中華人民共和国民法〔草案〕・人格権編 : 人身損害賠償に関する最高人民法院による二つの司法解釈とともに
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(2) i砒ii兵国陽モ経済法学第16巻第1』} (2007 rfli 9月) ,. て,民法全般にわたる法規範を定めたものであるが,同法第5章の民事責任5) の中で,人身権という独立した節が設けられ(第4節),:「生命1健康権」「氏 名・名称権」「肖像権」「名誉権」「栄誉権」「婚姻自主権」という五つの人格権 に係る規定が設けられY: 6}。これらめ規定は,いずれもdi般的原則的規定の域. を出るものではない坑法編艮拠力・創出杣だ註iこより;これ以降,r名誉 権」「肖像権」、「氏名・名称権」を申心に,、人格権を巡る紛争が司法の場に上が ってくることになる。. 興味深いのは,こうした動向に呼応して,人格権を巡る最高人民法院による 司法解釈が制定・公布されたことである。それは,民法通則聖意味内容をより 具体化する全般的な裁判規範としてあらわれる場合もあったが〒},個別案件に. 関する下級審の照会に対する:{復函”個答)という形を取る場合,さらには. 人格権の特定の分野に焦点を絞ってQ&A方式で最高人民法院の立場を明らか ヒ にするという形を取ることもあった。こうした過程で,死者の名誉権を肯定す る最高人民法院あ立場などが明らかにされS),人格権を巡る法規範が司法の場 を通じて積み重ねられていった9}e .,. 人格権保誰をいっそう発展させたのは,江993年に制定・公布された「中華 入民共和国消費者権利利益法」,(全’8章55条i施行は翌1994年i・原法律名は 「中華人民共和国消費者権益保護法」).であるle)。伺法の第25条で消費者の人格・. の尊厳・人身の自由に対する侵害を禁正する規定が設け1られ,同第43条では. これらの行為に対する民事責任が定められ;さらに同第50条ではこれらの行 為に対す、る罰則規定が設けられた。・消費者基本法としての性格も有するi同法の. 中で人格権に係る規定が設けられたのは,消費者取引とりわけサ÷ビスの場で 消費者が販売業者から人格権侵害を受けることが多かったことに対応し,これ を規制するためであったIE}。 ・:二 ・ ・ t、r:’ r’ t−1 ’一.’r、. 注目され1るのは,同法制定を受けで,地方法規のレベルで人格権保護を目指 す様々な動きがみられたこ、とである。』どりわけ;上海市1広東省等の沿海部の 経済先進地域では,−t国法にも見られない消費者保護に関する先進的な規定が設 178.
(3) 『中華人民共和国民法[草案〕・人格椛頴 1 ’. けられ,慰謝料規定を初めて導入し1たのも,これら沿海部の消費者保護に関す る地方法規である]%、. こうした地方法規を舞台にした試行を経て,2001年には最高人民法院によ り「民事不法行為に基づく精神損害賠償責任確定に関する若干の問題にっいて の解釈」が公布され,国レベルの法規範としては初めて慰謝料規定を明文化す るとともに,L人格権保護規範を体系化したユ3〕。その後民法草案が全国人民代表. 大会に上程される運びとなり,その第4章で独立した編として設けられたのが, これから紹介する人格権編である14}。 ’ :. 本年(2007年)3月15日に民法草案物権編から独立した「中華人民共和国物 権法」が制定され15),今後は民法関連としては不法行為法の制定に焦点が移る こと1になり,人格権法が制定されるまではまだまだ紆余曲折が予想されるが,. 人格権編起草に至るまでの議論を見ていて感じるのは,議論の焦点が人格権編 を独立した編として設けるかそれとも不法行為編に組み込むか(もしくは民法 総則の中でこれを規定するか)という「体系の争口」に偏りすぎるきらいがあ る点である」%これは民法草案全体について言える.ことだが,、民法典全体のコ. ンセプトをどケするのか,内実をいかに豊富化していくかという議論が不足し ているように思われる。 Lr l」、、h. また,2001年のWTq加盟以降,中国が国際社会に組み込まれ,今後国境を 越えた人格権紛争が発生することも予想されることにかんがみれば,入格権の 「国際化」を視野に入れた議論も不可欠であるように思われる17〕ぱ ・1−:. なお,2003年には最高人民法院により.「人身損害賠償案件審理に適用する 法律に関する若干の問題についての解釈」が制定・公布さ.kた。同解釈は,人 格権の上位概念としての人身権にかかわるものであるが,体系的な不法行為立, 法がまだなされていない現状にあっては,中国の現在における不法行為法規範 の到達点を知る上で極めて重要であるばか力でなぐ,資料的価値の高いもので あるように思われるので,併せ紹介する次第である。』 ・ ・ 1_..J 1 (2007年7月1日脱稿) 、,・∵一・.・1 179.
(4) 」世1詔ξ匡ll男…経亨斉法学第16港第1号 (2007年9月) 、. 申華人民共和国民法〔草案〕・一人格権編i帥 (2002年10月全国人民代表大会法制工作委員会起草),. 第i章 一般規定 lL lI l∵: ’ 二 ・’ 第2章 生命・健康権」. 1 ’ ∵ …, ,第3章 氏名権および名称権 ∵ L. 、 ㌧・∴. 第4章 肖像権 A ’r−、: ・ ・. =t一 第5章 名誉権および栄誉権 ’ 、 第6章 信用権’. J一ざ 、t一い∴’ ド “一 ・、rl・. 第7章 プライバシー権:∵ −4.‘㎡・ ・. 、。 ・第1章’一般規定 ㌧ ∵ 1,’ 一・−t’ 一 ・、, :1,.t,. 一 ・ 第1条(人格権の享有主体)r・ ・・.. ・. :. ユ 自然人および法人は人格権を享有する。、.’ , 11r.. 2 自然人の人格権には,生命・健康;氏名,肖像,名誉,、栄誉,信用,・プ. ライバシー等の権利が含まれるゴ t 3’法人の入格権には,名称,名誉,栄誉,.信用等の権利が含まれる。,∴. 第2条(樋権の不可侵性)一・≡ ’・∴ 1・, 自然人および法人の人格め尊厳および人身の自由はこれを侵してはならな い。 r∴『 ’ 」・, 一 、 v ’T :一一. 第3条(人格権の不可分性)L I, . . ・:c』. 自然人および法入の人格権は当該自然人および法人と不可分の権利であり∵ 人格権はこれを譲渡または相続することができない。t:一だし,1法繊に別段の規. 定がある場合は,この限りではない6:、 ” ‘ 18⑪.
