大学学生食堂における栄養表示が大学生の料理選択におよぼす効果
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(2) . 北海道教育大学紀要 (第2部C) 第4 3巻 第2号. 平成5年3月. fHo競闘doUn i i汐o fEdu鎚don( Secbonl IC l j )Vo oumn証o ve r s ‐43 ‐2 ,No. Ma r山,1993. 大学学生食堂における栄養表示が大学生の 料理選択におよぼす効果 富. 岡. 文. 枝・若. 杉. 人. 美*. 北海道教育大学旭川分校家庭科教室 *旭川大学女子短期大学部. Effects of Displaying Nutrit ionallnformat ion at ’M IS l t University Cafeterias on Students ea e ec ion Fume TOMO態. md. * 靴t om w 皿 sUG I. HomeEc コ 丘 bo亡 a h直a t j 転 宅 a doUがve i fEduc onoロ c sLa a o v 暁 acou egeHok r 1 y s t yo a萱on ,As As l 証繍wa070 a *W d i C r証憩噛 U匝ve j i汐 ome s o no r ou egeAs a r s As l証繍服i079 a. ty students 互ve a l Mmy 面dversi t # ] one and をequendy eat out nges g appropdate nutロロous , andi. f t 遊 1 l i l出. Thereおre we d ood when ea i se虻reme l r hea gouti yinlpo舵ant 角r me sp ayeddle nut土瓶onal , i fau壷sheso鉱eredat 面dversi坪 cafetedas i n云 omna霞ono l menusa dpme l ed mode l l s ro遁ded ,e立db ,andp tガロo ヒ駆 gU i t面gda醸 andsoon nu ddancebyd i smbu tof故esee佳ortson 位e ed 憶ee法ec ‐ We 伍ensmd l tmgd i modves 危rs thbo l副 中園keofsmdentsatlm・ch 山頃e‐ e ec shesandon 位enu 制heresul t sareas おnows: 1 f 由ose who answered Q1at 値enu e rate o tれdon d i l f故e 4‐group point me l hod using sp ay o ‐ Th l card marks was u l lders園odab e wascomp iぜed 顔出 航erate ofthose who a ha l 土瓶on l sweredt t 位enu l d i l f m al c薦 a = ± me故od md i鎚d ] spay o e r t 士 i don s瞳6c ad i l l a u ndab ency was 阻ldersむ e g nu s . The resmt showed 位a tthe numdons ロ伍c i i l d d m h m ency d sp ay wi r d f i b a a r a 鴫 晒 l e c me o was o sgn面鎚 y eはer tood @ < 0 unders )bybo由 menandwomen ‐01 . 2 ’ i fse l t 童 1 ves o bme shes atl ec u ば ・ ch b i 山Q t . For 由e mot tchange af gdi errece・vmg , m副e sローdents d lg F l d h md t l numdona d i h emae s ens u dance i ess by pr ce 組d mo . rebynu垣don , owever , seecte ds esl. 紙e rrecelwng nu垣甑ol副 g1 =dance l shes were ec飽] ‐ The resmts showed 勘隠t me modves 危rse gdi i 遊ぼ g d通園 皿y〔 tおrmenandwomena s f t eren i lgu er 故eyrece vednu垣ロona ddance @ < 0 ) .05 ‐ 3 r hen d i i sheso鈷er edby 蜜eC純et l J kech e asch zmged i ‐W n旗 z u l e 面菰 gedi , m副e sローdent 命od 無能 me cl l 奮 i 誼 f前 a l d i h 1 1 nged n v F m副 l d u ve aue o e s es i l shes w超chprodded as立mi ar . e e smdentsseecte d (29).
(3) . 富岡 文枝・若杉 人美. 164. i fl i ds証五 - i h exceeded 値eloo% 虚} eo da i dedd p shes w垣c l l ke as 位efolnner menus vo ロロoni n閉J nW「 ,a l巾 云 位 f t 士 i b i l a on 立es tudentsre熊lredto 位ed ayo nu ona omn sp . i l i y 危出そ s ma ency Th c ybebe儒use mal .. 言. 緒. 女性の社会進出や単身生活者および高齢者の増加は, 簡便で経済的な生活スタイルを求める傾向 1 ) を強め, 食生活においても加工食品や外食は増加の一途をたどっている。 このことは食生活の栄 養管理をする際は, 加工食品や外食を含めて考えることが必要な時代になって来たことを示してい る. しかし食品産業や外食産業で調理・加工された食品や料理は, 食べ手にとって中身を知ること 2 ) はきわめて困難である. これらの実態をふまえ, 厚生省は加工食品や外食の適切な利用を勧める 3 ) 一方で 「外食料理の栄養成分表示の ガイ ドライ ン」 を公表した. 食品の栄養成分表示について, 4 ) アメリカではすでに法制化され 実施されているが, 日本においても包装加工食品ではかなり実施 5 } されており, 今後は外食についてもこれらの検討が進むものと考えられる。 一方, 大学生は単身生活者が多く, 外食の機会も多いため, 外食時の適切な栄養摂取は健康維持 のため重要である. 筆者ら は先の報文で大学生の食生活の自己管理状況を, 意識と実態を関連させ 6 )その結果 多くの学 生は日頃の自己の食生活について, 栄養バランス のとれたものに て調 べた。 , 改善する必要があると思いつつ も, 実際の食事は何となく気分で選んだ料理を食しており, 栄養素 等の充足率もバランスのとれた状態ではないことを報告した. そこで大学生の適正な食生活確立の 一助となればと考え, 大学学生食堂においてレー ダーチャート方式の栄養表示を中心に, モデル〆 ニューやパネルの展示, 資料配布などによる栄養指導を行った. その結果, 栄養表示および栄養表 示を理解する側の問題点など, いくつかの知見 が得られたので報告する.. 調査方法 1. 調 査 対 象 7名,女子272名を対象とし,対象者を学習内容, 49名,男子27 北海道教育大学旭川分校の学生延べ5 した‐ 部活内容, 生活様式により分類した内訳人数を表1に示, 2. 調 査 期 間 199 1年6月の月曜 ごとに4週間にわたり4回調査を行った. 3. 栄養指導内容 栄養指導内容は表2に示した‐ 尚, 本調査実施の学生食堂は大学生協連によって経営されており, 本調査実施以前より各見本料理の前には 「香川式四群点数法」 によるトラン プマークで4つの食品 群の充足率が表示されていた. 栄養指導の1週目はトラン プマ ークによる表示をそのまま継続し, 四群点数法の説明を種々の方法で行った‐ 2週目の月曜日 はトラン プマークによる表示をし, 2回 目アンケート調査を行い, トラン プマーク表示の効果を調べた‐ 次の日より, 栄養表示を全て レー ダーチャート方式による栄養素充足率を示すものに置き換え, 4回目アンケート調査の日までの2 週間これを継続 した. レー ダーチャート方式による栄養表示は, 学生食堂で提供された全ての料理 (30 ).
