• 検索結果がありません。

他者の行動の推論を規定する認知的要因の検討

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "他者の行動の推論を規定する認知的要因の検討"

Copied!
12
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)Title. 他者の行動の推論を規定する認知的要因の検討. Author(s). 今川, 民雄; 萩原, 啓司. Citation. 北海道教育大学紀要. 第一部. C, 教育科学編, 45(1): 91-101. Issue Date. 1994-10. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/5343. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 北海道教育大学紀要 (第1部C) 第駈巻 第1号. 平成6 年10月. f Hokka i do Un i i i i t t lo Journa ver s on(Sect onIC)VOL45 y ofEduca .l , No. oc tobe r ,1994. 他者の行動の推論を規定する認知的要因の検討. 今. 川. 民. **. 雄. ・. 萩. 原. 啓. ***. 司. 1. 問題 Ash( 1 946 )に始まる対人印象形成の実験は, 刺激人物における様々な手がかりから, パーソナリティ 特性を推論する 過 程 を 扱 っ て きた と い っ て よ い‐ 周 知 の よ う に Ash(1946)は, いく つ か の パ ー ソ ナ リ テ ィ 特 性用 語 を 手 が か り と して,. 他のパーソナリティ 特性を推論させた‐ その際, 提示される言語情報の内容や提示の順序などが, パーソナリティ 特性 の推論結果に影響を及ぼすことが示された. 以後, さまざまな手がかり刺激が及ぼすパーソナリティ 推論過程への影響 について, 多くの研究が行われてきた‐ 顔写真における相貌特徴がパーソナリティ の推論に及ぼす効果は, Se dら co r (1954,1955 )に始 ま り, 本邦 で も 顔 を め ぐる 大 橋 ら(1976,1977 ), 鈴 木 ら(1982a,1982b,1988)の 一 連 の 研 究や, 林(1978 ). による漫画の顔を用いた研究が行われてきた‐ また声刺激からパーソナリティ 特徴を推論する研究も, 岩下(1965 ), Hun t& Li n(1967), 今川(1994)な どが 行 わ れ て い る‐ さ ら に 各 種 の刺 激 を 組 み 合 わ せて そ の手 がか り と して の 優 位 性の. 検討を行った吉田ら (鷹兼・吉田;1 984 99 0 ) や今川・中村( 1 9 94 )の研究は, この流れを発展させたも , 大坪・吉田;1 のである‐ しかしこれらの多くの研究においては, 手がかりの様々な特徴が, パーソナリティ 特性の推論にどのように 影響するかに関心の中心があり, 推論過程そのものに働く要因については, 深く検討されているわけではない‐ i(1954 )や Cr 他方, Heider(1958)の原 因 帰 属 の 概 念 や, Bruner & Tagiur onbach(1955)な どに よ る 暗 黙 裡 の 人 格 観 に ついての指摘によって刺激を受け, 推論過程自体の特徴についての研究が発展してきた‐J i 1 96 5 )が行為者 one s&Dav s(. の行為から属性を推論する過程において推論の対応を取り上げたり, Keu 1 9 72 )が共変原理について述べている時, e y( 推論 の 過 程 に 影 響 す る 要 因 に 関 心 を 向け, そ れ を 明 らか に しよ うと して い た と い え よ う‐ ま た Malkus(1977)は 「自 己ス. キーマ」 が対人情報の処理に及ぼす影響を明らかにすることによって, 推論過程がスキーマの影響下にあることを示し た. 村田( 19 89 )はスキーマ概念と原因帰属とを結び付け, 行動などの手がかりから 「傾向性」 について推論する過程に は 「基 本 的 因果ス キ ー マ」 が 働 い て い る と の べ て い る. さ ら に Tver )は 日 常 よく 用 い ら れる 直観 sky & Kahneman(1974. 的で簡便な推論方略を 「ヒューリスティック」 と呼び, パーソナリティ ーから職業を推論したり, 特定の状況に置かれ た人物の感情を推論したりする際に, そうしたヒューリスティックが働いていることを示している‐ いずれも, 認知心 理学的な立場から, 人の持つ特性に関わる推論過程について取り上げ, 検討を加えたものである‐ ところで林 ( 1 97 6 9 9 7 ) は, われわれの対人認知を, 刺激人物をパーソナリティ 認知空間上に位置づけることとして ,1 とらえ得ることを示し, また個々人のもつ暗黙裡の人格観を, 認知次元空間の相違として記述できることを示唆してい る (林 ら;1983,大 橋 ら;1983 )‐ す な わ ち, パ ー ソ ナリ テ ィ 特性 に 関 す る 推 論 過 程 を, パ ー ソ ナ リ テ ィ 認 知 次 元空 間上 の. 操作としてとらえ得る可能性が示されている‐ さて, 人が他者の印象を形成する手がかりとなる要因には, 外見的情報や言語情報があることは間違いないが 特に , 親密化過程では, 他者のさまざまな場面での行動情報が, その後のパーソナリティ 認知において多くの手がかりを提供 することになることは疑いえない‐ 篠塚・潰( 1 99 0 )は, 様々な状況下で生ずる行動が, 他の場面での行動を推測する手 がかりとなることを実験的に示している‐ これまで見てきたパーソナリティ 特性に関する推論は, ある場面での行動を 手がか りとして, 他の場面の行動を推測する場合に当てはめてみれば,1 )手がかりからのパーソナリティ の推測,2 )推 測されたパーソナリティ に基づく行動の推測, といったふたつの過程の前半に関わっているとみなすことができる. ところで, 行動的手がかりから他の場面での行動を予測する場合, 多様な場面での多様な行動について, すでに人は 91.

