精神遅滞児における概念の形成と変換に関する
神経心理学的研究
内 田 芳 夫・神 田 圭・大 城 英 名
1994年10月17日 受理)●
Neuropsychological study of concept formation
●
and conceptual shifting m Mental Retardation
Yoshio Uchida, Kei Kanda, Eimei Ohshiro
Ⅰ.は じ め に 59 一般に精神遅滞(Mental Retardation)の診断には, ①明らかに平均以下の全般的知的機能 (個別施行による知能検査で, 70以下のIQ), ②適応行動の障害, ③18才未満の発症の3つの条件 が必要である DSM-ffl-R,高橋・他訳, 1988)(しかし,この知的機能の全般的低下という定義 は,脳全体の未熟さやいくつかの皮質機能障害の累加的影響を仮定しているであろうが,特異な脳 機能障害の可能性については何ら言及していない。 近藤1989)は,精神遅滞児の心理学的特性に関する主な研究として, ①覚醒仮説(Clausen, J), ②短期記憶仮説(Ellis, N. R), ③硬さの理論(Lewin, K) , ④図・地知覚障害説(Werner, H.
& Strauss, A.A), ⑤言語系活動の不活発説(Luria, A.R) 等を紹介しながら,今後の研究 として, 「プランニングの障害」 (Das, 1980)という視点からの神経心理学的アプローチの重要 性を指摘している。 このような指摘を受けて,我々もまた,精神遅滞児(者)の発達的特徴や指導の手がかりを得る 際に, MAやIQを指標にするだけでは問題があり,特に前頭葉の発達と障害を敏感に反映するよ うな課題を通した神経心理学的アプローチの必要性を強調してきた(内田・樋口, 1992.内田, 1993.内田・有村, 1994 。 本研究の目的は概念の形成と変換に焦点をあて,前頭葉領域を敏感に反映するであろう, ① Wisconsinカード分類テスト, ②Vygotsky Test, ③言語流暢性テストを精神遅滞者に実施し, 彼らの課題解決過程の特徴分析と,精神遅滞の診断の指標であるIQやMAとこれらの課題間に相 関が見られないという事実(内田・有村, 1994)を再吟味することである。
Ⅱ.方
法 1.被 験 者精神遅滞児・者, 15名,生活年令(CA) :13才0カ月∼18才3カ月(平均16才2カ月) 精神年令 : 4才7カ月∼9才8カ月(平均6才9カ月)
2.課題と手続き
被験者に実施した課題は, ①Wisconsinカード分類テスト(WCST), ②Vygotsky Test, ③言 語流暢性テストの3種類である。 (1) Wisconsinカード分類テスト このテストは,色・形・数がそれぞれ4種類あるカードの分類行動を調べるものである。まず, 被験者に色・形・数がそれぞれ4種類ある64枚の反応カードを与える。被験者は, 4枚の刺激カー ドの下に分類していくことが求められる(図1参照)。例えば, 2つの赤い十字の反応カードは色 に関しては刺激カード1 (左端)に分類すれば正反応になり,形に関しては刺激カード3,数に関 しては刺激カード2が正反応となる。被験者が1枚のカードを分類し終るごとに,正誤の評価を被 験者に告げる。最初の分類カテゴリーである色に対して, 6試行連続して正反応が得られたならば, 次の分類カテゴリーに移行する。しかし,被験者には分類基準の切り換えについて何ら知らせない。 このテストは,被験者が第6カテゴリー(色-形-数一色-形-敬)までの分類が完了した時,あ るいは64枚のカードをすべて分類した時点で終了する。
二
田赤
