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せん断破壊する正方形中空スラブの荷重変形曲線について : 直交異方性鉄筋コンクリートスラブの荷重変形特性に関する実験および解析的研究 (Part 3)

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全文

(1)

【論  文

1

UDC  :624

073 :624

012

45 :624

042 日本建築学 会 構 造系論文 報告 集 第 389 号

昭和 63 年7 月

断破

正 方形 中空

荷 重 変 形 曲線

直交異 方性 鉄 筋

コ ンク リ

トス ラ ブの

荷 重 変形 特性

する

お よ び

析 的研 究

Part

 

3

正 会 員 正 会 員

森    村

藤    谷

* *  §

1.

序  論  周 辺拘 束は りを もつ 直交 異 方 性 鉄 筋コ ンク リ

ト (以 後

RC

と称す) 正 方 形ス ラ ブ 〔充 実ス ラ ブ

中空ス ラ ブを さ す)の耐 力は

曲 げ 以 外に面 内 圧 縮 力

せ ん断力 および周 辺 拘 束は りの影 響を受け る た め, 解析的に荷 重 変 形 曲 線を厳 密に追跡す るこ とは非 常に困 難で ある

し たがっ て

筆 者 等は厳密解で な く大胆 な仮 定 を用い た簡 便な方 法で 直交異方 性正 方 形RC ス ラ ブの荷 重 変 形 曲 線を近 似 的に求め るこ と を 目的に研 究3)4) っ てき た。  その結 果

筆者等は前 報4} で, 曲 げ破 壊する周 辺 固 定 直交異方 性正 方 形

RC

ス ラブ を対 称に曲 げ と面 内 圧 縮 力を考慮し

二段階の形 仮 定 を仮 想 仕 事 式に適 用して 誘 導 した荷 重 変 形 曲線 式を提案し た。 その提案式は, ス ラ ブ周 辺 拘 束はり の影 響に よっ て若干差異を生 ずるが, 実 験か ら得た荷重 変形曲線と比較的よ く近 似す る傾 向 を 示すこと がわ かっ た

し か し

曲 げ破 壊し た直交異方性

RC

ス ラ ブの中で中 空 部 周 辺に ス パ イラル形のせ ん断 補 強 筋 を 中 空 方 向に施し た空ス ラブ5

4cm 厚の供 試 体 は 実験値の荷 重 変 形 曲線よ り提案式か ら求めた荷 重 変 形曲線の方が最 大耐力時で荷 重

変 形 と も大き く な る傾 向を示 し た

この原 因 として は 「中 空ス ラブは

断 面内 に中 空 部が

方向に

列に並ん であい て い る ため

ス ラ ブ変形 状 態の進 行に伴っ て中 空 部 周 辺に応 力 集中が起こ り

その た めに その部 分がひび割れ を生じ

そ れ がス ラブ 耐力お よ び中央た わ み量 等に影 響を与え た」と考え ら れ る。 ま た

方, せ ん断 補 強 を施 さない中 空ス ラブの 供 試体は すべ てせ ん断破 壊し, 早 期に耐 力 を失 う傾向を 示 した。 こ の た め

上 述の ことは, 中 空ス ラブ が充 実ス ラブに比べてせ ん断 力の影響を強く受け ると考えられ

そ の荷重変形曲線を求め るには提 案 式にせ ん断の影 響を 考 慮に入 れて導く 必要が ある ことを示 唆し て い る。 その  日本建 築 学会 中 国

九州 支 部 研究 報告1}(1987年3月)と 日本 建 築 学 会 大 会 学 術 講 演 梗 概 集21 (1987 年 10 月 }に掲 載

本 論 文は

そ れ ら を ま と め た も の で あ る

  , 近 畿 大 学   講 師  紳 広 島 大 学  助 教 授

工 博     〔昭 和 62年10月27日原 稿 受理) よ うなこ と か ら

正方 形

RC

中空ス ラ ブの析 方 法と して

せ ん断 補 強を施さ ない場合の 正 方 形

RC

中 空ス ラブの荷 重変形曲線を求め ること は

非 常に重 要なこと であ る。

 

そこ で, 本 論 文は両 端 固 定

方 向 性 RC 中 空ス ラ の せん断 耐 力 判 定 式を誘 導し

その判 定 式を前 報の直 交 異 方 性正方 形 RC ス ラブの荷 重 変 形 曲 線 式に適 用して

せ ん断 補 強を施さ ない場 合の正方 形 RC 中 空ス ラ ブの 荷重 変形曲線を求め

せ ん断破壊 し た実 験 値の正 方 形 RC 空ス ラブの荷重変形曲線と 比較 検討 し た

 §

2.

解析に用い る仮 定   本論文は

せ ん断 破 壊を考慮し た直交異 方性正 方 形 RC ス ラブの荷 重 変 形 曲 線 解 析を行う た め

,一

方向 性 RC 中 空ス ラ ブの特 性 を 正 方 形 RC ス ラブの

X

お よび

Y

方 向に偶 数 n個の細 長い帯ス ラブ (以後置換部 材と 称す)に分割した置換部 材に適 用する

そ の

方 向 性

RC

中 空ス ラ ブと 図

1に示す置 換 部 材お よ び部 材の解 析 的な取り扱い につ い ては

次の仮 定に よ るものと す る

 1) コ ン ク リ

トと鉄 筋は完全弾塑性 体と み な し

そ    の応 力 度

ひずみ

2に示 すと お りと     す る

      V    し 

 

 

 

 

 

v

    !