(3) . 今川民雄・萩原啓司 暗黙裡の人格観に対応する, 「暗黙裡の行動観」 を持っていると仮定することも可能であろう‐ 様々な行動そのものが, 人格特性的な意味あいをもって, 林のモデルを借りれ ば行動認知次元空間を構成 しているとの仮定である‐ 本研究で は, 様々な状況下での行動を手がかりとして, 他の状況での行動を予測する際, 人は自らの持つ 「行動認知空間」 上に 人の行動を位置づけ, その空間上の布置に基づいて推論するという仮説について検討を試みることを目的とした‐. =. 実. 験. I. 的. 目. 本実験は人が他者の行動情報を処理する際の枠組みとなると考えられる認知次元空間を明らかにすることを目的とす 6個の行動を用いる. この2 3個の状況について篠塚・ 0 )による23個の状況とこれに伴う8 る. 行動情報は, 篠塚・潰( 1 99 1 99 0 )は日常生活で我々が身近に遭遇しそうな場面で, 公開性, 重要性, 親疎性, 対等性などの要因を考慮して作成 潰( されたものであり, あらゆる年代, 職業, 性の人物に適応できるとしている‐ そしてそれに伴う行動は上の状況から直 接起こり得る行動で, かつ他人から観察可能なものとなっている‐ これらの情報に対してINDSCAL の手法を用いて, 被験者の共通認知空間の構造を明らかにし, それぞれの行動がど のような位置にあるのか, そ して各被験者がこれらの情報をどのように認知しているかを明らかにする‐ 材 料 9 0 )の23個の状況を学生の居住地にあわせて一部変更したもの (例・大通り公園→買物公園, 地下鉄→バ 篠塚・潰( 19 ス) を用いた‐ そして23個の状況をそれぞれAからW場面, 各場面における行動を1から5とした‐ 被. 験. 者. 北海道教育大学旭川分校教育心理学ゼミナール員30名. -. 続 き. 手. 99 0 )の86個の行動をそれ ぞれ1枚のカー ドに書き出す‐ 1 津村ら( 1 98 4 )の山分け法に準じて行う. まず, 篠塚・濃( カー ドを状況ごとに並べ, 山分け法による分類を2回求めた‐ 1回目は分類するグル÷ プ数を5つ以上と指示を与え, 2回目は1回目の分類 グループが9グループ以下の人には3グルー プ多く,10グループ以上の人には3グループ少なく するように指示を与えた. 調査の際に被験者に与えられた教示は次の通りである‐ 「ここにいろいろな場面でのいろいろな行動が書かれているカー ドが8 6枚あります‐ この行動は, 少なくとも5人以 上の人が行ったものを集めたものです. これからあなたにしていただくことは, このカー ドに含まれているのは何人の 人の行動か, そして, それぞれの人がとった行動はどれかを当てることです‐ 1人の人がとったと思われる行動を1つ の 『山』 にま とめ る と い う よ う に して, 86枚 の カ ー ドを 分 け て く だ さ い‐ 『山』 の 数 は5 つ 以 上 いく つ で も か ま い ま せ ん.」. 同一場面の行動を同じ山の中にいれることのないように指示を与え, 時間の制限は特に設けなかった. 結. 果. INDSCALによる解析:山分け法による第1回目の分類において, 同一の山に入れられた行動には, 類似度と して 1 ‐1の類似度マトリックスを作成した. 同様に第2回目の分類 データの類似 点を与え, そうでないものには0点を与え,0 度マ トリ ッ クス も 作成 して, 第 1 回目 と第 2 回 目の 類 似 度 マ トリ ッ ク ス のセ ル ごと の 和 を 求 め, 各 被 験 者 ご と に86×86 の0‐1‐2の 類 似度 マ トリ ッ ク ス を 算 出 した‐ 得 られ た類 似度 マ トリ ッ ク ス は ALSCAL(SAS)のINDSCAL に よ っ て 解 析 さ れ, STIU潟S, RSQ と 布 置 の 解 釈 しや す. U SS =0.190, RSQ =0‐8 1に示してある‐STI さにより2次元解を採用 した. 刺激 (行動項目) 布置のウェイトはFi g ‐ 29, で あ り, 2 次 元 解 によ る デー タ の 再 現 性 は 高 い と 考 え ら れ る. 92.