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◎ ◎ ◎ ◎ 図1 Wisconsinカード分類テストの刺激カード(上)と反応カード(下) (2) Vygotsky Test ランダムに置かれた22個の積み木(表1,写真1.参照)を4つのグループに分けるように求め られる。自由な分類が行なわれるが,誤った分類が行なわれる度にその中から積み木を一つずつ裏 返した後,当該コーナーに置かれ,分類のための手がかりが与えられる0 -試行毎に実際の分類と, その分類に関する口頭説明が記録され,分類完成後には分類の原則,無意味語の意味(定義),各 群の共通点,差異点,等が質問され,分類が完成するまで,または手がかりとなる積み木の提示が 終了する(21個)まで続けられる。内田・神田・大城:精神遅滞児における概念の形成と変換に関する神経心理学的研究 61 表1 Vygotsky Test 22個の積み木 ) ) ) ) ) ) ) ) ) ) ) お お お お お お お お お お お た た た た た ひ ひ ひ ひ ひ ひ ( ( ( ( ( ( ( ( ( ( ( 一 l 一 一 事 一 l 一 一 ナ 事 大 大 大 大 大 大 大 大 大 大 大 ナ 一 一 一 9 9 ナ ナ 一 一 ' 高 高 高 高 高 低 低 低 低 低 低 一 一 一 一 一 一 一 一 一 ナ l 正 三 三 台 円 半 三 円 台 大 正 l 一 一 9 9 9 9 一 一 一 ' 黄 青 赤 線 青 自 白 赤 青 黄 黄 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● CsJ OO -^ LO CO C- OO OS ) ) ) ) ) ) ) ) ) ) ) ち ち ち ち ち ち ち ち ち ち ち た た た た た ひ ひ ひ ひ ひ ひ ( ( ( ( ( ( ( ( ( ( ( 9 一 一 I l 一 9 ナ 一 一 l ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ 月 刀 刃 . 刀 一 月 刀 刃 刀 刃 刀 刃 一 I 一 9 一 一 ナ ナ 一 一 I 高 高 高 高 高 低 低 低 低 低 低 ' ク ー 一 一 I 一 一 一 l ' 六 円 円 正 三 半 台 円 三 六 三 9 一 一 一 ナ 一 一 l I 一 一 線 赤 緑 緑 青 青 白 白 黄 白 赤 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● c M c o ^ L O < X ) i > o o a ) O H ( N oq oq w 写真1 Vygotsky Test 22個の積み木 (3)言語流暢性テスト
流陽性検査には,言語流陽性テスト(Word Fluency Test)と図形流暢性テスト(Design Fluency Test がある。言語流暢性テストの中には,一定の頭文字で始まる語を問う方法と,動物の名や果 物の名など一定のカテゴリーに含まれる語を問う方法とがある(斉藤・鹿島, 1989)。今回は,音 譜流暢性テストの中の一定のカテゴリーが含まれる方法を採用した。そして, 「1分間にできるだ け多くの動物の名前を言ってごらん」というインストラクションのもとで実施した。 なお,課題解決過程はすべてVTRに記録した。 3.実 施 期 間 1992年11月17日∼11月26日
Ⅲ.結
果 1. Wisconsinカード分類テスト (1)誤反応総数と固執性誤反応数との相関は, 0.728であった。固執性誤反応率が,平均して 66.48%であり,誤反応総数のうち固執性誤反応が多いことが認められた。 (2)固執性誤反応数と分類カテゴリーとの相関は, 0.644であった(図2参照)。 分類カテゴリー数 Y = M O + M 1 * x + ... M 8 ★ M 9 ★H g M 0 5 ●0 6 3 2 1 3 9 8 7 M 1 - 0 .2 0 6 9 1 8 2 0 9 M 2 0 .0 0 2 1 2 4 7 0 2 8 3 7 6 R 0 .6 4 4 7 3 8 3 5 8 2 0 40 50 60 固執性誤反応数 図2 固執性誤反応数と分類カテゴリー数との関連 (3) MAと誤反応総数との相関は, 0.514であった(図3参照)。総じて, MAが高くなるにつれ て,誤反応総数が減少する傾向が認められた。一方, MAと分類カテゴリー数との相関( r-0.348) およびMAと固執性誤反応数との相関(r-0.281)はいずれも低かった。 (4) MAと第一カテゴリー達成試行数との相関は, 0.567であった。 2. Vygotsky Test (1) MAと試行数との相関は, 0.811であった(図4参照)。 MAが高くなるにつれて,試行数が 減少する傾向が認められた。(2) MAとTime Help Scoreとの相関は, 0.764であった(図5参照)。 3.言語流暢性テスト
