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IRUCAA@TDC : 戦時中並びに戦後の栄養不均衡が児童の齲歯発生及び永久歯萌出に及ぼした影響について(完)

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Academic year: 2021

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(1)Title. 戦時中並びに戦後の栄養不均衡が児童の齲歯発生及び永 久歯萌出に及ぼした影響について(完). Author(s). 奥村, 鶴吉; 榎, 智光; 伊丹, 一男; 中本, 徹; 野口, 俊雄; 榊原, 悠紀田郎; 柴崎, 佐平; 高木, 圭二郎; 竹 内, 光春. Journal URL. 齒科學報, 50(2): 31-36 http://hdl.handle.net/10130/1795. Right. Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/.

(2) τ. 31. ・歯科學報. 第50巻 第2’号. 昭和25年10月1目. 究. 研f. 戦時中並びに職後の栄養不均衡が免童の鶴歯発生及び永久歯萌 出に及ぼした影響について (完) 東京歯科大学口腔衛生学教室. 脚光劾郎.    箆田.    弊悠. 品智き紀. 原環   報  力 覆き    さ析.         おく. むら    つる    きち. .教授 医学博士   奥. 村  鶴  吉.   い だ み  かつ  お. なか  もと   とおる.  伊丹 一男. 中 本  徹.   しぼ ざな   さ  へい. だか  ぎ  けいじろう. の  ぐち  とし お. 野口 俊雄 たけ うち  みつ はる. 竹内 光春. 高木圭二郎.   柴崎 佐李. (この研究は昭和二十三年度文部省科学研究費による研究である). ② 騙蝕罹患歯牽.  職前との比較  昭和十五年に行つた調査(丈部大臣の諮問に対. 第8表の如く,都市は農村より男子5.00%,. ︷. する学校歯科医大会の答申「生活環境より見たる. 第9表 100入当り乳歯蠕歯数. 児童生徒の鶴歯の現況」)と比較すると,第7表に、. {男. 示す如くである。. 現存孚L歯数. 職   前 (昭和15年). 男一女. 都 市. 男一女. 農. 村. 晶. 後鶏. 職傭︸.  第7表 職前と職後の乳歯齢蝕罹患者率比較. 23.13%. 68.SO:ヒ0.82. 92.53±0.15. 69.24±0.84. 23.29. 81.58±0.37. 57.90:ヒ1.09. 23.6S. 80.94:」:0.32. 59.13±1.1ユ. 21.81. 女. 子. 農村・. 都市. 農村. 踊響する. 職前∼職後. 91.97±0.f5. 都市. 子. 300,00. 6∼8  〃. 4%.00 200.00 500.00 218.19. 9∼11  〃. 4翻.3ユ. 164.65 418.75 279.25. 12∼14  〃. 349.41 280.48 322.56 259.5≦. ユ5∼17  〃. 315.16 259.58 316.64 215.8G. 18∼20  〃. 289.6ユ.  印ち,都市,農村共,職後(本調査)は戦前に,. 計. 比べて,齢蝕罹患者率は著しく減少している。大. 193.02 291,駈 188.29. 309.70 2曾3.24 309.84 218.081. 体男女共23%内外の低下を見,しかも戦後の都市. 女子6.87%高率を示し,その差は有意である。. 見童は戦前の農村児童より10%余りも低率を示し.  男女聞の差異は,蠕蝕罹患者率の場合と同様女. ているo. 子は男子より稻≧高率を示しているが,有意の差        ではないo  て3)100人当り鶴歯数.          第8表 乳歯薗離虫罹患歯率. 子. 女. 子. 男. 農. 農. 都. 村. 市. 18.26:ヒ0.18%. P1∼P2 有意性. 13.26土0.1S%. 、5,00. 19.7.  第9表に示した如く,男女共に. 都. 村. 市. 20.26土0.19%. 13.39±0.19%. 6.87 25.3. 都市は農村より多く,これを現存 乳歯の数により六群に分つて観察 すると,翻蝕罹患者率の場合と同 檬に,現在乳歯数の多い群ほど鵬 歯i数が少v・。.

