北海道における教師の教育研究(2)
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(2) . 北海道における教師の教育研究( 2 ). 小. 1. 島. 喜. 孝. は じめ に. 1 1 調査の概要 1. 調査方法 2. 回答の概要 1 調査の結果と分析 1 1 1. 教科の得意, 不得意 (小学校) 2. 所持する教員免許状と免許外担当 (中学校) 3. 役に立つ研修, 役立たない研修 4, 校内教員組織の討議 -- 事務的か研究的か 5. 教師の教育研究の現状に対する評価 (以上前号) 6. 現在の研究テーマと研究すべき課題 (以下本号) 7. 購読誌と所属する研究団体・サークル 8. 記憶に残る研究会と図書・論文 9. 教育研究を進める上での悩み・要望 IV. おわ り に. 6. 現在の研究テーマと研究すべき課題 個々の教員 が現在とりく んでいる研究課題について, 調査 では校 内研究(修)の分担としての課題 と個 人的な関心 による課題とに分けて 質問した. 複数の課題をもつ場合そのすべてを記入しても らっ ている, 同様に, 今日の教育状況や教育課題にてらして, 研究すべきだと考えている研究課題. についてもたずね, 現在とりくん でいるものと同一であっても再度記入してもらった . まず, 現在とりくん でいる研究課題を校内研究の分担 (以下, 分担課題という) と個人的な関心 による研究 (個 人課題という) とを比較する形 で, 小・中学校ごとに 一覧にしたのが表1, 2であ る.. 分類としては, 教育活動一般, 学習・授業o評価, 教科指導 (各教科ごと) , 特別活動, 生活指導, 道徳, 学級経営, 視聴覚教育(放送教育を含む) 障害児教育 学校運営 ゆとりの時間 , , , , 複式教育. とに区分した. 教育活動一般の区分は,「主体的, 創造的にいきいきと活動できる子どもの育成」「自 ら学ぶ喜びをもつ子どもの育成」 などのように, 一定の子ども像を設定してそのような方向への 教. 育指導の全体と方法を研究しようとするもの, 「学校教育目標の目標管理方式について」といった学 校目標をめぐる研究, 「地域・学校の実情に即したカリキュ ラムの編成」「勤労体験学習について」 などの 教育課程編成に関する研究などが主な内容となっている 学習。授業.評価 の区分は, 「学習 . の個別化をはかる指導法o指導体制に ついて」「興味・意欲をもち自ら解決 できる学習」「触れ合う.
(3) . 小. 島 喜. 孝. 楽しい授業」「通知票はどうあるべきか」など, 各教科指導の枠組をこえた学習指導のあり方や教育 評価の問題が含まれている. 小学校教員の間では, 各教科指導を合計する形でみると, 一番多いのがこの教科指導の研究で, 以下学習・授業・評価, 教育活動 一般, 学級経営, 特別活動といったところが主だったものとなっ ている. 教科指導の中では国語と保体が多く, 他を圧倒する. この結果からみると, 小学校の教員 が現在とりくんでいる研究は, 教育活動 一般という分類が比較的間口の広いものであるにもかかわ らず教科指導, 学習などより少ないところをみると, とくに各個別教科指導のあり方を中核とした. 授業実践に関わっ てより重 点的に行なわれていることが分かる. 現在の課題を分担課題と個 人課題とに対比してみたとき, 小学校教員の場合は個人的にとりくん. . 学級経営の でいる研究としては学級経営, 学級づくりの研究という点に 際立った特長がみられた, 課題を一般化 して全校的にとりくむというより, 自分 の担任する学級の問題が個 人としては強く研 究的課題としてたちあらわれてくるよう である. 地域的にみて, 研究課題の分野に特色がみられることはなかった.. 中学校については 分類として進路指導の枠組をつけ加えた. 中学校教員の間では, 各教科指導に ついての研究が相対的に 比重を下げており, 逆に生活指導に関わる研究が多くなっている. 課題設 定の多い順にみれば, 学習・授業・評価, 教科指導, 教育活動一般, 生活指導, 学級経営といった と こ ろ が 目 立 つ.. 分 担課題と個人課題との比較では, 教育活動一般の課題, 学級経営の課題が, 個人的研究として. は少くなるのに対し, 生活指導については個 人の方が多くなる. つぎに, 今日の状況にてら して研究すべきだと考える課題について, 小・中学校を比較して一覧 表1 区. 分. 二 育活動 3 : 一 学習・授 9 業・評価 国語 8 社会 2 教 算数 1 科 理科 1 指 音楽 2 導 図工 3 家庭 I 保体 5. 現在とりくん でいる研究の 分担課題と個 人課題(小学校). 札. 石. 渡. 桧. 幌. 狩. 島. 山. 後 知. 上 ・ 川. 留. 網. 胆. 十. 釧. 根. 萌. 走. 振. 勝. 路. 室. 4 3. 1 0 6. 2. 1 11 2. 2 1. 2 7 6. 1 1. 9. 1 7 2 1 1 51. 1. 1 1. 2. 1 1. 2 7 4. 6 6. I. 2. 1 1. 3. I. 6 51 ・ 2 4 6 65 79. I. 34. I 5. 2 2 52 一. I. 2. 1 2. I. i. 2. 2. 2 03 8 81. 2. 1 1 71 8. 5 71 2. 1 1. 生活指導 3. 徳 I. 学級経営 1 6. 2. 3 7 i l. 障害児教育 1 2. I. 1 11 43 85 2. I. 12 1 l ol. I. I. 2 1. 視聴覚教育. 1 21 9 1 51 3. I. I. 2. 下司. 15 4 6 51 7 3 1 29 ・ 25 64 7. 2. I. 計. 2 45 64 41 0 0. I. I I. 特別活動 1 2 道. 高 6. 5 3 6 4 2 5 2 4. I. 1 1. 谷. 4 1. 3. 合. I. 4 l 5 91. l. 51 01 5. 学校運営 I. I. 時 間 1 1 複式教育 l. 6 1 2 8 81. ※ 各支庁左側の数字が分担課題、右側が個人課題の度数である。. 1 2.
