平成30年度
大阪狭山市教育委員会
大阪狭山市
全国学力・学習状況調査における
結果と分析の概要について
本調査は、文部科学省が、学校の設置管理者等の協力を得て実施するものです。
1.調査の概要
調査実施日 平成30年4月17日(火)(1)調査の目的
◇義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童生徒の学力や学習 状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図る。 ◇学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる。 ◇そのような取組みを通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する。(2)調査対象
○小学校第6学年 ○中学校第3学年 (原則として全児童生徒)(3)調査の内容
①教科に関する調査(国語、算数・数学、理科) 主として「知識」に関する問題(A) 主として「活用」に関する問題(B) ・身に付けておかなければ後の学年等の学習 内容に影響を及ぼす内容 ・実生活において不可欠であり、常に活用で きるようになっていることが望ましい知 識・技能 など ・知識・技能等を実生活の様々な場面に活用 する力 ・様々な課題解決のための構想を立て、実践 し評価・改善する力 など ※理科については、主として「知識」に関する問題と、主として「活用」に関する問題を一体的に出題。はじめに
大阪狭山市教育委員会は、市の教育施策を推進するとともに学校における指導方
法の工夫改善を図るため、平成 30 年度全国学力・学習状況調査の結果と分析を公開
します。
本市では、
「大阪狭山市教育振興基本計画」に基づく保育教育指針「さやまっ子の
夢をふくらませる教育」を掲げ、
「自分らしくいきいきと学び、さやまを愛する子」
の育成に取り組んでいるところです。各校においても、新しい学習指導要領の全面
実施に向けて、子ども主体の授業づくりや集団づくりを積極的に進めています。
今年度も、調査の結果とその分析を示すことによって、学校・保護者・市民の皆
さまと成果や課題を共有し、子どもたちの確かな学力を育む取組みをさらに進めて
いきたいと考えています。
1
②生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査 児童生徒に対する調査 学校に対する調査 学習意欲、学習方法、学習環境、生活の諸側 面等に関する調査 (例) 国語の勉強は好きですか。授業の内容はど の程度分かりますか。一日にテレビを見る 時間。携帯電話等の使用時間。読書時間。 勉強時間の状況 など 指導方法に関する取組みや人的・物的な教育 条件の整備の状況等に関する調査 (例) 学力向上に向けた取組み。指導方法の工 夫。教育の情報化。教員研修。家庭・地域 との連携の状況 など (4)平成30年4月17日に調査をした学校・児童生徒数 対象学校数 参加学校数 参加児童・生徒数 大阪狭山市立小学校 7校 7校(100%) 546人 大阪狭山市立中学校 3校 3校(100%) 475人
2.調査結果の取扱いについて
子どもたちの学力を高めるために、ご理解をお願いします。 ■本調査は、競争を目的とするものではなく、児童生徒の学力や学習状況を把握・分析することを 通して、これまでの教育活動の結果と課題を検証し、その改善を図ることをめざします。 ■本調査により測定できるのは、学力の一部であり、教育活動の一側面を示すものです。 ■本調査には、生活習慣や学校環境についての調査も含まれており、地域・家庭との一層の連携を 深めることをめざします。3.分析の方法
(1)教科に関する調査(国語、算数・数学、理科)の分析について
○結果や課題の根拠を分かりやすくするために数値やグラフを用いて示しています。 ○国語、算数・数学についてA問題(主として「知識」に関する問題)とB問題(主として「活用」 に関する問題)に分けて、問題に見られる成果と課題を正答率や無解答率とともに示しています。 ○今後の指導方法の工夫などについて質問紙調査との関係で示しています。 2(2)生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査について
生活習慣や学習環境は、学力と密接な関係があり、学力の向上を図るためには家庭と学校が連携 して取り組むことが必要です。 本市では、平成18年度に「おおさかさやま 家庭教育指針 家庭教育への 10(9+1)の提言」 を発信し、家庭とともに取組みを進めてまいりました。 本調査の分析に当たっては、その成果と課題を把握するとともに、今後さらに取組みを推進でき るよう、提言と関連のある項目について、まとめました。 さらに本市は学力向上の取組みの中心に「授業改善」を置いている点から、質問紙と授業との関 連も示しています。(3)各学校の分析について
