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ビタミンB1監酸監, 同プロム水素酸監, エチルB1及. びB1ピロ燐酸エステルの效果について (第3篇) 血液及び尿中における態度

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Academic year: 2021

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際 の血 中乳酸 濃 度 の減 少 度が 他 の 藥 剤 に 比 して 低 度 で あ り.封 照 に比 して も効 果 の 認 む べ き ものが ない よ うに 思 われ る 。 考 按 第1篇 に お け る諸 瞼 査 成 績 に比 して,血 糖 及 び血 中乳 酸 に お いて はV.BI投 與時 と非 投 與時 との 間 に は,よ り 明か な差 異 が 認 め られ る 。 す な わ ちV.B1の 投 與時 に は 血糖 は その運 動 に よる 變動 が 抑 制 せ られ て 封 照 に 比 し小 とな り.血 中乳 酸 量 はV.B1投 與 時 は そ の 運動 後1時 間 値 にお い て封 照 に 比 し明 か に 低値 を 示 す 。V.B1が 體 内 で ピロ燐 酸 エ ス テル を 形 成 し,コ ・カ ル ボ キ シ ラー ゼ と して 含水 炭素 中間 代 謝 生 成 物 處 理 に 役 立 つ とせ られ て い る。 この 點か ら して も上述 の如 く時 に 血糖 變 動 の抑 制 及 び含水 炭 素 中 間代 謝 物 た る乳 酸 の 血 中濃 度 減 少等 が 認 め られ る こ とは.し か るべ き こ とで,こ の 點 は,當 教室 の 古館 等 の行 つ た實 驗 成 績 に 全 く一 致 した 。 最 近二 宮 氏 は,V.B1ピ ロ憐 酸 エ ス テル は 肉 體的 勢 作 後 の生 體諸 變 化 の發 現 及 び そ の 恢 復 過 程 に 封 し普 通 の B 1剤(璽 酸 羅)よ りもよ り影 蠶 を あ た え る こ とを述 ベ て いる。V.B1を ビ ロ鱗 酸 エ ス テル の形 で あ た えれ ば,投 與 され た 形 のま ま コ 。カ ル ポ キ シラ ー ゼ と して 生 體 に 利 用出來 るわ け で あ るか ら.こ れ も あ り うべ き こ と と思 わ れ る。本 實 驗 に お い て はV.B1ピ ロ鱗 酸 エ ス テルが 他 の VB1剤 に 比 し,特 に す ぐれ た 成 績 を 示 す よ ちな事 も見 られ なか つ たが,こ れ は 各V.B1剤 と も10mgと 云 ち大 量 を用 い た こ と も關 係が あ つ たか も知 れ ぬ と思 わ れ る。 な お,プ ロム水 素 酸 嬢 投 興 の 際 ほ とん どす べ て こ の 例 に お い て運 動1時 間 後 の 血 中乳酸 値 の封 照 よ りの減 弱 の度 低 く.か つ對 照 よ り高 値 を示 した こ とす ら再 三 で あ つ た こ とほ.こ の藥 剤 の効 果 に對 し.他 の 藥 剤 に比 較 し多 少 の 疑 問 を 興 え る もの と思 われ るe 結 論 健 康 成 人男 子3名 に つ き.1400m7分 間 駈 歩 を 負 荷 し,負 荷前 な らび に 負 荷 後1時 間迄 の 血糖 及 び血 中乳 酸 濃 度 の消 長 を各 種V.B1剤 投 與 時 と非 投 與 時 とに つ い て 比 較 観 察 した 。 使 用V.B1剤 は,V.B1卿 酸 襲,ブ ロム水 素 酸 臨,エ チルBz及 び ピ ロ燐 酸 エ ス テル の4種 で あ る 。 そ の 結果V.B1投 與 に よ り血 糖 は そ の運 動 に よ る變 動 が 抑 制 され る 。 各種V.B1剤 の間 には そ の 作 用 に 明 か な 差 は認 め られ なか つ た。 ま た運 動 後 著 増 した血 中 乳 酸 濃 度 はV.B1投 與 に よ り,そ の處 理 が 促 進 され る 。そ の踊 係 は運 動 終 了後1時 間値 に お い て 、 も つ とも 明か で あ っ た 。 なお この 時期 の 乳 酸 慮 理 に お い てV.B1プ ロム水 素 酸 璽 は.他 のV.B1剤 に比 して効 果 劣 り,對 照 に比 して も,そ の 効 果 の認 む べ きもの が な い よ うで あ つ た 、 〆 (慶 大 醫 學部 内 科)