(4) . 北海道における教師の教育研究( ) 2. 表2 区. 分. 現在とり くん でいる研究の分担課題と個 人課題(中学校). 札. 石. 渡. 桧. 後. 上. 留. 網. 胆. 根. 狩. 島. 十. 釧. 幌. 山. 志. 川. 萌. 走. 振. 勝. 路. 室. 教育活動 1 5 5 4 2 2 1 一 般 1 学習・授 5 7 1 2 3 6 2 業・‘ 坪価 国語 1 3 社会 I 数学 教 I 1 3 理科 科 5 1 2 音楽 指 1 3 美術 導 I 保体 1 1 l I 技家 l 英語 2 I 特別活動 1 2. 1 6 I. I 2 5. I. I. I. 道. 3. 障害児教育. 時 間 複式教育. I. l. 3. 4 1 1. 3. 13 1 2 2 1. 4 61 I. 3. 2 1 2 1 1. l. I. l. 4. I 9 61 5 3 1 2. 3 3 2 52 23 35 5 325. 2 1 ‐. l. 1 1 1 2 I l. l. 2. 2. 2 1 ‐ 2 1. I. I. 1 1. 1 1 1 1. I. 9 21 1 I. 1 7 82 5 81 11 9 224. 2 I I. I I I. I. 14 1 1 28 」. l. I I. 46 1 4ト 1 帆. 2 l. 1 5 05 11 0. 29. I. l. 下司. I 26 l. I I. 計. 1 01 7. 2 I. I. 合. 2 14 92 27 1. I. l. I I. 2 I. I. 4. 3 5 5 3 3 8 2 2 6 4 4 4 4. 1 1 I I. 学校運営. 高 I 2. I 1 1 2. 3 2. 2 1. 視聴覚教育. 谷 2 2 I. l. I. 進路指導 1 2 学級経営 3 3 2. 5 2 2 3 3. 1 1 2 3 3 8 4. 生活指導 2 3 4 3 1 2 2 4 徳. 知. 246 314. I. 213. ※ 各支庁左側の数字が分担課題、右側が個人課題の度数である。. にしたのが表3である. ここでは分類枠組として教育活動一般の中に 地域・家庭との関係 で課題を 立てているもの, 教職員についての研究の項をつけ加 えた. まず特長的なのは, 教科指導に関わる課題がめだって少くなること である それに代わって 教育 。 , 活動一般の課題が小・中学校ともに最も多くなっ ている この研究課題の志向には たとえば 「社 . , 会環境の有害性と子どもの心情の発達阻害の分析」 であるとか 「地域と学校 との密接な連帯のあり 方」「地域に適合した教材づくり」などのように, 視野を学校外にも広げてそれとの関連で課題を設 定するものが多く 含まれている. さらにまた 「教育の基本的な課題の再検討」 とか 「子ども・生徒. とのふれあい」「個としての 児童の活動方法」「学校の人間化を図る教育活動」「子どもに生きて働く. 学力の精選化」 などのように, 今日の教育現実のよりリアルな認識を基礎にした発想がよみとれる ものが多い, この点, すでにみた現在とりくん でいる研究課題の設定とくらべて際立った特長をな しており, 生きた研究への志向の強さをよ みとることができる . n生 き た 研 究″ という点では 教科指導の領域についても同様な傾向がみられる , 。 いくつかの回 答を引いてみよう.「下位生徒を大切にする国語の授 業」「教科学習で全人格的な学力の形成」「体力 と栄養の関係」「算数科における児童の実態と指導過程」「中学生活全体における言語活動の適性化」 などにみられるように, 児童・生徒の発達課題, そのための研究課題をいく つかのコンテキストの 中に設定しているのである. そのような問題意識こそ, 現実の子どもの, 複合した諸関係の中 での 発達矛盾を解決していく手がかりになるように思われる . 教育活動一般の課題や教科指導, あるいは学習・授業に関する課題においても, 小・中学校教員.
(5) . 小. 表3 区. 分. 育活動 : : 一 地域・家庭 学習・授 業・評価 国語 社会 教 科 指 導. 札. 石. 渡. 桧. 幌. 狩. 島. 山. 後 知. 5 8. 2 42 0 3. 2 1. 2. 4 1. 島 喜. 孝. 研究すべきと考える課 題 上. 留. 網. 胆. 十. 釧. 根. 川. 萌. 走. 振. 勝. 路. 室. 谷. 7 6. 音楽. 3 1. 4 1. 0 4 4 1 4 2 4 5 2 2 1 41 3. I 3. 1 2 2. 2 6 7 94 71 「 1 0 91. I. 31. l. 21 ’ 6 7. 21. I. I I. 図工. 00. 技家. I. 02. 1 1 2. 1 77. I l. 英語. 2 1. I I. 1 2 2. 01. I 2 1. 特別活動. I. 生活指導. 3 5. 1 6 3 2 3 1. 1 2 6 62. I 2. I. 5 3 3 3. 2 2 1 5 5 6 3. 2 4 15 19 033. 進路指導 3 3. 2. 徳 I. 学級経営. 1 1 1 1. I. I 1 1. I. 4. 視聴覚教育. 3. I. 障害児教育. 2. I. 4. I. 教. 下司. lo I. I I. 保体. 道. 計. 1 9 92 8. I l. I. I. 3. 算数 理科. 合. 1 58 11 9 6 1 4 8 6 1 2 4 5 6 6 6 71 5 2 2 41. I 8 5. 3 2 I. 高. 師 2. 時 間 複式教育. 3. 3. I. I. 1 21 32 5. 3. 1 2. 1 6 72 3 1 7 41. I. 0 7 31. 2 3 1 I. I. I. 学校運営. I. l I. I. I. 2. 4 2 1 1 I. I I. 2. 9 1 2 71 639. 2 2. 3 14 2 11 0 9 11. ※ 各支庁左側の数字が小学校、右側が中学校の度数である。 なお地域・家庭の度数は教育活動一般に含まれていない。. の研究課題意識にみられるこのような 生きた研究″ への志向は, 今日の教育現実にてら してきわ めて重要 な動向 であり, 北海道小・中学校教員のこのようなリアルな現実感覚は, ややもすれば重 すぎる教育 現実にあえぎそうな教育界じしんの, 事態打開のエネルギーの基礎になっていく 可能性 をもっているものと 評価できるのではないか. そのことは同時に, 現在とりくんでいる研究に対す る一定の問題意識を教員 じしんが持っ てきているのでは ないかと予 想させるのである. なお, 今日一つの焦点になってきつつある 道徳教育については, 現在とりくんでいるとするもの より研究すべき課題とするものが多く なっ ている. ここには, 「民主的道徳の形成」あるいは「非行 を出さない道徳教育」 といった課題の 立て方が含まれ, どのような性質の道徳教育かという 点で必 ずしも単一 でない. 学校調査によって明らかになったところでは, 学校全体と してとりくんでいる 1 ( } 研究課題の中 で道徳をとりあげているところは1 .5%であっ た. これと関連してみれば, 今後の研 究課題として たてているのが3.7%であるから, 道徳をめ ぐる課 題意識が少し強ま っているといえ そう である..