(3) 2. 32.  (∬)永久歯(第一大臼歯)          目的からみても,本歯牙の蠕蝕が最も意義がある 萌出永久歯の中,蠕蝕に罹患しているものは,  ので,永久歯の翻蝕は,第一大臼歯のみについて 蝿の大部分が第一大臼歯であり,また,本調査の  論することとした。.                第10表第一大臼歯編蝕罹患者牽 鼠歯繭霞者に対する. 調査人員に対する第一大臼歯鶴蝕羅患者率 男. @    同歯牙騙蝕罷患歯率. 子. 都 市. 農 村. の 較. 都市降村. 農 村. 都 市. 3,ま83. 2,e45. 3,020. 1,96◎. 2,go2. i,756. 610.  395. 711. 482. 6コ0. 395. 農 村. 都 市 露,767. ち737. 711. 482.      12翫70±α8912乳75±1加. 19・16士0川9・31土0β9 23。54士0.7724.71士0。98 21.G2±0.766β牙49±qg9.     1. 農. 都 と 農 と. 所数 羅摩. F者蝕者 D有騙患. 検査 人 員. 女    子. 子.  女    子. 男. B∼鳥.  農  ◎.15.  農  1.17. 。47. 有意性. 0.13. 0.94. .18. 農  2.◎5 1,51ノ. 大臼歯編蝕罹患者率を算出し,観察すると第11表.  〈1)鶴蝕罹患者率  先す都鄙別,男女別に蠕歯罹患者率をみると,. の如くであるひ本表によれば永久歯保有数の多い. 第10表に掲げた如く,調査入員発員及び第一大臼. 群ほど鯖蝕罹患率が高い。そしてこの傾向は,都. 歯繭出者に対しての伺れにおいても’男女共農村. 市,農村共同じである。蔀ち,第一大臼歯が,繭. 勝は都市より僅かに高率を示しているが,その聞の. 出後,口腔内に永く在るものほど,宏いかえれぽ,. 差異は有意でな (oしかしながら,女子は勇子を. 局所的に翻蝕を惹起すべき原因に蒔聞的に永く曝. 都市,農村共凌駕し,その差は有意である。. されてV・るものほど,蠕蝕に多く罹患している事.  次に現存永久歯の数により,五群に分つて第一・. 実を知る。しかし,現存永久歯の多い群でも,少. 第11表第一犬臼歯蠕蝕罹患者峯(現存永久歯数別) 性. 現  存. ロ久歯数. 都       市. 調査順騰難陣蝕罹患都. 農       村. 雛順鵬難陣講辮. 都市と農村との差異. 込一瑠肴意性. 男    子. 337. 16. 4,75±1.16. 303. 21. 6.93±ユ.46. 農 2.18. t2. 4∼ 6. 1,362. 199. 13.61±0,93. 733. 116. 15.S3士ユ.35. 農 2.22. 1.4. 7∼ 9. 792. 197. 繋7.◎2±ま.喜8. 38◎. 三1◎. 28.96圭2.33. 農1.93. ◎.7. 10∼12. 519. 177. 34.10±2.08. 387. 192. 49.6工±2.蔭4. 農15.51. 4.7. ユ3∼. 1. 1. u. 7. 63.6i±14.50. 農36.36. 欝. 2,948. 590. 20.◎2±0。74. 1,814. 446. 24.9訴士1.0勲. 農 4。93. 3.9. 1∼ 3. 211. 13. 6,16士1.66. 磐23. 7. 3.14±1.17. 都 3.02. 1.5. 4∼ 6. 1,獅8. 鍛8. 18.83士1.G2. 645. ユ17. 18.14±1。53. 都 0.69. 0.4. 7∼ 9. 804. 225. 27.99±ユ.68. 4ユ7. 116. 27。舘士2.91. 都 0.17. 10∼12. 749. 302. 40,32圭1。79. 443. 1S2. 41.08ま2.34. 農 0.67. 0.3. 13∼. 5. 3. 60。o◎士盆ヱ.91. 12. 5. 41.67士挫.23. 都ヱ8.33. ◎.8. 計. 2,927. 761. 26.00±0.81. 1,740. 427. 24.54士1.03. 都 1.46. 1.1. ユ00.00. 0.1,. 女    芋 ’. ゴ∼ 3.