1) 深 山 京 都 大 學 醫學 部 要13巻4號 (1931) 英 文 2) 浅 野 最 新 治 療8.3 (昭7)

3) Keyo A et .Heweckel A .F

F. J.nutrit.23 (1942)

4) Kayo A eal

J.nutrit.26 (1943)

5) Haeflemeyer Mun:h med Wschr

48 (1938)

6) Csik, Benesik, kiln, Wsch

6 (1927)

7) 二 宮 學 衛 研 究 會 議 ビタ ミンB1連 合研 究 會 第5回 會議 記 事 (昭20) 8) 二 宮 〃 第72回 會 議 記 事 (昭21) 9) 岩松 日新 醫學32.2,3 (昭18) 10) 松 木 食 糧 の 化 學2.1 (昭23) 11) 古 館 大 森 教 授 日本 醫 事 新 報1120號 に 引 用 (昭19) 12) 松 木 榮 養 ・食 糧 學 會 誌1,2 (昭23) 13) 葉 臺 選 醫 學 會 誌40,2 (昭16) 14) ZowsleyAm J.physlcal 27 (1911) 15) Gukelberger Arb, Physical 10 (1939) 16) Hartum u, Iohl A.b, physcal 2 (190) 17) 深 山 日本 循 暖 器 病 學 會 誌2 (昭12) 18) Herxheixnn Grundr;ss & Sporirnedizer (1933) 19) 神 林 日本 内科 學 會 誌13 (大14) 20) 齋 藤 勢 働 科 學17,5 (昭15) 21) 鈴 木 ピ タ ミン (昭21) 22) Meythaler Klin Wschr 16 (1937)

23) 須藤

醫化學的微量測定法 第3版

(昭12)

ビ タ ミ ンB1監

酸 監,同

プ ロ ム水 素 酸 監,エ

チ ルB1及

.

びB1ピ

ロ燐 酸 エ ス テ ル の 效 果 に つ い て(第3篇)

血 液 及 び 尿 中 に お け る態 度

On the Effect of the V.131-Hydrochl oride,-Bromid

hydrobrcmide,

Etlyl-V.B, and Pyrophosphoric

acidester of V.131 (Part')

阿 部 達

T.Abe

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(2)

