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(1)

東日本大震災で支払われた地震保険金の経済波及効果

地震保険を例とした損害保険の経済波及効果に関する実証研究

2015年3月6日

株式会社野村総合研究所

金融ITイノベーション事業本部

野崎 洋之

(2)

本日 お話したいこと

1.はじめに

2.既往研究と本研究の位置付け

3.地震保険金の使途等に関する調査の概要と調査結果からの考察

4.東日本大震災で支払われた地震保険金の経済波及効果

5.おわりに

(3)

1.はじめに

2.既往研究と本研究の位置付け

3.地震保険金の使途等に関する調査の概要と調査結果からの考察

4.東日本大震災で支払われた地震保険金の経済波及効果

(4)

1.はじめに

保険(保険業)の経済波及効果は?

大規模な自然災害の復興に、金融・保険は有用に機能する(Peter, Dahlen and Saxena)

地震保険は生活の安定に寄与することを目的とした保険であり、費用保険である。

しかし、消費者にとっては火災保険に類する財産保険に見えている可能性も否めない。

東日本大震災で支払われた地震保険金について、地震保険金の使途等に関する調査を実

施した。

保険契約

純保険料

付加

保険料

保険料

保険事故の発生

消費者

保険者

保険契約の成立

保険金

給与等

(システム投資等を含む)

保険会社の社員や

募集人の生活

経済波及効果を生む条件

(費用保険等)

(5)

1.はじめに

2.既往研究と本研究の位置付け

3.地震保険金の使途等に関する調査の概要と調査結果からの考察

4.東日本大震災で支払われた地震保険金の経済波及効果

(6)

2.既往研究と本研究の位置付け (東日本大震災によるストック毀損額の推計)

震災直後の早い段階から、ストック毀損額の推計・公表が行われている

東日本大震災によるストック毀損額の合計が15兆円から20兆円程度

そのうち、地震保険の保険金の支払いの基準となる住宅の毀損額が2兆円から5兆円程度

推計・公表した者

公表時期

ストック毀損額

うち、住宅ストック

世界銀行

2011年

0

3月21日

1,220億ドル~2,350億ドル

―――

内閣府(経済財政分析担当)

2011年

0

3月23日

ケース1:約16兆円

ケース2:約25兆円

―――

稲田 他

2011年

0

4月12日

17.78兆円

5.20兆円

武田洋子

2011年

0

4月18日

14.1兆円~18.1兆円

2.3兆円~3.1兆円

石丸康宏

2011年

0

4月20日

20兆円超

4兆円弱

日本政策投資銀行

2011年

0

4月28日

16兆3,730億円

2兆3,940億円

熊谷 他

2011年

0

6月

0

9日

18.3兆円

2.7兆円程度

内閣府(防災担当)

2011年

0

6月24日

約16.9兆円

―――

(7)

2.既往研究と本研究の位置付け (地震保険の消費者行動に関する既往の調査・研究)

「被災を想定した者(消費者)の地震保険加入・非加入」に関する調査・研究はある

地震保険の契約実態を把握する方法として、実際の地震保険契約情報を分析する方法と、アン

ケート調査に基づく方法が考えられる

損害保険料率算出機構や日本損害保険協会は、実際の地震保険契約情報をもとに、定期

的に、保有契約件数・新契約件数や世帯加入率、付帯率等の公表を行っている。

また、地震危険や地震防災、地震保険に関する消費者の意識調査について多くの調査が

なされ知見が蓄積されてきた。

損害保険料率算定会「地震危険に関する消費者意識の調査」地震保険調査報告 No.30、損害保険料率算定会、

1999年

損害保険料率算出機構「大規模地震危険に関する消費者意識調査」地震保険研究 No.5、損害保険料率算出

機構、2004年

損害保険料率算出機構「地震危険に関する消費者意識調査」損害保険料率算出機構、2009年11月

佐藤主光「防災政策が個人の自助努力に与える影響」経済学的視点を導入した災害政策体系のあり方に関す

る研究報告書、内閣府経済社会総合研究所、2009年6月

野崎洋之「消費者の期待に応える地震保険の検討に向けて」損害保険研究 第72巻 第3号、損害保険事業総合

研究所、2010年11月

佐藤主光、齊藤誠「地震保険加入行動におけるコンテクスト効果」人間行動から考える地震リスクのマネジメント、

勁草書房、2012年3月

(8)

2.既往研究と本研究の位置付け (本研究の位置付け)