(1) MAと流暢度との相関は, 0.202であった。また, IQと流暢度との相関は 0.118であり,い ずれも低かった。
内田・神田・大城:精神遅滞児における概念の形成と変換に関する神経心理学的研究 誤反応総数 Y = M O + M l ★X + … 日日★x 8 + M 9 ★X g M 0 8 0 .9 9 4 1 4 3 5 6 ー M 1 - 0 .8 8 3 2 2 0 4 0 5 7 2 M 2 0 .0 0 4 3 7 9 7 3 12 8 6 6 R 0 .5 1 4 7 3 9 6 7 4 1 3 50 60 7 80 90 100 110 120 図3 MAと誤反応総数との関連 試行数 , l l I I ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ■○ V = M O + M l斗H + … 日日★x 8 + M 9 ★X 9 M 0 -4 7 .4 0 0 9 5 3 4 3 6 M 1 1.7 2 6 6 2 8 2 3 4 3 i■ M 2 -0 .0 10 9 1 16 6 0 7 8 日 R 0 .8 1 18 8 4 7 9 2 0 6 一 一 l l t I 一 一 ド 5060708090100110MA120 (BWO 図4MAとVygotskyTest試行数との関連 63
Time-Help-Score ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ V = MO + M 1*x + …M 8★x8 + M 9★Hg M 0 -225.11079 776 M 1 9.043 ー12305 M 2 -0.058 133646 139 R 0.76452747345 50 60 70 80 90 100 1 10 120 MA (月数) 図5 MAとVygotsky Test Time-Help-Scoreとの関連
4. Wisconsinカード分類テスト, Vygotsky Test,言語流暢性テスト相互の関連について
(1) WCSTの固執反応率とVygotsky Testの固執反応得点(大きさ・高さ)との相関は,前者 で0.540,後者で0.573 (図6参照)であった。 (2) WCSTの第-カテゴリー達成試行数とVygotsky Testのランダム得点との相関は, 0.624で あった(図7参照)0 (3) Vygotsky Testの固執反応得点と言語流暢度との相関は 0.535であった。 (4) WCSTの第一カテゴリー達成試行数と言語流暢度との相関は, 0.298であった(図8参照)。
内田・神田・大城:精神遅滞児における概念の形成と変換に関する神経心理学的研究 固執反応率 65 ヨ5 30 25 20 15 10 5 0 3=1 一 一 一 ○ V = M O + M l★H + …M 8 *x ー+ M 9 ★H g M 0 43.20 148022 M 1 - 1.05 4854 478 M 2 0.006 679 9 177803 R 0.5 7304 59 0 179 ○ ○ ○ ○(ひ , t f J 20 40 6 80 100 120 高さ 図6 WCSTの固執反応率とVygotsky Testの固執反応得点(高さ) ランダム得点 = M O + M 1 * x + … M 8 ★× + M 9 ★X g M 0 3 8 .0 〔)9 1 7 7 2 2 3 M 1 - 3 .3 4 3 4 4 1 ー7 8 5 M 2 0 .0 5 2 7 1 4 1 1 7 0 6 9 R 0 .6 2 4 8 8 6 9 6 3 2 6 1 0 20 30 40 50 60 70 試行数 図7 第一カテゴリー達成数とランダム得点との関連
試行数 V = M O + M1 * x M 8 干x 8 + M 9 * X g M 0 - 6 .18 7 3 0 5 9 2 4 M 1 6 .4 5 6 5 7 9 5 3 5 M 2 - 0 .2 5 9 0 4 3 7 4 0 9 7 R 0 .2 9 8 7 13 13 4 7 8 0 2 4 6 8 20 22 流暢度 図8 第一カテゴリー達成数と言語流暢度との関連