(4) 3 33、. 等 雲 寒 ; 暮. 舘 自. : 鍵. 爵 鶏 二 コ コ. ’詰. 的F︷.. 暮6引亀呂 塞. 潰. 專6引挙◎○. 蕊. §. 蚕 さ 爵. 惣    鑓. ≒o制肩肖. お. 斜. 寳. 塞. 嶺6唄鎚菖 暑. 鵠6刑霞鴻. 房6引琴享. 震o唄塗,療. 肩o十1詔6. 姿. 蓉6制茎o. 扁6制零広︶,. 容器 懸騨. 彊     轟. 序               鰍. 蝋恕組聯 懸麺旨 魍胆趨. 乖. 麺蟹. 剖梅. 蕪麺旨 麹胞課. 。ゆ櫓膨訣ゆ躯釈9癒魍q楚辮魚悔魍鯉ミ*︵龍︶. 韓颪. 曇. 等話. 盤6報馬o引母o 爲 容6引亀菖 睾 鵠凶遡. 爲6旧努◎D. 叢 竈. 自◎り巡. 懸駅e司掌鱗謁領韓. 想額拠 霞ζ幽 訣ゆ躯映9癒魍掴牽 癒螺 逮ゆ駆茨思懸麹掴攣. 震 鍵. 暑 窪 等. 爲6制璃① 零叙鎧 零o刑胃黛 窪 お6轟忌6舶零: 導6刑努享 曾 爵凶躍 窪 爲6刑簿⑦ 蓉㌶ 瑠 6 剰 零 黛 苫6轟 弩6旧崔o 導6轟自o十零o 認 需o紹零州 睾 房颪秘 岩 6 旧 守 二 ま 鵠 6 制 遷 α ○ 馨 婁6 奪ゴ $越鰹 δ6唱鵠繧 奪 斗6刑自白 馨 鏡6轟 露6引篭享 等6引震; 雪 霞越翼 謬6引需導 豊 専6引竈露 婁 容6制♂6. さ6羅. 囲. 8φ遜 鏡6唱霞σり 甕 房6最 お6覗霞回 雷辰幽 鋸6旧亀㏄ 甕 苫6韓 餐6韓自o覗扇o. 舘6羽潟鎗 辱㌶ 器 露面秘 專6唱容白 馨A酢 H コ 畠 湊6脳 鎗6唄零㎝ ε86・H鎚;寮 鵠6刑肩雪 §高 寒 潰瞬脳 等6刑鋸繧 ま 呂6唱96 鵠 ち6羅 き6引鎚o 雲 肩o引舞回 § 慕 寵 お6報潟o引遷目 韻6胴亀瓢 蟹㌶ き 震め鑓 類 6 刑 母 鷺 塞 舅ゴ 簑6 濤6唱警§ 霧 器薗躍. 這6引謬穿. 罵6刑鵠§ 馨. 窪6刑爵爲 羅. 呂凶鞘. 86引ミo 温. ε6轟 鋸6舶串: 巽 き6韓昌o羽90 警. 零o引$回 § 專6引$響 婁 麗蕗. 憲. 雪6十茎o 零o舶鈴6. § 弩濾 癒螺 笹     轟. 訣ゆ胴、茨鼠懸魎掴攣. 需6唱鷺◎D. 鶉6覗薯6静. 畠6唱蕊σ5. 鶏 需轟 震6制ζ越 扁頬秘 逡6唱霞曽 鋒. 薦お 岩蔚巡. 鵠越引諸ゐ甚. 透6刑囲歪 塞 ヒ. 曾イ醜. 懸螺. 甕ごξ. 諸魂 露6引扁白 論 鶏羅 お6唄冷o 農6翻零o引零o 鵠 馬融 露6唱緊o 寮. 葱    翼. 坦髄斡 爵∼或 訳ゆ躯較思癒魍掴攣. 卵             献. δ. 翻蟹. 癒麹綱攣 懸魍旨. 魍鯉叡,. 魍蟹. 懸麺掴攣. 円 }L 隔 布. ←      隔. 円      緊. v. セ. 塞・. 寸. ㎝. 塞一. 、㊤. 蔚. ①. ㊤. Qう. ⑦. ●. 轟司駅櫃e韓渕. 寸. δ固福. δ1罷. 回    昏ミ. 潤@Q. 瓠 瓠. 璋条.鯉 躍 離蟹 Q 魍 皿 照− 紙榔蓉甑. ‘. )r除゜r.

