2
人
の
た め
ラ イ
フ
サ
ポ
ー
トビ
ー
ク ル
Life
−SupPort
Vehiclefor
2弓矢 将 成 YUMIYA Masanari 北 村 武 士 KrTAMURA
Takeshi
池 町 優 太 IKEMACHIYuta 日尾 僚 兵 HIO Ryohei 氏家良樹 UJIIE Yoshiki 古屋 繁 FURUYA Shigeru 松 岡 由幸 MATSuOKA Yoshiyuki 慶 應 義 塾 大 学 慶 應 義 塾 大 学 慶 應 義 塾 大 学 慶 應 義 塾 大 学 慶 應 義 塾 大学 拓殖 大学 慶 應 義 塾 大 学1
.緒
言 今日の高 齢・
福 祉 社 会におい て、
車 イス利 用 者の 自立や社 会 参 加へ の意 欲 が 高 まっ てお り、
車 イス利 用者
のた めの福祉
自動車市
場は年
々増加 傾向
にある (図1
)。2015
年に は、
4
人に1
人が60
歳 以上の高 齢者
とい う超 高齢社
会が訪
れ る といわ れ てい るD。
高 齢 者 人口 の増 加に伴い、 車 イスを利 用 する高 齢 者の 数も増 加して い くと予想される。 そのため、
今 後の 高齢社
会におい ては、多
様な価 値 観を持っ た高齢 者 が増え、
活動 的に外 出し たいとい うニー
ズは必 然 的 に高まっ て い く と推
測で き る。
し か し、
現 行の福 祉 自動 車 はこ のようなニー
ズ に 対し て十
分に応
え ている と は言
い難
い。
現行
の福祉
自動 車 は、 障 害 者 が 自ら運 転できる 自走 型と、
高齢 者や障 害 者を助 手 席や後 席に乗せ て移 動 する介 護 型 に分け られ る。 自
走型 に は、
運転補助
装置 や車イス か ら運 転 席へ 乗り移るための補 助 装 置な ど が装 備さ 【year) 199319941995 ]9961997 ]99819992000200120022003■compact car □ bus 團 light
−
duty vehicle0 10000 2000e 30000 (numbers ) 図1 福 祉自動 車 市 場 推移 (日本 自動 車工業 会 ) れ てい る (図
2
(a))。
介 護型 に は、
乗り降り を補 助 する機 構を装 備し た 回転シー
ト/シー
ト リフ ト仕様
車 (図2
(b)) や 車イスご と乗り降りで きる車 イス 仕 様 車 (図2
(c))がある。
これ ら現 行の福 祉 自動 車は、
健 常 者が利 用す ること を想 定し た乗 用 車をベー
ス に改 良を施した もの である た め、
車イ ス利 用 者 に とっ ては乗り降りが 不 便で あ る。
特に、介助者
な しで乗り降りする自走 型は、
自 力で の乗り降り に労 力を要 する。
こ の ことか ら、
乗 り降 りが容 易で、
かつ 気 軽に自 ら運転
で き る よ う なビー
ク ル な らば、
活 動 的に外 出 したいというニー
ズ に応え ら れ る と考え られ る。
2
.
コ ン セプ
ト 以 上のよ う な社会
的 背 景を踏ま えて、
我々 はつ ぎ (a) (b) (c) (〔a)日産 リバ テ ィ・
オー
テック ドラ イブギア,
(b)ト ヨ タブレビス・
全 自動 助 手 席 回 転スライ ドシー
ト,
(c)日 産 セ レ ナ・
チェア キャブ) 図2 現 行の福 祉自動 車 80 SPECIALISSUEOFJSSDVol.
t2No.