(4) . 他者の行動の推論を規定する認知的要因の検討. 率. 富豪 ふ z L 雷至 言 メ* R まg ≦ : ≦ = 工 な二 ェ I E鱈串 本 本 串本. *.****.*※串本.一軍事*.****,****.**※*.**串本.****.軍事**.** YI 母親か子どもを横目 らんで、身をさけたり、汚れを払っ 「支 配」 ク ラ ス タ ー たりする - 2,。** る8 させろ 違うと指摘し、換え 1 馴らせよう すろ こ鰍 に 相手; 理由 も げて断る 1.5 串本. そのまま返す. 「消 極的 行動」 ク ラスタ ー. 目 の好みにしたが. 的 中性」 クラス ター. 1 4 1 断っ 凋わな E 出し て し まラ とはなL 反論する ム ッとして押し黙ろ 2 D 0 1‐ *※ 話 きりぁ甥 尻をたたく り過ぎる D 3 断 る く キ よ そ 去 る て 立 ち 黙 っ っ する りを Lその場に行って声をかけろ 、 1・R 一緒になってその話をす ず 拾う 4「どうした、どうした」と富をっ ぺむ ったく窓をつ ~他の友人を紹介する UN探り S 6 ;お宅の猫かと聞いて回ろ「部処琵琶姪奪お処J ク ラ ス タ ー ご追、かけろ ぶつぶつ P H F もらう* すぐにバス会社に電話してバス 何もしない お釣り ずに立ち去る ′ て拾う 待って欲しい りがとぎれるのを ためらわずに箸をつけろ 9 F って返すエ ヒ こ * 「行 動 回 避」 ク ラ ス タ ー ろ しなめ ・ ----ーE“--5--------- --H------ー“ -0・0 ※*-----”- →---“------」-------“ ド 所にゆくIC 指摘する 積極的に相手になろ e 翼顔安受け答え C ‐ そのまま通り過ぎろ 得して仕事をさせるようにする いくら力 T 3・1 努 希っ しまうBI の気になっ 9 o r ダラダラと作業する ヰなんら役極的 動にでない5 よ、とする後で引き返して指摘する R関わりにならない. X V な 鴇をさけたり 黙 て 部める っ いるそれと・ を払ったりする もに話Lかけ、おしゃべりをする W A ろが、そのまま食べろ 決める 相手に り続けろ o 他人が -後、その反応を見て、 てしまう 「どうぞ」と言って席をゆずろ A自分だけ 6何も雷わな 郭3者に仲裁を頼む工 G 2 違うと指摘せずに、-のま$め 湖, Oかばってやる スて- 弁値する壇志そ伝- れるままに買i って る( 会社に問い合わせろ U I P 友人に遅れることを辿絡するD だまって貸すV 13 の中から選ぶ 他人の注文を聞いて 相手に察 寮してもらうB同じし よく話し合って解決を図ろ ニコニコと受け答え それと同じものと注文する ら和解する C I 見をひっこめ、相手の意見に従う 「‐横 桂 的 行 動」 ク ラ ス タ ー K ′に許す きれずに相手になる 「いいよ、いいよ」 ヌってすく. 「服 従」 ク ラ ス タ ー. *.****.****.**※*.*珊**.****.**米本.****.****.平塚**.****.木本**.* k 1 **.****.*※**.****.****,****.***※.****.****.* ‐2‐5 -2-0 ー ‐0‐0 1‐0 1.5 0‐5 2.0 -1.5 - ‐1・0 ー ‐0.5 2‐5. F i g .1 86個の状況-行動場面の布置 第1次元の正の極には 「積極的に相手になる」, 「指摘する」, 「相手を説得して仕事をさせるようにする」, 「ためらわ ずに箸をつける」 などがあり, 負の極には,「なんら積極的行動にでない」,「何もせずに諦める」,「何もしない」 などが あり, 課題解決-行動回避的の次元と解釈した‐ 第2次元の正の極には,「自分の意見だけを繰り返し, 相手の意見に耳をかさない」,「怒って文句を言う」,「母親か子 供を横目でにらんで, 身をさけたり汚れを払ったりする」 などがあり, 負の極には 「いいよ, いいよといってすぐに許 す」, 「断り切れずに相手になる」, 「ニコニコと受け答える」 などがあり, 支配 (自己主張) -服従 (許容) の次元と解 釈した‐ F i g ‐2には被験者各個人の両次元へのウェイ トを示してある‐ 被験者の認知ウェイ トの布置は原点方向に落ち込む こ となく, 第1軸から第2軸へと弧を描いていることがわかる. そこで被験者を単一次元認知群 (第1次元, 第2次元) と複数次元認知群の3群に分けることにした. 単一次元認知群は, それぞれのウェイ トの高い認知次元では情報の布置 を明確に判別できるが, ウェイ トの低い次元では, 情報の布置を明確に判別できないこと, 複数次元認知群は2つの次 元を使用 して情報を認知しているので単一次元認知群よりも判別が正確であることが予想される‐ クラスター分析による結果:次に8 6個の行動をINDSCAL に よ る 各 次 元 ウ ェ イ トに よ る 距 離 に 基 づ き ク ラス タ ー 分 析 を 行った‐ その結果, 7個のクラスターが算出され, 「課題解決」 「積極的行動」, 「服従」, 「行動回避的」, 「消極的行動」, 「支配」 「次元的中性」 と命名 した‐ ここで同 じクラスターに属する行動は 同一人物がとっても矛盾がないと認知さ , , れる行動と見なすことができる‐. 93.

(5) . 今川民雄・萩原啓司 SITUATION SHILARITY CATEGORIZAヱ1ON D工“ENSION 1 <日OR工z〇NTAL) vs o1呂ENSION 2 <vERT1cAL) DERIVE。 SUBJECT WE工GHTS: 1 1**,****.****,****.****.****.****・****.****.*〆**.****.****.* *.****.**“*.****・**編纂.****.****.****.****.* * 0.9 ** /. …. * * 0‐8 **. . E 9 2. C A I. * 0.7 **. Q. . B. 飯奪 2 杉にうと懲忍 、矢口渡羊. 複数次元鯉珠α群. **. P. 事 * *. U N S. T. 磐蓉 ヱ 抄く夕e媒怨 g羊 、失ロ.. * *. 8H. *. 4. 7. *. R. **. .****.****,****.****.****.本***▲****.****.****.****.****,****.****.****.****,潅***.**本編.****.****.**宣*,* 1.O 0.3 0.4 0‐5 0.6 0.7 0.9 0.I D.2 0.8 0.0. Fi g .2 被 験 者 の 認 知 次 元 ウ ェイ ト. 皿. 実. 験. 2. 的. 目. 人はある人物の特定の場面で特定の行動を観察したとき, その人物の他の場面での場面での行動をどのように推論す )の8 6個の行動に対する認知次元の構造と, 認知の個人差に るのであろうか‐ 実験1により明かとなった篠塚・漬( 1 99 0 基づき以下のように仮定した‐ ある場面でいくつかの行動が提示された場合, 仮説1:提示された刺激 (ターゲット人物がとった行動) と被験者がウェイ トを置く認知次元上で最も近い選択肢が 選択されやすい そこで認知次元上の極にある行動を刺激とし, そこから他の場面での行動を推論させることで, この仮説を検討するこ とを目的とする. 方. 法. 刺激 (ターゲット人物) の選択:各認知次元上で正負の極に位置する行動をその次元における行動観を代表するもの i と考え, 刺激として選んだ (F g .3). こよって分けられた被験者群 推論場面の選択:1. 刺激とした行動を含む場面は選択しない. 2. 認知次元のウェイ トを 94.

