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Mac OS X Server メールサービスの管理(バージョン 10.3 以降用)

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(1)

Mac OS X Server

メールサービスの

管理

(2)

KApple Computer, Inc.

© 2003 Apple Computer, Inc. All rights reserved.

Mac OS X Serverソフトウェアの正規ライセンス製品の 使用許諾を受けたお客様、またはかかるお客様の許諾を得 た者は、本ソフトウェアの使用を学習する目的で本書を 複製することができます。本書のいかなる部分も、本書 のコピーの販売または有償のサポートサービスなどの商 用目的で、複製または譲渡することは禁じられています。 Appleロゴは、米国その他の国で登録されたApple Computer, Inc. の商標です。 キーボードから入力可能な

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Macintosh、Power Macintosh、QuickTime、Sherlock、

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UNIXは、X/Open Company, Ltd.が独占的にライセンス

している米国その他の国における登録商標です。 J034-2349/8/7/03

(3)

1

目次

序章

7

このマニュアルの使いかた

7

このマニュアルについて

7

このマニュアルを使う

7

Mac

OS

X Server

を初めて設定する

8

日常行う管理作業についてヘルプを参照する

8

その他の情報 第

1

9

メールサービスの設定

10

メールサービスのプロトコル

10

送信メール

10

受信メール

11

メールサービスとユーザとのやり取り

12

メールの保存場所

12

送信メールの場所

12

受信メールの場所

12

ボリュームごとの最大メールメッセージ数

13

メールサービスが対応しない機能

13

メールサービスでネットワークサービスを使用する

14

DNS

をメールサービスに設定する

14

メールサービスが

SSL

を使用する仕組み

15

SSL

を使ってメールを安全に転送する

15

設定する前に

15

メールサービスに影響するユーザアカウント設定

16

アップルのメールサーバのメールメッセージを

Mac

OS

X

Server

バージョン

10.3

に移行する

16

メールサービスツールの概要

16

設定の概要

19

受信メールサービスを設定する

19

安全な

POP

認証を使用可能にする

19

安全性の低い

POP

の認証を使用可能にする

20

POP

接続に

SSL

転送を設定する

20

安全な

IMAP

認証を使用可能にする

21

安全性の低い

IMAP

認証を使用可能にする

(4)

21

IMAP

接続に

SSL

転送を設定する

22

送信メールサービスを設定する

22

安全な

SMTP

認証を使用可能にする

23

安全性の低い

SMTP

認証を使用可能にする

23

SMTP

接続に

SSL

転送を設定する

24

別のサーバを介して

SMTP

メールをリレーする

24

メールユーザをサポートする

24

ユーザアカウントのメール設定を指定する

25

メールクライアントソフトウェアを設定する

26

管理用アカウントを作成する

26

ユーザに追加のメールアドレスを作成する

27

転送先のメールアドレスをユーザに設定する

28

仮想ドメインを追加する/取り除く

29

迷惑メールを制限する

29

SMTP

認証を要求する

30

SMTP

リレーを制限する

31

特定のサーバからの

SMTP

接続を拒否する

31

ブラックリストに記載されている送信者からのメールを拒否する

32

SMTP

接続をフィルタリングする 第

2

33

メールサービスの保守

33

メールサービスを開始する/停止する

34

メールサービスを再度読み込む

34

受信メールサービスのプロトコル設定を変更する

34

パフォーマンスを向上させる

35

メールの保存場所とデータベースを操作する

35

メール保存データベースを修復する

36

以前のバージョンのメールの保存場所とデータベースを変換する

36

amsmailtool

を使用する

37

メールデータベースとメール保存場所の位置を指定する

37

メールメッセージをバックアップする/復元する

38

メールメッセージとフォルダを監視する

38

メールフォルダへの管理者アクセスを許可する

39

メールメッセージを監視およびアーカイブするために保存する

39

メールサービスを監視する

40

メールサービスの全体的な稼動状況を確認する

40

メール接続リストを表示する

40

メールアカウントを表示する

40

メールサービスのログを表示する

41

メールサービスログの詳細レベルを設定する

41

スケジュールに基づいてメールサービスログをアーカイブする

41

メールサービスログのアーカイブに使用されるディスク領域を解放する

42

ディスクが一杯になったときの動作

(5)