(5) r中華人民共湘国民法〔草案〕・人格権編 ノ ゜. 第4条(二」,一ス報道等における人格権の合理的な使用)e、、 ’. ). ’4’i・一ス報道等においては,、自然人の氏名もしくば肖像,iまたは法人の名称 を合理的に使用することができる。 “r ., A7、 L ’d』. ’ 第5条(火格権侵害の法的効果)” 芦一_∴∵㌧ ’ … 自然人または法入の人格権を侵害した者は,侵害の停止,名誉の回復影響 の除去,謝罪,損害賠償,慰謝料の支払い等の民事責任を負わなければならな. い。 ’ 』、“ ・i ’”∵ 」f. 第6条(死者の人格権の保護i) r, 』「㌦ ’1L.”t ’.・ ,”. 自然Wが死亡したときは,その配偶者,父母または子は,その氏名,肖像, 名誉,栄誉,プライバシー等の権利を保護する権利を有するb;当該自然人に配. 偶者もしぐは子がないとき,または父母がすでに死亡じでいるときはジその兄 弟姉嬬祖父母;,・外祖父母,孫または外孫がその氏名,’肖像C名誉,1栄誉,プ ライバシー等の権利を保護する権利を有するゴ,・i ”1− 一..L.4。: , .k・.∵ rL. 第7条(準用規定) 他の法律に人格権の内容,保誰等について別段の規定があるときは:その規 定に従う。 Fr t .1t ’ −J ・ F ’”1 −r T・ . ・.、’rl ・ ・ , ’.二 ・いば t・. 第2章t’生命・健康権Li,L1・1.,.…、.. 第8条(生命・健康権の保護)’11・L、一.一’Fに∫ 1 自然人1は生命・健康権を享有するe. 2不法に自螺人の生命を奪ってはならず,自然人の身体の健康を侵害して はならない。:.三’1”・ ‘: ∴.一: ・ ’L 4H 、 ・C・ ’ 1「. 181.
(6) 横浜圃際経済法学第16巻第.1登(2007年9月). 第9条(臓器等の擾供」一 ・ll=自然衷は,身体の1虹液;一骨髄≡器寝等を提供するζとエお:よ三び遣体等を 提供することができる1°)e. 2−一自然人が生前に前項にいう提供に反対の章思を表明していないときは一;一. その死後,その配偶者,二子および父母は,遺体または遺俸薩『部を提供堂るこ と力宝できるo・. 第狙条(自然人の遼体・遺骨め保謹). 自然人の遺齢よび遣骨は灘め保灘受ける・遺体また嚇髄辱めまた はこれに損害を及ぼしてはならない2°)。. 第ユ1条飴験の際のイジコ無ム糧・ゴ瀦ン粒. 閲連す酬学嚇麟繍薬ま却漸たな治療旙を醗鰺鋤詠継 の治験をする必要があるピぎは・t衛生等の所管部門の承認を受けた後了ざら}苦・. 被験者本人に対し∴発生するおそれのあ登損害につ瞭雄告知しiが日,一その同 憶を得】な’け批ぱならな袈㌔T. 二第12条三日琴療機閲の救助義務). 災害,事故等の事由により自然人の生命・健康が危険状態にさら蔑れ緊急に これを救助する必要がある塞きは;直ちに医療費が支払われない場合であって も〔閲連する医療機関はこ麓螢救助七なiければな葺ない。. ’第3章氏名権および名称権. 「二熟条ユ繍輸 1 自然人は氏名権を掌有じ,自らの氏名を決定し,. 従産縫獺す確蹴韓蚕 ヨ畢2 − 一一 一r. ζれ劃吏用麟’親鑑≡.
(7) “一中華人民共和国民法〔草案〕・人格権編. 2 自然人のペシネーム,芸名等は氏名と同等の保護を受ける。. 第14条(氏名とペンネーム等との混同等の回避) v : 複数の名を有する自然人は.氏名の使用}こ際し,適切な方法を講じて,混同 または誤解が生じるのを避けなければならない。. 第15条(名称権),. 法人は名称権を享有し,自らの名称を使用し,ζれを変更し,他人べの使用 許可を与える権利を有する。. 第16条(氏名権および名称権の侵害の禁止). 干渉,盗用,偽造その他不正な手段により,他人が自然人の氏名権または法 人の名称権を侵害することを禁止する。. 第4章 肖像権. 第17条(肖像権) 自然人は肖像権を享有する。.自然人は,自らの・肖像が歪曲されまたは侮辱を. 受けることがないよう,これを保護する権利を有する。・. 第18条(肖像権者の権利) 一 』.. p:.、、, ”・ 1. 自然人は,自らの肖像を使用し,、または他人への使用許可を与える権利を有. する。許可を得ることなく,他人は,r自然人の肖像を公開・使用してはならな い。但レ法律に別段の規定がある場合は,この限り1でばないd..、㌧、一. 183.
(8) 牢荊a兵酉[圃斤経済法学第16港幼1号 (2007 (F 9月). 第5章 名誉権および栄誉権. 第19条(名誉権). ・自然人および法人は名誉権を享有する。侮辱,誹藷等により自然人まだは法 人の名誉に損害を及ぼしてはならない。. 第20条(栄誉権). 自然人および法人は栄誉権を享有する。・自然人ま1たは法入の栄誉称号を不法 に剥奪し;・自然人または法人の栄誉を汚してはならない。. 第6章’信用権. 第21条(信用権). 自然人および法人は信用権を享有する。致損等により自然入または法人の信 用を侵書してはならない。 rl[’” . 1. 第22条(信用調査機構の信用情報保護義務). 1.信用調査機構はle客観的・公正に,泊:然人および法人の信用精報を収集 し,記録し,作成し,保誰じなければならないe’. 2信用調査機構は,信用情報を合理的に使用し,かつ,r法の定めるところ に従い,これを公開しなければならない。. 第2ら条.(信用に係る文書等の作成・,保存). ・眠法院は当馴くよる判決ご裁欝の灘糟駈状況に基づき・ 法律文書に係る公文書を作成してこれを保存することができる。. 2金融機閨は,当事者による借入1・返済等の状況に基づき,返済記録等の 保存書類を作成することができる。. IM.
