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物語の始まり ― 竹取物語―

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Academic year: 2021

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- 1 - 第1学年 国語科学習指導案 研究主題 「仲間と共に伸び伸びと主体的に学習に取り組む生徒の育成」 ~言語活動を充実させる学習形態の工夫を通して~ 努力点 「基礎基本の定着を図り、自ら読み解く力を伸ばす指導法の工夫」 1 単元名 物語の始まり ―竹取物語― 2 単元について (1)単元観 本単元は、学習指導要領〔伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項〕の指導事項「ア(ア) 文語のきまりや訓読の仕方を知り、古文や漢文を音読して、古典特有のリズムを味わいながら、古 典の世界に触れること」および「ア(イ)古典には様々な種類の作品があることを知ること」につ いて学習する教材として位置づけられている。中学校に入学して最初に触れる本格的な古典教材で ある本単元の前には、川柳や東海道中膝栗毛などの江戸時代の文章にも触れ、ユーモアのある古文 に触れることで、古文への意欲を喚起している。 小学校の学習指導要領では、第5 学年および第 6 学年の段階において、〔伝統的な言語文化と国 語の特質に関する事項〕「ア(ア)親しみやすい古文や漢文、近代以降の文語調の文章について、 内容の大体を知り、音読すること。」、「ア(イ)古典について解説した文章を読み、昔の人のもの の見方や感じ方を知ること」と記されている。古典について、音読し触れただけであった小学校で の学習の発展として、中学校第1 学年では、歴史的仮名遣いのきまりや古文特有のリズムを感じさ せながら、より深く古典の世界に親しむようにさせたい。 そのために、物語の内容理解も目指していきたい。学習指導要領「読むこと」の指導事項に「(1) -ウ 場面の展開や登場人物の描写に注意して読み、内容の理解に役立てること」とある。古文と 現代語訳を読み比べ、より深く古典の内容や人物の心情なども理解することで、古典の世界のおも しろさや感動を味わわせたい。「竹取物語」は「物語の出できはじめの親」と言われ、現存する日 本最古の物語であり、今でも「かぐや姫」の物語として語り継がれる、生徒にとってもなじみのあ る物語である。昔から私たち人間が持つ「夢」や「理想」「現実との違い」を易しい言葉で親しみ やすく語りかけたこの物語は、中学生にとっても、想像力をかきたてると同時に、子どもを思う親 の気持ちなど、今も昔も変わらないものがあることにも気づかせることのできる、生徒の学習意欲 を刺激する教材である。 古典のリズムを感じさせ、古典の世界に親しむために音読を多く取り入れることで、語り継がれ てきたこの物語のもつ言葉の響きを感じさせるとともに、古典の世界に感動し、自分達の生き方と のつながりを見出し、古典学習への意欲をもつことができるように学習活動を展開していきたいと 考える。そして、第2 学年、第 3 学年と、和漢混淆文、漢文などより特徴のはっきりとした古文の 学習にも抵抗なく取り組めるような力と、古典の世界に興味を持つ姿勢を養っていきたい。 (2)生徒の実態 学級全体の雰囲気は明るく、素直な生徒が多く男女の仲も良い。何事にも一生懸命に取り組むこ とができる生徒が多く、前向きである。授業にも規律を守って積極的に取り組んでおり、班活動で は理解度の高い生徒や学習意欲の高い生徒、班長を中心に活発な意見の交換が行われている。しか し、一方であまり意見を述べることができず、ただ聞くだけになってしまう生徒もいる。

