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相関係数について

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Academic year: 2021

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(1)Title. 相関係数について. Author(s). 藤戸, 伊佐美. Citation. 北海道教育大学紀要. 第二部. A, 数学・物理学・化学・工学編, 31(1) : 5-8. Issue Date. 1980-09. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/6059. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 北海道教育大学紀要 (第2部A) 第31巻 第1号 i i fEduca lo fHokka idoUn i Se i t l t t J IA)Vo r s ou r na ve on( c onl yo .1 .31 ,No. 相. 関. 係. 藤. 数. 戸. に. Sept 9 80 embe r ,1 昭和5 5年9月. つ. い. て. 伊 佐 美. 北海道教育大学函館分校数学教室. icient i i lat f on the Propert on Coef es of the Corre i FUJITO 工 sa l l ・ i l l i f Educat i do Un i i N [ hema ty o t r ry ege cs Labo at o eCo ver s at on , Hakodat ,Hokka , Hakoda te 040. Abstract. iance of尤ご and for ブ≠〆( i l Le t 尤ぎ (ば=1 )be the random var ab e ダニ1 , び会 the var , ,2 ,3) ,2 ,3 , l h f i h f i i t hati f 扇 =land c entof 尤ごand 尤ブ γ(尤も尤 ゴ)be the correlation coef . n t e 篤t Par , we s ow t 2 2 d h t d i 1 h ( t )>0 >1 h ( ) ( ) 十 ( ) t ≠0 s e c o n r a e n W n e γ nγ p 尤 尤1 尤1 γ エー γ 尤2 , , , 2 ,We erve ,工3 ,x2 ,尤3 , e i i l f f 尤2 on 尤.from a he b the regresion coef te operatori tspace,and show tha t rmi c ents o n a Hi e r ,. i i i l [γ(尤, 尤 .鍍 /び 』1 f the doma n of the regresion coef s becomes the i nte rva /γ(ね 尤“ c ent , ] (尤“,〃“) } be a sample space, and x be the set of 尤“.Suppose that xl .び畑/びズー ,Let{ ,x2 ,…, x~ are a sequence of the subspace of x such that;1o for z≠ブ xz( xブ;≠; ヱ= U ヱご , , i ients れ(尤 の 1 i f i d di t part, When the correlation coeff ) c ( x n n the l n a s e n e as γ 尤 ″ 乙 dx , , , ive ly We show a re respect lat ion between γ d ‘ (尤 (尤 , ,〃} , のan γ. 1 序 最初の部分で, 相関係数の推移性について述べ, 次いで, 与えられた相関係数に対して, ヒルベ ルト空間内の連続な一 次変換を導入し, それによっ て定まる回帰係数の値域を考え, 最後の部分で 与えられた区間に於ける相関係数と, その区間を分割した部分区間に於ける相関係数との関係式を 示す。. 2 相関係数の推移性 3個の母集団からの標本を ( 乙 , 協 約) ,Z=1 ,2 ,…,刃 と す る。 尤乙辺乙z乙は 実 数 と す る。 N 次 元 ユ (5).