Lx

__

2

__

」しxE

 

L

 

th  (i) X 方向 置 換師 財 図   【b)Y万向 置 換 部 材 図         図

1  置 喚 部 材お よ び部材 状態 図 Ec

1

e)s ;

1

方 (  曲 げ ひ び 割 れ 荷 重 以 復 餌 ・ i  

mei

>N      

M

Mt

(助 曲 げ ひ び 田 れ 荷 璽 以 俵   M

r

曲 げ ひ σ 闘 れ モ

メ ン ト   匡団 嗣zaHbl CC)X

Y 方 向

廓 梶 賦 聾 図 (a)  ンク  

           b) 鉄      筋   図

2 応 力 度

ひずみ度 曲 線

88

(2)

NII-Electronic Library Service

 

2) 置 換 部 材 断 面は

部 材あ弾

域で の変 形に対

  

1して も平面が 保持され る ものとす る。   3} コ ン クリ

トの曲 げ引張応力 度および平 均せ ん断

  

応 力 度は

コ ン ク リ

ト4週圧縮 強 度 F。の 10分    の

1

と す る。

4 ) の せ ん断破 壊する箇 所は

せ ん断 応 力が最 大    で負側 曲 げモ

メ ン トの零 付 近に起こ る もの とす    る。]

  1       

   1

  5) 置換部材 相互 は個々 のはりと し て挙 動するもの と

 ,

する

。,

   

ttt

 

I

      L   6) 部 材の ね じ り変形は無視す る。

7)

1

置 換 部 材の拘束

件は

全 固定と

 

8) 解 析に関 する中 空 部 は よこ穴系が円 形そ の ま,ま

  

たて穴系は円 形と等断 面積 に置 換し た正 方 形と    して取り扱 う。

 

§3

固 定

方 向性 RC

空ス ラブのせ ん断 耐 力       式の誘 導

 

週 辺固 定 正 方形

RC

中空ス ラブを

鹵一ゴ

の よ

中 空 方 向お

よ ぴ中空 方向と直交な方 向に分 割し

それぞれ を 両 端 固 定

方 向 性

RC

ス ラズを考

ると図

3 〔・) ・ (

b

)の よ

うに

t

・ の

3

 

の ・ と を よ・穴系1 図T ・(

b.

r

と を

t

・(

tt

”系

 RC 中 空・ ラ ブ と名づ ける

こ の よ

うに正 方 形

RC

空ス ラブは 二 方 向 性で ある た め

よこ穴 系と たて穴系の

方 向 性 RC 中 空ス ラブの そ れ ぞれ の特性を持ち合わ せて い

る と      

考えられる。 し たがっ て, 本章で は後章で論 ずる 正方 形

RC

中 空ス ラブの せ ん断 耐 力を伴 定する ために両 端 固定

方 向 性 RC ス ラの せ 断 耐 力 式 を穴 系 た て穴系に分 けて誘 導 する。  t / oo  oo     ooo        e (a} よこ穴 系RC 中 空ス ラブ (X方 向 置換 部 材)

b

h穴 系RC 中 空 スラ ブ (Y方 向 置 換 部 棚

P P P 9図 a         b         c      d       e   L/4   L / 4    L/4   L /4

     し

   

く  b 

cl M図   a Ce)応 力 図 d 

tt

’       e         (d }せ ん断変形 図   図

3 RC 空気

ブ図 c  な お

こ こ に誘 導す る せん 断 耐 力 式は,

方 向

RC

中空ス ラブの実 験に合 わせ る た め

図L3 (c した 三点 均 等 載 荷と し てめる

。.

その た め

その 適 用 範 囲は9点 均 等 載荷に よ る正 方 形

RC

中空 ス ラブに 限る ものとするe        

       

’”

  3

1 両端固定よこ穴 系

方 向

RC

中 空ス ラ ブのせ      ん断 耐 力 式の誘導

 

3(a)の よこ穴系

RC

中空ス ラブは

,中

空部が長 手 方 向に対し て直 角な方 向に

に並 んであい て い る た め

中空 部 周 辺 部で破 壊 を生 じ,

期に耐 力を失っ て し まう傾 向がある

        

 そ こ で よ こ穴 系

RC

中 空ス ラ ブ を格 子ば りモ デル で示した図

3(d)の中で せ ん断 応 力 状 態の厳 しい部分 と曲げ応 力の厳しい部 分 を図

4の よ うに取り出し

破 壊す る と考えら れ る箇 所を次に示す (1 )

(4 )の よう に仮 定 し

そ れに基づい て せ ん断 耐 力 式を誘 導す る

  (

1

A −A

切 断 面 上に生 ずる曲 げモ

メ ン ト に

よっ

   

て a

a

位置に曲 げひ び

れが生 し, そ れ に

   

よっ て ウェ ブ付け根 部分 が破壊す る場 合

(2 )

B −B

切 断 面 上に生 ずる曲 げモ

メ ン ト と面内     圧 縮 力に よっ て a

a

位 置に曲 げ びびれ が発 生     し

それに よっ て フ ラン ジ付け根部分が破壊す る      場 合

 

3

 

ウェ ブの

番細い C

C 切 断 面 上に生 ず

せ ん      断 力によっ て

,b−

c

部 分が破 壊 する場 合   I       

      

 

4

7

,ラン

7

1

 

1

L} 

D

P

面 上に生 ずる せ       トコ      

    ん断 力によっ て

,d−

e 部 分が破 壊す る場 合

 

な お

1 )

と (2 )の破壊

件は

α

a

位 置め曲 げ 応 力 度 が

3

}と (

4

>の 破 壊 条

わcc

6

de

d

面の平 均 せ ん 断 応 力度がコ ン ク リご 強 度 凡 の 10の ユに達 し た と き と する。

       

1  

1

) 準備計 算  

D −D

切 断 面と BLB 切 断 面の

dd ’

αα

位置か ら図心 まで の距 離 yty

を 求め

ス ラブ厚

H

た対す る比で表 したのが

ξ

ξ

とする と次 式で与え られる

   、

・一 翌 一 (

1一

η

1

)(

41

…・

  ・

・ ・

鴇 將

1

二・

dl

1

D9 /28

1

    D

9/2

   

14)

(2)

1

プ 、 

L・

Q Q A M       N

D 巳 (3} 1D

   MN

CQ

c 阯 H

  

9 ノ

ノ2 図

4 中 空蔀周辺ひび割れ位置 図

89

N工 工

Eleotronio  Library  

(3)

A

i

ta

扉 D       ρ o/2

qCel B匚‘sv     D1   

__

E

_

→ dt        e

        e OA       鬪ノ2 tdi  壽       y

 J

_

L

_

      o

匹     L 蜘       図

5 中 空部応力状態図

 

 