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- 2 - 《事前調査》 30 名 1.国語の授業での音読は好きですか。 好き…15 人 どちらかといえば好き・・・9 人 どちらかといえば嫌い・・・3 人 嫌い・・・3 人 〔理由〕好き、どちらかというと好き(複数回答可) ・声を出すことが好き・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 人 ・みんなが注目してくれる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 人 ・ほめてもらえる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 人 ・授業に参加している気持ちになれる・・・・・・・・・・・17 人 ・登場人物の気持ちや情景が理解しやすくなる・・・15 人 ・その他(漢字の読み方や内容が理解しやすくなる、文を読むことそのものに興味がある)各1 人 〔理由〕嫌い、どちらかといえば嫌い(複数回答可) ・緊張する・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 人 ・読めない漢字があると嫌だ・・・3 人 ・疲れる・面倒・・・・・・・・・・・・・・・1 人 ・その他(間違えてしまう、内容を読み取ることが苦手)各 1 人 2.あなたが、音読するときに意識していることは何ですか。(複数回答可) ・声の大きさ・・・・22 人 ・読む速さ・・・・・・22 人 ・間の取り方・・・・12 人 ・抑揚・・・・・・・・・・・7 人 3.あなたが、小学校(以前)に触れたことのある古文は何ですか。 ・「おくのほそ道」・・・・・・・・8 人 ・「平家物語」・・・・・・・・・・・25 人 ・「枕草子」・・・・・・・・・・・・・28 人 ・「徒然草」・・・・・・・・・・・・・・2 人 ・「竹取物語」・・・・・・・・・・・27 人 ・百人一首・・・・・・・・・・・・・・15 人 ・その他(「源氏物語」)・・・1 人 4.「竹取物語」について何か知っていることはありますか。 ある・・・7 人 ・かぐや姫 ・月 ・おじいさんが竹を取る ・お姫様が月に帰る ・不死の薬 ・羽衣伝説 ない・・・23 人 調査の結果のとおり、声を出すことに抵抗のある生徒が少ないため、授業の音読等は元気に大き な声で取り組むことができる。また、嫌いと答えた生徒のほとんどが、漢字が苦手であったり文章 を読むことに苦手意識があり、読み間違いをすることへの不安がある、自信のない生徒だった。ま た、小学校において、中学校で扱う古典の冒頭文を暗唱していたとのことで、知っている作品も多 かった。ただし、内容については触れていないようで、「竹取物語」という題名や「今は昔・・・」の 冒頭文が「かぐや姫の物語」であると知っている生徒はほとんどいない現状である。しかし、「か ぐや姫」という言葉を出すと、物語の大まかな内容や、有名な場面を思い浮かべる生徒が多かった。 また、音読の工夫について、中学校に入学して最初に学習した「わたしの中にも」を音読する際 の工夫についてのテストを行った。1 学期の学習を活かし、どのように音読を工夫するか、なぜそ のような工夫をするのかを自由記述の形で調査した。