42

配信できないメールを操作する

42

配信できない受信メールを転送する

43

その他の情報

43

書籍

43

インターネット 第

3

45

メーリングリスト

45

メーリングリストを設定する

45

メーリングリストを使用可能にする

46

リスト名を定義する

46

登録ユーザを追加する

47

リストを変更する

47

既存のリストに登録ユーザを追加する

47

リストの登録ユーザを削除する

48

登録ユーザが投稿する権限を変更する

48

登録ユーザを中断する

49

リストを管理する

49

リスト管理者を指定する

49

その他の情報 用語集

51

索引

55

(6)
(7)

序章

このマニュアルの使いかた

このマニュアルについて

このマニュアルでは、

Mac

OS

X Server

のメールサービスを管理する方法について説明します。

このマニュアルを使う

最初の章で は、メールサービスの 動作、機能、使いかた、初期の 設定方法、および日常 の管理方法 の概要を説明しています。 また、あまりな じみのないサービスに 関する章もひととおり お読みください。これまで 使ったこと のないサー ビスの中に、ネットワーク をより効率的に運用し、ユ ーザのためにパフォー マンスを向 上するのに役立つサービスが見つかるかもしれません。 ほとんどの 章の最後に「その他の情 報」というセクションが あります。このセクシ ョンでは、サー ビスに関してより詳しい情報を見つけることができる

Web

サイトと参考資料を紹介しています。

Mac

OS

X Server

を初めて設定する

Mac

OS

X Server

のインストールと設定が済んでいない場合は、最初にその作業を行ってください。 サーバのインストールおよび設定の方法については、ソフトウェアに同梱されている「Mac OS X Server お使いになる前に バージョン 10.3 以降用」のマニュアルを参照してください。さまざま な環境について、サーバの設定、稼動、および最初の使用で必要となる情報が記載されています。 メールサービス の機能を個別に設定する方法に ついては、その機能のセクション を参照してくだ さい。「設定の概要」、「設定する前に」、および「

Mac OS X Server

を初めて設定する」というタ イトルのセクションに記載されている情報は、特に重要ですのでよくお読みください。

(8)

日常行う管理作業についてヘルプを参照する

設定の変更、サービスの監視、サービスログの表示、またはその他の日常の管理作業を行うときは、 各サーバ管理 プログラムから利用可 能なオンスクリーンヘ ルプを使用して、ステップ バイステップ 形式の手順説明を検索できます。このマニュアルの第

2

章にはすべての管理作業の説明が記載され ていますが、サ ーバを使いながらオンス クリーンヘルプ形式の 情報を取得する方が便 利な場合もあ ります。

その他の情報

このマニュアルのほかにも、次の参考資料から

Mac OS X Server

に関する情報を入手できます。 Mac OS X Server お使いになる前に バージョン 10.3 以降用:サーバを初めてインストールおよ び設定する方法について説明します。

Mac OS X Server システムの移行について バージョン 10.3 以降用:既存の

Macintosh

コン ピュータから

Mac

OS

X Server

にデータを移行する手順について説明します。

サーバ上のオンスクリーンヘルプ

サーバ

CD

内の

Read Me

ファイル

(9)

1

1

メールサービスの設定

Mac

OS

X Server

の メールサービスを使用すると、ユーザがネットワーク やインターネットを介し てメールを 送受信できるようにな ります。メールサービスは、標 準規格のインターネッ トメールプ ロトコル を使用して、メール を送受信します:プロ トコルには、

IMAP

Internet Message Access

Protocol

)、

POP

Post Office Protocol

)、および

SMTP

Simple Mail Transfer Protocol

)がありま す。また、メールサービスは、

DNS

Domain Name System

)を使用して、メールの送信先

IP

ア ドレスを調べます。 この章では、最初に、メールの送受信に使用する標準規格のプロトコルについて説明します。次に、 メールサー ビスの機能を説明し、メー ルサービスの設定手順 の概要を説明してから、次 の設定手順 について解説していきます: 受信メールサービスと送信メールサービスを設定する メールユーザをサポートする 迷惑メールを制限する 受信 送信 [email protected] インターネット [email protected] 受信 example.comのメールサーバ school.eduのメールサーバ 送信

(10)

メールサービスのプロトコル

標準的なメールクライアントの設定では、メールの送信に

SMTP

を使用し、受信に

POP

および

IMAP

を使用します。

Mac

OS

X Server

には、

SMTP

サービスおよび

POP

IMAP

の複合サービスが含ま れています。これら

3

つのメールプロトコルについて、次に説明します。

送信メール

送信 メー ルサー ビス は、ユー ザがメ ール をイン ター ネット に送 信する とき に使 うサー ビス です。

SMTP

サービスでは、設定した制限に従って、ほかのサーバのメールサービスとの間でメールを転送 する こと もでき ます。メ ール ユーザ が別 のイン ター ネット ドメ インに メッ セー ジを送 信す ると、

