外来診療でも「認定証」を提示すれば、窓口支払いを
自己負担限度額にすることができるようになりました。
医療費の自己負担
限度額の例
モデルケースを参考にして自己負担限度額を計算してみましょう
パージェタ
による
乳 が ん 治 療
Pさん
身長 155cm 体重 55kg 体表面積 1 .52m2監修: 国際医療福祉大学薬学部…教授
池田 俊也
…
昭和大学病院…ブレストセンター長…教授
中村 清吾
1月版
【2015年1月より高額療養費制度が変更となりました】
【2015年1月より高額療養費制度が変更となりました】
この冊子は、パージェタによる乳がん治療を受ける方の医療費
(
自己負担限度額
)が大体いくらぐらいかかるのかを、治療の
モデルケースをもとに解説しています。
Pさんをモデルとして、パージェタ・ハーセプチンと他の抗がん剤
を併用して治療するケースをあげながら、主に外来での医療費、
自己負担額
、高額療養費制度を利用した場合の
自己負担限度額
(概算)などが、ひと目でわかるように計算例を示してあります
ので、参考にしてみてください。
ただし、高額療養費制度の内容については、世帯合算や多数回該当
などの詳しい説明を冊子
『高額な医療費が心配な患者さんへ』
に
記載していますので、そちらをご覧ください。
この冊子の使い方
目 次
パージェタって、どんな薬?……… 02
自己負担限度額
の算出方法……… 04
パージェタによる転移性乳がんの治療
モデルケース
[パージェタ+ハーセプチン+ドセタキセル]併用療法
… ……… 08
モデルケースに続く
[パージェタ+ハーセプチン]併用療法
……… 10
パージェタって、
どんな薬?
パージェタは、がん細胞の表面にHER2(ハーツー)タンパクが、
たくさんあるタイプの乳がん患者さんを対象にしたお薬です。
HER2タンパクは乳がん細胞が
えさを取り込むための“手”です
乳がん細胞のなかには、急速に増殖する性質のものが
あり、このタイプの乳がん細胞は「HER2タンパク」と
いうタンパク質をたくさん持っていることがわかって
います。
「HER2タン パク」とは、が ん が 増 殖 するの に 必 要
なえさ(栄養)を取り込むための「 手( 受 容 体 )」のようなもの です。手を持っている
( す な わち HER2タンパクがたくさんある)細 胞 は、えさをたくさん取り込むことが
出来るので、がん細胞はどんどん増殖していきます。
パージェタは HER2タンパクを標的にしたお薬です
パージェタは、この乳がん細胞の手に手錠をかけ、がん細胞がえさを取り込めないように
するお薬です。 つまり、HER2タンパクを標的としたお薬です。 このようなタイプの
お薬は、
「分子標的治療薬」と呼ばれています。
これまでがん治療に用いられてきた抗がん剤は、がん細胞を特異的に攻撃することができ
ないため、正常な細胞も攻撃してしまうこと(副作用)があります。しかし、パージェタは、
がん細胞にある「手」に手錠をかけるしくみなので、正常な細胞にはあまり作用しません。
ハーセプチンが動きを止めた手の別のところに手錠をかけて、
がん細胞が栄養を取り込めないようにします
これまで、HER2タンパクの働きを抑えるお薬として“ハーセプチン”が使われてきました。
ハーセプチンも、パージェタと同じようにHER2タンパクを標的にしたお薬です。
研究が進み、がん細胞はハーセプチンが手錠をかけても、まだ少し栄養を取り込めることが
わかってきました。
パージェタは、ハーセプチンが動きを止めた手の別のところに手錠をかけるように働く
ので、ハーセプチンと一緒に使うこと
※で、がん細胞を殺したり、増殖を抑えたりする効果
を高めることが期待できるのです。
※ハーセプチンとパージェタを一緒に使う治療を、HP(ハーセプチン+パージェタ)療法と呼びます。パージ
ェタ
乳 が
ん 治
療
いただきまーす! どんどん 増えるぞ! 増えるぞ! えさが たべにくいよー! えさがたべられないー! ハーセプチンで 手の動きを止める パージェタ別のところを抑えてとハーセプチンで 効果的に手の動きを止める えさが たべにくいよー! えさがたべられないー! ハーセプチンで 手の動きを止める パージェタ別のところを抑えてとハーセプチンで 効果的に手の動きを止める えさを取り込む手 (HER2タンパク) 増殖に必要なえさ (栄養) えさを取り込んで、活発に増殖HP療法
ハーセプチンのみパージェタって、
どんな薬?
