-AVM-71 No.12 2010/12/2. デ ー タ を 伝 送 す る ( 図 2 参 照 )。 こ の 際 、 番 組 送 出 A. ContentType. で伝送するメタデータは時間経過に応じて適宜変更す. ( ISDBTMMContentTypeCS か ら 選 択 )、 FileProperties/. る。. FileFormat に コ ン テ ン ツ の フ ァ イ ル フ ォ ー マ ッ ト. ・番組送出 B. ( ISDBTMMFileFormatCS か ら 選 択 )を 記 述 す る 。ま た 、. に. コ. ン. テ. ン. ツ. の. 分. 類. ある期間内(例えば 1 週間)に配信されるコンテン. FileProperties/FileSize に フ ァ イ ル サ イ ズ を 記 述 す る こ. ツに関するメタデータをまとめ、1 つの蓄積型放送コ. とで、予約時に当該コンテンツの蓄積時の容量を算出. ン テ ン ツ と し て 伝 送 す る( 図 3 参 照 )。こ の 際 、番 組 送. するのに利用される。. 出 B で 伝 送 す る メ タ デ ー タ は 定 期 的( 例 え ば 1 日 )に. 4.2. 端 末 属 性 、バージョン. 更新し伝送する。. マルチメディア放送では、対象となる端末が多岐に 渡り、特に携帯電話端末では、受信機事業者によりそ の仕様も大きく異なる。その結果、端末(受信機事業 者)によって扱えるコンテンツに差異が生じ、各コン テンツが対象とする端末の属性種別をメタデータに記 載することが必要になる。そこで、端末の属性種別を “全端末が利用可、受信機事業者Aの端末でのみ利用 可、受信機事業者Aの多機能端末でのみ利用可、受信 機事業者には非依存だが端末で利用可/不可が生じる、 な ど ” に 分 類 ( ISDBTMMIntendedAudienceCS で 定 義 ). 図 2. 放 送 に よ る メ タ デ ー タ 伝 送 ( 番 組 送 出 A). し 、 Genre[@type=``other”] に 上 記 し た 端 末 の 属 性 種 別 を記述する。 また、端末が備える機能、例えば、画面サイズや色 数などのハードウェア構成、サポートするオーディオ コーデックやビデオコーデックなどのソフトウェア構 成などは端末により様々であり、更には、今後新たな. 図 3. 放 送 に よ る メ タ デ ー タ 伝 送 ( 番 組 送 出 B). 機能が追加されていく。同様に、コンテンツのスペッ ク、例えば、映像のプロファイルやレベル、マークア. 3.2. 通 信 によるメタデータ配 信. ップランゲージのバージョンなども様々である。この. 受信機は、メタデータを特定する検索条件を付加し. ように機能的に多様な属性に対して、各端末が適切な. て取得要求を行うことで、該当するメタデータやその. コンテンツを取得し利用できるような仕組みが必要に. CRID な ど の 一 覧 を 取 得 す る こ と が で き る 。. なる。そこで、端末が備える機能によりバージョンを. 検索要求は、複数のパラメータ名とパラメータ値の. 分 け 、 そ の バ ー ジ ョ ン 情 報 を メ タ デ ー タ. ペ ア で 構 成 し 、 HTTP GET 及 び POST で 送 信 す る 。 検. ( Keyword[@type=``other”] に ``Version|Base:< バ ー ジ ョ. 索 結 果 は HTTP の ボ デ ィ 部 に 格 納 さ れ 、 検 索 結 果 が 複. ン 番 号 >”の 形 式 ) に 記 載 す る 。 そ し て 、 端 末 は 自 身 の. 数の場合、マルチパート形式で返却される。. バージョンとメタデータのバージョンを比較し、自身. 検索パターンとしては、タイトル検索、キーワード. のバージョンが同じか大きければ、当該メタデータに. 検 索 、期 間 検 索 、出 演 者 名 検 索 な ど 様 々 な 検 索 が 行 え 、. 