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Ⅵ ライフステージごとの取り組み 1 妊娠期 2 乳幼児期 (0~5 歳 ) 3 学童期 (6~12 歳 ) 4 思春期 (13~19 歳 ) 5 成年期 (20~39 歳 ) 6 壮年期 (40~64 歳 ) 7 高年期 (65 歳以上 ) ライフステージごとの取り組み ( 図 )

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Ⅵ ライフステージごとの取り組み

1 妊娠期

2 乳幼児期(0~5歳)

3 学童期(6~12歳)

4 思春期(13~19歳)

5 成年期(20~39歳)

6 壮年期(40~64歳)

7 高年期(65歳以上)

ライフステージごとの取り組み(図)

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◆ 適正体重の維持や減塩など、健全な食生活を実践し、生活習慣病を予防しましょう。 ◆家族やまわりの人と会話しながら、一緒に食事することを楽しみましょう。 ◆ よく噛んで味わって食べるとともに、定期的に歯科健診を受け、口腔ケアを実践し ましょう。 ◆ 妊娠期の望ましい体重増加量を理解し、規則正しい生活リズムとバランスの良い食 事を実践し、母子ともに健康で過ごしましょう。 ◆ 自分の年代に適した内容と質の食事を選べるとともに、自分で作れる力を身に付 けましょう。 ◆食の安全に関する知識を持ち、的確に情報を判断する力を身に付けましょう。 ◆ 地域の農水産業体験に参加する、地域の農水産物を消費するなど、地産地消を自ら 実践しましょう。 ◆ 外食や中食では、栄養成分表示の活用やヘルシーメニュー(脂肪・塩分控えめ、野 菜たっぷり)を選択できる力を身に付けましょう。 ◆タバコとアルコールの害から赤ちゃんを守りましょう。  生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性をはぐくむためには、子どもから成 人、高齢者に至るまで、ライフステージに応じた食育を推進していくことが大切です。  ここでは、ライフステージを7つに区分し、その特徴と課題を踏まえながら、市民の 皆さんに取り組んでいただきたいことをまとめました。 1 妊娠期 ~自分や家族の食生活を見直し、新しい命を育もう~ 特徴と課題 取り組み(下線部は重点目標に関係する取り組み)  お母さんの健康と赤ちゃんの健やかな成長にとって大切な時期です。また、妊娠に より親としての自覚を持つようになり、食への興味・関心も高まってくる時期です。 一方で、ダイエット志向によりやせの女性が増加していること等から、低出生体重児 が増加していることなどが課題となっています。  妊娠前から健康的な体づくりをこころがけ、必要な栄養素(カルシウム・鉄・葉酸 など)が不足することの無いよう、適切な食生活を心がけることが大切です。  妊娠をきっかけに、規則正しい食生活の重要性を認識し、親になることへの自覚と 責任を持つとともに、生まれてくる子どもへ、正しい食生活と食文化を伝えていくた め、自らが適切な食習慣を確立していくことが大切です。