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- 3 - ① 力強く・・・・・・・・・・・小さくても地面にしっかりと根を張って生きている様子 「けれど」を強く・・・・・・それでも、という強い意志 ② 少し速めに・・・・・・・・・大きな天に向けて伸びていく様子 ③ ゆっくり・・・・・・・・・・少しずつ、確実に伸びていくように、頑張っている様子 ④ 感情を込めて・・・・・・・・題名にもある言葉 ゆっくり、思いをこめて・・・わたしにも成長する力がある ④~⑥だんだん大きく・・・・・・・周りを気にせず、自分らしさを全て出し切るような感じ やさしくゆっくりと、 温かく語りかけるように ⑥ 大きな声で・・・・・・・・・上に向かって伸びていく 少し強めに・・・・・・・・・精一杯という様子を伝える 強く・・・・・・・・・・・・体言止めを活かす 少し大きく・・・・・・・・・大きな空を表現する ⑦ ゆっくり・・・・・・・・・・蝶のやわらかい様子 軽い感じで速めに・・・・・・ひらひらとした様子 ⑧ 小さくゆっくりと・・・・・・羽化したばかり、という弱々しい様子 生き生きと・・・・・・・・・飛べるか不安、でも自分を信じて不安を押しのけて 大きな世界に飛び立つ様子 ⑨ 大きく・・・・・・・・・・・初めて飛び立つ様子を強調する、倒置法を活かす、 小さく、ゆっくりと・・・・・初めての不安定な様子 明るく、元気よく・・・・・・初めての空に立つわくわくした様子、新しい世界への旅立ち うれしそうに・・・・・・・・初めて空に飛び立つうれしさや喜びを空いっぱいに伝える ていねいに・・・・・・・・・挑戦している感じ ⑩ 大きく・・・・・・・・・・・言葉がひろがっていく様子 ⑪~⑬ゆっくり丁寧に大切に・・・・この詩の主題、感情を込める ⑫ 楽しそうに・・・・・・・・・春を迎えての喜ぶ気持ち ⑬ ゆっくりと間をとる、優しく・この詩で一番伝えたいこと 白紙解答1 名。(時間が足りなかった) ①~⑬については、授業内で学習したことであり、授業での読み取りを活かして上記のような工 夫をしっかりと書くことができた生徒が多かった。しかし、授業での読み取りを活かした工夫では なく自分が気になった言葉をとらえて、その言葉から受けた印象だけで書いていた生徒もいた。ね らいに沿って、内容を理解した上での工夫を考えることができたのは、全体の3分の2程度であっ た。また、書けていなかった生徒のうちの5 名は、音読が嫌いと答えた生徒であった。 全体的には読み取ったことを活かして内容や心情の理解を深める音読の工夫をしっかりと考え ることができている。 わ た し の 中 に も 新 川 和 江 つ く し つ ば な つ ん つ ん 伸 び る ① 丘 の ポ プ ラ に は 較 ぶ べ く も な い け れ ど ② 天 に 向 か っ て ③ ま っ す ぐ 背 伸 び し て ④ わ た し の 中 に も そ の よ う に ⑤ せ い い っ ぱ い 伸 び よ う と す る も の が あ る ⑥ ど ん な に 低 く と も そ こ は も う 天 光 が み ち 天 上 の 風 が 吹 い て い る も ん し ろ 蝶 も ん き 蝶 ⑦ ひ ら ひ ら 舞 い 立 つ ⑧ 羽 化 し た ば か り の ま だ 濡 れ て い る う い う い し い 羽 を ひ ろ げ て ⑨ は じ め て の 空 に わ た し の 中 に も そ の よ う に ⑩ こ と ば の ひ ら く 気 配 が あ る ⑪ た く さ ん の 人 に ⑫ 春 の よ ろ こ び を 伝 え る こ と ば ひ と り の ひ と に ⑬ 思 い を 告 げ る た だ ひ と つ の こ と ば ・・・頑張っている様子