(9) 中華人民共和国民法〔草案〕;人格権擢. 3 工商行政管理部門は,当事者の資産信用の状況{こ基づき,資産信用、に係 る保存書類を作成することができる。. 4 品質監督部門は,検査・サンプル調査結果を公表し㌧かP.,、相応する品 質に係る保存書類を作成することができts 。 一. ag 24条(信用情報に係る自然入・法人の権利). 自然人および法人は,信用調査機構{ごよる自ちにかかわる信用情報を閲覧し,. 謄写しまたは複写する権利を有し,事実に合致していfsい信用情報の訂正を要 求する権利を有する。. eg 7章プライバシー権 第25.条(プライバシー権). 1 自然人はプライバシー権を享有する。. −2{プライバシー権の範囲には,私人の情報,私人の活動および私人の空間 が含ま1れる。‘’t4. ・三、・ ∴ フ㌦ 一.tJL、. ・パ. 第26条(プライバシー侵害の禁止). 盗み見,盗聴,偵察,公表等の手段にょリヂ他人のプライバシーを侵しては なら’なTV)。、 、 1−[. 第27条(住居侵害の禁止). 自然人の住宅はこれを侵してはならない6’自然入の生活の安寧は法律の保誰 を受ける。. ’第28条(通信の秘密侵害の禁止),. 自然衷および法冗の通信の秘密は法律の保護を受ける。他人の信書の開封等 ユ85.
(10) 横浜国際経済法学第16巻第1号(2007年9月). の手段により,自然人または法人の通信の秘密を侵してはならないe. 第29条(同意を得ていない個人情報公開等の禁止) 自然人のプライバシーにかかわる資料の収集,保存およびくAN表に際しては,. 本人の同意を得なければならない。但し,法律に別段の規定がある場合は,こ 『の限りではない〇 …‘. . 、JL.“tIL. 〔参考資料1〕 hc7、 ・ ∴. 最高人民法院「民事不法行為に基づく精紳的損害の賠償責任確定に関する若 干の問題についての解釈」 ’・tlc 』t’. 、. (20・・年2月26日齢人民法院裁判委員会において可斑飾・同年3月10 日より施行). 民事不法行為案件の審理における精神的損害の賠償責任確定に正確を期する. ため,「中華人民共和国民法通則」等の関係法律の規定に従い,裁判実務の経 験を勘案して,関連する問題について,以下のとおり,解釈を行う。 r 第1条(自然人に対する人格権侵害〕−1、.’…L−’ J、 ,、、.. 1 以下の人格権が不法に侵害されたため,自然人が人民法院に対し精神的. 購の融を求める麟齪起するとき}ま・眠継はぷ碇めるところに 従い,これを受理しなければならない。 ・ 』 ’ ∵. .ω1齢権健離および躰権 [・1 ・.rF、t− (2)氏名権,肖像権,名誉権および栄誉権・ r 、』、、. (3)人格尊厳権および人身自由権 .2社会公益または社会道徳に違背する形鷲.他人のプライバt;・ 一一その他の. 人格的利益が侵害ざれた場合においで,‘被害者が不法行為を理由に人民法院に 1B6.
(11) 、 .≒中華人民共和国民法〔草案〕・人格権毒. 対し綱的雛酬賞を勅る訴讃提起するときは,込民柵は,法醜め l るところに従い,これを受理しなければならない』. 第2条(被後見人に対する入格権侵害) v 一 』不法に被後見人が後見から離脱させられ,J親子関係または近親者間の親族関. 係が著しい損害を被った場合において,後見人が天昆法院に対し精神的損害の 賠償を求める訴訟を提起ずるときは,人畏法院は;二怯の定めるところに従い, これを受理しなければならない21}。,. 一第3条(死者に対する人格権侵害) ! 、. 自然人の死亡後,その近親者が以下の不法行為により精神的苦痛を被ったた』 め,人民法院に対し精神的損害の賠償を求める訴訟を提起するときは,人民注 院は・法の定めるところに従い,.これを受理しなければならなv㌔’ 一、t・. ω鯉講・侮蔑沖傷その他社会公益または社会道徳礎背する手庄 により,死者の氏名,肖像,名誉または栄誉を侵害することL. c ’(・2>..不法に死者のプライバシーを公にしもしくはこれを利用し,または社会. 公益もしくは社会道徳に違背するその他の手段により,死者のプライバ シーを侵害す一る1こと」・・ 1 .∵.Jl” ・ ’ ・ ・’ζ・. ・(3)遺体もしくは遺骨を不法に利用しもしくはこれに損害を及ぼし,または 社会公益もしくは社会道徳に違背するその他の手段に一より遺体もしくは 遺骨を侵害する.ことT’t ’. “ .、 ’一・ :∴ 、 ’1,.L. 第4条・(人格の象徴的意義を有する特定の物品’に対する侵害).:’:・.: L;. 人格の象徴的意義を有する特定の記念物が不法行為により永久に滅失じまた. は殿損する場麟おいて醐品の所有者が不法行為を醐として人民酷にヌナ し精神的損害の賠償を求める訴訟を提起するときは,、人民法院は,法の定める ところに従い,これを受理しなければならな’い。、. 第5条(法人等に対する人格権侵害)七「 .、 、 ご、∴・’、、1 法人その他の組織が人格権侵害を理由に入民法院に対し精神的損害の賠償を. 求める訴訟を提起するときは,入果法院はこれを受理しないものとする6い x.. ・. ・ i87.