42005 デザ イン学研 究 特集号の よ う な新し い ビ
ー
クルを 日指 すこ と と した。
そ れ は、
「行 動 範囲 が 限 ら れて いる車イス利用者たちが、
日常の生 活 か ら一
歩踏 み 出 して活 動的に外出 や遠出 を し たいと思え る よ う な ラ イフサポー
ト ビー
ク ル」 である。
具 体 的には、
車イス 利 用者とその パー
トナー
と い う2
人 (例 えば、
夫 婦、
恋人、
親 友 )が旅 行目的に 利 用できる、 2
人 乗り ビー
クルを 提 案 すること と し た。 2
人乗り と 設定し た 理由は、
生涯の パー
トナー
と と も に暮ら し て い る多くの高齢者
や障害者
を想定
し、1
人 旅で はな くパー
トナー
との旅によっ て2
人 の温 かい関 係を演 出したいと考え た た め で あ る。
以 上の よう に、 2
人のライフ ス タイルをよ りアク テ ィブに シフ トさ せ、
豊か な暮ら し を提 供す る こ とをコ ンセ プト と し
、
「Life−Support
Vehicle
for
2
」 と 表現 す ること と し た。
な お、
運 転 席、
助 手 席 と もに、
車 イス利 用 者でも 健 常者で も 利 用で き る車イス型の座 席とした。 車イ ス利 用 者が車 イスご と乗り降り で き、
かつ 健 常 者に も利 用で きるユ ニ バー
サルなビー
ク ルが 理 想と考え てい るe3
.
コ ン セ プ トを実 現 す るた めの方 策本
章で は、Life−Support
Vehicle
for
2
のコ ン セプ ト を実
現する た めの方策
につ いて述べ る。
まず
、
コ ンセ プト実 現のため に満 足 すべ きニー
ズを、
QH
) (Quality
Function Deployment )に よ る階 層 型 デ ザイン モデリン グ手 法24)を 用い て整理 し た(図3
)。
その結 果、
「自力での乗り降り」と 「快 適な乗り心地」 に関 するニー
ズ が最 初に抽 出さ れた。っぎに
、
そ れ らニー
ズの実
現を 可能と す る技術
シー
ズ を調 査したとこ ろ、
研 究 開発 中の基 盤 技 術シー
ズ や既 存 技 術シー
ズを適用で き る と考えた。
研究開 発中の技 術を実 際の デ ザインに適用するこ と、
すな わ ち、
「基礎 研 究とデザ インの協
調」 を図る こ と で、
開 発 中の技 術の有 用 性 を検 証できると と も に、
開 発 中の 技 術を某に し た新しい価 値の創 出 を 図 るこ と が で き る と考え られ る。
さらに
、
QFD
によ る階 層 型 デ ザイ ン モデリ ング 手 法の 特 長と し て、
デザ イン展 開 を、一
方 向で は な く s田
し
Bsp薦
巳
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o
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Do o 図3 QFD によ る階層型 デザ イン モデリン グ トッ プ
ダ
ウンとボ
トム アップ
の双方
向に行 うことが でき る。
そ れによ り、
ニー
ズとシー
ズの 関係を充 実 さ せ ていくこと が で き た。
例えば、
「自力での乗 り 降り」 につ い て トッ プ ダ ウン的に突き詰め て いっ た 結 果、
「後 乗り・前
降り仕 様の乗降機
構」 に たどり着
いた (詳細
は4
章
で後述
)。
する と、車
イスが車
内 を 通り抜 ける際に 「邪 魔にならない ステア リング」 と い うニー
ズがボトム アッ プ的に抽 出され た、
そこ で、
技 術シー
ズと し て 「バイワイ ヤ」 を適用するこ と と し た。一
一
方、
「快 適な乗り心 地1
を実 現す る技 術シー
ズの1
つ と して 「免 振 装 置」を適 用 したこと に よ り、
車 イス の車輪
が 「浮いた状 態」に なっ た (詳 細 は4
章で後 述 )。 そ こ で、
「バ イ ワ イヤ」 と 「浮い た状 態」 を活 用し て 「新し い操 作系」を提 案するこ と と し た。
以上のよ う な過 程で抽 出さ れ た各 技 術シー
ズ を、
ビ
ー
クル本 体 (Vehic
]e−
car )と車イス (Vehicle
℃hair
) に適用 し た。
そ して、
Vehicle−
car とVehicle−
chair のイン テグレ
ー
シ ョンを重 視し、
全 体システ ム (Vehicle) と し て提案
すること で、
コ ンセプトを実 現できると 考え た。
(図 4 )。
、
驃鑿韆
韆
i
鼕
:.