対応するコンテンツは利用可能であると判断する。. また、タイトルルビソート、公開日時ソート、尺長ソ. 4.3. EIT とメタデータの連 携. ートなどのソート機能も備えている。. マルチメディア放送で、リアルタイム型放送コンテ ン ツ の EPG と 蓄 積 型 放 送 コ ン テ ン ツ の ECG を 統 合 し. 4. メ タ デ ー タ の 運 用. て 表 示 す る 場 合 、 EPG も ECG と 同 様 に リ ッ チ な 内 容. マルチメディア放送用に追加・拡張された要素・属. を提示できることが望まれる。そこで、リアルタイム. 性に対する運用を含め、マルチメディア放送で特有と. 型 放 送 コ ン テ ン ツ の EPG も メ タ デ ー タ か ら 作 成 で き. なるメタデータ運用について説明する。. る よ う に 、 番 組 配 列 情 報 ( SI) の EIT[schedule]と 互 換. 4.1. コンテンツ属 性. 性のある形にスキーマ拡張されている。しかし、. マルチメディア放送では、映像や音声以外に文書や. EIT[p/f]の 更 新 周 期 に 比 べ て 、メ タ デ ー タ( 前 述 し た 番. アプリケーションなど多種多様なコンテンツが取り扱. 組送出A)の更新周期が長いため、編成変更(延長、. われる。そこで、これら多種多様なコンテンツの属性. 中 断 な ど ) を EIT[p/f]と 同 じ 精 度 で 通 知 す る こ と が 難. を 記 述 す る ContentProperties が 新 た に 追 加 さ れ 、. し い 。そ こ で 、EIT[p/f]と メ タ デ ー タ と が 連 携 で き る よ © 2010 Information Processing Society of Japan.
(4) 情報処理学会研究報告 IPSJ SIG Technical Report. Vol.2010-AVM-71 No.12 2010/12/2. うに、リアルタイム型放送コンテンツの番組メタデー. ンツを復号化し、視聴/利用する。. タ の CRID を <service_id> 、 <event_id> を 含 む 文 字 列 ( 例:crid://<authority>/…/<service_id>/<event_id>)と することが提案されている。また、リアルタイム型放 送 コ ン テ ン ツ の シ リ ー ズ メ タ デ ー タ の CRID を <series_id>を 含 む 文 字 列( 例 : crid://<authority>/…/<se ries_id>)と す る こ と で 、EIT と 連 携 さ せ た シ リ ー ズ 予 約が可能となる。. 4.4. 表 現 力 の向 上 マ ル チ メ デ ィ ア 放 送 で は 、 ECG や EPG に お け る 表 現 力 を 向 上 す る 手 段 と し て 、 記 事 ( Synopsis 要 素 ) や タ イ ト ル( Title 要 素 )中 に リ ン ク や 画 像・絵 文 字 な ど 図 4 メ タ デ ー タ を 用 い た EPG・ ECG. 埋 め 込 む こ と が で き る 。 こ の 際 、 従 来 の STD-B38 や TV-Anytime で 規 定 さ れ る 標 準 仕 様 を 拡 張 す る こ と な く、上記要件を満たす方法として、以下の例に示すよ う に 、<A>タ グ ま た は <img>タ グ を CDATA セ ク シ ョ ン で包み、各要素に記載する方法が提案されている。 ・ ハ イ パ ー リ ン ク の 例 : <Synopsis length="long">記 事 A<![CDATA[<A href=”link.html”>キ ー ワ ー ド </A>]]>記. 6. ISDB-Tmm 準 拠 メ タ デ ー タ シ ス テ ム マルチメディア放送用メタデータの格納・管理、並 びに、運用規定で規定されるメタデータの検索機能を 実現したメタデータシステム(以下、本システム)を 開発した。本システムの具体的な構成を図 5 に示す。 本 シ ス テ ム は 、 ISDB-Tmm の メ タ デ ー タ ス キ ー マ に. 事 B</Synopsis> ・ 絵 文 字 の 例 : <Title type="main"> タ イ ト ル A. 