(5) 34. 4. い群でも,都鄙別に比べた場合,農村は都市より. 大体において僅かに高牽であるoこの農村は都市 より高率であることは,第12表の麟蝕罹患歯率に ついても,同じである。.  男女別に比較すると,都市においても,農村に おいて恩,大体各群共女子が高牽であるが,その. 蝕罹患者率の場合と同様であるo. 輔と砒璽  100入当り第一大臼歯翻歯数を職前の煉況と比 較すると,第14表に掲げた如くである。. 第腰…入当媒吠晒融礁覆比較). 差は有意でないものが多いo. 都   市. 農  村. 男.  (2)齢蝕罹患歯率.  第一大臼歯齢蝕罹患の1庚況を,男女別,都鄙別 に,上顎及び下顎につV・てみると,第12表の如く. である◎鄭ち,男女共に齢蝕罹患歯率槍査歯数に. 女. 男. 女. 本調査. 3曾.亨7. 47.28. 36.28. 51.49. 文部省調査. 4◎.◎0. 60,00. (昭禾口至∼3年). (昭和ユ5年). 露◎.00 30.00. 対するDF歯数は,農村は都市より高率であり,. 華溝鋳減7,23 減12、72 墨曾 ユ6.28∫曾 21.49. 且つ有意の差を認める。しかしながら,女子は男. 盤率囎灘・囎蝦% 櫓螂9%}秘1・74%. 子より,下顎は上顎より高率を示し,その差は有 意である。           眺. について干歯に関する特殊調査」として行つた成.  次に翻蝕罹患歯の程度をみると,その大部分が qに網当するも¢∼で,、他は微々たるものであるo.  処置歯ほ極めて少く,都市農村共DF歯総計の 一3−一%を出でな㍉(◎一一一一一一一.  (3)100人当り齢歯数.  1GG人当りの第一大臼歯齢歯数は,後掲第14表 上欄に示した如く,全休的には都市は農村よりも. 男女共に僅ではあるが少い◎男女別に観察する と,女子は男子より多い。ζの傾向は,第一大臼 歯蠕蝕罹患歯率の場合と同檬である。. 現存永久歯数 都市. ・−3鷺す. 農村は増加してV、ることがわかる。しかも職前の. 都市は,農村の二倍の数字を示していたが,職後 の本調査においては,農村は都市を凌駕し,且つ 職前の都市兇童の歌況に極めて近接した歌態を示. しているoしかし都市の低下は,戦前の農村にま では達していない。男女別についてみると,女子 は男子より農村における増,都市における減の数.  前蓮の増加及び滅少数を,本調査を基準として. 子. 女. 子. 農村. 都市. 農村. 5.81. 9,24. 7。41. 5.38. 4∼’6 ・〃. 21,97. 27.69. 31.43. 3t47. 7∼9  〃. 47。39. 53.68. 翻.10. 57,31. 玲∼12  〃,. .訪9,6s. 99.勉. 78.04 ’81.26. 13∼   〃. 100。00. ユ27.磐7. ユ5⑪.00. 績である。.  第14表によつてみると,戦前より都市は減少し,. が著明である。.    第13表 100人当り第一大日“歯編歯数. ・睡.  この職前の数字は,昭和15年に交部省が七府縣. ユ25.00. 百分率で表すと,都市は男子22.oa%,女子26.86 %減少,農村は男子44.89%,女子41.74%の増加. を示し,都市の男女及び農村の男女は,略同牽の 増減琴§をV・ることが判明したQ.   五総括並びに考察  職時申並びに戦後の栄養不均衡が,見童の齢歯 発生及び永久歯繭出に如何なる影響を及ぼしたか を究明することは,騙蝕問題を解決する上に,極 めて有力な手段と考え,昭和16年4月1日から同17.  攻に現存永久歯の数により五群に分つて観察す. 年3月31日までに出生した見童10,ユ98名(都市620. ると,第13表の如く永久歯数の少いもの鄭ち永久. 3名,農村3995名)につき,昭和23年9月より12月. 歯の萌出遅延しているもの程100入当り鶴歯数は 少い。性別には舅子は各群共に農村は都市を凌い. に至る間に亙つて歯牙の樵査を行つた◎.  その調査成績並びに栄養妖況の推移について. でV・るが,、女子は五群中三群は農村が,二群は都. は,前記の通りであるが,その威績を総括し,考. 市の方が多い数字を示していぐ。大体の傾向は蠕. 察すると,次の如くであるb.

