貨幣的均衡
ぐ﹂資本蓄積
叶石
田瞳
ノ、 ’ ヴイクセルが、一八九八年、その著﹁利子と物色﹂に於いて開いた貨幣理論の動學化への途が、一九二〇年代の絡り頃 から稔りの多い展開を示し、或はミーゼス、ハイエクの線に浩う新ウイン學派の貨幣的最戸理論として、或は準歌に於け るミユルダール、リンダール、ルンドベリ;等、所謂北飲畢派の展開として現れ、更には所謂﹁新しい経常學﹂の展開を 齎らしたケインズ學説にも蘭連を有して居ることは周知のことである。 ‘ 世界の国界は、勿論のこと、我が國に於ても、この方向に關ずる幾多の貴重な研究なり紹介なりが展開されて屠る。例 えば、傍島博士の著﹁貨幣塵労の研究﹂は、貨幣事事論のヴイクセル的動學化の道を保幣論乃至現金淺高論のヒックス的 ① 基礎付の道を以て補完するという方向をとって展開した勢作で恐らくは、ヴイクセルによって開かれた途の學説史的に正 道を歩む研究ではないかと思われる。 ヴイクセルの螢作が、貨幣敏量詫の動學化の端を開いた鮎からいうて、この線に澹うその後の學溌がセとして︵勿論ハ イエク及び一般理論以後のケインズ派の展開はともかくとして︶物上水準の動態踊論に重壁をおいて展開されたと見るこ との出來るのは當然である。この際、この数量論の動學化が、資本理論の線に沿うて、投資、貯蓄、自然利子の理論を媒貨幣的均衡と資本蓄積 一
貨幣的均衡と資本蓄積 二
介として展開されたことも見回がしてはならない研そして叉、これらの學論の展開が、尊墨の事後的分析に絡始する態度 を捨て、、事前的分析をとり入れ﹁豫想﹂乃至﹁期待﹂の問題を中心的地位にもち慨して、動異化への途をば短期理論と して完威せんとした黙に特色をもつとい、得る。 所で、こ、で注意しなければならないことは、これら諸學詮の展開の主流をなす資本理論は利子論的な資本理論であ り、撃って假令生産構造に關読するとしても、それは、どこまでも利子論的方向を脱しなかったということである。こ、 にハイエクが、その著﹁資本の純粋理論﹂に於、て、從來の資本理論は籐りに利子論的に極限され九ため、却って資本理論 ② の磯藩を阻移し、その直接の日的たる利子の論罪の爲めにさえ幸運なものであっ仁かは疑問であると蓮べていることを想 起せざるを得ない。 この論文の企製する所は、ヴイク七ルの線に沿うて展開された諸學論を、資本理論の立場から、而も軍に利子論的な資 本理論でなく、喜憂の根底をなす再生産に着眼した資本理論の立場から學び直す途がないかというその端緒を探し求めん とするにある。即ち、ヴィクセルに開かれた貨幣的経濟理論の展開を再生産論的な、事事理論的な資本理論即ち資本蓄積 理論の立場から學びとる途が開かれていないか。若し、これが開かれて居るとすれば、資本蓄積という統一的基本線に靖 うて、その現實過程としての景氣手動、構造甲羅に於ける信用の必然的役割も、またその機構も眞に理論的統一的に把握 する途が開かれるのではないか。即ちこういう貼に、信用理論乃至金融理論の基本的硯角を求めることが、淺されては店 るが、而も非常に大事な學び方ではなかろうか。 斯る學び方は、主観的、偏期理論的方向に進むのとは異り、再生礎過程その構造及び構造攣動との關連に於て考え直す ものなるが故、客観的、長期理論的方向をとるものとも思われる。前号せる如く、近代的な貨幣的経濟理論が宅観的豫想 乃至期待の問題を理論の中心に取入れることによって動眼化を短期理繭として完減する方向に進み、その限りに重て大き6 な進歩を齎らしたことは否定畠主ない。併しへ∬やこの傾向が反省される段階に至って屠るように見えるσなるほど過去に 於て明確になし得なかった貨幣側からの動態的作用を﹁豫想﹂乃至﹁期待﹂の不確實の問題を取入れることによって理論 化した効績は高く評儂されねばならない。何故なれば、この正しい評贋を媒介せざる前進は逆韓となる橡麺があるからで ある。併し、次の問題は、この主観的動機に基く貨幣の動態的作用の意義及びその効果を資本家的再生旋との翁忌に於て 客観的に考え直す肌にあるのではなかろうか。この問題は史に再生産に係わる贅本蓄積過程との關蓮に於て考え直すこと にまで進まねばならないであろう。所得とか貯蓄と投資とかの問題も再生産と連なる資本蓄積との關連に穿て長期理論的
③ ④ ⑤ ⑥
に考え直すことが要請されて來たように思われる。この意味で近年、ハロツド、ドマール、シユテルン、フーヴー、等に ⑦ よって長期的動學化乃至資木蓄積理論への至心が擾頭して來たことに心して深い注意が彿われる。@@@
④ ⑤ 傍島省三著,﹁貨幣偵値の研究﹂、四頁。 で﹄・﹀・=雷饗r届﹄ぎ一︾二箋.一.牙¢qこh︵ざu罫F剛曽主︶冒恥一ひ噛 客鴬.罫彗x[蝸ン︼二・︼孟屯言ト﹂、箋三。﹄’落。qしい§歪膏を三μ茎ノ↓。﹃お︵ン剛・鼻一δご乙︶ワ嫁iOo・ 一︷■罫︸H”嚢。︻[u、弓。’︽触≡デ匿一︶7、凄=巳。翫。已ε諺ぎT”h⋮峯︵き一設co. ≠ジ一︶三舜5^.︷ど︶罫=・ど養一鼠。︼ポ露Fぎ二㌦牟。’<ξ舘雲=・ぎ茎ワ鴇三。︼ くこh§ 。三宝ご8♂↓oピ一♪スジト﹂︵ン剛≒さ一まひ︶二︶︾ 一〇Ml轟N。 一、 「宣一︶。ごξ”.、﹂舜︼甕鼠。昌一丁・=じ一三︶ご梧5。ヌ、︸ン5缶窪目直8;一撃。ぎiG’5ノ﹃。野三舞含量客。.一︵罫5一遭N︶唱㍗ωゆ一誤 影﹂γh︶⋮箋”..二戸。同㌧﹁ζ三。三。﹁︵.ξさニン。。≡≡一事§㌦脚﹀三巴。一着霧8・旨葺汀︻婁、55♂−or同同×’騨咳§㎝︵一︶。∼這み。。︶ 剛︸︼︶◎NミーN鹿暉 罫ジじ三μ戸触5︻︼キ己答一径5順・塁γ空=一乙ン︻・三・︶︼り三ゲ︾一き︸≡’=め[ξぎ唄葺葺ご一乙一響=咽丘。