(6) . 他者の行動の推論を規定する認知的要因の検討. D I解 職. W‐I . . 2 .5. F i g ‐3 ターゲット人物の行動の布置. -2 ‐5. D IHE ト l s iON I . . F 1 選択場面の行動の布置W場面 i ‐ g ‐4. F-4. D I膿1鯛 i 2 選択場面の行動の布置 F ‐ g ‐4. 2 ‐5. Q場面. . 2‐5. F i 3 選択場面の行動の布置 F場面 - g ‐4. D I廟 馴2. 川棚S I鯛. 25. 2 ‐5. -2 ‐5 -2 .5. - 2 ‐5. D I細S I鮒l. 2 ‐5. F i 4 選択場面の行動の布置 M場面 g ‐4‐. -2 ‐5 ‐2 ‐5. . 2 .5. F i 5 選択場面の行動の布置 U場面 g ‐4‐. が, 弁別的に選択すると予想されるような選択肢を含む場面‐ 1, 2の条件に見合う場面を5場面選択した (F i g ‐4- 1 か ら5)‐. 手. 続. き. 4つの刺激 (ターゲット人物) のそれぞれに対して5つの場面での行動を選択させる質問冊子を用意した‐ 順序の効 果を避けるために質問冊子はターゲット人物の並び方が違うものを4種類, 各場面の並び方が違うものを2種類の計8 95.

(7) . . 「. 今川民雄:萩原啓司. 種類用意した‐ 8種類の質問冊子を3群の被験者にバランスよく配り, 記入を求めた. 被験者は各ターゲッタ人物が別 の場面で取ったと思われる行動を選択肢の中から選び, なぜそのように思ったかを自由記述した. 調査の際の教示は次 の と お り である‐. 「これからあなたに4人の人物A B C Dについて幾つかの質問に答えていただきます ‐ , , , これから後のページに4人の人物A, B, C, Dが遭遇した場面でそれぞれの人物がとった行動が書かれています‐ あなたはそれをもとに, 別の場面で4人の人物A, B, C, Dがとっ ・た思われる行動を選択肢の中から選び, そしてな ぜそのように思ったかを書いてください‐ 記入は必ず指示にしたがって前のペー ジが全部終わ っ てから次の ペ ー ジに 移 っ てく ださ い」.. 時間の制限は特に設けず, 被験者のペースにまかせた. また, 各場面で自分ならどの行動を取るかという調査も後日 だ÷ た っ ‐. 結. 果. l. 仮説に基づく選択肢を被験者が選択している割合を被験者群ごとに算出した (Ta b l )‐ 場面 ごとに見て被験者が仮 el 説に基づく選択肢を選択した割合がもっ とも高い場面はターゲット4のW場面の90%であり, 低い場面はターゲッ ト2 のW場面の1 6 3 ‐7%とターゲット3のQ場面2 .3%であった‐ またそのほかの場面でも仮説に沿った選択の割合はばらつ きが大きく, 予想に反して低くなった. 特に, ターゲッ ト2のM場面では第1次元上でターゲットともっと近い選択肢 を選択した第一次元認知群の被験者はなく, ターゲッ ト3のU場面では第2次元上でターゲットともっとも近い選択肢 を選択した第2次元認知群の被験者はなかった (Tab l )‐ またこの2つ以外の場面でも予想しなかった選択肢に被験 e2 者の選択が集中する場合があった. Tab l el 仮説1に基づく選択肢を選択した割合. 場面. 被験者群. タ ー ゲ ッ トI. タ ー ゲッ ト 2. 場 面 Q 場 面. 9;1%. タ ー ゲッ ト 3 63‐6%--. タ ー ゲ ッ ト4 90.9%. F 場 面 M 場 面 U 場 面. 第2次元認知群. 66‐7%. 16 .7%. 8‐3%. 91.7%. 複数次元認知群. 28.6%. 28‐6%. 57一1%. 85‐7%. 第1次元認知群. 27‐3%. 9-1%. 36‐4%. 27.3%. 第2次元認知群. 25 %. 58‐3%. 25 %. 41‐7%. 複数次元認知群. 28‐6%. 71‐4%. 0 %. 57.1%. 第1次元認知群. 45‐5%. 72.7%. 54.5%. 27‐3%. 第2次元認知群. 50 %. 58‐3%. 58‐3%. 33.3%. 複数次元認知群. 57‐1%. 7L4%. 57‐1%. 42.9%. 第1次元認知群. 72‐7%. 0 %. 72‐7%. 45‐5%. 第2次元認知群. 58‐3%. 66‐7%. 0 %. 75 %. 複数次元認知群. 85‐7%. 57‐1%. 85‐7% ‐. 71.4%. 第1次元認知群. 45.5%. 36‐4%. 7 27%. 27‐3%. 第2次元認知群. 二3% 58. 66‐7%. 0 %. 66.7%. 複数次元認知群. 14-3%. 71‐4%. 100 %. 57‐1%. Tab l e2 仮説の選択肢以外に選択が集中した場面 1 ←. タ ー ゲ ッ ト2M 場 面. 2. 3. タ ー ゲ ッ ト 3U 場 面. I. 2. 3. 第1次元認知群. 9. 2. 0. 第. 次元認知群. 8. 0. 3. 複数次元認知群. 4. 3. 0. 複数次元認知群. 7. 0. 0. 次元認知群. 8. 4. 0. 第. 次元認知群. 11. 0. ‐I. 第. 2. (注) 下線が仮説に基づく選択肢 96. 1. 2.