Ⅲ.考
秦 1. Wisconsinカード分類テスト MAと分類カテゴリーとの相関(r-0.348)およびMAと固執性誤反応数の相関(r-0.281 が,いずれも低かった理由として, MAは脳の後部領域を反映する知的水準の指標である(加藤・ 鹿島, 1989)のに対し,分類カテゴリー数(概念の変換)および固執性誤反応数(保続現象)は, 前頭葉機能を反映する指標であり,両者の脳的基礎が異なることによるものと考えられる。 また,固執性誤反応数と分類カテゴリー数との間に,信頼できる高い相関 r-0.644 が得ら れたのは, Milner (1963)が指摘しているように,両者の脳的基礎(前頭葉)が共通しているか らであろう。 MAと第一カテゴリー獲得試行数との関連において, MAの高い者ほど少ない試行数で第一カテ ゴリー(色)を見出すことができる傾向が認められた。第一カテゴリー獲得とは,ある概念の形成 を意味し,その機能は大脳皮質後部の三次野によるものである(Luria, 1976)< このように,脳の 後部領域の情報を反映する第一カテゴリーの獲得とMAは,いずれも脳的基礎(後部領域)が共 通していることから,両者に信頼できる相関が得られたと考えられる。 2. Vygotsky Test MAと試行数との間に高い相関(0.811)が見られ,高MAの者ほど少ない試行数で課題を遂行内田・神田・大城:精神遅滞児における概念の形成と変換に関する神経心理学的研究 67
した。いずれも脳の後部領域を反映する指標であることから,信頼できる相関が得られたと考えら れる。
MAとTime Help Scoreとの間にも高い相関 0.764 が見られた。このTimeHelp Scoreとは, 1回の訂正を所要時間5分間に相当すると見なして算出された評価法(時間(分)+訂正数× 5 ) である。加藤・鹿島(1989)は,健常群や他部位損傷群に比して,前頭葉損傷群においてTime HelpScoreが有意に延長していることを明らかにした。この指摘や仮説からすれば,矛盾するよ
うな結果ではあるが,前頭葉損傷群の平均Time Help Score (82.4)を考慮するならば,図5から も明らかなように,被験者の多くがMAの高低にかかわらず105-125の間に集中しており,前頭 葉機能の発達不全状態にあったと仮定できよう。 Hanfmann, E (1953)は,この検査の結果を, ①仮説に基づいた一貫した分類, ②誤りを修正 し,次の仮説に基づいた分類, ③全くランダムな分類の3つのレベルに分けている。本検査で多く 出現した反応は,ランダムな分類行動であった。分類が行なわれる度に,積み木を一個ずつ裏返し, 当該コーナーに置き,分類のための手がかり(無意味語)を与えたが,試行錯誤による分類が多く, 無意味語と積み木の特徴を関係づけることができなかった。例えば,見本となる積み木(赤・九・ 高・小)に対して,最初は色に注目した分類(赤・三角・低・小)を,次に形に注目した分類(青・ 九・高・大)を,さらに大きさに注目した分類(自・九・低・小)をして,同じ名を持つ積み木を 当てようとしていた(複合的分類)。分類完成後には,分類の基準や無意味語の意味(定義),各群 の共通点と差異点を質問したが,分類原則や無意味語の定義を述べることができた被験者は,ほと んどいなかった。つまり,彼らの分類特徴は,積み木の直観的属性(色・形)がより一次的な情報 ヽ となり,言語的情報を手がかりにすることが困難であったと言えよう。 3.言語流暢性テスト MAと流暢度との相関(r-0.202)およびIQと流暢度との相関(r-0.118)が,いずれも低 かった。その理由として, MAやIQは脳の後部領域を反映する知的水準の指標である(加藤・鹿 島, 1989)のに対し,言語流暢性は左前頭葉機能を反映する指標であり,両者の脳的基礎の差異に よるものと考えられる。
4. Vygotsky Test. Wisconsinカード分類テスト,言語流暢性テスト相互の関連について