SMTP

サービスは、ほかのドメインのメールサービスに送信メッセージを配信します。

SMTP

Simple Mail Transfer Protocol

SMTP

は、メールの送信および転送に使用されるプロトコルです。ユーザから送信されたメールメッ セージは、

SMTP

によってキューに保管され、インターネットを介してそれぞれの宛先に転送され、 受信メールプロトコルによって取り出されます。

Mac

OS

X Server

では、MTA(メール転送エージェント)として

Postfix

www.postfix.org

)が使 用されます。

Postfix

は、インターネット標準

SMTP

プロトコルに完全に対応しています。メールを 送信するには、メ ールアプリケーションの 送信メールサーバを

Postfix

が動作し ている

Mac OS X

Server

に設定します。受信メールにアクセスするときは、受信メールサービスが動作している

Mac

OS X Server

を使用します。

別の

MTA

(「

Sendmail

」など)を使用すると、

Mac

OS

X Server

管理ツールを使ってメールサービ スを設定できなくなります。

Postfix

」の代わりに「

Sendmail

」プログラムを使用する場合は、

Postfix

から

SMTP

サービスを利 用す る現在の 設定を無 効にして から、「

Sendmail

」をイ ンストー ルして設 定する必 要があり ます。 「

Sendmail

」について詳しくは、「

Sendmail

」の

Web

サイト(

www.sendmail.org

)を参照してく

ださい。

受信メール

メールは、LDA(ローカル配信エージェント)に よって、受信メールの保存場所か らメールの受信 者の受信トレイに転送されます。

LDA

によってメッセージがローカル配信され、ユーザはメールア プリケーションを使ってメ ールにアクセスできます。

Mac

OS

X Server

の メールアクセスエージェ ントからは、

POP

IMAP

という

2

つのプロトコルを利用できます。

Mac

OS

X Server

では、

Cyrus

asg.web.cmu.edu/cyrus

)を使って

POP

および

IMAP

サービスを 提供します。

POP

Post Office Protocol

POP

はメールの受信専用のプロトコルで、メールの送信には使われません。

Mac

OS

X Server

のメー ルサービスでは、受信した

POP

メールは、ユーザがメールサービスに接続してメールをダウンロー ドするまで 保管されます。ユーザが

POP

メ ールをダウンロード した後は、メールはユ ーザのコン ピュータの みに保存されます。ユー ザは、メールサービスとの 接続を終了した後で、ダ ウンロード した

POP

メールを読んだり、整理したり、返信したりできます。

POP

サービスは、メールを保管し て特定のアドレスに届けるという点で、郵便局のような役割を果たします。

(11)

POP

を使う利点の

1

つは、ユーザがダウンロードしたメールをサーバで保管する必要がないことで す。このためサーバは、

IMAP

プロトコルを使用するときほど多くの保存場所を必要としません。た だし、サーバか らメールが取り除かれ てしまうため、クライアン トコンピュータのハー ドディスク が壊れ、メール ファイルが失われて しまった場合は、データを バックアップしてい ない限り、これ らのファイルを回復する手段はありません。

POP

のもう

1

つの利点は、

POP

接続は必要なときにだけ確立されることです。メールの転送が終わ ると接続は解除され、ネットワークとメールサーバは負荷から解放されます。 自宅、会社、外出先などによって複数のコンピュータを使用してメールにアクセスするユーザにとっ ては、

POP

は使いやすいとは言えません。

POP

プロトコルを使用してメールを受け取ったメールは、 ユーザのコ ンピュータにダウンロ ードされ、通常はサーバか らは取り除かれます。ユー ザが後で別 のコンピュータからログインしても、以前にダウンロードしたメールを読むことはできません。

IMAP

Internet Message Access Protocol

IMAP

は、複数のコンピ ュータを使ってメー ルを受信する必要があ るユーザに適したプ ロトコルで す。

IMAP

は、クライアント/サーバ型のメールプロトコルです。

IMAP

を使用すると、ユーザはイ ンターネット上のどこからでもメールにアクセスできます。メールの送受信には、さまざまな

IMAP

準拠のメールクライアントを使用できます。

IMAP

では、 ユーザのメールはサーバ に配信され、サーバ上の リモートメールボックス に保管され ますが、ユーザには、ローカルコンピュータ上にあるように見えます。

IMAP

POP

の大きな違い は、

IMAP

では、ユーザがメールを削除するまでサーバからメールが取り除かれることはないという 点です。

IMAP

を使っているコンピュータでは、サーバに対してメッセージヘッダの要求、特定のメッセージ の本文の要 求、または特定の条件を満 たすメッセージの検索 を実行できます。これらの メッセージ は、ユーザがメッセージを開くとダウンロードされます。