(6) 5. 35.  (一)永久歯の繭出歌況  永久歯の萌出朕況は全般的に,・都市,農村共に. て興味ある事実である。.  郎ち,現存永久歯数別にみると,雨出の早いも. に上下顎第一大臼歯,上顎中切歯,下顎側切歯の. の程,騙蝕罹患傾向が大であるが,都市農村を比 較するど,農村は都市より永久歯の萌出が邊V・に. 繭出遅延は著二しく,大体一ケ年の遅延を認める。. 恩拘らす,鶴蝕罹患が高率である◎從つて,鯖蝕. これらの歯牙は,その石次化の開始時期が,太干洋. の罹患は,軍に永久歯の萌出後の期闇の永さばか. 職雫の熾烈を極めた頃郎ち食生活を中心とする生. のでなく,都市と農村という環境的因子がかなり. 職前に比べて遅延していることが認められる。特. 活環境に激変を來した時期に網当するため,それ. 作用していることが窺えるゴ. らの環境的因子が,永久歯の繭出を遅延せしめる.  性別には女子は男子より高率である。. 一因をなしたであろうことは推測に難くはない。. .(の戦前との比較.  次に都鄙別に繭出朕況をみると,農村は都市よ.  編蝕罹患状況について,本調査と職前の調査と. り繭出の遅麺iしていることを認める。しかしその. につき,乳歯鶴蝕罹患者牽並びに第一大臼歯の100. 差異は職前に対する職後の逞延程顯著ではなV・. 人当り鶴歯i数とを比較してみると. が,特に上下顎第一大臼歯,上顎申切歯,下顎側切.   (1)孚L歯蠕蝕罹患者牽は,都市,農村共に職. 歯において有意の差異を認めることは,何等かの. 後の本調査におV・ては約20%余の低率を示し,都. 環境的因子を考えてもよいのではないかと思う◎. 市は職前の農村より更に10%余りも低率であるo.  〔⇒ 翻蝕罹患歌況.   (2>第一大臼歯の100人当り蠕歯数は,都市.  齢蝕罹患扶況iでつV・ては,先す・i都市と農…村とに. は戦前まり低下しているが,農村においては戦前. ついて観察し,次いで職前,職後の歌況について. より増加しているのをみる。. 観察し,最後に歯牙萌出朕況その他と関蓮せしめ.  前記の翻蝕罹患歌況を通覧すると. て老察してみたいと思う。.  都市農村の比較においては,乳歯の鶴蝕は都市.  (1)都市と農村との翻蝕罹患状況. は農村を凌駕し,第一大臼歯の歯離虫においては,.  都市と農村との齢蝕罹患状況を総括的にみると. 農村が都市を凌駕している事実を知つた。.   (1)乳歯におヤ・ては,.  しかし,歯牙の萌出数を基準として蠕蝕罹患状.  齢蝕罹患者率ジ騙蝕罹患歯率,100人当り齢歯数. 況を観察すると,乳歯,第一大臼歯共に蠕蝕罹患. 共に都市は農村を有意に凌駕してV・る。また,都. 歌況は,永久歯の繭出が遅延しているもの程低い. 鄙共に女子は男子より高率である◎. という共通の事実を認めたo、.  現存乳歯数別に乳歯の齢蝕罹患者率及びユ◎◎入.  職前,職後の比較においては,乳歯蠕蝕罹患者. 当り齢歯数をみると,現存乳歯の多い程低率を示 して居る現象がみられる。このことは換言すれば,. 率は都市,農村共戦後は著しk低下したが,第一 大臼歯の100人当り騙歯i数は,都市の低下に反し. 永久歯の繭出が遅延している者程乳歯画離虫が少い. て,農村では職前を凌駕する現象を認めた。. とV・うことを意味しているo.  以上記載したこどを総覧すると,我々は四つの.   (2)永久歯第一大臼歯においては,. 大きな事実を知ることが出來る。.  鶴蝕罹患者率,翻蝕罹患歯率,100人当り蠕歯.  その一つは永久歯の繭出は戦前に比較して約一. 数は,乳歯の場合と反対に,何れも農村は都市を. ケ年逞延していることで診り,第二の事実は現存. 凌駕している。  .. 歯牙数を基準として,’齢i蝕罹患歌況を観察した場.  しかし,現存永久歯i数別に爾蝕罹患者牽並びに. 含,乳歯の箇離虫においても,永久歯(第一大臼歯). ユ00人当り齢歯数をみると,孚噛の場合と揆iを一. の齢蝕におV・ても,永久歯の繭出の邊延して“る. にして,現存永久歯数の少いもの程,印ち永久歯 の雨出の遅延しているもの程齢蝕罹患者率と,10. あるび       ’       鯉. 0人当り麓歯数も少いこ2二を認めた。これは極め。.  第三の事実は,職後,乳歯齢蝕並びに都会にお・. もの程,その齢蝕罹患の程度が低いという事実で.