(12) 横浜1到傑経済法学第ユ6巻第1号 (2007年9月). 第6条(ma 一一の不法行為に基づく精紳的損害の庁事不再理) 、. 当皐者が不法行為訴訟において精神的損害の賠償を求める訴訟上の請求をし なかったにもかかわらず,訴訟終結後7r同一の不法行為に基づき精神的損害の. 賠償を求める別訴を提起するときは,一人民法院はこれを受理Lないものとす る。. 第7条(死者に対する人格権訴訟の原告適格)三. 自然人が不法行為により死亡しまたは自然人の死亡後にその人格もしくは遺 体が侵害された場合において,死者の配偶者,、父母または子が人民法院に対し 精神的損害の賠償を求める訴訟を提起するときは;’1その配偶者,.父母または子. vrr を原告どする。酒己偶者,父母および子がいないときは,t、その他の近親者が訴訟. を鍵起し,その近親者を原告とすることができるbI ”、 第8条(人格権侵害の法的効果) tl’I ri]r ひ㍉ . 、’ 1不法行為にLJ iり精神的損害を被っ・たものの,生じた結果が重大ではない 場合において,被害者が精神的損害の賠償を請求するときは,・ぞ般にはこれを. 支持しないものとし,人民法院は,情状に基づき,不法行為者に対し,侵害の 停止,名誉の回復,影響の除去または謝罪を命ずる判決を下す9とができるti. 2不法行為により人が精神的損害を被bた場合におい℃その結果が重大 f であるときぽ,人民法院は;1不法行為者に対し,r侵害の停止,名誉の回復,影 響の除去,謝罪等の民事責任を負うことを命ずるこどに加えて,被害者の請求 に基づき,不法行為者が相応する慰謝料,(原語:精神損害撫慰金)’を賠償ずる ことを命ずる判決を下す’ことができる。一 第9i条i(曇t言射ネ斗) ∵ ・ 、1』L?二 ,’ 」 :・ ’㌔ . ・ ’・;・. c. 慰謝料には以下のも1のが含まれる。1111’ 、 ∵ 1㌦ ・11 「. (1)後遺障害が生じたときは後遺症慰謝料一’ .∵ ・1: : (2)人が死亡したときは死亡慰謝料、 1・,、 ”tL ・v1 1.FT」 1.. (3)その他の損害に対する慰謝料已1’‘ 、、 〆『一.−r. 第10条1(精神的損害に対する賠償額考慮事情)1’ t T l、、 1一 188.
(13) 申華人民共和国民法〔草案〕・人格権福. 1精神的損害に対する賠償額については,以下の劃青に基づき,これを定 める。. 田不法行瀦の故意・過失の程度.但し緯棲に別段の規定があ嚇合は, .一’ アの限りではない。. (2)1侵害の手段,状況,行為方式等の具体的事情一j. (3)不法行為により生じた結果 ピ ’ ↓ ’ (4)不法行為者の利得獲得状況 (5)、1不法行為者の経済的責任負担能力. 〆 ’(6/受訴法院所在地の平均的生活水準. 2 法律または行政法規に後遣症慰謝料,死亡慰謝料等にr2いて明確な規定 ・があるときは,’その法律まだは行政法規の規定を準用する。. 第11条(過失相殺). 損害の事実および結果の発生について被害者に故意・過失がある上きは,そ. の故意過失の程藪応じて・不法行瀦の精神的燐賠償難を蹴または 免除することができる。 第12条(準拠規’定). lu 本解釈の公布:施行前にすでに発効・施行されている司法解釈の内容が本解 釈のそれとの間に齪鰭が生じているどきは,本解釈を標準とする。.. 〔参考資料2〕,J・. .1 1(. 最高人民法院「人身損害賠償案件の審理に適用する法律に関する若干の問題’ にっいて1の解釈」 ” 、 」、、 . ∵ ・、ご1・. ’. (2003年工2月4日最高人民法院裁判委員会において可決,2004年5月1.日よ り施行). 189.
(14) 横浜蘭際経済法学第16追}第1号{2007年9月) ㎡ ・、. 、人身損害賠償案件の審理に正確を期し,法の定めるところに従ヨて当事者の 合法的権利利益を保謹するため,「申華人民共和国民法通則」(以下「民法通則」 と称する),「中華人民共和国斑皐訴訟法」(以下「民事訴訟法」ど称する)1・等. の関係法律の規定に従い,裁判実務の経験を勘案して,.法律の適用に閲する問 :, 題につびて,以下のとおり,解釈を行う。. 第1条(人身損害賠償訴訟の原告適格,賠償権利者・義務者の定義)1. ’1蛉健麟たは躰を酷された拗;賠償権隔が賠償義瀦に亥・t し財産的損害および精神的損害の賠償を求ある訴訟を提起ずるときは,人民法 .’口 院は,これを受理しなければならない。 r . 、._、. 2本条にいう「賠償権利者」.どは,直不法行為その他の加害により「直接人身. 的損害を被った被害者,法の定めるところに従い被害者が扶養義務を負つてい’ る被挟養者および死亡した被害者の近親者をいう。口. 3 本条にいう「賠償義務者」とは,自らのまだは他人の不法行為その他の 加害により,法の定め1るところに従って民事責任を負わなけれぱならない自然 人,法人その他の組織をいう。 ’ 、一 .二. 第2条(過失相殺) 、1, 1;. { 1 同一損害の発生または拡大につV}で被害者に故意まだは過失があるとき. は,民灘鵬・31条の規定22}}こ御瀦臓瀦の賠獺任を蹴麟}娩 除することができる。但し,不法行為者が故意または重大な過失により人に損 害を及ぼした場合において,被害者は通常の過失を有するにすぎないときは, 賠償義務者の賠償賞任を軽減しないものどする。‘ ・三・’・∴ c −. 2民法通則第106条第3項図の規定を適用して賠償義務者の賠償責任を定め る際,被害者に重大な過失があるときは,・賠償義務者の賠償義務を軽減するこ とができる。. eg 3条(共同不法行為) −. 1・1二人以上が共謀の上もしくは共同過失により人に損害を及ぼしたとき, 1ge.
