第2学年2組 道徳学習指導案
1.主題名 温かい心 資料名「しっぽのないさる」 低学年2-(2)思いやり,親切(出典 大阪書籍「生きる力」) 2.主題設定の理由 本学級の子どもたちは、掃除の後片付けをはじめとして、労を惜しまずに手助けをする親切な子が多くいる。特に 友だちが、筆箱などを床に落とした時やプリントの片付けで手間取ったりしていると、すぐに手伝ってあげたり、係 や当番の仕事などで自分の仕事が済むと、進んで手伝いを申しでたりするなど優しい気持ちも持っている。しかし、 昼休みに教室で所在なさそうにぼんやりしている友だちを見かけても自分だけ遊びに行ってしまったり、いっしょに 遊んでいても友だちが失敗すると意地悪な言葉を言ってしまったりすることが度々ある。そこで、さびしそうな子に 声をかけたり、失敗しても励ましたりしてあげることが温かい心・本当のやさしさであることに気づき相手の立場を 思いやることの大切さやすばらしさを学ぶことは、意義深いといえる。 親切は、相手の立場に立って考えることが基盤であるが、このことが欠けると、親切となるべき行為 が“おせっかい”となりかえって相手に迷惑をかけるような場合が少なくない。低学年の児童にとっ て、相手の立場に立つことは容易なことではないが、身近な人間関係に目をむけ始めたこの時期に、 相手のことを考え温かく接し親切にしようとする心情を育てることは大切であると考える。 生活科の体験学習「町探検」のグループ活動を通して友だちと相談したり、協力したりして自分た ちの学習課題を解決することの大切さや喜びを実感させる。またそこで出会い、お世話になったり交 流があったりした地域の方に、お礼の手紙を書いて感謝の気持ちを持たせる。同時に本時「しっぽの ないさる」の学習を通して身近な人々に温かい心で接し相手のことを考えて進んで親切にしようとす る心情を高める。また、学級活動「フレンドチェーン」では、ゲームを通して自分と友だちの同じと ころや違いを知りお互いの理解を深める。さらに道徳「森のともだち」を通して自分の事だけでなく 相手のことも考え助け合うことの大切さに気づかせ、国語の学習「お手紙」で、登場人物の心の交流 を読み取らせ友情の大切さを感じとらせる。最後に道徳「きつねとぶどう」の学習を通して日々お世 話になっている家族の思いに目を向け感謝する気持ちを持たせていきたい。これら一連の学習を通し て相手の気持ちを考え思いやることに気づかせ友だちと仲良く助け合っていくことの大切さを見つ めさせていきたい。 3.学習計画 〔道徳の時間〕 〔教科・領域〕 資料「しっぽのないさる」2-(2)思いやり・親切(本 時)身近な人々に温かい心で接し、相手のことを考えて 進んで親切にしようとする心情を育てる。 資料「森のともだち」2―(3)信頼・友情 友だちの気持ちを考え、お互いに助け合い励まし合って いこうとする心情を育てる。 資料「きつねとぶどう」2―(4)尊敬・感謝 身近で世話をしてくれている家族の愛情に気づき感謝 しようとする心情を育てる。」
相手の気持ちを考え思いやり、日ごろ世話になっている人に感謝する子ども
生活科「町探検」 友だちと協力しながらお店などを探検 したりインタビューしたりする。 学級活動「フレンドチェーン」 自分と友だちと同じところを見つけて なかよくなる。 国語「お手紙」 登場人物の心の交流を読み取らせ友情 の大切さを感じ取らせる。 〔児童の実態について〕 〔ねらいとする価値について〕 〔相手の気持ちを考え思いやる「なかま」を見つめるために〕4.本時 平成20年10月 日( ) (1)ねらい ○ 身近な人々に温かい心で接し、相手のことを考えて進んで親切にしようとする心情を育てる。 (2)各学習段階のポイント ○ 自分みつめ:学校生活の中で、仲間に入りたくても入れなかった時の気持ちやひとりぼっちになってしま った時の気持ちを想起させる。 ○ 価値さがし:しっぽのないことに引け目を感じているモンちゃんの気持ちに共感させることを通して、相 手の立場に立って温かく接することの大切さに気づかせる。 ○ 自分さがし:今までの学校生活の中で、親切にしたりされたりして嬉しかったことを振り返り、誰に対し ても温かい心で親切にしようとする気持ちを持たせる。 (3)学習展開 段階 学習活動・予想される児童の考え 支援の観点 自 分 み つ め / 価 値 さ が し / 自 分 さ が し 1.学校生活で、仲間に入りたくても入れなか った時の気持ちを思い出す。 2.資料「しっぽのないさる」を聞き、モンゃ ちゃんの気持ちの変化を考える。 (1) モンちゃんはどんな気持ちで遊んでい る友だちを見ていたのか考える。 ・ しっぽがないから汽車ごっこはできない。 ・ いっしょに遊びたいな。 (2)みんなが、優しく誘ってくれた時のモン ちゃんの気持ちを考える。 (3)しっぽがないことを忘れるほど楽しく遊 べたのはどうしてなのか話し合う。 3.これまでの自分の親切を振り返る。 ・温かい気持ちで接している写真を見たり・友 だちの作文の紹介を聞く。 4.本時のまとめをする。 ○日頃書いている「あのね帳」からひとりぼっちになって しまった時や仲間に入れなかった時の気持ちを代読し価 値への意識づけを図る。 ○紙芝居を使って読み聞かせる。 ○しっぽがないことで、みんなと遊べないと思っている モンちゃんの気持ちを表情図に表し、モンちゃんの気持ち を捉えさせる。 ○友だちのおさるさんたちが、遊ぼうと誘ってくれた時の モンちゃんの気持ちを表情図に表しモンちゃんの気持ち を捉えさせる。 ○楽しそうに遊んでいるモンちゃんの気持ちを表情図に 表しモンちゃんの気持ちの変化を捉えさせる。 ○これからも温かい気持ちで親切にしようとする気持ち を持たせる。 あたたかいこころについて考えよう。 モンちゃんは、汽車ごっこをして楽しそうに 遊んでいる友だちを見てどんな気持ちだっ たでしょう。 「もんちゃん遊ぼう」と言われたとき、モ ンちゃんはどんな気持ちだったでしょう。 しっぽがないことなどすっかり忘れて遊ん だモンちゃんはどんな気持ちだったでしょ う。 「なかま」を見つめさせるための工夫 ○ 書く活動を取り入れ、自分の考えを持たせた上で 話し合わせる。 ○役割演技を通して、思いがけなく遊びに誘われた時 のモンちゃんの気持ちに共感させたり、遊んでいるさ るたちの温かい心に気づかせたりする。 「なかま」を見つめさせるための工夫 学校生活の中で親切にしたりされたりすることにより周りの 友だちもやさしい気持ちになることに気づかせる。