(4) . 大学学生食堂における栄養表示の効果. 165. 表1 調査対象者 、. 男. 指導前. 指導後. 女. 指導前. 指導後. (辺雫喬) ( 撃駅灘) ( 挙『髭) ;『喬) ( 全. 体. 12 9名( 10 0‐ 0%) 1 48名( 100 8名( 10 0 0%) 1 44名( 10 0 .0%) 12 ‐ .0%). 学習内容による分類 栄養学必修専攻 その他の専攻. 3 1 (24‐0 ) 38 (25‐7 ) 9 8 (76‐0 ) 110 (74.3 ). 94 (73‐4 ). 部活内容による分類 運動部所属 運動部非所属. 5 6 (43‐4 ) 7 3 (56.6 ). 67. (45‐3 ) 81 (54‐7 ). 41 (32‐0 ) 87 (68‐0 ). 48 (33.6 ). (28‐3 (37.0 4 4 (34.7. 34. (26.6. ). 93 (64.6 ) 51 (35.4 ). 95 (66‐4 ). 生活様式による分類 親元 自炊. 下宿 (寮を含む). 36. ). 42 (31.8 ). 27 (21‐8 ). 36. 47. ). 46 (34‐8 ). 64. ). 68. ). 44. (33.4. 33. (51.6 (26‐6. ). 27 (20.6 ). ). (27.5 (51‐9. ) ). 備考 1‐ 運動部非所属は文化部所属と無所属を含む。 2‐ 各分類の所属不明者はそれぞれの分類からはずして集計した 。 表2 栄養指導内容 期. 間. 一 週 目. 栄養表示 トラ ン プマー ク. 配布物及び展示物 1‐ 一 回 目 アンケ ー ト調 査. 2. 4つの食品群を説明した携帯用カー ド (さわやかカー ド) 配布 3‐ 4つの食品群の各群の栄養的役割のパンフレット配布 4‐ 「健康づくりのための食生活指針」 のポスター展示 5. 4つの食品群のフー ドモデルによる説明パネル展示 二 週 目. トラ ン プマー ク. 1. 二 回 目 ア ンケ ー ト調 査. レーダーチャート 2. 栄養所要量と蜘妹の巣グラフ(R・C)の説明パンフレッ ト配布 3. バランスのとれた献立例の実物展示 (最終日まで毎日実施) 4. 肥満とやせの判定図拡大パネル展示 三 週 目. レー ダー チ ャ ー ト. 1. 三 回 目 アン ケ ー ト調 査. 2. 鉄とカルシウムの栄養的役割のパンフレット配布 3‐ 鉄とカルシウムに関するパネル展示 四 週 目. レー ダー チ ャ ー ト. 1‐ 四 回 目 ア ンケ ー ト調 査. と, モデルメニューとした組み合わせ料理について 女子栄養大学出版の 「BAS I C4」 を用いて, , エ ネ ル ギー, た ん ぱく 質, 脂 肪 炭 水 化 物 カ ル シウ ム 鉄 ビタ ミ ン A B , , , , , ., B2, C の10項. 目について栄養価計算を行い, 20歳, 生活活動強動亘における栄養所要量の%を1 00%とした場合 の充足率で示した‐ 尚, 本調査実施の学生食堂は出入口が一つであるため 利用者は栄養表示はも , ちろんのこと, 展示や配布物などの栄養指導に必ず接することになった . 4. 調 査 方 法 昼食時に学生食堂においてアンケート用紙を配布し 被調査者に自己記入させた アンケート調 , . (3 1).
(5) . 富岡 文枝・若杉 人美. 166. 査の内容は4回とも喫食料理とその料理の選択動機についてであり, 1回目と4回目のアンケート 調査ではさらに食生活の意識に関する項目も含めた. 本報は1回目のアンケート調査を指導前, 4 回目のものを指導後として, 指導前後のアンケート調査結果を中心に, 比較分析したものである. 8 4 8 回収率は指導前9 ‐8%であった‐ 集計 .1%, 指導後8 .3%, 有効回答率 は指導前87 ‐3%, 指導後9 2 0種類の 結果はズ 検定とt検定により有意差検定を行っ た‐ 尚, 本調査実施の食堂では昼食時に1 5種類の常備料理, 3日間で1周する)と1 3組の日替わり料理があり,1 日替わり料理(1組10種類で1 計2 5種類の料理が提供され, 指導前と指導後では日替わり料理の種類 が異なった. 両調査日の提供 料理を表3に示した. 又, 調査日の昼食時の栄養素等の充足率は, 被調査者個々 人の喫食料理の栄養価の合計より求め た‐ 表3 調査日の提供料理 指 導 前 (一回目アンケート調査日). 料 理 分 類. 菜. 主. 菜. 副. イ カ フラ イ. スコ ッ チ エ ッ グ. ンャ ー マ ンエ ッ グ. 牛すき焼き. シー フ ー ドフ ライ. ササ ミカ ツ. ポー ク シチ ュ ー. チ キ ン ピロ ア. ささみ竜田揚げ ピーマン肉詰めフライ. 芋のそぼろ煮. きんぴらごぼう. コ ー ンポ ター ジ ュ. アセ ドア ン サラ ダ. イカの酢味噌. ミニ サ ラ ダ. フ ルー ツサ ラ ダ ミニサ ラ ダ. 家汁 自 卵豆腐. 飯 井 皿 も の. 麺 井 皿 も の. 白 味. 噌. 飯 汁. 指 導 後 (四回目アンケート調査日). 冷や奴. 豚汁 卵豆腐. 豚好き井. 冷や奴 イカ天井. メ キ シカ ン ピラ フ. ベーコ ン ピラフ. カ レー ライ ス. カ レー ライ ス. ミー トソー スス パ ゲティ. タ ラコ ス パ ゲテ ィ. う どん・そば類. う どん・そば類. ラ ーメ ン類. ラーメ ン類. 白飯 味噌汁. 白飯 味噌汁. 結果と考察 1. 栄養表示への理解 学生食堂で提供された栄養表示に対する理解度を表4に示した. 本調査の学生食堂ではトランフ マークによる栄養表示を永年にわたり行ってきた が, 1回目アンケート調査 (指導前) でトランフ マ ーク の 意 味を 知 っ て いる と した 者 は男 子11 ‐3% で あ っ た. トラ ン プマ ー ク の 意 昧を ‐6%, 女 子20. 知るには四群点数法の基礎概念の理解が必要であり, これに関する説明カー ドは食堂の各テー ブル に常設してあったが, これに関心を持っていた学生は少ないようであった. 栄養指導1週目は食堂 (32).