一曜三ぽメ畢二心ぼ嗣嗣^勇○﹁。﹁しζ<貯一い 剛︻巳崔。国ご一凝。。讐コ︸.81㎝9 匡﹂幽・葬窪ポ、.ト.ぎ一U脱。三。三象£三“即自﹀。。∈昆Σぎロ噂ン日9。門ニニ旨。ぎ一三。霧長薯リノ﹃。r図図図掌冬・’ひ︵︷︶OO. 一④心℃︶﹂︾ =ひO一二Nρ 貨幣的均衡と資本蓄績 三⑥ ⑦ 貨幣的均衡と点本蓄積 四 影一︶.b。葺き幻aoずμ音♪宕崔等・=NO上一N一・ 畑 彰ン︻﹂︷8<3,.︵迂豆貯一罪02三三麟炉ぎ置三焦穿。ぴq﹃窃。。鴇.M>ぎ。凱。欝寄08日胃二。幻Φユり5<包・図r冤。幽鵠︵乙藁.一80︶づ7 一N︽1掃ωU● 塩野谷九†九、﹁長期均衡と纏濟獲展﹂商業纏濟論叢、第二十四怨、第一號、昭和二十四年。 同 氏、﹁ケインズ糎玉無の長期化について﹂理論輕濟學・第一巻第三號b一九五〇年七月。 高橋長太郎・﹁國民所得と資本蓄積﹂輕濟研究、第四號・一九五〇年+月。 ● 二 上盤の如き簾戸に從って、第一に學ぶべきものは、シユムペーターがその陛﹁維済画展の理論﹂に展開した磯子理論的 ① 信用理論であると考えられる。筆者が先に﹁信用と資本蓄積﹂の問題に關直して先ずシユムペーター理論を蓮べ、これを 槍討したのは、この理由からであった。 シユムペーターの理論によれば、信用は経濟獲展を資本主養的に可熊ならしむる所にその必然性と本質的機能を見ると ② いうことになる。蓋し、経濟寒冒は蓄結合からの生産増力の引抜き輻用による新結合の潜行に見られ、而もこの生産諸力 の鱒用は購買力の信用的創造、移穗と之が行使によって實現されるという所に資本セ義的雷獣の特色があるとされるから ③ であるσ 所で我々は前述の意業に關製してシユムペー智嚢に如何に學びうるかというのが次の問題である。我々は先ずシユムペ ーターの維濟搬展即ち新結合による循環書道の怨讐を無生瀧軌道の縫繋累は再生産の編成替と見直すことによって、再生 産的把握の通路を開くことが出集ると考える。而してシユムペーターは、新結合、生産の革新乃至循環軌道の攣更を﹁経 濟空音﹂なりとし、この梶野寝鳥の理論を資本蓄積理論として見ることはしない。併し、彼の所謂生産の革新乃至新結合 は資本理論としては資本構成の攣動として資本蓄積論の直撃な理へ岬露華をなすことは、思生産論的に見れば當然の蹄結で 0
④ あるといわねばならない。この職、︸歩前進を示すものは資本を生産椿造的に把握するハイエクの養本理論であると思わ れる。斯く考えて來ると、シユムペーターの欝展理論は、資本難論としては、寧ろ再生与論的な資本蓄積論として考え直 される方が、軍なる利子論的な資本理論に結び付くよりも、一年その磯展理論たるの本納の使命に意うことになりはしな いかと思われる。 次にシユムペーターは、新結合,生産の革新乃至循環軌道の縫.更という喜連鼻聾展開のみを筆才として張化するの、絵 り、彼の所謂循環との内的關係を考えなかつ泣。即ち生産の革新乃華再生産血道の憂更という非蓮績的な過秤も蓮績的思 生産即ち循環を媒介として生じ叉これに媒介されて行くものとして、あくまで樽生産論的に理解さるべきことは示されて 居ない。これを資本蓄積論として見れば、資本構成の墾動という非連取的過程を張調するに過ぎ踊それが連績的過程たる 再生産の量的擬張との關蓮に於て見ることをせや、從って非漣績的なものと連績的なものとの相互媒介的過程にこそ、経 濟磯展即ち資本蓄積の過程の本領があることを示さなかったといわねばならない。 中山伊知郎博士の﹁磯展過程の均衡分析﹂はこの窯を問題とし、シユムペーターの﹁磯展﹂を動態とい∼、﹁循猿﹂を 静態と言い換えて次の如く述べる。即ち﹁端的に云えば、シユムペーターの体系は悪態と動態との、士別を強調するに過ぎ て、癖者の交渉に封しては充分なる注意を郷わないものではなかろうか。吾々は、彼に於て静態と動態との交渉か始めて 眞に問題となるべき地盤を見たQ併し、この地盤の上には、それに値するだけの建造物は未だ建設されて居ない様に見え ⑤ るのである﹂と述べて、新なる問題の展開を﹁動態と諏態との交渉﹂として取上げるのである。叉、別な言葉で﹁、登展、を 含む循環﹂乃至﹁投資を含む均衡﹂として問題とする。 そしてこ、に始めて、ヴイクセル線上の諸理論を獲展理論の線上で取上げうる地盤を開拓し、自然利子論をこの見地か ⑥ ら再言言し、ケインズの理論もこの立場から問題とする。この意味に於て、シユムペーターの磯展理論とヴイクセル線上
貨幣的均衡と資本蓄積 五
賃幣的均衡と二本蓄債 六 の貨幣的経濟理論との架橋が巾山博士によってなされたということが出実るであろう。 中山博士は、この﹁動態と語語との楚渉﹂をアルトシェフエル︵㌧r一けω〇一μ雑暁hO戦︶の用語に從って、動態的局面と静態的領 域との交渉と見、前者には磯展的なる企業者の創造的活動に基く生産の革新を見、後者には湘費者の、需要に罪するところ の軍純なる発壁二言の循環を見るのである。又これを生霊の内容から云えば、下訳的領域に於けるそれは、何よりも繧常 的泄費のための生葉であり、動態的局面に於、けるそれは、か、る学費を超ゆるところの生産、從って或は生康設備のため ⑦ の、或は耐久的な用役財のための、父或は貯藏形成のための生産であるというのである。而して、動態的局面の作用が艀 態的領域に志して中立的に止まる條件こそは、自然利予論にいう貯蓋と投資との均等によって興えられるというのであ ⑧ る。 ピ 中山博士の轟轟を充分に楡討することが次の問題となるが、こ、では紙面の人言上それを差控えねばならない。