• 検索結果がありません。

04 事業創出活動 アグリビジネス振興プログラム

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "04 事業創出活動 アグリビジネス振興プログラム"

Copied!
6
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

アグリビジネス振 興 プログラム

1.趣旨

今後の成長産業の一つとして、アグリビジネスが注目されている。アグリビジネスとは、農林漁業を中心に加工、 流通を含めた産業群をいう。農林漁業の生産額は約 8 兆円であるが、加工、流通を含めると約 100 兆円の市場とな る。景気低迷が続く中で、企業は新たな事業を展開する市場を求めている一方で、農業市場はこれまでビジネス的 な視点での運営が遅れ、耕作放棄地の再生や地域農業の活性化といった課題を抱えている。そこにビジネスの発 想を持ち込み、新しい技術やノウハウを使うとともに、生産、加工、流通の連携を強めていこうというものである。 農林水産省も「六次産業化支援法」を策定し、将来の成長産業となるべく農林漁村の 6 次産業化を強力に支援し ている。滋賀県は都市近郊地域としてアグリビジネスへのポテンシャルは高い。アグリビジネスは、製造業、サービ ス業を補完する産業としておおいに期待される。 したがって、本プロジェクトは、1、2、3 次事業者のネットワークを構築し、さまざまな連携を通じて、滋賀県及び周 辺地域におけるアグリビジネス(農林水産物の生産、加工、流通や農山村地域におけるツーリズム、再生可能エネ ルギーの開発などを含むビジネス)の推進を支援することを目的としている。なお、滋賀県の農業生産者の特徴とし て、生態系の保全、食の安全性を大切にしていることがあげられる。本ネットワークは、アグリビジネスに関する環境 経営という点での共通点を持つものとする。

2.平成 26 年度の取組状況

1)訪問調査の実施 農業法人や農業及び食関連企業等経営者 16 社への訪問ヒアリング調査を実施し、現状の課題と連携ニーズを把

事業創出活動

❏公共経営分野

【図表 1 滋賀アグリビジネスネットワーク】

(2)

【図表 2 訪問調査実施企業】 N O 種別 企業、団体名 品目 所在地 1 生産法人・団体 あいしょうアグリ 米、ブルーベリー 愛荘町 2 生産法人・団体 (株)グリーンちゅうず 米 野洲市 3 生産法人・団体 (株)いでぼく 酪農、レストラン 富士宮市 4 生産法人・団体 (株)早和果樹園 みかん、加工品 有田市 5 生産法人・団体 (有)澤井牧場 近江牛肥育 竜王町 6 生産法人・団体 伊賀の里モクモク手づくりファーム 農業テーマパーク、 加工品、レストラン 伊賀市 7 生産法人・団体 (株)いろどり つまもの 徳島県上勝町 8 生産法人・団体 馬路村農業協同組合 ゆず、加工品 高知県馬路村 9 生産法人・団体 やねだん さつまいも、焼酎 鹿児島県鹿屋市 10 食品加工 丸栄製パン パン 長浜市 11 レストラン ㈱ガーデン(花様) レストラン、直売所 守山市、大阪市 12 農業支援機関 滋賀銀行 出融資 大津市 13 農業支援機関 綾町有機農業開発センター 有機農業推進 宮崎県綾町 14 異業種 トヨタ自動車(株) 農業支援システム 農業経営支援 名古屋市 15 異業種 地域観光プロデュースセンター 地域発ツアー 大津市 16 異業種 丸紅(株) 農産物輸出入 東京都 また、地域をベースにアグリビジネスネットワークを形成している先進事例として、高知大学地域連携推進センタ ーを調査した。 2)滋賀大マルシェ(農産物直売市)の実施 「環境こだわり農業」や「環境こだわり農産物」について、特に若い世代に向けての認知を高めることを目的に、滋 賀大マルシェを下記のとおり実施した。 ■開催日時:平成26年5月9日(金)、6月6日(金)、7月4日(金)、10月10日(金)、11月7日(金)、12月5日(金) 11:30~13:30 ■場所:滋賀大学彦根キャンパス生協前広場 ■対象:滋賀大学学生、教職員、周辺住民 ■滋賀大マルシェの理念 一.学生や消費者に、環境や健康にこだわった農業や農産物を理解してもらう場です 一.商品の価値を伝える場です 一.知ること、見ること、買うことが楽しい場です 一.さまざまな商品や売り方の試行実験の場です 一.学生も運営に関わり、生産者や農業ビジネスを学ぶ場です ■出店者数:各回10団体以内、農業団体、直売所、農業法人、企業、農家グループなど (滋賀県外からの参加も可) ■出店物:環境こだわり農産物(認証取得済)、もしくは減農薬、有機農産物、同加工品、環境に配慮した商品。商 品数は問いません。 ■出店料:無料(売上は出店者にすべて帰属) ■出店方法:大学よりテント、テーブルを用意、出店者は自由にディスプレイ ■関連イベント:利き野菜、アカペラコンサート、農家と語る会を随時実施 ■主催: NPO法人彦根景観フォーラム・滋賀大学社会連携研究センター