(15) 后中華人民共和国民法〔草案〕・人格権編. t または共謀もtL 〈.は共同過失は存在しないものの,その侵害行為が直接結びつ. いて同一の雛を難させ洪同不法そテ麟蹴すξときは逼瀧則第、3。 条の規定・・’に従い,行端が継して難を鯖なければなら麟。 I ・2、共謀または共同過失は存在1しないものの,二人以上が個別に実施した数. 個の行為が間接的に結びついて同一の損害を発生塔せたときは,過失の大小ま t:は原因力の割合に応じてiそれぞれが応分の賠償責任を負わなければならな イ い。 :’」 一:・’” ・、A . :、 1. 第4条(共同危険行為) 』 一. 二人以上が他入の人身の安全に危害を加える行為を共同で行い,かつ損害を 及ぼした場合において,『’実際の不法行為者を特定できないときは,・民法通則第. 130条の規定に従い・・行為者が連帯して責任を負わな1ければならない。但しli 共同危険行為者は,.:損害が自らの行為により生じたも.のではないことを証明し たときは,i、賠償責任を負わないものとする。. 第5条(共同不法行為訴訟) C1.1賠償権利者が÷部の共同不法行為者を相手取っ七提訴するどきは,火民. 法院は・他の共同不法行為者をこれに加えて共同被告としなければならない。 賠償権利者が訴訟中に’部め共同不法行為者に対する訴訟を取り下げたとき、 は,他の共同不法行為者は,訴訟を取り下げられた被告が負担するこ・とを要す る賠償額について1は,・連帯責任を負わないものどずる。責任範囲を特定するこ どが困難なときは,各共同不法行為者が同等の責任を負うものと推定する。、、. 2 入民法院は」訴訟取下げに係る法的効果を賠償権利者に告知し,かっ,、 訴訟が取り下げられた旨を法律文書の中で明ちかにしなければならない。L,、’. 第6条(安全配慮義務者の責任) , ’ユ.宿泊,ご飲食,娯楽等の事業活動その他の社会活動に従事す畜自然人,.法. 人その他の組織が,合理的な範囲内の安全配慮義務を尽くさなかったため,他 人が人身損害を被った場合において,賠償権利者がそれらの者に対し相応する 賠償責任を負う’ことを請求するとぎは,人民法院はこれを支持しなければなら .’191.
(16) 横浜国際経箭法学第16巻第1号(2007年9月) , 、. ない。1… 、 , ・ ㌔ 、 ∴1−. ::2 第三者の不法行為により損害が発生したときは,不沫行為をi行った第三 vah{賠償黄任を負1 、ものとする。安全配慮義務者は,自らに故意・過失がある. ときば,自らが損害を防止または制止できる範囲内でiL応分の補充的賠償實任 を負わなけれぱならない。安全配慮義務者は,1・責任を果たした後i第三者に求. 償することができるe賠償権利者は,・安全配慮義務者を相手取り提訴す己とき. は,柴者を鋼被告としなければならない・但し・第鴫酬定できない場 合は1この限りではない。 ” ・、 、 ・汐’ 第7条(教育機関の未成年者に聾す,6保謹責任主 ’I Sr i・ ’・ X“.』1. 111未成年者に対し法の定めるところに従い教育,.管理および保護義務を負 う学校,幼稚園その他の教育機関は,』自らの職責の範囲内の関連義務を尽く1さ:’. なかったため未成年者が人身損害を被ったとき,または未成年者が他人の人身. に損害を及ぼしたときは,自らの故意・過失に相応する賠償責任を負わなけれ ばならない一。 . 、 』’tt:− rt’」. 2 第三者は,自,らの不法行為により’未成年者の入身に損害を及ぼしたとき は,賠償責任を負わなければならない。学校,幼稚園等の教育機関は,自ら、に. 故意’過失があるときは,応分の補充的賠償責任を負わなけれぱならなu㌔. f 第8条(法人等の不法行為貴任) .・一+. 1 法人その他の組織の法定代表者,潰任者および業務i琴員が職務執行1中に. 〆人に損害を及ぼしたときは,民法通則第121L条の規定as}に従い1、当該法人その. 他の組織が民事賛任を負うものとする。上述の要員が職務と無関係の行為を行 つて他人に損害を及ぼした一ときぱ,行為者が賠償責任を負わなければならな ご い。 、 ’ . 、. ・,、』−L. 2v「国家賠償法」の賠償事由に該当する・ときは,同法の規定に従いこれを 処理する1。 ・・ ’,[1 ・ピ,1、∵∵1v− . ㌦・. 第9条(使用者責任)、・ ・ , 丁.・ ’t”、∴rli. J 被用者が悼用者の事業活動に従事しているときに他人に損害を及ぼした ユ92.
(17) 中華人民共和国民法〔草案〕・、人格権編. ときは抽鵬が酬賞難を飾・な}ナればなちない、酬者は,故離たは重 大な過失により人に縫を及ぽしたとき・ta,使用者と勧して賠償難樋わ. なければならない・使用蹴連帯して離難頓うときは融賭}球償 することができる’。・. 2前項にいう「使用者の事業活動に従事して鰻るとき」とは,使用者が授. 樺し就は指示する鯛内の蛙経営翻その他の労務活動離載ていると きをいう議用者の行為樋髄囲を超えているものの,その外見が職務幽 行であるときまた酬融輔と内在棚係鮪するものであるときは,「{吏. 購峰業醐縦軋ているときjeこ該当蠕ものと離しなければならな い。’. k−“. 煤A. @ 1・T、 ”. 第10条(請負に係る不法行為責任) ∫ ∴、. 請負人が礁の鑓過程におい情三9eこ継轍ぼしたときまたは自らが 損害醐ったときは・確賭囎償責任を負わないものとする。但い注賭’ はゴ注文,指示ま一teは選任について過失を有するどき一は,応分の賠償責任を負. わなけれぼならないb. . ., 』 、 , :第11条(労災事鵬曄不法行為責任その・)、、t』t 、一、・.;.、.. ”端賭が使醒め事業働こ従事しているときに自らρ人齪糖を被 ったときは・一使瀦が賠償難韻わなければ妨ない.雇朋係が存在しな. 峰三者縦類の人躰酷を及{ましたときは,賠償酬蹴当謬三者 に対し賠償責任を負うことを請求すること,および使用者に対し賠償責任を負. うことを請求することができる・なお”f吏賭は,賠償離線麟た後当 該第三者に求{賞する一ことができる。’ ,. ・L. 2被用者が使賭の事業醐に従事してy・るときに安全生産に孫繊故の ために鳩に損害搬った場合におレ・て,その醐者に故し堵または下請 けに出した者は・注文または下請け業務を受けた使用者が相応する資格またcl±. 安全生産条件を備えていないことを知っでいたときまたは知るぺきであったと き底’使用者と連帯して賠償章任を負わなければなち1ない。、 、 . 193.
