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発動発電機による地盤振動について

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Academic year: 2021

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発動発電機による地盤振動について長

札幌管区気象台地震係樹

最近,予備電源として気象官署に発電機が整備しはじ めたが,特に地震観測実施官署では,これら発動機の運 転│時に生ずる振動

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とよりjしばしば地震観測に支障をき . tこす事実が散見しはじめた. これは,電源室と地震計室 聞の接近,あるいは発動機の防振装置の不完全等による ものである.発動機自体の振動状況および,その振動が, 距離によりどのように減衰するかl乙ついて,

1

旭目川地万気 象台および で で、, この結果を述べる. 振動測定に使用した器械は,換振器としては動コイJレ 型水平動地震計(周期1.5秒,感度0.1V/kine)を,記 録器としては三栄製100-A型携帯用電磁オヌシログラ フ(使用ガルパノメーター:聞有周期300c/s, 感 度32 - ー 由m/mA)を使用した.換振器とガJレパノメーターは直 結し,倍率は地動の周期10c/sで約1500倍とした.記

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i主 iiit -Fig.l.旭川地方気象台構内の振動観測点 大 常 の 増 定 波

般 幅 こ 一 振 、 は ' す に は 示 期 時 を 時 る 型 止 い 波 停 て 弦 び し 正 よ 動 い お 作 し た 期 て 正 し 時 に 則 載 始 数 規 掲 開 転 て も 動 固 め 値 作 格 極 定 の 定 測 機 ' て の 動 が っ 動 発 る な 微 す と 却 運 と ・ 宝 口 加 じ 障 点 合 に 各 場 特 一 は た ' 寸 ‘ 間 し 同 時 転 日 定 運 当 則 で 定 荷 割 引 U 泊 乙 耳 札 口 口 ふ ' l 町 乞 し 的 勝 腕 C 臨 場 草 作 V J 発

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T 録 悶 転 なる気象上あるいは人工的な雑微動はなかった. 旭川地方気象台 (1959年9月25日測定) 当所は旭川市の中央部に近い所にあって,地質的には 沖積層上にあるが,上層は砂傑層からなり,地下10数/ mから頁岩,泥岩がみらわれはじめ,一般に建築には適 じた地盤とされている. 振動源である発動機は, 5KVA発電用の竪型単動 4 サイクjレ無気噴射水冷式ディーゼル・エンジン,出力10 馬力,定格回転数は1000R. P. M. ,エンヂン架台とエン ヂ μベッドの間には,金属スプリングで防振装置がほど こしである.エンヂンベヅドは上面270X 102

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2 さ145cm'のコンクリートブロックでできている.測定 点はエンヂンベッドの末端を距離

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の点として,発動 機から種々距離を違え,最遠地点49m まで、の間,

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地点 において (Fig. 1参照)振動を測定した.測定結果は, Table 1 F::.示すとおりである. なお, 乙の表には常時雑

卦 SapporoD. M. O. : Vibration of Ground Caused

by a Dynamo. (Received Nov. 20, 1959)'. 州 大 野 譲 調 査

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Fig. 2.振動の距離による減衰(旭川地方気象台) - 21~

(2)

22 験 震 時 報 25巻 1号 Table1. 旭川地方気象台における測定結果 a 振源ーから 発動機によるもの 常 時 微 動 脅 観 測 点 の 距 離 状 況ー 全 振 幅 ; 周 目耳 全 振 幅 J周 兵

B

ロ1 32μ3c1J3 S 1.μ 1 c1/15 O O エンヂンベヅート末端 ーA 7 9.1 17 0.4 20 地 面 上 B 15 3.,6 17 0.8 14 東側入口コンクリート台 C 26 1.8.' 17 0.5 17 倉庫コンクリート床面上 D 25 2.0 17 0.4 17 中庭入口コンクリート台

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41 1.5 17 0.4 25 - 北側空地地面上 F 22 1.7 17

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7 13 玄関コンクリート台上 'G 49

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7 13 コンクリートブロヅク台 S 30 1.7 17 0.6 17 地 震 計 台 法ただし,常時微動の測定は12時 --15時の聞のものである. 周期は,エシヂンベッド台ヒを除いては, 17 c/sでほぼ 一定しており,距離による周期の変化は認められなかっ た.発動機の振動が確認されたのはム=41m の E点ま でで,ム土49mのG点、では一般の雑微動中氏含まれ,判 別は不可能であった. この付近の常時雑微動は日中平均 0.6 f.L(16 c,/s) 程度で,道路に近い所ほど振幅は大きく ーなっている. 振源からの距離による振幅の減衰状況を知るためにグ ラフに示すと Fig.2の Cとくなる. こ れ で み る と ほ ぼ Exponentialな減衰傾向を示して いる. E点は特に振幅が大きくなっているが,これは空 地上に直接換振器を地面上に置いて測ったものである., 一般に,基礎の状況により振幅は異るが,堅聞で地下深 いほど振幅は小さい.基礎の点で,最もしっかりしてい る と 考 え ら れ る1地震計台上での振幅は, 1. 7μ が 測 定 され