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じょうずに減塩  生活習慣病の予防や改善には食塩を減らすことがとても大切です。厚生労働省は健康 日本21(第2次)において、成人1人1日あたりの食塩摂取の目標量を8g未満としています。 ところが、平成24年国民健康・栄養調査における食塩摂取量の全国平均値は、成人男性 11.3g/日、成人女性9.6g/日でした。日頃から減塩に取り組み、生活習慣を見直す必要 があります。  しかし、減塩といって何でも食塩を減らしてしまっては、味もそっけなくせっかくの料理 もおいしく食べられません。じょうずに塩分をコントロールしていくことが大切です。  一方、新鮮な野菜や果物などに多く含まれているカリウムは体内の余分な塩分(ナトリウ ム)を排泄する作用があるので、しっかり食べることが大切です。ただし、果物は糖分も多く 含まれているので、食べ過ぎると太ってしまったり、中性脂肪や血糖が増えすぎてしまうこ ともあるので、1日に1回程度、食べる習慣をつけると良いでしょう。(カリウムの摂取につい ては腎臓や心臓の病気を有している人は、医師に相談するようにしましょう。) 生まれる前から生活習慣病予防  「生活習慣病」というと「大人の病気」というイメージが強いですが、その原因は、胎児と してお母さんのお腹の中にいる時の環境も大きく影響しています。お母さんが必要以上に ダイエットをすると、お腹の中の赤ちゃんが低栄養状態にさらされます。すると赤ちゃんは 少しの栄養で生きていくための代謝適応を始め、こうした特殊な代謝適応は生まれた後も 持続して、肥満や生活習慣病になりやすくなってしまうのです。  妊娠期の望ましい体重増加量を理解し、規則正しい生活リズムとバランスの良い食事を 実践することは、生まれた赤ちゃんの将来の生活習慣病予防のためにもとても大切です。 味覚の発達  人間は本能的に甘味、塩味、うま味を好み、それに対し、酸味や苦味を好まず、経験により 好むようになります。豊かな味覚を形成するには経験が必要ですので、子どもの味覚の発 達には、育成するという態度が必要です。低年齢時期から濃い味を覚えてしまうと、薄い味 を感じにくくなってしまいます。子どもの頃から薄味に慣れ、色々な食材を味わうようにし たいですね。 ●減塩のポイント ・塩分以外の風味(酢、香味野菜 など)を活用する ・汁物の量に注意 (具だくさんのみそ汁にして汁の 量を減らす、めん類などのスープは残す) ・練り製品や加工食品に含まれる「見えない塩分」 に注意 ●野菜は1日350gとりましょう  (うち120gは緑黄色野菜)  生野菜なら両手いっぱい、加熱後  なら片手にのる量が目安です ●果物は1日200gとりましょう  〈200gの目安〉    みかんなら2個    りんごなら1個

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2 乳幼児期(0 ~ 5歳)   ~安らぎと楽しさの中で、食べる意欲の基礎を育もう~  (乳児期) ◆ 離乳食を通してさまざまな食べ物の味やにおい、食感などを体験し、食べ物を見る と嬉しそうにするなど、食べ物への興味を育み、楽しくおいしく食べましょう。 ◆決まった時間に食べるなど規則正しい生活リズムを身に付けましょう。 ◆歯磨きの習慣を身に付けましょう。  (幼児期) ◆ うす味を心がける、自分にあった食事量を知るなど、将来の生活習慣病予防を見据 えた食生活を心がけましょう。 ◆ 家族や周りの人と会話しながら一緒に食事することを楽しみ、食前食後のあいさつ 習慣をつけるなど、食事のマナーの基礎をつくりましょう。 ◆よく噛んで味わって食べ、歯磨きの習慣を身に付けましょう。 ◆ 早寝、早起き、食事は決まった時間に食べるなど、規則正しい生活リズムを身につ けるなど、望ましい食習慣の基礎をつくりましょう。 ◆食事を楽しんでおいしく食べましょう。 ◆食品名や簡単な献立名がわかるようになりましょう。 ◆食事の前の手洗いを身に付け、食事の準備や後片付けなど手伝いに関心を持ちま    しょう。 ◆ 栽培・調理などの体験を通して、旬の食材や地元の食材を知り、食に対する親しみ・ 関心・感謝の気持ちを育てましょう。 ◆給食等を通して、伝統食や行事食などの食文化について学びましょう。 取り組み(下線部は重点目標に関係する取り組み) 特徴と課題  身体発育や視覚、聴覚などの感覚機能、噛む機能などの発達が著しい時期です。周 りの大人とのあたたかく豊かな関わりの中で、安心感や基本的信頼感を育んでいくこ とが重要であり、この時期に望ましい食習慣の基礎をつくることがとても大切です。  乳児期には、離乳食を通して噛む力と飲み込む力を身に付けていきます。おいしく 食べた満足感や、自分でつかんで口に入れる、いろいろな食べ物を見る、触る、味わ うなどの体験を通して、食べ物への興味や食べる意欲が芽生えます。  幼児期は、睡眠、食事、遊びといった活動にメリハリが出て、食事リズムの基礎を つくる大切な時期です。また、活動範囲が少しずつ広がり、好奇心も強くなってくる ので、食への興味や関心がもてるよう、食べる意欲を大切にして、食の体験を広げる ことが大切です。