(8) . 他者の行動の推論を規定する認知的要因の検討. このようにばらつきがでたこと; また予想外の選択肢が選択される割合が高くなったことは認知ウェイトの他にも推 論を規定する認知的要因があることを示している‐ そこで被験者の選択が1つの選択肢に集中した1 0場面について見る と, 選択が集中した選択肢は, 先に行ったクラスター分析でターゲットと同一クラスターに属する選択肢であった‐ こ れはクラスターが推論の認知的要因であること可能性を示している‐ そこで, 新たに以下の仮説を設定し, 更に分析を 進めた‐ 仮説2:提示された刺激 (ターゲット人物がとった行動) と同一クラスターの選択肢があるときは, その選択肢が選 択されやすい 仮説3:提示された刺激 (ターゲット人物がとった行動) と同一クラスターの選択肢がないときは, 被験者がウェイ トを置く認知次元上でもっとも近い選択肢が選択されやすい 仮説2, 3に基づく選択肢を被験者が選択 した 割 合を 算 出 した(Fi ) g ‐5 ‐こ の 図 で は 推 論. 場面を大きく2つに分けている‐ 1つはター 謝. ゲ ッ トと 同 一 ク ラ ス タ ー に 属 す る 選 択 肢 が ぁ. る場面 (以下S場面) であり, もう I つ は. 8◎. タ ー ゲ ッ トと同一 ク ラス タ ー に 属 す る 選 択 肢. 78. がない場面 (以下D場面) である‐ そ して図 の結果も大きく分けると, 前者はおおむね予. 6 B. 想 どお りだ っ た の に 対 して, 後 者 は予 想 と 大. ◎ \ , 記憤士 , 5 ‐. しか見 られ なか っ た. つ ま り, 仮 説 2 に よ る. らの仮説における予測と結果の違いの原因が. 4 8. DDDDDDDDD SSSSSSSSSSS. れた割合が5 0%以上であったのは3場面にす ぎず, D2w場面にいたっては1 3 3%の一致 ‐ 予測はある程度成立するが, 仮説3による予 測は成立しなかったことになる. そこでこれ. 0. 111223344. ” 222333444. HQU 剛 HQ 刊. F 肝 臓 刊 HHQU. ≠ 佳錫 面 F i g .5 仮説2, 3に基づく選択肢を選択した場合. どのよ う な と ころ に ある の か, 別 の 角 度 か ら検 討 して み よ う‐. 被験者が推論を行う場面は4人のターゲット人物に対してそれぞれ5つの場面があり, 合計20場面ある この2 0の場 ‐ 面で, 被験者の50%以上が同一の選択肢を選択している場面は1 3場面ある‐ そのうちS場面で被験者の50%以上で同一 選択肢が選択されている10場面は, 仮説1により説明が可能である. また D場面で被験者の50%以上が同一の選択肢 , を選び, それが被験者のウェイ トを置く認知次元上で最も近い選択肢である3場面は仮説3により説明が可能である ‐ しかし残りの7場面に関しては仮説2, 3では説明することができない‐ ところでこの7つの場面では いずれも特定 , の選択肢に選択の50%以上が集中しているという共通の特徴がある‐ そこで 被験者は認知次元による距離よりも ク , , ラス タ ー 間 の 距 離 に よ っ て 選 択 して い る と い う 可 能 性 を 検 討 して み た. Tabl e3 はD 場 面 でタ ー ゲ ッ トの 行 動 の ク ラ ス. ターと最も近いクラスターに属する選択肢を選択している割合を算出したものである その結果3つの場面では割合は ‐ 変わらず, 3つの場面で高くなり, 3つの場面で低くなった‐ すなわち被験者がターゲッ トの行動を推論する際の決定 因が, ターゲッ トの行動の選択肢までの各認知次元上の距離か, 選択肢が属するクラスターの距離かはこの結果からは 明らかにならない‐ そこでD場面で最も近いクラスターの選択肢と認知次元上で最も近い選択肢とが異なる選択肢の場 合に, 被験者はどちらの選択肢を選択しているかについて2項検定を行った (Tab l e 4)‐ 97.

