コーポレート・ガバナンス に関連する 主な法令改正等 2002 米国SOX法成立 2004 東証 上場会社コーポレート・ガバナンス 原則制定 2006 会社法施行 2007 金融商品取引法施行 2015 改正会社法施行 東証 コーポレートガバナンス・コード 施行 業務執行・監督体制 1985 • NTT発足、社外取締役複数名選任 2003• 監査役増員:4名(社内2名・社外2名) ⇒5名(社内3名・社外2名) 2005 • 人事・報酬委員会設置 2006• 社外監査役増員:5名 (社内3名・社外2名) ⇒5名(社内2名・社外3名) •財務専門家である監査役の選任 2011• 初の女性役員選任(社外監査役1名) 2015• 独立役員の独立性判断基準制定 内部統制・ リスクマネジメント 2002• ビジネスリスクマネジメント推進 委員会設置 • NTTグループビジネスリスク マネジメントマニュアル策定 • NTTグループ企業倫理憲章策定 • 企業倫理委員会設置 • 企業倫理ヘルプライン(受付窓口) 設置 2003• 米国SOX法対応開始 2005• 考査室設置 2006• 内部統制室設置 ※考査室を統合 • 内部統制システムの整備に関する 基本方針制定 2010• リスクマネジメント規程制定 2015• 内部統制システムの整備に関する 基本方針改定 2016• 内部統制システムの運用状況(概要) の開示開始 株主の権利行使確保 2002• 議決権行使の電子化の実施 2006• ICJ機関投資家向け議決権電子 行使プラットフォームの導入 20122015 •• 個別注記表等のWebみなし提供開始 招集通知の発送前Web開示開始 (総会開催日の42日前) 2016• 招集通知の発送前Web開示 (日英同日)実施開始(総会開催日の 42日前) • Webみなし提供情報の拡大 2017• 招集通知のスマートフォン対応開始 情報開示 2003• 四半期情報の開示開始 •ディスクロージャー規程制定 •ディスクロージャー委員会設置 2005• IR室設置 •CSR推進室設置 •CSR委員会設置 •CSR報告書の発行開始 2006• コーポレート・ガバナンスに関する 報告書の開示開始 2010 • ディスクロージャーポリシー公開 2014• 統合報告書の発行開始 2015• コーポレートガバナンス・コードに 対応したコーポレート・ガバナンスに 関する報告書の開示開始 • サステナビリティレポート発行開始 〜2005 〜2010 〜2017
コーポレート・ガバナンス
企業統治体制の全体像
コーポレート・ガバナンス強化の歴史
基本方針
株主や投資家の皆さまをはじめ、お客さまやお取引先、従業員など様々なステークホルダー(利害関係者)の期待に 応えつつ、企業価値の最大化を図るためには、コーポレート・ガバナンスが有効に機能するよう株式会社東京証券取引 所の定める「コーポレートガバナンス・コード」の各原則の趣旨を踏まえ、体制強化していくことが重要だと考えていま す。2015年5月に策定した「新たなステージをめざして 2.0」に基づき、「バリューパートナー」への自己変革を加速し、 グループ全体を利益成長軌道へ乗せていくために、経営の健全性の確保、適正な意思決定と事業遂行の実現、アカウ ンタビリティ(説明責任)の明確化、コンプライアンスの徹底を基本方針として取り組んでいます。コーポレート・ガバナンス体制の概要
業務執行を適切に監督する機能を強化するため、独立社外取締役を複数名選任するとともに、独立社外監査役が過 半数を占める監査役会を設置することにより監査体制の強化を図っています。加えて、独立社外取締役2名を含む4名 の取締役で構成される「人事・報酬委員会」を任意に設置し、人事・報酬の決定における客観性・透明性の更なる向上を 図っており、監査役会設置会社形態による統治機能が十分有効であると判断しています。 NTTの業務は、各組織の所掌業務を定めた「組織規程」に則って執行されており、意思決定は、取締役会の監督のも と、社長・副社長及び各組織の長の責任を定めた 「責任規程」に基づいて行っています。また、グルー プ経営の推進に向けた適切な意思決定を行うため、 会社経営・グループ経営に関する重要事項を審議す る各種会議、委員会を必要に応じて設置しています。 取締役会・監査役会の構成 取締役会 2017年3月期開催回数:12回 取締役会は、独立社外取締役2名を含む取締役12名で構成されています。原則として毎月1回程度、定例取締役会を 開催するとともに、必要のある都度臨時取締役会を開催し、法令で定められた事項、及び会社経営・グループ経営に関 する重要事項等、「取締役会規則」に定めた事項を決定するとともに、取締役から定期的に職務執行状況の報告を受け ること等により、取締役の職務執行を監督しています。NTTの役員選任にあたっては、人格・見識に優れ、役員として適 任と思われる者を推薦しています。 監査役会 2017年3月期開催回数:22回 監査役会は、社内監査役2名と、独立社外監査役3名(各1名ずつ女性2名を含む)の合計5名で構成されています。業 務執行者とは異なる独立した立場から業務監査及び会計監査を実施し、取締役の職務執行状況を監査しています。 人事・報酬委員会 2017年3月期開催回数:1回 取締役の人事・報酬の決定については、客観性・透明性の向上を目的に、取締役会の事前審議機関として独立社外取 締役2名を含む4名の取締役で構成される「人事・報酬委員会」を設置し、同委員会の審議を経て取締役会にて決定して います。 17名のうち 独立社外役員5名 女性役員2名 監査役 5名 監査役会 取締役会 取締役 12名 男性 女性 監査 監督 会計監査 各種委員会 社長(幹部会議) NTT (持株会社) 指示・報告等 指示・ 報告 統括 調整 補助 選解任 選解任 グループ各社 連携 評価 連携 連携 選解任 選解任・監督 取締役会 人事・報酬委員会 内部監査 株主総会 監査役室 監査役会 会計監査人 内部統制室 業務執行部門・・
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幹部会議 2017年3月期開催回数:32回 会社の重要な意思決定にあたっては、原則として、社長、副社長、常勤取締役及びスタッフ組織の長で構成する「幹部 会議」において審議した上で決定することとし、週1回程度開催しています。なお、意思決定の透明性を高めるため、「幹 部会議」には監査役1名も参加しています。 各種委員会 「幹部会議」の下には、会社経営戦略及びグループ経営戦略に関して課題ごとに議論する委員会を設置しています。 主な委員会としては、グループとしてのR&Dビジョンや技術開発戦略を審議する「技術戦略委員会」、一定規模以上の 投資案件等を審議する「投資戦略委員会」、財務に関する基本方針や財務諸課題を審議する「財務戦略委員会」などが あります。これらの委員会は原則として社長・副社長を委員長とし、関係する取締役等が参加し、年間を通じて必要に応 じて開催しています。 主な委員会の設置状況 CSR委員会 グループCSRの基本戦略、取り組みテーマの策定、CSRに関する報告書基本方針の策定 企業倫理委員会 企業倫理の確立、綱紀の保持の徹底 人権啓発推進委員会 人権啓発推進体制の確立及び差別事件等に対する対応 技術戦略委員会 R&Dビジョン、技術開発戦略、R&D提携戦略の策定 投資戦略委員会 大型出資案件等に関する投資戦略の策定 財務戦略委員会 財務に関する基本戦略、財務諸課題への対応方針の策定 ビジネスリスクマネジメント 推進委員会 会社運営にかかわるビジネスリスクへの対処に向けた危機管理 ディスクロージャー委員会 年次報告書の記載方針等の策定 SO法内部統制委員会 グループ全体のSO法内部統制状況の把握、内部統制の不備の改善施策の検証、モニタリング グループCISO委員会 グループにおける情報セキュリティマネジメント戦略の策定 委員会名 概要