た団先 に蓮べ二様に中山博士の所謂﹁動態と静態との交渉﹂する所に︵この表現は私には問題を識すので,窟rろ、ホートレイの ⑨ 表現に從って︶資本の深化︵山①①づ⑦コぎ臓Oho琶刷郎一︶即ち資本構成の高度化と資本の掛図︵窯置①三β憩oho9詳箪︶即ち 資本の量的握張との椙互媒介的過程に一換言すれば、ハイエクが﹁資本の純紳理論﹂に於てホートレイのこの表現を .⑩ αΦ8Φμぎぬ○嘱芝Φ二Φロぎ箔oh昏⑦。う嘗=o嘗吋oO眺箕093什す9と云い換えて居るが、私は寧ろ山①㊦O①ロ冒7qo粘h①嶺。警8けす旨 と鼠ユ①三コぬ。隔﹃Φ員。身9δ瓢と云い表わし,この跳者の親思媒介的過程にこそ資本蓄積の現實過程があるということを ⑫ 指摘し、この過程との關蓮に於て始めて信用の中心的問題か正しく取上げられると考える。以上の如き研究の深化を媒介 として我々はシユムペ土曜ーの獲展理論灼信用理論に稔り多き教を受けることが出薫るとい、得るのである。 ① 拙稿﹁信用と資本蓄積﹂彦根論叢,第一號。 ②9融。︻旨三ス.評9、一、7。○﹁写穿⊃急円ジ2戸賢哲=鼻。一、]三三。冠琶79る≧三.エ.ひNi一α9中山、東畑繹﹁纏濟渡展の理論﹂ご五七1二六〇頁 拙縞⋮﹁信用と費本蓄積﹂棉彦根孤禰叢b第一號、六六頁。
③ @@ CD (D @@ 9ゑ亀ヨ= ℃O︷つさ静節.︵!聖 一軌㎝”Nひ軌.謬本二六ご一頁、 二・七九貞O 拙稿、晶則掲弧酬文、 六四頁O この考え方は男﹀の一驚﹀・︹・ぎ.一、琴一、ξう.ユ”o霞賢^㍉︵夏津三の全雀を貫いて厨る。爾ほ同書六頁蓼照。 中山伊知鄭蓄﹁護展過程の均衡分析﹂二四九頁。 同書=一七頁以降。⑦同書二五八頁。③碕書ご六六頁。 ;一二岸はホ⋮トレイの表現として二﹃箋・二戸﹂。竃︵ξ︾渉外鯉二及びh︶︵訟︾葺ゴμ鵬。雲∼▼ご二なる晶..口藁を言いて居るが︵β、ぞ.一、=話、一、冥、O藁 ・汽︵.・言£噂陶・.卜﹂一.ρ78ひ︶ホτトレイ自身は∼’﹁峯、忌義。=︶審︸三碁戸﹂。宅夢︵.︵﹂ξ碁=.︼莞望;二という表現をとつでいる。 この点についてホートレイは次の如く流︸べτ居る。﹁耽會の資本二言⋮︵へ︸ξ騨触離う・峯ぞ毎︻・蕊︶が増大する過程は擁大︵’蔓脚。剛営距︶と 深化︵^δ窃瞬ぎ⑲︶の二つの形態をとり得るQ資本髪備の援大つ鼻ズ、回忌渥ch箪。Ω鮮三﹃騨一︻心身︸三26は、新企業の設立又は匿存 企業の籏張による生煎力の増大が、琵出合位通りの優用資本額に攣化なくして行われることを意味する。その深化は藻禺⋮畢位常り の使用資本額の増大を意味する。後者は生産期問の.増大及ひ生壷構迭の鍵化を意味し、前者は幽者に於ける饗化のない二とを意昧 するQ﹂︵界︵︸・=5<寮レ¥︵.ξ∵二榊三︹=・一=モぎ︶、≡︵﹃3一︾・ωひ︶ 右の二形態の蔵別は、過去に於て﹁時悶次元﹂に於ける資本増加と﹁勢働次元﹂に於ける資本増加として述べられ︵ハイエク前 掲書二六九頁︶ヴイクセルにより﹁高さ﹂に於ける資本温温と﹁幅﹂に於げる資本増加の匿別として表現された所のものである。 ︸︵.二く幽。罫︹・タ評g酔=・房^勇甲冒乱㎞謡身一一・ぎ▼毫噌・三1.o︸噛明乙ヤ・霜三二3ま掛 客﹀・;5、o置固︸盈二・甲NcoひQ 拙稿,㌦馴田掴弧㎜文、六八頁O 職 圏 上蓮の如く資本蓄積の憂色過程をば、中山博bの所謂﹁動態と静態との相交渉する領域﹂として見、ホートレイやハイエ クのいう所の資本装備乃至生産構造の深化と横大との相互媒介的過程と見る立場に立って理論を具体化し、信用の問題を この過程との流連に於て明確にする第一歩として、ハイエクの生塵構造園式及び之を改善した高橋泰蘭語の歯式に學び、 貨幣的均衡と資本蓄積 七
貨幣的均衡と資本蓄積 , 八
面にマルクスの再生産表式をとり入れ、之等を綜合的に考察して立案した資本蓄積の再生産表及びその歯式を中心に私見第一圖
帰「根源弥生琵要因
「噂’−嘘■「噛}即一r『一,開f一,一4一「層〇一 I l l 塵 塾 i l 藍 墨 t L一一一一2一一一一」一一一一Lb一一一一一一{一一e・ ﹁,鳳﹂ 因丁⋮⊥ 要 圖琵﹁− 二生 サ 第三 源 根 ダぼ キロく ゆくチ ロ 中間生産物 ¶亀−霊け一言Il一二聖−監量6聖﹁ 一 費 財 一 「「「了一一rτ− @ I d l ll lL X下髪薫;薮三=一 ▼E≡,.﹂一.一一上口 一一一E I辱︸一一一一︸一料ザー 槻 一 F===,7,一 一 L @ 2孟4..=_ ’ 一﹁﹁㎜
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F 2.g.17一 一‘澗一聖, 1聖1一﹁iーーー 中鷺生産物 3e.o 費 財 を展開して行き慶いと思う。 先ずハイエクの生産構造圖式に學ぶ所以は、彼は経 濟攣動を生産構造の攣化として把えて居り、この黙、 先に問題としたシユムペーターが﹁襲展を薪結合の遽 行或は循環軌道の攣更﹂として把えるのと相通するか 曹 らである。ハイエクは資本を生産構造的にとらえる。 このことは前述せる如く、ホートレイが資本装備の深 化乃至掻張といえる事實を生産構造の深化乃至横張と 呼んで居ることでも明であり、街この黙に關連して、 シユムペーターの﹁磯展﹂なる事象がハイエクに於て は生席構造の深化に該當することが指摘されうる。 ハイェクにβる生産樽造の旧式的三明は圖表に見ら れる如く迂回生席期間を示す生産段階の長短を以て表 され、生直構造の攣化については、出置鮎として第一 ① 圖の如き生産構造が、先ず自丁丁節約一貯蓄←投資に ② よって第二圖の如き生出構造に畏期化する場合と、次 に創造信用←投資によって第三圃の如く長期化せんとQ