(3)

【図表 3 滋賀大マルシェ出店者】 実施日 法人名 商品 5/9(金) タカファーム(日野町) トマト みのり農園(東近江市) JAS 米、野菜 Yeti Fazenda イエティ ファゼンダ(彦根市) コーヒー、ドーナツ あいしょうアグリ(愛荘町) 米麺、米粉スイーツ あやべとうふ店 豆腐、豆腐加工品 みずほ製菓 あられ 米屋のおにぎり 利次郎 塩むすび、米粉で揚げた唐揚げ 学生の八百屋さん「彩菜館」(彦根市) 野菜、果物、加工品 6/6(金) タカファーム(日野町) トマト みのり農園(東近江市) JAS 米、野菜 Yeti Fazenda イエティ ファゼンダ(彦根市) コーヒー、ドーナツ あいしょうアグリ(愛荘町) 米麺、米粉スイーツ あやべとうふ店(長浜市) 豆腐、豆腐加工品 おうみんち(近江八幡市) パン、和菓子 みずほ製菓(多賀町) あられ 米屋のおにぎり 利次郎(京都市) 塩むすび、米粉で揚げた唐揚げ 学生の八百屋さん「彩菜館」(彦根市) 野菜、果物、加工品 学生の農家さん「赤松」(彦根市) 野菜 7/4(金) タカファーム(日野町) トマト みのり農園(東近江市) JAS 米、野菜 Yeti Fazenda イエティ ファゼンダ(彦根市) コーヒー、ドーナツ あいしょうアグリ(愛荘町) 米麺、米粉スイーツ あやべとうふ店(長浜市) 豆腐、豆腐加工品 おうみんち(近江八幡市) パン、和菓子 みずほ製菓(多賀町) あられ 米屋のおにぎり 利次郎(京都市) 塩むすび、米粉で揚げた唐揚げ 学生の八百屋さん「彩菜館」(彦根市) 野菜、果物、加工品 学生の農家さん「赤松」(彦根市) 野菜 10/10(金) タカファーム(日野町) トマト みのり農園(東近江市) JAS 米、野菜 あいしょうアグリ(愛荘町) 米麺、米粉スイーツ みずほ製菓(多賀町) あられ 米屋のおにぎり 利次郎(京都市) 塩むすび、米粉で揚げた唐揚げ 学生の八百屋さん「彩菜館」(彦根市) 野菜、果物、加工品 甲賀もち工房(甲賀市) よもぎあん餅、餅加工品 11/7(金) タカファーム(日野町) トマト みのり農園(東近江市) JAS 米、野菜 あいしょうアグリ(愛荘町) 米麺、米粉スイーツ あやべとうふ店(長浜市) 豆腐 みずほ製菓(多賀町) あられ 米屋のおにぎり 利次郎(京都市) 塩むすび、米粉で揚げた唐揚げ 学生の八百屋さん「彩菜館」(彦根市) 野菜、果物、加工品 学生の農家さん「赤松」(彦根市) 野菜 レイクサイド・ビジュー「旬や」(彦根市) 野菜 12/5(金) タカファーム(日野町) トマト あやべとうふ店(長浜市) 豆腐、豆腐加工品 みのり農園(東近江市) JAS 米、野菜 あいしょうアグリ(愛荘町) 米麺、米粉スイーツ みずほ製菓(多賀町) あられ 米屋のおにぎり 利次郎(京都市) 塩むすび、米粉で揚げた唐揚げ 学生の八百屋さん「彩菜館」(彦根市) 野菜、果物、加工品 レイクサイド・ビジュー「旬や」(彦根市) 野菜、スイーツ おうみんち(守山市) 野菜、加工品 せせらぎの郷須原 魚のゆりかご水田協議会(野洲市) 米、野菜