(18) 棚浜国際経箭法学第16巻第1壇・(2007年9月). 3 「労災保険条例」が親制する労働関係および労災保険の範囲に該当する ときは,本条の規定を1適用しなiVi。 一 一 , rI、 9E 12条,(労災皐故に係る不法行為責任・その2) , .L トーv. 1法の定めるところに従い労災保険♂Sの加入を要する使用者団体の労働者 が労災書故により人身損害を被った場合において,労働者またはその近親者が 人民法院に対し使用者団体が民事賠償責任を負うことを求める訴訟を提起する ときは,提訴者に対しい「労災保険条例」の規定に従いこれを処理すべき旨を 告知するものとする。 、.コ・コ1 .T 、, , , ;_../. 2 使用者団体以外の第三者の不法行為により労働者が人身損害を被った場 合において,賠償権利者が第三者に対し民事賠償責任を負うことを請求すると きは,人民法院はこれを支持しなければならなUie ’ ・ ‘. 第13条(臨時雇用に係る不法行為責任 その1・) ピ、−J’. ,他人に無償で労務を提供する臨時雇用労働者が臨時雇用活動に従事している ときに入に損害を及ぼじたときは,,臨時雇用労働者の使用者が賠償責任を負わ. なければならない。但し,臨時雇用労働者の使用者は,臨時雇用を明確に拒ん’ だときは,賠償責任を負わないものとする。なおt:臨時雇用労働者1:故意また 1 は重大な過失が存在する場合において,賠償権利葺が臨時雇用労働者およびそ. の酬都対し麟難趨うこと禰求するときは,人民離はこれ敏持 しなければならない。. 第14条(臨時雇用に係る不法行k責1壬その2) 一 一・ 1 臨時雇用労働者が臨時雇用活動により人身損害を輩.ったときは,その使 用者が賠償責任を負わなければならないδ臨時雇用労働者の使用者は,1臨時雇 c 用を明確に拒んだときは,賠償責任を負わないもの、とする。但し・, ,受益した範 囲内で,J. K当な補償をすることができる1。’ , f’,. 2 臨時雇用労働者が第∋者の不法行為により人身損害を被ったときは,当 該第三者が賠償責任を負うものとす活。.第三者を特定できないどきまたは第三 者に賠償能力がなVlときは,臨時雇用労働者の使用者が適当な補償をする・こと 194.
(19) 中華人民共和国民法〔草案〕・人格権編 ができる。・:、 ’い・ ] ’「・.L 11告 ・’, .』. 第15条(不法行為者特定不能等の場合における受益者の補償責任)L− dへ 国,集団または他人の合法的権利利益を擁護するために自らの沢身に損害を. 被った場合において,不法行為者の不存在もしくは特定不能または賠償能力 欠歓のため,賠償権利者が受益者に対し受益した範囲内で適当な補償をする ことを請求するときは,人民法院はこれを支持しなければならない。 第16条(営造物責任)一 : ’ 一 ユ 1以下のいずれかの場合には,’民法通則第ユ26条の規定2・・〕を準用して,所. 有者または管理者が賠償責任を負うものとする。但し,自らに故意・過失が存 在しないことを証明した場合はs 1f’この限りではない。’. (1)道路,\橋梁,.トシネル等人工的に建造された構築物の維持管理に蝦疵が. あったため人が損害を被った1とき 1 . : (2)積み置かれた物品が転落し,1滑藩しまたは倒壊したため,人が損害を被. ったとき ’L 、.」r :,:1−一一t: : (3)樹木が傾き倒れもしくは切断しまたは果実が落下したため,人が損害を. 被ったとき”,“1 2前囎(1淫の場合において,設計または施行上の欠陥に劫燐が生 じたとき一は,所有者またぱ管理者は,設計者まだは施工者と連帯して,・J責任を. 負う’も’のとするer ・ ” 、 一!・L− ・一. 第17条.f賠償項目)・ . 、 ・∴’ − 1被害者が人身損害を被ったときは,医療費,休業損害;看護費用・,一交通 費,宿泊費,・r入院食費補助費および必要な栄養費を含む,医Ut r・治療に支出』さ. れる各種費用および休業に伴1う所得減少分については,賠償義務者がこ泡を賠 償しなければならない。. 2』傷害、により被害者に後遺障害が残ったときは,:後遺障慰謝料,譲遺障害. 補助器具費および被扶難の醐費ならびにi」ハビリおよび継続的加療は り実際に発生する必要なリハビリ費用,看護費用および加療費を含む;生活上’ 195 、. 1.
