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相談したい場合 の窓口は 区市町村のDV 相談窓口 警察の生活安全課 そして配偶者暴力相談支援センターです 配偶者暴力相談支援センターは 東京都には2か所 東京ウィメンズプラザと東京都女性相談センターがあります 区市町村のDV 相談窓口は 配偶者暴力相談支援センターがある場合はそこに それ以外は各福

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1 平成27年度配偶者暴力(DV)防止講演会 配偶者暴力による“心の傷”とケア 講演2 これだけは知っておきたい法律のしくみと相談先 講師 東京ウィメンズプラザ 職員 ●DV被害とストーカー被害 内閣府の調査によると、既婚女性の約4人に1人、既婚男性の約6人に1人 にDVの被害経験があり、被害女性の4割、男性の8割はどこにも相談してい ないことがわかります。 一般に混乱しやすいので、「デートDV」と「ストーカー被害」の違いをお話 しします。DVは、既婚・未婚を問わず親密な間柄の男女間の暴力ですが、そ こに「デート」という言葉がつくと、デートをするような間柄(交際相手)で 起こる暴力のことになります。もし交際しているときに暴力があれば、被害者 が「別れたい」と思うのは健康な反応です。しかし相手が「別れたくない」と 言うことも多く、その後つきまといが始まることを「ストーカー被害」といい ます。 DV相談支援センターへの相談件数は、平成 26 年度のデータは全国で 10 万 件を超えており、年々増加しています。 「配偶者間による犯罪被害者」によれば、平成 26 年度の検挙数は、傷害が 2,697 件、暴行が 2,953 件ですが、近年増加しています。ストーカーを含めて深刻な 事件が非常に増加しており、全国的に警察庁が人身の安全に力を入れる体制を 作り対応していることもその要因と言えるでしょう。 ストーカー被害は、女性の約 10%、男性の約4%が被害あっている実態があ ります。相談先は、友人や知人、家族、親戚が非常に多く、警察は約8%です。 しかし「だれにも相談しなかった」人が約 30%もいることは課題です。長い間 被害を受ける前に、早期に対策を打つ必要があると思います。 ●DV防止法とそのしくみ 正式名称は、「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律」で す。平成 13 年に、超党派の女性議員を中心に議員立法で成立しました。平成 25 年に第三次改正され、(元)同居の交際相手も保護命令の対象とするなど、少し ずつ改善されています。 DV防止法は、被害者のもつ三つのニーズ「相談したい」「配偶者から逃れて 避難したい」「配偶者を引き離してほしい」に対応するしくみを規定しています。

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2 「相談したい場合」の窓口は、区市町村のDV相談窓口、警察の生活安全課、 そして配偶者暴力相談支援センターです。配偶者暴力相談支援センターは、東 京都には2か所、東京ウィメンズプラザと東京都女性相談センターがあります。 区市町村のDV相談窓口は、配偶者暴力相談支援センターがある場合はそこに、 それ以外は各福祉事務所と男女平等参画センターです。 「配偶者から逃れたい場合」には、「一時保護」を求めることができます。「配 偶者を引き離してほしい場合」には「保護命令」という制度があります。これ は身体的暴力又は生命・身体に対する脅迫がある場合、被害者本人が地方裁判 所に申し立てると、裁判所は相手方を呼び出し審尋をしたうえで、「被害者に近 寄ってはいけない」という命令を出す制度です。支援の流れは下記の図のとお りです。 ●一時保護 「配偶者から逃れたい場合」には、「一時保護」の制度があります。被害者は 区市の福祉事務所等に連絡すると、「一時保護」の相談ができます。被害者の意 思を尊重するため、相談員はご本人との面接相談を心がけています。 夜間・休日は、最寄りの警察署に通報(又は 110 番)をして、必要な支援を 相談してください。緊急避難が必要な場合は、シェルター等への一時保護を求 めることが可能です。ひとまず一時保護で身の安全を確保したのち、区市の相 談員が被害者の元に出向いて話を伺い、その後のことを決めていきます。 ●保護命令 「保護命令」は、加害者を引き離すことで被害者の安全を確保する制度です。