IMAP

接続は、切断されることがなく常に 開いています。このため、サーバの負荷や、多くの場合ネットワークの負荷も持続的に発生します。

メールサービスとユーザとのやり取り

メールは、MUA(メールユーザエージェント)を使って最終的な受信者に配信されます。

MUA

は、 通常は「メール クライアント」または「メ ールアプリケーシ ョン」と呼ばれます。これ らのメール クライアン トは、ほとんどの場合、各ユ ーザのローカルコンピ ュータ上で動作しま す。各ユーザの メールアプ リケーションは、メッセー ジを適切な送信用サー バに送信し、受信用サーバ から受信す るように設 定する必要があります。こ れらの設定は、サーバの処 理負荷と利用できる保 存用の容量 に影響することがあります。

(12)

メールの保存場所

メールは、送信 用キューに保管されて からリモートサーバに 転送されるか、ローカルメ ールユーザ がアクセスできるローカルコンピュータのメール保存場所に保管されます。

送信メールの場所

送信メール メッセージは、デフォルト では、起動ディスク上の次 のスプールディレクト リに保管さ れます:

/var/spool/postfix

このスプール ディレクトリはメール の一時的な保管場所で、メ ールはインターネット に正常に転送 されるまで ここに保管されます。スプ ールディレクトリは、メー ル管理者がアクセスで きてシンボ リックリンクを作成できるボリューム(ローカルボリュームまたは

NFS

ボリューム)に移動できます。

受信メールの場所

メールサービスは、受信メールメッセージを小さいデータベース(

BerekeleyDB.4.1

)で管理します。 ただし、メッセ ージ自体はこのデー タベースには保存され ません。各メッセージは、個 別のファイ ルとして各 ユーザのメールフォル ダに保存されます。受信メ ールは、起動ディスク上の 次のディレ クトリに保管されます:

/var/spool/imap/[

ユーザ名

]

Cyrus

は、ユーザメッセージのフォルダにデータベース索引ファイルを保存します。メールフォルダ とデータベ ース索引の保存場所を、 別のフォルダ、ディスク、ま たはディスクのパーテ ィションに 保存することもできます。また、別のサーバの共有ボリュームに保存することもできます。ただし、 共有ボリュームを使用すると、パフォーマンスが低下します。受信メールは、

MUA

によって削除さ れるまでは、サーバ上に保管されます。

ボリュームごとの最大メールメッセージ数

受信メールサービスでは、各メールメッセージが個別のファイルに保存されるため、ボリューム上に 保存できるメッセージの数は、そのボリューム上に保存できるファイルの総数によって決まります。

Mac OS

拡張フォーマット(HFS+フォーマットと呼ばれることもあります)を使用しているボリュー ムに保存できるファイルの総数は、次の要因によって変わります: ボリュームのサイズ ファイルのサイズ ファイルの最小サイズ(デフォルトでは、

1

つの

4K

ブロック) たとえば、

HFS+

ボリュームが

4 GB

あり、デフォルトのブロックサイズが

4 KB

で、

100

万個のブ ロックを利用できるとします。このボリュームには、最大で

100

万個の

4 KB

ファイル(つまり、

4

KB

以下のメールメッセージを

100

万件)を保管できます。一部のメールメッセージが

4 KB

を超え ている場合、このボリュームに保管できるメッセージ数は

100

万件より少なくなります。デフォル トのブロッ クサイズが同じ場合、ボリ ュームの容量が大きい ほど、保管できるファイル 数は多くな ります。

(13)

メールサービスが対応しない機能

Mac

OS

X Server

のメールサービスでは、 次のメールアドオンは用意されていません: ウイルスの検出 不要な商用メール(迷惑メール)の識別 メール内容による検出 これらのアドオンサービ スは、