(3) . 藤. 戸. 伊佐美. 夫 一 ク リ ッ ド空 間の ベ ク ト ルの る ) )と お く。 (仏 る) ,に,c)で, 々 ,c) ,(る ,cを, α=(尤乙 ,ろ=(肋) ,c=(z‘. =州 で夫々の ベク トルの長さを示す。 のベクトルの組の内積を示し, 膨脹脚, (命題) 1 1熱 1=1とすると, 1 ) 1 (α .⑦ ‘) ,c)-(の る 2 言 (1-(@ ‘) / ) )言 ) 1 1 D2 ) 1 に= ‐ (仏 も / 1 (1-( l l l ≦ 脚. 1 ‐ α c (証明) 2 ? 2-(の る) ) 1 にー 1 1 ‐ 1 1≦』-(”わ)馴 化 に 岨α 1 (α-に,のみ,C) ) (AC) (α . ー ,c)-(の る. 2 言 / = 1 1 ) 1-( (”ろ ) ) =1 1 ー 1 ー d l ( 1 ‐ . α α. αとcを 入 れ か え て も, 左 辺 が 変 わ ら な い こ と に よ り,. 2 す ) (cの/ 1 = ) (1-( l (ら ・ ・ 1 (α c ,c)自国1化= ,c)-(偽 る) となり, 命題が成立する。. ) / (影I H - = /0脚H 1 l l ) H鯵1 1 )〆@,z)=(る ) / ( 1 にI c 次に,穴xJ)=(のる c ,火影z)=に,c) ,c). と おく と,. 1 1る 1 キ=1 とすると, 上の命題より, γは夫々の変数の相関係数で,. 2 2戸・ 2 と な る 従 っ て 穴 燭 z)=0 とすると ) (1-γ@,z) 1≦(1- 火尤辺) .γ@,z) 伝,z)- 穴 形 〃) , , 。. 22 2 2 (1- 【〃 ) . 1バ毛 の.γ@,2“≦(1-【尤J) ,g)) と なり, 2≦1 2十γ(〃 Z) γ(尤,g) ,. となる。 故に, 次の命題を得る。 (命題) 2>1 2十γ(″ z) γ(尤,〃) ,. 1=1 のとき, 1=1 又は,1γ@,z) ならば, 火影z)キ0となる。 但し,〃の分散は1とする。 尚,ー穴尤謬) ・γ(g γ(尤,z)=γ(匁,g) ,z) と な る。. 3 回帰係数の値 域 ・ P“=0 有界な実数の可算集 合の組(尤 ,〃 )に, 確率P が 与 え ら れて い る と す る。 刃 物・Pれ=0 ,1〃れ. とし, 宝 霧・戊 =職, Z 霧・ =弱 とおく。(&) をヒルベルト空間の可算な正規直交系とする。 1 1. 刀 尤だ 薦・e, 呂〃“ 簾・e は, 強 収 束 す る の で, 夫 々 を ん,g。と お く。 (′。 ,g。) で 内 積 を 示 す。 こ れ 2 となる は尤と〃の共分散と等しくなる。 尤 1 1 1 1 デ =(gの &)=1 g一 。 。 。 ,gの分散は, 感=(f ,た)==′. (静粛1 ) となる。 1 = 尤と〃の相関係数をγとすると, γ=(ん,g。)/ g。 αを実数とし, ヒルベ ルト空間丑 から〃 への作用素 T。を, 打 の任意の元′に 対して, Tαf=α(f .g。 ,g。) と 定 め る。 鑑 は エ ル ミ ー ト 作用 素 と な り,. ”)=γとなる。 以後 (ヂのg (彰一 1 1 1鑑メ . (ん,T。ん)/ o)>0 とする。 。 2 となることか ら =T一 2 2 1 ー ” 1 1 1 α ・ 1 ) とおく 一1r“ 1 ー 1 1 1 1/ ・ g 。 g一 , α。=(ん,g。“( 。. / 1サード / o o) ,g. T.ヂ。=g。 こ関す る 回 帰 係 数 を 表 わ す。 次に, α.=1月′。 =るx と な る。 ム は尤も , ,&) と お く と, α 2 2 2 な る 2 ≦ ≦ ≦ な る り と α よ α α α 1 1 ≦祷一 1 1 1 α α ) . , ( 。 = ム となる た ) / 1 1 , T 1 1 (ん “ g 。 。 , 。 。 ,ん / 。 。 ,g. ,. 2 を満たし 1 1け。 1 = に 対 し て は, ろ ≦=T , “ , ろ ≧(′。,T。ヂ / (6).

(4) . 相関係数について. 2/ = }=[ (/ { 1 -r“ 1 (/ 1 ) ]ニ[γ.1 =/ = 1 1 = デ1 /γ.=g 1 g g / 。 。 。 。 。 。 。旧となる。1 ,g / ,g 。/ヂ 。1 , 1/γ.=g / =1/ となる。 碗は〆こ関する回帰係数である。 rα>0より,1 lr』=ジ穿 け, rα/)”/ / ) ) . . ( * , r となる。 こ、で, (′ ) ( ) / は ず 坊 } f f ′ に対しての ′ に関する回帰係数とな る。 それ “ , 。 , , ,# は, 任意の実数 掃こ対して, 2-1 2 湖月 1 1rα/-ぇ/= lr“/ r“/)/ (/ 1 ー /,r“/)川邦)2≧0となり,= 。/- ダ1 - ,/)./1 ≧1 1ぞ。/- ぱ r。/)”/ ) ある . 細 となるから / で , 。 2==ず』 となる 従って (*)式より, 適当な脳 の元ん があり, (′ / 1 -た1 1 1鶴/ == 。 “ , 臨 ん) , 1 。 1 1鑑1 1 . =ん1 1 となり, ん, 臨 ん の相関係数は1となる。 こ・ で, 相関係数の絶対値が1 となるときに 限り, 回帰係数が定まるとすると, 以上のことに より, 次の命題が得られる。. (命題) 相関係数γ>0が与えられたとき, 鰻こ関する回帰係数 の値域 し. 衡/び,1/γ. が定まる。. /び]. 命題より, γ>0のとき, 幻こ関する回帰係数の値る⑦)は, る (β)=びy/び . γ-? -1≦β≦1. と表わさ れる。 尚, .logγ.(γ2ー1). C=びズ/. とおき, ろ姫)に対する分布函数の(β)で,. +デ ー1≦β≦1 が 考 え ら れる と な る も の と して は, の(β)=1/c・ びズお″ . γ1 。. 4 相関係数の区間分解 ×を確率変数とし, . . ヱ= Z x乙 ,Zキブの とき, ヱ乙( 又ブ;≠ ‘=l. とする。 X乙をとる確率をの,Xの平均を霧(又) x乙の平均を避(x で示 す 明 ら か に , , 。 . . 乙ニー. 乙ニー. 弱(x)= 夏 αご霧(又乙 ) , (呂 の =1). となる。 xの分散をy(X) )で示すと, 次の関係が成立する。 ,X乙の分散をy(X‘ (命題) 2一弱(ヱ) 2 y(x)=1 1αだy(工乙 )+Zαだ (翌(ヱ乙 ) ) (証明) × での分布函数をの(尤)とする。. よ り,. 沢 ヱ″;. 2のり/ α吻 ”一凪 &). だり励 伽ゐ-凪ヱ)2. 即 ち,. (7).

