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高齢入院患者の長期入院の要因 ~ソーシャルワーカの立場からの検討~

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Academic year: 2021

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高齢入院患者の長期入院の要因 ~ソーシャルワーカの立場からの検討~ 中澤知早子1)、宮野伊知郎2)、西永正典3)、高田淳3)、矢部敏和3)、大崎康史3) 山崎直仁3)、安田誠史2)、笹栗志朗1)、土居義典2) 1) 高知大学医学部附属病院 地域医療連携室 2) 高知大学医学部 予防医学・地域医療学(公衆衛生学) 3) 高知大学医学部 老年病・循環器・神経内科学 1. 背景・目的 病院の機能分化とともに、在院日数の短縮化や在宅退院への移行が進められている中で、 多くの病院では退院支援が積極的に行われている。特に、長期入院の可能性が高い入院患者 には、早期からの積極的支援が必要となる。今回、大学病院における高齢入院患者を対象とし て長期入院の要因について検討した。 2. 方法 対象は、高知大学医学部付属病院老年病科に 2008 年 8 月~10 月に入院した 65 歳以上の 高齢者 108 名(男性 61 名、女性 47 名、平均年齢76歳)。入院期間が 30 日以上の長期入院群: 29名と 30 日未満の短期入院群:79名において、原因疾患、緊急入院の有無、ADL、認知症、 医療処置、家族構成などについて比較検討した。 3. 結果 長期入院群において、緊急入院(66%vs28%、p=0.001)、認知症あり(45%vs7.6%、 p 0.001)、排泄・入浴の介助必要(79%vs19%、p 0.001)の頻度が短期入院群に比し 有意に高かった。長期入院に対する年齢・性別による調整オッズ比は緊急入院4.6(95%信 頼区間1.7-12.4、p=0.002)、認知症あり10.5(95%信頼区間3.3-33.2、p 0.0 01)、排泄・入浴の介助必要17.6(95%信頼区間5.6-55.7、p 0.001)であった。原因 疾患では、脳血管疾患を含む神経疾患が長期入院の頻度が高かった(13人中10人)。また、 長期入院群において転院の頻度が有意に高かった(45%vs3.8%、p 0.001)。 4. まとめ 大学病院における長期入院の要因として、緊急入院・認知症あり・ADL 低下が明らかとなり、 これらの患者に対してより積極的な介入が必要であることが示唆された。 .

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