(9) . 今川民雄・萩原啓司 Tab l e 3 D 場面 でタ ー ゲ ッ ト の ク ラ ス タ ー と 最 も 近 い ク ラ ス タ ー の 選 択 肢を 選 択 した 割 合 DIQ. DIM. D2W. DIU. 23.3% 7 0%. D2U. D3Q. D3M. D4W. 0% 63‐3% 6‐7%% 33‐3% 26.7% 86‐3% 9. D4F. 50%. Tab l e4 2項検定の結果 n.s.の場面. 有意な場面. 6. I. Tab l e5 被験者の認知ウェイ トと各説明率 認 知 ウ ェ イ ト. 98. 被験者番号. 説. 明. 率. =. m. D エM[I. D ェM[2. 0.1041. 0.9472. I. 0.6. 0‐25. 0‐4444. 0‐1309. 0‐932. 2. 0‐7. 0‐4286. 0‐4. 0‐1764. 0‐9105. 3. 0.75. 0.6. 0.25. 0.3154. 0‐8017. 4. 0‐5. 0‐333. 0.25. 0‐3201. 0‐814. 5. 0.6. 0.55. 0‐25. 0‐3422. 0.85. 6. 0‐85. 0.714. 0‐25. 0.3804. 0.752. 7. 0.45. 0.333. 0.1429. 0.3892. 0.8039. 8. 0.35. 0.2105. 0.2. 0‐3963. 0‐8148. 9. 0‐4. 0‐2941. 0 0.5. 0.4214. 0‐7276. 10. 0.75. 0.6316. 0.4371. 0.7538. 11. 0‐6. 0.5556. O. 0.4718. 0‐8088. 12. 0‐8. 0‐5333. 0‐4286. 0.507. 0‐654. 13. 0.75. 0.5556. 0‐375 0.2. 0‐6916. 0‐5944. 14. 0.55. 0.333. 0.7371. 0‐5435. 15. 0‐6. 0‐4. 0.1667. 0‐7419. 0‐5209. 16. 0.45. 0.25. 0‐125. 0.7459. 0‐8573. 17. 0.85. 0.7647. 0.2. 0‐7522. 0‐5412. 18. 0‐6. 0.2143. I. 0‐1875. 0‐125. 0‐7522. 0.5412. 19. 0.4. 0‐7947. 0‐3875. 20. 0‐55. 0‐5. 0. 0‐8336. 0.3398. 21. 0‐8. 0‐6316. 0.3333. 0‐857. 0‐3227. 22. 0.6. 0.5294. 0. 0.8787. 0‐2537. 23. 0.65. 0.4667. 0.1429. 0‐8911. 0‐2934. 24. 0.65. 0.2778. 0.5. 0.8911. 0‐2934. 25. 0‐6. 0.4. 0.1429. 0.8913. 0‐2798. 26. 0.6. 0‐3125. 0‐4286. 0.9005. 0‐2884. 27. 0‐5. 0.2941. 0‐2. 0.9005. 0.2884. 28. 0‐6. 0‐4118. 0.1538. 0‐9043. 0‐095. 29. 0.75. 0.4706. 0.5714. 0.9285. 0‐1518. 30. 0‐45. 0.4211. O. MBAN. 0.61. 0‐4285. 0‐2594. SD. 0‐134. 0‐153. 0‐211. ‐.

(10) . 他者の行動の推論を規定する認知的要因の検討 その結果, クラスターの距離が近い選択肢を被験者が有意に多く選択した場面は1つしかなく, ここでも被験者がど ちらの要因に基づいて選択をしているかは明らかにならなかった. 結. 果. 2. 以上の分析より, 仮説2は支持されたが, 仮説3は支持されなかった. すなわちD場面では被験者の推論の認知的要 因を明らかにすることはできなかった‐ また, 仮説2が支持されたにもかかわらず, D場面ではターゲッ トと選択肢の 属するクラスターとの距離は選択を決定する認知的要因ではなかっ た‐ このことより, クラスターのみが推論の認知的 要因であると結論づけることはできない. S場面で選択されると仮定された選択肢は認知空間上でターゲッ トからもっ とも近い選択肢であるが, D場面では各認知次元上でもっとも近い選択肢, あるいはもっとも中心が近いクラスターに 属する選択肢が, 認知空間上でターゲッ トからもっとも近い選択肢とは限らない‐ クラスターは共通認知空間上の距離 をもとにクラスタリングしたものであることを考えると, むしろ共通認知空間上の距離が推論の認知的要因である可能 性がある‐ さらに, この共通認知空間は被験者の山分け法でのグルーピングに基づいて抽出されたものであり, 被験者 が山分け法の際つくったグループ自体が推論の認知的要因となっている可能性がある‐ そこで, 共通認知空間の距離に基づく推論を認知空間距離要因の推論, 山分け法の際のグルーピングに基づく推論を 個人内要因の推論とし, この2つの要因に基づいて被験者が推論を行っている説明率を検討した‐ 説明率の算出方法は, ・共通認知空間上でターゲッ トの行動ともっとも距離が近い選択肢を選択している数:A ・山分け法でターゲッ トの行動と同じ山に入った選択肢を選択している数:B ・上の両方に当てはまる選択肢を選択している数:Cと し, 1: (A十B十C) /全推論場面数=全体の説明率 n:A/ (全推論場面-C) =認知空間距離要因のみの説明率 m:B/ (山分け法でターゲットの行動と同じ山に入った場面の総数-C) =個人内要因のみの説明率とする‐ 以上の算出方法により, 各説明率を算出した. (Tab l ) e5 個人内要因は認知空間距離要因より標準偏差が大きく, 個人差が大きいことが分かる( F=1 2 P<0 )‐ 認知次元に ‐91 ‐1 基づく説明率と認知空間距離要因の説明率についてt検定を行った結果, 認知次元に基づく説明率より認知空間距離要 因の 説 明率 が 有 意 に 高 か っ た( )‐ これ に よ り, 被 験 者 が 各 自 の 認 知 ウ ェ イ トに 基 づ い た推 論 よ り 共通 t=3.5202 p<0‐05 ,. 認知空間の距離に基づいた推論を行っていると考えられる‐ 認知空間距離要因のみの説明率と個人内要因のみの説明率 についてt検定を行 っ た結果, 認知空 間距離要因のみの説 明率 が個 人内要因のみの説明率よりも有意に高か っ た ( 3 5 ). このことから, 認知空間距離要因が, 個人内要因より優位に働くことが考えられる. t; ‐22 p<0 .0 全体説明率, 認知空間距離要因のみの説明率, 個人内要因のみの説明率のそれぞれについての相関係数を算出した結 果, 全体説明率と認知空間距離要因のみの説明率の相関の方が, 全体説明率と個 人内要因のみの説明率の相 関より高 か っ た (全 一 認 0‐794 全 一 個. 0.403 認 一 個 - 0 1 4 )‐ 全体説明率と個人内要因のみの説明率の相関が認知空間距 ‐1. 離要因のみの説明率の相関より低かったこと, 個人内要因のみの説明率と認知空間距離要因のみの説明率の相関がほと んど見られないことから, 個人内要因はINDSCAL の共通認知空間とは独立した要 因である ことが考えられる‐ つま り, 他者の行動を認知する際には, 共通認知空間を使用 した認知と, 個人内のプロトタイ プのようなものを使用した認 知があり, この2つの認知様式は独立していて, とくに個人内の認知は個人差がかなり大きいことが予想される‐. W‐ 結論と問題 多数の情報を処理する際に使用される認知ウェイ トは, 特定の情報に基づく推論を行う際には使用 されない. つま り, 実験1の山分け方の際に用いられた認知ウェイトは実験2での推論の際には用いられていなかった. これは同時に 処理する情報の量により用いられるスキーマが違い, その処理方法が違うことを示唆している‐ 他者の行動の推論には, 共通認知空間上での距離に基づく推論と個人内の要因に基づく推論があり 共通認知空間上 , での距離に基づく推論が優位に働くことが予想される‐ 共通認知空間上での距離に基づく推論は人が共通に持っている 99.