Mac

OS

X Server

のメールサービスで機 能するように設定でき、さ まざまな開発元から入手できます。

メールサービスでネットワークサービスを使用する

メールサー ビスでは、メールを確実に 配信するためにネット ワークサービスを利用 します。メール サービスでは通常、メールを送信する前に、

DNS

Domain Name System

)を使用して送信先の

IP

Internet Protocol

)アドレスを調べます。メールユーザは通常、

198.162.12.12

のような

IP

アドレス ではなく、

example.com

のようなドメイン名を使ってメールを送信するため、

DNS

サービスが必要 になります。メールサービスでは、メッセージを送信するときに、送信先の

IP

アドレスが必要にな ります。

DNS

サービスでドメイン名を探し、 それに対応する

IP

アドレスを調べます。

DNS

サービ スは、インターネットサービスプロバイダ(

ISP

)または

Mac OS X Server

によって提供されること があります。詳しくはネットワークサービス管理ガイドを参照してください。 また、MX(メールエクスチェンジャ)レコードにドメインの代替メールホストを指定すれば、メー ルサービスを多重化することができます。つまり、プライマリメールホストが利用できない場合に、 代替メールホストでメールを受信できます。

MX

レコードには、複数のメールホストを指定し、それ ぞれに優先 順位を付けることがで きます。ホストが利用でき ない場合は、そのホストの 次に優先順 位の高いホストにメールを送信できます。 メールサービスでは、

DNS

が次の手順で使用されます:

1

送信用サーバ は、メール受信者のドメイン 名(「 宛先」にあるアドレスの、

@

より後に ある文字列) を調べます。

2

送信用サーバは、そのドメイン名の

MS

レコードを調べて、受信用サーバを探します。

3

受信用サーバが見つかると、その受信用サーバにメッセージを送信します。

4

そのドメイン名の

MX

レコードが見つからなかった場合、多くの場合、ドメイン名と同じ名前の受信 用サーバを想定します。この場合、送信用サーバはそのドメイン名の「アドレス(

A

)」を探して、そ のアドレスにファイルを送信しようとします。

MX

レコードが

DNS

に適切に設定されていない場合は、メールが目的のサーバに届かないことがあ ります。

(14)

DNS

をメールサービスに設定する

メールサービスに

DNS

を設定すると、独自の

DNS

サーバで

MX

レコードを使用可能にできます。

DNS

サービスを提供する

ISP

に加入している場合は、

MX

レコードを使用できるように

ISP

に連絡 する必要があります。

Mac

OS

X Server

を使用して独自の

DNS

サービスを提供する場合には、次の いくつかの手順を実行してください:

MX

レコードを使用可能にするには:

1

「サーバ管理」の「コンピュータとサービス」パネルで「

DNS

」を選択します。

2

「設定」をクリックします。

3

「ゾーン」タブを選びます。

4

使用する「ゾーン」を選びます。

5

「レコード」パネルの下の「追加」ボタンをクリックします。

6

「タイプ」ポップアップメニューから「

MX

」を選びます。

7

「差出人」フィールドにドメイン名(「

example.com

」など)を入力します。

8

「宛先」フィールドにメールサーバの名前(「

mail.example.com

」など)を入力します。

9

複数のメールサーバを指定する場合は、そのサーバの優先番号を入力します。 番号が小さ いほど、そのメールサーバ が優先して選択されま す(メールを受信するとき に利用可能 な場合)。

10

OK

」をクリックします。 複数のサーバを多重化する必要がある場合は、別の

MX

レコードを追加します。詳しくは、ネット ワークサービス管理ガイドを参照してください。

メールサービスが

SSL

を使用する仕組み

SSL

Secure Sockets Layer

)を使って接続すると、メールサービスとユーザのメールクライアント の間で送信されるデータが確実に暗号化されます。

SSL

接続により、ローカルネットワーク間で転送 されるメールメッセージの安全性と信頼性を確保することができます。

SSL

転送では、メールサービ スからクライアントに転送するときの安全性が確保されるだけで、認証の安全性は確保されません。 安全な認証については、オープンディレクトリ管理ガイドを参照してください。 受信メール の場合は、メールクライア ントソフトウェアが要 求した場合に、安全なメー ル接続を利 用できます。メールクライアントが

SSL

接続を要求した場合に、そのオプションが使用可能になっ ている場合は、自動的に

SSL

を使って接続されます。クライアントが

SSL

を要求しなかった場合は、

SSL

以外の方法(暗号化なし)で接続することもできます。各メールクライアントの設定によって、

SSL

で接続するかどうかが決まります。 送信メールの場合は、

SMTP

サーバ間で安全なメール接続を利用できます。

SMTP

サーバが

SSL

接続 を要求した場合に、そのオプションが使用可能になっている場合は、自動的に

SSL

を使って接続さ れます。メールサーバが

SSL

を要求しなかった場合は、

SSL

以外の方法(暗号化なし)で接続する こともできます。

(15)