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3 学童期(6 ~12歳)   ~食の大切さを学び、望ましい食習慣を身に付けよう~ ◆ うす味を心がける、自分にあった食事量を知るなど、将来の生活習慣病予防を見据 えた食生活を心がけましょう。 ◆ 家族やまわりの人と会話しながら一緒に食事することを楽しみ、食事のマナーを身 に付けましょう。 ◆よく噛んで味わって食べ、歯磨きの習慣を身に付けましょう。 ◆ 規則正しい生活リズムを身に付け、1日3回の食事や間食のリズムが持てるなど、 望ましい食習慣を定着させましょう。 ◆食べる楽しさを知り食事への意欲を持ちましょう。 ◆食べ物の体内での働きやバランスの良い食事、朝食の大切さについて学びましょう。 ◆ 食事づくりに参加し、つくることを楽しみながら基本的な調理技術と食品衛生に関 する知識を身に付けましょう。 ◆ 栽培・調理などの体験を通して、旬の食材や地元の食材、生産・流通の仕組みなど「地 産地消」について理解を深め、食に対する親しみ・関心・感謝の気持ちを育みましょう。 ◆給食等を通して、伝統食や行事食などの食文化について学びましょう。 取り組み(下線部は重点目標に関係する取り組み) 特徴と課題  心身の発達が著しく、生活習慣の基礎が定着する時期であり、家庭や学校の影響 を強く受けます。味覚が最も発達する大切な時期であり、乳歯が永久歯に生え変わ る時期でもあります。  この年代では、食と身体の関わりについて理解し、食に関わる活動や体験学習を通 して、食への興味や関心が深まり、自分で選択や判断ができる力の基礎作りをするこ とが大切です。  また、食を通じた家族や仲間との関わりとともに、地域や暮らしのつながりの中で、 食を楽しむ心が育ち、食の世界が広がっていきます。

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4 思春期(13 ~19歳)   ~健全な食生活を実践し、自立に向けた望ましい食習慣を確立しよう~ ◆ うす味を心がける、自分に合った食事量を知るなど、将来の生活習慣病予防を見据 えた食生活を心がけましょう。 ◆自分の適正体重を理解し、肥満ややせを予防しましょう。 ◆ 家族やまわりの人と会話しながら一緒に食事することを楽しみ、食事のマナーを身 に付けましょう。 ◆よく噛んで味わって食べ、歯磨きの習慣を身に付けましょう。 ◆ 望ましい食習慣と健康との関係について学び、規則正しい生活リズムを定着させ、 自ら実践しましょう。 ◆ 食事のバランスや適量を理解し、自分で食事の選択や情報を判断できる、自分で調 理するなど、自ら進んで健康的な生活を送る力を身に付けましょう。 ◆食品衛生に関する知識を身に付けましょう。 ◆食の安全について、食卓で家族と話題にしてみましょう。 ◆栄養成分表示について理解し、食品を購入する時や外食する時の参考にしましょう。 ◆ 生産・流通・消費の仕組み、環境と食生活、旬の食材や地元の食材など「地産地消」 について理解を深め、食に対する親しみ・関心・感謝の気持ちを育みましょう。 ◆伝統食や行事食などの食文化について理解を深めましょう。 取り組み(下線部は重点目標に関係する取り組み) 特徴と課題  身体的・精神的変化が著しく、家庭からの自立を控えた時期です。  この年代の課題として、友人やマスメディアなどからの影響を受けやすく、朝食 欠食や偏食、過度のダイエットなど食生活の乱れから、肥満ややせといった将来の 健康に影響を及ぼすことがあげられます。  将来の健康を見据えた望ましい食習慣について理解を深めるとともに、自立に向 けた望ましい食習慣の確立のため、自分で食事の選択や情報を判断できる力、調理 する力を育むことが大切です。

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5 成年期(20 ~39歳)   ~健全な食生活を実践し、生活習慣病を予防しよう~ ◆ 朝食を毎日食べる、適正体重の維持、減塩など、規則正しい生活リズムと健全な食 生活を実践し、生活習慣病を予防しましょう。 ◆家族やまわりの人と会話しながら一緒に食事することを楽しみましょう。 ◆よく噛んで味わって食べるとともに、定期的に歯科健診を受け、口腔ケアを実践し   ましょう。 ◆ 自分の年代に適した内容と量の食事を選べるとともに、自分で作れる力を身に 付けましょう。 ◆食の安全に関する知識を持ち、的確に情報を判断する力を身に付けましょう。 ◆ 地域の農水産業体験に参加する、地域の農水産物を消費するなど、地産地消を自ら 実践しましょう。 ◆伝統食や行事食などの食文化を次世代へ伝えましょう。 ◆ 外食や中食では、栄養成分表示の活用やヘルシーメニュー(脂肪・塩分控えめ、野 菜たっぷり)を選択できる力を身に付けましょう。 ◆ 自らが家庭や地域において健全な食生活を実践し、次世代に向けた食育に取り 組みましょう。 取り組み(下線部は重点目標に関係する取り組み) 特徴と課題  就職、結婚、出産、子育て等、社会的にも生活が大きく変わる時期です。朝食の 欠食が増える、食にかける時間が少なくなる、生活リズムの乱れや、外食や中食の 利用が増えるなどの特徴があげられます。  この時期の生活習慣が将来の健康状態に大きく影響を及ぼすことから、自分の生 活習慣を見直し、適正体重の維持や健全な食生活を実践することが大切です。  また、次世代の育成を担う時期でもあり、家庭や地域において望ましい食生活を 伝えていくなどの食育に取り組んでいくことが期待されます。