「実際に被災した者(被災者)の地震保険金」に関する調査・研究はない

調査方法

実際の地震保険契約情報

(保険会社アンケート)

消費者アンケート

研究領域

保険加入・非加入

(入口)

情報が限定的である

(分析・研究に堪えない情報)

多くの調査がなされ

知見が蓄積されている

保険金の受取

(出口)

情報が限定的である

情報がない

(誰も調査していない)

実際に被災した者(被災者)の地震保険金に関する情報を把握する方法として、地震保険金を支

払った側(保険者)を対象にする方法(実際の地震保険契約情報を対象にする方法)と、地震保

険金を受け取った側(被災者)を対象にする方法が考えられる

調査の困難性からか、東北地方太平洋沖地震は勿論のこと、兵庫県南部地震や福岡県西

方沖を震源とする地震など、多額の地震保険金が支払われた地震災害でさえ、被災者を対

象にした地震保険金に関する調査報告は見当たらない。

(9)

1.はじめに

2.既往研究と本研究の位置付け

3.地震保険金の使途等に関する調査の概要と調査結果からの考察

4.東日本大震災で支払われた地震保険金の経済波及効果

(10)

3.地震保険金の使途等に関する調査の概要と調査結果からの考察 (調査の設計・調査概要)

法律の枠組みに囚われることなく、きちんと実態を把握できるように配慮した

被保険者が地震保険金を受け取るときの状況と、地震保険を付帯する火災保険の補償内容の

関係から、地震保険金を住宅等の再建費用に充てている可能性も十分に考えられる

地震保険は被災者の生活の安定に寄与することを目的とした保険。

従って、地震保険金は被災者の当面の生活費を補うことができるように補償内容が形成さ

れている。

しかし、この目的は「地震保険に関する法律」に記載されているものであって、消費者が認

識しているとは言えない。

また法律は、地震保険の制度設計者や商品供給者の現時点における地震保険に対する考

え方・想いに過ぎない。

消費者の保険金の使途を制限するものではない。

地震保険金の使途等に関する調査は、株式会社野村総合研究所が提供するインターネットリサー

チサービスを利用し、東北地方太平洋沖地震発災当時、地震保険金が支払われた地域 に居住し

ていた20歳以上のモニターの中から、実際に地震保険金を受け取った者を対象に実施した。

調査は2011年11月4日から21日までの期間で、予備調査と本調査の2回に分けて実施した。

(11)

3.地震保険金の使途等に関する調査の概要と調査結果からの考察 (予備調査)

予備調査は、東日本大震災に被災し、

実際に地震保険金を受け取った者を探し出すことを目的に実施した

調査期間は2011年11月4日から10日までで、39,874サンプルを回収した。

そのうち2,669サンプルが地震保険金を受け取った者で、建物について受け取ったものが2,210

サンプル、家財について受け取った者が1,195サンプルであった。

全損 半損 一部損 全損 半損 一部損 北海道 69 17 14 69 2,329 7,407 55 12 13 54 1,782 7,989 9,905 青森県 7 3 26 16 343 1,192 2 1 3 14 229 1,338 1,587 岩手県 10 11 85 25 226 981 5 3 31 19 159 1,121 1,338 宮城県 57 175 622 88 215 2,022 37 190 272 80 224 2,376 3,179 秋田県 9 4 6 17 277 904 4 3 1 16 187 1,006 1,217 山形県 6 0 17 22 303 875 4 2 3 17 199 998 1,223 福島県 9 37 203 34 160 1,355 12 30 79 43 158 1,476 1,798 茨城県 6 46 348 84 469 2,673 5 52 137 67 375 2,990 3,626 栃木県 3 14 129 47 354 1,699 3 16 51 45 309 1,822 2,246 群馬県 4 0 14 9 124 434 2 0 3 4 92 484 585 埼玉県 8 1 6 15 255 676 5 2 6 11 185 752 961 千葉県 13 10 61 42 556 1,512 6 10 25 38 396 1,719 2,194 東京都 36 10 66 82 1,354 4,098 31 12 32 53 1,127 4,391 5,646 神奈川県 6 4 2 15 374 1,011 7 3 4 15 278 1,105 1,412 新潟県 3 0 1 8 179 509 0 1 2 5 115 577 700 山梨県 0 1 2 2 74 141 0 1 0 1 38 180 220 長野県 3 1 3 8 163 478 2 0 2 11 98 543 656 静岡県 15 2 5 19 449 891 8 1 4 10 322 1,036 1,381 合計 地震保険 に非加入 地震保険金の請求を行った 請求を 行って いない 地震保険金の請求を行った 請求を 行って いない 有責 無責 有責 無責 地震保険に加入 地震保険 に非加入 地震保険に加入 地区 建物 家財