略歴 1967年 4月 日本電信電話公社入社 1996年 6月 当社 取締役 人事部長 1996年 7月 当社 取締役 人事労働部長 1998年 6月 当社 常務取締役 人事労働部長 1999年 1月 当社 常務取締役 東日本会社移行本部 副本部長 1999年 7月 東日本電信電話株式会社 代表取締役副社長 2002年 6月 同社 代表取締役社長 2005年 6月 当社 代表取締役副社長 中期経営戦略推進室長 2007年 6月 当社 代表取締役社長 2012年 6月 当社 取締役会長 (現在に至る) 2016年 6月 株式会社広島銀行 取締役 (現在に至る) 重要な兼職の状況 株式会社広島銀行 社外取締役 略歴 1973年 4月 日本電信電話公社入社 2002年 6月 当社 取締役 第一部門長 2005年 6月 当社 取締役 第五部門長 2007年 6月 当社 常務取締役 経営企画 部門長 中期経営戦略推進室次長兼務 2008年 6月 当社 代表取締役副社長 新ビジネス推進室長 2011年 6月 当社 代表取締役副社長 2012年 6月 当社 代表取締役社長 (現在に至る) 重要な兼職の状況 なし 略歴 1978年 4月 日本電信電話公社入社 2008年 6月 エヌ・ティ・ティ・コミュニケー ションズ株式会社 取締役 経営 企画部長 2011年 6月 同社 常務取締役 経営企画部長 2012年 6月 同社 代表取締役副社長 経営企画部長 2013年 6月 同社 代表取締役副社長 2014年 6月 当社 代表取締役副社長 (現在に至る) 2016年 6月 NTTセキュリティ株式会社 代表取締役社長(現在に至る) 重要な兼職の状況 NTTセキュリティ株式会社 代表取締役社長 略歴 1981年 4月 日本電信電話公社入社 2007年 7月 西日本電信電話株式会社 財務部長 2009年 7月 東日本電信電話株式会社 総務人事部長 2011年 6月 同社 取締役 総務人事部長 2012年 6月 当社 取締役 総務部門長 2012年 6月 西日本電信電話株式会社 取締役(現在に至る) 2015年 6月 当社 常務取締役 総務部門長 (現在に至る) 重要な兼職の状況: 西日本電信電話株式会社 取締役 ※1 2017年6月30日現在 2 出席回数は、2017年3月期の状況
三浦 惺
1944年4月3日生 取締役会長 取締役会議長 取締役在任年数 12年 持株数 33,740株 出席回数(比率) 12/12回(100%)鵜浦 博夫
1949年1月13日生 代表取締役社長 Chief Executive Officer 取締役在任年数 15年 持株数 29,000株 出席回数(比率) 12/12回(100%) 略歴 1978年 4月 日本電信電話公社入社 2009年 6月 当社 取締役 研究企画部門長 2011年 6月 当社 取締役 研究企画部門長 情報流通基盤総合研究所長兼務 2011年 10月 当社 取締役 研究企画部門長 2012年 6月 当社 常務取締役 研究企画 部門長 2014年 6月 当社 代表取締役副社長 研究企画部門長(現在に至る) 重要な兼職の状況 なし篠原 弘道
1954年3月15日生 代表取締役副社長 技術戦略担当 国際標準化担当 研究企画部門長 Chief Technology Officer Chief Information Security Officer 取締役在任年数 8年 持株数 15,900株 出席回数(比率) 12/12回(100%)澤田 純
1955年7月30日生 代表取締役副社長 事業戦略担当 リスクマネジメント担当 Chief Financial Officer Chief Compliance Officer Chief Information Officer 取締役在任年数 3年 持株数 12,000株 出席回数(比率) 12/12回(100%)島田 明
1957年12月18日生 常務取締役 総務部門長 取締役在任年数 5年 持株数 8,104株 出席回数(比率) 12/12回(100%) 略歴 1982年 4月 日本電信電話公社入社 2006年 6月 西日本電信電話株式会社 岡山支店長 2008年 7月 同社 サービスマネジメント部長 2010年 6月 同社 取締役 サービスマネジメント部長 2012年 6月 当社 取締役 技術企画部門長 新ビジネス推進室長兼務 2012年 6月 エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会 社 取締役(現在に至る) 2014年 6月 当社 常務取締役 技術企画部門長(現在に至る) 重要な兼職の状況 エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社 取締役小林 充佳
1957年11月3日生 常務取締役 技術企画部門長 取締役在任年数 5年 持株数 8,600株 出席回数(比率) 12/12回(100%)取締役会
取締役の略歴等
略歴 1983年 4月 日本電信電話公社入社 2007年 7月 当社 中期経営戦略推進室 担当部長 2008年 6月 当社 新ビジネス推進室 国際室長 2011年 1月 Dimension Data Holdings plc 取締役(現在に至る) 2011年 6月 当社 グローバルビジネス推進 室長 2012年 6月 当社 取締役 グローバルビジネス推進室長 (現在に至る) 2016年 6月 NTTセキュリティ株式会社 取締役(現在に至る) 重要な兼職の状況 Dimension Data Holdings plc 取締役 NTTセキュリティ株式会社 取締役 略歴 1985年 4月 当社入社 2003年 2月 当社 第一部門 担当部長 2005年 5月 当社 中期経営戦略推進室 担当部長 2008年 6月 当社 経営企画部門 担当部長 2012年 6月 当社 総務部門秘書室 担当部長 2014年 6月 当社 取締役 新ビジネス推進 室長(現在に至る) 重要な兼職の状況 なし
奥野 恒久
1960年10月12日生 取締役 グローバルビジネス推進室長 取締役在任年数 5年 持株数 4,900株 出席回数(比率) 12/12回(100%)栗山 浩樹
1961年5月27日生 取締役 新ビジネス推進室長 2020準備担当 取締役在任年数 3年 持株数 3,670株 出席回数(比率) 12/12回(100%) 略歴 1986年 4月 当社入社 2005年 10月 東日本電信電話株式会社 経営企画部 経営管理部門長 2009年 7月 同社 経営企画部 企画部門長 2011年 7月 当社 経営企画部門 広報室長 2015年 6月 株式会社NTTドコモ 執行役員 法人ビジネス戦略部長 2016年 6月 当社 取締役 経営企画部門長 (現在に至る) 東日本電信電話株式会社 取締役(現在に至る) 重要な兼職の状況 東日本電信電話株式会社 取締役 略歴 1986年 4月 当社入社 2005年 5月 当社 中期経営戦略推進室 担当部長 2008年 6月 当社 新ビジネス推進室 担当部長 2009年 7月 当社 経営企画部門 担当部長 2014年 6月 当社 財務部門長 2015年 6月 当社 取締役 財務部門長 (現在に至る) 重要な兼職の状況 なし坂本 英一
1963年9月3日生 取締役 経営企画部門長 取締役在任年数 1年 持株数 2,800株 出席回数(比率) 9/9回(100%)廣井 孝史