(6) . 北海道における教師の教育研究( 2 ). 7。 購読誌と所属する研究団体 ◎ サークル ”) 定期購読誌の状況 表4は, 定期購読している教育関係雑誌を小o中学校教員別, 支庁別に実数で示したものである . 雑誌の性格に応じて, これらを総合, 道内地方誌, 学校・学級経営, 学習・授業o評価 国語 社 , , 会, 算数・数学, 理科, 音楽, 美術, 技術o家庭, 保健・体育, 外国語, 生活指導 性教育 道徳 , , , 特別活動, 放送教育, 障害児教育の各領域に分類した。 総合計は972であるが, 表に明らかなようにそれぞれの雑誌を支庁別にとらえると, 各誌とも定 期購読者ゼロないし1というものが多く, このデータから教師の教育研究の現状分析を試みるのは. 到底無理である。 せいぜい, 数は小さいが, 小さいなりに多少の傾向はよみとれなくもないという 程度である (表では定期購読者1というものは割愛 した) 。 そ の よ う な 観 点 で, 少 な い サ ン プ ル な が ら, そ こ に あ ら わ れた 一 定の 傾 向 を み て み た い .. 回答された定期購読誌は全部で11 8誌にのぼる.一つの専門職域に関係する雑誌数のこの多さは, たしかに教育ないし教師と いう仕事 (専門性) の 多様性, 多面性を示しているよう で, あらためて 驚かされる. 118 誌 のう ち 9 5誌は小学校教員の購読誌で, 76誌が中学校教員の購読誌である. 。 小り中学校教員 がともに購読しているのが53誌と, 約半数である。 小学校教員 だけが購読しているのは4 2誌, 中 学校教員だけというのが23誌であるわけで, 教育雑誌は小・中学校の両方にわたって購読するもの. が相対的に 多いということになる。 この点, 多少よみこみ過 ぎのそしりは免れないが, 小 o 中学校 教師間の非閉鎖性, 連続性の条件をなすとみれば, 積極的な意義をもっとみなしてもよいのではな い か。. 雑誌数を領域別にみれば, ベスト3は総合領域, 学習 o 授業・評価, 国語となるが, 教科関係に 限れば, 国語, 保体, 算数・数学などが上位3位であっ た。 各雑誌の定期購読者数を個 別にみたとき, 小学校教員については, 上位5位をとってみると, 教 育技術, 授業研究, 総合教育技術, 教職研修, 学校運営研究であった. 同様に, 中学校教員につい ては, 中学校教育研究, 教職研修, 総合教育技術, 国語教育, 数学教育が上位5位となった。 とり わけ小学校教員の教育技術, 授業関係誌の購読者数は相 対的に群を抜いており, それは, 小学校教. 員の自 己研修内容に関わる 一定の特長を示しているとみられる.. 各雑誌の編集上の性格との関連 でいえば, いわゆる 「民間教育研究運動」 と密接な関係をもつ雑 誌の購読は必ずしも多くないといえそう である.. 支庁別に各 誌トータ ルに購読者数をみてみると, その絶対数は支庁間にある程度ばらつきがある といっ てよい。 多い順にみると 上川, 札幌市, 渡島, 後志, 空知, 胆振, 網走, 十勝, 釧路, 宗谷,. 石狩, 根室, 桧山, 日高, 留萌という ことになった。 これがそれぞれの地域の研究状況を直接反映 しているかどうかは速断できない。 この点結果を示すにとどめる。 ( ) 所属する研究団体oサークル 口 道内小・ 中学校教員がどのような研究団体o サ ー ク ルに 所属 して い る か, そ れに よ っ て 一 人の 自. 立 した個 人としての仕事上の研究的基盤が, どのような成熟度をもっ ているかをある程度うかがい.
(7) . 小. 表4 誌. 名. 孝. 定期 購読している教育関係 誌. o内は小.中学校. 競鷹間岳閣素聞裏閤璽隠閤毒開墾. A 1. 総 教育(小) 教育実践(小) 教育ジャーナル(小) (中) 〃 教育心理(小) 教育展望(中) 教育の森(小) 〃 (中) 教育評論(中) 教育法(小) 〃(中) 教職研修(小) 〃 (中) 現代教育科学(小) (中) 〃 国民教育(小) 子どもと教育(小) (中) 〃 子どものしあわせ(小) 児童心理(小) 〃 (中) 小学校時報(小) 初等教育資料(小) 中学教育研究(中) 中等教育資料(中) 母と子(小) 〃 (中) ひと(小) 〃 (中) 民教(小) 2. 道内地方誌 教育空知(小) 〃 (中) 3. 学 校 経 営 学校運営研究(小) 〃 (中) 学校経営(小) 〃 (中) 教育経営(中) 現代教育経営(小) 北海道教育経営(小) {中) 〃 4. 学 級 経 営 学級経営(小) 小学校学級担任(小) 5. 学習・授業・評価 学習指導研修(小) (中) 〃 教育技術(小) 〃 (中) 教育評価(小) 〃 (中) 指導と評価(小) 〃 (中) 授業研究(小) 〃 (中) C U. 島 喜. 計. 1. 4 4. 1. 1 1 1. 1 2 1 1 1. 2. 2. 1. 1 1. 1 1 1 1 1 1 1 1 1. 2 1 2 1 2 7 1 1 2 3 2 1 1 4 1 4 2 1 1 1 1 2 2 1 1 1 2 1 1 2 2 2 1 1 1 4 1 1 2 1 1 7 4 4 2 1 3 5 7 1 1 1 3 2 1 1 1 1 1 2 2 1 1. 1 1. 1. 1. 1. 1 1 4 2 1 3 3 1 5 1 1 2 1 1 2 1 1. 2 1. 1 1 4 5 1 1 1 1 1 1 1 2 1 1. 1 1 1 5 4 2 1 2 1 1 2 1 1 1 1 1 2 2 1 1. 1 0 3 1 5 2 2 1 6 6 4 3 2 2 33 6 12 2 1 7 9 2 9 2 1 3 9 2 1 2 12 4 43 6 1 0 8 2 7 2 3 2 2. 1. ・ 4 12 8 1 2 1 1 4 3 2 2 3 4 8 1 1 1 1 2 1 1 1 3 2 3 2 1 2 1 1 1 5 1 1 1 1 1 3 1 1 1 1 1 1 7 1 1 1 1 5 3 2 21 1 1 1 1 1 2 1 1 3 1 1. 2 2. 1 1 1 1 3. 1 2 1 3 6 1 2 71 3 51 2 1 1 1 1 3 1 5 5 1 9 1. 1. 1 1 1. 1 1 1. 6 1 0. 0 2 11 1 1 7 2 1 8 6 3 6 7 9 4 8 7 21 31 3 2 1 2 1 6 1 1 6 1 2 1 1 1 3 1 14 2 3 5 2 4 1 1 1 7 1 1 1 1.