二   ‘ 山 t’       t 7 

昌 図

6 中 空部つ り舎い状態図               

…………一 ・

…・

一 …・

……・

   こ こ で

η=

h

H ,Pt

= at/

BH ,

 

dl=d

,/

H ,

κ :ヤン グ係 数 比 (

Es

Ec

 

B

:スラブ幅と す る。  次に

5(a)

b

)か ら

D −D

お よ び

Dt−Dt

切断面 上に分 布する曲 げ応 力 度 分 布による

dd ’

位 置か ら合力 位 置0点まで の距 離を

y

とし

ス ラブ厚 H に対す る 比 で表 し た のが ξ

とする とバ リニ オン の定 理よ り次 式で 与えら れ る

た だし

D

D お よび

D −D ’

切断面上の曲 げ 応力 度は 図に示 し た 台 形 分 布 と して与 え る

r

      (1

η)(η十2)十12(

K −

1)

P

,(1

2dlX1

η

2d…)          61(1

η)〔1十η)十4 (K

1)P,(1

2dl )               

一 ……・

………・

一 …………・

   そ こ で

ウェ ブ

C −C

切 断面に作用す る せ ん断 力 を

Qw

と考え る と

フ ランジ

D −D

切断 面と

D ’

−D

’ 切 断 両 に作 用す る曲 げ引 張 応 力 度 分 布の合 力 差は

いか ら

Qw

に等し く な り, 合 力 位 置0点に作 用 する。 この

Q

曜を図

一6

0

点のつ り合い条 件 式から求 める と次式 と な る

Q

,+

ξ

〃Q ………・

……・

…・

……・

   な お

面 内 圧 縮 力 (

N

/2)の影 響無 視で きる ため, 図

一6

か ら除いた

こ こで

β

ρ/

H ,

ρ :中 空 部 中 心か ら中空部 中心 までの距離であ る

 2) ケ

(1 >の誘 導  

A −A

切断 面に働く曲 げモ

メ ン ト,M は  式か ら

 

M

= 涯

Q

膨〃4= 霹「βηHQ /4(η+2ξ

………・

 

 

ゆ え に

aa ’ 位 置の曲 げ引 張 応 力 度a。

ab は次式で与 え ら れ る

u・… = = 、,,+、

,/,

一 ・

……・

 

 

こ こ で α α

位 置の 曲げ応 力 度  式 が

F

。/

10

に達 し たとき

耐 力 γ凧 にな る と考え る と

求め る ケ

ス (1)

90

       

…・

一 …一

   r四

             

15

涯  3) ケ

ス (

2

)の誘 導  

B −B

切 断 面 上の図 心 位 置 y

に関 する曲 げモ

メ ン ト eM は

せ ん断 力

Q

2

と面 内 圧 縮 力

N

/2および

Q

の偏 心に よる作 用に よっ て次 式で与え ら れる。

   

Vvi2

η(η+2ξつ+4β(2ξ

η+η/涯)}HQ  .

M =

の耐 力 y四 は

次式で与えられ る。

   

2(η→

−2

ξ”)(β

V奪「η/

2

)eBHEc

   

    

4

    

1J………・

   ゆ え に

αα

位置の げ引張 応力度c。

abは次 式と な る。 ua

砺= ψ

Q

BH

+paNIBII

…・

…一 …………・

……

   こ こ で ψ と p は次 式に よる

  

{ヤ猛「η(η+

2

ξつ+4β(2ξ’

2 ξ” + η+η/Vゼ)}   ψ=            8(η十2ξ”)

12

ξ

十 η

η/V餐「}Hハr                  

8

γ(η十

2

ξつ

  

3ξ

(2ξ

十 η

η/Vゼ )

 

     

4γ  な お, γ は

 

γ

ξ’十〔

0.

5−

v至ジη/

4一

ξ.)s

  

ト3(

K −

1)

P

匚{O

5

V偐

η/4

ξ

− d1

)i  次に 軸 方 向 力 (N /2

Qv

)に よ る ad 位 置の圧縮 応 力 度αa

σ e は  c。

=・

P

Q

BH

di

NIBH

……一 …・

……・

   こ こ で

g

ψ

は 次 式で与 え る

  ,     

2

β   ψ= ψ

1

η〃互)+2(κ

1)P。 (η十2ξつ

t

(1

η/v〆才)十2(海

1)

Pt

}          

1

 ゆえ に 求め る

B −B

切断 面 上の aa

位置の引 張 応 力 度は  a。

σ、= 。a

σb

c。

σ c

……・

………・

……一 ・

一・

一 ・

   よっ て

  式が

F

。/10に達 し た と き耐力 .

w

,に な る と考え る と, 求め る ケ

ス (2 )の 耐 力 r隅 は 次 式で 与え ら れ るe       21Fc/10

(P

− di

N

BHIBH

     

……・

……・

   γ隅

             (ψ+ 〆)   4 ) ケ

ス (3 )の誘 導  ひ

C

切 断 面 上に作 用 して いる せ ん断 力は

Q

で ある か ら

切 断 面上 に分 布す る平 均せ ん断 応 力 度 τw は次 式 で与えられる

・・

ω

,〕(,

獅 。

…・

…一 …………・

……

   こ こで, Tw が

F

。/10に達 したと き 耐 力 r鵬 にな る と 考え ると

求め る ケ

ス 〔3 )の耐 力rWs は次 式と な る

     

Q9

η)(η+2 ξつ

BHFc

                      

…・

…・

……・

…・

…一

   vWs

      5β  5>  ケ

ス (4 >の誘 導

(4)

NII-Electronic Library Service  

D −D

切断面 上に作 用している せ ん断 力は

Q

/2で ある か ら

そ れに よっ て生ずるD

−D

切 断 面上の平 均せ ん断 応力度τs は次 式で与

る。

   

。。・

…・

…・

1

………・

……

 

 

こ こ で

TF が

F

。/

10

に達 し た と

耐 力 y凧 になると 考え る と

求 あるケ

ス (4)の耐力vW4 は次 式と なるe ” v・‘

(ト η

………

L

…・

…・

…・

……・

……・

 

 

以 上の こと か ら

よこ穴系

RC

中空ス ラ

の せ ん断 耐 力は

上述し た レ%

,凧 の 中で

番 小さ い 値のせ ん 断耐 力値で決 定す る。

 3

2

 

たて穴 系

RC

中空ス ラ

ブの せ ん

耐 力 式の誘導  図

2の た て穴系

RC .