1963年2月13日生 取締役 財務部門長 取締役在任年数 2年 持株数 3,300株 出席回数(比率) 12/12回(100%) 略歴 1967年 4月 東洋レーヨン株式会社 (現 東レ株式会社)入社 1994年 6月 同社 経営企画第1室長 1996年 6月 同社 取締役 1998年 6月 同社 常務取締役 1999年 6月 同社 専務取締役 2001年 6月 同社 代表取締役副社長 2002年 6月 同社 代表取締役社長 2010年 6月 同社 代表取締役取締役会長 株式会社商船三井 取締役 2012年 6月 当社 取締役(現在に至る) 2013年 6月 株式会社日立製作所 取締役 (現在に至る) 2014年 6月 一般社団法人 日本経済団体 連合会 会長 2014年 6月 東レ株式会社 取締役会長 2015年 6月 同社 相談役最高顧問 (現在に至る) 2017年6月 同社 相談役(現在に至る) 重要な兼職の状況 東レ株式会社 相談役 略歴 1965年 4月 早稲田大学 第一理工学部助手 1968年 4月 同 理工学部専任講師 1970年 4月 同 理工学部助教授 1975年 4月 同 理工学部教授 1994年 11月 同 教務部長兼 国際交流センター所長 1998年 11月 同 常任理事 2002年 11月 同 総長 2010年 11月 同 学事顧問 2011年 4月 放送大学学園 理事長 2012年 6月 当社 取締役(現在に至る) 2012年 6月 株式会社ジャパンディスプレイ 取締役(現在に至る) 2016年 11月 早稲田大学 名誉顧問 (現在に至る) 重要な兼職の状況 株式会社ジャパンディスプレイ 社外取締役榊原 定征
1943年3月22日生 独立社外取締役 取締役在任年数 5年 持株数 8,100株 出席回数(比率) 12/12回(100%)白井 克彦
1939年9月24日生 独立社外取締役 取締役在任年数 5年 持株数 3,400株 出席回数(比率) 12/12回(100%)取締役会の構成
取締役の選任方針・選任手続
取締役会の実効性評価
取締役会の活動
取締役会は、事業内容に応じた規模とし、専門分野等のバランス及び多様性を考慮した構成としており、業務執行の 監督機能を強化する観点から選任している独立社外取締役2名を含む取締役12名で構成されています。 NTTグループは、信頼され選ばれ続ける「バリューパートナー」として、お客さまに対してワールドワイドに新たな価値 を創造することを通じて、社会的課題の解決と安心・安全で豊かな社会の実現に寄与していきます。その価値観を共有 できる人材をNTTグループ全体のトップマネジメント層にグループ内外から幅広く選任していくこととしています。 取締役候補は、NTTグループ全体の企業価値の向上のために、グループトータルの発展に寄与する幅広い視野と経 験を有し、マネジメント能力とリーダーシップに優れ、経営センスと意欲のある人材を選任しています。 なお、業務執行の監督機能を強化する観点から、一般株主と利益相反を生じるおそれのない人材を独立社外取締役 とし、原則、複数名選任します。 取締役候補の選任手続については、「人事・報酬委員会」の審議を経て取締役会で決議し、株主総会に付議することと しています。 純粋持株会社であるNTTの取締役会は、グループ全体の中・長期的な事業戦略に基づいたグループ各社の具体的 な事業運営について、モニタリングする役割を担っています。 NTTの取締役会は、社長・副社長・常勤取締役及びスタッフ組織の長で構成する「幹部会議」や、社長・副社長を委員長 とし関係する取締役等が参加する各種の委員会の審議を経て、グループ経営に係る重要事項等を決定するとともに、 各取締役の職務執行の状況をモニタリングしています。 取締役会においては、各取締役の所掌に基づき、現状のグループ経営等における課題とその解決に向けた取り組み が報告・審議されており、2017年3月期は、取締役会を12回開催しており、「新たなステージをめざして 2.0」に関して、 グローバル・クラウドサービスの早期利益拡大に向けた取り組みや、ネットワークサービスの業績回復の状況と持続的 な成長に向けた新たな施策、株主還元の充実等について議論がなされました。 また、独立社外取締役と監査役、独立社外取締役と代表取締役、独立社外取締役と国内外の主要グループ会社経営 陣、及びNTTと主要なグループ会社の独立社外取締役等との間で、NTTグループの経営課題について適宜意見交換 を行いました。 これらの意見交換会において、独立社外取締役及び監査役から、NTTの取締役会等に関し、十分な情報提供と活発 な議論が行われており、実効性が確保できているとのご意見をいただいています。 こうした取り組みを踏まえ、取締役会の実効性は確保されていると評価しており、今後においても更なる実効性向上 に努めていきます。 原則として毎月1回程度、定例取締役会を開催するとともに、必要のある都度臨時取締役会を開催し、法令で定めら れた事項、及び会社経営・グループ経営に関する重要事項等、「取締役会規則」に定めた事項を決定するとともに、取締 役から定期的に職務執行状況の報告を受けること等により、取締役の職務執行を監督しています。取締役に対する研修
取締役の活動の支援体制等
NTTグループ会社役員に対しては、グローバルにわたる経済・社会問題、コンプライアンス、リスクマネジメントなど 様々な研修の機会を設けるとともに、新たな職務経験などを積ませることで、激変する経営環境に対応できるトップマ ネジメントに相応しい候補者の育成に努めています。また、独立社外役員に対しては、グループ会社の事業動向や研究 所等における最新の研究開発成果への理解を深める機会を設けるなど、NTTグループ事業への理解を更に深める取 り組みも行っています。 会社の費用において弁護士など外部の専門家と契約を締結し、必要に応じて助言を得ることができるよう体制を整 えています。 独立社外取締役に対しては、取締役会事務局を連絡先とし、常日頃より、業務執行に関する問い合わせ、説明等のサ ポートを実施しています。監査役会
略歴 1977年 4月 日本電信電話公社入社 2003年 6月 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ (現 株式会社NTTドコモ) お客様サービス部長 2004年 9月 同社 お客様サービス部長 情報セキュリティ部長兼務 2005年 6月 同社 お客様サービス部長 2006年 4月 同社 社会環境推進部長 2006年 6月 同社 執行役員 社会環境推進部長 2008年 7月 同社 執行役員 中国支社長 2012年 6月 同社 執行役員 情報セキュリティ部長 2013年 5月 らでぃっしゅぼーや株式会社 代表取締役社長 2013年 6月 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ (現 株式会社NTTドコモ) 執行役員 コマース事業推進担当 2014年 6月 当社 常勤監査役(現在に至る) 重要な兼職の状況 なし 略歴 1978年 4月 日本電信電話公社入社 2006年 6月 エヌ・ティ・ティ・コミュニケー ションズ 株式会社 ヒューマンリソース 部長、研修センタ所長、 総務部長兼務 2008年 6月 同社 取締役 法人事業本部 副事業本部長 2011年 6月 同社 常務取締役 法人事業本部 副事業本部長 2011年 8月 同社 常務取締役 第二営業本部長 2012年 6月 株式会社エヌ・ティ・ティ・ピー・ シー・コミュニケーションズ 代表取締役社長 2016年 6月 当社 常勤監査役(現在に至る) ※ 当社及び当社関連会社の経理部門の経験 があることから、財務及び会計に関する相 当程度の知見を有するものであります。 重要な兼職の状況 なし 略歴 1974年 4月 東京大学 法学部助手 1977年 4月 成蹊大学 法学部助教授 1981年 4月 同 法学部教授 1990年 4月 東京大学大学院 法学政治学研究科・法学部教授 2007年 4月 中央大学 法科大学院教授 2007年 4月 弁護士登録 (第一東京弁護士会) (現在に至る) 2007年 6月 東京大学 名誉教授 (現在に至る) 2008年 6月 株式会社荏原製作所 取締役 2012年 6月 当社 監査役(現在に至る) 2012年 7月 明治安田生命保険相互会社 取締役(現在に至る) 2013年 6月 宇部興産株式会社 監査役 (現在に至る) 重要な兼職の状況 弁護士 明治安田生命保険相互会社 社外取締役 宇部興産株式会社 社外監査役 略歴 1975年 3月 公認会計士 登録(現在に至る) 2007年 7月 日本公認会計士協会 副会長 2008年 7月 新日本有限責任監査法人 シニアパートナー 2010年 6月 京浜急行電鉄株式会社 監査役 2011年 6月 当社 監査役(現在に至る) 2012年 2月 株式会社東日本大震災事業者 再生支援機構 監査役 2014年 6月 株式会社日本取引所グループ 取締役 2016年 6月 京浜急行電鉄株式会社 取締役 (現在に至る) ※ 公認会計士の資格を有していることから、 財務及び会計に関する相当程度の知見を 有するものであります。 