第1学年4組
関連型道徳学習指導案
指導者 ○○ ○○○ 1 主題名 『やらなければならないことを しっかりと』 資料名 「わきだしたみず」(光文書院) 低1-(2) 2 関連型学習指導設定の理由 ○本関連的指導における「勤勉・努力」とは,自分 ○本学級の子ども達は,日直の仕事や給食当番の仕 のなすべき仕事を自分のやるべきこととして,粘 事など時間や仕事内容などの見通しがもて,すべ り強く取り組み,努力し続ける忍耐力をもって継 き仕事内容がはっきりしていたり分担されていた 続的に行っていこうとすることである。 りするものは,責任を持ってすることはできてい ○「困難である」や「面倒だ」などの自分の中の弱 る。 さに負けず,責任をもってやらなくてはならない ○自らやらなければならないものがあることに気付 ことをしようとする心情を育てる学習が大切であ くことは少なく,困難なことに立ち向かっていこ る。 うという姿にまでは高まっていない。 3 感動体験を強める関連型学習指導 事 前 学 習 活 動 事 後 学 習 活 動 生活科「家族が喜ぶことをしよう」 配時⑥ 生活科「家族が喜ぶことをしよう」 配時⑥ 学習活動 教師の手だて 学習活動 教師の手だて ○家庭生活の中で自分がし ※活動した内容やその ○家庭生活の中で自分がし ※自分がやらなければ なくてはならないことや ときの気持ちをカー なくてはならないことや ならないことの内容 家族のためにできること ドに書かせる。 家族のためにできること や方法の見直しをさ を考え,意欲的に取り組 ※中間発表で活動の進 を考え,意欲的に取り組 せ,がんばりカード む。 捗状況を発表し,成 む。 に記入させる。 ・家族のために頑張ってや 果と課題を意識させ ・できていなかったことを ろう。 る。 しっかりやり通そう。 ※かがやきカードをも ※活動をふり返り「勤 とに発揮された場面 ・自分がやらなければなら 勉・努力」について ・もっとうまくやるために をふり返らせ,成長 ないことだ,頑張ってや の課題意識をもたせ 工夫できることはないか した姿を賞賛する。 ろう。 る。 な。 要 と な る 道 徳 の 時 間 〈活動を通しての考え方A〉 ○資料「わきだしたみず」をもとに, ・頑張って目標を達成でき ・家族のためにやろう。 勤勉・努力の価値について話し合 たときは,とてもうれし ・自分がやらないと困る。 う。 い。 ・決めたことだからやる。 ・もう少しだやり通そう。 ・あきらめずに頑張ればや ・きつくても自分がやらなくては。 れないことはない。 〈活動を通しての考え方B〉 ・最後まであきらめずに頑張ろう。 ・最後まで頑張ることがで ・きつくていやだな。 きた自分に,自信がもて ・仕事が面倒だな。 た。 ・一日ぐらいやらなくても。道徳的価値の焦点化
(道徳的課題)
見方・考え方の違い
道徳的価値の発揮
(発揮の条件設定)
発揮の内容・方法
道徳的課題道徳的価値の深まり
道徳的価値の付加・修正・強化4 要となる道徳の時間のねらい (1) あきらめずにやり通そうと頑張り続けることにより,目標を達成することができ,達成感も味わ うことができることに気付かせ,自分がやらなければならないことは,最後までやり通そうとする 心情を育てる。 (2) 資料「わきだしたみず」をもとに,困難にも負けず自分がやらなければならないことをやり通そ うとするかにの気持ちを動作化して考えることを通して,追求・把握できるようにする。 5 準 備 道徳ノート,かにのお面,写真,資料の挿絵,かがやきファイル,関連型学習活動表 6 学習指導過程 段階 学習活動 教師の手だて 1 生活科「家族が喜ぶことをしよう」で取り組んだことを想起 ※「家族が喜ぶことをしよう」の し,自分がやらなければならないことをやることについてのめ 写真を提示し,活動のときの揺 あてをもつ。 れ動く気持ちをとらえさせる。 ○「お仕事大作戦」に,どんな気持ちで取り組みましたか。 〈活動を通しての考え方A〉 〈活動を通しての考え方B〉 つ ・家族のためにやろう。 ・きつくていやだな。 ・自分がやらないと困る。 ・仕事が面倒だな。 な ・決めたことだからやる。 ・一日ぐらいやらなくても。 ぐ ○自分の時間を減らしてまでしなくてはならないことですか。 ※「自分の時間を減らしてまでし ↓ なくてはならないことなのです じぶんがやらなければならないことをするときにたいせつなこ か。」と問い,自分の心の中の ころをみつけよう。 葛藤に気付かせ,学習のめあて ・途中でやめないこと。 をつかませる。 ・がんばること。 / 2 資料「わきだしたみず」をもとに,勤勉・努力の価値につい て話し合う。 ○大きな石にぶつかたとき,かにはどんなことを考えていたで ※大きな石にぶつかったときのか しょう。 にの心情を動作化を通して考え ・きついよ。やめたいな。 させる。 ・やめたら魚たちが困るだろう。 ・がんばって掘ろう。 深 ◎「掘るんだ。うんと掘るんだ。」と言ったとき,かにはどん ※かにの様子を動作化し,そのと なことを考えていたでしょう。 きの気持ちを吹き出しに書かせ め ・もう少しだ,やり通そう。 ることで,さらに頑張ろうとす ・きつくても自分がやらなくては・・・。 るかにの心情をとらえさせる。 る ・最後まであきらめずに頑張ろう。 ○自分がやらなければならないことをするときに,どんな心が ※めあてを振り返り「はじめの考 大切だと思いますか。 え」と比較しながら「学習後の ・きつくても諦めずにやり通そうと頑張る心が大切。 考え」を話し合わせることで, 自分の価値に関するとらえ方に あきらめずにやりとおそうとがんばるこころ 気付かせ,意識させる。 / 3 把握した価値に照らし合わせ,今までの自分について振り返 見 り,これからの自分を考える。 つ ○自分がやらなくてはならないことをやり通したことが,あ ※やらなければならないことをや め りますか。 り通すことができた自分に気付 る ・毎朝,新聞を取りに行っている。 かせる。 ・食事の前に食器を並べている。 / あ 4 家族の方からの手紙を読み,活動への意欲を高める。 ※家族からの励ましや賞賛が書い た ・これからも,やらなくてはならないことは頑張ってやり通 てある家族からの手紙を読み, た そう。 意欲を高めさせる。 め ※BGMを流し温かい雰囲気をつ る くる。