中空ス ラブは中 空 部が長 手 方 向 に並ん で あいてい る た め, 1型 ば り の

種と考え ら れ る6 こ の種の断 面は ウェ ブ部分 がス ラブ幅に比べて非常に 細いた め, せ ん断ス パ シ比および斜張 力 等の影 響を受け

 

や す く, その部 分で せ ん断破壊を生じ,

期に耐 力を失 う傾 向 が ある

 そこ で, たて穴系

RC

中 空ス ラブは せ ん断 応

力が最 大の位置で

せ ん断ス

ン比 お よび斜張力等の影 響を受 けてせ ん断破 壊を生 じ7四 および7鵬 に な ると考えて た て穴系のせ ん断 耐 力 式を誘 導 する。

 1

 

斜張力に よ る せ ん断 耐 力式の誘 導  これ は

せ ん断ス パ ン比に関係な く

せん断応力が最 大で げモ

メン ト零の張 力

σtがコ ンク1丿

ト強 度

Fc

の 10分の

1

に達 し た と き, せ ん断 破壊す る もの と 考える とせん断 応 力

Q

は次 式の よ うに誘 導で き る5)。 at一

1

∴ :

1

…一

一 ・

…・

一 ・

・…    こ こで

,.

σ

=NIA 、

τ7QSg /

Jgr

 

b

を代入 して

Q

につ い てまと める と

Q

 

Fc10

: +

ll−

…a・

…一 一

……一

…一

@  ゆえ に

求める た て穴 系

RC

中 空ス

ラブの斜 張力に よる せ ん断 耐 力 。臥 は次 式で表される

 

,砿

2Q

− ・

…・

…・

1

……・

…・

……・

L

− ・

 

 

た だ し

Ig:全 断 面 有 効の中

軸に対する断 面二 次 モ

メン ト,

b

B

1−

『)

 

A

;断 面 積

 

Sg

立 軸に 対す る断 面

次毛

一.

ゾ トで あ る

 2 ) せ ん断ス パン比の影 響に よ る せ ん断 耐 力 式の

 

せん断 応 力 最 大の 位 置で,

ん断ス パ ン比の影 響に よっ て たて穴 系

RC

中 空ス ラ

ブの ウェ ブ部分 がせ ん断 破 壊 を 生じるときのせん応力度 ru は

 

RC

は りの 局せん断 耐 力算定 式6) (大 野

荒 川式)に軸圧縮応力度 の効 果 を 累 加し た広 沢式7〕 で

る と考えると

MIQd

≧4の場合

  、

τ。

O

0295 

k

h

。(

180

F

。)+2

7 

Vplnt

+0ユ σ

。…

  MIQd 〈4の場 合

 

τ暫

ku

彦p(180十

F

‘)ゆ

12

ノ(〃/

Qd

十〇

IZ)}

   

+2

7V

1

0.

1σ。

…一・

…….

………・

  こ こ に

σ。

ハ1/(

BH −

aBh )

  Pω :補 強 筋比

fsy

:降 伏 強 度, a

=Sh

L

la は たて穴 系

ある た め

0

<a〈 1め 値 と

す る

ただ じ

,S

:穴個 数

 h :中 空 丈, 

L

:ス パン長さで あ る

 

ゆえに,

せん断応力

Q

τu1

− .

a)

B

7d

/8)

 

よつ て

,・

め る たて穴系

RC

中 空ス ラ ブの

ん 断耐 力 r既 は

,・

次式で表さ れ る

  ・

W

2Q

………・

…・

…………・

………・

………・

    以 上の こと

か ら

たて穴 系

RC

中 空ス ラ ブの せ ん 断 耐力は

,.

上述 し

た ア四 とr琳 の大な る方の せん断 耐 力 値で決 定 する。

れ は

γ

が せん断耐 力 値の下 限 値に な る た め である

  §

4.

両 端 固 定

方向性 RC 中空ス ラ ブの 計 算 値 と実       験 値の比 較 検討

 

§3

で述べ

計 算 値精 度を調べ る た め

以 下に述べ る実 験に おけると比較検 討 する

な お

実 験 内 容の 群 細につ いて は

文献 (

8

)を参 照の こと

  4

1

実験 概要 

 

1) 実験方法

  ,

1

 

7(a}

b

)に 示 す よ う

試 体は

幅21cm , 長 さ 1m で両 端に 125×150

の 断 面 を もつ は りを設け た も

   

の である。 中 空 部は長 手 方 向に 4個あ け た もの (たて穴

      

d

RC 中 空 ラ ブ〉 と 短 辺 方 向

5cm

間 隔で

20

個あ け た もの よこ穴 系

RC

中 空ス ラ ブ)を 作 製 し た

配 筋 1ま

各シ リ

ズによっ て異な り, 図

7 (c

g ) に示す と お り で あ る6 そ の と き使 用

た材 料の 力学 的 性 質につ いて は

1

に示し た。

 

実験方 法は図

8の鋼 製 拘 束フ レ

ム に供 試体を 入

れTt 鋼製

束フ レ

ム と供試 体 両 端の す き間に超石膏を

       L

       Ce)厭膩 体 図

      (c )シリ

ズ 1

      (d}シリ

L

[1

      くe}シリ

ズ HI

      〔【)シ リ

ズ1”

      (巴) シリ

ズV

  図

7  供試 体お よ び配 筋 図

91

N工 工

Eledtronio  Library  

(5)

1  材 料の力 学 的 性 質 を桝 の

力学的性質

鉄筋

力学的性 質

シ リ 「 ス ラ ブ

供試

メ ト セメント   :

量 比 篭‘舛 強

Fc

εノCゴ   ヤンヅ

係 数

  