SSL

を使ってメールを安全に転送する

メールサービスで自動的に

SSL

接続を行うには、いくつかの設定が必要です。基本的な手順は以下 の通りです:

CSR

Certificate Signing Request

)を生成し、キーチェーンを作成します。

CSR

を使って、発行機関から

SSL

証明書を取得します。

SSL

を使用可能にする方法について詳しくは、

Web

テクノロジ管理ガイドおよびオープンディレク トリ管理ガイドを参照してください。 以前のバージョンの

Mac

OS

X Server

ですでに証明書を生成済みの場合、現在のメールサービスと の互換性はなくなります。

SSL

転送の許可と要求の手順については、以下のセクションを参照してください:

20

ページの「

POP

接続に

SSL

転送を設定する」

21

ページの「

IMAP

接続に

SSL

転送を設定する」

23

ページの「

SMTP

接続に

SSL

転送を設定する」

設定する前に

メールサービスを初めて設定するときは、事前に次の作業を行います。 メールの受信に

POP

IMAP

、またはその両方のいずれを使用するかを決めます。 インターネット を介したメールサービスを提供 する場合は、ドメイン名を登録す る必要がありま す。また、サーバの

MX

レコードを

ISP

に作成してもらうか、または独自の

DNS

サービスに作成 するかを決める必要もあります。 メールサービス を使用するユーザの中で、メール サービスからアクセスできるデ ィレクトリドメ インにユーザア カウントを持っていないユーザ がいるかどうかを確認します。そ のメールユーザ のユーザアカウントを作成する必要があります。 メールの保存場所の要件を決定し、予想されるメール量に必要なディスク容量を確保します。 認証および転送のセキュリティ要件を決定します。

メールサービスに影響するユーザアカウント設定

この章で説明 するメールサービスの 設定に加えて、サーバにユ ーザアカウントを持つ ユーザのいく つかのメール設定を個別に指定できます。各ユーザアカウントでは、次の設定ができます。 ユーザアカウン トのメールサービスの使用可能 /使用不可を切り替えたり、その アカウントが受 信したメールを別のメールアドレスに転送します。 ユーザアカウントにメールサービスを提供するサーバを指定します。 ユーザアカウントのメールをサーバ上で保管するときのディスク容量の割り当てを設定します。 ユーザアカウントの受信メールのプロトコルを指定します:

POP

または

IMAP

、あるいはこの両方。

(16)

アップルのメールサーバのメールメッセージを

Mac

OS

X

Server

バージョン

10.3

に移行する

v.10.3

以前のバージョンのサーバを

Mac

OS

X Server

アップグレードするときに、アップルの既存 のメールサーバのデータベースがある場合は、そのメールデータベースを

Mac

OS

X Server v.10.3

の メールサービスに移行する必要があります。 詳しい手順とツールの説明については、

36

ページの「以前のバージョンのメールの保存場所とデー タベースを変換する」および

36

ページの「

amsmailtool

を使用する」を参照してください。

メールサービスツールの概要

メールサービスの設定と管理には、次のアプリケーションを利用できます: サーバ管理:

Mac OS X Server

をインストールするときに、メールサービスを開始、停止、設定、 および監視するために使用します。 ワークグループ マネージャ:メールユーザのユー ザアカウントを作成し、各ユー ザのメールオプ ションを設定するために使用します。 ターミナル:メールデータベースの移行や復元など、

UNIX

コマンドラインツールを使用する作業 を行うために使用します。

設定の概要

Mac

OS

X Server

の インストール作業の一部として、メールサービスを 自動的に設定し、開始する ことができます。メールサービスを設定するかどうかは、「設定アシスタント」アプリケーションで 選択できます。「設定アシスタント」は、インストール作業の最後に自動的に実行されます。このオ プションを選択する場合、メールサービスは次のように設定されます。

SMTP

POP

、および

IMAP

がすべて有効になり、標準ポートを使用するように設定されます。

標準の認証方式が使用されます(

Kerberos

は使用されません)。

POP

IMAP

では、クリアテキス トのパスワードが使用され(

APOP

CRAM MD-5

は使用不可になります)、

SMTP

認証は使用不 可になります。

メールは、ローカルコンピュータだけに配信されます(インターネットには送信されません)。

(17)

この基本設定を変更したい場合、またはここでメールサービスを設定しなかった場合は、メールサー ビスを設定するために、次の作業を行います。 手順

1:

設定を開始する前に計画を作成する

15

ペー ジの「設定する前に」を参照して、メールサービスを実際に開 始する前に、いくつかの点を 決定します。 手順

2:

MX

レコードを設定する ユーザがイン ターネットを介してメ ールを送受信できるよ うにする場合は、メールサ ービスの適切 な

MX

レコードを

DNS

サービスに設定する必要があります。 利用している

ISP

がネットワークに

DNS

サービスを提供している場合は、

ISP

に問い合わせて、

MX

レコードの設定を依頼してください。その場合は、メールサーバの

DNS

名(

mail.example.com

など)とサーバの

IP

アドレスを

ISP

に伝える必要があります。

Mac

OS

X Server

を使用して

DNS

サービスを提供する場合は、

14

ページの「

DNS

をメールサービ スに設定する」を参照して独自の

MX

レコードを作成します。 メールサーバの

MX

レコードを設定しなくても、一部のメールサーバとメールを交換できることも あります。それらのメールサーバは、

DNS

でメールサーバの

A

レコードを調べてサーバを見つけ ます。(

Web

サーバを設定している場合は、

A

レコードが登録されているはずです。) 参考:

MX

レコードを設定しなかった場合でも、ローカルのメールユーザはお互いにメールを送受信 できます。ローカルのメールサービスには、

MX

レコードは必要ありません。 手順

3:

受信メールサービスを設定する メールサー ビスには、受信メールを処 理する方法を決定する さまざまな設定があり ます。手順につ いては、

19

ページの「受信メールサービスを設定する」を参照してください。 手順

4:

送信メールサービスを設定する メール サービスに は、送信メー ルの処理方 法を決める 設定もたく さんありま す。手順につ いては、

22

ページの「送信メールサービスを設定する 」を参照してください。 手順

5:

サーバの安全性を確保する サーバがイン ターネットのさまざま なの場所とメールを交 換する場合は、オープンリ レーが有効に なっていな いことを確認してくだ さい。オープンリレーは、セ キュリティ上危険な 設定です。迷惑 メールの送 信者(スパマー)が、お使いのコ ンピュータリソース を使って不要な商用メ ールを送信 することがあります。詳しくは、

29

ページの「迷惑メールを制限する」および

30

ページの「

SMTP

リレーを制限する」を参照してください。 手順

6:

追加のメールサービス設定を指定する ここで は、メールサ ービスがメ ールを保管 する方法、

DNS

サービ スと通信す る方法、迷惑 メール (SPAM)を制限する方法、および配信できないメールの処理方法に関する設定を変更できます。詳 しい手順については、次のセクションを参照してください:

35

ページの「メールの保存場所とデータベースを操作する 」

29

ページの「迷惑メールを制限する」

42

ページの「配信できないメールを操作する」

(18)

手順

7:

メールユーザのアカウントを設定する メールサービ スを使用するユーザは、メ ールサービスからアク セスできるディレクト リドメインに ユーザ アカウント を持って いる必要が あります。ユー ザアカウン トのユーザ 名(ショート ネーム) は、メールアカウント名として使用され、ユーザのメールアドレスの作成に使用されます。また、各 ユーザアカウントには、そのユーザアカウントのメールの処理方法を決める設定が含まれています。 ユーザのメール設定は、アカウントの作成時に指定できます。また、既存のユーザのメール設定は、 必要に応じて変更できます。詳しくは、

24

ページの「メールユーザをサポートする」および

25

ペー ジの「メールクライアントソフトウェアを設定する」を参照してください。 手順

8:

postmaster

アカウントを作成する(オプションですが、 作成することをお勧めします) 「

postmaster

」という 名前のユ ーザア カウント を作成す る必要 がありま す。メール サービス では、

postmaster

アカウントにレポートが送信されることがあります。

postmaster

アカウントを作成す るときは、この アカウントにメールサ ービスが有効になって いることを確認してく ださい。定期的 に確認する別のメールアカウントに、

postmaster

宛のメールを転送するように設定すると便利です。 その他の一般的な

postmaster

アカウントには、「

abuse

」(メールサービスの不正使用を報告するた めに使われま す)および「

spam

」(メ ールサービスのユーザが 不要な商用メールを送 信しているこ とを報告す るために使われます)が あります。ユーザアカウン トの作成方法につい ては、ユーザ管 理ガイドを参照してください。 手順

9:

メールサービスを開始する メールサー ビスを開始する前 に、サーバコンピュータ の「システム環境設定」の「日 付と時刻」パ ネルで、日付、時刻、時間帯、および夏時間の設定が正しいことを確認します。メールサービスは、 この情報を 元に各メッセージにタ イムスタンプを付加し ます。タイムスタンプが正 しくないと、ほ かのメールサーバがメッセージを正しく処理できないことがあります。 また、「設定」パネルで、