(5) . 藤 戸. 伊佐美. 2 ん 尤掌 り 吻-&,E(ル). ぬ 貿ヱ 一方,. 2 2= Z d.霧(X ) ) ) .β(Xゴ E(X) 乙 十 刀αどの E(X乙 . . となるから, これらの関係を代入して,. 因め- 2のめ〆 尤‐歌ヱ)と 学 ん 灼 α 励一彦 の2 2一 z 〆‐g(ズ ) 2 ) =x ぬ ▽(x乙)+ .α乙β(ヱ乙) ‐β(ヱ“ 乙 - x の‐の β(x乙 . .E(ズ 2- Z α乙.αゾ,亙(X乙) = 刃 ぬ.▽(X乙)十X1α乙,(1一 命) ,E(Xブ) =又 の ▽(又乙)+ 刀 α‘.αブE(Xゴ)2- 渇 α乙.αブ亙(X乙).忍(Xゴ) . . (丑(X乙)-亙(ズブ)) =Zα , α乙αゴ.β(X乙) ‘▽(ズ乙)+Z 2 ニヱ の y ば乙)十1/ ば {E ば“) ‐ ・@ 2・為 α ‘の 2 2 ニー & ▽(ズ‘)+. ぬ E(ヱ乙 ) -β(x) 2-β(ズ) 2) ;! の.▽(ズ乙)+1 ぬ・ (β(ヱ乙). となりき 証明は終る。 次に, 実数の組の有限集合{ (尤 }に対して, ,〃) ) U{尤}=又 として, ヱ=X ズ乙 と し, Zキブの と き, 又乙 ( xゴ=≠ とする。 E(又)=Z ぬ・β(ヱ乙 乙ニー )=系, E(ヱ)=発 と お き, 藍 は ヱz と な るα乙が 定 ま り, α乙≧0で, X α乙=1 と な る。 房(ヱ乙. が定. )X 1ルα-豹). (〃-肌)=宜x まると定まるもので, 丑(れ)=彰, 亙(Y)=謬 とおくと, (γ=U{〃} ,α ) (〃- 副 十 字.1 叉‘ . (〃 )=;・又ルα-汚‘ (彰 一習)従っ て,ー(尤一幻・ ・ -叉) (″ )-刀ル伝 「叉) 一発).(数 一万) 両辺の平均をとると, .@ -野) (以-罷)+;ぬく元 . E(盟(尤-弄}@-⑦);;魚.E(刃& α-戚) 乙-死) とおき, X乙と れ の相関係数 デ そして, ) (兎-ヌ〒び#=刃の(扉-野) をれ,又乙の分散をびん, 藍 の分散をぴ&とおく。 更に, 愛=呂α ‘ /びヌぴ〃とおくと, 上に得た関係 式は, 次の命題となる。 (扉‐晋) (ヌ「ヌ) . ァ=Zα 乙 rの 分 散 を と な る。 こ ・ で, Xと γの 相 関 係 数 をγ , X の 分 散 を塀,. (命題) γびギびgニ ー &.“ヴげびg 乙十びそぴずデ お ,ァと す る と, 上 の 命 題 よ り, るズ 職 = 刃 ぬ る”・ = 次に, ム = /ぴズ.γ , あ乙= 乙おx乙.れ,友 ぴず ヌ びん十 缶.最 こ )で, 先に証明した関係 式(命題) 猿=刃 の・びん十愛 を用いると, 次の命題を得る。. (命題) る は, 重さα . びん/猿を持つ傷‘と, 重さ愛/暖を持つ 缶の平均として表わさ れる。傷= 錠のとき, ‘ る 重さ も (碍-愛)を持つ傷乙の平均となる。 ”証 / ズは,. (8).

(6)

参照

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