(6) . 栄養表示の 果 大学学生食堂 における栄養表示の効果 大学学生食堂における. 167. 利用者全員に四群点数法の説明カー ドやパンフレッ トを配り, 栄養表示への関心を喚起した‐ しか し2回目アンケート調査でトラン プマークの意味を知っているとした者の比率に大きな変化はな かった. これはトラン プマークに食品群やエネルギーの点数化など, 以前に考えていた以上に複雑 で多くの意味があることを知った結果と思われた‐ 一方, レー ダーチャートによる栄養表示は表示1週間後に知っているとした者は男子50 .4%, 女 子72 .8% に達 した. こ の こと よ り, レー ダー チ ャ ー .2% とな り, 表 示 2 週 間 後(指 導 後)に は女 子 は77. ト方式による栄養素等の充足率表示は, トラン プマーク表示に比べて大学生にとっては極めて理解 し易 い表示 で あ る こ と がわ か っ た. 表4 料理の表示に対する理解 査. 調. 表 示 方 法. 人数(%). 男. 女. 知っている者 知らない者. 知っている者 知らない者. 一 回 目 ア ンケー ト調 査. トラ ン プ マー ク 方 式. 11‐8. 88.2. 20‐3. 二 回 目 ア ンケー ト調 査. トラ ン プ マー ク 方 式. 91‐2. 三 回 目 ア ンケー ト調 査. レー ダー チ ャ ー ト方式. 8.8 50.4. 49‐6. 23‐4 72.2. 四 回 目 ア ン ケー ト調 査. レー ダー チ ャ ー ト方式. 59.7. 40‐3. 77‐8. 79‐7 76.6 27‐8 22‐2. 2. 調査日の昼食料理の選択理由 男子の昼食料理の選択理解を表5に示した‐ 男子全体についてみると, 指導前後とも 「気分」 が 表5 調査日の昼食料理の選択理由 (男子学生) 値 段 栄 養 全. 体. 指導前. 28.5. 指導後. 指導 前. 複数回答 (%). ボリューム 見た目 気 分 好物だから 4‐7 5.4. 20‐9. 25‐5. 8‐6 9‐5. 25‐8 26‐3. 3.2 10.5. 6.5 5.3. 16.1. 指導後 指導前. 29.6. 10.2. 指導後. 24.5. 9‐1. 4.1 5‐5. 指導前. 32‐1 19.4. 5‐4 9‐0. 26.0 30.9. 11.0. 指導 後. 指導 前. 16.7. 指導 後. 16‐7. 指導前. 52‐7 56‐4. 14‐1. 1.3 6 52.6. 6.5 13.2. 22. 4 21‐8. 50.0. 9‐2 14‐5. 1.8 6‐0. 19.6. 57‐1. 22.4. 56‐7. 6.8 4‐9. 21.9 24‐7. 49.3. 9‐9. 56.8. 8.2 16‐0. 5.6 4.8. 2.8 2.4. 22.2 31.0. 61‐1 61.9. 8.3 14.3. 25.5 21‐7. 10‐6. 6‐4 6.5. 19.1. 17‐ 4. 23.9. 57‐4 58‐7. 6.4 17.4. 43‐2 40‐9. 9.1 6‐8. 4.5 6‐8. 20‐5. 43.2. 11.4. 25‐0. 52‐3. 6‐8. 23‐5. 85. 学習内容による分類 栄 養 学必 修専 攻. そ の他の 専 攻. 28.9. 58‐2. 部活内容による分類 運 動 部所 属. 指導後. 運動部非所属 指導 前. 8‐9 11‐9. 生活様式による分類 親元. 自炊. 指導後 下宿. 指導 前 指導後. ) (33.