学校ごとに、成果や課題を分析し、教育活動の改善に活かしています。 ■これまでの学校における取組みをふり返り、今後の指導改善に活かすよう学校全体で取り組 んでいます。 ■成果と課題、今後の取組み方針などについて、各学校と教育委員会が話し合い、共通理解を深 めています。2 3
○問題にみえる結果と課題
数字(%)は平均正答率(本市(全国)) 成果と課題 学習指導に当たって 国 語 A 【読むこと】 ○目的に応じて必要な情報を捉える。 3 (74.4% (73.9%)) 【伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項】 △文の中における主語と述語との関係などに注 意して、文を正しく書く。5 (25.3% (35.5%)) △相手や場面に応じて適切に敬語を使う。 7 (48.7% (56.0%)) ※主語と述語との関係の指導に当たっては、書くこと の学習とも関連を図り、児童が自分で書いた文や文 章を、主語と述語との関係に注意しながら、丁寧に 読み返していく習慣を付けることも大切である。 ※敬語を適切に使うことができるようにするために は、地域の人や保護者などと関わる学校行事などに おいて、話をしたり、案内の手紙を書いたりする学 習活動を通して、敬語を使うことに慣れるように指 導することが大切である。 国 語 B 【話すこと・聞くこと】【書くこと】 △話し手の意図を捉えながら聞き、自分の意見と 比べて考えをまとめる。1三 (28.9% (33.8%)) 【書くこと】 ○推薦するためには、他のものと比較して書くこ とで、よさが伝わることを捉える。 2三 (71.6% (70.8%)) 【読むこと】 △目的に応じて、複数の本や文章などを選んで む。 3一 (45.1% (49.4%)) ※自分の考えをまとめる際には、相手の意見と自分の 意見との共通点や相違点を整理することなどが大切 である。相手の意見を聞いて考えたことや、共感し たり納得したりした内容や事例を取り上げるなどし て、自分の考えを筋道を立ててまとめることができ るように指導を工夫することが必要である。 ※複数の資料を主体的に比べて読む児童を育成するに は、低学年のころから授業の中で意図的に複数の文 章を読む状況をつくり、「二冊目を読んだら分かっ た」「知りたいことについてもっと詳しく知ることが できた」など、複数の資料を読むことの良さを経験 し、積み重ねていくことが大切である。平均正答率は国語A・Bとも全国平均を下回る結果となりました。無解答率は全国・大阪府平均並みです。 主語と述語の関係などの「言葉の特徴やきまり」の理解や、話し合い活動等で主体的に話を聞いたり、自分 なりの考えをまとめたりする力に課題が見られました。
53
52
54.7
44
44
41.5
3
4
3.8
0% 20% 40% 60% 80% 100% 大阪狭山市 大阪府 全国国語B
正答率 誤答率 無解答率68
68
70.7
28
28
25.8
4
4
3.5
0% 20% 40% 60% 80% 100% 大阪狭山市 大阪府 全国国語A
正答率 誤答率 無解答率 4○問題にみえる成果と課題 数字(%)は平均正答率(本市(全国)) 成果と課題 学習指導に当たって 算 数 A 【数量関係・量と測定】 △針金1mの重さを求める式を選ぶ 1(3)(62.6% (65.3%)) ○面積がそろっている○アと○イの2つのシートの混 み具合について、正しいものを選ぶ 4(1)(92.3% (87.8%)) 【図形】 △円周率を求める式として正しいものを選ぶ 7(1)(41.8% (41.6%)) ※問題場面の数量の関係について、図や数直線など から的確に捉え、除数が1より小さい小数である 場合でも除法が用いられることや、その計算の意 味を理解できるよう指導する。 ※直径と円周の長さの関係について、身の回りの円 の形で長さを測定し、割合が一定であることを体 験的に理解できるようにする。その際、円周の長 さが直径の長さの何倍になるのかについて、見通 しをもつことができるようにする。 算 数 B 【図形】 ○合同な正三角形で敷き詰められた模様の中から 見いだすことのできる図形として正しいものを 選ぶ。 1(1) (76.2% (71.7%)) 【数量関係】 △一つの事柄について表した棒グラフと帯グラフ から読み取ることができることをまとめた文章 にあてはまるものを選ぶ。 3(2)(20.0% (23.9%)) ※資料を分類整理する学習では、目的に応じた必要 な情報とその収集方法を考え、収集した情報をも とに自ら結論をまとめ、数学的に表現することが 大切である。例えば、日常生活の中で見出した問 題について情報収集し、表やグラフなどに整理し たうえで考察する学習活動を充実させていくと 効果的である。
