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目次 はじめに 1 調査結果 1. 教育機関のプロフィール 教育機関分類 学科カテゴリー 学年あたりの学生数 3 2 建築情報教育の実践 授業名称による授業分類 必修 / 選択による授業分類 履修年次

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2012 年度

建築情報教育の実態調査(シラバス)

報告書

2013 年 3 月 一般社団法人 日本建築学会 情報システム技術委員会 三次元設計教育小委員会

(2)

目 次 はじめに 1 調査結果 1.教育機関のプロフィール 2 1-1. 教育機関分類 2 1-2. 学科カテゴリー 3 1-3.1学年あたりの学生数 3 2建築情報教育の実践 3 2-1. 授業名称による授業分類 3 2-2. 必修/選択による授業分類 4 2-3. 履修年次 4 2-4. 授業で利用しているソフトウェア 5 2-5. 授業で取り扱う空間の次元 6 2-6. 授業内でのスクリプティング・コーディングの使用状況 6 おわりに 7

(3)

1

はじめに

本報告書は,全国の大学等における建築関係学科を対象にして,建築情報教育に関わる授業のシラバ ス実態調査を行ったものである。BIMや3次元プリンターの登場によって,建設業界でも3次元設計がます ます脚光をあびつつある昨今,3次元設計教育がどこまで広がりつつあるのか非常に興味深いところであ る。現在,大学等における授業シラバスはほぼ全国的にWeb上で閲覧できる状況が整っていることから, 本年度初めてこの調査を実施した。本報告は,収集できた建築情報教育に関わる授業シラバスから得ら れる基本的情報の1次集計を行ったものであり,質や性能を伴った次の次元の建築設計教育・建築情報 教育を考える上での今後の指針としたい。

調査概要

シラバス収集校は141校,シラバス収集件数は428であった。 【調査対象】 日本建築学会大学(建築関係学科)名簿2010 年度版掲載の大学,短期大学,大学校,高等専門学校と した。尚,名簿掲載の大学院重点化校については,原則,学部を対象とすることとした。本年度は大学 院独立研究科は含んでいない。 【調査の内容】 調査対象校の情報システム技術に関わる授業シラバスをネットからダウンロードした上で,2012年度 の調査項目として,以下を調査した。これらは,建築情報教育の実態調査(アンケート)に即したもの となっている。 ・授業名 ・授業名称による授業分類 ・必修/選択による授業分類 ・履修年次 ・授業で利用しているソフトウェア ・授業でとり扱う空間の次元 ・授業内でのスクリプティング・コーディングの使用状況 また,調査対象校の基本情報として,学科カテゴリー,1学年あたりの学生数についても調査した。 調査件数 シラバス収集校数 収集率 シラバス収集件数 大学 178 121 68% 314 高等専門学校 14 14 100% 92 短大 4 1 25% 2 大学校 11 5 45% 20 合計 207 141 68% 428

(4)

2

建築

73%

芸術

4%

総合

15%

情報

2%

土木

0%

その

6%

大学

86%

高等専

門学校

10%

短大

1%

大学校

3%

調査結果

1.教育機関のプロフィール

1-1.教育機関分類 表1-1教育機関分類 図1-1 教育機関分類 教育機関分類では121校(86%)が大学,14校(10%)が高等専門学校であった。教育機関別占有率 ではアンケート調査と同様な結果である。 1-2.学科カテゴリー 表1-2 学科カテゴリー 図1-2 学科カテゴリー シラバス収集校をカテゴリー別にみると,103校(73%)が建築系であった。 シラバス収集校数 大学 121 高等専門学校 14 短大 1 大学校 5 合計 141 シラバス収集校数 建築系 103 芸術系 6 総合系 21 情報系 2 土木系 0 その他 9 合計 141

(5)

3 1-3.1学年あたりの学生数 シラバス収集校の1学年あたりの学生数である。総数で13,546名,平均102名であった。大学に限ると 合計10,451名,平均92名となる。

2.建築情報教育の実践

2-1. 授業名称による授業分類 表2-1授業名称による授業分類 図2-1 授業名称による授業分類 コンピュータ利用前提の授業(「CAD・CG」+「情報処理」)が91%を占めており,アンケート調 査結果よりもより高い値となった。調査者が,アンケート調査記入者よりも客観的な視点から授業をと らえるために,授業名称にコンピュータ利用的なニュアンスが明示されていない場合は収集されないこ とも一因と考えられる。 総数 平均 大学 10451 92 高等専門学校 2800 200 短大 75 75 大学校 220 44 合計 13546 102 1学年あたりの学生数 授業名称 シラバス収集数 CAD・CGなどの授業 244 コンピュータ・情報処理などの授業 144 設計・製図・基礎造形などの授業 30 構造・施工・環境などの授業 4 その他授業 6 合計 428 CAD・CGな どの授業 57% コンピュータ・ 情報処理な どの授業 34% 設計・製図・ 基礎造形な どの授業 7% 構造・施工・ 環境などの 授業 1% その他授業 1%

(6)