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こ. 当所現用の53型 3成分普通地震計(倍率 60, 周 期 2 sec,摩擦値 0.1mm,制振度 8) で,記象紙上の測定可 能最小量は0.05m m程度とすれば,記録可能の下限は ほぼ 0.8'f.Lであるので, 明らかI乙発動機の振動の障害 を受けることとなる.発動機運転中,ー記録線が臼く太く なるのは当然であり,一般自然地震における初動の読み とりは不可能となる. 札 幌 管 区 気 象 台 (1959年 9月 18日, 10月 19日測定 実施) 当所は札幌市中心街より西寄りに位置し,第4紀 沖 積 層,豊平堆積物,札幌扇状堆積物とにある.表土は1 m ぐらい7で地表下2 m付近から砂牒層となっている.岩盤 と思われるものは,相当深部にあるらしいが明らかでな L ¥ 電源室は構内の東端道路わきにあって,地震計室とは 64mはなれている.振動源となる発動機は, 7.5KVA 堅 型4サイクJレ無気I噴射水冷式ディーゼル・エンyンで, 出力20馬力,定格回転数 1000R.P. M.,エンヂン架台 はニヰンヂンベヅドに直接ボルトで固定し,防振装置はほ どこされておらない.基礎のコンクリートベッドは上面 92 X 148'cm2で深さ 160cmのものである. エンヂンベァド付近では,振動が激しく測定不能のた め,ム= 5 mの点からムニ 64niまで 14点で、行った.測 定 点 は Fig.3 P::.示す. この中 A,C, F, Hお よ び K の5点は,直接地面上の測定で,他は構造物の一部を利 用した.各点の測定値を Table2K示した. 発動機の振動が観測されたのは,ム=64mの地震計台 の上で、からうじて観測される程度である.常時雑微動は,

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Fig. 3.札幌管区気象台構内の振動観測点 -

(3)

22-23 発動発電機による地盤振動について一一札幌管区気象台地震係 札幌管区気象台における測定結果 振源から の 距 離

Q u p i v 動骨 時,微 全 振 幅 ; 凋 常 況 フ一一一一一一一一一 10 11' _ 10 13 17 17 地 面 上 車 庫 入 口 コ ン グ リ ー ト 台 地 而 上 渡 り 廊 下 コ ン ク リ ー ト 床 正 面 玄 関 コ ン ク リ ー ト ポ ー チ 地 面 上 禽 庫 コ ン ク リ ー ト 台 地 面 上 倉 庫 入 口 置 石 上 入 口 コ ン ク リ ー ト 台 地 面 上 南 向 入 口 コ ン ク リ ー 卜 台 渡 り 廊 下 コ ン ク リ ー 卜 床 地 震 計 台 上 1.3 0.9 0.9 O. 7 0.9 1.2 20 11 11 0.4 0.6 0.2 ﹀ -期 一 パ 一 一 向 7 7 7 3 包 3 7 7 7 7 3 7 7 0 7 4 φ L 一 一 PL1E ム t tム 司 1 ム 句 l ム 11 ム 司 l ム ー ー ム ー ー ム ー , ム 唱 E ム 唱 E ム t , ム 噌 1 ム 11 ム る 一 一 一 周 一 ト由一一 乙 一 船三幅 動 一 一 振 発一全 状 μ μ 8 3 0 1 7 0 1 0 1 9 4 9 5 3 L F 抗 口 弘 1 4 丘 Q 山 E a Z 3 0 1 0 5 1 1 n 5 8 0 7 9 0 0 0 2 4 0 6 3 4 E 1 1 1 2 2 3 3 3 4 4 5 6 観 測 点 A B C D E F G H I J K L M S 振幅~距離による減衰は,ほぼ Exponentlal である. 振幅に大小のあるのは,測定点の地盤の状況によるもの であるが, D, G:点を除いてはほぼ減衰曲線上にある. 直接地面上で、測ったものは,構造物の一部を利用したよ りも,振幅が大きく出る傾向を示す. 当所現用のウィーへjレト式地震計(倍率90,周期5 sec,摩擦値 0.2mm,制振度 7) に 対 す る 影 響 を 考 え て みる.読みとり可能最小量を0.05mmとした場合, 記 録可能下限は0.6μ となり, こ れ 以 下 の 振 動 は 記 録 不 能である.それ故,発動機による振動の影響は,現用地 震計に対してはないことがわかる. 以上旭川

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1

ー札幌昨おける発動機による振動の状況を述 べたが,これらの事実からだいたい次のようなことが結 論される. (1) ,旭川および札幌では,地盤の状態が類似してい るので,振幅の減衰状況も極めて類似している. エ ン ヂ ン と エ ン ヂ ン ベ ッ ド の 間 に , 防 振 装 置 (金属コイjレばね)をほどこすことにより,振 幅は

1

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2V乙減じているが,馬力数が異るので同ー には論じられない. (3 ) 現用地震計に及ぼす影響については,一般に沖 積層上である程度しっかりした基礎上にある場合,地震 計と振源とをどれぐらい以上離す必要があるかlこついて は, Table 3で示、される. 後 fこ7ごし,常時微動の測定時は 10時 -12時の間である.

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ーN Table 2. sou. ノ 301 40 州 川 叫 今/U 4Ill11lA ハ (2) 10 Fig. 4. 振動の距離による減衰(札幌管区気象台) 平 均0.9μ(14c/s) で あ る が , 地 震 計 台 上 で は 特 に 振 幅は小さく, 0.2μ(11

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程度であった. ....:..

(4)

23-24 験 震 時 報 25巻 1号 Table 3.

1

訴 趣 竺│防振装置なし │防振装置付 ウイ ーへJレト地震計 60m以 上 3成 分 普 通 地 震 計 52m// 40m以 上 36m // 本測定は,本庁無線課の依頼により,札幌管 区地震係 が実施したもので,測定器械は本庁地震課から借用した・

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ふ リ:汗ワ門 Fig.5. 旭川における発電機振動の記録 - 24ー

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