平均正答率は算数A・Bとも全国平均を上回っています。無解答率は全国平均より少ない状態を維持して います。複数の情報を関連付けたり、変化に着目したりして、考えをまとめて記述することに課題が見ら れます。
64
63
63.5
35
34
34.0
1
3
2.5
0% 20% 40% 60% 80% 100% 大阪狭山市 大阪府 全国算数A
正答率 誤答率 無解答率52
51
51.5
43
41
40.6
5
8
7.9
0% 20% 40% 60% 80% 100% 大阪狭山市 大阪府 全国算数B
正答率 誤答率 無解答率 5○問題にみえる結果と課題 数字(%)は平均正答率(本市(全国)) 成果と課題 学習指導に当たって 理 科 【物質】 ○ろ過後の溶液に砂が混じっている状況に着目 し、誤った操作に気付き、適切に操作する方法 を選ぶ。 4(1)(72.5% (71.1%)) △食塩を水に溶かしたときの全体の重さを選ぶ。 4(3)(38.2% (42.7%)) 【エネルギー】 △風が吹く方向を変えるために、モーターの回転 が逆になる回路を選ぶ。 3(1)(58.5% (63.5%)) ○目的の時間帯だけモーターを回すために、太陽 の一日の位置の変化に合わせた箱の中での光 電池の適切な位置や向きを選ぶ。 3(4)(42.6% (41.9%)) 【生命】 △腕を曲げることのできる骨と骨のつなぎ目を 表す言葉を書く。 1(3)(74.3% (79.1%)) 【地球】 ○流されてきた土や石を積もらせる水の働きを 表す言葉を選ぶ。 2(1)(86.2% (83.6%)) △上流側の雲の様子や雨の降っている所と下流 側の川の水位の変化から、上流側の天気と下流 側の水位の関係について言えることを選ぶ。 2(4)(55.8% (59.8%)) ※水に食塩を溶かしたときの体積の変化を捉えやすく するために、体積の変化は少ないので、できる限り 多くの量で行うようにし、変化を捉えやすいように して指導する。 ※「乾電池のつなぎ方を変えたときのモーターの動き 方の変化」や「乾電池の数を1個から2個に増やし たときの電流の大きさとモーターの動き方の変化」 について、両者の関係性に着目して事象を捉えられ るよう、見方・考え方を働かせ、学んだことを基に したものづくりへの適用ができるようにする。 ※実際に自分の体に触れたり、体を動かしたり、資料 等を用いて調べたりして、体験的に骨と筋肉のつく りと働きについて指導する。 ※複数の情報を関連付けながら、多面的に分析して考 察できるようにするためには、雲の様子や川の水位 などを観察した結果や、気象レーダーや雲画像の内 容など、児童が目的に応じて複数の情報を分担して 収集し、それらからどのようなことが言えるのかに ついて、話し合うことを通して情報を関連付けなが ら、多面的に分析することが大切である。
58
57
60.3
41
41
38.5
1
1
1.2
0% 20% 40% 60% 80% 100% 大阪狭山市 大阪府 全国理科
正答率 誤答率 無解答率 平均正答率は全国平均を下回りました。結果を見通して実験を構想することや、より妥当な考えをつくりだ すために、実験結果を基に分析して考察し、その内容を記述することに課題が見られました。6
○問題にみえる成果と課題
数字(%)は平均正答率(本市(全国)) 成果と課題 学習指導に当たって 国 語 A 【話す・聞く】 △話し合いの中で確認しなければならないことに ついて司会としての発言を書く。 6二(62.0%(65.8%)) 【書くこと】 △意見文の下書きに一文を書き加える意図として 適切なものを選択する。 4一(56.1%(62.8%)) 【言語事項】 ○「心を打たれた。」を文末に用いた一文を、主語 を明らかにし、「誰(何)」の「どのようなことに」 「心を打たれた」のかが分かるように書く。 8四 2(23.4%(22.3%)) ※話し合いをする際には、話し合いが課題の解決に向 かうように進め方を提案したり、話合いが効率よく 進むように指導する。 ※自分の考えが読み手に分かりやすく伝わるようにす るために、書いた文章を読み手の立場で読み返し、 伝えたい事柄等が十分に書き表せるかどうかを検 討するように指導する。 ※文を書く際には、文の成分の順序や主語と述語の照 応などを整え、伝えたいことが相手に適切に伝わる ように書くことができているかを常に吟味するよ うに指導する。 