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6 壮年期(40 ~ 64歳)   ~健全な食生活の維持により生活習慣病の予防及び改善に努め、         次世代に食育の輪を広げよう~ ◆定期的に健康診断やがん検診を受け、生活習慣を見直しましょう。 ◆ 適正体重の維持や減塩など、健全な食生活を実践し、生活習慣病の予防及び改善に 努めましょう。 ◆家族やまわりの人と会話しながら一緒に食事することを楽しみましょう。 ◆ よく噛んで味わって食べるとともに、 定期的に歯科健診を受け、口腔ケアを実 践しましょう。 ◆食の安全に関する知識を持ち、的確に情報を判断する力を身に付けましょう。 ◆ 地域の農水産業体験に参加する、地域の農水産物を消費するなど、地産地消を自ら 実践しましょう。 ◆伝統食や行事食などの食文化を次世代へ伝えましょう。 ◆ 外食や中食では、栄養成分表示の活用やヘルシーメニュー(脂肪・塩分控えめ、野 菜たっぷり)を選択できる力を身に付けましょう。 ◆ 自らが家庭や地域において健全な食生活を実践し、次世代に向けた食育に取り組 みましょう。 取り組み(下線部は重点目標に関係する取り組み) 特徴と課題  仕事や家庭、地域社会において中心的な役割となる機会が多く、自分の健康管理 がおろそかになる時期です。過食や偏食、野菜不足、塩分の摂り過ぎ、運動不足な どが原因で、肥満や高血圧など、健診での異常所見を持つ人が増えてきます。改め て自分の生活習慣を見直し、適正体重の維持や減塩など、健全な食生活を実践する ことが大切です。  また、次世代の育成を担う時期でもあり、家庭や地域において望ましい食生活を 伝えていくなどの食育に取り組んでいくことが期待されます。

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7 高年期(65歳以上)   ~健康を維持し、豊かな食経験を次世代に伝えよう~ ◆家族やまわりの人と会話しながら一緒に食事することを楽しみましょう。 ◆健康の維持のため、野菜の摂取、減塩などを心がけましょう。 ◆ よく噛んで味わって食べるとともに、定期的に歯科健診を受け、口腔ケアを実 践しましょう。 ◆質・量ともに自分の健康状態に応じた食生活を実践しましょう。 ◆ 体重が減少してきた人は、低栄養を予防するため、肉、牛乳・乳製品、油脂を特に 意識して摂取するようにしましょう。 ◆定期的に健康診断やがん検診を受けましょう。 ◆食の安全に関する知識を持ち、的確に情報を判断する力を身に付けましょう。 ◆ 地域のボランティア活動等に積極的に参加し、豊かな知識や経験とともに、伝統食 や行事食などの食文化を次世代へ伝えましょう。 ◆ 外食や中食では、栄養成分表示の活用やヘルシーメニュー(脂肪・塩分控えめ、野 菜たっぷり)を選択できる力を身に付けましょう。 取り組み(下線部は重点目標に関係する取り組み) 特徴と課題  加齢に伴う身体の変化が生じやすい時期です。この年代では他の年代に比べひと り暮らしの世帯が多く、孤食や食事量の低下、栄養バランスの偏りなどから、低栄 養や生活習慣病などの問題につながることもあります。健康の維持のため、自分の 健康状態に応じた食生活を実践することが大切です。  また、地域のボランティア活動等に積極的に参加し、食事を通したコミュニケー ションを図るとともに、様々な世代の人と交流を持ち、正しい食の知識や豊かな食 経験を次世代へ伝えていくことも大切です。

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