音楽科教育における伝統音楽指導に関する試み : 琉球民謡を中心に
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(2) 2.論文の構成. 案する学習指導案の教材として扱う、琉球民謡. はじめに. と三線についての概要をまとめた。. 第1章 沖縄伝統芸能の概観. 第2章では沖縄県内外の学校教育現場におい. 第1節 沖縄伝統芸能. て、沖縄県の伝統芸能である琉球民謡や三線、. 第2節 琉球民謡と三線. エイサーなどに魅力を感じ、熱心に取り組んで. 第2章 音楽科における. いる学校があることが明らかになった。しかし、. 沖縄伝統音楽指導の現状. 時数や設備・備品の不足により指導の現場では、. 第1節 学習指導要領. 三線を用いた琉球民謡の指導を行うことは簡単. 第2節 全国の沖縄伝統音楽指導の事例. なことではないということが明らかとなった。. 第3節 沖縄県教員へのアンケート調査. 第3章では、沖縄県立名護高校の生徒にアン. 第4節沖縄県南城市立大里中学校の事例. ケート調査を実施し、学校教育において琉球民. 第3章 沖縄県立名護高等学校生徒への. 謡を習うことで、琉球民謡への関心が高まるこ. アンケート調査. とがわかった。. 第1節アンケート調査の目的. 第4章では、これまでの考察を踏まえ、学習. 第2節 アンケート調査の形式と方法. 指導案を作成した。琉球民謡を三線を用いて演. 第3節アンケート調査結果と分析. 唱する際には、歌うということに重きを置くよ. 第4節 アンケート調査結果の考察. うに留意した。琉球民謡は自ら三線を弾きなが. 第4章 琉球民謡を教材とした. ら演唱するところに一番の魅力があり、この魅. 学習指導案の作成. 力を生徒が味わえるよう指導内容を工夫した。. 第1節 目的. 本研究によって、沖縄県の学校教育における. 第2節 学習指導案. 伝統芸能指導の現状や、地域社会と学校との連. 第3節 指導上の留意点. 携が、郷土の伝統芸能を伝承していく上で重要. 第4節 今後の課題と展開. であることがわかった。また、琉球民謡を取り. おわりに. 扱うにはまず時数の確保が重要となり、さらに は、教材・教具の有無も課題であることがわか. 3.論文の概要. った。. 本研究は、沖縄県の音楽科教育において沖縄. 今後の課題としては、上記のような問題点を. 伝統芸能を指導する意義やその方法について考. 解決していくにはどうすればよいか、また、伝. 察し、沖縄県の音楽科教育での指導を日的とし. 統音楽の保存・継承に繋がる学校教育はどうあ. た、琉球民謡を用いた学習指導案を提案するも. るべきか、といった点について研究を進めてい. のである。. きたい。. 第1章では、沖縄の歴史や地理、人々の信仰、. 伝統芸能の種類や使用されている楽器について の概要をまとめ、r沖縄伝統芸能」とはどのよう. 主任指導教員 保坂博光. なものであるかを確認した。また、第4章で提. 指導教員 野本立人. 一363一.
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