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全文

(1)

10/06/'10

半導体電子工学 II

半導体電子工学II

神戸大学工学部 電気電子工学科

小川 真人

(2)

他講義との関連

積み重ねが大事←積み残すと後が大変

2008

2009

2010

2 半導体電子工学 II

2011

10/06/'10

(3)

量子物理工学Ⅰ

3

(4)

半導体電子工学 II

ICの素子を小さくする利点

(C) Shogakukan & G. Aoyama

左目のレンズにレーダー画面が表示される。

発信器からの信号をキャッチすると、レーダー画面にその場所が表示さ

れ、半径20km以内なら、追跡可能。

少年探偵団バッチと犯人追跡用ボタン型発信器の位置を、追跡するこ

とが出来る。 メガネの先の、右が盗聴器で、左がイヤホン

このくらいのだったらなぁ⇒素子の微細化が必要

「アガサ博士,もっと小さ

く,高機能にしようよ。」

ツカモト

博士,もっと小さ

く,高機能にしようよ。」

10/06/'10

4

(5)

10/06/'1

半導体電子工学 II

将来のナノテクノロジー

この授業でお話

しできる範囲

皆さんの研究

(6)

半導体電子工学 II

半導体電子工学IIでは…

古典的シミュレーション:流体モデル

ドリフト・ディフュージョン

対象:主にMOSFET

「集積回路工学」(4年生)につながるように

集積回路工学研究につながるように

デバイス・物性研究につながるように

一日に少なくとも1時間勉強する習慣づけをして

ください

復習

10/06/'10

6

(7)

10/06/'1

半導体電子工学 II

日付

内容(予定)

備考

1

10月 6日

半導体電子工学Iの基礎(復習)

2

10月13日

pn接合ダイオード(1)

3

10月20日

pn接合ダイオード(2)

4

10月27日

pn接合ダイオード(3)

5

11月 10日

MOS構造(1)

6

11月17日

MOS構造(2)

7

11月24日

MOS構造(3)

8

12月01日

MOSFET(1)

9

12月 08日

MOSFET(2)

10

12月15日

MOSFET(3)

11

12月22日

講演会 (LR501)

12

1月12日

MOSIC(1)

13

1月19日

MOSIC(2) Bipolar Device (1)

14

1月26日

期末試験直前対策?

15

2月2日/9日

全体の内容

10/06/’10

(8)

1.

基本方程式

‹

キャリア密度の式

‹

フェルミレベルの位置の計算

‹

ポアソン方程式

‹

電流密度の式

‹

連続の式

2. pn接合

a. 接合の形成

b. pn接合中のキャリア密度分布

c.

拡散電位

d. 空乏層幅

e. 電流-電圧特性

本日の内容

8 半導体電子工学 II

10/06/'10

(9)

Siの結晶構造

・大きさを覚えよう。

単位

にも注意しよう

(10)

絶対零度でのSi結晶

(bond picture & band picture)

・大きさを覚えよう。・

単位

にも注意しよう

電子が詰まっ

ている

電子は

いない

10

(11)

半導体電子工学 II

室温でのSi結晶

(

bond picture

&

band picture

)

電子は

熱励起されて

少しいる

電子が抜けて

正孔が生じる

イメージを

つかもう

10/06/'10

11

(12)

N型半導体,P型半導体

イメージを

つかもう

半導体電子工学 II

(13)

N型半導体

半導体電子工学 II

(14)

10/06/'1

半導体電子工学 II

ドナとアクセプタ

(bond picture & band picture)

(15)

Si

の基本定数 (使えるようにしておこう)

意味

記号

Si

良く用いられ

る単位

右の単位に

換算すると

いくらになる

か?

MKS単位

エネルギーギャップ

Eg

1.12

eV

J

真性キャリア密度

n

i

1.5x10

10

cm

-3

m

-3

比誘電率

K

Si

11.7

格子定数

a

0

0.543

nm

m

15

(16)

半導体電子工学 II

基本方程式

(古典的デバイスシミュレーション)

キャリア密度の式

1.38)

電流密度の式

1.64a,65a)

連続の式

(1.

96)-(1.98)

ポアソン方程式

1.123)

( )

( )

(

)

A D

N

N

n

p

K

q

K

x

dx

x

d

=

=

+

0 0 2 2

ε

ε

ρ

φ

E

qn

dx

dn

qD

J

n

=

n

+

μ

n

E

qp

dx

dp

qD

J

p

=

p

+

μ

p

( )

( )

( )

( )

t

x

R

t

x

G

t

x

J

x

q

t

t

x

n

n n n

,

,

,

1

,

+

=

( )

( )

( )

( )

t

x

R

t

x

G

t

x

J

x

q

t

t

x

p

p p p

,

,

,

1

,

+

=

10/06/'10

16

習った

覚える

(17)

キャリア密度の式

(18)

フェルミ準位とキャリア密度との関係

„

キャリア密度の式

n

i

=1.5×10

16

[m

-3

]

(Siの場合)

・大きさを覚えよう。・

単位

にも注意しよう

相馬

土屋

FD分布関

18

(19)