(7) 36. 6. ける第一大臼歯の蠕蝕の著しい減少であるo. 明は,なお今後の研究に挨たねばならない。.  第四の事実は,戦後,農村における第一大臼歯.  第三の事実は,第一第二の原因等として全身的. 蠕歯i数の増加であるo. 影響による翻蝕抑制因子に加えるに,食生活の内.  我々は第一第二の事実より,永久歯の萌出を遅. 容低下による局所的の鶴蝕歯発生因子の抑制によ. 延せしめた因子は,乳歯及び永久歯の齢蝕を抑制. るものと解し得られるが,第四の事実と考え含せ,. ぜしめる因子と同一のものではないだろうかとV・ うことを推測出來る。印ち永久歯の繭出を蓬延せ. 究にょつて解決せらるべきものであると思うQ. しめた原因の一部を,職時中並びに絡職直後の食.  本研究を行うに当り,検査実施小学校々長教職. 生活の内容低下を中心とする生活環境の激変に求. 員並びに学校歯科医を初め関係各位の私共に寄せ. 今後の蠕歯罹患歌況の推移並にその他の実験的研. めるならば,齢蝕の抑制の原因の一事もこれに帰. られた徹子意に対し,蝕に深甚なる謝意を表する。. し得るのではないかと思う。しかしこのことの解.                    (完). 慢性根端性歯牙支持組織炎のレントゲン診断 に関する研究補遣 (完) (要. 旨). 東京歯科大学病理学教室 (指導教授 散花沢 鼎博士) 東京歯科大学口腔外科学教室 (主任教授 大井 清博士). 豊 蒔 跡  (4) レγトゲン症候と病理組織際における病型. 郎 ..  炎症性病変の治癒機韓として組織の疲痕化の傾.   との関係. 向及び破壌された骨梁の薪生に注目し,喀病変の治.  レントゲン症候の透影竈の各型と病型とは無関 係なことが明らかになつた。蔀ち境界移行型透影. 癒機韓程度とレγトゲン症候との関係を調べた結 果,透影竈の諸型態は治癒機韓と無関係なことが. 竈156例の約47%は軍純性膿瘍,約30%は肉芽腫,. 明らかになつた。邸ち境界移行型透影竈では殆ん. 細9%は上皮性膿蕩,約5%は細胞浸潤,約1%. ど治癒機韓の認められなかつたもの約14%,治癒. は正常で,限界型透影竈91例の約56%は軍純性膿. 機輔の認められたもの約86%,限界型透影竈では. 瘍,約21%は肉芽腫,約18%は上皮性膿瘍,約4. 前者が約8%,後者が約92%で,境界移行型を蚕. %は細胆浸潤,約1%は正常で,透影竈の境界移行. 食性,不定形,円形の三種,限界型を硬線囲続性,. 型と限界型との間に全く相異がみられなかつた。. 捌削性の二種に分類して前述の関係を調べてみて. また境界移行型を蚕食性,不定形,円形の三種,. 亀,それ等の諸型と治癒機縛程度との間には相関. 限界型を硬線囲緯性,捌削性の二種に区別してみ. 関係が成立しなかつた。更に治癒機韓のうち骨組. ても殆んど同檬で,或る型のレン峯ゲン症候に或. 織の薪生だけについてみてもソントゲソ症候の諸. る特定の病型が対懸するという事実は認められな. 型との聞に何等の関係も見出し得なかつた。した. かつた◎したがつて,レントゲン症候によつて病、. がって透影竈の型態によつて病変の治癒機轄の状. 型の診断を可能としているか或はその可能性を曙               な 示しているところの多くの学者の見解とは一致し. 態を推定することは無意味であると信する◎.  (6)レントゲン症候と骨梁の密度との関係. なかつた。.  炎症性病変によつて生じた骨の室洞と周囲の骨.  (5)レントゲン症候と病理組織像における治癒   機轄との関係. の密度との相互関係によつて室洞のレントゲン症. 、候に異つた諸型態が現われるのではないかと考.

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