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IRUCAA@TDC : №9:純チタンの腐食挙動に及ぼす腐食因子の検討

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Academic year: 2021

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

№9:純チタンの腐食挙動に及ぼす腐食因子の検討

Author(s)

武本, 真治; 原田, 麗乃; 染屋, 智子; 田中, 健介; 木

下, 英明; 服部, 雅之; 河田, 英司

Journal

歯科学報, 115(5): 475-475

URL

http://hdl.handle.net/10130/3847

Right

(2)

目的:チタンやチタン合金は優れた機械的性質と生 体親和性を有しているため,歯科用インプラント材 料や義歯床用材料として用いられている。しかし, 稀ではあるが,脱離したチタン製インプラントやク ラウン,チタン合金製義歯床に変色が認められたと の報告がある。それらの変色の原因物質として,齲 蝕予防剤に含まれるフッ化物や義歯洗浄剤に含まれ る過酸化物,口腔内微生物の代謝物としての硫化物 が挙げられている。本研究では,純チタンの口腔内 での腐食挙動に及ぼすフッ化物,過酸化物および硫 化物の影響を比較検討した。 方法:試料は鏡面にまで仕上げた純チタン板を用い た。溶液には,0.2%フッ化ナトリウムを含む酸性 生 理 食 塩 水(pH5.0:F 溶 液),酸 性(pH5.0)ま たはアルカリ性(pH10.0)に調整した0.5%過酸化 水素を含む生理食塩水(AHO 溶液,BHO 溶液), および2%硫化ナトリウム水溶液(pH11.3:S 溶 液)を準備した。腐食挙動は各溶液に鏡面研磨した 試料を7日間浸漬する静的浸漬試験により評価し た。浸漬後,試料を溶液より取り出し,蒸留水で洗 浄し色彩計で L*a*b* を調べ,色差(ΔE*ab)を算出 した。また,溶液中に溶出チタン濃度を高周波誘導 結合プラズマ発光分光分析法により調べた。 結果および考察:F 溶液に浸漬した試料のΔE*ab 値は約37であり,溶出したチタン量は102μg/cm2 で あった。AHO 溶液および BHO 溶液に浸漬した試 料のΔE*ab 値はともに約30であった。溶出したチ タン量は,AHO 溶液では0.8μg/cm2 であったが, BHO 溶液では97.5μg/cm2であった。S 溶液に浸漬 した場合,ΔE*ab 値は約25で,溶出したチタン量は 1.5μg/cm2 であった。これまでの報告で,変色した チタン表面は酸化によって酸化膜の厚みが増大して いることが明らかになっている。これらのことを考 慮すると,F 溶液および BHO 溶液ではチタンの溶 出を伴った腐食であり,過度の酸化の進行によりチ タン表面の不動態被膜の破壊を伴って変色している と考えられる。一方で,AHO 溶液および S 溶液で は,表面からの酸化の進行が酸化膜の厚みを増加さ せ,光の屈折による干渉作用による変色であると考 えられる。 目的:2009年 Hynes らは腰椎固定術の新しいスク

リ ュ ー 刺 入 法(CBT : Cortical Bone Trajectory) を報告した。本法はスクリューの大半が皮質骨内を 通過し,固定強度が高いという論文が散見される。 本研究の目的は,有限要素解析(FEA)およびヒ ト腰椎を用いた力学的試験で CBT の有用性および FEA の妥当性を検証することである。 方 法:患 者38名(男 性26名,女 性12名,平 均67.6 才)を対象として,有限要素プログラム(メカニカ ル フ ァ イ ン ダ ー)に て 第5腰 椎 お よ び 直 径5.5 mm のスクリュー(メドトロニック社)の FE モデ ルを作製した。CBT および従来法で挿入したスク リューを3N ずつ引き抜き,Imai らの報告をもと に1個以上の要素が破壊された時点の引き抜き強度 を比較検討した。次に東京歯科大学解剖学講座所蔵 の日本人実習用遺体5体(男性)からヒト腰椎(10 %ホルマリン固定)を試料として採取した。この試 料に CBT と従来法で片側ずつスクリューを挿入 し,万能試験機(オートグラフ AG-120kN,島津) を用いて1mm/分の速度で引き抜き,そのときの 最大荷重(N)を計測し破断強度とした。さらにそ の FE モデルを作製し,挿入したスクリューを引き 抜き,椎体にかかる外部拘束量の総量が減少に転じ た時の値(N)を破断強度と定義し,力学的試験の 結果と比較検討した。統計には students t-test を用 いた。 結果および考察:FEA による平均引き抜き強度は CBT78.3±31.3N,従 来 法40.9±24.7N で あ り, CBT が有意に高かった。ヒト腰椎を用いた力学的 試験では CBT551.4±281.5N,従来法427.9±224.8 N,FEA では CBT716.4±356.4N,従来法590.2± 328.4N といずれも CBT が高かったが有意差を認 めなかった。屍体実験と FEA の破断強度の比は CBT0.70,従来法0.80であり,FEA の方が高い傾 向にあった。今回 FEA および屍体腰椎による検証 で,直径5.5mm のスクリューの固定性は CBT が 従来法よりも高く,有用である可能性が示唆され た。ヒト腰椎を用いた FEA の有用性の検討では, 破断強度は FEA の方が力学的試験よりも高く,今 後さらなる検証が必要であると考える。

№9:純チタンの腐食挙動に及ぼす腐食因子の検討

武本真治1)2),原田麗乃1),染屋智子1),田中健介1),木下英明1),服部雅之3),河田英司1) (東歯大・理工)1)(東歯大・口科研)2)(岩手医科大学・医療工学講座)3)

№10:有限要素法およびヒト腰椎を用いた腰椎手術におけるスクリュー固定性の解析:

Cortical Bone Trajectory と従来法の比較検討

二宮 研1),白石 建1),青山龍馬1),海苔 聡1),穴澤卯圭1),新井 健2),堀田 拓1)

渡部逸央1),阿部伸一3),松永 智3),吉成正雄4)(東歯大・市病・整外科)1)

(東歯大・市病・リハビリテーション科)2)(東歯大・解剖)3)(東歯大・口科研)4)

歯科学報 Vol.115,No.5(2015) 475

参照

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