第三岡
根源的生産要蹴
出『u一一曽「「一一「”1一一 t 6 塾 11 1 1 1
中間生産物 ③ する場合とが問題とされる。而しても前者の場合は、 安定的均衡を破ることなしに長期化を實現しうるが、 後者の場合は、創造信用による投資←貨幣所得の堀大 財 ←浩費財需要の一大←消費財贋格の縢貴を通じて途に 費 長期化過程の崩壌從って恐慌による短期化への逆蒋と して現れるとされる。併しこ、では差當りこの過程の 槍討は問題でなく、か、る生産構造の岡三がもつ性格 とその限界が問題となる。この演式は︸般に指摘され る如く、生産、構造を輩線的な迂回生二期聞の長さとし て示し、その貼、ウイン學派の傳統である利子論的な 資本理論の性格を残して居るといわざるを得ない。從って複線的生産構造を示しうるマルクスの轟生産表式とは封照的で ある。父迂回生産期間の長期化が意味をもつのは、生崔力が塘大する羅にあるわけで、この貼が外ならぬウイン學派によ って強調され乍ら、この圖式に於、ては表現され得ないという重大な欠陥は藪うべくもない。ことに第一団と第二圖とを比 ノ 領すれば、一見人々をして迂回の長期化が生産高を減少するかの如き鈷畳にさえ陥れる危険かある。尊し、ハイエクはこ の黙について、次の如べ読明する。即ち、その生産量か長期の資本家的生産方法の結果として塘加して居るが、一〇の節 約←投資によって押部的生産要素に支螂われる貨幣が四〇から三〇に減少し,從って消費財に支梯われる治費支出も四〇 ④ から三〇に減少し、ともに便格が下落して均衡を維持することを示すというのである。 信用創造による投資に基いて第一圖の生産構造が第三圖のそれに長期化する場合,これが達成されるとすれば、源本的貨幣的均衡と資本蓄積 鴨 九
貨幣的均衡と資本蓄積 、 ’ 一〇
生産要素の量も生壁没階敦從って迂回度も前の場合と同じで牛雀力も同様だが、たゴ全体として貨幣量が=一〇から︸五 九・九に増大せられ、源㌍的生産要素に封ずる貨幣量が前の場へ口よりも三分の一多いので生庵要素及び単費財の償額表示 も三分の一だけ高くなって居る。 以上の如くハイエクの生得構造岡式は事.貫上皇格と量の柑乗積たる債額表示をとって居るので、いすれも生産力の攣化 を表現出來ない欠鮎をもつて店る。 生庵構造の珪化については、第一圃に比し第一一圃も第三圃も長期化された生産構造の均衡歌態、換言すれば長期化され た姥産の均衡的構造を示して居ゲ、從って事後的見方であり、灘態的分析であるとの護りを免れないようである。叉圖式 も も あ あ としては、それはより高い均衡への推移過程として把えられて居ないため、信用乃至金融の問題が入り得る郷地はなくな って居る。之に封しヴイクセル線上の貨幣心経濟理論のうち北欺學派は勿論ケインズ學派に於ても豫想乃至期待という事 前的︵①×自。昌㊦︶考察を採り入れ短期的動態躁寝たるk要方向をとって行ったが、その壁面長期的議案理論的硯角を襲って 行き生滞構池麺動的把握の方向を失って來た感がある。 以上の如く、ハイエクの生滞構造圖式は、生産講造の長期化を取扱う場合でも.その長期化した結果としての静態的均 衡歌態を表示する關係上、その長期化の動態根源程たる貯蓄或は創造信用による新投資−新投資財牛産の問題は表現さ れ得ない。この黙に鑑みて高橋泰藏教授は﹁生産.構造を生塵段階として見るハイエクの方法と最絡生産を浩費財生産と新 投資財生産とに分つケインズの方法とを結合することによって、杢生産を雑費財生漉部門と新投資財生産部門とに分ち、 直接の潴費財生産並に新投資財生産以外の生産財の生産を、これに先行し、これら爾部門を立体的に構成する生際段階と ⑤ ⑥ して炎現する﹂第四圖の如き圃式を獲表して居る。高橋教授によれば﹁このように生産を治費財生産部門と新投資財生濃 部門との複線的構造として捉えることの意味は、これを⋮下線的に捉えた場合︵ハイエクの合式の如く︶一それは生産層
第四圖
︸ーーー▼好著の”N、新上酒i−1ーー﹂ 一 ぐ 所裾酒酌二分 ド サロけ の サ へ ロ ロ ロロマ のへ く 「一一1 二肖賢・支出E−s i貝字岳S I [ L_一一一一一噛一一胸一一一一一一一一甲■」一唱___願一」 ぞ 所罵のヰ掛成遇「昇郵葬渉篇一論耳ξ:耳葱嬬翻
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! l I C l l新桜賞飲 R や 出lIーーー1−L 賊 A の段階的構造を別とすれば﹁再生康表式﹂と同様の表現方法となる一 に現に行われつ、ある消費財生産と、將來の泊費財生干の増加を豫想 しつ∼既に進行しつ、ある生産財の生産︵泊費財生産の蹟張並にその ための生産財生産の櫃張のための生産財の生産︶を含む生産財の生産 の規模との間に存在しうべきギャップを、新投資財生滞として分離し て表現し、これによって生産、の立体的構造的構成と、從ってその規模 ⑦ とを明かにしうることにある﹂と云われる。憂に、二のことによって ハイエクの考え方とケインズの﹁基本方渥式﹂の蝿論とをつなぐ通路 を開拓すると共に、マルクスの再生産表式と比較樵討する地盤を開く ⑧ ねらいをもって屠るということが出來ろ。 次に高橋教授のこの一式に學びうる垂大なことは、先に蓮べた中山 博士の所謂﹁艀態と動態との交渉﹂の問題を取上げうる地盤がこの中 に開拓されて居るということである・即ち、この圖式の左側が中山博士の謂う醸態的領域であり,右側が動態的局面に該 議する。そして﹁動態的局面の作用か艀態的領域に翻して中立的に止る條件か自然利子論にいう貯蓄と投資との均等によ って與えられる﹂という先に引用した中山博士の命題もこの章魚によって生産構造的に示されて屠ると見ることが出來る のである。 更にもっと重大なことは、高橋教授のこの固相は一見して安定的均衡を示して雇るようであるが、決してそうではなく こ、に示されて居る均衡は實は不安定なものであり、その貼却って動態的性格をもつて解るということである。この黙は 貨幣的均衡と資本蓄積 一一