緒 言 肉 體的 運 動 に 際 して 新 凍代 謝が 亢 進 し,し たが つ て含 水 炭 素代 謝 に 必 須 とせ られ るV.B1必 需 量 もま た増 加す る こ とはCowgll1)以 來 す で に多 くの 報 告が あ る。 か しな が ら.わ が 國 に お い て ほ運 動 にとよ る血 液 及 び尿 中V.B1の 消 長 に關 する報 告は い ま だ 少 く、5.6.7.8)こと に運 動 前後 に 亘 つ て 逐 次 的 に し らべ た報 告 は,き わ め て 少 い 。 著 者 は 第1篇 に おけ る 賓 驗 こ平 行 して運 動 前 後 に お け る 血 液 及 び尿 中V.B1を 測 定 して この 態 度 を 明 か に し ま たV.B1監 酸 監.同 ブ ロム 水素 酸 盟,エ チ ルB1 V.B1ピ ロ燐 酸 エス テル(Coca)の 間 に お け る異動 を し ら べ る た めに.つ ぎの 如 き實 験 を 行 つ た 。 實 験 方 法 賓 瞼 の時 期 被験 者 運 動 わ種 類 方 法,V.B製 剤 等 に 關 して は第1篇 の場 合 と全 く同 様 で あ る。 す なわ ち健 康 男 子3名 を選 び10分 間安 静後.V.B1各 種 製 剤(す べ て璽 酸 璽 と して(10mg)を 皮下 注射 し.さ ら に30分 間 安 静臥 床 の後 に1400m.7分 間 駈歩 させ,運 動 終 了 後 1時 間 安静 臥 床 させ た 。採 血 は10分 安 静後(す なわ ち 注 射 直 前)30分 安 静 後(す な わ ち 注射 後30分 運 動 直 前)運 動 後5分,運 動 後3)分(す な わ ち注 射 後 約1時 間10分).運 動 後1時 間(す な わ ち 注射 後 約1時 間40分) の5回 な る べ く前 血を さけ て肘 静 脈 よ り行 い.凝 血防 止 の た め に 少量 の 弗 化 ナ ト リ ウムを加 えだ 。 そ の 血 液 は 出 來 るだ け 速 か に 測 定 に 移 した 。 血 中V.B1.測 定 は チ オ ク ロー ム(藤 田 氏)法9)で 行 つ た。 健 康 人血 中V.B1は 。す べ て 結 合型 と して 存 し,遊 離 型は ほ とん ど零 に 近 い とい わ れ て お り10)著 者 も實 驗 に よ りこれ を 確 め た の で織 V.B1の み を 測 定 した 。水 解 用 ヂ ア ス ター ゼ は 効 力 あ る 新 鮮 品 を 用 い た ° 尿 は 安 静臥 床10分 間 さ らに30分 間 、運 動 後3)分 迄.同 じ時 間 迄 の も の を分 剤採 尿 して直 ち に測 定 に供 し た 。尿 中V.B1測 定 は チ オ ク ロー ム(松 川 氏 .法 に よ つ た 。V.B1は これ が ビ ロ燐酸 エ ス テ ル の形 で 與 え られ た 場 合で も尿 中 に は纏 て遊 離 型 と して あ らわ れ る と され て い る12.13)ので尿 中V.B1は 遊 離 型 の み を 測 定 した 。 血 液.尿 と もに回 收 率80%以 上 の も の の み の測 定値 を 採 用 した 。' 實 験 成 績 1)血 中認V.B1濃 慶(第1表) 1)合 間安 静後.す な わ ちV.B1注 射 直 前 の 値 は 最 高 1ISr/dI最 低7.8r/dl平 均1±0.2γ/d1と な る。 す な わ ち これ'ま健 康 成 人血 中V.B1濃 度 正常 直 と認 め ら れ る 0± γ/dl14)とよ く一 致 す る。 V.B1剤 注 射 を しな い對 照 にお い て は運 動 前 値 に比 し て蓮 動 後5分 値 は 繕 て 減 少 し,そ の 差 の最 大 は1ρ.6r/dl よ り7.4rld1,最 小 は8.4r,刷 か ら7.4rldlに 李 均 して 其 差 約2だ け 滅 少 し た。 しか し蓮 動 後30分 にお い てす で に前値 に復 して い る ものが 多 い ℃ 第1衷 血 中V.B1濃 度(ゲ!dl) つ き に各 種V.B1翔 を 注 翁 した 場 合に は 其 後3り 分 の 値 に おい て.い つ れ も高 くな つ て い る潜,そ の 上 り方は 同一 人で さ え1旺々で か な り高 くな る もの(8.1r/d1よ り 19.8r/d×)も ほ とん ど上 昇 を 見 な い も の(9 .1r!d1よ り 銑7rld1)も あ り.各 製 剤 間 に も 有意 な 差 は 見 田 し難 い 。 注 射 後 一 且 上昇 しき 殖 も運 動 後5分(す な わ ち 注 射 後約 45分)に お いて は 既 に著 明 に下 降 して い る もの が 多 い 。 (配75ノ

26

(3)

その後は注射 前値に近ず く時には,そ れ以下に滅少 して

いる。これ等の點

おい ても各製剤間に著明 な差異は見

出し難 い。 た ゝV.B1ビ

ロ燐 酸 エステルにおいては幾

分態度を異 に して注射後30分

に値 の上昇 をみるの は.

