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中・道「社会のためにできること」

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Academic year: 2021

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第2学年1組 道徳学習指導案

1 主題名 「社会のためにできること」 C-(12) 社会参画 教材名 「行動する建築家 坂 茂」(日本文教出版) 2 指導観 ○ 社会参画の意識は,自分が社会の一員であることを自覚し,社会のさまざまな活動に主体的に参画し,社 会的な役割と責任を果たそうとすることである。しかし、現在の社会を見ると、社会的な役割や責任と個人 の権利とのバランスが崩れたことによるトラブルも増えてきており、それに伴い、学校という小さな社会に おいても同様の傾向が見られる点は、今後の社会を担う子供たちに気付かせたい課題である。社会的な役割 は、個人の立場を超えた社会全体の利益のために尽くす公共の精神に支えられている。社会に関わることの 意義を理解し,積極的に関わっていこうとする態度の育成が望まれる。前時では、教材「行動する建築家 坂 茂」を活用する。中学生のときに取り組んだ課題がきっかけで、建築家という職業に就き、さらに建築家と して、「いかに社会と関わることができるか」を、自問自答しながら生活している主人公・坂茂さんの生き方 を扱った内容である。坂さんの自分の職業に対する考え方や社会全体の利益を大切にしようとする生き方に 触れることによって、社会のために行動しようとする態度を養うのに適した教材である。 ○ 本学級は、本校で定期的に行っている学習集団形成度調査の「私は,地域や社会をよくするために何をす べきか考えることがある」の項目において、「できている」16%、「だいたいできている」59%、「あまり できていない」25%であった。このことから、まだ社会参画への意識や社会への関わりについて考えてい る生徒は7割以上であるが、どんなことができるか具体的にイメージできていない姿が読み取れる。学校生 活においても、係活動や委員会活動等、自発的な活動には消極的な生徒が多い傾向にある。そこで、活動の 大小は問わず、自分のできることを自覚し、誰かのためを思い行動することが社会参画だと考えさせること のできる本主題を設定することは、よりよい生き方をつくる上で大変意義深いと考える。 ○ 本時は2時間扱いの後半にあたる。前時の内容をさらに深めるために、ゲストティーチャー(以下GT) の○○電器経営、本校PTA会長を招聘している。GTの考える地域や社会にすることや職業を活かした取 り組みなどについて話をしてもらい、社会の一員として大切にしたい心について具体的に深めていく学習 にしていく。身近なところで地域や社会、そして私たちが過ごす中学校をよりよいものにしようと働きかけ てくれている存在がいることを理解し、社会参画の意義に迫りたいと考える。本時指導にあたっては、前時 学習の感想をもとに、社会参画への思いはあるものの、その意識が高まっていないことや、具体的なイメー ジがもてていないことなどに気付かせ本時学習のめあてをつかませる。発展の段階では、GTが、実は身近 なところで地域や社会、さらに自分たちにも関わる活動をしていることを理解させる。そこで、社会参画と は個人を超えた社会全体のためを思う心や、よりよい社会を築いていくためには個人の行動が必要である ことに気付かせる。最後に、本時学習がこれからの学校生活や自分の進路、将来の中で生きることを伝え、 実践意欲へとつなげていきたい。 3 計 画(2時間+課外) (事前)地域や社会の活動に参画したい気持ちについて、アンケートを実施する。 (前時)資料を通して、社会参画について考える。 (本時)社会参画の考えをさらに深め、行動に移すための心について考える学習活動を行う。 (事後)学校生活の中で行動に移せているか、帰りの会、学活などで確認する。