貨幣的均衡と資本蓄積 =一
とくに私が所謂﹁貯蓄と投資の均等﹂に示される均衡の性格は、軍に貨幣資本的には決定されるものではなく、寧ろ再生 産的な生産⋮懸造に於て、更に正しくは前に述べたような再生産論的な資本蓄積論の立場に於て始めて明確にし得るのでは ないかという疑問を懐rかしめられた鮎なのである。何故であるか。以下この黙を圖式を中心に述べて行き度いと思う。 先ず高橋教授の前拐圃式について団あるが、この圖式の示す均衡は完結して居るように見えて實は一慮の完結を示して 居るに過ぎないのである。その均衡が不安定的であるというたのは實はこの黙に關わるのである。というのは、高橋教授 も へ も も を が前揚圖式に於て右側に示した新投資財の生産は一、将來の消費財生漆の増加を豫溢しつ、既に進行しつ、ある生産財の生⑨、、、、、、、、 ⑩
産﹂で、それは﹁漕費財生産の損張並にそのための生薬、財生産の櫨張のための生産財の生産﹂なのであるから、それが完 成された曉には綾羅財生産の櫨張として遡るべき筈である。然るにこの岡式に於ては新投資財の生燕完了に止まって居る のである。貯蓄と投資の均等は再生産的には、この舌端な均衡を示して居るに巡ぎない。從ってこの圖式は絡局の安定的 均衡を示すのではなく、實は通渡的な,從って不安定な均衡を示すという鮎に於て、却って著しく動態的な性格を含蓄 して居ると見ることが出來るのである。というのはこの新投資財がそのU的とされた泊費産生濠の櫃張を齎らした場合、 この消費財が果して追想された慣格を以て疲れるという保誰がどこにも與えられて居ないからである。資本主義生漆の不 安定性の根源は實にこの鮎にか、つて居ることは何人によっても否定され牲ない所であろう。 今,高橋敷授の論式について、斬投資財の生産がやがてその口的に潰うて単費財の堀産になる黙を考慮し、その行方を 追いうるようにこの岡式を書き直して見ると第五圏と第六圖を得る。高橋教授の岡式と異って、こ、では経常的生産即ち 中山博士の艀態的領域を石側にとり、薪投資財生産即ち動態的局面を左側にとった・そして生産段階は、軍純化のため経 常的生産に於℃は中闇春霞財の段階を一つにし、新投資財生産に於ては、勢働から直接生沌し得ること、し九。更に新投 資財か好局に.於て沿費財生産の披張となる方向を表す江め,充側の動態的局.血の最絡段階は消費財生産とし紅。そこで先ず第五圖に於、ては、投資と貯蓄とが貨幣的に均等で而もこれが循環を績けるとき如何なる結某が生するかを論 争する。即ちこ、で動態的局面の動きが婬態的領域である経常的生産に擬鼠を生ぜしめないためには、新投資は先ず創造 信用で賄われ、これが噌黒革雇傭叉は⋮労働時聞の延長によって横線の新投資財αの生産を惹き起すと共に他方その所得が 杢部貯蓄されることにより投盗と貯蓄の均等が生することを必要毒煙とする。所がこの調程が循環的に動態的局.面で行わ れることは如何なる事態を惹き起すか。同︸焼模であれば雇傭は機種される。貨幣的な投資と貯蓄とが均衡を傑ちつ∼累 ・ 積する。實物面に新投資財の蓄積がおこるG而
第五圖
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1 3 一一町 一 _ __ _ _ _’ 貨幣的均衡と資本蓄積 r.9 L Ik一 一 12=第一期投貸 S2=第一期貯蓄 Il=第二期投蓄 S1=第二二期姥y蓄 …→資金の流れ →二二及び實 物の流れ A=糸目常白勺生琵螢働 A’=第一期新投資財生琵螢働 A”;第二期新投資財生産勢働 C=中聞生産物 R→侍費財 C’=第一期生産の新投資財 C”震第二期生琵の新投資財 してこの循環が無限につ置けられることは意味 のない無限の蓄積となるのみである。これは資 本主義的には過剰投資として崩壊せざるを得な い。 次に第六圖について、投資と貯蓄との貨幣的 均衡が新投資財の無意味な蓄積となることな く、消費財生崖の撞、張となる方向に進む場合を 楡討しよう。前の場合と同様経常的生産部面に 封して中立的であるためには新投資は先ず創造 信用で賄われる。始め新投資財が生産される。 研符は貯蓄せられる。併し、次にはこの投資財 はその本來の使用目的に潰うて溝費財生希の援 一三第六圖
貨幣的均衡と資本蓄積態的領域