(7) . 168. ・ 右 ン 人美 富岡 畠 岡 文枝・若杉. ‐. 5 0%以上を占めて最も多く, 次いで 「値段」 , 「見た目」 であり, 「栄養」 を考えて料理を選んだ者 は1 0%もなく, 栄養指導の効果は数字にまったく現れなかっ た‐ 対象者を学習内容, 部活内容, 生 活様式に分類して比較すると, 指導前後ともに 「値段」 に関して生活様式の異なる学生間に有意差 を生じ (P<0 5) .0 , 下宿生に 「値段」 で料理を選ぶ者 が多く, 親元数には少なかっ た‐ 栄養指導 効果の指標として 「栄養」 で料理を選んだ者の比率を指導前後で比較すると, 男子全体ではほとん ど差がなかっ たが, 対象者を分類してみると, 栄養学必修専攻生で3 ‐2%から10 ‐5%へ, 自炊生で 10 .6%から17 .6%へとわずかであるが増え, 栄養学を学んでいたり, 食生活を自己管理している者 に料理の栄養表示に関心を示すようになる者が現れる傾向を示した. 女子の昼食料理の選択理由を表6に示した‐ 男子同様 「気分」 で料理を選ぶ者が50%を越えて最 も多いが, 栄養指導により 「値段」 で選ぶ者が21 3 ‐9%から1 ‐2%へ減り, 「栄養」 で選ぶ者が10 ‐9% から20 ‐2%へと増えた. この結果, 指導後は選択理由全体について男女間に有意差を生じ (P< 1) 0 .05) .0 , 男子は女子より 「値段」 で料理を選ぶ者が多く (P<0 , 有意差を生ずるほどで はな いが男子に比べて女子の方が 「栄養」 を考えて料理を選ぶ者が多くなった. さらに女子について対 象者を分類してみると, 運動部所属生は運動部非所属生より (P<0 ) ‐05 , 自炊生と下宿生は親元 生より (P<0 5) 有意に, また有意差を生ずるほどではないが, 栄養学必修専攻生は栄養非必 ‐0 修専攻生より 「栄養」 で料理を選ぶ者が多かった‐ この事より女子学生は, 学習体験, 身体活動, 食生活の自己管理の程度により, 栄養表示への関心が異なってくることがわかった‐ 表6 調査日の昼食料理の選択理由 (女子学生) 値 段 栄 養 全. 体. 指導前. 複数回答 (%). ボリューム 見た目 気 分 好物だから. 21‐9 13‐2. 10.9. 2.3. 指導 後. 20‐2. 2.8. 指導 前. 22.3. 11‐7. 指導 後. 16.1. 23.7. 指導 前. 20.6. 指導 後. 7.8. 指導 前 指導 後. 32.0 27.8. 52.3. 14.8. 51.5. 14.6. 1.1 1‐1. 40‐4. 51‐1 49.5. 19.1. 30‐1. 8‐8 13.7. 5‐9 5.9. 11.8. 58.8. 23.5. 51.0. 5.9 11.8. 19.5. 12‐2. 46.3. 19‐5. 33.3. 0.0 4.2. 29.3. 14‐6. 33.3. 43‐8. 10‐4. 指導 前. 23.0. 3.4 2.1. 55.2. 12.6. 12.6. 10‐3 13‐7. 33.3. 指導 後. 25.3. 55.8. 16.8. 指 導前. 29.6. 0.0 2.8. 48.1. 25.9. 5.6. 7.4 5.6. 25‐9. 指導後. 33‐3. 47‐2. 22.2. 指 導前. 17.2 16.2. 15.6 23.5. 4‐7. 28.1 25.0. 56.3 57.4. 10.9. 指導 後 指導前. 27.3 14.8. 6‐1 25‐9. 0.0 7.4. 42. 4. 指導後. 48‐5 44‐4. 15.2 18.5. 学習内容による分類 栄 養 学必 修専 攻. そ の他 の 専 攻. 15.1. 部活内容による分類 運 動 部所 属. 運 動部 非 所属. 生活様式による分類 親元. 自炊. 下宿. (34). 1.5. 22.2. 10‐3.
(8) . の父 ける -- 不の効果 おける栄養表示 大学学生食堂 にお 大学学生食堂に. 169. 3. 調査日の昼食の喫食様理と栄養素等の充足率 男子の調査日の昼食の喫食料理数を表7に, 喫食料理内容を表8に示した. 全体についてみると, 0 1品喫食者が4 ‐5%と多く, 日本の食事の基本型である主食, 主菜, 副菜または主食, 主菜, 汁物 3 のように, 3品以上の喫食者は3 ‐1%, 井皿も ‐3%であった. 料理内容は主食に白飯を食した者41 の42 ‐6%, 味 噌 汁 が34 .1% で あ っ ‐3% で あ っ た. 主 食 と 副 菜 の 合 計 が77 ‐6% であ り, 主 食 な し は16. 0% 0に示すように脂質が128 た‐ 栄養素等の充足率は, 表9, 表1 ‐4%と高かっ たが, 他の栄養素で10 に達 する も の はなく, カ ル シウ ム, ビタ ミ ン A, ビタ ミ ン B2 は50% にも 達 し な か っ た‐ 指 導 後,. 1) 3品以上の喫食者が減り, 2品喫食者が増え, 料理内容にも有意差を 生じ (P<0 ‐0 , 「白飯」 と 「味噌汁その他」 が減り 「飯井皿もの」 が増えた. この喫食料理の変化は指導前後とも料理選択 理由に 「栄養」 をあげた者が少なく, 比率に変化もないことから, 栄養表示による影響ではなく, 指導前後の日替わり料理の違いによるものと考えられた. この日替わり料理の違いは栄養素等の充 5) 足率にも影響を与え, 指導前に比べ指導後の方が全体に充足率が低く, 中でも脂質 (P<0 ‐0 , 1) は有意に低い値を示した. 5) 糖質 (P<0 ‐0 ‐0 , ビタミンA (P<0 男子学生が栄養を考えた料理選択をする時の食事内容の特徴を知るため, 「栄養」 で料理を選ん だ者が若干であるが増加傾向を示した栄養学必修専攻生と自炊生に注目してみると, 両グループと も指導後に1品喫食者より2品喫食者が多くなり, 「副菜」 喫食者が多かっ た‐ 又, 栄養素等の充 足率も指導後に有意に減少したものはなく, 逆に栄養学必修専攻生は, ビタミンA, ビタミンB,, 表7 調査日の昼食の喫食料理数 (男子学生) 喫食料理数 (人数%) 品 全. 体. 40.5. 指導後. 2. 品. 3品以上 33‐3. 40‐5. 26‐2 36‐5. 学習内容による分類 栄養学必修専攻 指導前. 4 3‐3. 0.0 3. 26 7 .. 指導後. 36‐9. 44.7. 18‐4. 指導前. 39.6 41.8. 25.0. 35.4. 33‐6. 24.6. 35‐8 43‐3. 26.4 40.3. 37‐8. 指導 後. 25.0 33‐3. 30‐5 28.4. そ の他の 専 攻. 指導前. 指導後. 23‐0. 部活内容による分類 運 動 部 所属. 運 動部 非 所属. 指導 前. 16.4. 指導前. 44‐5. 指導 後. 38.3. 指導 前. 36.1 42‐9. 30.6. 33‐3. 28‐6. 28‐5. 43.5 28‐3. 19.6 41‐3. 36.9. 指導 後 指導前. 37.2. 指導後. 50.0. 34‐9 38‐6. 27‐9 11‐4. 生活様式による分類 親元. 指導 後 自炊. 下宿. 指導 前. (35). 30.4.