Eck

‘ノC ズ

径   ●

降伏

強度

fcy8

cmZ

冫グ

係  数

Es

8

C

鵬z

15

18

φ

26

φ

2

2

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34

1055

0

342860

36

105

5

22

φ

32

φ

2551

3

5182

6

マ零

1059

15

6

2630

1

τ

106

4

15

φ

22

ψ

251

3

51go

54

10s5

15

462630

17

106

5

   一

よ こ

22

φ

32

φ

401

3

o211

82

1055

15

3

3286

903106

4

よ こ 穴

15

φ

22

ψ

461

2

5350

2531055

15

463280

908105

よこ

32

φ

38

φ

1

3

 

215

85

1059

0

902063

56

106

6

て穴

32

φ

4100i33

0215

85

1059

0

902063

66

106

 

て 穴

32

φ

38

φ

301

3

 

222

393

059

0

go2063

668108

よ こ 穴

34

φ

42

φ

40

3

0246

66

1059

0

72206

9

了3106

7

」 て 穴

34

ψ

201

3

0222

8981059

o

7

2206

9

了8105   て 穴

42

φ

20

正:

3

0246

8931059

o

了了

2206

9

了零

105

5

よ こ 穴

22

φ

32

φ

401

3

0292

61

1059

0

613021

249109

V

32

φ

38

φ

401

3

02

6

59

1059

go2909

9

了零

106

6

』 て

32

φ

21

3

02

6

59

1059

0

902909

973106

、 て

8

φ

Oo2

 

i

3

0228

52

1059

0

902909

9

了零

105

一2

 よこ穴系耐 力比

計    算    値      

算値

供試体

1

以 }YWIYWZ   YW3iYW4

5

 

26

φ

  

11810

 

 

6

1

 

1239

 

13131

 

203512801

30

 

fl

fla

1mq

 

8

φ

13383

 

48

0

 

29

5

 

1407

 

1228519601

16

げ 曲 げ

5

 

32

φ 了

23

   

519

  

1

79

 

11555

  

1740

05

 

 

0

74

 

1fla

fla

m22 φ

1539

 11427 

11695

 

1231220011478

 

 

0

97

 

 

flalfla

22

φ

 

 

1296

 }

 

697

 

1

428

 

1500980

45o

94

 

fla

a

4m15

φ

 

 

 

 

2335

 

 

1936

 

 

16

6

 

120271086815

一一

1a

曲げ

32

φ      

833

    

606

   

1358

   

1

60

571

 }

 

 

810

 

 

 

0

75

 

 

 

flaf

532

φ

83

 

1

 

615

 

11365

 

11

901590

 

1

 

15

 

10

85

 

 

fla

fla

m122

φ

1

86

 

12

27

 

19

8

 

i2

07

 

1

914

 

605

 

 

11

 

1

eb

 

eb

22

φ

 

2

 

1

 

1

4

 

 

 

ユ了

50

 

i1955

 

12662

 }

 

1885

 

11605

 1 

1

10

 

 

 

eb 

fla

1

22

φ

2382

  

1255

  

2624

  

26

了了

1539

 

1185

1

06fla

 

fla

422

φ

1241

1313

26622

了了

8159011050

1

25fla

 

fla

1

15

φ

43383588

31133848

 

 

 

1

59

 

 

 

1225

 

1

 

1

43

げ曲 げ

15

φ

4383

 

3865i3146

 

3888

 

1

了了

2

 

1325

 

− −  

la

竃曲

138

 

φ

 

 

 

1

 

601

 

i

 

6

4

 

1108

 

 

2042

 」

2665

 

 

 

650

 iO .

92

 

1

りeb

 

ueb

638

 

φ

 

 

 

602

 

1

 

6

5

 11089 

204

2644

 

 

 

490

 

11

23

 

]ueb 凵

ebg

m・

32

φ

960

 

 

 

1085

 

11566

 

126D

2906

 

i1200

 

0

80

 

1

 

uebueb

32

φ

95

 

 

0

8

 11560 

12584

 

12890

 

11365

 

 

0

0

 

 

eb

eb

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

42

φ

544

 

1

 

96

 

1

 

941

 

 

2840

 

13750

 

1

 

4

0

 

11

161

ebl

eb

42

φ

 

1

 

553

  

103

 }

 

956

 

138461

 

39

ユ了

  

 

380

 

1

46

口eb1りeb

34

 

φ

 

 

 

 

083

 

1

 

1

60

 

 

 

1855

 

13846

 

14353

 

 

 

1235

 

 

 

0

88

りebl国eb

m3

 

φ

 

 

 

1

 

1082

 

1

847

 

i

 

l852

 

13820

 

14302

 

1

 

12

5

 

10

85

 

1 uebl uebl

32

φ

136

 

1

 

746

 

1853

 

22

了了

 

2135

 

 

 

8350

89if

flal

532

φ

1451

5

186

了123032160 了

501

01

 

fla

fla

 

22

 φ    

241

  

268

2662

 

3450

 

249

18201

33

 凵

eb

eb

22

 

φ

 

 

 

 

2

ξ

49

 

 

235

 

1269

 

1355

 

 

25881590

481uebl

 

fla

V138

φ

 

 

 

 

了了

0

 

 

8

4

 

1392

 

i2719

 

13568

 

i

 

5

51

34

{甘

eb

ebI

38

φ

 

1

 

69

 

 

 

8

6

 

11391

 

 

2699

 

1355

 

 

 

35

 

 

1

05

 

」鈩eblり

eb

6m32

φ

 

 

 

11246

 

11413

 

12031

 

13479

 

13993950

  

1

3

  ueb  eb

32

φ

 

 

 

 

1231

 

 

1362

 

 

20G

 }

329

 

 

3865118

 

 

 

1

04

 

 

L3ebl凵eb

92 一

(6)

NII-Electronic Library Service 表

一3

 たて穴 系 耐 力 比

単位

kg

計、算 値 ・

算 値

■ 1   ? A

      ,

供試 体.

   .

1.