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ド﹀.藁受¢rT缶器葺戸焦︸︾﹃象鼻詰。許おω一・興お・℃嵩6$琵傷同、吋。︹ぞ島。♪︸評幽9豊崎氏書本D入一頁。 ハイェク、右書猫語本五一頁、覧英語本四七頁、邦鐸本九五頁。 ハィエク、猫語本五四頁、英藷本五〇頁、邦鐸本九九頁。 ハイエク、猫語本五二頁、英語本四八頁、邦課本五二頁。 高橋泰藏著﹁國民所得の基本問題﹂入九頁。 同氏著伺書、八入頁も同氏著﹁貨幣当直濟理論の革茸闘﹂一三二真、同氏著﹁紳濟叢展の理論﹂八三頁。 同氏著﹁國民所得の基本間願︹入九一九〇頁。 同署書八七頁及び第二章第五節蓼照、同氏署﹁緬濟叢書の理論﹂八四頁。 ⑩同氏著﹁國民所得の基本問題﹂九〇頁。 四 上述の如くシユムペーターを経てハイエクの生産構琶圃式を検討し、次に高橋教授の改善した圖式に學んだ我々は、更 にマルクスの再生産表式の考え方を媒介とし、資本蓄積の語聾過程をば、資本構威の高度化を含む積畳再生産の過程とし て失え、これとの關連に点て信捌乃至金融の問題を橡興する端緒を見出さんとするのであるか、その第一歩として以下新 に考案した再生産麦式を媒介として分析を進め度いと考える。 こ、に提げる再生産表式の前提は次の如くである。即ち,一定の封学的な資本主義雲影耽會の分業的な再生産休系は 1 固定生産財生塵部門 − 原料財生灌部門 ‘ 亙 鴻費財生産部門 の三大部門より構威されている。從來の生産財生煎部門と消費財生庫部門との二部門よりなる再生産表式と異って、三部 貨幣的均衡と資本蓄積 一五他貝幣的均衡と貸本⋮畜積 一六 門の構成をとつ忙のは、上本蓄積の璽要な問題は固定資乍の建造乃至蓄積を維っていること,そして固定資本の建造の問 題を取入れると資本の蓄積叉はこれと關掬する維親鍵動への影響の仕方に於て異る原料財生産部門は別に倒立部門として 取扱わざるを得ないからである。 出獲鮎となる専生産表式に於ては、各部門を通じて 一守父ハθ轟聾H︵國凄鳴昂試ハ男⊥1嵐輔堵聾ふみの︶”ミ鴻噛印ナ島。ほ一ごH 蔀避薄譲翻11難澄蔑譲旨︸躍館繋卦2◎u目 の コ ゆロ 蟄 慈 餅1一馨邉臨⇒.︻ヨ門︵國滞誤誉二十幽門、煎ユ益十導競売ナ鋤︶1ーゴ犀n98 と假曝する。早船定資本は十ケ年の運命をもち、從って一年に一〇%すつ、沿塁塞更新するものとする。軍位は客槻的な ■ 實質的債値軍位とする。 マルクスの再生藍表式に於けるが如く、固定資本の総額を表さぬ場合は、資本の構成は不饗資本C︵固定資本の消耗目史新高と勢賃 ・塗流動案を含む︶・可饗本vの比量は銚く・以裏・れ・が、ミ・雰・が勢、固定桑蝦叢入れ・場合は壷の如 く還すことが適當と思われる。然る場合b資本構成の高度化はこの比牽の増大として表すことになる。この場合固定資本の消耗”衷新高 Pを算入すれば二電計算となるので、これは幾けねばならない。 利潤響固定桑額読人れぬ場合α隼・・れてい・が、・れが嚢す・場合は、當然詣の勢すべきであろう。利禦は投下費 用に封ずる比傘ではなく、投下資本に揚する比傘だからである。 斯くて、出獲貼となる再生産表式をば、以上の前提の下に次の如く下すこと、する。
図 HOOタ δ℃十HOω十お簿十H95巨おO
同 δO罰 δO十HOω十δ効十εヨー1おg。印 89認 8ロ十8の十図O帥十のO葺ほっ◎2︵ヨ 尉+ き2許 8℃十おω十・ε曽十おヨ4H8 いうまでもなく、この表式は、再生産の均衡的相互依存關係を示しているわけで、三つの部門の固定資本急呈費偽OP原料 諸費高おのに評して、夫々正部門の更漸固定資本生康高おP亙部門の原料生産高心09と、均衡を示し、皿部門の所得含計 心O鋤+おヨに饗し璽部門の漕費財生産高GcO犀Bと、これ又均衡關係にあることを示している。 次に資本蓄積を表す旗大再生産の表式に於いて新に設ける萌提は次の如くする。 先ず醤き固定資本を用いる場合は、前掲表式に見らる∼如く、固定鋸商一℃につきρ﹃の凛料遵奉と9﹃の勢門資奉 を必要とし、9同Bの除剰債仙を産むのに、新しき固定資本一・、、を用いる場合は、按術の進歩のため、H﹃につき、9Hωと 旦O密を必要とし、而もO.繍ヨの飴剰債値を崖む。即ち
塗・旦奪“﹄幅−.H幸
導瑠三璽葺蕩“ ゴ.﹃一巨凱 師F 詮謹謝時71葬訓⋮ρ・。嵩 とする。夫々の絆濟期に於て再生産に参加した各家計は、その期の瞬得を期末に受け、その期に認諾した浦費財を購入す る。 今、以上の前提に從って、新固定資本のみを用いる場合の再生産の均衡的な相互依存關係を示すと次の如くなる。 剛 μOジ Hづ十Hω十9㎝国十N・切ヨ“α冒 同 HO閃﹁ HO十Hの十〇・㎝簿十bこ輌菖口αω 国 ︷δ﹁り もQ℃十告○ω十Hα9畠十メα∋睦μ切犀ヨ QO卸 鰍ロ十αω十しQb9十ドbo,窃ヨH卜σ窃貨幣的均衡と資本蓄積 一七
貨幣的均衡と資本蓄積 一八
瞬で、愈々資本蓄積の再生産表式の検討に移るわけであるか、この際既設の難き固定資本をそのま、の規模に稼動さし て、新しき固定資本を附加的に建造し蓄積して行くと心身する。これは、薔固定資本の新固定資本による置換えの影響は 嚇慮別にして、新資本の蓄.積の影響を純粋に見んがためである。 先ず、飴剰債値を毎期同額すつ貯蓄し,之を投資して資本蓄積を行う場合を梅黒しよう。出潮鮎となる再生産の規模は 前述の如くであるが、第二期より毎期引績き、配すつを貯蓄し投資して行くと假制する。前提によって所得は期末に支挑 われ、この所得の浩費支出に充當される消費財は、その期間中の重席物であるから、その期の蝕.剰憤値からの貯蓄がその 期の投資にあてられることになるG具体的には、この貯蓄か鹸剰債佃から天引されて、投資從って新雇傭の螢賃として支 彿われ、ばよいわけである。右に蓮べてしまったのであるが、最初の分析に於ては、新固定資本及びそれを始めて運漕さ すための原料︵これらを今後新投資財1と呼ぶこともある︶の生産は雇傭によってのみ行われ、附加的投資は、それ75け 雇傭塘加、從って所得塘加をもたらすと椴定する。 然らば、このい。b。の貯蓄←投資によって生産される新投資財の穂成及び、それが編成する再生産休系は如何なるものであ るかというに、それは、前述の前提に從って次の如くなる。 目 公き 9心℃十〇・心の十〇恥帥十Hヨー−bこ℃ 目 ら・,、矯 Oト℃十ρ分十〇起節十同ヨuトニgα 国 ビ出き 同■bこ℃十一bの十〇.㊦曽十ωヨn9︿∋ 即二・b二〇開い いっO十 nの十 同餌十〇BHδ いうまでもなく、緊のNの投資はb◎C閑、十のωの薪生産に向けられるわけである。砺、新再生産開始のための蚊が働戸鋤は附加的 に雇傭されるか、この勢賃は期末に支佛われるから、貯蓄によって準備する必要はない。爆誉 蝋 勲 ㊦ 報 餅 難 澱 6