他の遊離型製剤 と同様だが,そ の後の 下降が 緩漫で他 の

製剤 と有意 な差を示 した6

2)尿 中V.B1濃 度 及 び 排 泄 量(第2表) 安 静10分 間 の尿 中排 泄 量 を 見 る と最 低3rよ り最 高 .35rま で で,朝 食後3時 間 以 上を 經 てい る のに 自 由 食 で あるが,濃 度 に つ い て も排 泄 量 に つ い て も同 一 人 で さ え もか な りの變 動 を 示 して い る 。 V. B1剤 を 注 射 しない 對 照 に お い て は運 動 前 後30分 第2表 尿 中V.B1濃 度(r/d1)及 び排 泄 量(r) 間 の 値 を比 較 してみ る と濃 度 で は1回 を 除 き,排 泄 量 に おい て は線 て運 働 後 に減 少 して い る 。 しか し濃 度 と排 泄 量 の間 に 一 定 の相 繭 は な く 尿量 に よ つ て 左 右 され て い る 。其 後 更 に30分 間 尿 に つ い て は 増 加 し た も の も,さ

(177)

27

(4)

らに滅 少 した もの も あ る 。 つ ぎにV.B1剤 を注 射 した 場 合 に は 勿 論 最 初 り30分 、 間 に 多量 つV.B1が 排 泄 され,注 射 したV.B1の 約10% 前 後 がす で に 尿 中 に 失 われ て しま うこ とに なる 。 さ ら に 運 動 後30分 間.1時 間 尿 とV.B1排 泄 量 は減 少 して 行 く,そ して 注射 後 約1時 間40分 の間 に2mg前 後が 尿 中 に排 泄 され た。 こ の點 に つい て も各製 剤 間 に 有 意 な 差 異 は認 め られ ないが 、 た ゝ31ピ ロ燐 酸 以 テ ル にお い て は 血 液 の場 合 と同 じく他 の 製 剤 と少 し く趣 を 異 に して 注 射 後30分 に お け る尿 中排 泄 量 が や や 少 い 傾 が あ り. そ ウ総 計 も一 般 に少 い よ うで 平 均1.3mgと な つ た。 考 按 肉 體的 運 動 後 の 血 中V.B1濃 度 に つ い て ば 岩 松 氏 、松 木 氏5.6)等は 駈 歩 運 動 後 に お い て 値 の減 少 を認 め,二 宮 氏15)も15km行 軍 後 に減 少 した こ とを 報 じた。 藤 原16)氏 の 實 験 で は エ ル ゴ メー タ メに よ る49.570ca1の 運 動 負 荷 後6.7分 にお いて は か え っ て わ ず か に上 昇 し、約30分 後 にお い て は,お おむ ね 前 値 に近 ず い て い る。 本 實験 に お い て は.運 動 後5分 に お い て悠 て血 中V.B1濃 度 は 減 少 した 。 V.B1注 射 後 の血 中V.B1濃 度 上 昇 につ い て は二 宮 氏 15コ)は静 注 に お いて3分 後 に.す で に増 量 は 認 め られ なか つ た とい い.岩 松 氏 もせ い ぜ い15γ/d1ぐ らい に しか 上 らな い と報 じて い る。 藤 原 氏17)はV.B13m、 皮 下 注射 に よ り30分 後最 高57.4r/d1迄 上 昇 した こ とを 記載 し て い る。 本 實 験 にお い て は10mg注 射 後30分 に お い て 最 高20.0r/dl迄 上 昇 した。 いづれ に して もV.B1剤 投與 後 尿 中V.B1の 著 しい増 量 に比 して 血 中濃 度 は 差 程 に増 加 し ない よ うに思 われ る。 また そ の持 緻 時 間 も短 い よ う で,運 動 を負荷 しない 實 験 も行 っ て み たが,や は り1時 間 後 こは前 値 に復 して い る。 V.B1は 體内 にお い て 速 か に 前 隣 され て ビ ロ燐 酸 エ ス テ ル とな つ て 發 効 す るが,は じめか ら エ ステ ル に な つ た も の を注 射す る と遊 離 型B1よ り有 極 性が 強 い た め に 注 射 部 位 に お い て強 固 に 蛋 白 と結 合 しそれ だけ 擴 散 が 遅 く な る とい われ(い る18)。本 實 驗に お い て も注射 後 上 昇 し た 血 中濃 度 の値 の下 降 が.V.B1ピ ロ燐 酸 エ ス テ ルの 場 合 は 他 の遊 離 型 に比 して緩 漫 で あ る のは 興 味 あ る こ と と 思 わ れ る。 