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4 本 時 令和元年11月12日(火) 第5校時 2年1組教室 5 ねらい 社会参画の意識が大切だということが分かり、社会の一員として生きていくためには、進んでよりよい社 会の実現のために貢献しようとする態度を育てる。 6 過 程 (1)前時 教材名 「行動する建築家 坂 茂」(日本文教出版) 学習活動・内容 発問 指導上の留意点 形 つ か む 1 本時のねらいや方向を確認する。 (1) ボランティア活動への取り組みにつ いて考える。 (2) 本時のめあてを確認する。 【補助発問】 あなたはボランティ ア活動をしたことが ありますか。 ・ボランティア活動の経験か ら、地域や社会へ参画して いることを確認する。 ・一方で、ボランティア活動 に取り組む心が十分に高ま っていないことに気付か せ、めあてを設定する。 全 10 ひ ろ げ る 2 教材を読んでねらいとする価値につ いて考える。 (1) 教材文を範読する。 (2) 主人公の行為(考え)について考え る。 ・被災して困っている人たちのため ・安心した避難生活を送ってもらいたい ・建築家の自分にしかできないこと (3) 坂さんの思いについて考える。 ・自分は建築家として、本当の意味で 社会の役に立っているのだろうか ・他の人(誰)が“もっと”「幸せ」 になるためにできることはないだろ うか。 3 坂さんの生き方から、社会参画につ いて考える。 ・何ができることはないかと思う心 ・誰か他の人の幸せを思う心 ・建築家としての使命感 【基本発問1】 坂さんはどんな思い で「間仕切りシステ ム」を考案したのだ ろうか。 【基本発問2】 坂さんは建築家とし ての評価が高まって きたのに、心が晴れ なかったのはなぜ か。 【中心発問】 坂さんはどんな思い で支援活動をしたの だろうか。 ・「建築家として何ができる か」と自問自答している坂 さんがどんな思いで被災地 を見つめていたかを想像さ せる。 ・評価が高まることである程 度の満足感を覚えるのが一 般的であるが、坂さんが 「もっと」充実感を得たい と思った理由を考えさせ る。 ・ハートの心情図で坂さんの 心の満足度を可視化し、そ の理由を考えさせる。 ・地域や社会のために働くこ とは、収入や名声よりも人 の役に立つという充実感を 与えてくれることを理解さ せる。 個 / 全 個 / 班 / 全 個 / 班 / 全 25 ま と め る 3 本時の学習のまとめをし、自身のこ れまでの行動を振り返る。 【補助発問】 坂さんの生き方から 感じたことは何だろ うか。自分は行動に 移せるだろうか。 (疑問も含める) ・これから目指す進路で、自 分がどのように地域や社会 に役立っていくのか、自分 だけでなく他の人の幸せを 思う心や不安などについ て、具体的に考えさせる。 個 15 めあて 「ボランティアをしていく上で大切な心について考えよう」 困っている多くの人の幸せのために自分から関わっていこうとする心が大切である。

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(2)本時 ゲストティーチャーとの交流を通して地域や社会に貢献することについて考える 学習活動・内容 発問 指導上の留意点 形 つ か む 1 本時のねらいや方向を確認する。 (1) 前時のまとめについて、振り返る。 ・誰かを思う気持ちが大切である。 ・自分にできることは何だろう。 ・何をすれば社会参画といえるのか。 ・大人にならないとできないのか。 (2) 気持ちは高まっているが、行動に移 せていない自分がいることを知る。 (3) 本時のめあてを確認する。 【補助発問】 社会参画が大切と思 っているのに、行動 に移せないのはなぜ でしょうか。 社会参画のイメージ がもてたら、行動に 移せるのでしょう か。 ・前時の感想から、社会参画 の大切さや実践に対する意 欲は高まってきたが、具体 的なイメージがないことや 何ができるかわからないと いうことに気付かせる。 ・「したい」から「する」とい う、行動に移すというとこ ろに課題があることを把握 させる。 全 10 ひ ろ げ る 2 社会参画について考える。 (1) ボランティア活動にはどのようなも のがあるか考える。 ・募金活動 ・ゴミ拾いなどの清掃活動 ・被災地での復旧活動 (2) GTの話を聞く。 (3) GTの話を聞き、社会参画を大切に する価値について話し合う。 ・今の自分たちにもできることがある。 ・小さな活動でも、たくさんの個人が行 動すれば、社会を動かす大きな力にな る。 ・自分が行動することで、他の誰かが過 ごしやすくなるし、誰かの行動のおか げで自分が過ごしやすくなっている。 【基本発問1】 ボランティアといえ るのは、どのような ものなのでしょう か。 【基本発問2】 GTの話を聞き、地 域や社会に参加する こと、貢献すること について考えてみま しょう。 【中心発問】 私たちはどんな思い を持って行動してい くべきでしょうか。 ・ボランティア活動とは何か を考えさせ、実行する側と しての気持ちの度合いをハ ートの心情図に表し、その 理由を交流する。 ・GT が地域や社会のために取 り組んできた真意を聞き、 人の役に立つことが自分の 心を充実させてくれること につながるということを理 解させる。 ・生徒の疑問や質問等も交え ながら、GT の思いや考え方 に触れていくようにする。 ・内容・範囲の大小に関係な く、自分ができることをす ること、職業の有無に関係 ないこと、就いた職業で出 来ることが変化すること。 ・これからの生活で、どのよ うに学級や学校、地域、社 会に役立っていくのか、自 分だけでなく他の人たちの 幸せを思う心などについ て、具体的に考えさせる。 個 / 班 全 個 個 / 班 / 全 30 ま と め る 3、本時の学習のまとめをし、今日の学 習で学んだ事をまとめる。 【補助発問】 社会(学級や学校) に参加、貢献するこ とについて、自分の 考えをまとめよう。 ・社会に参加、貢献すること について考え、実現に向け て意欲を高めさせる。 ・自分の考えの変容にも注目 させ、振り返らせる。 個 10 めあて ボランティアを実行するために大切にしたい心について考えよう ・GT の考える社会参画について ・GT がどんな思いで取り組んできたのか ・自分の職業を活かした取り組み 小さなことでも、誰かの幸せを思う心をもって行動することが大切である

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