(9) . 富岡 文枝・若杉 人美. 170. ビタ ミ ン B2 が, 自 炊 生 は ビタ ミ ン B2, ビタ ミ ン C がわ ず か で あ る が増 加 し た. こ れ らの こ と よ り,. 男子学生が栄養を考えた食事をする時は, 栄養素の充足率を高めるため, 副菜のような料理を一品 多く食するようであった.. 表8 調査日の昼食の喫食料理 (男子学生). 白 飯 全. 体. 指導 前. 飯井皿もの 麺井皿もの. 複数回答 (%). 主 菜. 副 菜. 番副. 41.1 32.9. 24.0. 41.1. 42‐3. 18.6 13‐4. 36.5. 指導後. 36.9. 46‐3. 34‐1 15‐4. 指導前. 35‐5. 29.0. 19.4. 38.7. 41‐9. 29‐0. 指導後. 25.6. 44‐7. 13.2. 36.8. 55‐3. 13.2. 指導前. 42.9. 35‐7. 13.6. 37‐2. 40‐8 43‐6. 35.7. 35.5. 22‐4 41‐8. 18.4. 指導後. 指導前. 39.3. 28‐6. 22.4. 55‐2. 19.6 11.9. 35‐7 28‐3. 46‐4. 指導後. 49.3. 32.1 17.9. 指導前. 42.5. 35‐6. 14.8. 37‐0 44‐5. 37.0. 42.0. 20.5 33.3. 17.8. 指導後. 44‐4. 13.6. 指導前. 40.5 40‐5. 19.4. 27‐8. 44.4. 25.0. 38‐9. 指導後. 33‐3. 19‐0. 40.5. 50.0. 11‐9. 学習内容による分類 栄 養 学必 修専 攻. そ の他 の 専 攻. 16.4. 部活内容による分類 運動 部所 属. 運動 部非 所属. 生活様式による分類 親元. 自炊. 下宿. 指導 前. 40.4. 23.4. 46.8. 36‐2. 30‐4. 50.0. 14.9 8‐7. 36.2. 指導後. 36.9. 56.5. 17‐4. 指 導前. 43.2. 29.5. 15.9. 3L8. 50‐0. 27.3. 指導 後. 29‐5. 45.5. 13‐6. 31.9. 38‐6. 20.5. (36 ).
(10) . 大学学生食堂における栄養表示の効果. 171. ~量1 (エネルギー, 蛋白質, 脂質 糖質) 表9 男子学生の昼食での摂取栄養素 ,. 全. 体. (%). エネルギー. 蛋 白 質. 指導前. 85.4±27‐9. 94.8±37‐5. 1284±66‐9. 70.7±26.7. 指導後. 78‐7±23‐7. 88.2±38‐O. 112‐5±55‐7. 63.8士21.O. 指導前 指導後. 80.3士28‐3. 89.1士37‐7. 77.6±20‐4. 88.6±32‐9. 118‐1±68.7 118.0±54.7. 68.0±30.7 56.9±21.8. 脂. 質. 糖. 質. 学習内容による分類. ー 多専攻 栄養学必イ. その他の専攻. 指導前. 87.0±27.8. 96‐7±37‐ 4. 79.4±24‐6. 88.1±39‐7. 131‐7±66‐ 4 110‐6±56‐O. 70.7士25.5. 指導後 指導前 指導後. 89.8±26.5. 97‐8士35‐6. 138.1±63‐4. 74.5士32.O. 80.5±22.8. 83‐2±34二4. 118‐0士57‐2. 65.1士18.3. 指導前. 82‐2±29.O 65.6士24‐1. 92‐7±38‐9. 121‐0±69‐5 108‐1士544. 66.8士22.9. 指導後 指導前 指導後. 87.3士29.5 79‐5±24.O. 100‐2±39.5 95‐9土37‐4. 134.4±67‐O. 70.5士21.9. 109.9±50‐6. 65.1士26.7. 指導前 指導後. 83.5±30.5 78.7士25.O. 94.2±39‐7. 120‐8±68‐8. 69.3士29.3. 88‐8士41‐7. 114‐9±58‐ 4. 62.6±18.7. 指導前 指導後. 85.6士24‐3 75.4±24.O. 9QI±33‐2. 130.3±64‐1. 70.4±28.4. 76‐7±33‐5. 104‐1±60‐5. 62.5±2 1.3. 66.3±20.7. 部活内容による分類. 運動部所属. 運動部非所属. 92.4±40‐8. 62.9士23.1. 生活様式による分類. 親元. 自炊. 下宿. (37 ).