(20) 横浜固際経融学第16螂1号(2007年9月). =x”H:ltacptxする必酬お謎労働能力喪失により生じる所得減紛につv’ても・ 賠償義務者がこれを賠横しなければならない。 、・ r .,・、 i,・、、、. 3、被害者が死亡したときは,賠償義務者ぱボ救助・治療状況に応じて本条 第1項所定の関連費用の賠償を要することに加えてJ.さらに葬儀費用・・被扶養. 者の生活費および死亡逸失利益,ならびに被害者の親族が葬儀事項処理に支出. す踏蹴酬継よび休業損鱗その他船理醐壁酬し鮒ればな らないロ ’s I・’ L・s 第18i条i(慰i謝料) r 、 f.・’ 一 ’ − h・’ 一一;‘H. 1被害者または死者の近親者が精神的損害を被った場合に担いて,賠償権、 利者が人民法院に対し慰謝料の請求をするときは,・最高内民法院’F民事不法行. 為幽つく酬・的囎の賠¶鹸任確定に関する粁の問題につvsての解釈1 2’) を準用して,これを定める。. 2 慰謝料請求権については,.これを譲渡または相続ずるこどはできない。 但し,賠償義務者がすでに書面により金銭賠償の支払いを承諾している場合, または賠償権利者がすでに人民法院に対じ訴訟を提起している揚合は,’この限、. } りではない。 第19条(医療費} r・・L ’ ,I L 、.. i医酬に・い蹴嚇機関が発行する医薬va・‘・’」IL院麟の瓢諏基 づき,カルテ・診断証明書等の閲連証拠を勘案して,これを定める。賠償義務. ’都鵡療の必難および鯉蹴ついて撒を肝る・ときは湘応する挙証 責任を負わなければならない○,. 2、医療費の賠償額についてはi第一一審の口頭弁論終結までに実際に発生し c . た金額に従い,これを定めるti臓器の機能回復訓練に必要とされるリ塘ビリ費. 用,適当な整形費用その他の継続的加療費については,賠償権利者は,実際の. 酬雛を齢て,別齪訴することカ・聴る.但し,唖機関の証鴨また は鑑定結果に基づき定められる必然的に発生ずる費用についてはrtすでに発生 している医療費と一括じて,これを賠償することができる。・ 196.
(21) 中華人民共和国民法’[SU案〕・人格権編. 第20条i(休業損害). Ot 1休業損害については,被害者の休業期間および所得め状況に基づき,こ れを定め1る。” ’2 休業期間については,被害者が受診して亘る医療機関が発行する証明書 に基づき,これを定める。傷害により被害者に後遺障害が残るため継続的に休 業する場合の休業期間については,.後遣障害固定日め前日までをもって,これ. を算定することができるe ’1 、. r 、 ’t. D3’被害者が固声Lた所得を有する場合の休業損害につい1ては,実際に減少. した所得に基づきこれを算定する。被害者が固定所得を有しないとぎは,1被害. 者の直近三年聞における平均所得に基づきこれを算定する。被害者が自らの直 近三年間における平均所得の状況を挙証1≧1証明できないとぎは,受訴法院所在 地の同一業種まだは類似業種の前年度.におげる労働者の平均賃金に基づき,こ れを算定することができる。 第2工条(看護費用) . “ 、 ,. nt. 1・看護費用については,・看護者の収入の状況;←看護者数および看護期聞に. 基づき,1これを定める。 ・ .. , v. 2 看護者に所得があるときは,休業損害の規定を準用して,これを算定す る。看護者に所得がないときまだは看護師を雇用するときぱ,洞rグラズの看 護に従事しでいる当地の看護師の労務報酬基準を参照.して,.これを算定する6. なお・看護者ぱ原則としてL人とする。但し,1医療機関1または鑑定機関が明確. 隠見を述べた1ときは・これを参照して看麟の撲を定めることができる・ 3看護期間については,被害者が自律的生活能力を回復するまでをも○て, これを算定しなけれ1ざならない。被害者が後遺障害により自律的生活能力を回 復できないときはyその年齢・.健康状況等の要素に基づき,合理的な看護期聞 を定めることができる。但し,,最長でも二十年を超えることができないb. 4被害者の後遺障害が固定した後の看護については,被害者の看護べの依 存度に基づき,かつ後遺障害補助器具の配置状況を勘案して,看誰等級を定め ’ 、 ・ 197.
(22) 横浜1馴据経済法学第16巻第1号(2007年9月). なければならない。 ・. 第.22条佼通費)t 交通裂については,医療または転院治療により被害者および介護者に必要と される実際に発生した費用に基づき,これを算定する。交通費については,一正 式な証慰をもって,これを証しなければならない。令関連する証懸は,医療を受 けた機関,期間,人数および回数と一i致じなければならない。 第23条(入院食費補助費) ・ ’ .、一, :’. 1入院食費補助費にO.いては,当地の国家機閲における市般職公務貝の出ノ 張・食費補助基準を参照しで,・;・れを定めることができる。 』 ・. 2被害者がとくに外地で治療を受ける必要がある場合において:客観的理 由により入院でぎないときは,被害者本人およびその介護者に実際に発生する 宿泊裂おm,び食費のうち合理的な部分にっいでは,これを賠償しなければなら ない。 第24条 (栄i整i費) ・ 、 ・「. ,‘.. 栄養費については,被害者に残った後遺障害の状況に基づぎ,1医療機関の意 ・見を参照して,これを定める。 t こ1,’J’r・ジ .一:’一 J. 第25条(後遺症慰謝料)「. :一,− J.一 ” 、’、. ( 1 後遺症慰謝料についではS被害者の労働能力喪失の程度また、は後遺障害 等級に基づき,丁受訴法院所在地における前年度の都市住民の平均可処分所得ま. たは農村住民の平均純所得の基準に従い,症状固定日から二十年間相当額をも. って,これを算定する。但し,被害者が60歳以上のときは,年齢がr.歳増加. することに算定期問を一年減少さぜるものとする。被害者が75歳以上のとき c は,五年間相当額をもって,これを算定する。 : ’. Q、被害者が傷害により後遺障害が残ったものの実際の所得減が生じ℃いな、. いとき,または後遺障害等級は比較的軽微であるものの,後遺障害が仕事の妨. ㌶灘鷲㌘響が生『埠1:噸症酬に興輌 198.