国 語 B 【読むこと・書くこと】 △「天地無用」という言葉を誤った意味で解釈して しまう人がいる理由を書く。 1 三(11.9%(13.3%)) 【話す・聞く】 ○二人に続いてする質問を書く。 2二(87.9%(88.3%)) 【書く・読む・言語事項】 △話のあらすじを学級の友達にどのように説明す るかを書く。 3三(45.1%(49.2%)) ※目的に応じて文章の内容を的確に読み取るために は、文章の中心的な部分と付加価値的な部分、事実 と意見などを読み分け、文章の構成や展開を捉えて 内容を理解するように指導する。 ※説明や発表などを聞く際には、話の内容と自分の考 えとを比較し、必要に応じて不明な部分や更に聞き たい事柄について、質問をするように指導する。 ※自分の選んだ作品のあらすじをまとめ、お互いに伝 えあい、内容を適切に表現することができているか どうかを確認し合うなどの学習活動を行う。 平均正答率は国語A・Bとも全国平均を下回っています。国語 A の領域別正答率では、「話すこと・聞くこと」 「書くこと」で課題が見られました。国語 B では、「読むこと」の領域で、文章の構成や展開を捉えて内容を 理解したり、自分の考えをもったりすることに課題が見られました。74
75
76.1
23
22
20.8
3
3
3.1
0% 20% 40% 60% 80% 100% 大阪狭山市 大阪府 全国国語A
正答率 誤答率 無解答率58
59
61.2
38
37
35.8
4
4
3.0
0% 20% 40% 60% 80% 100% 大阪狭山市 大阪府 全国国語B
正答率 誤答率 無解答率 7○問題にみえる成果と課題
数字(%)は平均正答率(本市(全国)) 成果と課題 学習指導に当たって 数 学 A 【数と式】 ○連立二元一次方程式 5x-2y=10 を解く。 3x-2y=2 3(3) (82.2%(80.0%)) 【図形】 ○五角形の一つの頂点を動かし、角の大きさを 90°に変えたときの内角の和の変化として正し いものを選ぶ。 6(2) (75.7%(75.7%)) 【関数】 △一次関数 y=2x+7 について、x の値が1から4ま で増加したときの、y の増加量を求める。 11(1) (37.6%(45.3%)) ※連立二元一次方程式を解く場面において、2つの文 字のうち一方の文字を消去して一元一次方程式に 帰着させればいいという考え方を理解し、加減法や 代入法を用いて工夫して解くことができるように 指導する。 ※辺の数が増えると内角の和が一定に増えるという 性質と、辺の数が変わらなければ形や大きさが変わ っても内角の和が一定であるという性質の2つを 理解できるように指導する。 ※xの値の増加に伴って、yの値がどのように変化す るかを調べる活動を取り入れ、xの値の増加に伴う yの増加量を求めることができるように指導する。 数 学 B 【資料の活用】 ○全校よりも 1 年生の回答用紙によるくじ引きの 方が曲 F が選ばれやすいことの理由を確率を用 いて説明する。 1(3) (36.2%(36.2%)) 【関数】 △グラフから、列車のすれ違いが起こる地点の A 駅からの道のりを求める。 3(2) (72.3%(77.7%)) 【図形】 △平行四辺形 ABCD の外側に2つの地点 E、F を取 っても、四角形 EBFD は平行四辺形になることの 証明を完成する。 4(2) (40.6%(42.4%)) ※生徒自らが 3 つの計算の順番をどのように入れ替え るかを決め、決めた順番で計算した計算結果につい て成り立つと予想される事柄を見いだし、その事柄 が成り立つかどうかを説明するといった一連の活 動の場面を設定し指導する。 ※問題解決において用いるグラフを事象に即して捉 え直す活動を取り入れ、グラフの交点を事象に即し て解釈できるよう指導する。 ※証明を読み、結論を導くために欠かせない条件や性 質を捉える場面を設定し、問題の条件を変えて、発 展的に考えることができるよう指導する。平均正答率は数学A・Bとも全国平均を下回っています。数学 A では、絶対値の意味の理解や、数量関係を 不等式を使って表現することに課題が見られました。数学 B では、「関数」や「図形」の領域の出題で課題が 見られました。
64
65
66.1
32
31
30.6
4
4
3.3
0% 20% 40% 60% 80% 100% 大阪狭山市 大阪府 全国数学A
正答率 誤答率 無解答率44
46
46.9
41
39
40.5
15
15
12.6
0% 20% 40% 60% 80% 100% 大阪狭山市 大阪府 全国数学B