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- 4 - 1学期に行った詩の群読発表会でも、群読計画の段階ではさまざまな工夫を考えたり、詩の情景 やポイントをていねいに書きこんだりする生徒が多く、練習も意見を出し合いながら熱心に取り組 んでいた。しかし、実際の発表会では工夫や練習が生かされず、自分達の考えや意図した工夫が伝 わるような発表ができたとは言えなかった。 (3)指導観 音読が好きだと答えた生徒の多くが、音読を通して「授業に参加している気持ちになれる」と感じ ている。そこで、授業を通して読み取った内容を、朗読という形で一人一人が発表し、全員が授業に 参加しているという意識と達成感を持てるようにしていきたい。また、嫌いと答えた生徒のほとんど が、漢字が苦手であったり文章を読むことに苦手意識があったり、読み間違いをすることに不安があ ったりする、自信のない生徒だった。そこで、音読を繰り返し正しい読み方を身に付け、「嫌い」だ と答えた生徒も堂々と朗読ができるようにしたいと考えた。全員が自信を持って音読することで、古 典の導入となる本単元で、古典への苦手意識を植え付けることなく、今後の古典学習への意欲を喚起 したい。 生徒の多くは小学校の段階で様々な古典の冒頭文に触れてきてはいるが、その内容についてはまだ ほとんど知らない。そこで、古文と現代語訳を比較して言葉の意味を考えさせながら読むことで、古 典の情景や登場人物の心情を想像させ、言葉の響きやリズムだけではなく、作品の特色をつかませた いと思う。そのうえで、それぞれが追求した各場面の朗読を聞き合い、感想をもとに話し合うことで、 作品全体への理解を深める活動につなげたい。その際、ワークシートを活用し場面の情景や登場人物 の気持ちなどの内容をふまえた朗読の工夫を考えさせたいと思う。 また、4 人という小集団で活動を行うことで、全体の場での発表よりも抵抗感が薄れ、堂々と朗読 をすることができ、その後の話し合いでも参加する全員が意見を言えるであろうと考えている。違う 場面を選んだ生徒同士が集まり、朗読の発表をもとに話し合い、一人一人が古典のおもしろさを味わ い、内容の理解を深められるようにしたい。そのためには、いかに登場人物の心情や場面を想像し、 それを表現するために朗読を工夫し、その工夫が伝わるように表現できるかが重要になる。工夫は考 えついても、それを表現しきれない表現力の弱さが、1 学期の群読発表会で見られたので、「相手に伝 わるように読む」ということをポイントにおいて、発表できるように指導にあたりたい。 (4)研究主題との関連 本校国語科では、言語活動の充実をはかり、授業の中で話し合いを積極的に取り入れている。本単 元でも、最後の発表会と同時に「話し合い活動」を取り入れ、朗読の工夫を考えるための「読み取り」 と、小グループの話し合いで仲間の発表を聞き新たな考えや相手の考えの根拠となる表現を探す・見 つけるための「読み取り」の二段階の「文章の読み取り」を通して「自ら読み取る力」につなげ、言 語活動を通じて伸び伸びと主体的に学習に取り組む生徒を育成できると考える。 また、「個」で朗読計画を立て、次に「グループ」内で発表し、表現や内容について話し合う。そ の話し合ったことをもとにまた「個」に戻し自分の理解や読み取りをさらに深めるステップを踏むこ とで、最後に「より自分の考えや理解を深めていこう」という主体的な取り組みにつなげていきたい。 そして、小グループ(4人程度)にすることで、全員が話し合いに参加している意識を持ち、その 話し合い活動の中で他の人の考えを聞き自分の考えをより深めたり、仲間から自分の意見や考えを認 められたりと、お互いの意見や考えを交わすことでやる気や満足感、達成感を味わわせたいと考える。 3 単元の目標 (1)場面の展開や登場人物などの描写に注意して読み、内容の理解に役立てることができる。 (「読むこと」) (2)音読を通して古典特有のリズムを味わいながら、古典の世界に触れることができる。 (〔伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項〕) (3)古典の作品を味わい、物語のおもしろさに気付こうとする。 (関心・意欲・態度)

