• 検索結果がありません。

様式S−1−11 応募内容ファイル

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "様式S−1−11 応募内容ファイル"

Copied!
6
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

リウマチ・膠原病内科 1 専門医養成コース

概要

リウマチ・膠原病内科では,関節リウマチ,その他の膠原病疾患を通して,全人的医療を目標とし て日々の診療に当たっています。関節リウマチ,全身性エリテマトーデスといった膠原病は全身に 多彩な合併症を来すことが特徴です。当科はこのような疾患を対象としているため,専門的であり, また総合内科的でもある医療を行っています。このため後期研修では医療チームの一員として広く 内科学を研鑽することが可能です。

当科の特色

1. 症例の豊富さ 全身性エリテマトーデスや強皮症などでは神経,心臓,肺,腎臓,肝臓,皮膚といったあらゆ る臓器に合併症を起こします。また治療に関連して重篤な感染症を併発することもありま す。当科には,北陸 3 県の関連病院より複雑な病態を有した症例や,希な疾患例が多数紹 介されてきます。膠原病に興味のある先生に限らず,総合内科を目指す先生にも満足でき る研修環境が提供できます。 2. 充実した指導 リウマチ学会の専門医,指導医である和田隆志教授をはじめ,多くのリウマチ専門医が所 属しており,質の高い指導を行います。また,当科のスタッフは厚生労働省の血管炎の班会 議などにも参加しており,研修の際に最新の知識や話題が提供されます。月曜,木曜のカン ファランスを中心に症例の検査および治療方針が決定され,病棟では指導医から直接の指 導を受けます。また,貴重な症例に関しては,学会発表も積極的に行っております。発表の スライド作成から発表の仕方まで丁寧な指導を行っています。 3. 膠原病における腎合併症 当科ではリウマチ学会および腎臓学会の専門医を両方取得した指導医が多数います。膠原 病では腎合併症の頻度が高く,膠原病および腎臓病の2つの専門家の視点にて診断,治療 を行っています。ループス腎炎などの膠原病関連腎疾患においては,腎臓専門医の視点で 腎病理診断を行っています。当院のみならず,関連病院で行われた腎生検の組織診断も行 っており,多数の症例において腎病理診断の実習が可能です。これまでの腎生検施行例は 約 9800 例であり,全国有数の資料となっています。これら資料を用いた臨床研究も盛んで あり,長期にわたる世界有数のコホートを有するメリットをいかし,腎不全への進展阻止を目 標とした最先端医療の開発,最新のエビデンス構築にむけて取り組んでおります。特に,糖 尿病性腎症では厚生労働省の班研究でも中心的な役割をはたし,臨床・研究の拠点として 国内外に情報を発信している。また,腎移植にも積極的に取り組んでおり,年間 3 例程度の 腎移植症例を経験することができます。また,血管炎班会議においては,臨床・研究の拠 点でもあり,腎臓,リウマチの両者の視点を有するところです。 4. 血液浄化療法 リウマチ・膠原病の治療においては免疫抑制療法が中心となります。しかし免疫抑制療法に 伴う感染症の併発や副作用も問題となります。このため当科では,血液浄化療法部と連携し て,全身性エリテマトーデス,抗リン脂質抗体症候群,関節リウマチなどの難治例や治療抵 抗例に対してアフェレシス療法(血漿交換,血漿分離吸着(二重膜濾過法,免疫吸着法な ど),白血球・リンパ球吸着法)を併用して治療を行っています。このため種々のアフェレシス 療法を経験することができます。

(2)

スタッフ紹介:名前,年齢(卒業年次),資格,専門分野(指導医)

・和田 隆志 腎臓内科長(血液情報統御学教授) (金沢大学 昭和 63 年卒) (資格)認定内科医•総合内科専門医•指導医,腎臓専門医・指導医,透析専門医・指導医, 血漿交換専門医,リウマチ専門医•指導医,産業医 (専門)腎臓学,臨床検査医学,臨床免疫学 ・古市 賢吾 血液浄化療法部部長(准教授) (金沢大学 平成 5 年卒) (資格)認定内科医,総合内科専門医•指導医,腎臓専門医・指導医,透析専門医, 血漿交換専門医,リウマチ専門医,産業医 (専門)腎臓学,高血圧,血液浄化療法 ・川野 充弘 リウマチ・膠原病内科長(病院臨床教授) 講師 (金沢大学 昭和 62 年卒) (資格)認定内科医,認定内科専門医,認定内科指導医,リウマチ専門医,透析専門医, 腎臓専門医 (専門)リウマチ・膠原病内科学,臨床免疫学,腎臓学 ・清水 美保 保健管理センター 助教 (金沢大学 平成 7 年卒) (資格)認定内科医•総合内科専門医, 腎臓専門医,リウマチ専門医,透析専門医, 血漿交換専門医,産業医 (専門)腎臓学,高血圧,血液浄化療法 ・坂井 宣彦 血液浄化療法部副部長(助教) (大阪市立大学 平成 8 年卒) (資格)認定内科医•総合内科専門医•指導医, 腎臓専門医,リウマチ専門医,透析専門医, (専門)腎臓学,血液浄化療法,リウマチ・膠原病内科学 ・岩田 恭宜 感染制御部 特任助教 (鳥取大学 平成 9 年卒) (資格)認定内科医•総合内科専門医,腎臓専門医,リウマチ専門医,透析専門医,産業医 (専門)腎臓学,高血圧,血液浄化療法