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貨幣酌均蜘と資本蓄禎 一九
萱幣物均樋と冠木蓄積 二〇
この二つのゲラフを比較心癖して思うに、褒者とも○期及び第一期の斜磯鮪が等しいのに、その後の展開に於、てこれ程の 差異の生じた根本的な原因は、絵 本積口繕の婁水準を・のミに抑 鐙
えて投資の堀大を喋るか︵第二の 場合︶、逆に貯蓄q、投資の水準を 等額にしてその溝費水準を高める か︵第一の場合︶の差に依荏するの②
である。即ち第一の場へ見除刺贋 殖の鴻費高を第一期の一八から第 MO期の六三に高めたがために、 これを霊疋とした第二の場合に比 し新講・奉茨胴僧憤山尚︵第一〇期︶は六三 二・五に起し二二〇、新所得高︵第 ︼○期︶は二六八・五に帽封し七六 ︵グラフωではこの線は省略した︶ 附加的旺生産高は二二七・五に封 し九〇という結果になっているQ 以上、資本蓄積の再生産を考え フ ラ グ 一 ︷1
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0期 1期 2期 3期 4期 5期 6期 コσ るに際して薪投資財生産は、凡て新雇傭による勢働によってのみ行われると假定 した。從って新投資はそのま、薪雇傭増加として現れたのである。之はいうまで もなく不完全雇傭を前提としてのことである。所が新投資財が夫々既設の1固定 資本財生産部門及び1原料財生産部凹によって生産されると假賦すれば、これは・ 固定資本財及び原料財の配置輯換一生産構造の麸化によって行われ得ると考え られる。即ち再生産表式によって示せば次の如くなる。 聾一同↓“び調爵鰍滞跳 困 ドOO銅 ドOO十δの十δ餌十δ菖11心O℃ 国 ドO苗” HO℃十HOの十δ島2十HO菖一−蔭Oの 目 NOO濁 ひつOO÷boOω十鱒O鋤十ωOB−一OQO犀ヨ
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新投資 、 250 200 150 ㎜ 鉛 。 0期 1期 2期 3期 4期 5期 6期 7期 8期 9期 10期賛幣的均衡と費本蓄積 二二
原料財消費高直Oのを∬部門の生産高轟ゆから差引いb。。。は薪再生康始動のための原料に向けるのである。■部門の消費財生 産は窃GQで所得らO鋤十おヨ昌Q。OよりbObo小ないが、これが即ち貯蓄額に刷當するもので、實は配置椿換によって新投資財卜。Nの 生産として現れるという形をとるのである。然ろ場合新再生産の表式は先に蓮べた場合と同様次の如くなる。 同 心男い O冨O 十〇。雰十9bの鋤十Hヨー−国℃ 肉 鼻司e 9恥づ 十ρ謝 十9N四十HヨロNqo 目 一b◎二” μb冒 十目bの十︵︶.㊦鋤十ω已目露ハB bこO︸・、e bQO 十 さQω 十 一餌十敬ヨ”11一〇 ワ 即ち、か、る配置韓換の形をとる貯蓄←投資に於ては新投資.財生産のための新雇傭は生ぜず、僅かに新樽生産を動かす ための貯の雇傭堀加を見るに過ぎない。 最後に上塗せる資本蓄積の再生産過程を産、業流通乃至金融流通として讃える詰めの第一歩として第七圖及び第八悶の如 き圖式に書き表した。第七圓は、新投資財生産を新雇傭の聯繋によって生産する場合を示し、第八囲はこれが生産を資木 の配置韓換によって行う場合を示している。 セ む も へ 共にハイエクの岡式及び高橋教授の圓式に學んで作成された。たy、こ∼に於τは、あくまで資本蓄積の再生簾過程の把握が中心であ も ら るため、﹁償値の流れ﹂の外に蓄積としでの固定資本高閃+喫、、を取り入れ、之を横線ぺりの枠で示した。即ち一訂+3士ぽ+三目は三+ 句2の固定資本で生産され、目高+話+蓄+≡鵠は一・、㌣エ㍉δの固定資本で、千言+陰干叩5ヂ三”は茅+噌、£の固定資本で生睦されること 、 が.爪されている。 各生産部門の生命高を.爪す矩形のヒ段はそれの源泉︵︸︾︾∫榊ポ葺鴨︶別の償値構成を、馴し、下段はその生男物がやがて他の夫々の部門に 流れ又は自己部門内に止まる埴を示す。但し盤部門の消費財についてはやがて蹄樋すべき所得層を示す。省、第七岡の寿側は薪投資財の● ■ 岡 七 第 桶一のh一一一一’一ゆ一一層一A 曹 艶
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貨幣的均衡と資本蓄積 生儀の關係を示しτいる。即ち余剰償値の貯蓄S一投 資によって新醗傭刃が動員されて各部門の新投資財 h12島が生産され、それがやがて資本蓄積に加えら れて行くことを示すQ薪傭雇の所得が潜費︵K︶に向け られ、それがSの贈蓄のために防約されて幾る浩費財 の端人に向けられるわけであるQ 第入圓に於いでは、貯蓄⋮1投資による資本り配置繭﹂ 換によつτ新投資財が夫々︷部門及び丑部門で生蓬さ れ︵新投資財となるべき部分は斜線縞の矩形によって 方され一,・いる︶.仔、れがやがて各部門の謡本蓄積に繰人 れられることが示され=いる。ン7は新投資財への投 資が余剰贋直の貯蓄に・・うて賄われることを・爪ず。 四 舵々は前に蓮べた資本蓄積の再生産表をこの 搾業流通乃至金融流通の圖式に書き表すことが 出來たことは、實は資本蓄積の再生産過程との 關連に以て、信用乃至金融の問題を取扱う端緒 にたどりついたことを意味する。尤もこの圖式 ご一ご貨幣的均衡と資本蓄漬 . ご四