WCSTの固執反応率とVygotsky Testの固執反応得点(大きさ・高さ)との間に,一定程度の 相関が認められた。固執反応は,ある概念の変換が容易でないために生じた現象であり,前頭葉の 機能不全を示唆するものである。異なる課題ではあったが,両者の脳的基礎の共通性から相関が得 られたと考えられる。 WCSTの第一カテゴリー達成試行数とVygotsky Testのランダム得点との間に,やや高い相関 ( r-0.624)が得られた。 Vygotsky Testにおけるランダム得点とは,積み木のいかなる要素に注 目して分類したらよいのかが理解できない,試行錯誤的な反応得点である。異なる課題ではあった が,両者には,ある概念の形成や分類の手がかりを見出すという点で,また脳的基礎(脳の後部領
域)の共通性から相関が得られたと仮定できよう。 Vygotsky Testの固執反応得点と言語流暢度との間に,ゆるやかな相関( r-0.535)が認めら れた。この傾向は流暢度(発散的思考)が高い者ほど,固執反応が少ない,つまり属性の変換が良 好であることを物語っている。このように両者に相関が得られたのは,発散的思考も属性(概念) ノ の変換も,前頭葉機能が関与しており,その共通の脳的基礎が影響したものと考えられる。 WCSTの第一カテゴリー達成試行数(脳の後部領域)と言語流暢度(前頭葉)との相関(r-0.298 が低かった理由は,すでに触れたように両者の脳的基礎の差異からであろう。 なお, WCSTの達成カテゴリー数と流暢度との相関(r-0.443)は低く,仮説と異なる結果と なった。この点は今後,対象者を広げながら検討していくべき課題であろう。 *本研究の一部は,日本特殊教育学会第31回大会において口頭発表した(神田・他, 1993)。
V.結
三ム 石岡 1. WCSTにおける分類カテゴリー数や固執性誤反応数とMAとの相関は,いずれも低かった。 2. WCSTにおいて, MAの高い者ほど第一カテゴリー達成試行数(概念形成の指標)は,減少 傾向にあった。3. Vygotsky Testにおける試行数やTime Help ScoreとMAとの相関は,いずれも高かった。 4. Vygotsky Testにおいて, 「複合的」分類が多く,言語的情報(無意味語)を手がかりにする ことが困難であった。 5.言語流暢度とMAやIQとの相関は,いずれも低かった。 6. WCSTの第一カテゴリー達成試行数とVygotsky Testのランダム得点との相関は,高かった。 7. WCSTの第一カテゴリー達成試行数と言語流暢度との相関は,低かった。 8.言語流暢度(発散的思考)が高い者ほど, Vygotsky Testの概念(属性)の変換が良好であっ た。 引 用 文 献
1) Das, J. P. (1980) : Planning, Theoretical considerations and empirical evidence. Psychological Research, 41, 14ト151.
2) Hanfmann, E. (1953) : Concept formation test. Contribution toward medical psychology. Ronald Press, New York, 731-740.
3)神田 圭・内田芳夫・大城英名(1993) :精神遅滞児における概念の形成と変換に関する神経心理学的研 究. 260-261.
4)加藤元一郎・鹿島晴雄1989) :概念の形成と変換について(1).精神科治療学, 4(4), 54ト545. 5)近藤文里1989 :プランする子ども.青木書店.
6) Luria,A.R. (松野豊訳) (1976) :人間の脳と心理過程.金子書房.
内田・神田・大城:精神遅滞児における概念の形成と変換に関する神経心理学的研究 69 8)高橋三郎 9)斉藤寿昭 10)内田芳夫 83-94. ll)内田芳夫 花田耕一・藤縄昭訳1988 :DSM-m-R 精神障害の分類と手引.医学書院. 鹿島晴雄1989 :前頭葉損傷と流暢性.精神科治療学, 4(9), 1203-1207. 樋口美樹1992 :精神遅滞児の構成活動に関する研究.鹿児島大学教育学部研究紀要, 43, 1993 :知能障害児の神経心理学的研究.松野 豊(編) 「発達障害学の探求」,文理閣 3&4-376. 12)内田芳夫・有村重輝(1994) :精神遅滞児の課題解決における神経心理学的研究.鹿児島大学教育学部研 究紀要, 45, 6ト71.