HP
(ハーセプチン+パージェタ)療法で、乳がん細胞の
手
(HER2タンパク)に
手錠をかけると…
乳がん細胞のなかには、えさ
(栄養)を取り込む手(HER2
タンパク)をたくさん持つタイプ
のがん細胞があります
手がたくさんあると、その分えさ
をたくさん取り込むことができ
ます
えさをたくさん取り込んで、がん
細胞はどんどん増殖していき
ます
手のちがう場所を抑えるので、
効果的に手の動きを止め、えさ
を取り込めないようにします
(直接的腫瘍細胞増殖抑制作用)
また、体の中に元々存在するナチュラルキラー細胞やマクロファージなどの免疫細胞ががん細胞
を見つけやすくすることで、攻撃を強化し、がんが大きくなるのを防ぐ作用もあります
(抗体依存性細胞障害作用)
年齢
所得区分
一時的な支払額
窓口での
自己負担限度額
多数回該当
1)入院、外来(世帯ごと)
70歳未満
年収約1,160万円~
健保:標準報酬月額83万円以上
国保:年間所得
2)901万円超
3割
252,600円+(医療費-842,000円)×1%
140,100円
年収約770万円~約1,160万円
健保:標準報酬月額53万円~83万円未満
国保:年間所得
2)600万円超~901万円
167,400円+(医療費-558,000円)×1%
……93,000円
年収約370万円~約770万円
健保:標準報酬月額28万円~53万円未満
国保:年間所得
2)210万円超~600万円
80,100円+(医療費-267,000円)×1%
……44,400円
~年収約370万円
健保:標準報酬月額28万円未満
国保:年間所得
2)210万円以下
57,600円
……44,400円
住民税非課税
35,400円
……24,600円
自己負担限度額
は、一定額が決められている場合(
■
)と、計算式で算出する場合(
■
)の
2通りがあります。詳しくは上記の表をご参照ください。
自己負担限度額
の算出方法
医療費の支払いが
自己負担限度額
を超えた
場合、超えた分の払い戻しが受けられます
自己負担限度額
は年齢や所得により異なるため、下記の表から、
① 同一月(1日~末日)ごとに、② 同一世帯でも1人ずつ、③ 医療機関(入院 /外来)ごとに算出します。
70歳未満の場合
パージ
ェタ
乳 が
ん 治
療
年齢
所得区分
一時的な支払額
窓口での
自己負担限度額
多数回該当
1)入院、外来(世帯ごと)
70歳未満
年収約1,160万円~
健保:標準報酬月額83万円以上
国保:年間所得
2)901万円超
3割
252,600円+(医療費-842,000円)×1%
140,100円
年収約770万円~約1,160万円
健保:標準報酬月額53万円~83万円未満
国保:年間所得
2)600万円超~901万円
167,400円+(医療費-558,000円)×1%
……93,000円
年収約370万円~約770万円
健保:標準報酬月額28万円~53万円未満
国保:年間所得
2)210万円超~600万円
80,100円+(医療費-267,000円)×1%
……44,400円
~年収約370万円
健保:標準報酬月額28万円未満
国保:年間所得
2)210万円以下
57,600円
……44,400円
住民税非課税
35,400円
……24,600円
70歳以上の方の場合
次ページ参照
1)…同一の医療保険に加入する家族で複数の医療機関を受診したり、同一人が複数の医療機関を受診して、過去1年間(直近の 12か月)に4回以上高額療養費に該当した場合、4回目からの自己負担限度額が軽減されます。 2)…前年の総所得金額および山林所得金額並びに株式・長期(短期)譲渡所得金額等の合計額から基礎控除(33万円)を控除 した額(ただし、雑損失の繰越控除額は控除しない)(いわゆる「旧ただし書き所得」)自己負担限度額
の算出方法
医療費の支払いが
自己負担限度額
を超えた
場合、超えた分の払い戻しが受けられます
●…70歳未満の方、70歳以上の非課税世帯等の方の場合、事前に加入
している健康保険に申請して「限度額適用認定証」等を受け取って
おけば、医療機関に提示して支払額が
自己負担限度額
までとなり
ます。
●…同じ世帯の2人以上が同じ月にそれぞれ
自己負担額