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3 かつて身体的暴力又は生命・身体に対する脅迫があった事実と、今後生命や身 体に重大な危害が及ぶおそれがある場合に発令されます。本人や子供、親族に 近寄ることを禁じる「接近禁止命令(6か月)」と、一緒に住んでいた家から加 害者が出ていく「退去命令(2か月)」の2種類があります。 申立ては、被害者自身でできますが、準備の際は配偶者暴力相談支援センタ ーまたは警察で支援してもらえます。書類をそろえ、東京地方裁判所に申立て を行い書類が受理されると、裁判官は申立人と面接を行い、その後相手方の審 尋を行った後に発令します。申立てから発令までの日数は 10 日ぐらいが平均で す。発令後は安全確保のため警察の支援が受けられます。被害者が家から離れ て安全を確保したいときに、早急に対応できる制度として作られています。 ●ストーカー規制法による対応 ストーカー被害を受けた時の相談先は、先程のDVの場合と同じ相談窓口に なります。しかし、ストーカー規制法による具体的な支援の相談は、警察署の 生活安全課です。支援の流れと具体的概要は下記の図のとおりです。 被害者のニーズ(処罰してほしい、警告してほしい、被害防止の援助を受け たい等)を確認したのち、その相談内容に応じて、被害の届出、「警告申出書」 の提出や「援助申出書」の提出をします。暴行や傷害、脅迫等など刑法の処罰 対象になるものがある場合は、それらも被害の届出を行います。危険を感じる

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4 場合は警察相談は必須ですが、誰でも一人では相談に行きづらいと思います。 親や友人、支援者などが同行することはとても有効だと思います。 ●配偶者暴力相談支援センター 東京都の配偶者暴力相談支援センターは、東京ウィメンズプラザと東京都女 性相談センターです。前者は、都の男女平等参画センターでもあり、相談事業 以外に研修や啓発事業等を行っています。後者は、相談とともに一時保護を行 っています。どんなことでも相談したいときは、以下の3か所にご連絡くださ い。 東京ウィメンズプラザ 03-5467-2455 9時~21 時 (年末年始を除く毎日) 東京都女性相談センター 03-5261-3110 月~金 9時~20 時 (土日、祝日、年末年始を除く。) 同上 多摩支所 042-522-4232 月~金 9時~16 時 (土日、祝日、年末年始を除く。) ●東京ウィメンズプラザのDV被害者支援 相談事業は電話による一般相談が基本ですが、必要に応じて面接相談(予約 制)もしています。一般相談のほか、法律相談、精神科医師による面接相談や 男性のための悩み相談も行っています。 その他では、東京都の配偶者暴力相談支援センターとして啓発活動や支援者 向け研修を行っています。啓発活動では、本日のDV防止講演会のように多く の方にDVについての理解を深めていただき、DV防止を推進することをめざ しています。 支援者向け研修は、DV被害者の支援を行う支援者を対象に多様な企画を行 っています。支援者自身の安全を確保し、二次被害を予防することでよりよい 支援を提供することが大切だと考えています。関係機関のみなさまに届くよう に広報していますので、ぜひ活用をしてください。 ●おわりに DVやストーカーについて相談された時、どのように対応したらいいのかと いうことについてお話しします。相談された時、残念なことですが対応した人 の言葉で相談者が傷ついてしまうことを「二次被害」と言います。 大切なのは、その方の意見や考えを尊重することです。暴力があってつらい とおっしゃっているけれど、その一方で別れたくない、すぐには逃げられない

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5 という気持ちや事情があるかもしれない。そこをよく汲み取り、ゆっくり話を 聞き焦らせないことが大切です。こうしたほうがいいという聞き手のご意見は 逆効果になることもあります。そして、つらい話をしてくださったことにあり がとうと伝えてください。 「男性なのに被害を受けているのはおかしい」とか、「お母さんだからもっと しっかりしてもらいたい」と思うとしたら、それは聞き手自身の価値観だと自 覚して、被害者に押しつけてはいけません。すでに悩んでいる被害者への「二 次被害」になりかねません。 DVやストーカー被害に気づいたときは、専門のサポートを受けることが解 決の糸口につながります。親族だけで何とかしようとすると難しい局面になる こともあります。行政窓口や警察の相談先の他、民間団体の支援や法律関係の 支援窓口の存在も知っておくとよいでしょう。 まずはその方の気持ちをじっくり伺い、相談先を伝えてください。情報カー ドやリーフレットなど相談先の情報は、被害者の安全に配慮して活用していた だきたいと思います。 -了-

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