(4)

3)滋賀大うちごはん農園の実施 「滋賀大うちごはん農園」活動は、自炊生活を楽しみたい滋賀大学生等に対し、共同で環境こだわり農業を実践し、 自炊のレシピを学び、生きる力を高めてもらうことを目的としている。本活動は、都市型農園のビジネスモデルの試 行としても位置付けている。農園は、当初彦根市松原で確保したが、学生に身近な滋賀大構内の遊休地に移設した。 学生が農と食を実践的に学ぶ本活動は全国でも例がない取組である。 【図表4 滋賀大うちごはん農園スケジュール】 日程 菜園スクール 9:00~12:00 4月26日(土) ・オリエンテーション、栽培計画・農地整備ワークショップ(9:00~16:00) 5月10日(土) ・看板づくり、農地整備、土づくり、夏野菜の定植 5月31日(土) ・栽培管理 6月28日(土) ・自然農薬と有機肥料、栽培管理、秋野菜の定植 菜園スクール 9:00-11:00 料理スクール 11:30-13:30 7月26日(土) ・栽培管理、夏野菜収穫、秋野菜定植 ・夏野菜レシピ 8月30日(土) ・栽培管理、夏野菜収穫、秋野菜定植 ・夏野菜レシピ 9月27日(土) ・栽培管理、秋野菜収穫、冬野菜定植 ・農園ランチ 10月25日(土) ・栽培管理、秋野菜収穫 ・秋野菜レシピ 11月29日(土) ・栽培管理、冬野菜収穫 ・冬野菜レシピ 1月10日(土) ・新春ランチ 4)滋賀大アグリビジネスインターンシップ制度 本インターンシップは、成長をめざす農業や食関連企業において、採用目的とした短期体験型のインターンシップ だけではなく、夏季、冬季休暇などを利用して、より長い期間のプロジェクト型のインターンシップを行うものである。 企業にとっては学生を戦力として活用いただくとともに、学生にとってはアグリビジネスを理解し、社会を学ぶいい就 業体験を得ることとなる。 平成 26 年度は夏季休暇時に 2 週間、2 名の学生がイカリファーム(近江八幡市)及び澤井牧場(竜王町)でインタ ーンシップを行った。 ■場所 菜園スクール:彦根市松原の特設農園/滋賀大学構内農園 料理スクール:四番町スクエア街なかプラザ2階キッチンスタジオ ■参加者 学生、教職員、行政職員 16名 ■内容 【菜園スクール】4グループに分かれ、作付け計画、土づくり~収穫までを環境こだわり農業で菜園インストラクター の指導のもとに実践。(月1回共同作業) 【料理スクール】自分達でつくった旬の採りたて野菜を、野菜ソムリエの指導のもとに調理&試食。野菜プチ講座も 開催。(月1回) ■インストラクター 西村 健之(レイクサイドビジュー代表、菜園インストラクター) 立花 尚子(滋賀ベジ代表、野菜ソムリエ、フードサロンクリエイター) 石井 良一(滋賀大学社会連携研究センター教授、農業経営アドバイザー) ■主催 滋賀大うちごはん農園実行委員会

(5)

