This document is downloaded at: 2016-12-21T05:17:34Z
Title
長崎の証言ニュース No.32
Author(s)
Citation
長崎の証言ニュース No.32; 1976
Issue Date
1976-01-16
URL
http://hdl.handle.net/10069/36293
Right
© 長崎の証言の会
NAOSITE: Nagasaki University's Academic Output SITE
’
(4)
弓 u 同 の 畳 止 = l
l
l
(5)
長崎県婦人会日本洞学者会謝長
崎支部、長崎マスコミ共闘会議、
長崎平和教育研究会、佐世保環燈
を守る会、新日本医協長崎支部が
実行委員会を構成して主催した。
1
の立場で意見を異表し、|むご﹂
をめぐる原子力開発の問題点を明
らかにし、長崎市民の認識を深め
連動の統一の手がかりを得ようと
言う目的である。集会には約百人
が参加し、九時過ぎまで熱心な質
疑応答と討議が交わされた・
集会は、八日が太平洋戦争開戦
三十四年目に当たることから、不
戦を誓って全員で黙祷後開会、実
行委員会を代表して、長崎の証言
の会、鎌田定夫長崎造船大学教錘
が﹁むつ問題は長崎市民の思想、
平和に対する決意そのものを問↑︵
試金石であるが、長崎の運動が△
県民的運動に盛り上がっていな︵
のは、知識人、科学者の怠慢にし
午︻にグ
窪の意見発売
●
●
’
●
●
I
I
’
鐘
I
一 一
門病院を建設し、また被爆者に健
康手帳を交付して国、公立病院に
て診療する計画が進んでいるよう
です。これもすべて皆様のおかげ
です。詳しくは後日改めてお知ら
せいたします。証言の会や支援す
る会の皆様へ宜しくお伝えくださ
い。最後に皆様のご健康を心から
お祈りいたします。︵蛆月n日︶
チエケーション
崔李激さんの治療実現を
申
在外被爆者を支援する会
︵事務局︶長崎市片渕町一、長崎原
爆病院社会事業部内︵森永憲侍︶
証言一一ユース劃号で紹介しまし
た崔貞愛さんの訴え﹁日本国厚生
大臣閣下へ﹂は会員・読者の皆様
の大きな関心を呼びました。
じつは昨年二月の韓国訪問以来、
私たちは崔李徹さんの病気を治す
ために、﹁韓国原爆被害者を支援
する市民の会﹂︵東京・大阪・広
島︶の方々と提携して、今春でき
るだけ早い時期に長崎での治療が
実現するよう取組んでいます。崔
さんの病気は﹁両側大腿骨頭無腐
性壊死﹂と診断されており、腐っ
た骨を切除して人工骨に取りかえ
る大手術が必要です。内外の最近
の臨床例では九○%以上の治癒率
が文献的に明らかですが、手おく
れにならないよう急がねばなりま
せん。
この手術のためには三百万円ほ
どの費用がかかる見込みです。そ
のため、どうしても被爆者手帳を
とり、国費での治療を実現するこ
とが必要です。証言の会の皆様の
ご支援を得て、もと長崎駅前にあ
った博多屋旅館の被爆当時のご主
人夫婦と娘︵光子︶さん、および
道の尾駅から浦上へはいる途中で
検問していた憲兵や蕃官の方たち
を証人として捜しています。↓
119
また、大村市伊勢町にいた野副
︵のぞえ︶組の組長さん︵元巡査
で出征し、’一ユーギニァで負傷し
た傷夷軍人︶や当時の仲間の坂本
健次さんたちもさがしています。
万一、証人が見つからなくても
﹃長崎の証言﹄第七集や﹃被爆韓
国人﹄︵朝日新聞社刊︶に掲載さ
れた崔さんの証言は当時の被爆状
況をかなり正確に記録しており、
真びょう性の高いものですから、
長崎市当局や厚生省に陳情して認
めてもらうことは不可能ではあり
ません。﹁私は日本人として戦争
に協力させられ、日本人として被
爆したのだから、ぜひ日本政府の
責任で治療もしてほしい﹂という
崔さんの訴えにこたえるためにも
被爆手帳取得と原爆病院での手術
治療が一日もはやく実現するよう
努力したいと思います。
。I
近々、招待治療実現のための基
金カンパを訴えたいと思いますの
−
で、皆様のご協力をお願いしてや
みません。︵葉山、鎌田ほか︶
むつ問題をめぐって
佐世保から長崎の皆様へ
﹁むつ﹂受入れ反対佐世保文
化人の会
︵国際経済大学︶近藤嘉昭
先日は原発体験を伝える会から
御恵送の﹃原爆から原発まで﹄の
ご配慮誠に有難うございました。
十一月十九日の国際経済大学での
原子力船﹁むつ﹂問題の講演学習
会も無事に終りました。ところで
十一月三十日の﹁毎日﹂に証言の
会の座り込みの記事が出ていまし
たが、皆様の勇敢な御活躍ぶりに
、敬服いたしました。
先般の新聞報道でご存じと思い
ますが、当地では漁連の﹁むつ﹂
受入れ絶対阻止の海上デモが成功
裡に遂行されました。これは辻市
長にショックを与えただろうと思
います。﹁むつ﹂を入れるために