(70歳未満では
21,000円以上)を医療機関に支払い、その合計額が
自己負担限度額
を超えた場合、高額療養費制度を利用することができます。
●…同一人が、同じ月に複数の医療機関を受診し、それぞれの医療機関
に対して
自己負担額
(70歳未満では21,000円以上)を支払い、その
合計額が
自己負担限度額
を超えた場合、高額療養費制度を利用する
ことができます。
●…制度の詳細については冊子
『高額な医療費が心配な患者さんへ』
をご覧ください。
自己負担限度額
は年齢や所得により異なるため、下記の表から、
① 同一月(1日~末日)ごとに、② 同一世帯でも1人ずつ、③ 医療機関(入院 /外来)ごとに算出します。
年齢
所得区分
一時的な支払額
窓口での
自己負担限度額
多数回該当
1)外来(個人ごと)
入院 +外来(世帯ごと)
70 ~74歳
現役並み所得者(年収約370万円~)
健保:標準報酬月額28万円以上
国保:課税所得145万以上
3割
44,400円
80,100円+(医療費-267,000円)×1%
44,400円
一般(~年収約370万円)
健保:標準報酬月額26万円以下
2)国保:課税所得145万未満
2、3)2割/1割
4)12,000円
44,400円
ー
住民税非課税Ⅱ( I 以外の方)
8,000円
24,600円
ー
住民税非課税I(年金収入のみの方の場合、年金
受給額80万円以下など、総所得金額がゼロの方)
15,000円
ー
75歳以上
現役並み所得者(年収約370万円~)
課税所得が145万円以上の方で、かつ年収が2人
以上で520万円以上、1人で383万円以上ある方
3割
44,400円
80,100円+(医療費-267,000円)×1%
44,400円
一般(~年収約370万円)
2、3)1割
12,000円
44,400円
ー
住民税非課税Ⅱ( I 以外の方)
8,000円
24,600円
ー
住民税非課税I(年金収入のみの方の場合、年金
受給額80万円以下など、総所得金額がゼロの方)
15,000円
ー
自己負担限度額
は、一定額が決められている場合(
■
)と、計算式で算出する場合(
■
)の
2通りがあります。詳しくは上記の表をご参照ください。
自己負担限度額
の算出方法
医療費の支払いが
自己負担限度額
を超えた場合、超えた分
の払い戻しが受けられます
自己負担限度額
は年齢や所得により異なるため、下記の表から、
① 同一月(1日~末日)ごとに、② 同一世帯でも1人ずつ、③ 入院 /外来ごとに算出します。
70歳以上の方は、医療機関別には分けず、外来と入院に分けて算出します。
70歳以上の場合
年齢
所得区分
一時的な支払額
窓口での
自己負担限度額
多数回該当
1)外来(個人ごと)
入院+外来(世帯ごと)
70 ~74歳
現役並み所得者(年収約370万円~)
健保:標準報酬月額28万円以上
国保:課税所得145万以上
3割
44,400円
80,100円+(医療費-267,000円)×1%
44,400円
一般(~年収約370万円)
健保:標準報酬月額26万円以下
2)国保:課税所得145万未満
2、3)2割/1割
4)12,000円
44,400円
ー
住民税非課税Ⅱ( I 以外の方)
8,000円
24,600円
ー
住民税非課税I(年金収入のみの方の場合、年金
受給額80万円以下など、総所得金額がゼロの方)
15,000円
ー
75歳以上
現役並み所得者(年収約370万円~)
課税所得が145万円以上の方で、かつ年収が2人
以上で520万円以上、1人で383万円以上ある方
3割
44,400円
80,100円+(医療費-267,000円)×1%
44,400円
一般(~年収約370万円)
2、3)1割
12,000円
44,400円
ー
住民税非課税Ⅱ( I 以外の方)
8,000円
24,600円
ー
住民税非課税I(年金収入のみの方の場合、年金
受給額80万円以下など、総所得金額がゼロの方)
15,000円
ー