重要な兼職の状況 公認会計士 京浜急行電鉄株式会社 社外取締役 略歴 1974年 4月 弁護士登録(第二東京弁護士会) (現在に至る) 森綜合法律事務所 (現 森・濱田松本法律事務所)入所 1991年 4月 第二東京弁護士会 副会長 1997年 4月 日本弁護士連合会 常務理事 2006年 4月 第二東京弁護士会 会長 2006年 4月 日本弁護士連合会 副会長 2012年 1月 宏和法律事務所開設 (現在に至る) 2012年 6月 株式会社島津製作所 監査役 (現在に至る) 2013年 6月 株式会社ジャフコ 監査役 2013年 6月 アルプス電気株式会社 取締役(現在に至る) 2014年 6月 当社 監査役(現在に至る) 重要な兼職の状況 弁護士 株式会社島津製作所 社外監査役 アルプス電気株式会社 社外取締役 ※1 2017年6月30日現在 2 出席回数は、2017年3月期の状況井手 明子
1955年2月28日生 常勤監査役 監査役在任年数 3年 持株数 7,500株 取締役会 出席回数(比率) 12/12回(100%) 監査役会 出席回数(比率) 22/22回(100%)前澤 孝夫
1955年10月24日生 常勤監査役 監査役在任年数 1年 持株数 9,304株 取締役会 出席回数(比率) 9/9回(100%) 監査役会 出席回数(比率) 15/15回(100%)落合 誠一
1944年4月10日生 独立社外監査役 監査役在任年数 5年 持株数 5,104株 取締役会 出席回数(比率) 9/12回(75%) 監査役会 出席回数(比率) 18/22回(82%)友永 道子
1947年7月26日生 独立社外監査役 監査役在任年数 6年 持株数 2,500株 取締役会 出席回数(比率) 11/12回(92%) 監査役会 出席回数(比率) 22/22回(100%)飯田 隆
1946年9月5日生 独立社外監査役 監査役在任年数 3年 持株数 2,700株 取締役会 出席回数(比率) 12/12回(100%) 監査役会 出席回数(比率) 22/22回(100%)監査役の略歴等
監査役候補は、専門的な経験、見識等からの視点に基づく監査が期待できる人材を選任することとしています。な お、取締役の業務執行を公正に監査する観点から、一般株主と利益相反を生じるおそれのない人材を社外監査役とし、 会社法に則り監査役の半数以上を選任します。 監査役候補の選任手続については、監査役候補の選任方針に基づき取締役が提案する監査役候補について、社外監 査役が半数以上を占める監査役会における審議・同意を経て取締役会で決議し、株主総会に付議することとしています。 監査役監査業務を支援する体制として、専任の社員4名で構成する監査役室を設置しています。さらに、会社の費用 において弁護士等外部の専門家と契約を締結し、必要に応じて助言を得ることができるよう体制を整えています。 また、就任に際しては、市場動向やコンプライアンスなどに関する研修を行っています。就任後も国内外の経済・社会 問題など多岐にわたる研修を行っています。 加えて社外監査役に対しては、NTT及びNTTグループへの理解をさらに深めるため、視察の機会を設けるなどの取 り組みも行っています。 監査役会は、公認会計士、大学教授及び弁護士としての専門分野の経験、見識を有した独立社外監査役3名と常勤監 査役2名(各1名ずつ女性2名を含む)で構成され、独立社外監査役の独立性と常勤監査役の高度な情報収集力を組み 合わせた実効性のある監査を実施しています。そのうち常勤監査役前澤 孝夫氏はNTT及びNTT関連会社の経理部門 の業務経験があり、また独立社外監査役友永 道子氏は、公認会計士の資格を有していることから、財務及び会計に関 する相当程度の知見を有しています。 監査役は、取締役会など重要な会議に出席するほか、定期的に代表取締役や取締役とそれぞれのテーマに応じた意 見交換・議論を行うことで、取締役の職務の執行状況を把握するとともに必要に応じ提言を行っています。 2017年3月期においては監査役会を22回開催しました。また、「監査役会」とは別に「監査役打合せ会」を36回開催 し、執行部から「幹部会議」付議案件の説明を聴取するなど情報の共有を図っています。さらに、会計監査人との意見交 換を9回、内部統制室との意見交換を10回実施し、監査計画の説明や内部統制システムの状況などについて報告を受 けるとともに、必要に応じ提言を行うなど、会計監査人・内部監査部門と密に連携しています。 グループ各社に関する取り組みとしては、主要グループ会社20社の代表取締役からコーポレート・ガバナンスの状 況やその維持・向上に向けた取り組みなどを聴取し、それらについて議論を行うとともに、国内外主要拠点(26拠点)を 訪問し、現地代表者から聴取、議論を行っています。また、主要グループ会社の監査役から監査結果などについて報告 を受け、意見交換を行うほか、定期的に監査役を対象とした社外有識者などによる研修会を行うなど、各社監査役の監 査活動の向上に資する取り組みを実施しています。 このような活動を通じて、業務執行者とは異なる独立した立場からNTT及びグループ各社に対し、健全でかつ持続的 な成長と発展を促すとともに、コーポレート・ガバナンスの体制強化やコンプライアンス意識の向上に寄与しています。
監査役の選任方針・選任手続
監査役の活動の支援体制等
監査役会の構成
監査役会の活動
独立役員
職務執行の監督機能を強化する観点、あるいは取締役の職務執行を公正に監査する観点から、一般株主と利益相反 を生じるおそれのない人材を、社外取締役ないし社外監査役とする方針としています。さらに、東京証券取引所の定め る独立性基準に加え、以下の要件を満たす社外取締役ないし社外監査役を、独立役員に指定しています。社外取締役・社外監査役の選任手続
直近の3事業年度において以下に該当する者ではないこと。 (a)当社の基準を超える取引先(*1)の業務執行者 (b)当社の基準を超える借入先(*2)の業務執行者 (c) 当社及び主要子会社(*3)から、直近の3事業年度のいずれかの事業年度において、役員報酬以外に年間1,000万円以上の金 銭その他の財産上の利益を直接得ているコンサルタント、会計専門家、法律専門家などの専門的サービスを提供する個人 (d) 当社の基準を超える寄付を受けた団体(*4)の業務執行者 なお、以上の(a)から(d)のいずれかに該当する場合であっても、当該人物が実質的に独立性を有すると判断した場合には、独立 役員の指定時にその理由を説明、開示します。 *1 当社の基準を超える取引先とは、直近の3事業年度のいずれかの事業年度における当社及び主要子会社*3との取引合計額が、当該事業年度における当社及び主要 子会社の年間営業収益合計額の2%以上の取引先をいう。 *2 当社の基準を超える借入先とは、直近の3事業年度のいずれかの事業年度における連結ベースでの借入額が、当該事業年度における当社の連結総資産の2%以上 の借入先とする。 *3 主要子会社とは、東日本電信電話株式会社、西日本電信電話株式会社、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社、株式会社エヌ・ティ・ティ・データ、株式会社 NTTドコモをいう。 *4 当社の基準を超える寄付を受けた団体とは、直近の3事業年度のいずれかの事業年度における当社及び主要子会社(*3)からの寄付の合計額が、年間1,000万円又 は当該事業年度における当該組織の年間総収入の2%のいずれか大きい額を超える団体をいう。 <独立性判断基準>社外取締役・社外監査役の選任理由・独立性に関する状況