TWI ↑

W2

曲げ

駛.

ex卩

W

破壊

42

φ

2219144643

019101

16

ん 断

742

φ

22171452

436523500

94

ん 断

φ

3

900

9

34

φ

286r2122

44

331000

92

ん断

駆  

38

φ

23

5

1526

341

02300

1

03

・ ん断

638

φ

20451430345921500

95

32

φ

36

5218431513140

1

00

曲げ

32

φ

3251192

315132501

00

ん断

38

26911606322228350

95

ん断

V38

6m32

29151

11322031750

92

418

2289

3

了了

3

35001

08

曲げ

32

398720963

9

130501

24

供 鼠 体 RPP

拘 乗フ レ

ム 図

8

 

拘束ラレ

ムお よ び載 荷状態 図

       

1

  1,

1 流し込み

t

面 内圧縮 力を鋼 製 拘 束フ レ

ム に伝 達さ せ る よ う に した

重は三点均等 載荷を採 用い 漸 増載荷で 最終 耐 力 まで加え たb

 

・・

   

     

 

2

) 実験 結果   

 ’

11

い    1tt        

 上 述の

よ うに して実 験 を 行b

た結果

せ ん断 破 壊 時め 各 供 試 体 め 最 大耐力は よこ穴 系

たて穴 系に分 けて表

2 , 表 一

3

し た

ま た , せ ん断 破 壊し た供 試 体の 代 表 的な よ うサは図

9(a)

b

(c) に 示し た

特に よこ穴 系の場合 デ 破 壊 傾 向の違い によっ て 図

9(a)の 破 壊面をフ ランジ破 壊 げ   , 図

一9

b

)の破壊面をウェ ブ破壊

(web

と呼び

表 中右端欄に実験結果の破 壊 面

       

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

を記し た。 図 二 10

1

1は 図

3c示 し た 最 大 せ ん断 応力

Q

BHFc

で割っ た

QIBHFc

と中空径

h

ス ラブ 厚

H

で割っ た η(

h

H

との 関 係お よび 面 内圧 縮 力

Ar

BHF 。

で割っ た

G

。〆FL との関係をプロ ッ ト印 (実 験 値〉

線 (計算 値 )で示 した

6

の である

こ こ

(1 

b

N

BH

と置 ぐ。 た だ

L

∫ 図

10の計 算 値の曲 線は

供 試 体 数の 多い ス ラブ 厚5cm と6cm

,.

11 は

ス1 5  cm  22 

di

32φを取り上げ破 壊 面の違い に よ る  式   式を用い て

計算

P

に示し た も ので

・ 計 算にい た供 試 体は

図二 1σが シ リ

ll

5ごm22 φ6

デIV

ラ ブ厚 6cm  

32

φNo

1

図711 は

ll

表と

1

て選ん だ・ 1 /.

 

4

2

 

計 算 値ど実 験 値の比 較 検 討

 

よこ

系せん 断 耐 力 値

§3で誘

した

壊 面

A

−A

〜D −

D の違い による 

  ‘ 

  式 を用い

た て穴 系 せ ん断 耐 力 式は 

  式

定した。

、匂

一2,

3併 記 。 表

2b 右 端

計 算値に よ る 破 壊 面 を実 験

横に記し たD

また

表中の 曲げ耐力は

文 献 (7)よ

り算 定し た

1

 

た だ し

よこ穴系

RC

中空 幺ラブの 曲 げ耐力 算 定に 用いた中 立 軸は∴薗内圧縮力 に

よっ て フ ラン ジ部 分を越 え る 場合が ある

こ こ で は

越え な い場 合 を 考え て いる O  OOOOOOOOOOOOOOO    OO      

I

 

          

    〔s)よ こ穴 系せ ん断破壊 (フ ランジ破 壌 )       ’        

一 一

      コ

 

 

 

 ’

 

 

 

 

 

    (b》よ こ穴Mせ ん 断 破 琅 (ウエブ破 壇 )

       ’ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

@

 

      

 

 

 

 

 り

 

 

9

 一方性RC 中空ス ラ ブ の 破 状 態 図

 

 

 

.」・  1 

 

     .  

 

           ド ^BHF e. 凾』 o. e.

Io

.Ot :  .i

Q

ン百 c0 .

O

・Oo .

04

、 . D030 ,02  tr .

3

              0,

5

      

 

 

 

 

 

D1

  

 

. 

o

.8 図

一10

Q

/  

BHE

一・η関係 o,Ol  o  中空畢32 屯:T

 

11)

∫蔓フラン ジ 破 壗 、

 

 ●  中 空径22 φ 一 一 一   ( 6 )

の ウ エ

破 壊      

 

      、       ,

 

 

 

 

 ・

 

  

 

 22 φ ノ ,

r − − r−

=T− 一 一 . 一 一 一 一 一  一一 一 一「 厂22e           ●     

 

   

 

 

 

 

 

 

 

   

 

     

引 

 

ト.b ・・r ,”・吃  ・

_

D_

_

_

a

_

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ 32 ’ φ ’ .  

         

 

 

 

 

 

32

φ 

 

 

 

 

      ,       

 

5

        

 

      

°

・イ

F

。  

 

  

 

 O.

05

     

 

 

1

      

 O,

15

     

 

  

0

.2      

 

  図 一

11

 

QIBHFc

σ

/Fc

係図 

 

      . 一  

tt .』.  、

D1

・            マ           

 

 

,越 える恐れのある 中立軸の取 り 扱

つ いて ば ;

一12 の 上フラン

部 分 下

tt

す るも’の

し て算

した

6

  「     ’   ’

@

1

.)よ

穴系

RC

ス.ブ ブの討      

 

t

2

と 図 一

10

, 図 一:・

1

がら

ご とが わ かb だ 。』幽   (

1

) 計 算値 ど実 験 値

せん断耐力ぱ,曲 げ破 壊レ

X

ラブ

m 18φ とス ラブ厚4・cni  15 φ を 除,’ ほ 一

(7)