(11) . 富岡 文枝・若杉 人美. 172. 1(カルシウム, 鉄、 ビタミンA, ビタミンB, 表10 男子学生の昼食での摂取栄養量1 , ビタミンB2 , ビタミンC). (%). カ ルシウ ム 全. 体. ビタ ミ ンA. 鉄. ビタ ミ ンB, ビタミ ンB2 ビタ ミ ンC. 指導 前 425±35‐1 68.2士32.2 43‐6±38.9 59.6士33.7 34.9±22‐7 51.3士45.0 4士38.1 指導 後 35.8士32.0 69.6±47.1 32.6±29.9 56.2士24.6 34.6±26‐8 42.. 学習内容による分類 栄 養学必 修専 攻. 指導 前 38‐5士26.1 6L8±31‐2 38.3士40.4 60.5士39.0 28.3±14.3 48.6±46.4 4 48.6±41.9 指導 後 30.6士23.6 79.0士65‐2 39.7士35.9 61.2士26.0 35‐4士24.. そ の他 の 専 攻. 指導 前 43.8士37.5 70.2士32‐4 452土38.5 59‐3±32‐1 37‐0士24.4 52.1土44‐7 指導 後 37.6±35.0 66.3士40‐8 30.1±27.8 54‐4士24‐1 34.3±27.7 40.2士36‐8. 部活内容による分親 運 動 部 所属. 4 74‐1±31‐0 46.5±43‐6 66‐0士35.7 35.9±21‐1 52‐2±47‐3 指導 前 45‐0±36‐ 指導 後 35.1±35‐2 72‐2士54.6 30.8±30‐8 58.1士26‐1 31.9±25‐9 41‐6±36‐8. 連 動部 非 所着. 指導 前 40-7±34‐2 63.9士33・1 41‐4±35・6 55.0士32・3 34.2士23‐9 50.6士43.1 指導 後 36‐2±29・5 67・5士41ユ 34.0±29・2 54.6士23・4 36・8±27・6 43・0±39.2. 生活様式による分類 親元. 指導 前 41‐3士27‐5 71.3±33.5 39‐3±35.8 59.9±35.0 372±26.9 47.8±41.3 指 導 後 35.2±29.6 78.0±53.3 33.1士29.4 55.2±23.8 39‐0±27.8 35.1±33.1. 自炊. 指 導 前 40.9士23.6 65.2士31.2 46.6±42.2 58.4±33‐8 33‐0士20.9 50.1±46‐1 指導 後 38.2士41.8 60‐6±39‐9 322土24.8 53.7±24‐9 38.3士31.0 51.0士39‐3. 下宿. 指 導 前 42.7士4L9 67‐1士31‐2 49.5土37‐4 60‐6土33‐8 34.0±19.8 54‐6±47.7 指 導 後 32.6±27‐8 66‐8±50‐9 32.3±37‐6 56.8士27.9 26.6±20‐2 38.8士41.9. 2に示した. 全体についてみると, 女子の調査日の昼食の喫食料理数を表1 1に, 喫食料理内容を表1 男子と同様に1品喫食者 が41 .1%と最も多く, 3品以上の喫食者は25 ‐0%であった‐ 料理内容は, 2 6 主食なしが 主食に 「白飯」 を食した者3 7 5 % 「 井皿もの 」3 6 % ‐5%であっ た. 主菜と副菜の ‐ , , 3 4に示すように, 合計が71 ‐6%であった. 栄養素等の充足率は表13 ‐8%, 「味噌汁その他」 が3 , 表1 男 子 同 様, 脂 質 の1344 % 以 外, 100% に 達 す る も の は な く, カ ル シ ウ ム, ビタ ミ ン A, ビタ ミ ン. B2は5 0%にも達しなかっ た. さらに男子と比較すると, 主食なしの者が多いためか糖質の充足率 は有意に低く (P<0 1) ‐0 , エネルギーや鉄も低い傾向を示し, 指導前, 男子より女子の方が栄養 素等全体の充足率は低かった‐ 指導後の変化は男子と異なり, 喫食料理数にほとんど差がなく, 料 理内容は有意に変化し (P<0 5) .0 , 「主菜」 と 「白飯」 が減り, 「副菜」 と 「飯井皿もの」 が増え 5) が, 男子とは異なり, 他の た‐ 指導後の栄養素等の充足率は脂質は有意に減少した (P<0 ‐0 5) 栄養素で有意に減少したものはなく, 逆に鉄は有意に増加し (P<0 .0 , 糖質, ビタミンB,も が変わると このことより男子は学生食堂で提供する料理 増加傾向を示した‐ , 摂取栄養素等の充足 率もそれらの料理の栄養価の変化と同じ傾向で変化をする が, 女子は料理の変化による影響をあま り受 けな い よう で あ っ た.. 女子の 「栄養を考えた食事」 の特徴を知るため, 指導後に料理を 「栄養」 で選んだ者が多かっ た 栄養学必修専攻生, 運動部所属生, 自炊生, 下宿生の4つの グルー プについて, その共通項目を探 すと, 脂質充足率が指導後に有意に減少した (運動部所属生のみP<0 ‐05 , 他の3グルー プはP (38).
(12) . 大学学生食堂における栄養表示の効果. 173. 表11 調査日の昼食の喫食料理数 (女子学生). 喫食料理数 (人数%) 品 全. 2. 品. 3品 以上. 指導前. 41‐1 41.9. 33.9 34‐0. 25.0. 指導後. 学習内容による分類 栄養学必修専攻 指導前. 2 3 5‐. 3 5.2. 29. 6. 指導後. 40‐6. 34.1. 25‐3. 指 導前. 57.6 44.0. 30‐3 34‐0. 12‐1. 指導後. 指 導前. 46.0. 21.6. 指導後. 38‐3. 31‐9. 32‐4 29‐8. 指導前. 8 4 3 .. 39 ‐5. 22‐ 1. 指導後. 43.6. 35‐1. 21‐3. 指導前. 45.8. 41.7. 12.5. 指導後. 57.1. 28.6. 14.3. 指導前 指導後. 36.7 41.2. 33.3 41.2. 30‐0 17.6. 指 導前. 48‐5. 30.3. 指導 後. 30‐8. 26‐9. 21‐2 42‐3. 体. そ の他 の 専 攻. 24.1. 22‐0. 部活内容による分類 運 動 部所 属. 運動部非所属 生活様式による分類 親元. 自炊. 下宿. <0 1) ことであり, その他の栄養学非必修専攻生や親元生では指導前後の脂質充足率に有意差を .0 生 じなか っ た. こ れ ら の こ と よ り, 女 子 学 生 の場 合 潜在 的 に ダイ エ ッ ト指 向 を 持 っ て いる せ い か,. 栄養表示に対する関心は栄養素全体の充足率の向上というよりも, 脂質量が1 00%ラインを大きく 越える料理を避ける選択をすることにあったように思われた. 筆者らの栄養指導の目的は料理も組 み合わせにより栄養素等の充足率が向上することを学生に知ってもらうことであっ たが, この方向 での変化が見られたのは下宿生のみであり, 3品以上の喫食者が43 ‐3%となった‐ そして料理内容 で 「白飯」 プラス 「主菜」 の組み合わせよりも 「白飯」 プラス 「副菜」 の組み合わせが多かっ たせ いか, 栄養素等の充足率は指導前に比べ, 脂質充足率が1 3 2 5 ‐8%から9 .8%へと著しく減少したに も か か わ らず, 無 機 質, ビタ ミ ン の ほ と ん ど は, わ ず か で ある が増 加 傾 向 を 示 し た. しか しな が ら,. いずれも, 36 4 .1~6 ‐6%の範囲にあり, 脂質充足率を過剰にすることなく, 他の全ての栄養素等を 充足するには副菜を複数組み合わせるなど喫食者側の料理選択能力の問題とともに, 料理提供者側 の食材料の質と量の改善をはかるなどの問題があると思われた‐. (39).
