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研削砥石の観察について 利用統計を見る

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(1)

研削砥石表面の観察について

(昭和39年9月10日受理)

西

On the Observation of the Surface

of grinding Wheel

ToshioKASAI

Synopsis

  It i・・b・e・v・d th・t th・・t・t・・f g・indi・g whee1.・u・fa・e,・h・ng・・頑与th・in・・ea・e・f・t・・k removal. The grinding operation has been studied rather microscopically;because・the grain− ・ip−・・・…findi・idu・19・i・h・・agrea・influ・nce・n▼茸h・fi嚇ξd澗f4・e…’、’パ   However, it is found that, in any grinding conditio五, the loading and㌧the iglazing occur

惣霊蕊=蒜㌔認;寧驚讐11騨蝶餓弊e

  In・hi・p・p・ち・h・・u・f・・e−9・i・ding・P・・a・i・nt,W4・灘h・;・漣nce i・, en6・b1・S・h輌nding f・rce and・h・fini・h・d・u・face・・ughness・・be ea・il騨;・ラu’i・d:ln.・・h鱒C・・u蝉・n・・f wheel surface, the fixed area of it was thrown ; Light泊n)・and’、 the i碑ensityρf}eflected light was measured by the electrical equipment with’

ヤsinfered「tyPe cadmium:sulfide

photoconductive ce11.

1 まえがき

 研削砥石の表面は研削作業の進行に伴なう研削体積 増加とともに変化しているが、砥石表面に平行光線を 照射し、その反射光量を各角度よりとらえ、電気的に 測定することによって研削砥石表面の変化を観察する ことが可能である1)。  研削砥石表面における砥粒切れ刃の先端状況が研削 仕上面に影響していることは、従来からの多くの研究 により実証され、砥石の切れ刃先端の高さの揃いを良 くすることが、仕上面あらさを向上する最大の因子で あるとされている。これらの切れ刃先端のなす先端角 2φは、単粒切削、単粒引かき、あるいは砥石面のナ イフエッジ型触針による形状測定2)等により測定され ている。その上、研削砥石は欠損、脱落、摩耗により その直径の減小を示すが、特に砥粒だけを注目すると あらゆる研削条件のもとにおいても、砥粒が工作物を 切削りすれば必らず砥粒の寧耗を生ずることが見出さ れている。同様に、目づまり、目,こぼれ等も生ずるこ とも考えられ、仕上面あらさ、および研削抵抗等も考 慮する場合、、「般に微視的な測定法によるものが多い

が、≡方讃繊観趣よ躍寮も酬鰯合もあ

る.tt,・

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本研究は・・騨の卿熟齢熟飾等}ここだ

わることなく、砥石表面に現われる現象ごある目づま り、、目っぶ孤自こぼれ等を同時に含む砥右表面変化 に着目し、砥石表面の反射光量分布の測定を行なっ た。     “:、     t ’t㌫

,1・・琴騨法..、t蕾バ:

 2.1実験装置

 砥石表面の反射光量測定装置としては、Fig.1に 示されるように島津製作所製の光学実験用スペクトロ メータを使用し、反射光量の電気的変換に光導電セル (東芝2PT−14)を用い、光導電セルの抵抗変化を ホィートストンブリッジ回路の一辺にとり、マイクロ ァンメータにより測定した。研削体積増加に対する仕 上面あらさは大越式表面あらさ検査機(縦1000倍×横

50倍)を用い、研削抵抗は新興通信製DS6−RX型

(2)

Fig.1 The optical −electrical equipmeut to measure wheel surface.    プ5..

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脚.k’ stbOvi“ご   久噌巴

      冗解典ccA K do Fig.2(a) Diagram of grinding dynamometer. 動歪測定器、およびペン書きオッシロにより測定し、 Fig.2に示される装置を使用した。’、

2.2測定方法

 砥石表面の測定にあたって、光源側と受光側の光軸 のとり方により種々の測定方法が考えられる。測定さ れるべき砥石表面を、スペクトロメータ・一の回転軸の 申央にセットし、Fig.3(a),(b),(c)に示され る測定方法を用いた。Fig.1のブリッジ不平衡電流は 光源ランプの電源トランスにより調整した。なお、砥 石の円周面に平行な反射面角をcr・=o°・とおき、0°∼ 25°の間で測定を行なった。