(8) . 2 ) 北海道における教師の教育研究(. 名. 1 麓匿謄橋隆鷹晴閤零匿園劃毒震 蟹. 総合教育技術(小) 〃 (中) 開く(小) 学び方教室(小) わかる授業(小) 6, 国 教育国語(小) 国語教育(小) 〃 (中) 国語の授業(小) 作文と教育(小) 実践国語研究(小) 文芸教育(小) 7, 社 会 社会科教育(小) 〃 (中) 歴史地理教育(小) 北海道歴史教室(小) 歴史教育(中) 8, 算数・数学 算数教育(小) 数学教育(中) 数学教室(小) 〃 (中) 楽しい算数(小) 9, 理 科 初等理科教育(小) 理科教育(小) 〃 (中) 理科教室(小) 〃 (中) 1 0 楽 .音 音楽の友(中) 教育音楽(小) 〃 (中) バンドジャーナル(中) 1 1 術 .美 教育美術(小) 美術教室(小) 1 2 . 技術・家庭 技術家庭教育(中) 技術教室(中) 1 3 . 保健・体育 健(小) 〃(中) 健康教室(小) 〃 (中) 学校体育(小) 〃 (中) 体育科教育(小) 1 4 語 .英 英語教育(中) 新英語教育(中) 1 5 . 生 活 指導 生活教育(小) 生活指導(小) 〃 (中) 生徒指導(中). 計 リ 0、 マ リ 2 3 7 1 4 5 1 4 1 1 ー リ ▲、 U 1 1 1 1 3 3 1 1 1 Q U 1 1 A , 1 2 n ′ ム 2. 2 1 7. 1 1. 2 3 1 1 3 2 3 2 2 1 1 2 1. 2 3 1 1 3 1. 2. 1 1 1. 1 1 1 3 1. 2. 2 1 1 1 1 1 2. 1. 1 2 4 1 1. 1 1. 1 1 1. 3 1 1. 2. 1 2 1 2 1 1 1 1 1 1 2 1 1. 1 1 2. 1. 2 1 1. 2 2 2. 1 3 1 2 1 2 2 1 2 1 1. 2 1 3 1 9 7 2. 1. 1. 2 6 2 2. 2. 2 3. 1 1. 2 1. 1 1 1 1. 1. 1 1. 1. 1. 1 1. 1. 1. 2. 2 2. 1. 3. 1. 2. 2. 2 1 1 1 1 1 2 1 1 1 1. ▲← q . r 。 n ‘ Q U Q U. 1 2 1 1 1 2 1 1 13 1 2 1 1 1 1 2 7 1 1 2 1 1. 1. 1. ・ ^1 U 1 0← J 1 ^ ▲‘ n ‘ Q Uリ ム Q U. 1. 1 1 3 2. 1. 1. 1 1 1 1. 2. 1 2. 1 1 1 2 1 1 1 1 1 1 1 3 1 1. 1 1 1. 2 1. 1 1. 6 3 6 2 6 3 9 1 0 2. 1 1. 4 6 6 8 ワ 十.
(9) . 島 喜. 小. 誌. 孝. 鑓奏聞嗣盟蓋聞墓園聖園劃高震匿. 名. 1 6 .性 教 育 現代性教育研究(中) 1 7 .道徳 教育 道徳教育(小) 1 8 . 特 別 活動 特別活動(小) 特別活動研究(中) 1 9 ,放 送 教 育 放送教育(小) 2 0 . 障害児教育 障害児教育(小) 精神薄弱児研究(小) (中) 〃 実践障害児教育(小) 特殊教育(中). 2. 1. 1. 1 1 6. 1 1 1. 1 3 1 1. 1. 2. 1. 1 1 2 1. 1. 8 5. 1. 1. 1 1 1. 5. 1 1. 1 1 1 1. 1 4 3 3 2 2. 1. 1. 計. 1. 1. 1 1. 知ることができるだろう. 0で, アンケート 小学校教員 で何らかの研究団体・ サーク ルに 所属 しているという回答はのべ38 回答総数とほぼ同数である. 一人で複数所属というのがあるものの, ほとんどの教員 が何らかの研 究団体に 所属するという様相が示されている. その傾向は中学校教員において一層顕著である. 所 29を超える. 複数所属が小学校を超 属する団体・サーク ルののべ実数は255であっ て, 回答総数2 所属 する 研究団体・サーク ル. 表5 区. 分. 総. 合. 札. 石. 渡. 桧. 幌. 狩. 島. 山. 1 41 6. 会. 2. 6 1. 算数・数学. 2. 5 3 1 1 I. 楽. 図工・美術. 3 1. 釧. 根. 勝. 路. 室. I. I. I. 外国 語. 4. I. I 1 3. 1 4 8 62. I. I. 2 0 72 7. I. 2. I. 1 7 52 2. I I. 2. I. 6 0 62 I2. I. 71 8 I 11 1 0 51 5. I I. 1 1 I. 2 1. I. 3 1 3 3. 2. 3. 41 31 7. 2 2. I. 3 3 I. l. I. I. 1 5 52 0 2. 1 1 4 72 31 12 4 I1. I. 044. I. 学習・教授. I 1 1. I l. 2. I. I I. l. 進路指導 視聴覚教育. I. 5 2 I. 4 1 4. 1 1. 複式教育. I. l. 4. l. 5 2. 障害児教育. I. I. I. 1 1 2 2. 1 1 3. I. 1 1 1 3 3. 生活指導. 21 9 73 32. I I. 3 1. 3 2. I. I. 徳. 2 51 74 2 22. I. 1 1. 道. 71 35 0 1 13. I. 3. 3. 特別活動. 3 1. 3 I. 2. 1 4 2 2 1. 下司. 4. 2 2. I. 技術・家庭 護. 計. I. 1 1 2 2 3 1. 2. 養. 合. 3 3 2 1. 6. 4. 1 1. 体. 高. 2 9 7 2 6 4 3 3 4 3 21. I. I. 3 2 2 1 2. 保. 谷. I 2 1 1 2 2 1 I. I 4 I. 十. 振. 2 I 4. 社. 音. 胆. 走. I. 2 3 語1. 科. 網. 萌. 知. 国. 理. 留. 61 3 3 5 8 31 1 11. I 4. 道・市町村. 上 川. 後. 3 3 1 2. 各支庁左側の数字が小学校、右側が中学校の度数である。. I 2 1 2. 2. 0 81 8 2 11. 2 3. I2 01 13 1. 3. 1 9 42 3 1 3 72 0.