(12)

3.地震保険金の使途等に関する調査の概要と調査結果からの考察 (本調査)

2,669サンプルを対象に本調査を実施し、分析に使えるデータは800サンプルのみ

東日本大震災における地区別・保険の対象別・損害の程度別の地震保険金支払件数の分布に

準ずる形状のサンプル回収を行った。

最初に、建物について地域別・損害の程度別に回収サンプルの形状を整える(建物について回

収サンプルの形状を整えた時点で、その中には家財についても地震保険金を受け取った者が

いることから、既に家財についても一定の損害の程度別のサンプルが集まっていることになる)。

次に、家財について足りない分を、家財についてのみ地震保険金を受け取った者のサンプルで

補って形状を整えた。

本調査は2011年11月11日から21日までの11日間で実施した。

全損 半損 一部損 全損 118 5 11 1 2 127 264 半損 4 91 32 10 8 191 336 一部損 7 86 382 134 124 877 1,610 1 19 40 224 10 308 602 3 8 31 3 4,635 3,524 8,204 55 130 172 131 1,494 26,876 28,858 188 339 668 503 6,273 31,903 39,874 地 震 保 険 に 加 入 建 物 地震保険 金の請求 を行った 請求を行っていない 地震保険に非加入 合計 有 責 有責 無責 無責 地震保険に加入 請求を 行って いない 地震保険 に非加入 合計 家財 地震保険金の請求を行った 保険の対象 地区 全損 半損 一部損 合計 北海道・東北 32 82 237 351 関東甲信越・静岡 7 41 263 311 北海道・東北 19 95 59 173 関東甲信越・静岡 1 41 102 144 59 259 661 979 合計 建物 家財

地震保険金の使途等に関する調査の標本

(13)

3.地震保険金の使途等に関する調査の概要と調査結果からの考察 (調査項目)

本報では、専ら「地震保険金の使用状況・使途」について分析・考察する

本調査では、「地震発生から保険金請求・受領までの実態」「損害保険会社の社員等の対応」

「地震保険金の使用状況・使途」及び「地震保険と被災者生活再建支援制度との関係(地震保

険の損害認定と罹災証明書の被害の程度など)」等の調査を行った。

(14)

3.地震保険金の使途等に関する調査の概要と調査結果からの考察 (調査結果の考察)

東北地方太平洋沖地震の発生から8か月が経過した時点で、、、

43.6%

56.4%

使われたお金

使われていないお金

25.0%

37.5%

37.5%

全て使った

一部使った

まだ使っていない

人数

金額

建築修繕費 59.4% 家具(家電を除く)修繕・再購入費 8.4% 家電(パソコンを除く)修繕・再購入費 5.5% パソコン修繕・再購入費 2.6% その他 家財修繕・再購入費 8.3% 自動車修繕費 1.1% 自動車購入費 4.6% 衣料費 1.3% 飲食料品費 3.2% 医療費 1.1% 宿泊費 0.6% 交通費 0.8% 娯楽費 3.1% 合計 100.0% 地震保険金の使途 割合

地震保険金の使途(N=800)

地震保険金の使用状況(N=800)

受け取った地震保険金を「全て使った」と回答した者は25.0%に留まり、逆に、「まだ使っていな

い」と回答した者が37.5%も居ることが明らかになった。

金額に換算すると、発災から8か月が経過した時点でさえ、地震保険金の過半が使われておら

ず、現金又は預貯金として残っていることが確認できた。

また、既に使ったお金・計画を含め、約6割が「建築修繕費」に充てられることがわかった。

(15)

1.はじめに

2.既往研究と本研究の位置付け

3.地震保険金の使途等に関する調査の概要と調査結果からの考察

4.東日本大震災で支払われた地震保険金の経済波及効果

(16)

4.東日本大震災で支払われた地震保険金の経済波及効果 (推計手法)