.
蹴 1:.
・
鰹.
、
integration’
鹸
、
・
無 弐 \ \」
“
靆紳
i・g・y・t創輕
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(
畢
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、
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一
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論
.
.
戸
一 『
唾
塑
u 解gn 圃i / 鯉
嚶
n讐
、
日鯲鵬 脚 鯉 凱o 図4 全 体システ ム◇Getting off ◇ Riding ◇Ge重量ingon
図5 「後 乗り
・
前 降 り」仕 様 の 乗 降 機 構 具 体 的には、
「自力で の乗 り降 り」、
「快 適な乗り 心 地」 と、
こ れ らか ら新た に創出 さ れ た 「新しい操 作 系」 とい う 主要な3
つ のニー
ズ ごと にVehicle−
car とVehicle−
chair のインテ グレー
ショ ンを図り、
以 下 の3
シ ステム を提 案した。
1.
「自力での乗 り降 り」 を実 現 するRiding−
system2.
「快 適な乗り心 地」 を実 現す るComfort−
system3
,
「新 しい操 作 系」 を実 現 するDriving−
system以上の よ う に
、
コ ン セプト実現のた めの方 策を考 え る過 程で獲 得し たニー
ズと シー
ズの関 係か ら、
マ ル チ アスペ ク トを考 慮した 総 合 デザインを行うこ と がで き た。 すな わ ち、
各シ ス テ ム内でVehicle−
carと Vehicle−
chair が イ ンテグレー
シ ョ ンを 行い、
さ ら に3
シ ス テ ム 間 に おい ても相互作用して い る。 各シス テム の内 容につ いて は、
4
章
に お い て詳述
す る。
4 .3
システ ム の詳細
4.
1
Riding−
systemLife−Support
Vehicle
for
2
で は、
Vehicle−
chairに着座し た状 態で
Vehicle−
carの乗り降
り と運転
を行
う。
まず、
車イ ス利 用 者が自力で乗 り降 りできるよ う にする た め に、
折り た た み式のス ロー
プを採 用した 「後 乗り・
前降
り 」仕 様と した (図5
)。
「後 乗り・
前降
り」仕
様にする こ と で、
Vehicle−
chair に座っ た 状 態で後 向き に移 動 する 必要が な く、常
に進行方向
を向
いて乗り降りすること が で き る。
つ ぎに
、Vehicle−
chair を軽
量化 すること で、
自 力 で の乗り降り を さ らに支 援 する こと ができる と考え た。
そ こで、
材 料に は、
軽 量 化 材 料の1
つ と して注 目さ れて い るマ グネ シ ウ ム5) を採用した。
ま た、
軽 量化と強 度を 両立さ せ る た めに自動 車の車 体 構 造 が フレー
ム か らモ ノコ ックへ 変わっ たこと を参 考に し て、Vehicle
−
chair をモ ノコッ ク構造 と し た (図6
)。
さ ら に、Vehicle−
chairに電 動ア シ ス ト機 構 (図7
) を搭 載し、
多くの車 イス利 用 者が普 段 使 用して い る 手動 車イ ス をベー
ス と して、
手 動 自走を支 援 する こ と と し た。
電 動 車イス という選 択 肢も考え られ るが、
電 動車
イスよ り も自走 する喜 びを得 られる手 動 車 イ ス を選 択 する こと と した。
/
ラ
:へ
図6 モ ノコ ッ ク構 造
図7 電 動アシス ト機 構
以 上の技 術シ
ー
ズ を適 用し たVehicle−
car、
Vehic]e−
chairの イ ン テグレー
シ ョ ン に よ り、
「自力で の乗 り 降り」 を実
現すること が で き た。
4,
2
Comfort
・
system旅 行など中 長距離の移 動で は
、
長 時 間 同 じ姿 勢で い る ことによる疲 労 や、
振 動に よ る不快感
の蓄積
が 問 題 と な る。
まず、
長 時 間 移 動に よ る疲労の軽 減と快 適 性の向E