77

 研削体積増加に対する砥石表面の測定は第1,5i 10,20,40,80面と行ない、同時に研削抵抗と仕上面 あらさを測定した。

 2.3実験条件1

 岡本精密平面研削盤に砥石を取り付けて、表1に示 される研削条件により、比較的機械加工性の劣る高マ ンガン鋼を湿式研削した。          表・1 (1) 湿式平面研削       /    研削液:コシロケンSE504.50倍溶液

(2)砥石:WA60KV, WA60MV

(3)

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山梨大学工学部研究報告

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(8・):

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 (Bs’) (B6) Fig.2(b) Bridge circuit for grinding force. Fig.3 The methods of reflection on     wheel surface. (a) (b) (c)    砥石周速:1200m/min (3)被加工物:高マンガン鋼、50mmφ    切込み量:10μ    被加工物速度:v=7.5m/min    横送り:1.5mm (4) ドレッシング条件(ダイヤモンドドvッサP    による)    切込み量:10μ      J    横送り速度10.06mm/rev,0.24mm/rev.    横送り回数:1往復

  3 予備測定

 Fig,1に示される装置により、砥石表面の砥粒の 分布する一定面積に平行光線を照射すると、反射光量 は砥粒、結合剤、ならびに空隙によりなる凹凸の各角 度に対する光量割合を示し、仮りに砥石表面の反射率 が一様であるならば、反射面積の割合を示すことにな る。  反射光量とブリッジ不平衡電流の関係を予じめ測定 した結果、次の関係式が得られ、光量変化は距離変化 により測定した。    10g (1/12)=ai十b

   1/12㏄Ω㏄S

ここに、1は光源と光導面セルとの距離、iはブリッ ジ不平衝電流(μA),Qは光量、 Sは反射面積を示す。 a,およびbは定数で光導電セル前面のスリットの大 きさ、ブリッジ電圧、およびブリッジ抵抗により異な り、表2に示される。       表 2    a=0.00594    b=0.7605

(4)

光源側スリット: 6mm×10mm×長さ15mm

受光側スリっト: 2・Mm×10mm×長さ30mm ブリッジ電圧:60ボルト ブリッジの各辺抵抗: 300Kn

  4実験結果

 図3(a)に示される方法により光源側光軸を0

=45°に固定し、受光側光軸の角度δを変化させて、 αに対する砥石表面の凹凸による反射光量の関係を予 備的に検討すると、  1 砥石表面の各角度に対する反射量は、砥石表面 全体においてほぼ同じ形をとり、砥石のドレッシング の際の回転方向に対しても差が認められない。これは 砥粒がドレッシングにより壁開するために、凹凸が砥 石表面全体に同じ形をしているものと推定される。  2 砥石の種類と反射光量の関係は、各角度に対す る電流値が砥石の色、砥粒と結合剤の反射率の差、そ の他により独自の傾向をみせ、その一例がFig、4(a), (b),(c),(d)に示される。WA80JVは白色、

WA60MVは淡紅色、 A60KVは灰色、 A60MVは

茶色である。  3 砥石表面にアルミニウムの蒸色処理を行なうと 反射率が一様になるためにFig.4に見られるように 砥石の種類に関係なく概して同じ傾向を示し、無処理 AS § 量 ぎ ? き 三 ミ Fig.4(b) Relation between unbalanced cu’窒窒?獅煤@and αo ミ ’D § 言

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2∫ゆ Fig.4(c) Seft e・o e“

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79

(5)

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40

5

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12。

2ξ゜ Fig.4(d) AβeM v’ w似工郵1・。・協 ・・∼・い・・lt・“ t2 D〈 ’ Relation between unbalanced current andαo o  4 砥石表面の凹凸により入射光および反射光が遮 ぎられる。因みにFig.3(b)のように、光源側光軸 と受光側光軸を常に90°に保ち測定を行なうとFig・5 に示されFig.4と異った傾向になる。  したがって、比較的凹凸により光線の遮ぎられるこ とが少いF三9.3(c)の測定方式により砥石表面の測 定を行なった。  4.1研削体積と砥石表面変化の関係  研削体積の増加に伴なう砥石表面の変化は・α=25・ の場合のブリッジ不平衡電流をに0μAにセットし・α =0°における電流値を読み、ヒストグラムを得た。

一例としてwA60Kvの結果をFig.6∼12に示す。

このヒストグラムに見られるように、砥石は一般的に ドレッシング直後は集申的な分布を示すが、研削が進 行するにっれて広い分布になり、その上α=25°に対 するα=0°の相対的反射光量が増してくる。この相 対的反射光量の平均値の変化は、Fig.13∼16に示さ れ、研削体積が非常に少い場合は急速に増し、その後 はほぼ直線的に増加している。Fig.12∼16に示され る電流値を光量割合ηで示すと ’ 40 完 寸プ・