経済産業省「地域間産業連関表(2005年)」を用いて経済波及効果を算出した

東日本大震災に伴う地震保険金の支払額は1兆円を超え、これは2010年度の名目GDPの0.2%、

2011年4月~6月期及び7月~9月期の0.9%にあたる。

東日本大震災により企業の生産活動が停止した中で、地震保険金の支払いによる消費の増大

は、産業に一定の影響を齎したものと考えられる。

東日本大震災で支払われた地震保険金の経済波及効果を算出した。

直接効果 (最終需要額の増分) 直接効果+間接1次波及効果 生産誘発額 付加価値誘発額 雇用者所得誘発額 家計消費支出 間接2次波及効果 経済波及効果(直接効果+間接1次波及効果+間接2次波及効果) 地震保険金の使途等に 関する調査 平均消費性向 逆行列係数 逆行列係数 [凡例] 産業連関表により算出される係数 公式統計等により算出される係数

(17)

4.東日本大震災で支払われた地震保険金の経済波及効果 (地震保険金の使途の割合)

「財」は、調査票で用いた費目で、「産業」は、その財に対応する産業である

「家財のみ」と比較すると、住宅に損害が生じた回答者は、地震保険金の過半を建設業に回す

傾向がある。

全損 半損 一部損 全損 半損 一部損 建築修繕費 建設 67.5% 61.7% 55.3% 16.4% 44.0% 75.7% 63.1% 17.5% 家具(家電を除く) 修繕・再購入費 製材・木製品・ 家具 8.8% 9.5% 4.9% 18.6% 1.1% 6.7% 6.9% 16.3% 家電(パソコンを除く) 修繕・再購入費 民生用電気機器 4.0% 5.3% 6.7% 22.6% 1.1% 2.9% 4.8% 23.7% パソコン修繕・ 再購入費 電子計算機・ 同付属装置 2.7% 1.7% 2.7% 5.6% 1.1% 1.3% 1.8% 10.8% その他 家財修繕・ 再購入費 その他の製造 工業製品 4.6% 9.4% 11.4% 14.3% 3.5% 4.6% 8.6% 17.7% 自動車修繕費 その他の対事業所サービス 1.7% 0.4% 0.8% 1.5% 4.0% 0.6% 0.6% 0.2% 自動車購入費 乗用車 1.8% 2.2% 3.6% 5.1% 15.4% 2.0% 0.9% 0.2% 衣料費 衣服・その他の 繊維既製品 1.8% 1.3% 1.1% 3.1% 5.4% 0.4% 0.5% 1.2% 飲食料品費 飲食料品 1.9% 3.1% 6.1% 8.1% 12.1% 1.7% 6.0% 3.5% 医療費 医療・保健・社会保障・介護 1.0% 2.3% 1.4% 1.8% 2.3% 0.9% 0.5% 1.5% 宿泊費 対個人サービス 1.7% 0.1% 0.5% 0.7% 3.8% 0.3% 0.5% 0.0% 交通費 運輸 1.4% 0.4% 1.2% 0.6% 2.3% 0.3% 0.3% 0.9% 娯楽費 対個人サービス 1.2% 2.6% 4.2% 1.6% 3.8% 2.7% 5.5% 6.7% 家財 のみ 関東甲信越・静岡 財 産業 建物 家財 のみ 北海道・東北 建物

(18)

4.東日本大震災で支払われた地震保険金の経済波及効果 (地震保険金による直接効果)