のた めに、
シー
トスウィ ング機 構、
中 折れ機 構 およ び体
圧分
散シー
トを搭 載 した。
シー
トス ウィ ング機構
(図8
)と は、
リ ク ラ イニ ン グに連 動しシー
トクッ シ ョン全 体が前上方
へ移動
す る機構
で あ り、
不快 感の原 因 となる尻 滑 り現 象 を抑 制す るこ と ができ る6}。
こ こ で
、
シー
トデ
ザ インに おいて は、
使用者の姿 勢や体 格、
使 用 環 境 など多 様 場 (図9
>を考慮
し て デザインする こと が望ま れ る。
ところ が従 来のデ
ザ イ ン方 法では、
平 均 的 な 使 用 者 や 使 用 環 境 を 想 定 す る た め、機
能の評価
に お け るばらつ き が顕 著になっ て し ま う。 そこで、
慶 應 義塾大 学に て研 究 中で あ る、
ばらつ きを考 慮できる ロバス トデザイン方 法を多 様 場に も対応できる よ う に拡 張し た 「多 様 場 対 応型ロ バス トデ ザイ ン方 法7・
8}」 を適 用 することで、
多 様場
に対
応 し た最
適 なシー
トデ ザ インが 可 能 とな る。 具体的 に は、
多様 場 を 考 慮 し て 人 体一
シー
ト系モ デ ル (図10
)を構 築しシ ミュ レー
シ ョ ン解 析を行っ て いる9) 。さ らに
、
本 機 構の研 究 目的とは 別の新
たな効
果も ある。
それ は、
リク ライニ ング時に後 部へ 重 心 移 動 さ せ ない こと に よ り、Vehic
]e℃hairの転 倒を防 止でき る ことであ る。
これ は、
「基 礎研 究とデ
ザイン の協
調」 による効 果の1
つ で ある、
「開 発 中の技 術に よ る新 しい価
値の創 出」 といえる。
中
折れ機構
(図11
)と は、背
も た れ部分
が2
つ に 折 れ るこ とによ り、
多 様 な姿 勢を 考 慮 し たパー
ソナ ル コ ンフ ォー
トを追 求す ることができ る機 構で あ るle・
111。
さ ら に、
リ ク ラ イニ ングし た状 態で も前方の視 界 を確 保 すること が可能
と な る。
シー
トス ウィング機
構と同様、Vehicle
−
chair の 転 倒 防 止に もつ な がる。
体圧分散 シ
ー
ト (図12
)とは、
空 気の入っ たセ ル を制御
するこ と で体圧 を分 散さ せ る シー
トである。
車 イス のクッ ショ ンをアクティブに制御す ること で 図8 シー
トスウィ ング機 構曝
漏・g・ ・磯
謝
CQnd 図9 多 様 場の概 念 condl 宦lons onsFl
=
F,
;
sin e.
一
じosa
tan日、
n
4co〜qcosg、
h 卿1わ
+捗〜1三
a F.
ま搬
駄 +PV,・t.
・
bX… e・−
k・i・θ・) 1−
c。se,
b +k sin e.
、
h F,=
〔照+
鳳 、Xc
・s θ。
−
ksines ) F,
一
尺… q+F,
… (θ“
、
+θ、) 呪一
ろ・in旦A F,
si・{θ,、/
+θ.)+n’
y
、、+鳳、
脂 鴫 ・Q蛾一
ll・i・θ、
−
k(−
F, si・e,
+尺… の 図10 人体一
シー
ト系 力 学モデル 図11 中 折 れ機 構 図t2体圧分 散シー
ト (モ ルテン社 製 プ ラ イム) ユー
ザの姿 勢を変 化さ せ (同 じ姿
勢を避
け)、
筋肉
疲労の 軽 減や床 ずれ防止 につ な が る。
な お、
提案
し たVehicle−
chairは、
旅 先で リラッ クス する 目的にも使 用で き、
健 常 者もMovablerelax chair と し て利 用可能
で あ る、Vehicle
℃hair
に座っ て リ ラ ッ クスした 時 間を共 有 し、2
人だ けの語らい の時 間 を楽し む とい っ た使い方
が で き、2
人の温 かい関係
を演 出 する ことがで きる。つ ぎに
、
振 動に よ る 不快
感の問題を解
決 する た め に、
慶 應義
塾 大 学に て研 究 開 発 中の免 振 装 置 (図13
)を組み 込 んだ、
車イ ス 固定装
置 をVehicle
£ arに 搭 載するこ と と し た。
車イス乗り込 み 型の
車
両では、
人体一
車 イス系の 共 振 に よ り 生 じ る、
振 動 乗り 心 地不良 が問 題と なっ て い る12.
