医 療 と 保 健
公的医療保険による医療
74歳までは国民健康保険や会社の健康保険、共済組合などの公的医療保険に加入します。 70歳からの医療保険(高齢受給者証) 医療保険に加入している人で、70歳〜74歳の人には、医療保険から高齢受給者証が交付されます。 ●対 象 70歳〜74歳の人 ●資 格 70歳の誕生日の翌月1日(1日生まれの人は誕生日当日)から。 ●診療を受けるとき 健康保険証と高齢受給者証の両方を医療機関に提示し、高齢受給者証に表示されている一部負担金の 割合に応じた一部負担金を支払います。 ※ 健康保険がきかない診療、差額ベッドなどは全額自己負担となります。 ※ 入院時には、上記の一部負担金のほかに、食事にかかる費用の一部を負担していただきます。高齢者の医療
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お問合せ先
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渋谷区国民健康保険の加入者
国民健康保険課 資格賦課係
☎
3463-1781
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その他の健康保険加入者
加入先の健康保険
後期高齢者医療制度による医療
「後期高齢者医療制度」は平成20年4月1日に施行された「高齢者の医療の確保に関する法律」に基づきはじまり、 従来の老人保健制度にかわるものです。 ◦高齢者の独立した公的な医療制度です。 ◦制度の運営は、都内の全区市町村が加入した、「東京都後期高齢者医療広域連合」が行います。都道府県 単位で運営を行うため、保険料率や給付などは、原則として都内で同じになります。 ◦渋谷区は、広域連合と連携し、被保険者の皆さんの身近な自治体として、窓口業務や保険料徴収などを 行います。 ●対 象 ◦75歳以上の人 75歳の誕生日から自動的に加入(生活保護受給者等は除く) ◦65歳以上で一定の障害がある人 区市町村に申請し、広域連合の認定を受けた日から加入 ●保 険 証 「後期高齢者医療被保険者証」が一人に1枚交付されます。被保険者証は原則2年間有効です。 2年ごとに更新しますが、被保険者証の記載事項(一部負担金の割合等)に変更があった場合は、その つど更新します。医療と保健
●診療を受けるとき 被保険者証を医療機関に提示し、被保険者証に表示されている一部負担金の割合に応じた金額を支払 います。 ◦一般の人……… 1割 ◦一定以上の所得を有する人(現役並み所得者)……… 3割 ●保 険 料 被保険者一人ひとりが保険料を納めます。保険料は、均等割額(被保険者全員が均等に負担)と、所得 割額(被保険者の所得に応じて負担)の合計額になります。(限度額57万円) ◇均等割額は42,200円です。 ◇所得割額は、(総所得-基礎控除額33万円)×保険料率(8.98%)で計算します。 ※上記の均等割額と保険料率は平成26年度・27年度のものです。 ・均等割額と保険料率は東京都後期高齢者医療広域連合で決定しています。 ・均等割額と保険料率は2年ごとに見直され、原則として東京都内で均一となります。 ・保険料の均等割額と所得割額には、それぞれ軽減措置があります。
〈均等割額の軽減(平成26・27年度)〉
同じ世帯の後期高齢者医療制度の被保険者全員と世帯主の「総所得金額等を合計した額」をもとに均等割額 を軽減しています。 ※65歳以上(1月1日時点)の人の公的年金所得については、その所得からさらに高齢者特別控除15万円を差 し引いた額で判定します。〈所得割額の軽減(平成26・27年度)〉
被保険者本人の「賦課のもととなる所得金額」をもとに所得割額を軽減しています。 ※賦課のもととなる所得金額とは、前年の総所得金額および山林所得金額ならびに株式・長期(短期)譲渡所得金 額等の合計から基礎控除額33万円を控除した額です(ただし、雑損失の繰越控除額は控除しません)。総所得金額等の合計が下記に該当する世帯
軽減割合
33 万円以下で被保険者全員が年金収入 80 万円以下
(その他の所得がない)
9 割
33 万円以下で 9 割軽減の基準に該当しない
8.5 割
33 万円+(26 万円×被保険者の数)以下