1)…同一の医療保険に加入する家族で複数の医療機関を受診したり、同一人が複数の医療機関を受診して、過去1年間(直近の 12か月)に4回以上高額療養費に該当した場合、4回目からの自己負担限度額が軽減されます。 2)…収入の合計額が520万円未満(1人世帯の場合は383万円未満)の場合も含みます。 3)…旧ただし書き所得の合計額が210万円以下の場合も含みます。 4)2014年4月1日時点で70歳以上の場合、窓口の一時的な支払額は総医療費の1割です。パージ
ェタ
乳 が
ん 治
療
●…70歳未満の方、70歳以上の非課税世帯等の方の場合、事前に加入
している健康保険に申請して「限度額適用認定証」等を受け取って
おけば、医療機関に提示して支払額が
自己負担限度額
までとなり
ます。
●…同じ世帯の2人以上が同じ月にそれぞれ
自己負担額
(70歳未満では
21,000円以上)を医療機関に支払い、その合計額が
自己負担限度額
を超えた場合、高額療養費制度を利用することができます。
●…同一人が、同じ月に複数の医療機関を受診し、それぞれの医療機関
に対して
自己負担額
(70歳未満では21,000円以上)を支払い、その
合計額が
自己負担限度額
を超えた場合、高額療養費制度を利用する
ことができます。
●…制度の詳細については冊子
『高額な医療費が心配な患者さんへ』
をご覧ください。
自己負担限度額
は年齢や所得により異なるため、下記の表から、
① 同一月(1日~末日)ごとに、② 同一世帯でも1人ずつ、③ 入院 /外来ごとに算出します。
70歳以上の方は、医療機関別には分けず、外来と入院に分けて算出します。
パージェタによる転移性乳がんの治療
※…ここでは入院で治療を行う場合についても、参考として金額をお示ししています。 ※…薬剤費以外には、入院医療費(51,000円/回)もしくは外来医療費(7,000円/回)、その他の外来医療費(外来管理料・血液検査料など、8,000円/月)が含まれます。 ※…薬剤費には、抗がん剤のほかに、吐き気等の副作用を予防する薬剤が含まれる場合があります。 ※…このモデルケースでは先発品を投与しています。 ※治療を開始する日(時期)によって、1か月の外来回数が異なります。1回あたりの医療費総額(薬剤費+薬剤費以外)
概 算
投与量 薬剤費 パージェタ (初回) 840mg 477,000円 パージェタ (2回目以降) 420mg 238,000円 ハーセプチン (初回) 8mg/kg…×…体重55kg 173,000円 ハーセプチン (2回目以降) 6mg/kg…×…体重55kg 131,000円 ドセタキセル (商品名:タキソテール) 75mg/m2…×…体表面積1.52m2 94,000円 治療スケジュール 医療費総額 (自己負担割合3割の方)窓口支払額 (自己負担割合2割の方)窓口支払額 (自己負担割合1割の方)窓口支払額 1か月目 外来2回 (A+B) 1,229,000円 368,700円 245,800円 122,900円 2、3か月目 外来1回 (B) 478,000円 143,400円 95,600円 47,800円 4か月目 外来2回 (B×2) 948,000円 284,400円 189,600円 94,800円 外来で治療 〈参考〉入院で治療 A1サイクル目 B2サイクル目 1サイクル目 2サイクル目 薬剤費 744,000円 463,000円 744,000円 463,000円 薬剤費以外 15,000円 15,000円 51,000円 51,000円 合計 759,000円 478,000円 795,000円 514,000円モデルケース
[パージェタ+ハーセプチン+ドセタキセル]併用療法
Pさん
身長 155cm 体重 55kg 体表面積 1.52m21回あたりの抗がん剤の投与量と薬剤費
1か月の一時的な窓口支払額
概 算
概 算
治療スケジュール
月 1 2 3 4 週 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4パージェタ
ハーセプチン
ドセタキセル
・3週間に1回のサイクルで行います。 ・医療費の例としては1か月を4週間(28日間)とし、外来で治療を行う場合を想定しています。 1サイクル 3週間 ※ここでご紹介している金額は、右記Pさんの場合で算出しています。 ……(ハーセプチンとドセタキセルは患者さんの体型によって投与量が変わるため、患者さんごとに医療費も異なります。) A B B B B B ※8サイクル継続後の治療は10~11ページ の治療スケジュールへ続きます。4か月目(多数回該当の場合)