正答率 誤答率 無解答率 8○問題にみえる成果と課題
数字(%)は平均正答率(本市(全国)) 成果と課題 学習指導に当たって 知 識 【化学的領域】 ○濃度が異なる食塩水のうち、特定の質量パーセ ント濃度のものを指摘できる。 2(2) (53.3%(46.9%)) 【物理的領域】 △オームの法則を使って抵抗の値を求めることが できる。 6(2) (51.4%(51.9%)) 【生物的領域】 ○視神経の働きについて知識を身に付けている。 5(1) (66.4%(57.2%)) ※みそ汁や紅茶などの濃さを調整する日常生活にお ける経験と、溶質と溶媒の質量を変化させることと を関連付けて関連付けて捉えられるように指導す る。 ※観察・実験の結果を整理して表やグラフに表し、必 要なデータを読み取ったり、規則性を見いだしたり する学習場面を設定し指導する。 ※外界からの刺激が受け入れられ、感覚神経、中枢神 経、運動神経を介して反応が起こることを、観察・ 実験や日常の経験などを通じて理解する学習場面 を設定し指導する。 活 用 【化学的領域】 △アルミニウムは水の温度変化に関係しているこ とについての新たな問題を見いだすことができ る。 8(3) (72.7%(74.0%)) 【地学的領域】 △シミュレーションの結果について考察した内容 を検討して改善し、台風の進路を決める条件を 指摘できる。 3(3) (48.2%(52.3%)) 【生物的領域】 ○「アサリが出した砂の質量は明るさに関係して いるとはいえない」と考察した理由を指摘でき る。 2(3) (77.0%(79.7%) ※生徒の多様な疑問を受け入れ、生徒が主体的に探究 を深めるように助言しながら、授業の週末に探究の 過程を振り返り、新たな疑問をノートやワークシー トに記録する学習場面を設定し、指導する。 ※台風の進路に影響を与える複数の条件を制御でき る台風のシュミレーションを行う学習場面を設定 し、はじめに個人で考え、次に個人の考察をグルー プで実験の条件や結果に照らして適切であるかと いう視点から検討し改善できるように指導する。 ※はじめは個人で実験の結果を分析・解釈して考察 し、つぎに個人の考察をグループで検討するような 学習場面を設定し指導する。グループで考察を検討 する際には、他者の考察を科学的な根拠を明らかに して、根拠とした観察・実験の結果の分析・解釈の 妥当性について検討できるように指導する。平均正答率は全国平均を下回りました。「知識」に関する問題は全国平均とほぼ同じですが、「活用」に関す る出題で課題が見られました。また、記述式の問題で課題が見られたため、今後は授業で取り組んだ実験の 過程や結果、考察した内容等を、ノートに効果的に記録する学習活動を充実させていきます。
65
64
66.1
29
30
28.9
6
6
5.0
0% 20% 40% 60% 80% 100% 大阪狭山市 大阪府 全国理科
正答率 誤答率 無解答率 9「おおさかさやま家庭教育への10の提言」に関係する項目について、本年度の本市の結果を、平成28・29 年度の本市の結果および本年度の全国結果と比較しました。 数字は、「当てはまる」「どちらかといえば当ては まる」等、設問に対しての肯定的な回答の合計(%)を表しています。 ○読書が好きですか ○今住んでいる地域の行事に参加していますか ○毎日,同じくらいの時刻に起きていますか ○毎日,同じくらいの時刻に寝ていますか ○朝食を毎日食べていますか ○家の人(兄弟姉妹を除く)と学校での出来事について話をしますか ○人の役に立つ人間になりたいと思いますか ○学校の規則を守っていますか ○自分には,よいところがあると思いますか 中学校 小学校 10
◇「家庭教育への10の提言」との関連項目以外で80%以上の児童生徒が肯定的な回答をした
主な項目
※( )内は平成29年度の本市の結果<小学校>
○家で、学校の宿題をしている・・98.0%(97.6%)
〇いじめは、どんな理由があってもいけないことだと思う・・97.6%(95.9%)
○テレビのニュース番組やインターネットのニュースを見ますか(携帯電話やスマート
フォンを使ってインターネットのニュースを見る場合も含む)・・84.5%(84.1%)
<中学校>
○家で、学校の宿題をしている・・92.6%(88.3%)
〇いじめは、どんな理由があってもいけないことだと思う・・92.6%(93.1%)
○テレビのニュース番組やインターネットのニュースを見ますか(携帯電話やスマート
フォンを使ってインターネットのニュースを見る場合も含む)・・81.7%(86.2%)
おおさかさやま家庭教育への 10 の提言
1.他の子と比べずに、認めて、褒めて、自信を
2.