(3)

・原 章規 医薬保健研究域医学系 特任准教授 (金沢大学 平成 12 年卒) (資格)認定内科医,腎臓専門医,リウマチ専門医 (専門)腎臓学,高血圧,血液浄化療法 ・北島 信治 救急部 特任助教 (金沢大学 平成 15 年卒) (資格)認定内科医 (専門)腎臓学,血液浄化療法 ・篠崎 康之 血液情報統御学 特任助教 (金沢大学 平成 17 年卒) (資格)認定内科医,腎臓専門医,リウマチ専門医 (専門)腎臓学,血液浄化療法 ・相良 明宏 集中治療部 特任助教 (金沢大学 平成 18 年卒) (資格)認定内科医 (専門)腎臓学,血液浄化療法

研修プログラム

後期研修において,初期研修での習得内容の再確認と,専門領域の知識と技術を習得すること を目標とします。入院のあった翌日の朝に総合内科(循環器内科,内分泌代謝内科,消化器内科 合同)でのカンファレンスにて症例を提示し,各分野のエキスパートからアドバイス,コメントを受け ます。これはプレゼンテーションの練習にもなります。月曜日の夕方にはカンファレンスがあり,入 院患者さんの治療経過の確認,方針の決定をディスカッションします。木曜日には午後の科長回診 と内科合同カンファレンスを行っています。 週間スケジュール 時間/ 曜日 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 月 朝 カ ン フ ァ レ ン ス 透 析 ・ア フ ェ レ シ ス 初診外来 透 析 ・ア フ ェ レ シ ス 病棟業務 症例検討 火 外来・病棟 病棟業務 水 専門外来 腎生検 木 初診外来 科長回診 合同CC 症例検討 金 外来・病棟 病棟業務 透析症例検討

(4)

診療内容と症例数

当科で取り扱う診療内容の紹介 リウマチ・膠原病疾患の診断,治療 関節リウマチ,全身性エリテマトーデス,シェーグレン症候群,IgG4 関連疾患,強皮症,皮膚筋 炎などの疾患に対し,カンファレンスや回診を通して,系統だった評価,治療を行っています。大 学病院として,新規に開発される治験薬や,最新の生物学的製剤なども積極的に使用しており, また血漿交換や二重膜濾過法,免疫吸着などの特殊な治療も経験することができます。循環器 合併症や消化器合併症などについては,各科医師と常に密な交流があります。専門家による適 切なアドバイス,指導が得られるため,高度に専門化され,かつ総合内科として充実した診療体 制でとりくんでいます。 不明熱の診断,治療 不明熱の原因として,感染症,膠原病,悪性腫瘍,薬剤など様々な疾患があります。challenging な病態ですが,当科ではこの病態を通して病歴,身体所見,各種血液,尿検査,画像検査などに ついて多くを学ぶことができます。 腎疾患の診断,治療 ループス腎炎や他の膠原病合併腎疾患について,腎生検などの検査を行い,治療を行っていま す。また,関連病院より依頼された腎組織診断も行っています。毎日血液透析を中心に慢性腎不 全の患者さんの維持管理をする一方で,腎移植にも力を入れており,年間 3 例程度の腎移植を行 い,手術前後の内科としての管理をしています。 年間新規症例数 (膠原病) 関節リウマチ 80 例 全身性エリテマトーデス 20 例 シェーグレン症候群 30 例 血管炎 20 例 IgG4 関連疾患 10 例 その他の膠原病疾患 50 例 (皮膚筋炎,多発筋炎,MCTD,強皮症など)

(5)