(10) . 北海道における教師の教育研究( 2 ). 表6 所属研究団体・サークルの地域レベル 札. 石. 渡. 桧. 幌. 狩. 島. 山. 区. 分. 全. 国 6 3 道. 3 72 1. I. 後 知 3 1. 上. 留. 網. 胆. 日. 十. 釧. 根. 川. 萌. 走. 振. 高. 勝. 路. 室. 谷. I. 合. 計. 司. 2 01 33 3. 1 2 6 1 31 0 3 8 21 0 5 2 2 3 4 1 71 0 2 2 2 2 31 2 6 2 71 2 07 51 9 5. 02 市町村 2 31 52 02 81 4 6 62 8 91 8 9 小. 6 3 6 9 2 11 61 0 32 51 21 4 9 2 52 4 01 6 74 0 7 計6 34 72 32 24 12 0 71 04 21 52 91 24 02 8 8 5 91 31 41 43 11 81 2 52 71 62 71 5 71 53 8 02 5 56 3 5 ※ 各支庁左側の数字は小学校、右側は中学校の度数である。. えるとともに, 研究団体・サー クルへの所属率も小学校教員よ り高いとみられよう . これらの研究団体oサー クルを研究内容に応じて分類し, それを支庁別 小,中学校別にみたの , が表5である. 総合的な教育研究会への所属 が小 o 中学校とも一番多く ついで道や市町村の教育 , 研究所組織への参加が多い. これは, 回答の記入方法によっ て教育研究所と明記されているものは 総合的研究団体から区別して集計した ものだが 研究の内容としては総合的研究団体と類似してい , るとみられるの で, それらを合わせると小学校 で102 2と, それぞれ2 6.8%,36 , 中学校で9 .1%を 占め て い る こ と に な る 。. それ以外の個別領域ごとの研究団体をみると, 小学校では国語関係の研究団体所属が多く 以下 , 社会, 算数, 音楽, 保体, 視聴覚教育(放送教育を含む) 複式教育関係と続く 中学校では総合的 , , 研究団体以外 では社会, 数学, 外国語関係の所属 が最も多く 以下国語 技術o家庭 生活指 導 , , , , 視聴覚教育と続く. 小・中学校 を全体としてみたとき, 複式教育関係所属の相対的大きさは北海道. にあって当然として, 道徳教育や障害児教育関係研究団体への所属が相当の広 がりをもっ ているこ とが注目さ れる。. 他方, 所属する研究団体の地域的組織レベ ルを支庁別, 小・中学校別にみたのが表6である 全 . 体としては全国レベ ルの所属が33( 5 95( 30 .2%) , 北海道レベルが1 .7%) , 支庁・市町村・地区レ ベ ルが407 ( 64.1%) となり, 全国レベルの研究 団体への所属がきわめて少ないことが知 られる 。 支庁 ごとの所属数は札幌市が最も多く, 以下 上川 渡島 後志 胆振 石狩 十勝 釧路 空 , , , , , , , , 知, 網走, 宗谷, 根室, 桧山, 日高, 留萌の順 であった 。 定期購読誌と所属研究団体の状況をつき 合わせてみると, 内容としては小 学校 で国語 保体 中 , , 学校 で数学, 外国語関係について一定の相関がみられる . また, 地域的には, 教育雑誌の定期購読数と研究団体所属数の間には相当の相関がみられる 札 。 \研究的風土″ とも呼 幌市, 上川, 渡島, 後志, 胆振, 網走などではそれらがともに多く いわば \ , びうる地域環境を形成しており, 逆に留萌, 日高, 桧山, 根室などではともに低位にとどまっ てい るという結果があらわれた。. 8。 記憶に残る研究会と図書◎論文 ”) 研究会 教職についてから参加 したことのあ る研究会や研修 で特に記憶に残っ ているものを記入しても.
(11) . 小. 島 喜. 孝. らったが, これもかなり多様な回答が寄せられた. 分 類の方法としては, 研究会の主催や組織の 地域レベルに応じてこれらを小・中学校ごとに全国 レベ ルの研究会, 全道レベ ル, 支庁などの地域レベ ル, 個人の講演 に れに限っ ては組織のレベ ル を問わず一括した)に分けた. それぞれにつき量的に 多い順に列挙することとする. ( )内は度数. [小学校] (全国) 放送教育研究全国大会 (8) , 日生連 , 僻地教育研究全国大会 (3) , 日教組全国教研 (5) 全国大会 (3) , 日本作文の会全国大会 (1, , 文部省海外研修 (2) , 全国国語教育 研究大会 (2) 大会, 全生研全国大会, 以下同じ) , 歴教協全国大会, 数教協 全国大会, 社会科の初志をつらぬく全国. 全日本音楽教育研究大会, 全国養護教諭保健サークル協議会, 文部省中央研修, 道外研修, 玉大ス ク ー リ ン グ.. ) ) 12 24 (全道) 道立教育研究所各種研修・講座 ( ,僻 , 国語教育研究大会 (8) , 北教組全道教研 ( 会 道民教研究集 地教育研究大会 (8) , , 社会科教育連盟研究大 (7) , 放送教育研究全道大会 (8) ) ( 造形教育研究大会 3 会 ( ) 4 ) ( 音楽教育研究大 日作全道大会 6 会 (7) , 養護教員研究大 , , , 会 (3) , 特別活動研 , 生活教育研究大会 (2) , 理科教育研究大会 (2) , 学校体育研究大会 (3) グ研修会. カウンセリン ) じ 視聴覚教育研究大会 ( 以下同 研究大会 1 ) ( 学校保健 究大会 2 , , , , ) 34 (地域) 学校での公開研究会 ( , , 新任教員研修会 (1) , 地域教研 (8) (個人講演) 中教審会長, 国研所長, 斉藤喜博, 芦田恵之助, 灰谷健次郎氏など8件 (各1) .. [中学校] ) 11 (全国) 道外研修 ( , 全国国語教育研究 , 全国中学理科研究大会 (2) , 日教組全国教研 (4) 会, 教育リコーダー ) 全日本音楽教育連盟研究大 会( 1, 以下同じ , 大会(2) , 全国造形教育研究大. 全国大会, 全国僻地教育研究大会, 放送教育研究全国大会, 文部省中央研修, 海外研修.. ) 2 7 (全道) 道研研修・講座 ( , 北教組全道 , 道徳教育研究会 (4) , 全道数学教育 研究大会 (4) 教研 (3) , 放送 , 全道英語教育研究大会 (2) , 国語教育 研究大会 (2) , 僻地教育研究大会 (3) (1, 道民教全道集会 研究会 ( ) 2, 教育研究大会 (2) , 技術家庭科教育 , 複式教育研究大会 (2) 究大会, 高校演劇発表大会, 以下同じ) , 合同教研, 日作全道大会, 学校体育 研究大会, 美術教育研. 生徒指導研究大会, 進路指導研究大会, 養護教員会研究会.. (地域) 新任教員研修会 (5) , 学校での公開研究会 (3) . , 地域教研 (4) (個 人講演) 国分一太郎, 小原国芳, 村上国治, ジョ ゼフ・ ピタウ氏など6件 (各1) . 上記の回答結果から研究状況を直接全体的にとらえるのは難 しいし, 意味づけをするには少々 -. 般的に過 ぎるので, 二, 三の特長を指摘するにとどめたい. 第一は, 所属する研究会・サークルは 全国レベ ルのものはきわめて少数 であったが, 研究会や研修の全国大会にはそれなりに参加 してお り, かつ一定の成果を得ているという 点である. 同様に, 全道レ ベ ルの研究会も多く挙げられてい. る. これらのことから, 日常的な研究活動と しては身近な地域レ ベ ルの研究会に所属 しながら, と きに比較的大規模 な研究大会に参加することでそれが大きな刺激となっているといえそう である. 第二に, 道研の主催する各種研修や講座が, 小・中学校とも群を抜いており, 教員研修における 道研の位置なり役割なりがあらわれているのではないか. 第三に, 内容的には,小学校では学校で行なわれる 公開研究会が非常に 大きな比重をもっており, 中学校では 道外視察研修が比較的重 要な研修機会となっている様子がうかがわれる.. 10.