半導体電子工学 II

中性半導体のフェルミ準位の計算法

中性半導体

電荷中性条件

負電荷と正電荷が同じ量

9 N,N

D

≫p,N

A

のとき (n型半導体)

9 p,N

A

≫ N,N

D

のとき (p型半導体)

9それ以外

0

=

+

+

n

N

A

p

N

D

電子密度

[m

-3

])

アクセプタ密度

[m

-3

])

ドナ密度

[m

-3

])

正孔密度

[m

-3

])

10/06/'10

19

(20)

前頁の式から考えてみよう

n型半導体のフェルミ準位

p型半導体のフェルミ準位

上で使った近似が使えないとき

Boltzman近似が使えないとき

半導体電子工学 II

10/06/'10

20

(21)

pn積一定の法則

(質量作用の法則)

半導体電子工学 II

熱平衡状態(バイアス

なし,光照射なし)

非平衡状態(バイアス

印加時など) p, nそれ

ぞれのフェルミレベル

が異なるので

const

n

T

k

E

E

n

T

k

E

E

n

pn

i B i F i B F i i

=

=

⎟⎟

⎜⎜

×

⎟⎟

⎜⎜

=

2

exp

exp

2 2

exp

exp

exp

i B Fp Fn i B i Fn i B Fp i i

n

T

k

E

E

n

T

k

E

E

n

T

k

E

E

n

pn

⎟⎟

⎜⎜

=

⎟⎟

⎜⎜

×

⎟⎟

⎜⎜

=

10/06/'10

21

(22)

自己チェック

9 フェルミ準位とキャリア密度との関係は?

9 電荷中性条件とは?

9 外因性半導体の中性領域(中性半導体)での

フェルミレベルは計算できる?

9 キャリア密度の式(Boltzmann近似)の導出は?

9 Boltzmann近似ってなんだっけ?

9pn積一定の法則

10/06/'10

半導体電子工学 II 22

(23)

出てきた用語

半導体

伝導帯

価電子帯

バンドギャップ

真性半導体

外因性半導体

中性半導体

電荷中性条件

キャリア密度の式

フェルミレベル(フェルミ準位)

pn積

10/06/'10

半導体電子工学 II 23

(24)

値を覚えて量の感覚を身につけよう!

記号

意味

単位

Boltzmann定数

1.38×10

-23

J/K

電子の電荷(絶対値)

1.60×10

-19

C

真空の誘電率

8.85×10

-12

F/m

0.026

(T=300K)

V

B

k

e

0

ε

e

T

k

B

/

他にも必要なものがあったら自分のノートに表を作ってみよう*

)

(期末試験対策や他の科目の受講の時に役に立つ)

・ Planck定数は?

・ 光速は?

・ SiやGeやGaAsの物性定数は?

*

)表を書くのが面倒だって? それなら適当な文献からコピーして貼り付けておいたら? 24 半導体電子工学 II

(25)

ポアソン方程式

(26)

ポアソン方程式

„

ポアソン方程式

ガウスの法則

(忘れたら復習しよう)

電磁気I (喜多)

量子物理I(小川)

( )

( )

(

)

A D

N

N

n

p

K

e

K

x

dx

x

d

=

=

+

0 0 2 2

ε

ε

ρ

φ

10/06/'10

半導体電子工学 II 26

(27)

電流密度の式

(28)

E

qn

dx

dn

qD

J

n

=

n

+

μ

n

dx

dn

qD

J

=

n

J

n

=

qnv

d

=

qn

μ

n

E

電流密度の式

„

電流密度の式

E

qn

dx

dn

qD

J

n

=

n

+

μ

n

qp

E

dx

dp

qD

J

p

=

p

+

μ

p

マイナスに注意

10/06/'10

半導体電子工学 II 28

原田

ノート

(29)

10/06/'1

半導体電子工学 II

拡散電流

(30)

半導体電子工学 II

ドリフト電流,拡散係数と移動度との関係

散乱(イオン化不純物散乱,

フォノン散乱)を受ける

(31)

自己チェック

9 ドリフトとは?

9 拡散とは?

9何故電界で無限に加速されないの?

9アインシュタインの関係式とは?

• Siの電子の移動度はどの程度の値?

• Siの正孔の移動度は?

10/06/'10

半導体電子工学 II 31

(32)

連続の式

(33)

連続の式(粒子数保存)

連続の式

(忘れたら復習しよう)

電磁気I (喜多)

量子物理I(小川)

10/06/'10

半導体電子工学 II 33

(34)

キャリアの発生と再結合

再結合

発生

光による発生

α線による

発生

直接再結合 トラップを

介した再結合

SRH再結合)

電磁気学の連続の式と違う所だ

10/06/'10

半導体電子工学 II 34

(35)

トラップを介した再結合

(

)

⎟⎟

⎜⎜

+

+

=

T

k

E

E

n

p

n

n

pn

N

A

U

B

i

t

i

i

t

cosh

2

2

0

10/06/'10

半導体電子工学 II 35

(36)