は直接には貯蓄と投資の貨幣的均衡が資本蓄積 の、再生舜過程に封してもつ意義を明確にするに 止まるように見える。所が、これを逆から兇れ ば、この貯蓄なくして、從って信用創造によつ 圖 て投資が行われたとき、それが結局インプレー シヨン的作用を媒介とした過程をとることを含 辞している。そのための圖式をも準備したが紙 八 両の關係上今は割愛しなければならない。 次にこの圓式の表す再生崖的経濟循撮は資本 第 蓄積の故に・蹟大的再生産の纒濟循環であり、 その貼からして、この期の循環はその前期に比 して大いさが違うのであるQ從って、附加的生 産のための所得一三は前期の萱上げを以てして 戸 は不充分であり、而もこの期の萱上げはこの所 得支佛かなければ生じない・こ、に金融の問題が生する。即ち右のギアツプが、直接的な附加的金融によるか、さもなけ れば附加的金融をうけ江商業資不の媒介によってうづめられなければ、玉体の過程は行詰らざるを得ないのである。 虹に趨勢の醇生産表は、今期の新投資財生漆物が資∵不として蓄積され、而も雇傭水準の低。トを來さすに安定的な振大。再 生産に結発する忙めには、今後の投資か同一の方法で、而も同一規模叉はより大なる規模で進行することを難件とする。 旨,一一圏騨一一■旧一¶■一 A1⋮ ド霊…『噛坤一…噌’M , I I S K ll 一 1M
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; A : ξ u一一_一一_一一_一。り併し、強力な計書捨濟休制がとられざる限り、か、る進行の保讃が誓えられない。從って資本蓄積が均衡的蹟、た再生産に も カ も む ほ ミ も わ 結叙するために右の如き條件を必要とするということは、裏からいえば資、本生義経濟に於いては、それ自体としてはその ための保誰が存しないことを意味する。換言すれば資木蓄積の再生庫遍程は根本に於て將來に封ずる.小確實性の上に立っ て居ることを意味する。もっと具体的に上記の均衡を掩齢する契.機を取上げて見よう。即ち9次期以後の投資か何らかの 理由で低下するか、◎前提に鱗れすに贋た薔式の論定資本の新固定資本による置換が生するか、↑新投資財の生産が途中 から資本の配遣言換によって行われるようになるか、これらのことが生すれば雇傭の減少が生ぜざるを果す、このための 所得減少、消費支出の減少から若しこれを補償する過程がおこらなければ、上記の均衡か欝欝されざるを得ない。叉、右 に列記したことが生ぜず、今まで通り投資が次期以降績くとしても、若し蝕剰指値の消費が前謁再生塵払に蓮べられ忙以 上に行われ、投資に心して貯蓄が不足して、その不足が創造信用で賄われるとインフレーション的作用をひきおこして來 るであろう。この意味でも均衡の撹臨が生じうる。た9これらの均衡乃至その撹簿は凡て貯蓄と投賓との貨幣的均衡乃至 撹鳳として金融的な面の事象となってくる所に我々の問題があるわけである。 さて、右に蓮べたような均衡撹蝕の契機から資木蓄積の再生産過程を斎燈に防ぐ保澄は資本主義自休に予ては與えられ ていないということ、それは根本に於て資本主義経濟は計叢経濟性をもたぬということに麟するが、こ、に期待の不確實 性の根本原因がある。そして寳木主義に於、ける金儲の問題はこれに關識する不安︷疋と深き關係をもつのである。近代理論 としての貨幣的維濟理論はこの期待の不確習性との關連をとり上げることによって、その動學謂えの途を切り開いたので あった。我々はこの瓢について再生産的分析について重大な反省をせざるを得ない。それは今までの再生産の均衡的展開 の計書調整的吟味に刻し、八,や再生諾のか、る均衡的展開が資本主義経濟に於て、何を契機として、如何に揮働され不安 ︹註︶ 定的展開を興すかという鮎に分析の重貼を向けねばならない。そしてこ∼にこそ、金融乃至信垢理論の新しき展開えの途
貨幣的均衡と貸本蓄積 ご五
貨幣的均衡と資本蓄稜 さ が胴けることであろう。 昏 ご六 ︵右■こコ︶ 再生澄の均衡的詰開を計書調整的に求めて行く呼量の再生爺表式は、むしろ再生塵の計書的裏面の分析としては俗唱であるが、本 來が、る全沐納識竃調整作川をもたぬ資本宅義纏濟の動態的分析のためには、,てれだけでは大なる限界をもつといわざるを得ない。む しろ資本t義輕瀦は樗生首が.憐格機構を媒介として、いわば自働的に饗動して行く所に本來の画Hがあるわけである。從って之が動態 的再生産り分.析としては揚銭の自働的なパラメーター作用をとり偽れた再生爺表式をもつてせねばならないであろう。この点筆者は約 十五年、劇,蟹走資本の建造をとり入れ、儂格の臼働的媒介作画を中心とした朽生爺表式を構想し,この表式の展開を以て景氣攣動の過 程を分析した。こ、では加速乙原埋の問題も表式のうちにとり入れられヂ、居り、乗徽闘題をとり出すぎつかけζ與えられている。 ︵拙稿﹁固走費本と景氣鍵動﹂法と纏濟、第七継、第一號、昭和や一年一月♪所命︶ ︹附記︺ 本稿は昭和二十五年度文部省人文科學研究費によって研究を湛めつ、ある﹁信用と資本蓄積と雇傭との蘭係についでの研究しの 一部をなすものである。