(12) . 北海道における教師の教育研究( 2 ). ( ) 図書・論文 口 記憶に残る図書・論文について, 回答を小・中学校 ごとに領域に応 じて分けてみた 紙数の関係 . でそのすべてをここに記すことは割愛し, 領域ごとに同一図書について複数回答されているも のを. 中心に, 一定の特長が分かる程度に紹介しておきたい . [小学校] (教育学・教育の理論:32件). 斉藤喜博全集( 8 ) ) 6 3 ) , 村山俊太郎, 広岡亮蔵など個人著作集( , 教育学のすすめ( , ブルーナー関係 3点, エミール2点, 母親のための教育学2点 マルクス主義教育学試論 クルプスカヤ マカレ , , , ン コ, プ ュ ー イ な ど (各 1) .. (教育心理学:3件). 教育心理学, 児童心理学など (各1) . (教育の今日的問題に関わる教育論・子 ども論:19件) 複数回答の図書はなかった. 今日の学校をめぐっ て 教室の危機 教育の原点を求めてな ど各1 , , . (教師論: 8件) 島小の女教師( 2 ) 2 ) , 子どもを生 かす担任教師 (教師論に入れた)( , 以下, 日教組倫理綱領, 教師 とは何か, など各1。 (学校運営:2件). 学校運営, 学校運営研究各1。 (学習・授業・評価に関わる理論:38件) 主体的学習に関わるもの5件, 発見的創造 的学習など学習の理論に関わるもの各1計12件 授業 . 3 の改造( ) 2 ) , 授業入門( , 以下, 子どもを変革する 授業, 授業の創造, 授業組織化の基礎理論など授 業の理論に関わるもの各1計1 2件。 教育における評価の理論, 教育評価法ハン ドブックなど評価 に 関わるもの各1計4件. (国語:15件) 一読総合法など読み方指導に関わるもの各1計6件 生活綴方 現代作文など作文指導関係各1 , , 計4件, その他各1計5件。 (社会:6件) 社会科検証 学習入門, 社会科学び方学習の指導な ど各1 . (算数:6件) 水道方式, 現代化に関わるもの各2, その他各1 . (理科:8件) 現代理科教育論, 仮説実験授業, 理科授業の創造など各1 . (図工:1件) 伝えあいの絵画教育,. (保体:5件). 体育の授業研究, 教育としての学校保健など各1 .. (道徳:3件). 小学校道徳教育の全体計画とその指 導など各1 , (生活指導:2件) 11.
(13) . 小. 島. 喜. 孝. 生徒指導基礎理論, 生活指導.. (学級経営:5件). 学級集団づくり入門, たのしい学級経営12ヶ月など各1. (放送教育・視聴覚教育 :2件) 放送教育の新展開, 視聴覚教育研修ハン ドブッ ク.. (複式教育:6件). 2 ) 2 ) 僻地複式教育の創造( , その他各1. , 複式教育の理論と実践(. (障害児教育:5件). 言語病理学診断法, 精神薄弱児研究など各1. [中学校] (教育学・教育の理論:9件) ブルーナー( 2 ) , 以下現代教育学, マカレンコなど各1. (教育の今日的問題に関わる教育 論・子ども論:16件) ) 4 中学教育( , 以下, 教室の危機, いま学校で, 日本をダメにした戦後教育, 教育の原点を求めて, など各1. (教師論:4件). 教師たちの受難, 教師と国民文化など各1. (学習・授業・評価に関わる 理論:27件) 学習過程の最適化, 発見学習入門, 創造性と学習 など学習関係各1計9件, 授業改造入門, 授業 分析の理論など授業関係 各1計1 0件, 教育評価はこれでいいのか, 現代教育評価論, 評価観の転換 など評価関係各1計8件. (国語:6件). 生活綴方と教育, 国語科の基本的指導過程入門など各1. (社会:2件). 社会科教育, 社会科中学地理の授業.. (数学:3件). 中学校数学教育指導など各1. (理科:2件) 科学論, 地球科学. (音楽:2件) 音楽教育と人間形成, 音楽創作のよろこび. (美術:3件) 色と形の認識と創造な ど各1.. (保体:1件). 体育授業の方法. (技術:1件) 技術科学習指導法.. (英語:4件). 英語教育のアイ デア, 英語教授の基礎など各1, (道徳:4件) 12.
(14) . 北海道における教師の教育研究{ ) 2. 国民のための道徳教育, 道徳授業入門など各1.. (生活指導:5件). 生徒指導の手びき, 青少年指導事例集など各1。. (学級経営:5件). 核のいる学級, 学級集団づくり入門など各1.. (放送教育o視聴覚教育:1件) 視聴覚教育研修ハ ン ドブッ ク.. (複式教育:3件). 地域に根ざす僻地教育など各 1.. (障害児教育:2件). 情緒障害, 障害児教育実践シリーズ. 以上, 記憶に残る図書・論文について小・中学校別にみてきたが, それらはともかく 多様である 。 「記憶に残る」 という設問のしかたは, どちらかといえば心に感銘を与えたもの, というニ ュアン スがこもっているが, 各教科にわたるさまざまな図書が多く挙げられており, 教師は案外実践的,. 実務的レベルで 「記憶に残る」 ほどの書物と結びついているのだろうか. 回答の多様性 から筆者が. まず驚かされた点 である.. 小・中学校間に 一定の特長があるのは, 小学校 では教育学一般, とくにそれなりの体系性をもっ た講座や著作集がよく挙げられているが, 中学校ではその種のものが少なかった 小学校教員は, . 教育の全体を視野におきながら教育の本質そのものを探求する志向性をもつが, 中学校教員の間 で. は教育を今日的問題という角 度から考えようとする志向 が強くなる, とみてよいだろうか. とくに 小学校で, 斉藤喜博氏は広く 教師の心に残っているよう である。. 学習。授業に関わる書物が小。中学校とも 多く挙げられている. 小o中学校 ともにこの分野の書 物が一番多かったわけだが, 教師の仕事の実務性がここに一つの集約点 をもつことを考えれば, こ の学習指導ないし授業の科学ともいうべき理論分 野の重要性が留意されねばならないことを示して. いるように思われる。. 9。 教育研究を進める上での悩み o 要望 調査項目の最後に, 教育研究を進めてゆくうえで, 現在かかえている悩 みや将来の希望, 要望に ついて自由に書いてもらっ ている. それを問題ごとに分類し小・中学校別, 男女別に 一覧に したの が表7 であ る。. 出さ れた問題を大きく分ければ職場の問題, 条件整備の問題, 教育課程の問題, 子ども・家庭 p 地域の問題に多くは該当するもの であった. 一部, 受験問題としての学校制度, 入試制度, 大学に. おける教員養成の問題, 政党の教育介入の問題があげられており, それらはその他とした. 全体として, 何が一番の悩みになっ ているかという点では, 研究時間の不足が際立っ ている こ . れには, いわゆる雑務の多さの問題, 教員の定員配置, 教育課程の過密と教員の負担の問題も関連. するとみてよいが, それらを併せ考えると研究に向かうゆとりのなさが, 現場教員の最大の悩み で あ る こ と が 分 か る。 こ の 点 は 小 o 中学校とも同じである. だが, 悩みや問題を解決する責任の所在という観点からみると, 条件整備的問題をめ ぐる教育行 13.