白井 克彦 教育機関の運営責任者等 としての豊富な経験を有 し、人格、見識ともに優れ ていることから、業務執行 の監督機能強化への貢献 及び幅広い経営的視点か らの助言を期待するもの です。 同氏が総長を 務めていた 早稲田大学 取引合計額 NTT及び主要子会社の年間 営業収益合計額との比較 1%未満 同大学の年間総収入との比 較 1%未満 寄付の 合計額 同大学の年間総収入との比較 1%未満 同氏が理事長を 務めていた 放送大学学園 (2017年3月に退職) 取引合計額 NTT及び主要子会社の年間営業収益合計額との比較 1%未満 寄付の 合計額 — 1,000万円以下 榊原 定征 企業経営者としての豊富 な経験を有し、人格、見識 ともに優れていることか ら、業務執行の監督機能 強化への貢献及び幅広い 経営的視点からの助言を 期待するものです。 同氏が取締役会長を 務めていた 東レ株式会社 取引合計額 NTT及び主要子会社の年間 営業収益合計額との比較 1%未満 同社の年間売上高との比較 1%未満 同氏が会長を 務めている 一般社団法人 日本経済団体連合会 取引合計額 NTT及び主要子会社の年間営業収益合計額との比較 1%未満 寄付の 合計額 — 1,000万円以下 氏名 選任理由 独立性に関する状況 直近3事業年度におけるNTT及び主要子会社との取引合計額または寄付の合計額 社外取締役(独立役員) 友永 道子 長年にわたり、公認会計士 の職務に携わり、その経歴 を通じて培った専門家とし ての経験、見識からの視点 に基づく監査を期待する ものです。 同氏が シニアパートナーを 務めていた新日本 有限責任監査法人 (2010年6月に退職) 取引合計額 NTT及び主要子会社の年間 営業収益合計額との比較 1%未満 同監査法人の年間売上高と の比較 1%未満 同氏が副会長を 務めていた 日本公認会計士協会 (2010年7月に退職) 取引合計額 NTT及び主要子会社の年間 営業収益合計額との比較 1%未満 同協会の年間売上高との 比較 1%未満 落合 誠一 長年にわたり、法学研究を 専門とする大学教授を務 めていたことから、その経 歴を通じて培った専門家と しての知識、見識からの視 点に基づく監査を期待す るものです。 同氏が教授を 務めていた中央大学 (2015年3月に退職) 取引合計額 NTT及び主要子会社の年間 営業収益合計額との比較 1%未満 同大学の年間総収入との 比較 1%未満 寄付の 合計額*1 — 1,000万円以下 飯田 隆 長年にわたり、法律に関す る職務に携わり、その経歴 を通じて培った専門家とし ての経験、見識からの視点 に基づく監査を期待する ものです。 同氏が所属していた森・ 濱田松本法律事務所 (2011年12月に退職) 取引合計額 NTT及び主要子会社の年間 営業収益合計額との比較 1%未満 同氏が代表を 務めている 宏和法律事務所 取引 合計額*2 NTT及び主要子会社の年間営業収益合計額との比較 1%未満 氏名 選任理由 独立性に関する状況 直近3事業年度におけるNTT及び主要子会社との取引合計額または寄付の合計額 社外監査役(独立役員) *1 当該寄付は落合氏が所属していた法科大学院以外への寄付である。 *2 当該取引は通信サービスに係る取引のみである。社外取締役 (独立役員) 白井 克彦 経験豊富な教育機関の運営責任者等としての見地から、主にグループ会社の事業戦略、研究開発、グローバル戦略に関する発言を行っています。 榊原 定征 経験豊富な企業経営者としての見地から、主にグループ会社の事業戦略、事業計画、出資に関する発言を行っています。 社外監査役 (独立役員) 友永 道子 公認会計士としての豊富な経験に基づき、専門的な見地から、主に会計監査に関する発言を行っています。 落合 誠一 ンスに関する発言を行っています。大学教授及び弁護士としての豊富な経験に基づき、専門的な見地から、主にコーポレート・ガバナ 飯田 隆 弁護士としての豊富な経験に基づき、専門的な見地から、主にコーポレート・ガバナンスに関する発言を行っています。 氏名 取締役会・監査役会での発言状況 取締役 13名 539百万円 監査役 6名 117百万円 合 計 19名 656百万円 区分 支給人数 報酬等の額 社外取締役・社外監査役の活動状況 取締役および監査役の報酬等の総額(2017年3月期)
役員報酬
取締役の報酬等に関する事項については、客観性・透明性の向上を目的に、独立社外取締役2名を含む4名の取締役 で構成される「人事・報酬委員会」を設置し、同委員会の審議を経て取締役会にて決定しています。 取締役(社外取締役を除く)については、月額報酬と賞与から構成しています。月額報酬は、役位ごとの役割の大きさ や責任範囲に基づき、支給することとしています。賞与は、当事業年度の会社業績等を勘案し支給することとしていま す。また、中長期の業績を反映させる観点から、月額報酬の一定額以上を拠出し役員持株会を通じて自社株式を購入す ることとし、購入した株式は在任期間中、そのすべてを保有することとしています。 社外取締役については、高い独立性の確保の観点から、業績との連動は行わず、月額報酬のみを支給することとして います。 監査役については、監査役の協議にて決定しており、社外取締役と同様の観点から、月額報酬のみを支給することと しています。 ※1. 上記には、2016年6月24日開催の第31回定時株主総会終結の時をもって退任した取締役1名および監査役1名を含んでいます。 2. 取締役および監査役の報酬額については、2016年6月28日開催の第21回定時株主総会において、取締役の報酬額を年額7億5,000万円以内、監査役の報酬額を年額2億 円以内と決議いただいています。 3. 取締役の報酬等の額には、当事業年度に係る役員賞与98百万円が含まれています。 4. 上記のほか、使用人兼務取締役の使用人分賞与13百万円があります。会計監査人
NTTは、会計監査人として、有限責任 あずさ監査法人を選任しています。会計監査人の活動
会計監査人は、監査役会における監査計画及び監査結果の報告等や、内部統制室との間で財務報告に係る内部統制 評価手続の一環として統制状況をモニタリングする体制の整備などを通じて、監査役会、内部統制室と十分に連携し、 適正な監査を行っています。2017年3月期の監査を執行した公認会計士は金井 沢治、袖川 兼輔、大木 正志であり、当 該公認会計士の監査継続年数は、法律等の定めの範囲内となっています。 また、監査業務に係る補助者の構成は公認会計士20名、その他34名です。 NTTは、会計監査は、監査品質の維持・向上を図りつつ効率的に行われることが重要と考えています。会計監査人の 候補の選任に際しては、監査役会は、この基本的な考え方をもとに、会計監査人の独立性・専門性、会計監査人による監 査活動の適切性・妥当性を評価項目として会計監査人を評価し、監査役会の決議を経て株主総会に付議することとして います。 また、解任・不再任については、監査役会は、会計監査人が会社法第340条第1項各号に定める項目に該当すると認 められる場合に、監査役全員の同意により会計監査人を解任します。このほか、監査役会は、会計監査人の適正な監査 の遂行が困難であると認められる場合に、株主総会に提出する会計監査人の解任又は不再任に関する議案の内容を決 定します。
会計監査人の選任
NTT及びNTTの主要な連結子会社は、NTTの監査公認会計士等である有限責任 あずさ監査法人を含むKPMG ネットワークに属する各メンバーファームに対し、監査証明業務及び非監査業務に基づく報酬を支払っています。監査報酬
監査証明業務に基づく報酬 4,812百万円 5,004百万円 非監査業務に基づく報酬 447百万円 567百万円 合計 5,259百万円 5,571百万円 2016年3月期 2017年3月期 ※ 監査証明業務は、NTT及び国内外の連結子会社の財務諸表の監査です。 非監査業務は、国際財務報告基準に関する指導・助言業務、国内外の連結子会社の税務申告書の作成及び税務コンサルティング業務等です。内部統制