は、漁連を弾圧するか懐柔するか
の岐路に立たされたわけです。
佐世保の文化関係の動きはまだ
低迷状況ですが、十一月二十九日
やっと﹁”むつ“受け入れ反対佐
I
11
世保文化人の会﹂として反対声明
を発表しました。国際経済大、佐
世保工専、北松南高校、医師、牧
師、僧侶、弁護士、画家、デザイ
ナー、建築士、音楽家、書家、童
話作家、婦人会長等々、各界より
三十五氏の連名による共同声明で
す。これを出発点として長崎県全
体の文化関係者との連帯・協同が
前進するよう期待しています。そ
れでは、まずは近況お知らせまで︽
原子力船﹁むつ﹂を考える
長崎市民の集い
今田斐男
原子力船﹁むつ﹂の佐世保港受
け入れの動きがにわかに高まって
いることから、長崎市内の被爆者
団体や平和団体が中心となって、
十二月八日午後六時から長崎市民
会館六階会議室で﹁原子力船むつ
を考える長崎市民の集い﹂が開か
れた。
長崎の証言の会、長崎原爆被災
者協議会、長崎県原爆被爆教師の
会、長崎地区高校被爆教職員の会
事は漁民を代表して、十一月二十
八日の佐世保港封鎖演習の状況を
報告した後、むつ問題対策の基本
的考え方、むつ阻止運動の現段階
における意義、現況における当面
の運動などについて述べ﹁海は私
達漁民の生命、従って、漁業をや
めるとか補償金を貰うというよう
な事は絶対しません。条件闘争は
一切いたしません。最後まで体を
張ってでも﹁むつ﹂の入港を阻止
します。﹂と固い決意を表明、参
会者の絶大な拍手に応えられた。
長崎被災協の葉山利行事務局長
は、﹁被爆者感情だけでなく、非
核三原則を認めながらも立法化し
ない政府の態度から見て、原子力
の平和利用という美名のもとに危
険な原子力船の入港を受け入れる
ことは許されない﹂と反対を強調
し、折から開会中の県議会に対し
﹁むつの佐世保入港拒否決議の請
願書﹂採択を提案したいと結んだ︽
県婦連の中村トキエ副会長は、
﹁海が汚れると魚もとれずゞ売れ
なくなるという漁民の反対に対し↑
ある議員は心配いらない礎れた魚
は政府の責任者がみな買いとって
やるといわれたと発言しているが↑
魚は生活の蛋白源として大切なも
の。また、金さえ貰えば漁業問題
は解決されるという議員の考え方
は納得できない。長崎県民百六十
万の精神の痛手を魚の値にすり代
えてよいとだれがいうのか。私達
は命に賭けてもこの問題は明確に
しなければ爆死した人々に対して
甲し訳けが立たぬ。﹂と小林ヒロ
会長のメッセージを憤りをこめて
朗読し、県婦連でも﹁むつ﹂受け
入れ反対決議を行ない、佐世保大
集会に参加した事を報告された。
佐世保琿境を守る会の川原紀美
雄国経大助教授は昭和別年の原子
力開発基本計画から﹁むつ﹂の建
造に到る経過を述べて必然的な欠
陥要因を明らかにし﹁むつは単に
船として動かすだけではなく、今
日の原子力に対する国民の不安と
不信感を払拭するために政府が強
引に進める政策である。そういう
中でどうしてもこれを阻止するた
めには、全県民が力を合わせる事
が必要である。﹂と反対運動の統
一を呼びかけた。
日本科学者会溌の三浦博史長大
助教授は、専問的立場から原子炉
の危険性について述べ﹁原子炉か
らの放射線は微々たるもので、自
然放射線や医療用放射線に比べた
ら問題にならないと主張する人が
いるが、不必要な放射線は絶対浴
びるなという放射線防護の基本原
則を求めようとする姿勢が全く見
受けられない。﹂とし﹁むつ﹂佐
世保受け入れについては﹁米軍基
地提供のご苦労賃を貰うのは当然
という見返り論があるが、儲けの
ための手段にするような人は放射
縁そのものよりももっとこわい人
である。﹂また、科学技術の進歩
について﹁使い方によっては人間
の生命をも脅かす今日のビック・
サイエンスを、ゼンナーの時代の
科学と同格に扱う事は根本的に間
違っている。﹂安全性が保証され
ていない原子力船の受け入れは科
学者の社会的責任としても許され
ないと結んだ。
県評被爆連の城戸智恵弘蟻長は、
﹁労働団体の立場からは、絶対核
否定の見地から﹁むつ﹂入港、母
港化について反対をしているJ原
子力の平和利用を考える場合、軍
事利用との区別はないのではない
か。また、安全性には科学的根拠
がない事も、広島、長崎の原爆体
験と、被爆二世・三世の存在から
考える事ができる。更に労働団体
としては、平和の問題を抜きにし
てはならないし、平和とのかかわ
り合いで反対の立場を明確にして
いる。﹂と労働者の立場からの意
見を述べた。
大会決讃
意見発表を基に出席者全員でパ
ネルディスカッションをし﹁むつ
の受け入れ反対について合意を確
認、①非民主的な政府の原子力開
発における欠陥行政から生まれた
欠陥原子力船﹁むつ﹂の長崎修理
港・母港化は絶対に反対する。②