1’
D。
こ の乗り心 地を改 善 するた めに、
振 動 乗り心地解
析を行
っ ている。
具体的
に は、
免 振装
置、
車 イス の振 動 特 性と人 体 振 動との関 係 を、 人 体一
車 イスー
免 振 装置系の シ ミュ レー
ショ ン モデル (図14
)に よ り解 明し てい る15−
19) 。 また、
使 用 者に多 様 な体 格を想 定し、
ロバス トデ
ザ イン方 法を用い て最 適 な 振 動 特 性の推 定を行っ て いる。
得られた知 見を 反映し た実 車 走 行 実 験の結果、
振動 乗 り心 地 評価と高
い相
関を 示 す 人体
上胴部
の上 ド振 動が大幅
に低 減 さ れ、
体 格 差に関わ らず 振動乗り心 地 評 価を大 幅に 向上で きる こと が確 認さ れて い る2°.
22)。
ま た、
Vehicle−
chairが車 内を 通 り抜け で き る よ う に す る た め に、
免 振 装 置が 上下 可 動し て床 下に収 納で き る機 構をデ ザイ ンするこ と と し た。Vehicle−
chairが定
位 置に来
る と床 下か ら 上 昇 しVehiclechair
に固 定される (図15
)。 免 振 装 置 が上下 可 動し、
か ←一
一
L
−
→[
“
→Reai servo actuator
Acceleration sensor
potentiometer
匪
ヨ
図13 免 振 装 置
h
地,
c2 ) y.
1−
O 」’
]=一
’1、
β、sinw1 ・.
、.
−
e Z 戸 9 +’1ρIC・SWl y5=−
11θ1sinv し」 y2=
アR一
らa∈}1sinw2 ・n−
9+1ρ1C ・S隅 ・、=
2,+1 、.
e、 C・S・V、 ↓ ゴ(∂TIOp.
)tdt−
∂τゆ.
+∂び吻,
+∂Dtop.
≡
9
.
↓飼
剤 c1λ・圃
一
・ 図14 人体一
車イスー
免振 装 置 系 力 学モデル 図15 免 振 装 置 の 着 脱 Driver’
sseat
紬
Passenger’
s seatQ
l
i 3「 ’i ヘー
、’
図16 回 転 機 構 つVehiclethair
の 固定装 置と し て の機 能を 果 たす 点 に新し い価 値があると考え ら れる。
こ こで、
固定 時に はVehiclechairの車 輪は若 干 浮 い た 状態に な る (図15
)。
こ の浮いた状 態を利 用し て、
座 面 下の装 置を30
度ほ ど回 転さ せ ること と し た (図16
)。
お互 いが視 野に入っ た 状 態に なる ことで コ ミュ ニ ケー
ショ ン を と りやすくなり、2
人の温かい 関 係を演
出する とい うコ ン セ プトを実 現 する こ と が できると考
え られ る。
こ こで も、
これ ま で進
め て き た 研究目的と は異 なる新 た な 価 値の創 出 を 図る こと が で き た。
4
.