準 拠 し た “ メ タ デ ー タ DB”、 ISDB-Tmm メ タ デ ー タ. <![CDATA[<img src="emoji.gif"/>]]></Title>. デ ー タ 登 録 機 能 部 ”、端 末 か ら の 検 索 要 求 を 受 信 し 、検. ( XML) を 受 領 し 、 メ タ デ ー タ DB に 登 録 す る “ メ タ 索 結 果 を 返 却 す る“ メ タ デ ー タ 検 索 機 能 部 ”、メ タ デ ー. 5. メ タ デ ー タ を 用 い た EPG・ ・ ECG の 作 成 例. タの有効期限を参照し期限切れメタデータの情報をメ. メ タ デ ー タ を 用 い た EPG・ECG の 作 成 か ら コ ン テ ン. タ デ ー タ DB か ら 削 除 す る “ メ タ デ ー タ 削 除 機 能 部 ”. ツの視聴/利用までの流れの例を、図 4 を用いて説明. から構成される。この際、メタデータ登録機能部では. する。. 受 領 し た XML を ア ト リ ビ ュ ー ト テ ー ブ ル に 展 開 す る. EPG・ ECG の 各 画 面 は ProgramInformation ま た は. とともに、メタデータのデータサイズを小さくするた. GroupInformation か ら 生 成 す る 。 コ ン テ ン ツ の 予 約 は. め に BiM( Binary format MPEG-7) 化 し ド キ ュ メ ン ト. ProgramInformationTable を 参 照 し 、 蓄 積 型 放 送 コ ン テ. テーブルに登録する。. ン ツ の 場 合 は サ ー ビ ス. ID ( serviceIDRef ) と. 更には、マルチメディア放送では多数の端末からの. ProgramURL が 示 す 伝 送 制 御 メ タ デ ー タ に 記 載 さ れ た. 検索が行われることを想定し、同一の検索要求に対す. 放送時刻を予約情報として保存する。一方、リアルタ. る検索結果を高速に返却するために、検索結果のキャ. イ ム 型 放 送 コ ン テ ン ツ の 場 合 は BroadcastEvent に 記 載. ッ シ ュ を 保 存 す る“ オ ン メ モ リ キ ャ ッ シ ュ ”、運 用 者 側. さ れ た サ ー ビ ス ID ( serviceIDRef ) と 放 送 時 間. で設定する検索要求に対するキャッシュを事前に生成. ( PublishedStartTime, PublishedEndTime) を 保 存 す る 。. する“オンメモリキャッシュ生成・管理機能部”を備. ま た 、 商 品 情 報 は PurchaseInformation か ら 生 成 し 、 購. える。. 入 処 理 は PricingServerURL が 示 す URI か ら 実 施 す る 。. オンメモリキャッシュを用いたメタデータ検索機. その後、保存した予約情報に従い、コンテンツを取. 能部における処理フローを図 6 に示す。メタデータ検. 得し、端末内に蓄積する。この際、取得したコンテン. 索機能部は端末からの検索要求を受信時、検索要求を. ツ は CRID か ら 導 出 さ れ る 論 理 的 位 置 に 蓄 積 す る 。 ま. 解析し、検索要求に対する応答キャッシュの有無を確. た 、ラ イ セ ン ス は CAS( Conditinal Access System)/DRM. 認する。そして、応答キャッシュが存在する場合には. ( Digital Rights Management)シ ス テ ム に CRID を キ ー. 応答キャッシュを取得・返却し、応答キャッシュがな. に取得要求を実施することで、コンテンツと購入した. い 場 合 に は 、 メ タ デ ー タ DB を 検 索 し 、 検 索 結 果 を 返. 商品から導出されるライセンスが返却される. 却する。そして、応答キャッシュをオンメモリキャッ. ( LicenseInformation の Program、PurchaseIdRef で 対 応. シュに保存する。この際、オンメモリキャッシュでは. 関係が記載)。そして、取得したライセンスでコンテ. 整形した検索要求をキー、検索結果イメージをバリュ. © 2010 Information Processing Society of Japan.