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- 5 - 4 指導計画(8 時間扱い) 学習 過程 時配 学習内容と学習活動 評価規準(評価の観点・評価方法) 一 次 1 (1/8) ○「竹取物語」と「かぐや姫」の関係に興 味をもち、単元の学習の見通しを持つ。 ・冒頭部分を歴史的仮名遣いに注意して音 読し、内容を捉える。 ・「竹取物語」の作品背景を理解し、関心 を持とうとしている。【関心・意欲・態度】(ノート) ・冒頭部分について、歴史的仮名遣いに注 意して音読している。【伝統的な言語文化と国 語の特質に関する事項】(観察) ・冒頭文の現代語訳と原文を読み比べなが ら、言葉の意味を対応させて理解してい る。【伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項】 (観察)(ノート) 3 (2・3・ 4/8) ○かぐや姫の成長の場面・月の世界からの 迎えの場面・かぐや姫の昇天の場面を音 読し、内容を捉える。 ・歴史的仮名遣いに注意して、古典のリズ ムを意識して正しく音読する。 ・古文と現代語訳を交互に読み、内容のあ らましをつかむ。 ・5 人の貴公子の話を紹介し、興味を持つ。 ・「竹取物語」の現代との共通点や相違点 に気がつき、おもしろさを知ろうとして いる。【関心・意欲・態度】(観察) ・現代語訳と原文を読み比べ、言葉の意味 を考えながら「かぐや姫」「翁」「帝」ら 登場人物の心情や行動、不思議な情景な どの描写に注意して読み、内容の理解を 深めている。【読むこと】(ノート)(観察) ・歴史的仮名遣いに注意しながら古文を音 読して、古典特有のリズムを味わいなが ら、古典の世界に触れている。【伝統的な言 語文化と国語の特質に関する事項】(観察) 二 次 1 (5/8) ○冒頭文の朗読計画を立て、朗読をする。 ・情景(出来事)や登場人物の心情が伝わ る朗読の工夫を話し合う。 ・工夫に合わせて全体で朗読し、朗読の仕 方によって内容がより伝わりやすくなる ことを知る。 ・朗読する古文の内容に関心を持ち、工夫 して読もうとしている。【関心・意欲・態 度】(ワークシート)(観察) ・かぐや姫を発見する場面での、表現の特 徴や効果を捉え、朗読の仕方を考えてい る。【読むこと】(観察)(ワークシート) ・古典特有のリズムを味わいながら、冒頭 文を正しく朗読している。【伝統的な言語文 化と国語の特質に関する事項】(観察) 2 (6・7/ 8) ○かぐや姫の成長の場面、迎えの場面、昇 天の場面の中から1 つを選び、朗読計画 を立てる。 ・前時の活動をもとに、自分で3 つの中か ら一番興味を持った場面を選び、言葉の 意味を考えながら、朗読計画を立てる。 ・朗読計画に合わせて、心情や情景が伝わ るように、繰り返し練習をする。 ・朗読する古文の内容に関心を持ち、工夫 して読もうとしている。【関心・意欲・ 態度】(ワークシート)(観察) ・古文の表現の特徴を捉え、内容を伝える ための朗読の仕方を工夫して考えてい る。【読むこと】(ワークシート)(観察) ・古典特有のリズムを味わいながら、自分 の選んだ場面の文章を正しく音読し、古 典の世界に触れている。【伝統的な言語文化 と国語の特質に関する事項】(観察)

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- 6 - 三 次 1 本時 (8/8) ○朗読発表会を行う。 ・小グループ内で朗読を発表し、その発表 から気付いたことを話し合い、それぞれ の場面の内容の理解を深める。 ・朗読する古文の内容や表現に関心をも ち、工夫して読もうとしている。【関心・ 意欲・態度】(観察) ・登場人物の心情や行動、情景描写に注意 して読み、また、その朗読を聞くことで 内容の理解を深めている。【読むこと】 (ワークシート) ・文語のきまりに注意して、古典特有のリ ズムを味わいながら朗読し、古典の世界 に触れることができる。【伝統的な言語文化 と国語の特質に関する事項】(観察) 5 本時の指導 (1)目標 ・登場人物の心情や行動、情景描写に注意して読み、内容の理解を深めることができる。 (「読むこと」) ・文語のきまりに注意して、古典特有のリズムを味わいながら古典の世界に触れることができる。 (〔伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項〕) ・古文の内容や表現に関心をもち、工夫して読もうとしている。 (関心・意欲・態度) (2) 展開 時配 学習内容と学習活動 指導・支援 ○評価 資料 導入 2 分 5 分 ○本時の活動を確認する。 ・朗読発表会の流れを確認する。 ・小グループ内での発表と、その発表を 通じての話し合いを行うことを確認す る。 ○朗読の練習をする。 ・発表会の前に、歴史的仮名遣いや読み 方など、最終確認をする。 ・朗読発表会として、今までの学習のま とめの活動であることを知らせる。 ・仲間の発表を聞き、各場面の理解を深 められるように、発表をする方も聞く 方も朗読の工夫点をしっかりと意識 させる。 ・発表について、気がついたことを一人 1 つ以上質問するという流れを確認 し、活動の見通しを持たせる。 ・机間指導をしながら、読み間違いの注 意やアドバイスを行い、自信を持って 発表させる。 ○古文の内容を伝えるために、積極的に 声を出して練習しようとしている。 【関心・意欲・態度】(観察) 模造紙① ワーク シート①