資格取得

リウマチ学会認定専門医 日本内科学会認定医もしくは認定専門医を有し,5 年以上の会員歴ならびに教育施設の研修,筆記 試験 日本腎臓学会専門医 会員歴が継続して 5 年以上,日本内科学会認定医取得後 3 年以上,研修カリキュラムに基づく研修 を 3 年以上,筆記試験 日本透析医学会専門医 日本内科学会認定医で 5 年以上の臨床経験あるいは認定施設での研修 5年以上,認定に必要な単 位,業績と筆記ならびに口頭試験 これらの臨床経験あるいは研修は大学院在籍で可能であり,資格取得には差し支えありません。

学位取得

臨床研究面では,専門医が常勤する多くの関連病院との連携を生かし,多施設共同研究を背景に した最先端医療の開発や最新のエビデンス構築に積極的に取り組んでおります。さらに,膠原病・ 腎臓病・高血圧はじめ臓器間ネットワークの観点から,臓器横断的な遺伝子研究はじめ基礎と臨床 の両面から研究を進めています。また,膠原病の発症,進展に関する免疫細胞の解析や,基礎実 験における治療介入の可能性に関する検討なども精力的に進めております。このように膠原病の 診断法開発や新規治療戦略構築に向けた臨床的,基礎的な研究に積極的に取り組んでおります。 このような時代の先端を行く臨床・基礎研究を行うことができると同時にこれらの研究を通して学位 取得が可能です。

専門医養成コース後の進路

専門医養成コースで十分なリウマチ・膠原病あるいは腎疾患を診療する力をつけた後は,大学あ るいは関連病院にて実地医療を学ぶことが可能です。お応えできる具体的な要望としては,「膠原 病のスペシャリストとして,大学病院や,全国の有名施設に研修に出たい」「急性血液浄化など救急 医療に関わりたい」「総合内科のできる病院に行きたい」「移植を勉強するために,あるいは基礎研 究をしたいので留学したい」「出産したいと思っているので,日中だけの職場にしてほしい」などで す。

留学

現在国内外の多くの研究者達と共同研究が進行中であり,留学希望の方にはそれぞれの研究内 容ならびに本人の希望に応じて留学が可能です。最近ではハーバード大学,米国国立衛生研究所 など世界的な研究拠点に留学しています。

(6)

関連施設

これらの研修は附属病院のみならず北陸3県にある関連病院において密接な連携のもと実施 しています。各施設と指導スタッフならびに現在派遣されている医局員数を示します。 石川県(11 施設): 国立病院機構金沢医療センタ−:伊勢拓之/北川清樹(+出向1名) 金沢市立病院:高桑浩(+出向1名) 金沢赤十字病院:久田幸正(+出向1名) 金沢有松病院:前川正知 もりやま越野病院:越野慶隆(+出向1名) みずほ病院:越野慶隆(+出向 1 名) 公立松任石川中央病院:高澤和也(+出向1名) 能美市民病院:高枝正芳 加登病院:山内博行 公立羽咋病院:小久保聡(+出向 1 名) 公立能登総合病院:吉村光弘/藤岡正彦(+出向1名) 公立宇出津総合病院:三崎嗣穂 富山県(6 施設): 黒部市民病院:竹田慎一(+出向2名) 厚生連滑川病院:橋本直輝 富山県立中央病院:川端雅彦(+出向2名) 富山市民病院:石田陽一/大田聡(+出向2名) 厚生連高岡病院:山田裕治 市立砺波総合病院:(出向 2 名) 福井県(2施設): 福井県済生会病院:潮木保幸(+出向1名) 市立敦賀病院:(出向2名)

連絡先

和田隆志 古市賢吾 〒920-8641 石川県金沢市宝町 13-1 金沢大学附属病院 腎臓内科 tel; 076-265-2030 fax; 076-234-4250 email; twada@m-kanazawa.jp ; kfuruichi@m-kanazawa.jp

参照

関連したドキュメント

[r]

認定研修修了者には、認定社会福祉士認定申請者と同等以上の実践力があることを担保することを目的と

2.認定看護管理者教育課程サードレベル修了者以外の受験者について、看護系大学院の修士課程

2012年11月、再審査期間(新有効成分では 8 年)を 終了した薬剤については、日本医学会加盟の学会の

International Association for Trauma Surgery and Intensive Care (IATSIC) World Congress on Disaster Medicine and Emergency Medicine (WADEM). International symposium on intensive

日歯 ・都道府県歯会 ・都市区歯会のいわゆる三層構造の堅持が求められていた。理事 者においては既に内閣府公益認定等委員会 (以下

(注)個別事案ごとに専門委員に委嘱することが困難な専門委員候補につ いては、

2011 年に EC(欧州委員会)科学委員会の職業曝露限度に関する科学専門委員会(SCOEL) は、インハラブル粒子:0.2 mg/m 3 、レスピラブル粒子:0.05