(13) . 富岡 文枝・若杉 人美. 174. 表12 調査日の昼食の喫食料理 (女子学生). 白 飯 全. 体. 指導 前. 飯井皿もの 麺井皿もの. 複数回答 (%). 主 菜. 副 菜. 覇葛. 37‐5 29‐9. 18.8 28.5. 17‐2. 35‐1. 36.7. 33‐6. 指導 後. 20‐8. 25.7. 52.1. 25‐7. 指導 前. 41.5. 20‐2. 41.5. 33.0. 30.1. 24‐7. 16.0 24.7. 33.0. 指導後. 24‐8. 54.8. 25.8. 指導 前. 26.5. 20.6 13.7. 27.4. 23‐5 47.1. 35.3. 29.4. 14‐7 35‐3. 41.1. 指導 後. 指導 前. 41‐5. 39.1. 48.8. 39.0. 29‐2. 9.8 22.9. 14‐6. 指導 後. 20‐8. 22.9. 66.7. 27.1. 33‐3 27‐3. 28.6 50.5. 36.9. 学習内容による分類 栄 養 学必 修専 攻. そ の 他の 専 攻. 25.5. 部活内容による分類 運 動 部所 属. 運 動部 非 所属. 指導 前. 34.5. 23‐8. 19.0. 指導 後. 32.6. 31‐6. 21.1. 指導 前. 22.2. 14.8 22‐2. 22.2. 25‐9 47‐2. 33.3. 22‐2. 25.9 30.6. 37‐0. 指導 後 指導前. 39.1. 32.8. 45.3. 29‐4. 15‐6 35.3. 17.2. 指導後. 19.1. 27.9. 52.9. 40.6 19.1. 指導前. 45‐5. 30.3. 指導後. 51‐9. 22.2. 9.1 14.8. 36.4 29.6. 15‐2 70‐4. 33.3 29‐6. 26‐3. 生活様式による分類 親元. 自炊. 下宿. (40). 27.8.
(14) . 大学学生食堂における栄養表示の効果. 175. 表13 女子学生の昼食での摂取栄養素量亘 (エネルギー, 蛋白質, 脂質, 糖質). 全. 体. {%). エネルギー. 蛋 白 乗. 指導前. 76‐4±24.3. 94‐1士32.3. 134‐4士56.9. 指導後. 73‐4士25.4. 91.3±37.7. 107‐0士61.6. 54‐4±26.3 59.0±23‐8. 指導前 指導後. 77‐7士23.8. 94.9士32.8. 137.6士56.3. 55.2±26‐O. 69‐1±21-7. 88.5士34.6. 98.9±52.2. 56.1±22‐1. 脂. 質. 糖. 質. 学習内容による分類. 栄養学必修専攻. その他の専攻. 指導前. 72‐9士25‐6. 93.2士30‐7. 125‐6±58.6. 指導後. 80.5士30.6. 96.2±42.2. 121‐7土74‐1. 52.4士27.2 64‐1±26.1. 指導前 指導後. 70.8士24‐7 68.7±26.1. 89‐5±38‐3. 130.0±65‐6. 47.9士23‐9. 89‐7±39.9. 103.0士64.5. 53‐7±24‐6. 指導前 指導後. 78‐7±24.1. 95‐9±29‐8. 135‐7士53.4. 75‐7±25.1. 92.1±36‐6. 109‐0士6QI. 57-1±27.2 61.6±23.4. 指導前 指導後. 71.8士25 .8 69.8±23.9. 93‐4±29‐8 87‐7±37‐4. 123‐3±51‐4. 53‐0士25‐7. 97.9±64‐3. 57‐3士2QI. 指導前 指導後. 77‐7士27.2. 93.1士34.5 91‐7士34.2. 138‐6士65‐7. 73‐6士23.9. 53.8±26.8 58.6±み 星.9. 指導前 指導後. 76‐5±17.7. 93‐9士30.8. 132.8±42.5. 70‐9士18‐4. 90.9士41.6. 95‐8士41‐4. 部活内容による分類. 運動部所属. 運動部非所属 生活様式による分類. 親元. 自炊. 下宿. (4 1). 108‐6士56.3. 52.9±21‐2 58.4±19.9.