h H (e}よこ穴 系 中 空 郤 廚 面 図     〔b)よこ穴 系 中空 部 

  矚面図       図

一12

 よこ穴 系 中 立 軸の最 大位置 図 ぽ ±30%の範 囲で近 似す ること が わ かっ た。 *印の ス ラブ厚4cm  15φ

実 験 値で はせ ん断 破壊し た が

計 算 値で は せ ん断 耐 力よ り曲 げ耐 力のが小さ くでる傾向 を示 した。 その原 因について は, 現在の ところ不 明であ る

 (2) 図

10の

Q

/BHFc と η の関 係 図か ら

ス ラブ 厚

H

に関 係なく計 算 値 と実 験 値の

Q

BHF

:。

η曲線の 傾 向は

と も に ηが大き く な れ ば

Q

BHF 。

が 減少する 傾向を 示 し た

 こ の ことか ら, よこ穴系中 空ス ラブの せん断 耐 力は

破 壊 面の違い に か か わ らず ηの影 響を か な り強 く受 け る こ と が わ かっ た

 (3 )実 験値のせ ん断耐 力時の破 壊 傾 向

2の 右 端 欄か ら計算値の せ ん断耐 力時の破壊 面による破 壊 傾 向 と非 常に よ く合う傾 向を示し た。 特に

ス ラブ厚の薄 い 4cm の壊 面はフ ラン ジ破 壊

スラ ブ厚の厚い

6cm

7cm

の破 壊面は ウェ ブ破 壊で せ ん断 耐 力に至っ た

そ こで, その 中 間にあ るス ラブ厚 5cm にっ い て 22φ, 32 φの破 壊面に よ る

Q

BHFc

と a。/

Fc

の 関 係 を 図

11に 示し た

 そ の図か ら

計 算 値の 22φ

QIBHFc

 a“/Fc が 小さい と ケ

ス (1)の破 壊 面で 大きいと ケ

ス (2 > の破 壊 面で決まり

32 φの

Q

BHFc

σ。/

F

。の大き さにかかわ らずケ

ス (2)の破 壊 面で決ま るこ と を さ して い る。 それに対 して

実 験 値の 22φの

Q

BHE

。 は, a。/

Fc

O.

 

06− O.

 

21

の範 囲に おい て

,32

φの

Q

BHEe

o。/

Fc

が O

02

O

05の範 囲に お い て, ほ ぼ

値 を 示 し た。  そこ で

計 算 値の曲 線 と実 験 値の プロ ッ ト点を比較す ると

破 壊 面による破 壊 傾 向も含めて せ ん断 耐 力は

よ く合 う傾 向 を示 し た

 以上述べ た (1)

(2 ), (

3

)の こ と か ら

正方形

RC

中空ス ラブの X 方 向置換 部 材の せ ん 断 耐 力判定 式 と して 

 

 

  式は

適 当で あると考え る

 2) た て穴 系

RC

中 空スラブの比較 検 討  表

3か ら

次の こと が わ か っ た

な お

3(c) の曲 げモ

メ ン トの反曲点が実験 時の拘 束フ レ

ム の拘 束 度 合い および

RC

中 空ス ラブの破 壊位置等か らab 部 分 中 央 部に な る

考えて計 算を行っ た。

94

  (1) ス ラ ブ厚 6cm と 7cm の た て穴 系

RC

中 空ス ラブの せ ん断 耐 力 値と曲 げ耐 力値の計 算 結果は

実 験 結 果と比 較 する と

比 較 的 よく合 う傾 向 を 示し た。 こ の計 算結果か ら 三点均 等 載 荷に よ る たて穴 系

RC

中 空ス ラ ブのせ ん断耐力は せ ん断ス パ ンの影 響より張 力によ る影 響が強い こ と が わ かっ た。   (

2

) 計算結果か ら推定さ れ る破壊 形 式 (せ ん断 破 壊 か曲 げ破 壊)は

実 験 結 果の 破 壊傾向と よい

致を示し た。  以 上 述べ た (

1

2

)の こと か ら

 

 

  式は 正方形

RC

中空ス ラブの y 方向置 換 部 材の せ ん断 耐 力 判 定 式と して適 当である と考え る。  §

5

せ ん断破壊 を 考 慮 し た正 方 形

RC

中 空スラブの       荷 重 変 形 曲 線の取 り扱い   図

1は

正 方 形RC 中 空ス ラブを 幅 L/n の細 長い は り に置換し た置 換ス ラブを表して い る。 こ の置 換ス ラ ブは

X

方 向 がよこ穴系の置 換部 材

,Y

方向が たて穴 系の換部 材成され てい る 前 報形 仮 定よ り

こ の置 換ス ラ ブは 曲 げひび割れ荷 重 以 後ス ラブ中 央た わ み量が増 すご とに剛 域がス ラ ブ中 央 線 より対 角 線に向 か っ て図

13 (a

b

cの ように広がっ てくと考 えて い る た め剛 域 以 外の部 分は

i

置 換 部 材の位 置に よっ て せん断スパン比および面 内 圧 縮 力が異な る

 そこで, それ らの影 響に よっ て せ ん断破壊す る正方形

RC

空ス ラブの 重変形 曲線は, 図

一14

の よ う な曲 げ変形状態で進行し な が ら

各 部材を§

3.

で述べ た せ ん断 耐 力 判 定 式を用い て下式の よ うに判定し, 判定条 件 F    D    l ・

G     E F A H    G

F G      E      H   G   曲 げひ び割れ隠 重   時の剛域快 態 図     図

13 D 【    F B    A D1 B  

丿

      

L H       

 

tt

 

 N く  E       H     G       E       H D

F

 

E !    A H    G Cb)曲 げ ひ び割れ爵 蹟  時以隆の嗣 域 状 態 図 ー D

    ¢ ;

9

 

=    

1 ‘

 

    C    

    ぜ

9「

螽 罪

ゼ rk H 巳 (‘) 剛 壊の量 終 到 遣 状 態 図 置換 部 材の状 態およ び剛 域の進 行 状 態 図 図

14 スラブ変形状態図 H

(8)

NII-Electronic Library Service を満 足す る部 材は せ ん断破 壊し た もの と考え

その 部 材 の耐力は, な く な るもの として求 める。 そ れ と同時に, 置 換ス ラブ 内

の剛 域の広が り状 態は置換部 材の

つ がせ ん断破 壊 を生じ た時 点で ス トラ プし

その時 点の広が り 状態 を保っ たま までス ラ ブ中央た わ み 量 が増加して行く と考え る

  5

1 よこ穴 系 置 換 部 材の判 定 条件  剛 域の広が り状 態に よっ て

,X

方 向各置換部 材は, せ ん断スパン比が異な る た め

,iie

部材の 中 空 部 周 辺 部 の せ ん応 力 度お よび曲げ応 力 度は 

 

 

  式で 判 定し, そ れ らの値 が

F

♂10以 上になっ た と き, その

iin

部 材は せん 断 破 壊 するもの と考え る。 た だ し

せ ん 断 耐 力 判 定 式の使用範 囲につ て は

下の と おりと す る

 

1

) “

t

L5

ρ のとき  ‘‘

Q

= (lM 十‘

M

)ん ぜ 訓 一 姻

H

1

・・Cl +dCt・

r

を用 い て

 

 

 

  式よ り判 定 し

,一

番 先に F。/10以上になっ

分で

i

置換 部 材は破 壊 する。

 

こ こ で

,di

 

  .δ,/.