米国企業改革法404条及び金融商品取引法に基づき、財務報告に係る内部統制システムの整備を行い、その整備・ 運用状況のテスト・評価を行いましたが、特段の問題はなく、その有効性について確認することができました。 内部統制室(スタッフ22名)において、グループ全体の内部統制の整備・運用状況の検証等を行っており、グループ 各社の内部監査部門による内部監査や、その監査状況についての親会社による監査レビューの実施、グループとして リスクの高い共通項目についての統一的な監査の実施により、その有効性を検証し、強化に取り組んでいます。また、IT を含めたグループ横断的な内部統制システムの構築・運用や業務改善、更には効率化等をこれまで以上に積極的に推 進しています。内部統制の状況
Ⅰ. 内部統制システムの整備に関する基本的な考え方 (a) 当社は、内部統制システムの整備にあたり、法令の遵守、損失の危機管理及び適正かつ効率的な事業運営を目的に、損失の 未然防止、損失最小化に向けた各種対策を講じる。 (b) 上記内部統制システムの整備のため、内部統制室を設置し、規程・体制等の整備を統括するとともに、監査レビューの実施や グループとしてリスクの高い共通項目についての統一的な監査を実施することにより、内部統制システムの有効性を評価し た上、必要な改善を実施する。 (c) 米国企業改革法及び金融商品取引法に基づく財務報告に係る内部統制システムの信頼性の確保についても適切な取り組み を実施する。 (d) 社長は業務執行の最高責任者として、内部統制システムの整備及び運用について責任をもって実施する。 内部統制システムの整備に関する基本方針(抜粋) NTTは、安定株主の形成等を目的とした、いわゆる「持合い株式」を保有しておらず、また、今後も保有いたしません。 一方で、中・長期的な企業価値の向上に資するため、様々な業界のパートナーとのコラボレーションやオープンイノ ベーションの推進を事業の方針としています。こうした方針を踏まえ、必要と考える株式を保有することとしています。 政策保有株式に関する議決権行使については、投資先企業の持続的な成長と、NTT及び投資先企業の企業価値向 上の観点から、株主として適切に議決権を行使します。
政策保有株式
NTTは、株主の皆さまとの対話を重視した経営を推進しており、株主総会の場での対話はもちろんのこと、社長をは じめとする経営幹部は、機関投資家の皆さまとの個別面談や個人投資家の皆さまに向けた説明会を通じて、業績動向 はもとより、中期的な経営戦略やガバナンス等の説明・質疑応答などについても株主の皆さまとの対話を積極的に進 めています。 株主の皆さまとの対話を通じていただいたご意見等につきましては適切に共有されており、2015年5月に発表した 中期経営戦略「新たなステージをめざして 2.0」の策定にあたっても、株主の皆さまの意見も踏まえて検討・策定を実施 しました。 なお、株主の皆さまとの対話に際しては、インサイダー情報の管理徹底はもちろんのこと、フェア・ディスクロージャー (適時、公正かつ公平な情報開示)に配意して、積極的な情報開示を進めています。海外投資家の皆さまの利便性向上 のため、開示資料の日英同時開示に努めており、事業報告を含む招集通知全文についても日英同時で株主総会開催日 の1ヶ月以上前に開示しました。株主及び投資家の皆さまとの対話
取締役財務部門長を責任者とし、財務部門にIR室を設置しています。 「財務戦略委員会」等において定期的に決算状況を議論するなど、 関係各部署と連携の上、コミュニケーションを充実させています。 個別面談のほか、投資家の皆さまのニーズを踏まえたテーマ別説明 会などを開催しています。 株主や投資家の皆さまからいただいた意見を経営幹部やグループ 各社に共有し、コミュニケーションの充実に役立てています。 ディスクロージャーポリシーに基づき、公正かつ公平な情報開示を 実施しています。 統括する経営陣/取締役の指定 有機的な連携のための方策 対話手段の充実 効果的なフィードバック インサイダー情報の管理 ディスクロージャー優良企業賞 インターネットIR優良賞 (日本証券アナリスト協会) (大和インベスター・リレーションズ)
株主及び投資家の皆さまとの建設的な対話に関する方針
対話充実に向けた取り組み
IR活動関連の受賞
機関投資家の皆さま向け 個人投資家の皆さま向け 四半期ごとの決算説明会の実施(4回) 国内外のIRカンファレンスへの参加(10回) NTT IR DAY(機関投資家の皆さま向けの説明会)の 開催(1回) 国内外での個別説明会の実施(延べ400件以上) (議題:中期経営戦略・業績・ガバナンスなど) 会社説明会の実施(20回) (経営層による会社説明会3回を含む) オンライン会社説明会の実施(2回) 個人投資家フェアへの参加(1回) 施設見学会の実施(1回)健全な企業活動を推進していくためには、世界各国・各地の法令を遵守し、高い倫理観を持って事業を運営していく ことが不可欠です。その認識のもと、2002年11月に「NTTグループ企業倫理憲章」を策定しました。 憲章は、NTTグループに所属する全ての役員および社員を対象に、企業倫理に関する基本方針と具体的な行動指針 を示しています。行動指針には、大きな社会的責務を担う情報流通企業グループの一員として、不正や不祥事の防止に 努めること、企業内機密情報の漏えいを防止すること、お客さまや取引先との応接の際の過剰な供授をなくすことな ど、公私を問わず高い倫理観を持って行動することを定めています。
NTTグループ企業倫理憲章
コンプライアンス
1. 経営トップは、企業倫理の確立が自らに課せられた最大のミッションのひとつであることを認識し、率先垂範して本憲章の精神 を社内に浸透させるとともに、万一、これに反する事態が発生したときには、自らが問題の解決にあたる。 2. 部下を持つ立場の者は、自らの行動を律することはもとより、部下が企業倫理に沿った行動をするよう常に指導・支援する。 3. NTTグループのすべての役員および社員は、国内外を問わず、法令、社会的規範および社内規則を遵守することはもとより、 公私を問わず高い倫理観を持って行動する。 とりわけ、情報流通企業グループの一員として、お客さま情報をはじめとした企業内機密情報の漏えいは重大な不正行為で あることを認識し行動するとともに、社会的責務の大きい企業グループの一員として、お客さま、取引先などとの応接にあ たっては過剰な供授を厳に慎む。 4. NTTグループ各社は、役員および社員の倫理観の醸成に資するべく、機会をとらえ企業倫理に関する社員教育を積極的に実 施する。 5. NTTグループのすべての役員および社員は、業務の専門化・高度化の進展に伴い発生が懸念される不正・不祥事の予防に努 めるとともに、NTTグループ各社は、契約担当者の長期配置の是正や、お客さま情報などの保護に向けた監視ツールの充実 など、予防体制の整備を徹底する。 6. 不正・不祥事を知ったNTTグループのすべての役員および社員は、上司などにその事実を速やかに報告する。また、これによ ることができない場合は、「企業倫理ヘルプライン(受付窓口)」に通報することができる。なお、不正・不祥事を通報した役員お よび社員は、申告したことによる不利益が生じないよう保護される。 7. 不正・不祥事が発生したときは、NTTグループ各社は、迅速かつ正確な原因究明に基づく適切な対処によって問題の解決に取 り組むとともに、社会への説明責任を果たすべく、適時・適確な開かれた対応を行う。 NTTグループ企業倫理憲章 NTTグループ企業倫理憲章 WEB http://www.ntt.co.jp/csr/governance/compliance.htmlNTTグループは「国内外を問わず、法令、社会的規範および社内規則を遵守する」ことを「NTTグループ企業倫理憲 章」に明記しています。「贈賄防止」に関しては、理解し守るべき事項をまとめた「贈賄防止ハンドブック」を作成して国内 外の全社員へメールなどで周知しています。 また、NTT、NTT東日本・西日本については「日本電信電話株式会社等に関する法律」(以下、NTT法)によって収賄が 禁止されており、これに違反した場合には法的に罰せられます。各種団体への寄附・支援などについては、その内容を暴 力団対策法その他各種法規制に照らし、適法かつ適正な対象にのみ実施しています。また、NTTグループでは、どのよ うな贈賄行為への関与も決して許されるものではないという認識のもと取り組んでいます。 NTTグループにおいて、2016年度に贈収賄や寄附・支援に関わる不正は確認されていません。 NTTは、政治資金規正法に則り、政治献金は行っていません。一部のグループ会社においては、関係法令および各社 の倫理規程などに則り、各社の判断のもとで政治献金を実施しています。 サプライヤの皆さまに対しては「サプライチェーンCSR推進ガイドライン」の中で公正取引・倫理の禁止事項(9項目) を明記し、とくに主要サプライヤに対しては、CSR調達実施状況の調査を実施しています。腐敗防止・違法な政治献金・ 反社会的勢力への対応を含むコンプライアンス全般についてチェックするとともに対応強化を要請しています。2016 年度に実施したサプライヤ調査の結果、贈収賄に関するリスクは確認されていません。