3
Driving
−
syStemDriving−
system に おい ては、
バ イ ワイ ヤ を 適 用 し た新しい操 作 系を提 案した。Vehicle−
car は 「後 乗り・
前 降り」仕 様と した た め、
従 来の ス テア リングで はVehicle
{hair
の邪 魔に なる とい う問 題が生じるが、
バ イワイヤに よっ て解 決で き る。
バイワイ ヤとは、
ステア リングホ イー
ル か らの入 力を電 気 信 号で操 舵 輪に伝 えるもの で ある。 ドライ バ か らの入 力 (トル クや 角 度) を セ ン サ で抽 出し、
他の車両 セ ンサの情 報 と合 わせ て舵 角を求め、
舵 角指令
値を ア ク チュ エー
タに送るZ3)。
バ イ ワ イ ヤの最
大の 特 長は、
ステ ア リングホ イー
ル と操 舵 輪が機 械 的に結合 し ていないた め構 造上の制約 が な く な る点 にある。
そのため、
操 作 系 を 自 由にデ
ザ インで き る とい うわ けで ある。
バイワイ ヤの
技術
と し て は ジョイスティ ッ ク が一
般 的である が、
「後 乗り・
前 降り」 を実 現 するた め の操 作 系の一
例と して、
手 動 車イス と同様の 操 作で 運 転する操 作 系を提 案する こと と し た。
ス テ ア リン グ などの普 段 使い慣れて いない操 作 系よ り も、
日常 生活 で乗り慣れ ている車イ ス と 同 じ動き にすること で、
気 軽に運 転で き る メ リッ トが あ る と考え た。
最 後に、
具 体 的 な 操 作 方 法につ い て 述べ る。Vehicle
℃hair
の車 輪を 回転させ る ことで操 作を行い、
車輪
の回転
角 度で速 度を調 節 する。
前述の とお り免 振 装 置に よ りVehicle
℃hair
の車 輪が 「浮い た状 態」 に な る た め、
車輪
を回 転さ せ ること が 可能と な る。
ま た、Driving
とParking
の切 換え機 能の スイッチ を 設 けた (図17
)。
車 輪と ス イ ッチ を操 作 するだけ で、
前 進・
後 退 な ど が 可 能 と な る (図18
)。
forward
難
釁
図17 スイッチ stop韈
鑾
turn switch讖
璽
、
噛
・
=
」
壱
丶
゜
」
・
じ
SWItch o「1 reverse0
靉
蕪
図18 操 縦 方 法 switch on5 ,
スタ イルデザ イン本 章で は
、Life−Support
Vehicle
for
2
の スタ イ ルデ ザ インにつ いて述べ る。Vehicle−
chair お よ びVehicle−
car の スタイ ルデ ザインを図
19
に示す。
まず、VehicLe
−
chairにつ いて は、
モ ノコ ック構造
や中
折れ機 構な どの機 能が形態と して表 現さ れたスタ イ ルデザインと なっ た。 つ ぎに、
Vehicle−
carの スタ イ ルデ ザイン には、
現在 慶 応 義 塾 大 学にて 開発 中の デジ タ ルデ ザイン手法で あ る、
巨視 的 特 徴 対 応型形 状生成シ ステ ム (図20
) を適 用した。
本シ ス テ ムの研
究
目的
は、
工学 的にスタ イ ルデ ザ イ ン を支 援す る た めの新しい形状デ
ザ イン支 援シ ス テ ムを構
築する ことで ある。
本シ ス テ ム を構 築 する ために、
ゲシュ タ ル ト問題に注 目して い る。
ゲシュ タル トとは 「要 素の総 和以 上のもの 」 と定 義 される。
形 状 認 知 に お け るゲシュ タ ル ト問 題 と は、
全 体の 形 状 特 徴 を 巨 視 的に認 知し よ う とする ヒトの形 状 認 知鑼
謹 図19 スタ イルデ ザ イン纏
論
図20 巨 視 的 特徴 対 応 型 形 状 生 成システ ム 0 K κ(t) κ :Curyature t:Curve Length 1
騨
InflectiQn PointVertexMacroscop 】c Shape lnformation
‘
℃ur 鴨 加re lotegra亡ion” ・一
、≒
∫
’1
・呻
’ 図21 巨視 的 形 状 情 報 「曲 率 積 分 」 ○ :deformation
range D−一
鍵辺i
ぐ型与i
tsOO I400.