(15) . 小. 孝. 島 喜. 表7 研究を進める上での悩み・要望. 学 教 教 教 教 研 組 滞 教 研 締 窄 六P 申 葬 区 分 のー 時. 小. 女 男. 中. 女. 小. 小. 計. 中. 合 計. 教 師 の 定. 研 ◆ 修 爪 の の の 参 の ィ民 間 数 の 塁 . 懲 巽集意資年ィ 問 、二 員 小 人 胴 制 団 欲 質 齢 ル 題 足 金 足 事 会. 警 〆 禰 師究合. 男. 教育課程. 条 件 整 備 の 問 題. 職 場 の 問 題. 14 21 12 18 3 13 7 14 2 7 4 2 2 4 1 1. 研 窄 三 凶. 小 狽 ま 膳 漆. の 問 題. 研 過 如 冗 機 窓 関. 叉 婁 乍 爪 と. 享 盟 の 小 困 提 足 難 携. 問 題. 44 13 9 2 8 5. 4. 19 2 2 1 2. I. 11 15 9 8 8 10 3 5 3 25 2 6 a 3 4 10 1 2. 2 1. 2 1 2. (%) 子ども・家庭・ 地 域 の 問 題. 編 子 子 子 障 家 成 ど ど ど 害 庭 権 も も も 旧 爪 し の の の の の 冗 問 意 学 非 間 間 題 欲 力 行 題 題 1. 3. 1. そ. 地 域 爪 “. 間 題. の 他. 3 2 4 3 10 2. 6. 1. I. 2 1 2. 6 6 13 2 8 3. 9. 1. I. 1 1. 5. 1. 4 2 6 4 12 2. 12 17 9 10 9 10 3 5 3 27 3 8 2 4 4 10. 3. 7 6 13 3 9 3 10. 28 45 25 30 14 27 11 20 3 90 18 19 5 14 9 15. 4 11 8 19 7 21 5 17. 16 28 16 20 5 17 8 15. 」 ′ ・ (罷 め , ,岬 .の E,. 63 15 11 3 10 5. ト ノ. ,然 蛙 )1 %(轟 瀞. 強調藩 主 号. 7. 69 )お, (裏6 ). 政責任の問題群 とならんで, 学校職場レベ ルの問題群も相当に 多い. 中学校では, 職場の問題が条 件整備の問題以上に研究推進上の悩みとなっている (ここには, いわゆる学校管理体制 の問題も含 めたが, それは教育行政の問題が主因 であるとはいえ, 学校を単位とした自治的なまとまりの重要 性を考えると教師集団じしんの問題領域としての性質を持っているともいえ, むしろそのようにと らえ返す必要があると筆者は考えているので, 職場の問題と して含めた) .. 学校調査の結果によれば, 学校の研究活動にとって重要なものは, 時間的余裕や予算措置といっ た客観的要件よりも研究意欲とか全校的協力体制などの 主体的要件の方が高いウエイ トで意識され 2 { )この学校調査の回答記入者はほとんど教頭や教務主任 研究部長といった教師たちであっ ていた. , たので, その立場が反映しているとも 思われたが, 今回の教員個人調査 でもこのような結 果となっ たことは職場の問題が相当に大きな問題であることを示しているとみられるのである.. その主たる内容は教師集団の問題, 教師の意欲や資質, 年齢の問題, 学校管理体制の問題, 学校 における研究スタイルの問題などである. これらの問題は, もちろん個々の教員の責任の問題とし て存在するだけでなく, 教員の採用や研修, 異動など教育行政機関による教員人事や学校管理の問 題が影を落としてもいよう, それが学校レベ ルの教員相 互の関係の問題を微妙に複雑にさせ, 意欲. と活力にあふれた学校の自治を困難にさせてもいよう. しかし, 子 どもの生 きいきした 成長と発達 を組織する場としての学校は, 子どもに対して主導的, 直接的関係に立つ 教師集団の質と水準の問. 頁を避けて通れない. 題. 研究時間, ゆとりの問題が最高の悩みであり, その問題解決のための教育行政責任は, 何よりも まず事態の焦点に位置づく 問題である. むしろ, それは先決的問題であろう. しかし, 重要なこと は, 教育行政責任を問う主体の質と水準は, 足元の職場集団が固有に解決できうる問題を一歩 でも. 二歩 でも前 進させていく力量の質と水準の問題と別のこと ではないのではないかという点である. 行政の問題と職場の問題, ひいては自分の問題などなどを総体としてとらえる視野の広さと, 事態. を切り拓く ねばり強い実践, その理論化が切実に求められる. この項の結びに, 回答の中から目をひいた一人の女教師の 独白″ を生のまま引 用しておきたい. 14.