2、3か月目
1か月目
1か月目
窓口支払額(3割)…284,400円 医療保険が負担(7割) 663,600円 払い戻し額 240,000円 窓口支払額(3割)…368,700円 医療保険が負担(7割) 860,300円 医療保険が負担(9割) 1,106,100円 自己負担限度額 44,400円 自己負担限度額 12,000円 自己負担限度額 89,720円 自己負担限度額 12,000円 払い戻し額 278,980円 払い戻し額 110,900円 払い戻し額 35,800円 窓口支払額(1割)122,900円 窓口支払額(1割)…47,800円 医療保険が負担(9割) 430,200円 医療費総額:948,000円 医療費総額:478,000円 医療費総額:1,229,000円 (パージェタ+ハーセプチン+ドセタキセル:外来2回の場合) (パージェタ+ハーセプチン+ドセタキセル:外来2回の場合) 医療費総額:1,229,000円 (パージェタ+ハーセプチン+ドセタキセル:外来2回の場合) (パージェタ+ハーセプチン+ドセタキセル:外来1回の場合)Pさんが、70歳未満・ 所得区分[年収約370万円~約770万円]で、
[外来]で治療を受けた場合
直近の12か月に4回以上高額医療費に該当した場合は、 4回目から更に負担額が軽減されます。2、3か月目
自己負担限度額 82,210円 払い戻し額 61,190円 医療保険が負担(7割) 334,600円 窓口支払額(3割)…143,400円 医療費総額:478,000円 (パージェタ+ハーセプチン+ドセタキセル:外来1回の場合) 1か月の医療費が自己負担限度額を超えた場合は、申請により払い戻しを受けることができます。 また、70歳未満の方、70歳以上の非課税世帯などの方は、事前に加入している健康保険に申請して『限度額適用認定証』等を受け取って おき、支払時に提示することで、窓口での支払額が自己負担限度額までとなります。 ※直近の12か月に高額療養費の対象となる治療を受けておらず、初めてに該当する場合について算出しています。 ※1か月を4週間(28日間)として計算しています。Pさんの治療
[パージェタ+ハーセプチン+ドセタキセル]併用療法で治療を開始しましたが、ドセタキセルの副作用により、9サイクル目(7か月目)から ドセタキセルの投与を中止しました。その後は[パージェタ+ハーセプチン]併用療法で治療を継続しています。 このページでは6か月目までの[パージェタ+ハーセプチン+ドセタキセル]併用療法による治療費について記載しています。1か月の払い戻し額(高額療養費支給額)の計算例
概 算
(注)2014年4月2日以降に70歳を迎える方で、所得区分が一般または住民税非課税Ⅰ・Ⅱの場合、75歳まで窓口支払額は2割となりますが、 ◆制度の詳細については、冊子『高額な医療費が心配な患者さんへ』をご覧ください。Aさんが、2014年4月1日時点で70歳以上
(注)・ 所得区分[一般] で、
[外来]で治療を受けた場合
モデルケースに続く
[パージェタ+ハーセプチン]併用療法
※…ここでは入院で治療を行う場合についても、参考として金額をお示ししています。 ※…薬剤費以外には、入院医療費(51,000円/回)もしくは外来医療費(7,000円/回)、その他の外来医療費(外来管理料・血液検査料など、8,000円/月)が含まれます。 ※…薬剤費には、抗がん剤のほかに、吐き気等の副作用を予防する薬剤が含まれる場合があります。 ※…このモデルケースでは先発品を投与しています。 ※…治療を開始する日(時期)によって、1か月の外来回数が異なります。1回あたりの医療費総額(薬剤費+薬剤費以外)
概 算
投与量 薬剤費 パージェタ 420mg 238,000円 ハーセプチン 6mg/kg…×…体重55kg 131,000円 治療スケジュール 医療費総額 (自己負担割合3割の方)窓口支払額 (自己負担割合2割の方)窓口支払額 (自己負担割合1割の方)窓口支払額 月2サイクルの月 外来2回 760,000円 228,000円 152,000円 76,000円 月1サイクルの月 外来1回 384,000円 115,200円 76,800円 38,400円 外来で治療 〈参考〉入院で治療 薬剤費 369,000円 369,000円 薬剤費以外 15,000円 51,000円 合計 384,000円 420,000円1回あたりの抗がん剤の投与量と薬剤費