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zs°      ’基゜      o° Fig.5 Relation between unbalanced     current andαo の場合の数倍の感度を示している。アルミニウムの蒸 着厚さは400∼500A程度であるから、砥石先端が平 坦になるためより、むしろ結合剤や砥粒の反射率が増 加し、その上、二次反射、三次反射が影響するものと 推定される, ,ζ ’P

ξ 、’ ● n ’ro ㌔ 擢 o ぺs も o ミ o ’ ⊥o o ⇔ 0    よ /0    /5       蝋もα1“叫c卿Ψ碗{ bvA) Fig.6 Distribution of unbalanced cuTrent     inα=0°tp cr=250

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  1o    ’ま    20 吻ムA∫‘v−¢eD(t i4・Pbeivt t(ノ4) Fig.10 Distribution of un§alanced currept        inα=0°to・α==250 8,1

(7)

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山梨大学工学部研’究報.告

第15号

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グ9・ ,三 急      o    ¥oo   800   μo。   ↓6。。        ㎡説鰍. VAe(。nWtつ   ” Fig.16 Relation among unbalanced current, grinding foエce,     surface roughness and stock remova1. _Qo。     AB25。         ho。 η一ト房’一

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ここでQは予備測定で求められた

        A

式により得られ、ABは砥石表面の 受光スリットの撮影、hは砥石表面        Aからの凹部の光の到る深さ。ABお        Aよびはh幾何学的に得られ(AB25・/ ABo・)(ho/h25。)÷1より、ηを研削 体積の関係はFig.17∼20に示され る。  研削体積増加に対する反射光量割 合の上昇は、砥粒先端の摩耗、構成 刃先の発生、あるいは目づまりによ るものと思われ、砥石表面は感触に おいても凹凸がなめらかにi変化し、 肉眼的には次第に構成刃先、ttあるい は目づまりをなす切り屑で黒変して いる。 4.2 研削体精と研削抵抗  研削抵抗は一般に研削開始におい ては小さく、ある程度まで上昇し、 その後はほとんど一定である。ドレ ッシング直後においては、不安定な 砥粒の脱落、および鋭利な切れ刃に より切削するために抵抗値が小さい ことはうなづけると思う。なお研削 抵抗力の水平分力が垂直分力の1/2 を示し、この実験においては砥石、 ドレッシング条件による差が認めら れない。  4.3研削体積と仕上面あらさ  仕上面のあらさは研削体積増加に 伴い上昇し、しかもドレッジシグの 際のテニブノレ横送りの差がは.6きり と表われてVN’る。砥石表面は変化し ながらも1、研削抵抗はあまり変化な く、仕L面あらさが悪化しているの ’は、仕上面上の切り残し量が砥粒切 れ刃の鈍化のために増加するのが大 きな原因:である。∵ 83’

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2 ㌔ 迂, ㌣ St−’ P 0 Fig.17 go。   8eo   t200   tSoe   st。vk veva。VPtZ 口め Relation between reflecting ratio and stock removal. 2  5 ぶ’ 亡 0 o Fig.19 4e。   ♂θθ   ’2。。   ‘60θ   St。しk爬蹴。v・Z“・み Relation between reflecting ratio and stock removal. 2  ち 享、 ↓

    /°

 0     “oo     roO     ’200    ∫600       gt。 cピre蹴。va2 (軌微り Fig.18 Relation between reflecting ratio     and stock removal. 2  k R.’ こ o θ Fig.20 例6ρ岬(由・∬;率・4例臨) Li」)0   8θo   ’ユoo   ‘‘σo  st。ck九L縦性ε (領伽杓 Relati皿between reflecting ratio and stock removal

  5 あとがき

 以上砥石表面変化を反射光量により測定したが、研 削体積増加に対し、砥石表面のcr=2S°aに対するα =0°の反射光量割合が、直線的に増加することが判 明できた。ヒストグラムが体積増加に伴ない広い分布 になるが、これは測定に際し砥石軸より取りはずした ため、砥石の偏心が十分考えられる。この欠陥を直し て再度検討したいと思っている。  終りに、終始御指導を頂いた山梨大学織岡教授に深 甚なる謝意を表します。         文   献 1 津和:砥粒の摩耗、機械の研究 15.7(1963.7) 2 織岡、村田:砥石表面における砥粒分刃の先端  形状にっいて、山梨大学工報 第12(1961.12)

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