(23) 中華人民共和国民法〔草案〕・人格権編. 第26条(後遺障害補助器具費) r −’. ユ後遺障害補助器具費については,一自鍵普及している器具の合理的費用 基準に従いぶこれを算定する6傷害の状況によりどくに必要があると.きは,補 助器具製造機関の意見を参照して,相応する合i理的な費用基準を定めることが で三き’る。:∵1 ’、 ’ −. 2補助器具の交換周期および賠償期間につ阜ては,製造機関の意見を参照 して,これを定める。 t 1−1 ’ ・’ J’ : 第27条(葬儀費用). ア葬儀費用については・受訴法院の所在地における前年度の労働者の平均賃金. 基準に従い;鞠六か朋当額をもっ1て序れをecreするe‘ 第28条(被扶養者の生活費)、 ・’ . ・’1一㎡’. 11被扶養者の生活費については,扶養者の労働能力喪失の程度に基づき, 受訴法院の所在地における前年度の都市住民の平均消費支出または農村住民の. 平均年間生活消費支出基準に従い,これを算定する6被扶養者が未成年者であ るときは,’18歳までをもって,これを算定する。被扶養者が労働能力も他の 生活費の出所も持たないときは,・二十年間相当額をも・ってジこれを算定する。. t但し,被扶養者が印歳以上であるときは,年齢が一歳増えるごとに算定期間 を一年減少さre.るものとする6・被扶養者が75i歳以上であるときぱ五年間相 当額をもって;これを算定する6. 2被扶養者とは,被害者が法の定めるところに従い扶養義務を負わなけれ ばならない未成年者,または労働能力を喪失しかづ他の生活費の出所も有さな い成年の近親者をいう1。被扶養者に他の扶養者が存在する1ときは,賠償義務者 は,被害者が法の定めるところに従い負担しなければならない部分についての一. 一み,これを賠償す6。被扶養者が数入存在する場合の年間賠償総額は,前年度 の都市住民の平均消費支出額または農村住民の平均年間生活消費支出額を超え な・いもの:とする。 ・ 、、 L イ」一・. 199,.
(24) 租tf兵匡ll祭経}斎法学第16巻第1号 {2007 {P 9」‖). 第29条(死亡慰謝料) ・ i. 死亡慰謝料については,受訴法院の所在地における前年度の都市住罠の平均 汀処分所得または農村住民の平均純所得基準に従い,その二十年聞相当額をも って,これを算定する。但し,被害者が60歳以上であるときは;、年齢が一歳. 増えるごとに算定期聞を一年減少させるものとする。被害者が75歳以上であ るときは,五年間相当額をもって,これを鐸定すゐ。 tL、 1 ., 第30条(後遺症・死亡慰謝料の算定基準) ’”… ・−. 1賠償横利者がその住所地または常居所地における都市住民の平均可処分 所得または農村住民の平均純所得が受訴法院の所在地の基準を上回pているこ とを挙証・証明するときは,援遺症慰謝料または死亡慰謝料については,その 住所地または常居所地の関連基準に従い,これを算定することができる。−. 2 被扶養者の生活費に閲連する舞定基準については,,前項の原則に従い, これを定めるi。 . 、 ” . :’∫』 ,’]−1 ,t . 第31条一(実際の賠償額算定・給付方法) . 、:;1,. 1r人民法院は,箆法通則第131条2s)および本解釈第2条の規定に従い,本解 釈第19条ない・U第29条所定の各財産的損害に係る実際の賠償額を定めなげれ ばならない。 ’ 、, 11二‘’ r i・ 」 ’− c 2前項所定の財産的損害に係る賠償金と第ユ8条第1項の規定によ.り定めら. れる慰謝料については,原則として,一括してこ1才しを給付しなければならな い。 ・ ・ 1・ ・ 」.L ” 1 1 ・.J‘. 第32条(各種賠償費用の増額請求) 所定の看誰期間,補助器具費給付年限または後遺症慰謝料給付年限を超え「て, ウ ビ. 賠償権利者が人民法院に対し継続して看護費用,一補助器具費また、は後遺症慰謝. 料の給付を求める訴訟を提起するときは,1人民法院はこれを受理しなサればな らない。賠償権利者がどくに継続して看護もしくは補助器具の配備を受ける必 要があるときiまたは労働能力および生活費の出所を持たないときは,,人民法 院は,賠償義務者に対し,引き続き関連費用を5年なV{し10年間給付すること 200.
(25) ・ 1 中華入民共和国民法〔草案〕・人格椛編. を命ずる判決を下さなければならない。 、、 、一 −.v 9. 第33条(定期金方式) − L ’. h’. 賠償義務者は,定期金方式による後遺症慰謝料,被扶養者の生活費または後 遺障害補助器具費の給付を請求するときは,相応する担保を提供しなければな らない。人民法院は,賠償義務者の給付能力および提供された担保の状況に基. づきr繰金撤に繭麟用を給付ナるこヤを定めるこ「と□甦る・但し,. rgras op・頭弁論繍までにすでに発生し醐風死躍酬および擁購 料についでは,:これを一一一.括して給付しなければならない。. .第34条(定期金∂)給付方法等). L11・人斑法院は,法律文書の申で,定期金の給付時期・方法および各期の給. 輝鄭ついて・これ棚らか}こしなげればならない・履醐醐こ蘭連する 統計デFタに変化が生じたときは,1給付金額は,これに適宜相応の調整をしな けれぱならなV㌔ ・ 』 一. ’2定期金は,,賠償欄曙の実際の生存鯛縦いこれを給付するものとし, 本解釈の賠償期間に関する制限を受けないものとする。. 擁35条(基準統計データ)’∵ . r1 本解釈にいラL「都市住民の平均可処分所得上「農村住民の平均純所得」,. 綱眠の平均消紫出」,擢櫛民0平解聞生酬難出」宝び「労 .働者の平均賃金」については,政府の統計部門炉公表する各省,自治区,直轄,. 屯および麟剛嘩らびにEtiu’「lls5’ll都静における前鞭の関連する統計・ デーrタに基づき,これを定める。 、 ,、 .、. 2 「前年度」とは,第r審の口頭弁論終結時における前統計年度をいう6 第36条(施行日) 、 』、,、 1』一’. 1、本解釈は2004年5月1日・より施行す一る。同,日以降に新たに受理される第. +管醐身損離鹸牛つY’て{ヰ,本鰍の雛を適用芦討で}こ勤 した裁判の人身損害賠償案件について;法の走めるところに従い再審が開始さ れたときは,本解釈の規定を適用しない。、・ 一 ・’ 201.
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