研究会千夜一夜:組込みシステム研究会
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(2) BS. 1001 SIG Nights 組込みシステム技術の進むべき方向性について議論する ことを目的としたサマーワークショップで,1999 年か ら毎年夏に開催している. SWEST を開始した 1999 年当時は,前にも述べた通り, 大学や公的研究機関においてこの分野に取り組む研究者 は非常に少なく,産学連携の機会を提供することを大き な目的とした.大学での研究成果を産業界に伝えるだけ でなく,産業界からの要求事項を大学側へ伝えることも 目的としたため,一般の論文発表や基調講演,チュート リアルに加え,分科会と呼ぶ少人数でのディスカッショ ンの場を設けた. その後,ESS が組込みシステム全体をカバーするように なったため,論文発表の場は ESS に譲り,SWEST はディ スカッションの場であるという位置付けで運営している. それを明確にするために,研究発表は議論のしやすいポ スター発表のみにし,2007 年からは研究発表の新規性も 問わないこととした.具体的には,過去 1 年に他の学会 で発表した研究成果を,そのまま SWEST で発表してもよ いこととしている.そのため,予稿集には論文を掲載せ ず,ポスター発表資料のみを掲載することとしている. 第 9 回目を迎えた 2007 年の SWEST は,8 月 30 ∼ 31 日に,浜松市の舘山寺温泉において開催した.このワー クショップでは,基調講演,基調パネル,ポスター・デ モ発表セッション,7 件のチュートリアル,9 セッショ ンの分科会などを行い,過去最大となる 181 名の参加 があった. ポスター・デモ発表セッションでは,20 件のポスタ ー発表,7 件のデモ発表,10 件のプロジェクトアップ デート発表が行われた.プロジェクトアップデートとは, 組込みシステムに関連する各種のプロジェクトの最近の 活動状況を紹介するものである.. SE. と連携して,SWEST の前の 3 日間に同じ会場で開催し. ARC. ている.. OS. SSEST は,組込みシステム技術を学ぶ学生が,ハード スや,学校を越えて学生同士が協力する多人数開発を実. ーも,学生によって設定されたものである.. AL. 2007 年 8 月 27 ∼ 29 日に開催された 3 回目の SSEST. MPS. では,流鏑馬ライントレースカーを題材に,以下のよう な流れで開催された.流鏑馬ライントレースカーとは,. EMB. 輪ゴムを発射し的に当てる機構を持ったライントレース. DPS. カーである. 実行委員により,ベースとなる流鏑馬ライントレースカ. セッションでは,まずチュートリアルにおいて,ソフト ウェアのテスト戦略立案とテストを助ける発想支援ツー ルについて解説した.それに続く分科会において,携帯 音楽プレイヤーの仕様書から参加者が個々にテスト項目 を作成し,いくつかのグループに分かれて 1 つのテス. までに,各自で組み立てを行ってもらった.SSEST の期. FI. 間内には,参加者がいくつかのグループに分かれ,その. AVM. 場で発表されるコースを走行できるように,流鏑馬ライ ントレースカーの改良を行った.最終日には,各グルー. GN. プの開発成果の報告会と,競技会を行い,優秀グループ. DSM. を表彰した.また,組込みシステム分野の技術者・研究. SSEST)は,学生による学生のためのイベントで,SWEST. DD. 者による 3 件の講義も実施した.さらに,続いて開催 される SWEST のポスター発表において,各グループの 成果を報告した.. EMB. 2007 年の SSEST には,39 名の参加があり,そのうち の 4 名は社会人であった.この参加者の中の有志を中 心に,次年度の実行委員が結成されている.このイベン トを次年度に継続するかどうかも,学生に委ねている.. MBL CSEC ITS QAI. したが,組込みシステム研究会は設立後間もない若い研. EVA. 究会である.今後徐々に,新しい取り組みにも力を入れ. UBI. ていきたい.. NL. 謝辞 ESS や SWEST/SSEST の開催にあたっては,多く の団体・企業から協賛・協力を得ている.ご支援くださ っている皆様に感謝します. (平成 19 年 12 月 12 日受付). ICS CVIM CE CH. いただき,テストの専門家が講評を行った.. 組込みシステム技術に関するサマースクール(以下,. IS. トレースカーの部品が事前に送付され,SSEST の開催日. ト戦略を練った.最後に,各グループの成果を発表して. 組込みシステム技術に関するサマースクール (SSEST). CG. ーの開発が行われた.一般の参加者には,流鏑馬ライン. 本稿では,組込みシステム研究会の活動について概観. たとえば,「テストの戦略を立ててみるテスト」 という. HI. まず準備段階として,学生のみで構成される SSEST の. 的な事項をチュートリアルで解説した後,同じテーマで. 演習付きのものもある.. PRO. 力+スキル」をモットーにしている.この目的やモット. おわりに. ある.また,分科会の中には,単なる議論にとどまらず,. HPC. 際に体験することを目的とし, 「コミュニケーション能. チュートリアルと分科会は,あるテーマに関する基礎 分科会を開催するといった連携企画になっているものも. SLDM. ウェアからソフトウェアまでの幅広い一連の開発プロセ. MUS 高田広章(正会員) [email protected] 名古屋大学大学院情報科学研究科教授.東京大学助手,豊橋技術 科学大学助教授などを経て,2003 年より現職.2006 年より附属組 込みシステム研究センター長を兼任.博士(理学).組込みシステム 開発技術の研究に従事.オープンソースのリアルタイム OS などを 開発する TOPPERS プロジェクトの会長をつとめる.. SLP EIP GI EC. 情報処理 Vol.49 No.1 Jan. 2008. 99. BIO.
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