(16) . 北海道における教師の教育研究( 2 ). じ 学校現場はたしかに複雑である。 もうだめだというノ ・境と同時に, しかし息絶えはしないという何 ある 24学級, 専任教員28人) に勤務する教職年数17年のある女 かがそこには . 都市部の小学校 (. 教師のものである。 「…… 『子どもをおさえる』 そして1年間を無事すごす, という言葉がまかり通っ ています. 万 引, 暴力, 新聞 ダネにならない程の非行が毎日おきています。 ちょっ と実践力のない教師の子ども たちは担任排除運動をおこします. 親はス グ教育委員会その他に連絡し, 大さわぎになります. …… 基本的生活習慣の 欠如, 子どもの自主, 自立を育てるの でなく, 行事をこなしどなりつけて過 ごす. 日々. ゆとりも歩調を合わせて, あせりに。 5年生にもなり上靴をきちんとはく, 名札は?整列し なさい, 教科書を出しなさい, 背筋をのばしなさしー…・どこに学習の意欲なんかできるでしょうか. もううんざりです。 ……弱い子 (体も頭も) を足げにしたり, 頭にボー ルをぶつけたり泣くまで毎 朝していた子をものすごい声でおこり, 学級全員 で暗くなるまで話し合っ た翌日,『何も子 どものす る こ と だ も の, そんなにおこらなくてもね, 先生も子どもにむかっ て大人げないね』 と言っ ていた と あ る 子の 親 か ら 電 話. 毎 日 ジ ャ ー ジ を は い て セ ー タ ー を着 て 子 ども と の た た か い の 日々 です. ス. カートなんてはいたこともう半年以上もありません. 実践の交流, 蓄積が豊富になっ てきている現在, そっくりそのまま持ってきて子どもに力がつい た, よ か っ た と 評価 して いる 教 師た ち。 そ の 中 の 1 人 であ る 私 で す が 何 か へ ん だ な あ, じ ゃ こ の 子. たちの規律のなさ, 荒れようは何なのかと思っ てしまいます. どうにかしなきゃと思っている先生 も いま す が, どこ で どう した ら い い の か, エ ーイ め ん どう だ, 仕 方 な い ヤ, … … 結 局 職員 会 議 で自. 分たちで決めて自分たちの首をしめていくことが多いようです。. どうして 『子どもを育てる』 ことで裸になっ て話し合えないのかなぁ-. どうして女だからって 職員会議で発言したらだめなのかなぁ-。. 給料が安いから本だってそんなに買えません. うちに帰ってきたらグッタリして本なんて読み始. め た ら ス グ コ ッ クリ さ ん です. 晴 耕 雨 読… … あ あ, こ ん な生 活 が して み た い な ぁ -.. こんなま っ 白い紙も っ たいなく て何かのハケロに し て し ま いま し た.ごめ ん なさ い.… …」(傍 点 原 文). そのような毎日でありながら, しかし, この女教師はそこから逃げ出しはしないだろうと 感じさ. せ る 何 物 か が こ こ に あ る。 子 ども の 人 間 ら し い 発 達, そ の こ と の 正 し さ と 必 要 に つ い て の 確 信,. それへの責 任の感覚のようなものが, この女教師の状況認識の眼力の中によみとれるように筆者に は思われるのである.. IV. お. わ. り. に. この調査研究は, 北海道の学校現場における教育 研究の実態を, 関連する諸側面になるべく忠実 に立ち入りながら, 自由な立場 でとらえようとするものとしては, おそらく北海道の教育について の貴重な調査であっ ただろうと思う. しかしそれはまだ緒についたばかりである. ある程度の輪郭 が明らかになった段階で, より一層具体的な実態の解明が必要であろう。 調査結果が浮きぼりにしたさま ざまの問題を, ここで繰り返すことはしないが, 今後の研究の視. 点 に つ な が っ て い く よう な 二, 三 の 問 題 に ふ れ て お き た い.. 第一は, 研究(修)の自主性と指導行政の関係の問題である. 役に立つ研修として職場での日常の 交流や読書などがあげられており, それらが積極的な意味をもつ基底には, 研究の自主性が, 何気 ない形 で存在 しているように思われる. このような場としての職場に対する指導行政の機能は, 学 15.
(17) . 小. 島. 喜. 孝. 校現場からは 必ずしも積極的な評価を与えられていない. 別の調査でも, 指導主事による学校訪問 3 ( )学校の教育力 は校 内研修体制の確立には十分な役割を果たしていないことが指摘さ れているが,. 向上に機能すべき指導行政がなぜ校内研修という形では消極的な位置に立っているのか, そのこと の意 味について, とりわけ現場の自主的研修体制との関係 で現実の指導行政の内容に立ち入っ て調. べてみる必要があるように思われる. 第二は, 教師の教育研究における 「職場」 の機能の問 題である. いまのべたように, 個々の学校 職場は教師の研修にとって最 重要の場となっている. しかし他方 で, その職場が研究の推進にとっ. て同 時に悩みにもなっ ているのである. おそらくそれはともに 事実であるにちがいない. とすれば, この相矛盾し合う機能を共存させる 「職場」 とは一体何なのか. すばらしい職場とそうでない職場 とがはっきり両極分化 しているのでなく, 両面を混在させているというのが平 均的な職場の姿であ ろう. 学校調査によれば, ほとんどすべての職場で何らかのテーマをもっ た全校的研修が行なわれ ているのだが, 個 人調査にあらわれた, 校内研修がかえ って自由な研修推進にとっ て悩みに なって いる, といっ た校内研修のあり方, スタイ ルに対する問題指摘をみても, 全校的テーマをもって研 究すればそれでよいというのでなく, 場合によ ってはむしろそれが足かせになることもあるのかも. しれない. 個々の教員の意欲の問題や, 個 人研究と集団研究の統一, さらには個 人研究そのものの 基底的役割など, 具体的事例に即した 「職場」 の研究が必要である. 第三は, 今日の緊迫した教育現実に対して, これま で行なわれてきた伝 統的な研修の体制やテー マ枠組が有効に機能しているかの 問い直しの問題である。 現実の問題は単一 でなく複合的に存在し. ている. 生きた研修 であるために, 校内研修の課題意識やテー マの 現実性が, 大胆に問い直さ れて よいのかもしれない. すでにそのよう な問題意識の芽は, 「今後研究すべきと 考える研究課題」につ いての回答にあらわれているように思う.. 以上のような, 学校における教育 研究にとっ ての学校レベ ルの問題以外に, 教育行政の本来の条 件整備的役割の重要性ないし先決性はあらためて繰り返すま でもない. 問題の意味をより正確に把 握する上で, 学校という視点から教育行政をとらえ返す作業が不可欠なの ではないか. この面から. も, 本調査からその 手がかりが与えられたといっ てよい, 最後になったが, 多忙の中を本調査にご協力いただいた道内の教師のみなさんに厚く御礼申し上 げるとともに, 回答集計の予備作業を手伝っ てく れた本学札幌分校教育学科の学生に謝意を表した. し、.. (注) 1)ソ i ・島喜孝.三上勝夫 「戦後北海道の教育現場における教育研究の展開と現況 -- 小・中学校における組織的研 0頁. 83年3月, 1 究活動の実態 --」 本学僻地教育研究施設紀要 『僻地教育研究』 第37号, 19 2) 同上, 8頁, 3) 「教育の質的向上と教育指導行政の課題」(佐竹勝利, 田代直人氏執筆部分) 日本教育行政学会年報7 『教員研 6年, 所収, 1 03頁, 参照. 修の諸問題』 教育開発研究所, 昭和5 (本学講師 札幌分校). 16.
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