政治献金
取引先への遵守要請とリスクの評価
贈収賄防止
NTTグループは事業活動における公正な競争環境を維持するため、独占禁止法を遵守しています。2016年度にお いても、独占禁止法に違反するとして行政処分を受けた事例はありません。独占禁止法遵守に向けた取り組み
NTTでは「コンプライアンスの徹底について、法令を遵守し高い倫理観を持って事業を運営していくことが不可欠」 というトップ自らの経営姿勢を見せるとともに、不正行為に関与するリスクを明らかにし、いかなる不正も許容しないこ とをグループ各社の社長が宣言しています。また、「NTTグループ企業倫理憲章」を実効性のあるものとするために、社 員向けの企業倫理研修などを実施するとともに、社員向けWebサイトで上記の宣言や企業倫理上問題となる事例に ついて詳しく解説しています。また、毎年6月と12月に社員へ向けて倫理保持の注意喚起の周知を行い、社員の理解度 向上に努めています。毎年、社員への意識調査を実施してこれら施策の実効性を測り、さらなる企業倫理の浸透に向け て取り組んでいます。 NTTグループは、全社員向けの企業倫理研修を継続的に実施してい ます。グループ各社は事業特性に応じたコンプライアンスや不正行為に 関するリスクに合わせて、研修を実施しています。2016年度の企業倫理 研修受講率は100%でした。 そのほかに、毎年役員向けのコンプライアンス研修も実施しています。 社員向けの贈賄防止のための浸透ツールとして、2014年度に贈賄防 止ハンドブックを作成し、国内外の全グループ会社にメールなどで周知し ました。同ハンドブックには、贈賄防止を徹底する社長からのメッセージを はじめ、贈賄やファシリテーションペイメントに関する基本的な情報と事 例を掲載し、全員が正しい知識と理解を得られるよう促しています。 NTTグループでは社員のコンプライアンス意識の浸透を把握するため、NTTの企業倫理担当がグループ会社も含 めたアンケートを年1回実施するとともに、グループ各社内においては業務主管部門・コンプライアンス担当部門・内部 監査部門・監査役による4層のモニタリングを通じ、企業倫理・コンプライアンスの状況について、客観的かつ多面的な チェックを実施しています。 NTTでは、内部監査部門を持つグループ会社に対し、コンプライアンスに関する監査の実施状況を確認するととも に、NTT内および内部監査部門を持たないグループ会社について、コンプライアンスの取り組み状況を直接確認して います。2016年度においては、当社を含む18社に対し、これら確認を行いました。
企業倫理研修
贈賄防止ハンドブック
企業倫理浸透のチェック体制
企業倫理憲章の浸透に向けた取り組み
社員向け企業倫理Webサイト 贈賄防止ハンドブック企業倫理ヘルプライン通報件数とその内訳 不正や不祥事の未然防止を図るために、グループ各社において内部通報のための社内受付窓口を設けているほか、 NTTが弁護士事務所に委託して、全グループ会社を対象とした「企業倫理ヘルプライン(社外受付窓口)」を設けていま す。本ヘルプラインでは、人権に関する相談や通報も受け付けています(P102参照)。これら窓口への通報者に対して、 通報したことで不当な人事(人事異動、降格など)といった不利益が生じないよう保護することを「NTTグループ企業倫 理憲章」に明記しています。窓口へ寄せられた相談や通報は各主管担当が調査・対応し、グループ各社の企業倫理委員 会で報告した上で、年1回以上の頻度でNTTの企業倫理委員会で全申告内容と対応状況をとりまとめ、取締役会に報 告しています。 企業倫理ヘルプラインで受け付けた通報件数とその内訳を把握し、サステナビリティレポートおよびCSRのWebサイ ト上で公開しています。2016年度の通報件数は365件で、前年度よりも61件増加しています。これは、日々の企業倫理ヘ ルプラインの認知度向上、信頼向上の取り組みがNTTグループ全社員へ浸透してきている結果だと考えています。
企業倫理ヘルプライン(社外受付窓口)による通報受付件数
受付窓口の設置
2014年度 2015年度 2016年度 全体 通報件数 322 304 365 コンプライアンス違反 59(3) 63(1) 103(5) ●社内ルール違反 59(3) 63(1) 103(5) ●法令違反 0(0) 0(0) 0(0) その他 263 241 262 ハラスメント 通報件数 121 119 154 コンプライアンス違反 20(0) 21(0) 33(0) ●社内ルール違反 20(0) 21(0) 33(0) ●法令違反【人権侵害等】 0(0) 0(0) 0(0) その他 101 98 121 不適切な業務処理 通報件数 81 70 77 コンプライアンス違反 9(1) 9(0) 17(0) ●社内ルール違反 9(1) 9(0) 17(0) ●法令違反【贈収賄、不正会計、偽装請負等】 0(0) 0(0) 0(0) その他 72 61 60 会社経費の私的使用 通報件数 28 37 38 コンプライアンス違反 16(2) 14(1) 16(2) ●社内ルール違反 16(2) 14(1) 16(2) ●法令違反 0(0) 0(0) 0(0) その他 12 23 22 その他 通報件数 92 78 96 コンプライアンス違反 14(0) 19(0) 37(3) ●社内ルール違反 14(0) 19(0) 37(3) ●法令違反 0(0) 0(0) 0(0)コンプライアンス違反や「NTTグループ企業倫理憲章」への違反が認められた場合は、グループ各社で定めている 懲戒規程などに基づいて対処します。減給や出勤停止などの懲戒処分のほか、ケースに応じて査定(評価)や人事異動 に反映します。 なお、2016年12月に消費者庁が改正した「内部通報制度に関するガイドライン」において実施を奨励されている、中 立・公正な「第三者評価」を2017年5月に実施し、「おおむね、適切に整備・運用されている」という評価をいただきました。 ● ヘルプラインの活用度や信頼性といった有効性を確認するため、制度と運用実態を調査 ● 規程等の制定状況、申告者への対応状況等のサンプル調査 ●「内部通報制度に関するガイドライン」の遵守状況の確認 ● 運用者へのヒアリング調査と運用上の課題等に関するディスカッション
違反が認められた場合の罰則について