(11) . 今川民雄・萩原啓司. 行動観を反映しており, 個人内の要因に基づく推論は人それぞれ独自の行動観を反映していると思われる‐ また, 個人 内の要因は実験1での山分け方でのグルーピングをもとにしていることから, 今回の実験で問題となった認知ウェイト と関係があることが予想される. 個人内の要因は大きな個人差があり,INDSCALの共通認知空間とは独立したものであることが予想される‐ このこ とからも個人内の要因は人それぞれの行動観が反映されていることが予想され, さらにこの行動観は共通認知空間上に 定位されているわけでなく, 独自の広がりを持っていることが予想される‐ そして個人内要因が認知ウェイ トと関係が あるとすれば, この要因に基づく推論は人の個性をもっとも反映することも予想される‐ 本研究では当初, 個人内の要因を考慮して行った訳ではなく, 個人内要因の抽出, 推論場面の設定などにおいて問題 があると考えられる‐ 今後はこの点を考慮し, より厳密な実験のもとで推論の認知的要因を明らかにしてゆきたい‐ そ して, 共通認知空間上の距離に基づく推論と個人内の要因に基づく推論の関係, 個人内要因に基づく推論と認知ウェイ トとの関係を明らかにしてゆきたい‐ 具体的には, ターゲット情報の量の違いにより, 推論の認知的要因がどのように 変化してゆくのか, つまり認知ウェイ トはどのように推論に影響を与えるのか. また, このような場合でも共通認知空 間上での距離に基づく推論が優位に働くのだろうか, などである‐. 献. 文. l l& Soc i IPs i lof Abno l i fpe t i a ogy Ash rma ycho es s onso r sona ngimpr y ‐ ‐Jouma ,41 ,258一290 ‐E.1946 Foml ,S i l l f soc i lpsycho l i fpeop ) son i i a ogy ed Brune e ndsey ( r cept on o ur ‐2 ‐ r . Vo . .ln G. Li , Add , Handbook o ,R.1954 The pe ,J , & Tag ,S. 訳了eds l ey ‐ ” “ “ “ l i l i IBu l i l i t i t the e n fec i t og ca b h sumed 顎 u [ n a r ng o r s and as Cr t s rand y-Psycho ng scoreson under , on ac ,L.1 ,520 .1955 Processesaf 177-193 .. 林. 文俊 1976 対人認知構造における個人差の測定(1) -. 学教育学部紀要 (教育心理学科),23 ‐ ,27‐38 978 相貌と性格の仮定された関連性(3) - 林 文俊 1. 認知的複 雑性についての測度についての予備的検 討. 漫画の登場人物を刺激材料として. -‐ 名 古屋大. -. -名古屋大学教育学部紀要 (教育. -5 5 心理学科),25,41 ‐ 9 対人認知構造におけ、る個人差の測定(4) - INDSCALモデルによる多次元解析的ア プローチ 林 文俊 197. -- 心理学研究‐. 50, 211-218.. 林. 文俊‐大橋正夫‐鹿岡秀一 1983 暗黙裡の性格観に関する研究(1) - 個別尺度法によるパーソナリティ 認知次元の抽出. 一‐ 実験社心理学研究,23,9‐25 . 3,117 -1 24 贋兼孝信・吉田寿夫 1984 印象形成における手がかりの優位性に関する研究‐ 実験社会心理学研究,2 ‐ lr 978 対人関係の心理学‐ 誠信書房) l fi l l i t He i der sona ogy o nte rper ons e e a y ‐ Wi .(大橋正夫訳 1 ,F.1958 The psycho i I lo f Pe t la i bute f a f Judgment t t r sona= rom speech y and soc Hunt r s of pe r sona acy o n , Journa , R, Gリ & Li , T, K,1967 Accur l Psycho ogy . ,6 ,450-453. 今川民雄・中村和彦 1994 印象形成における視覚的手がかりと聴覚的手がかりの優位性について‐ 北海道教育大学紀要 (第一部C), 44, 第 2 号, 57‐72‐. 今川民雄 1994 声の印象とパーソナリティ 認知‐ 化粧 (予定) 岩下豊彦 1965 音声によるパーソナリティ ・イメージについての因子論的研究‐ NHK放送文化年報 i i but i i n i i cept on t t r son per t n pe i t r on process i on : The a spos s to d Jones . Advances i s , K. E. 1965 From ac , E. E. , & Dav i IPsycho l imenta ISoc Exper a ogy . ,2 ,219-266 l i l l t s & B. sbe i l 中t ey i but i tめn Ke l l t erac n E‐ E.Jones on i n soc a . Va r ey ,S , R. E‐ Ni .l , H‐ 日‐ Ke , E‐ E. Kanouse , H‐ 日.1972 At i ILea i fbehav i i i but i rn ng Pr es s W′ i a t o r ) v rce ngthecauseso r on:Pe e ne r( eds .1‐26 . . Gener . , At l i I Ps l i l of Pe l f t i a ogy i r sona t fMschema ycho l ta and process Ma y and Soc ng i nf orma on about the se . , 35 ・ Journa rkus , 日.1977 Se 63-78 .. 村田光二 1989 社会的推論. 大坊郁夫・安藤清志・池田謙一 (編) 社会心理学パースペクティ ブ1一個人から他者 へ‐ 誠信書房, 61-79.. 大橋正夫・林 文俊・鹿岡秀一 1983 暗黙裡の性格観に関する研究(ほ) - 共通尺度法と個別尺度法の比較検討. -. 名 古屋大. 学教育学部紀要 (教育心理学),30 ‐ ,1‐26 大橋正夫‐長戸啓子‐平林進・吉田俊和・林文俊・津村俊充・小川. 浩 197 6 相貌と性格の仮定された関連性(1) 一. 5. 1‐ 2 刺激人物の評定値の比較による検討 一‐ 名古屋大学教育学部紀要 (教育心理学科) ‐23,1 100. 対をなす.