「だめなことはだめ」―親としての躾と言動規範を
3.
「目を離さず、手を放す」の心構えを
4.家庭において一人ひとりに役割分担を
5.コミュニケーションの取り合える時間の確保を
6.明るい挨拶が交し合える家庭を
7.十分な睡眠時間とバランスのとれた食生活を
8.自然や人と触れ合える遊びや活動の場を
9.伝えよう、先人の知的財産である本の面白さを
10.ご家庭ならではの約束事を
小・中学校で「人の役に立つ人間になりたいと思いますか」という質問に対して、肯定的に回答した児童生 徒の割合が高い水準を維持しています。さらに、小・中学校で「自分には、良いところがあると思いますか」 という質問に対して、肯定的な回答をした児童生徒の割合が年々増加しています。各学校では委員会活動だけ でなく、班活動や係活動の中で一人ひとりが役割を担い、責任感を持って活動ができるよう取り組みを進めて います。自分のためだけでなく、仲間のために行動することは、子どもたちの自己有用感を育む上でとても重 要な経験です。そのために、子どもたちのがんばりを丁寧に評価し、しっかりと褒めて自信をつけられるよう に努めてまいります。 また「朝食を毎日食べていますか」「毎日、同じくらいの時刻に起きていますか」という質問に対する回答 の状況は、昨年度と比較してやや低下しているものの、高い水準を維持しています。その一方で、「読書が好 きですか」という質問に対する肯定的な回答率が低いのが課題といえます。基本的な生活習慣を身に付けるこ とは、児童生徒の自立を促し、自発的に学んでいく心を育む上でとても大切です。また、読書活動を通して新 たな知識と出会ったり、先人の生き方を学んだりと、生きていく上で大切な情報を得ることができます。学校 でも様々な機会で啓発・指導してまいりますので、今後も引き続きご家庭のご理解とご協力をよろしくお願い いたします。 マスメディアの多様化により、様々な情報源を介して児童生徒は情報を得ています。膨大な情報から正し いものを選び取るために、メディアリテラシーを身につけなければなりません。学校でも指導してまいりま すので、ご家庭においてもご協力をよろしくお願いいたします。 11Ⅰ-①. 質問紙調査「書く(記述)問題」について
書く問題に関する質問について、小学校では、「算数・理科」ともに、『全ての書く問題で最後 まで解答を書こうと努力した』という項目で、全国・府平均値を上回りましたが、中学校では、 「数学・理科」ともに同様の項目で、全国・府平均値を下回りました。一方で市・府・国におい て、小学校と中学校を比較すると、無解答や書くことを諦めるなど、中学校での書くことへの課 題が見られました。 12
Ⅰ-②. 質問紙調査「授業との関係」について(小学校)
上記の3つの質問紙項目は、新しい学習指導要領の柱である「主体的・対話的で深い学び」につ ながる内容です。「当てはまる」「どちらかといえば、当てはまる」の肯定的な回答について、大阪 府と全国の平均を上回りました。日々の学習において、ペアやグループで考えを出し合い、全体で 意見を発表して話し合い、考えを深めるといった活動を行ってきた成果であると考えます。今後も 継続していくとともに、「相手にうまく伝えるためには、どのような工夫が必要なのか?」といった ことを、子どもたちが主体的に考えられるような授業づくりを進めてまいります。 13Ⅰ-③. 質問紙調査「授業との関係」について(中学校)
小学校の結果と違い、肯定的な回答が全国平均を下回る結果となりました。特に、「課題の解決に 向けて、自分で考え、自分から取り組んでいたと思いますか」の項目では、大阪府の平均も下回り ました。 これらの結果から、日々の授業が子ども主体にはなっていないと考えられます。 今回の結果を3年生だけのものと受け止めるのではなく、学校全体で日常の授業について振り返 り、改善のための取組みを進めていくことが、次なるステップへとつながるはずです。 14Ⅱ. 質問紙調査と学力調査との関係から
生活習慣や学習状況と、学力との関連が深かった項目を示しました。
15