朗読発表会を通して、

「竹取物語」の世界について理解を深めよう。

(7)

- 7 - 展開 36 分 ○4 人~5 人の小グループに分かれ、朗読 発表会を行う。 ・1 人ずつ自分の場面の朗読を行う。 ・発表者以外は、工夫されていると感じた 箇所や、その工夫から読み取った心情や 情景をワークシートにメモする。 ○1 つの場面の発表が終了したら、発表者 に対してメモをもとに必ず1 人 1 つ以上 の質問をし、工夫を話し合う。 ・質問されたら、その意見に対して自分の 工夫した点、読み取ったことを伝える。 ・朗読を通して話し合いを行い、内容の理 解を深める。 ・違う場面を選んだメンバーで小グルー プを作り、自分が朗読する場面以外の 心情や行動を読み取ることを理解さ せる。 ○古文の内容や表現に関心を持ち、朗読 計画に基づいて、聞き手に工夫が伝わ るように朗読をしようとしている。 【関心・意欲・態度】(観察) ○他の人の朗読を、古文の内容や表現に 関心を持ちながら聞き、登場人物の心 情や情景描写を想像している。 【読むこと】(ワークシート) ・朗読を聞いて、読み方に工夫がされて いると感じるところに線を引かせる。 ○文語のきまりに注意して、古典特有の リズムを味わいながら物語の世界に 触れているか。【伝統的な言語文化と国語の 特質に関する事項】(観察) ・質問が浮かばない生徒には、メモを取 ったことを確認させる。 ・「今の朗読の~の部分は~のように読 んでいましたが、それは~だと感じた からですか。」という質問の形を模造 紙で示し、話し合いをスムーズに行わ せる。 ○質問や話し合いを通して、自分の選ん だ場面以外の登場人物の心情や行動 の理解を深めている。【読むこと】(観察) ワーク シート② ワーク シート② 模造紙② まとめ 7 分 ○自席に戻り、発表会を通して感じた竹取 物語のおもしろさや、それぞれの場面で 気がついたことをまとめる。 ・朗読や、その後の話し合いを通して、そ れぞれの場面の読み取りで新しく気付 いたことや、物語のおもしろさを個人で 書く。 ○次時の予告をする。 ・話し合いを通して新たに気がついたこ と、読み取った内容をまとめさせる。 ・他の仲間の朗読を聞き、色々な場面の 理解を深めたうえで、「竹取物語」の おもしろさを書かせる。 ○朗読の発表や話し合いを通し、登場人 物の心情や行動、情景描写に注意して 読み、内容の理解を深めている。【読 むこと】(ワークシート) ・数人を指名して発表させる。 ・新しい単元に入ることを伝える。

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- 8 - 板書計画 物 語 の 始 ま り 「 竹 取 物 語 」 朗 読 発 表 会 を 通 し て 、 「 竹 取 物 語 」 の 世 界 に つ い て 理 解 を 深 め よ う 。 《 発 表 の 仕 方 》 ○ 各 場 面 ご と に 朗 読 す る 。 ↓ ○ 一 つ の 場 面 が 終 わ っ た ら 、 朗 読 か ら 気 が つ い た こ と を 質 問 す る 。 質 問 の 仕 方 朗 読 を 聞 い て 気 が つ い た 工 夫 を も と に 、 読 み 取 っ た こ と を 質 問 す る 。 「 今 の 朗 読 の ~ の 部 分 は ~ の よ う に 読 ん で い ま し た が 、 そ れ は ~ だ と 感 じ た か ら で す か 。 」 ↓ ○ 発 表 者 は 質 問 に 答 え 、 話 し 合 う 。

参照

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