運 働 後 尿 中V.B1の 消 長 に つ い て はWang9)等 は エ ル ゴ メー タ ー で500Ca1の 運 動 を負 荷 した 當 日 は 尿中 排泄 量 の減 少 した こ とを示 し,藤 原 氏16)の 實 瞼 で は 漣 日尿 中V.B1排 泄 量 を測 定 し.體 勢 の あ つ た 日は 滅 少 して い 、 る 。 岩 松 氏.松 本 氏5.6)は い つ れ も 運 動 後 一 般 に 尿 中 V.B1濃 度 の滅 少 を報 じて い る。 本 實 験 にお い て も.ま た 著 者 の他 つ實 驗8)に お い て 運 動 後 尿 中V.B1濃 度 にっ い て は 不安 定 で あ るが,排 泄 量 は 総 て前 値 に 比 し て滅 少 して い る 。 V.B1剤 を皮 下 注 射 した 場 合最 初 の30分 よ り1時 間 まで の 中 に最 も多 くが 排 泄 され る こ とは,す で に多 くの 報 告 の 示 す とこ ろで あ る12,15.17)。 本 實 験 に お い て も最 初 の30分 内 に 負 荷 量 の約10% が1時 間40分 に約20%が 排 泄 され て い る 。 た だV.B1 ピ ロ燐 酸 エ ス テ ルは 他 の遊 離 型V.B1に 比 して1時 間40 分 に お け る排 泄 量 が 少か つ た こ とは 血 中濃 度 の 態 度 に照 tて 興 味 あ る こ とで あ ろ う。 運 動 後 に 血 中V.B1濃 度 が 減 少 し,ま た 尿 中 排 泄 量 の 滅 少 を 見 る こ とは,そ の意 義 に づ い て は 早 急 に断 じ難 い が 運 動 に よ り新 陳 代 謝 が 高 ま る に つ れ て 急 激 なV.B.要 求が お こ る こ とを裏 付 け る もの で あ ろ うか 。 結 語 1)駈 歩 運 動 前 後 に お け る 血 液 及 び 尿 中V.B1の 消長 をV.B1監 酸 監,V.B1ブ ロム水 素 酸 監.エ チ ルB1V.B ピ ロ燐酸 エ ス テ ル を 注 射 した 場 合に っ い て 調 べ た。 2)運 動 直 後 に 血 中V.B1濃 度 及 び 尿 中V.B1排 泄量 の減 少 を 見 た。 3)V.B1剤 皮 下 注 射 後 血 中濃度 は 上 昇 す るが,そ の 持 績 は長 くは な い。 た ゝV.B1ピ ロ燐 酸 エ ス テ ル の場 合 に は その 下 降 か 他 の遊 離 型 に 比 して 緩 漫 な よ うに 思 われ る 。 4)V.B1剤 皮 下 注 射 後 尿 中 に鍛 初 の30分 間 に最 も . 多 く排 泄 され るかV.B1ビ ロ燐 酸 エ ス テ ル に お い て.や や 少 い よ うに思 わ れ る 。 . 5)V.B1ビ ロ燐 酸 エ ステ ルか,や や 態 度 を 異 に す る ほ か は,各 製 剤 間 に 特 別 の 差 異 を 認 めな い 。 稿 を終 る に臨 み 懇 切 な る御 指 導 及 び御 高 闘 を賜 わつ た 恩 師 大 森 致 授 及 び 多 大 の御 協 力 を得 た 教 室 員 諸 兄に深 謝 す 。

1) Cowgill, Rosemberg, Rogoff Amer. J. phys'ol. 98, 589, (1931)

2) Egana A.J. physiol. 137, 731 (1942) 3) Johnson et al. J. Nutrit. 24, 585, (1942) 4) 大 森 ・鈴 木 ビ タ ミン と臨 床109, (昭16) 5) 大 森 日本 醫 事 新 報1126, 495, (昭19) 6) 松 木 食 糧 の科 学2: 6, (昭23) 7) 二 宮 ビB研 究 特 別委 員會 記 事 第4回 昭20. 10) B特 委 記 事8回, (昭21) 1 1) 柴 田 ・松 川B特 委 記 事8回, (昭21)1 2) 浅 利 プ リ ン ト (昭20)13) W

estenbrink Arch. Neerl. physiol 24, 305, (1940)

14) B特 委 記 事12回, (昭21)15) 二 宮B特 委 記 事11回, (昭21) 16) 藤 原 同 上12回, (昭21)

参照

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