(12) . 他者の行動の推論を規定する認知的要因の検討 大橋正夫・吉田俊和・長戸啓子・平林進・林文俊・津村俊充・小川. 浩 1977 相貌と性格の仮定された関連性(2). 名 古屋大学教. 育学部紀要 (教育心理学科),24,23-33 . 大坪靖直・吉田寿夫 1990 印象形成における手がかりの優位性に関する研究‐ 実験社会心理学研究,30 33 ,25- 篠塚寛美・液 保久 1990 行為情報に基づく対人印象形成過程の実験的研究‐ 社会心理学研究, 5,12-21 . 鈴木昭弘・渡辺昭一 198 2a写真にあらわれた顔の形態及び印象評定の個人差‐ 科学警察研究所法科学編,35,19-26 ‐ 82b写真にあらわれた顔の形態及び印象評定の個人差-2‐ 評定の性差について. 科学警察研究所法科学編, 鈴木昭弘・渡辺昭一 19 35, 43‐19‐. 鈴木昭弘・渡辺昭一・足立浩平 1988 顔写真の意味空間に関する因子分析的研究‐ 科学警察研究所報告 法科学編,41 7 ‐ ,138-14 Sec。 i l i i i lper i i i l t t rd :1.An expe エ nenti rsona esi nfaces r nsoc a ce v ng csPsycho ogy .F- .vv .1954 Pe , P・F‐ ,Dukes ,vv ・ Gene , & Bevan ~ l 4 9 2 3 2 7 9 1 - on。gr aphs ・ , , , sec。 i i i i dua ld i f f i f women thurd t l v rd esi : 江‐lnd erecesi n 支aces n the pe rcept on o sfaces , P.F. , & Mu ,1 .E.1955 Personal .Jouna land soc i IPsycho l of Abno rma a ogy . ,238-242 ,50. 津村俊充・大坊郁夫・林. 文俊・今川民雄 19 84 対人的オリエンテーショ ンの研究( 4 ) -. 対人感情の構造につ いて. -‐ 日本心. 理学会第48回大会発表論文集,644 . Tve i i i i i ta t r sky nty二 Heur s csand b ases ence , A. , & Kahneman ,D.1982Judgment underuncer .Sc ‐ ,185 ,1124-1131. (* : 本 研 究 の 一 部 は, 北 海 道 心 理 学 会 第40回 大 会 で 発 表 さ れ た) (* * : 旭川 校 教 授) (* * * : 旭 川 校 大 学 院 学 校 教 育 専 攻). 101.

(13)

参照

関連したドキュメント

SD カードが装置に挿入されている場合に表示され ます。 SD カードを取り出す場合はこの項目を選択 します。「 SD

(2)特定死因を除去した場合の平均余命の延び

点から見たときに、 債務者に、 複数債権者の有する債権額を考慮することなく弁済することを可能にしているものとしては、

・HSE 活動を推進するには、ステークホルダーへの説明責任を果たすため、造船所で働く全 ての者及び来訪者を HSE 活動の対象とし、HSE

市民的その他のあらゆる分野において、他の 者との平等を基礎として全ての人権及び基本

 模擬授業では, 「防災と市民」をテーマにして,防災カードゲームを使用し

(Ⅰ) 主催者と参加者がいる場所が明確に分かれている場合(例