その他の発生・再結合メカニズム

バンド間再結合(

band to band recombination)

s th st B t i i i S

N

v

T

k

E

E

n

n

p

n

pn

U

σ

⎟⎟

⎜⎜

+

+

=

cosh

2

2

(

2

)

i

n

np

B

U

=

発光再結合など(バンド内のキャリア密度の積に比例)

表面再結合(

surface recombination)

st

N

:surface trap

density

m

-2

Auger再結合(Auger recombination)

3つのキャリアが関係する再結合

2個の電子が衝突して1個は正孔と再結合して消滅し、エネルギーを他の1個に与える。

(

2

)

(

2

)

i p i n A

C

n

np

n

C

p

np

n

U

=

+

10/06/'10

半導体電子工学 II 36

(37)

光によるキャリア発生

ph

ph

h

e

E

I

G

G

=

=

α

■入射光強度

I

ph

[Wm

-2

],吸収係数 α [m-1],

フォトンエネルギー

E

ph

[J](>

E

G

)によるキャリア発生率。

V

E

h

e

G

G

=

C

E

)

(

g

ph

E

E

=

h

ω

>

10/06/'10

半導体電子工学 II 37

(38)

連続の式

x

dx

x

+

( )

x

J

e

J

(

x

dx

)

e

+

C

E

V

E

e

G

e

R

電流連続の式より

( )

( )

( )

( )

t

x

R

t

x

G

t

x

J

x

q

t

t

x

n

n

n

n

,

,

,

1

,

+

=

( )

( )

( )

( )

t

x

R

t

x

G

t

x

J

x

q

t

t

x

p

p

p

p

,

,

,

1

,

+

=

マイナスに注意

10/06/'10

38

(39)

ポアソン

方程式

電子

正孔

キャリア密

度の式

電流密度

の式

連続の式

基本方程式

(

ε

ψ

)

=

ρ

( )

( )

ε

ρ

ψ

x

dx

x

d

=

2 2

⎟⎟

⎜⎜

=

T

k

E

E

n

n

B i F i

exp

⎟⎟

⎜⎜

=

T

k

E

E

n

p

B F i i

exp

n

qD

E

qn

J

n

=

μ

n

+

n

J

p

=

qp

μ

p

E

qD

p

p

( )

( )

( )

( )

t

x

R

t

x

G

t

x

J

x

q

t

t

x

n

n n n

,

,

,

1

,

+

=

( )

( )

x

t

G

( )

x

t

R

( )

x

t

J

x

q

t

t

x

p

p p p

,

,

,

1

,

+

=

10/06/'10

半導体電子工学 II 39

(40)

pn接合

(41)

n型半導体とp型半導体接合直後

(42)

np接合形成終了

(43)

10/06/'1

半導体電子工学 II

pn接合内のキャリア密度

F

E

in

E

ip

E

( )

x

E

i

⎟⎟

⎜⎜

=

T

k

E

E

n

n

B in F i n

exp

⎟⎟

⎜⎜

=

T

k

E

E

n

p

B F in i n

exp

( )

⎟⎟

⎜⎜

=

T

k

x

E

E

n

n

B i F i

exp

( )

⎟⎟

⎜⎜

=

T

k

E

x

E

n

p

B F i i

exp

⎟⎟

⎜⎜

=

T

k

E

E

n

n

B ip F i

exp

⎟⎟

⎜⎜

=

T

k

E

E

n

p

B F ip i

exp

43

(44)

Pn接合内のキャリア分布(2)

(45)

拡散電位

拡散電位

⎟⎟

⎜⎜

=

ln

2

i

A

D

B

bi

n

N

N

q

T

k

φ

i Fn

E

E

Fp i

E

E

bi

φ

10/06/'10

半導体電子工学 II 45

(46)

空乏層幅

( )

ε

ψ

Si D

K

qN

dx

x

d

=

2 2

( )

(

x

w

)

x

K

qN

x

n Si D

2

2

0

+

=

ε

ψ

( )

(

x

w

)

x

K

qN

x

p Si A

2

2

0

=

ε

ψ

p

A

n

D

w

N

w

N

=

(

)

( )

p

n

bi

w

w

V

=

ψ

ψ

(

D

A

)

A

D

bi

si

p

n

N

N

N

qN

V

K

w

w

w

=

+

=

2

ε

0

+

10/06/'10

半導体電子工学 II 46

(47)

(付)Gaussの法則

=

Volume

Surface

A

n

dS

A

d

r

どうやって導くのだったでしょうか?

10/06/'10

半導体電子工学 II 47

(48)

半導体電子工学 II

(付) キャリア密度の厳密な計算

半導体電子工学 II

( ) ( )

( )

η

π

2 / 1 2 / 3 2 * 2

exp

1

1

2

2

1

F

N

dE

T

k

E

E

E

E

m

dE

E

f

E

g

n

C E B F C n E C FD c c

=

⎟⎟

⎜⎜

+

⎟⎟

⎜⎜

=

=

∞ + +∞

h

Boltzmann近似が

成立する領域

Boltzmann近似が

成立しない領域

T=300K

状態密度=

座席の数

分布関数=席

の占有割合

~3k

B

T

相馬

p.84

10/06/'10

48

参照

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