(15) . 富岡 文枝・若杉 人美. 176. 表14 女子学生の昼食での摂取栄養素量江 (カルシウム,鉄,ビタミンA,ビタミンBI ,ビタミンC) ,ビタミンB2. (%). カ ルシウ ム 全. 体. 鉄. ビタ ミ ンA. ビタ ミ ンBI ビタ ミ ンB2 ビタ ミ ンC. 指 導前 43‐7±34‐1 50‐0士26.3 46.9士45.7 57‐4±28‐3 41.6±26.9 52.3土38.3 指 導 後 37‐3±30.6 66.8±54.9 41.2士39‐0 62.6士33‐7 41‐3±31.6 44.7±43.1. 学習内容による分類 栄 養 学必 修専攻. 4 54‐4±39‐7 指導 前 45.5士36.0 50.6±28.0 49‐6±48.8 58.5土29.3 42.6士27. 指 導 後 36.0±29‐2 67‐0±57.3 43.7±41.0 60‐4±28‐6 41‐6士31.2 43.4士41.9. そ の他の 専 攻. 指導 前 38‐6±28.1 48.3±21.6 39 .6±35.5 54.2士25.7 39.0士25‐8 46‐7士335 4 45.3士45.0 指導 後 39.6±33.3 66‐4±50‐8 35‐4士35.1 64.9±42.2 40.5士32.. 部活内容による分類 運動 部所 属. 指 導 前 47.4±35‐1 41‐9士31.4 40.7士45.9 52.2±28‐5 41‐1士28.2 54.5士40.1 指 導 後 39‐0士35.0 60.4±49.5 35.3±35.0 64.5±37,7 38.1±28‐0 46.4士40.3. 運動部非所属 指 導 前 42.1±33.7 53.3±24‐2 49‐5士45.6 59‐5±28.2 41.9士26‐4 51.4±37.5 4 43.9士44.4 指 導 後 36.4士28.4 70‐0士57.6 44.1±41.1 61.6士31.7 42‐9±33.. 生活様式による分類 親元. 指 導 前 44.5±41.5 48.5士19.8 40.8士26.9 57.6±25.9 38.0土21‐7 44.4土382 指導 後 36.2士31.0 72.0士57.2 43‐9±41.6 58.8±30.5 41.8士32‐2 37.7±48.7. 自炊. 指 導 前 44‐8±33‐1 520±29.2 54.6±56.5 59.0±29‐7 42‐9士29.0 56.1±38‐8 指 導 後 34.8±26.6 63.5±53.8 39.4±37‐5 58.9士28.0 39.0±28‐7 42.4±40‐3. 下宿. 指導 前 42.2士32.2 47‐1±26.9 39‐9±34.2 55.1±30.9 43‐3±28.2 49‐6士36.7 指 導 後 38.5士36.2 57‐7土50.8 36.1±34.6 64.6±35‐7 42.0士34.3 53.6±43.3. 以上のことにより, 栄養表示も方法により利用者側の理解度が異なり, 大学生に対しては所要量 に対する充足率表示がわかりやすいようであった‐ また本調査対象者に対する前の調査で は, 朝食 3 9 をほとんど抜かない者 は男子3 .4%であり, 多くの学生にとって昼食での栄養摂取 は .9%, 女子4 1日の活力を養い, 健康を維持するためきわめて重要であるはずだが, 男子学生は学生食堂で提供 される料理の栄養表示内容を理解しているとしな がらも, それを料理選 びに利用しよう とする者は 少なく, 栄養と健康との関連についての認識が希薄であった‐ 男子学生と女子学生間, 又は栄養学 必修専攻生とその他の学生間の食生活に対する関心度の違いは, 食教育の機会の多少に係わってい ると考えられるので, 男子にも大学生になる前から家庭や学校で充分な食教育をすることが必要と 思われた. 一方, 女子学生は前の調査によると, 現在の食生活に必要な改善点として 「ダイエッ ト が必要」 とする者2 34%に加えて, 「甘いものを減らす」 , 「食事量を減らす」 な , 「間食を減らす」 4 ど摂取エネルギーを減らしたいとする者が6 ‐9%もいた‐ そのためか料理の栄養表示を見ると, エ ネルギー量や脂質量に関心 がゆき, 無機質や ビタミンなどの微量栄養素量にまで考えが及 ばないよ うであった‐ しかし, ダイエッ ト (食事制限) に対する関心は栄養に対する関心につながりやすい ものであるから, これを積極的に利用して, 正しい ダイエッ ト食 (エネルギー制限食) の指導も含 めた食教育をすると効果的ではないかと考われた‐. ( 42).
(16) . 大学学生食堂における栄養表示の効果. 要. 177. 約. 大学生は単身生活者が多く, 外食の機会も多いため, 外食時の適切な栄養摂取は健康維持のため きわめて重要である. そこで, 大学学生食堂において, 提供される全ての料理に栄養表示を行い, 加えてモデルメニューやパネルの展示, 資料配布などの栄養指導を行い, 大学生の料理選択動機や 摂取栄養素量に与える影響を調べた‐ その結果 L 四群点数法によるトラン プマーク方式の栄養表示と, 栄養充足率を示すレーダーチャート方 式の栄養表示に対し, 栄養表示の内容を理解していると回答した者の比率を比較すると, 男女 ともレーダーチャート方式の栄養充足率表示の方が有意に高い (P<0 1) 値を示した. ‐0 2. 昼食時の料理選択理由について, 男子学生は栄養指導前後に変化がなかったが, 女子学生は 栄養指導後 「値段」 で料理を選ぶ者が減り, 「栄養」 で選ぶ者が増えた. その結果, 栄養指導 後は料理選択理由について男女間に有意差を生じた (P<0 5) ‐ .0 3. 学生食堂で提供される料理が変わると, 男子学生はそれら料理の栄養価の変化と同じ傾向で 摂取栄養素量も変わった. しかし, 女子学生は提供される料理が変わっても, 栄養表示を参考 にする者が多いせいか脂質充足率が1 00%ライ ンを越える料理をさけて, 他の摂取栄養素量は あま り 変 えな い 料 理 選 びを して い た.. 文. 献. 1) 厚生省保健医療局健康増進栄養課監修:平成3年版 国民栄養の現状, 第一出版㈱, 東京 ( 19 9 1 ) 2) 厚生省保健医療局健康増進栄養課編:健康づくりのための食生活指針 (対象特性別) 第一出版㈱ 1 9 9 1 ) , , 東京 ( 3) 厚生省保健医療局健康増進栄養課通達:外食料理の栄養成分表示ガイ ドライン, 東京 ( 1 9 9 1 ) i 出E 4)J d u m k 99 2 1 0 8~5 5 )食品表示法の大幅改正案 (アメリカ) u e ‐Fo ,( , 食の科学,17 ,4 5) 田村真八郎 ( 9 )「外食料理の栄養成分表示」 に関する考察と提案, 調理科学,2 1 9 1 4 6 5~16 9 ,1 6) 富岡文枝・若杉人美 ( 9 9 2 ) 1 ( 1 ) , 大学生の食生活の自己管理状況について, 北海道教育大学紀要n C, 43 , 33~46. ) (43.
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