1か月の一時的な窓口支払額
概 算
概 算
治療スケジュール
・9サイクル目からドセタキセルを中止し、そのままHP療法を継続して行う場合を想定しています。 ・医療費の例としては1か月を4週間(28日間)とし、外来で治療を行う場合を想定しています。 ・通常、担当医の判断により、可能な限り継続します。Pさん
身長 155cm 体重 55kg 体表面積 1.52m2 月 7 8 9 10 週 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4パージェタ
ハーセプチン
パージェタによる転移性乳がんの治療
※ここでご紹介している金額は、右記Pさんの場合で算出しています。 ……(ハーセプチンは患者さんの体型によって投与量が変わるため、患者さんごとに医療費も異なります。) 1サイクル 3週間 ※ここでは8 ~9ページの治療後、9サイクル目から、[パージェタ+ハーセプチン]併用療法を 行った場合を想定しています。9サイクル目以降のHP療法については、多数回該当となります。
多数回該当(外来2回)の場合
9か月目 (月1サイクル)
多数回該当(外来1回)の場合
7か月目 (月2サイクル)
窓口支払額(3割)…228,000円 医療保険が負担(7割) 532,000円 医療保険が負担(9割) 345,600円 医療保険が負担(9割) 684,000円 自己負担限度額 44,400円 自己負担限度額 12,000円 自己負担限度額 44,400円 自己負担限度額 12,000円 払い戻し額 183,600円 払い戻し額 64,000円 払い戻し額 26,400円 払い戻し額 70,800円 窓口支払額(1割)…76,000円 窓口支払額(3割)…115,200円 医療保険が負担(7割) 268,800円 窓口支払額(1割)…38,400円 医療費総額:760,000円 医療費総額:384,000円 医療費総額:384,000円 (パージェタ+ハーセプチン:外来1回の場合) (パージェタ+ハーセプチン:外来2回の場合) 医療費総額:760,000円 (パージェタ+ハーセプチン:外来2回の場合) (パージェタ+ハーセプチン:外来1回の場合) 直近の12か月に4回以上高額医療費に該当した場合は、 4回目から更に負担額が軽減されます。 1か月の医療費が自己負担限度額を超えた場合は、申請により払い戻しを受けることができます。 また、70歳未満の方、70歳以上の非課税世帯などの方は、事前に加入している健康保険に申請して『限度額適用認定証』等を受け取って おき、支払時に提示することで、窓口での支払額が自己負担限度額までとなります。 ※1か月を4週間(28日間)として計算しています。Pさんの治療
[パージェタ+ハーセプチン+ドセタキセル]併用療法で治療を開始しましたが、ドセタキセルの副作用により、8サイクル目(6か月目)で ドセタキセルの投与を中止しました。その後は[パージェタ+ハーセプチン]併用療法で治療を継続しています。 このページでは9サイクル(7か月目)からの[パージェタ+ハーセプチン]併用療法による治療費について記載しています。 (注)2014年4月2日以降に70歳を迎える方で、所得区分が一般または住民税非課税Ⅰ・Ⅱの場合、75歳まで窓口支払額は2割となりますが、 ◆制度の詳細については、冊子『高額な医療費が心配な患者さんへ』をご覧ください。Aさんが、2014年4月1日時点で70歳以上
(注)・ 所得区分[一般] で、
[外来]で治療を受けた場合
1か月の払い戻し額(高額療養費支給額)の計算例
概 算
Pさんが、70歳未満・ 所得区分[年収約370万円~約770万円]で、
[外来]で治療を受けた場合
担当医師名 医療機関名 連絡先 発行元 高額療養費制度の詳しい内容については 『高額な医療費が心配な患者さんへ』を ご覧ください。