4 必修 26% 選択 47% 選択必 修 4% 不明 23% 高専1年 2% 高専2年 4% 高専3年 4% 学部1年・ 高専4年 18% 学部2年・ 高専5年 23% 学部3年・ 専攻科1年 18% 学部4年・ 専攻科2年 2% なし・不明 29% 2-2.必修/選択による授業分類 表2-2 必修/選択による授業分類 図2-2 必修/選択による授業分類 選択科目としている科目が最も多く,200科目(47%),次いで必修が114科目(26%)であった。ア ンケート調査とほぼ同様の結果となっている。 2-3. 履修年次 表2-3 履修年次 図2-3 履修年次 学部1年次から学部3年次までに均等に配置されていることがわかる。1年次では特に情報リテラシ ー系の授業が多くみられる。また,2-2に示すとおり,多くの授業を選択科目としている学校もある ことから,履修年次を限定していないケースも多い(なし・不明:29%)。 授業名称 シラバス収集数 必修 114 選択 200 選択必修 17 不明 97 合計 428 履修年次 シラバス収集数 高専1年 9 高専2年 16 高専3年 18 学部1年・高専4年 76 学部2年・高専5年 97 学部3年・専攻科1年 78 学部4年・専攻科2年 8 なし・不明 126 合計 428

(7)

5 2-4. 授業で利用しているソフトウェア 表2-4 授業で利用しているソフトウェア 利用CADで最も多かったのはVectorworks(57科目),次いでJW_CAD(35科目),AutoCAD(34科目) であった。ArchiCADやRevitArchitectureなどのBIM専用CADの導入はまだ進んでいないことがわかる。シラ バスにも「BIM」の文字はあまり目立たなかった。 一方で,SkechUp(10科目)やShade(7科目),3dsMAX(5科目)などのように,3次元モデリング が可能なグラフィックソフトも目立った。 ソフトウェア名 シラバス収集件数 VectorWorks 57 JW_CAD 35 AutoCAD 34 MicrosoftOffice 18 Visual Basic for Application 14

Phtoshop 13 Illustrator 13 SkechUp 10 Shade 7 ArcGIS 5 FormZ 5 3dsMAX 5 JavaScript 5 C 5 Pov-Ray 4 RevitArchitecture 3 Quartz Composer 2 Rhinoceros 2 ArchiCAD 1 MicroGDS 1 Eclipse 1 DRA-CAD 1

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6 3次元 49% 2次元 39% 不明 12% あり-内 CAD/CG 1% あり-内情 報処理 8% なし・不明 91% 2-5. 授業で取り扱う空間の次元 表2-5 授業で取り扱う空間の次元 図 2-5 授業で取り扱う空間の次元 授業で取り扱う空間の次元を調査した。ここでの分母は,「CAD・CG などの授業」及び「設計・製図・ 基礎造形などの授業」とした。図 2-5 に示すとおり,3次元が49%を占め,半数の授業で3次元空間 を取り扱っていることが判明した。2-4 で示した通り,これは,Vectorworks や AutoCAD など,3 次元 に対応している CAD に加えて,SkechUp や Shade,3dsMAX といった 3 次元グラフィックソフトの導入も 進んでいるためであると考えられる。 2-6. 授業内でのスクリプティング・コーディングの使用状況 表 2-6 スクリプティング・コーディング使用状況 図 2-6 スクリプティング・コーディング使用状況 情報教育の進展を把握するための試みとして,スクリプティング・コーディング技術の習得が取り入 れられているか,調査した。今回シラバス収集した 428 科目の内,スクリプティングやコーディングを 授業内容に取り入れている科目は 40 科目であった。特に,設計やデザインと直接関連する CAD/CG 関連 の授業ではわずか3科目であった。しかし,情報処理関連の授業では,EXCEL―VBA を中心に,37 科目 がスクリプティング・コーディングを取り入れている。このことから,直接設計・デザインの授業では みられないものの,カリキュラム全体としてのスクリプティング・コーディング技術の習得としては, 一部の大学等で進んでいるとみられる。 授業で取り扱う空間の次元 シラバス収集件数 3次元 134 2次元 107 不明 33 合計(CAD/CG+設計) 274 スクリプティング シラバス収集数 あり-内CAD/CG 3 あり-内情報処理 37 なし・不明 388 合計 428

(9)

7

おわりに

以上本報告では,全国の大学等における建築関係学科 207 校を対象にして,建築情報教育に関わる授 業のシラバス実態調査を行い,その中から得られる基本的情報の 1 次集計を行った。 BIM 専用 CAD の利用は進んでいないものの,3 次元設計教育は半数の授業で取り入れられていること が判明した。 しかし,スプリクティングやコーディングを取り入れた CAD 教育については 1%程度しか導入されてお らず,日本の高等教育機関においてはこれらは未だ黎明期にあるといえる。一方で,プログラミングな どの情報処理関連授業においては 8%の授業で取り入れられていることから,これらの設計教育への応用 が直近の課題といえよう。 シラバスに必ず記述されている授業概要に目を通すと,実現はしていないものの,”シミュレーション”, “CNC 加工等による図面を介さない建築部材の製造“等,先進的なキーワードを記述している科目も見 られ,将来的には,先に触れた”質や性能を伴った次の次元の建築設計教育“の方向に進んでいくもの と考えられる。 本調査としては,アンケート調査と連動しながら,収集したシラバスの解読を進め,カリキュラム全 体の中での建築情報教育の在り方,地域差の把握,より定量的な分析などを進め,次の次元の設計教育 を推進していくための課題と対策を考察していくことが今後の課題である。

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日本建築学会 情報システム技術委員会 3次元設計教育小委員会 委員一覧 主査 松島 史朗 (豊橋技術科学大学) 幹事 下川 雄一 (金沢工業大学) 大西 康伸 (熊本大学) 加賀 有津子 (大阪大学) 川角 典弘 (和歌山大学) 木村 謙 (エーアンドエー㈱) 竹中 司 (アンズスタジオ、豊橋技術科学大学 研究員) 中澤 公伯 (日本大学) 中田 千彦 (宮城大学) 福田 知弘 (大阪大学) 前 稔文 (大分工業高等専門学校) 村上 祐治 (東海大学) ※主査・幹事以外は五十音順

参照

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