北海道 東北 (千円) 全損 半損 一部損 全損 半損 一部損 建設 7,475 252,502 163,165 1,511 建設 159,649,055 194,468,683 82,127,562 10,852,200 製材・木製品・家具 971 39,011 14,509 1,714 製材・木製品・家具 20,746,611 30,044,825 7,302,792 12,315,367 民生用電気機器 440 21,756 19,873 2,082 民生用電気機器 9,393,296 16,755,428 10,002,931 14,955,029 電子計算機・同付属装置 301 6,963 7,917 514 電子計算機・同付属装置 6,434,778 5,362,813 3,984,994 3,690,023 その他の製造工業製品 506 38,395 33,682 1,313 その他の製造工業製品 10,817,083 29,570,437 16,953,438 9,434,901 その他の対事業所サービス 192 1,473 2,429 133 その他の対事業所サービス 4,104,944 1,134,072 1,222,776 958,626 乗用車 194 8,920 10,692 471 乗用車 4,141,926 6,869,783 5,381,780 3,385,006 衣服・その他の繊維既製品 203 5,356 3,189 283 衣服・その他の繊維既製品 4,345,324 4,124,945 1,605,285 2,034,673 飲食料品 210 12,579 18,033 741 飲食料品 4,474,759 9,687,663 9,076,757 5,322,440 医療・保健・社会保障・介護 109 9,524 4,273 163 医療・保健・社会保障・介護 2,329,833 7,334,945 2,150,831 1,169,616 対個人サービス 187 399 1,514 60 対個人サービス 3,994,000 307,545 761,883 431,153 運輸 158 1,747 3,522 59 運輸 3,365,315 1,345,509 1,772,586 426,566 対個人サービス 135 10,682 12,458 149 対個人サービス 2,884,556 8,226,825 6,270,644 1,073,295 関東 中部 全損 半損 一部損 全損 半損 一部損 建設 26,277,473 128,685,022 96,989,992 5,222,072 建設 89,118 826,204 1,980,452 21,603 製材・木製品・家具 674,219 11,312,514 10,619,577 4,847,325 製材・木製品・家具 2,287 72,630 216,843 20,053 民生用電気機器 674,219 4,910,377 7,346,510 7,049,301 民生用電気機器 2,287 31,526 150,009 29,162 電子計算機・同付属装置 674,219 2,279,078 2,751,655 3,214,694 電子計算機・同付属装置 2,287 14,632 56,186 13,299 その他の製造工業製品 2,065,329 7,748,865 13,228,099 5,287,088 その他の製造工業製品 7,004 49,750 270,106 21,872 その他の対事業所サービス 2,381,103 1,077,382 943,508 45,150 その他の対事業所サービス 8,075 6,917 19,266 187 乗用車 9,208,637 3,397,898 1,314,485 45,150 乗用車 31,231 21,816 26,841 187 衣服・その他の繊維既製品 3,234,544 621,567 768,243 344,496 衣服・その他の繊維既製品 10,970 3,991 15,687 1,425 飲食料品 7,245,721 2,859,207 9,182,407 1,030,779 飲食料品 24,573 18,357 187,497 4,264 医療・保健・社会保障・介護 1,399,645 1,450,322 835,428 446,987 医療・保健・社会保障・介護 4,747 9,312 17,059 1,849 対個人サービス 2,253,086 497,253 736,111 13,545 対個人サービス 7,641 3,193 15,031 56 運輸 1,399,645 497,253 517,031 256,905 運輸 4,747 3,193 10,557 1,063 対個人サービス 2,253,086 4,558,156 8,415,624 1,995,639 対個人サービス 7,641 29,265 171,840 8,256 家財のみ 建物 家財のみ 建物 家財のみ 建物 家財のみ 建物

(19)

0 250 500 750 1,000 1,250 1,500 沖縄 九州 四国 中国 近畿 中部 関東 東北 北海道

4.東日本大震災で支払われた地震保険金の経済波及効果 (波及効果)

地域間産業連関表(2005年)に直接効果を代入し、経済波及効果を算出した

産業別 経済波及効果(十億円)

地域別 経済波及効果(十億円)

0 200 400 600 800 その他 その他の対事業所サービス 広告 教育・研究 情報サービス 運輸 不動産 商業 ガス・熱供給 建設 その他の製造工業製品 その他の輸送機械 その他の自動車 電子部品 通信機械・同関連機器 その他の電気機械 事務用・サービス用機器 金属製品 鉄鋼 プラスチック製品 医薬品 合成樹脂 印刷・製版・製本 製材・木製品・家具 繊維工業製品 石炭・原油・天然ガス 農林水産業

直接効果

1.2兆円

1次効果

1.2兆円

2次効果

0.7兆円

経済波及効果

3.0兆円

乗数効果

2.55

(20)

1.はじめに

2.既往研究と本研究の位置付け

3.地震保険金の使途等に関する調査の概要と調査結果からの考察

4.東日本大震災で支払われた地震保険金の経済波及効果

(21)

5.おわりに

東日本大震災が齎したストック毀損額は15兆円から20兆円。そのうち、住宅が2兆円から5兆円。

そこに、地震保険金が1.2兆円投入され、その6割近くが建築修繕費に充てられた。

その結果、3兆円を超える経済波及効果が生まれた。

ストック毀損

15兆円~20兆円

住宅ストック毀損

2兆円~5兆円

地震保険金

1.2兆円

共済金

0.9兆円

直接効果

1.2兆円

1次効果

1.2兆円

2次効果

0.7兆円

経済波及効果

3.0兆円

乗数効果

2.55

参照

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