【図表 5 アグリビジネスインターンシップのタイプ】 分類 短期体験型 中期実践型 期間 2 週間程度(1~3 週間) 1 か月程度(3~6 週間) 内容 ・職場体験 ・マーケティング、リサーチ、企画 ・プロジェクトの一部を担当 ポジション オペレーション プロジェクトアシスタント 企業の期待 ・社会貢献 ・採用活動の一部 ・プロジェクトの推進 ・学生のアイデア 学生が得られること ・アグリビジネスの現場を知る ・仕事の作られ方を知る ・自分の力を知る 【図表 6 インターンシップの流れ-申し込みから終了まで-】 5)異業種との連携ニーズ調査の実施 農業の成長産業化に向けては、農業経営者と商工業経営者との更なる交流、連携が必要である。そこで、滋賀経 済同友会と滋賀大学が協力し、平成 27 年1月に農業経営者、商工業経営者のそれぞれにお互いの連携ニーズ調 査を行った。その結果は次のとおりである。 農業経営者の多くは経営規模の拡大をめざしており、販売力の強化、コスト削減が課題である。コスト削減につい て経営面積の拡大で対応しようとしている。この背景には、高齢化が進む兼業農家からの耕作委託ニーズの拡大が ある。近年、農協を通じた販売におけるコメ価格の低下に悩んでおり、販売力の強化について商工業経営者との連 携ニーズが特に高い。また、共同での生産、加工、農林漁業成長産業化ファンドの利用など踏み込んだ提携を求め る農業経営者も少なからず存在することが注目される。 商工業経営者はアンケート回答者の既に 2 割が農業参入を果たしており、参入に関心のある企業を加えると 6 割 に上る。農業を成長分野として発展させたいという意欲が高まっている。農業経営者との日常的な交流を通じて、共 同での事業を検討していきたいという企業も少なからず存在する。 両者の連携ニーズは相当程度あり、一層の交流を促す活動や施策が求められる。 (文責 教授 石井 良一) ① 企 業 か ら の 申 込 ② 学 生 募 集 ③ 企 業 訪 問 ・ 面 談 ・ 合 意 ⑤ イ ン タ ー ン シ ッ プ 開 始 ⑥ 中 間 モ ニ タ リ ン グ ⑧ 学 生 か ら 報 告 書 提 出 ⑦ イ ン タ ー ン シ ッ プ 終 了 ④ 企 業 か ら 活 動 計 画 提 出

(6)

【図表 7 滋賀県における農業経営者の商工業者経営者との連携ニーズ(複数回答可) n=41】 (出所)滋賀経済同友会、滋賀大学(平成 27 年1月)「滋賀県における農業経営者の今後の異業種との連携ニーズ調査」 【図表 8 滋賀県における商工業経営者の農業経営者との連携ニーズ n=69】 (出所)滋賀経済同友会、滋賀大学(平成 27 年1月)「滋賀県における商工業経営者の今後の農業経営者との連携ニーズ調 査」 29.3% 70.7% 19.5% 12.2% 12.2% 56.1% 9.8% 7.3% 12.2% 19.5% 39.0% 17.1% 12.2% 2.4% 2.4% 0.0% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 1.資材の調達 2.販路の紹介、提供 3.経営戦略に関するアドバイス 4.経理、財務、法務、人事管理に関するアドバイス 5.人材育成、研修 6.定期的な情報交換 7.融資 8.出資 9.商工業経営者の農業参入検討の相談相手 10.共同での生産事業の検討 11.共同での加工販売事業の検討 12.しが農林漁業成長産業化ファンドの活用 13.福利厚生の一環としての当法人の活用 14.事業譲渡 15.特にない 16.その他 17.4% 27.5% 14.5% 10.1% 7.2% 13.0% 21.7% 10.1% 11.6% 13.0% 13.0% 4.3% 10.1% 4.3% 23.2% 5.8% 0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 1.資材の販売 2.農産物の調達、購入 3.経営戦略に関するアドバイス 4.経理、財務、法務、人事管理に関するアドバイス 5.システム導入に関するアドバイス 6.自社の人材育成、研修先 7.定期的な情報交換 8.融資 9.出資 10.共同での生産事業の検討 11.共同での加工販売事業の検討 12.しが農林漁業成長産業化ファンドの活用 13.福利厚生の一環としての活用(農業体験など) 14.農業参入の受け皿 15.特にない 16.その他

参照

関連したドキュメント

・各企業が実施している活動事例の紹介と共有 発起人 東京電力㈱ 福島復興本社代表 石崎 芳行 事務局

 「事業活動収支計算書」は、当該年度の活動に対応する事業活動収入および事業活動支出の内容を明らか

 高松機械工業創業の翌年、昭和24年(1949)に は、のちの中村留精密工業が産 うぶ 声 ごえ を上げる。金 沢市新 しん 竪 たて 町 まち に中村鉄工所を興した中 なか 村 むら 留

[r]

[r]

バーチャルパワープラント構築実証事業のうち、「B.高度制御型ディマンドリスポンス実

10 月 4 日 嶋川理事長 成瀬副理事長 谷口専務理事 深田常務理事

区分 事業名 実施時期