5 割
33 万円+(47 万円×被保険者の数)以下
2 割
賦課のもととなる所得金額
軽減割合
15 万円以下
100%
20 万円以下
75%
58 万円以下
50%
医療と保健
●保険料の納め方 保険料の納付方法は、原則として介護保険料と同じ年金から引き落とされます(特別徴収)。 その年金額が年額18万円未満の人や介護保険料と後期高齢者医療保険料の合算額が1回あたりの年金 受給額の2分の1を超える人などは、納付書や口座振替などにより個別に納めます(普通徴収)。 ※年度の途中で75歳に到達された人や転入された人は、当分の間普通徴収になります。 ※口座振替を希望される人は、担当課にご相談ください。 ※後期高齢者医療保険料は、保険料を支払った人に社会保険料控除が適用されます。 ●給 付 後期高齢者医療制度では、現物給付(医療サービスの提供)と現金給付(療養費の支給)が受けられます。 ●高額療養費 同じ月に支払った医療費の一部負担金を合算して、自己負担限度額を超えた分が払い戻されます。 ※1 過去12か月間に4回以上高額療養費の支給があった場合、4回目以降は44,400円となります(多数 回該当)。 ※外来(個人ごと)の限度額による支給は、多数回該当の回数に含みません。 ※入院時の食事代や保険の対象とならない差額ベッド料などは支給の対象外となります。 ※月の途中で75歳の誕生日を迎えた月に限り、それまで加入していた医療保険と新たに加入した後期高齢者医 療制度の両方の限度額がそれぞれ半額となります(個人ごとに限度額を適用します)。 ●高額介護合算療養費 世帯での1年間の後期高齢者医療制度の一部負担金等の額と介護保険の利用負担額の合算額が世帯の 自己負担限度額(毎年8月〜翌年7月末の年額)を超えるときは、それぞれの制度から払い戻されます。 ◇このほか、住民税非課税世帯の人の外来・入院したときの食事代や国の定める特定疾病に該当する人には、 減額制度があります。 所得の区分 自己負担限度額(月額) 外来(個人ごと) 外来 + 入院(世帯ごと) 現役並み所得者 (3 割) 一般(1 割) 区分 (住民税非課税等) 44,400 円 12,000 円 44,400 円 24,600 円 15,000 円 8,000 円 80,100 円 +(総医療費−267,000 円) ×1% ※1 所得の区分 後期高齢者医療制度 + 介護保険 世帯単位の自己負担限度額(年額) 現役並み所得者(3割) 一般(1割) 区分 (住民税非課税等) 67 万円 56 万円 31 万円 19 万円
医療と保健
●療 養 費 次のような場合で医療費の全額を支払ったときは、申請により支払った費用の一部の払い戻しが受けら れます。 ◦やむを得ず被保険者証を持たずに診療を受けたとき ◦医師の指示により、コルセットなどの補装具を作ったとき ◦医師が必要と認める、はり師、灸師、あんまマッサージ指圧師の施術を受けたとき(後期高齢者医 療を取り扱う接骨院などで施術を受けた場合は、被保険者証を提示することにより、一部負担金を 支払うだけで済みます) ◦骨折や捻挫等で柔道整復師の施術を受けたとき ◦輸血のために用いた生血代がかかったとき ◦海外に渡航中、治療を受けたとき ●葬 祭 費 渋谷区から「後期高齢者医療被保険者証」の交付を受けていた人が亡くなったときは、葬儀を行なった人 に対して、葬祭費70,000円(後期高齢者医療制度5万円、渋谷区独自給付2万円)が支給されます。 ※申請は、葬儀を行なった日の翌日から2年以内です。
その他の助成
●老人性白内障手術による特殊眼鏡等の助成 65歳以上の人で、老人性白内障のため手術を受け、眼内レンズを挿入できないため特殊眼鏡またはコン タクトレンズが必要な場合、その費用の一部を助成します。ただし、本人の所得が基準以下に限ります。 *申請は、手術の翌月1日から1年以内です。お問合せ先
国民健康保険課 高齢者医療係
☎
3463-1897
医療と保健
受診月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 誕生月 4 月∼7 月生 8 月∼11月生 12月∼3 月生 第 1 期受診期間 第 2 期受診期間 第 3 期受診期間