第三者評価の調査内容情報通信分野における競争の激化など、NTTグループを取り巻く経営環境が激変する中で、グループ各社が抱える ビジネスリスクはますます増加しています。 NTTグループは、身近に潜在するリスクの発生を予想・予防し、万一リスクが顕在化した場合でも損失を最小限に抑 えることができるように努めています。その一環として、グループ一体となってリスクマネジメントに取り組んでいくこ とができるよう、「NTTグループビジネスリスクマネジメントマニュアル」を策定し、各社に配布しています。これは、事業 運営を取り巻く多様なリスクへの対処方針とグループ会社間の連携方法等を記載したマニュアルです。 加えて、グループ各社では、個々の事業内容や経営環境などに応じた独自のマニュアルなどを策定し、ビジネスリス クをコントロールしています。 NTTでは、適切かつ効率的な業務運営を行うために、自社におけるリスクマネジメントの基本的事項を定めた「リスク マネジメント規程」を制定し、代表取締役副社長(リスクマネジメント担当)が委員長を務め、各室部の長を委員とする「ビ ジネスリスクマネジメント推進委員会」が中心となって、継続的なPDCAサイクルに基づくリスクマネジメントを実施し ています。 NTTグループにおいては、代表取締役副社長がリスクマネジメントに関する最終責任を担い、また、各業務執行役員 が自らの所掌する業務分野のリスク管理責任を有しています。
リスクマネジメント体制
リスクマネジメント
リスクマネジメント体制図 NTT(持株会社) 全社リスクのとりまとめ (ビジネスリスクマネジメント推進委員会【委員長:代表取締役副社長】) グループ各社 経営企画部門 ディスクロージャー 委員会 技術企画部門 研究企画部門(各研究所) 財務部門 総務部門 新ビジネス推進室 グローバルビジネス推進室 全社リスクの特定 + 重要リスクの特定 提示 リ ス ク フ ァ ク タ ー の 洗 い 出 しNTTでは社会環境の変化などを踏まえ、想定するリスクや、その管理方針の見直しを随時行っています。 リスクの抽出にあたっては、ビジネスリスクマネジメント推進委員会が中心となって、NTTグループを取り巻くリスク の分析プロセスを策定し、このプロセスに則って定期的にリスク分析を実施することで、全社リスクを特定します。さら に、それらリスクの相関分析を行い、最も重大な影響を及ぼす可能性のあるリスクを「重要リスク」と特定し、その対応策 を決定します。 リスク管理項目については、ビジネスリスクマネジメント委員会において決議しています。リスクモニタリングに関し ては、各主管部門によるモニタリング状況やリスク軽減効果をビジネスリスクマネジメント推進委員会で報告するとと もに、重要リスクへの取り組み状況について内部統制室が個別に監査して次年度の取締役会で報告しています。
リスクの抽出・重要リスクの特定
次年度リスクの 管理方法、 取り組み内容の決定 リスクの 相関分析・評価 (重要リスクなど決定) リスクファクターとして開示する項目の 選定とドラフティング 全社リスク特定 年間を通じた取り組みの実施 (重要リスクなどについて各リスクの統制状 況を踏まえ、内部統制室により内部監査) リスク振り返り、 新たなリスク洗い出し (網羅的にリスクを洗い出し) 提示 各組織 各組織等 ビジネスリスクマネジメント推進委員会(委員長:代表取締役副社長) ディスクロージャー委員会 (委員長:代表取締役副社長) リスクマネジメントプロセス個人情報などの機密情報が流出した場合や不適切な取り扱いがなされた場合、NTTグループの信頼性や企業イ メージが低下し、契約者獲得や指名入札など事業への影響が生じるおそれがあります。 こういった事態を防ぐため、お客さま情報をはじめとする業務上の機密情報の取り扱いについて厳重な管理に努め ています。また「NTTグループ情報セキュリティポリシー」(P078)を制定し、管理体制の整備、情報への不正なアクセス や情報の紛失・改ざん・漏えいの防止に向けた厳格なセキュリティ対策の実施、年1回の役員研修など役員・社員への啓 発、委託先への適切な監督、マニュアル類の整備などを実施しています。 NTT、NTT東日本、NTT西日本、NTTコミュニケーションズ、NTTドコモの5社は災害基本法における指定公共機関 です。同法に基づき、災害に備えて防災に関する措置を円滑かつ適切に遂行するために、NTTグループでは「防災業務 計画」を定めています。 防災に対する備えは、最新の知見や法改正などを踏まえ、適宜見直しを続けていく必要があります。2014年6月に政 府が「南海トラフ地震防災対策推進基本計画」を改定したことなどを受けて、「防災業務計画」を改定・強化しています。 新型インフルエンザなど感染症の世界的な流行により、経済や生活に大きな影響を与える事態が生じる中、その対 策が社会的課題となっています。 2012年に公布された新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき、NTT、NTT東日本、NTT西日本、NTTコ ミュニケーションズ、NTTドコモの5社が指定公共機関に任ぜられました。これを受けて、NTTグループは2014年3月に 「新型インフルエンザ等対策業務計画」を策定し、新型インフルエンザなどの発生段階の区分に応じて、指定公共機関と しての責務の遂行および人命尊重の視点からの感染防止を講じるための具体的な計画を定めています。 また、政府が行う全体訓練と連携した対策訓練を実施するなど、新型インフルエンザなどの発生に備えた対策を実施 しています。 環境が事業に与えるリスクについては、グループ全体の環境活動を統括する環境推進室が、環境影響と財務的な影 響を指標として絞り込みを行っています。個別の施設・設備レベルにおけるリスク・機会についても、全グループ会社に 置いている環境担当と設備担当とが連携し、モニタリング・評価しています。また、将来の気候変動によるリスクに関し ては、事業活動上でのとくに重要な環境課題(P048)として、2030年までの目標を設定しています。 気候変動に関するリスクと機会についての詳細は、P056をご参照ください。
情報セキュリティリスク
災害リスク
パンデミックリスク
気候変動リスク
個別リスクへの対応
NTTグループ情報セキュリティポリシー WEB http://www.ntt.co.jp/g-policy/index.html 個人情報保護について WEB http://www.ntt.co.jp/kojinjo/index.html気候変動に基づく集中豪雨や台風などの自然災害の頻度や規模が大きくなることに起因し、通信設備の破損による サービス中断が頻発するおそれがあります。とくに110番・119番・118番などの重要通信が中断することによる2次的 混乱の発生や、早期復旧ができないことによるレピュテーションの低下などの影響が発生するおそれがあります。 このようなリスクに対して、通信ネットワークの多ルート化や、通信ビルの防災対策の強化を実施することで、自然災 害が発生した際のリスク影響の低減を図っています。さらに、災害対策用機器の充実化や災害対策要員に対する演習・ 訓練を定期的に実施し、災害が起きた場合でも迅速に復旧を行うことのできる対策を実施しています。 昨今の物理テロ・サイバーテロの増加などの世界情勢不安や、自国中心主義・ポピュリズムの台頭などの政治的な潮 流により、人材の自由な移動を制限する内向き経済化が加速することも予想されます。そうした情勢が進展すれば、海 外グループ会社を中心に労働力を確保することが困難となり、例えばサイバーセキュリティ人材の不足となった場合 は、お客さまやNTTグループ自社内で発生したセキュリティインシデントに対応できないことにより、収支やレピュテー ションの低下などの影響が発生するおそれがあります。 このようなリスクに対して、国内外のグループ会社におけるセキュリティ人材の確保に向けた採用の強化と、優秀な 人材の育成に向け、産業界で連携した育成プログラムの充実を図っています。また、最先端かつ高度なセキュリティ人 材を集めたNTT-CERTによるNTTグループの横断的なセキュリティ対応として、インシデント感知、解決、被害最小化、 発生予防などを実施しています。
新興リスク
気候変動に基づく自然災害の頻度・規模が年々大きくなっていることに起因するサービス中断リスク 内向き経済化の加速に起因する人材不足リスクNTTグループの全ての役員および社員は、国内外を問わず、法令、社会的規範および社内規則を遵守することはも とより、公私を問わず高い倫理観を持って行動しています。税務実務においても指針を整備し、社員に対する啓発など を通じ、コンプライアンスの維持・向上に努めています。