(5) 情報処理学会研究報告 IPSJ SIG Technical Report. ーの形で保存する。. Vol.2010-AVM-71 No.12 2010/12/2. 表 1 応 答 時 間 ( sec) 平均 最小 最大 0.771 0.318 2.388 DB 検 索 時 0.298 オ ン メ モ リ キ ャ 0.092 0.025 ッシュ検索時. 中央値 0.749 0.088. 8. む す び マルチメディア放送は、多様な視聴形態を視聴者に 図 5. システム構成. 提供できる新たな概念のサービスであり、本稿では、 そのマルチメディア放送で重要な役割を担うメタデー タ 技 術 に 関 し 、マ ル チ メ デ ィ ア 放 送 メ タ デ ー タ の 概 要 、 マルチメディア放送でのメタデータ伝送・配信、マル チメディア放送でのメタデータ運用について解説した。 ま た 、 ISDB-Tmm に 準 拠 し た メ タ デ ー タ シ ス テ ム を 開 発し、開発したシステムで、オンメモリキャッシュを 用いることにより、検索応答時間の高速化を実現でき ることを確認した。 マ ル チ メ デ ィ ア 放 送(「 ISDB-Tmm」方 式 )に お け る メタデータの詳細については、「マルチメディア放送 メ タ デ ー タ 運 用 規 定 」、並 び に 、ARIB STD-B38 を 参 照. 図 6 メタデータ検索機能部での処理フロー. 7. 評 価 開発したメタデータシステムにおいて、オンメモリ キャッシュを用いることによる速度向上を評価する。 ( 1) ハ ー ド ウ ェ ア 、 ソ フ ト ウ ェ ア 条 件 ・メタデータ登録・検索サーバ CPU:Xeon X5460(3.16GHz)2P/4C、 メ モ リ :2GByte 、 OS:RedHat Enterprise Linux 5.4 Server、 DB:PostgreSQL 8.4.1、 hashDB ク ラ イ ア ン ト ラ イ ブ ラ リ :spymemcached 2.4.2 ・オンメモリキャッシュサーバ. していただきたい。. 文. 献. [1] 電 波 産 業 会 標 準 規 格 “ , サーバー型放送における符 号 化 、 伝 送 及 び 蓄 積 制 御 方 式 ” ,ARIB STD-B38 ( 2010) [2] ETSI TS 102 822-3-1 v.1.2.1:``Broadcast and On-line Services: Search, select and rightful use of content on personal storage system(‘TV-Anytime Phase 1’); Part3: Metadata; Sub-Part1:Metadata Schemas” (2004) [3] ETSI TS 102 822-3-3 v.1.3.1:Broadcast and On-line Services: Search, select and rightful use of content on personal storage system(‘TV-Anytime’); Part3: Metadata; Sub-Part3:Phase2 –Extended Metadata Schema” (2009). CPU:Xeon X5460(3.16GHz)2P/4C 、 メ モ リ :8GByte 、 OS:RedHat Enterprise Linux 5.4 Server、 hashDB:memca ched 1.4.4 ( 2) 評 価 方 法 検 索 条 件 に 該 当 す る メ タ デ ー タ が 1,000 格 納 さ れ て い る 状 況( メ タ デ ー タ DB 内 の 総 メ タ デ ー タ 数:20,000 件 ) で 、 1,000 件 返 却 時 の 応 答 時 間 を 測 定 す る 。 測 定 に は 検 索 ク ラ イ ア ン ト を 用 い 、10 の 検 索 ク ラ イ ア ン ト が 10 ス レ ッ ド 並 列 に 要 求 発 呼 、応 答 受 信 の サ イ ク ル を 間 断 な く 15 分 間 繰 り 返 す 。 な お 、 メ タ デ ー タ は XML で 受 領 し 、 メ タ デ ー タ 1 件 の サ イ ズ は 1.5Kbytes で あ る。 ( 3) 評 価 結 果 計測結果を表 1 に示す。オンメモリキャッシュを用 い る こ と で 、応 答 時 間 が 平 均 で 8.4 倍 、最 小 で 12.7 倍 、 最 大 で 8.0 倍 程 度 高 速 化 で き る こ と が 分 か っ た 。 © 2010 Information Processing Society of Japan.
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