1−

.δゾ1‘

哉,△

(.δJ/,,

1

) t /(cδ,/ “

t−

。δ、ん

1

,)

−A

ii

部 材の有 効 断 面 積

、c、:

ii

” 部 材の

i

立 軸 比, rCt :ii

部 材の

i”

断 面の中 立 軸比

iX は, 図

一 14

に示 す

i

置 換 部 材端 部か ら

Johansen

す曲げ降伏線 までの長 さで ある

 2) ‘rl く

1.

5

ρ の と き  

i

置 換 部 禁は せ ん断破壊し ない もの と考える

  5

2 た て穴系置換部 材の判 定 条 件  剛 域の広がり状態に よっ て

Y

置換 部材の ii

部 材は せん断ス パ ン比 の影響と斜 張 力の影 響 を 受 ける と考え ら れ る。 その た め

,ii

” 蔀材がせん断 破 壊 する判定条件は 次に示す二 つの場合 を考え

そ の条 件を満足 し た と き, そ の

ii

” 部材は せん 断 破 壊 する と

考え る。  

ii

” 部 材の せん断 応 力 u

Q

は  ‘tQ = ( ‘

M

十rM )/‘‘

1

  1

) せん 断ス パ ン比 よ り斜 張力の影響が大きい場 合

 

この 条 件は 斜 張 力 σ tが 

  式の せ ん断応 力 度 τu よ り大き く, か つ 斜 張 力ai が Fc/lo以 上に な る 場合

す な わ ち,

ii

” 部 材の斜 張 力 をtt

σ tと す る と tt

at=

       

   

   

 

 

よっ て

斜 張 力tt

at に よる判 定 式は下式で与え ら れ る。 “

σt≧τ。 かつ u

σ 、≧F。/10

 

2) 斜 張力よ りせ ん断ス パ ン比の影響 が大きい 場 合

 

こ の 条件は, 斜 張 力 σε

 

  式の せ ん断応 力 度 r。 より小さ く

かつ 部 材の せ ん断 応 力 度 τ が τu よ り大き く な る 場合

すな わ ち  

ii

部 材の せ ん断応力度“rτ は

 

‘1

τ

‘ビ

Q

l

L

/n)

(7d/

8

1

 ここで

d

は有 効丈であ る。

 

ゆえに

せ ん断ス パ ジ比影 響に よる判 定 式は下 式で 与え られ る。  蒔σ監くτu かつ “

r≧τu

 

§

6,

せ ん断 破 壊 を

た 正方形 RC 中空ス ラブの

   

重 変 形 曲 線に関

る計 算値と実 験 値の比 較

      討  こ の章で は

過 去にお い て森村お よび藤 本が行っ た正 方 形 中空ス ラブの実 験 結 果と

§5

まで に述べ た方 法に よ る計 算 結 果 と を比 較 検 討する。 は じ めに

6

−1

節 では, ここ で引用 した実 験の概 要にっい て述ぺ る9)]°)。   6

1 実験 概 要  

1

)実 験 方 法  供 試 体は

15 (aに示す よ うに

辺 lm の正 方 形 板で周 囲に丈 10 cm

×幅20 cm の はりを設けた中空ス ラブで あ る。 こ の供 試 体に用い た中 空 部 断 面は

一15

b

)の よ うに 円 形で あり

穴個数は

Y

方 向に 20 個 5 cm 間 隔に設 け た もの であ る

供試 体 数 は中 空径22 φ,

32

φが

4

体つつ ,

26

φが

2

体で計

10

体作 製し た

配 筋 は

15 (aに示す よ うに全供試体と も

3.

2φ焼 鈍し 鉄 筋 を

5cm

間隔の複 筋と し た

その とき使 用し た モ ル タル は

水セ メン ト比

60

セ メン トと 砂の 重 量 比1 下面

←一

「广

上 面 くe) 供 試 体の表面 と裏 薗 図 X方 向 断 面 図   Y 方 向断 面 図   (b)K方 向とY方 向の断 面 図

15 供 試体お よび 配 筋 図 荷 重W

16 拘束フ レ

ムおよ び載 荷 状 態 図

95

N工 工

Eleotronio  Library  

表 一 1   材 料 の 力 学 的 性 質 を桝 の 力学的性質 鉄筋 の 力学的性 質シ リ 「 ス ラブ 供試 像 名 メト セ メン ト  : 砂 量 比 篭 ‘ 舛強 度Fcεノ Cゴ   ヤ ン ヅ 係 数   Eck‘ノC ズ 鉄筋径   ● 鉄筋比% 降伏強度 fcy8!cmZ ヤ 冫グ 係  数Es駁8!C 鵬 z 15 よ こ 穴 18 φ , 26 φ 2 五 : 2 . 5297 . 34 富 1055 . 0 . 342860 . 36 零 105 5 よ こ 穴 22 φ ,
表 一 4   材 料 の 力 学 的 性 質 モ ル タ ル 鉄   筋  、 ≡ 礁 鑓 強度 Fc 賦 8 / C 溺 二 ヤ 冫ヅ 係 数Eck8/C ガ 降 伏 強 度fcyk8/C 剛 ; ヤ 冫 り 鴨 係数Esk8/C 励 2 268 L 刊 刈 053 了童 0 1 .8 了 3106 260 L8231053710 1 .8   1062   φ 23 了 1 . 6031052684 2 , 03 ε 106 317 1 . 92 塞 1052684 2 . 03 塗 106 6 φ

参照

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