− 一
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一
二 → ← → :1
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1
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図22
初期形状 の 定c一
、
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ψ .r鞏
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,
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一・庭.
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−
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LL
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s
hap e アSC蕭 。 ,、h
。,、,ea,y_ 伽Character of shape is〔垂ifficult to
recognize . 図 生成形状と選択
形
状特
性を 指すZ4
鋤。そし て 数理 科学 や計算工 学の 手 法を 用いて
ゲシュタル
問 題を解 明 し、スタ イ ル デ ザイ ンへ 利用可能 な 見を得 ること
必 要 で あると 考えている。 具体 的には
、 価に 個 人 差が少
なく
美 しさ の 一要因とさ れ る 巨 視 的 特 「 複雑 さ 」ll
〔D
を巨視的 形 状情 報「
曲率積
分 (図21
)に より定 量的に表 現 し、同 形状情報を
制御した
状生成方 法 を提案
し た :11
.
33
}。 目 指し いる支援
シ ス テムは 、デ ザイン の 自 動化
で はな 、多様解を提 示す る ことに
り
デ ザイ
ナの発 想支 援 を行う もの である
。 以下、適
の過 程につ い て 述べ る。 まず 、Vehicle
−c
の基
本 寸法か
ら 初期形 状を図 22 のよう
に設 定しス
。つぎに 、車内 の 空間 と ハ ッ チ の 開閉を 考慮 して
初 期 形 状か らの 変形可動範
囲を 設 定し
た 。 そして、
初期 形状 の 「複 雑 さ」を変 化 させて 、サイドビュ ー ウ トライン 形状を60
個生
成 した ( 図23
)。意
匠 ザ イ ン を担当した学 生 が、選択 した サイ ドビ ュ ア ウトライン 形状
元 に発想を 行い 、3
次 元 のスタイ ルデ ザ インを っ た。 今 回 の適用
で は 、制御値を大 きく 変化 せ て 多様 な 形 状 を 生成
し たた め 、 独 創性 のある 形状
いくつ か生成
することが で き た。選択した 形状( 図23
)は 、Vehicle
−car
の 進行方
向に対して 頭 が膨
んだ形状 をし てお り、 従来の自動 車やコ ミュ
ー に はな い ユニ
ー クなス タイル デ ザ インに
つ なげ ことが で きた。
こ のこ と から、 本 シス テムが新 いスタイル デザ
ン を行う
た の一助となる可能性を示唆す
る ことがで きたと いえる。
.パ
ッ ケ ー ジVehicle
のパッ
ケー ジ は 図24
の よ に設定した 。ま 、提
案
し Vehicle − car は、燃料 電池 車 または電 図24 パ ッケージ
[mm1 デザイ ン学気 自動 車を想 定して お り
、
近い将 来の科 学 技 術を想 定して コ ンパク トな 動 力部を床 下に収 納し た。
さ ら に、
でき る限り低 床に し た方
が乗り降
り しやす く な る た め、
ホ イー
ル イ ンモー
タ を搭 載す ること と し た。
7
.結言
以上の通り、
本 作 品は、
移 動 を サ ポー
トするだ け のビー
ク ル で は な く、車
イスを利 用す る高 齢 者 や 障 害 者の ライフ ス タイルをアクティ ブに シ フ トさ せる ビー
ク ルの実 現をコ ン セプト と し て掲
げて き た。
そ し て、
こ の コ ンセプ
トを実 現 するため に、
基 礎 研 究の技 術シ
ー
ズ を生か し てVehicle−
car とVehicle−
chairのイン テグレ
ー
ショ ンを 図 り、
車 イス利用者と その パ
ー
トナー
の新しい ラ イフス タ イ ル を創 生 する「
We −Support
Vehicle
for
2
」を提 案す ること がで き た。
近い将 来に訪れ る超 高 齢
・
福 祉 社 会に向 けて、1
つ の新
しい価値
を見出
すこと が で き た と考え ている。 【参 考 文 献】 1) 山 越 憲一
:健 康・
福 祉工 学ガ イ ドブッ ク,
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赤 尾 洋二 :品 質展 開 法 (2)技 術・
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