1

つ以上のメールサービスプロトコル(

SMTP

POP

、または

IMAP

)が使 用可能になっていることを確認します。 これら の情報を 確認した ら、メールサ ービスを開 始できま す。「サーバア シスタント」 で、メール サービスを 自動的に開始するオプ ションを選択した場合 は、変更を有効にするため に、メールサー ビスを停止し、もう一度開始します。手順については、

33

ページの「メールサービスを開始する/ 停止する」を参照してください。 手順

10:

ユーザのメールクライアントソフトウェアを設定する サーバでの メールサービスの設定 が完了したら、メールユー ザは、メールサービスを使 用できるよ うにメールク ライアントソフトウェ アを設定する必要があ ります。メールクライアン トソフトウェ アの設定に必要な情報と作業については、

24

ページの「メールユーザをサポートする」を参照して ください。

(19)

受信メールサービスを設定する

受信メールサービスでは、

POP

接続、

IMAP

接続、および

SSL

を使ったデータ転送を行うときに、さ まざまな認証方式を要求するための設定を行います。

安全な

POP

認証を使用可能にする

POP

メールサービスでは、

APOP

Authenticated POP

)または

Kerberos

を使って、ユーザのパス ワードを保護することができます。ユーザが

APOP

または

Kerberos

を使って接続すると、そのユー ザのメールクライアントソフトウェアは、ユーザのパスワードを暗号化して

POP

サービスに送信し ます。メールサービスが安全な認証を要求するように設定する前に、ユーザのメールアプリケーショ ンとユーザアカウントがその認証方式に対応していることを確認してください。

受信メールサービスで

Kerberos

認証を使用可能にする前に、

Mac OS X

Kerberos

サーバを統合 する必要があります。

Mac

OS

X Server

Kerberos

認証用に使用している場合、この統合はすでに 行われています。手順については、オープンディレクトリ管理ガイドを参照してください。 これらの認証方式のいずれかを要求したい場合は、いずれか

1

つだけを使用可能にします。

POP

認証方式を設定するには:

1

「サーバ管理」の「コンピュータとサービス」パネルで「メール」を選択します。

2

「設定」をクリックします。

3

「詳細」タブを選びます。

4

POP3

」リストの「

APOP

」、または必要に応じて「

Kerberos

」にチェックマークを付けます。

5

「保存」をクリックします。

安全性の低い

POP

の認証を使用可能にする

基本パスワ ード(クリアテキスト)認証 を使用することもでき ます。パスワード自体が 暗号化され ていないクリアテキストとして送信されるため、この方法は

APOP

または

Kerberos

よりも安全性が 低いと考えられています。 クリアテキストによる認証を要求したい場合は、「クリア」だけを認証方式として使用可能にします。 クリアテキストによる

POP

認証を使用可能にするには:

1

「サーバ管理」の「コンピュータとサービス」パネルで「メール」を選択します。

2

「設定」をクリックします。

3

「詳細」タブを選びます。

4

「クリア」にチェックマークを付けます。

5

「保存」をクリックします。 デフォルトの設定は

32

で、最大値は

300

です。

(20)

POP

接続に

SSL

転送を設定する

SSL

を使って 転送すると、ネットワークを介 して転送されるメールが安全 に暗号化されます。

POP

(および

IMAP

)接続の

SSL

の設定では、「必要」、「使用」、または「使用しない」を選択できます。

SSL

接続を使用するには、メールを使用するためのセキュリティ証明書が必要です。

SSL

を使用可能 にする方法について詳しくは、オープンディレクトリ管理ガイドを参照してください。

POP

SSL

転送を設定すると、

IMAP

にも設定されます。

POP

接続に

SSL

転送を設定するには:

1

「サーバ管理」の「コンピュータとサービス」パネルで「メール」を選択します。

2

「設定」をクリックします。

3

「詳細」タブを選びます。

4

IMAP

および

POP SSL

」セクションで、必要に応じて「必要」、「使用」、または「使用しない」を選 択します。

5

「保存」をクリックします。

安全な

IMAP

認証を使用可能にする

IMAP

メールサービスでは、接続するときに安全な認証方式の使用を要求することによって、ユーザ のパスワードを保護できます。

CRAM MD-5

認証または

Kerberos v5

認証を選択できます。ユーザ が安全な認 証を使用して接続する 場合、ユーザのメールクラ イアントソフトウェア は、ユーザのパ スワードを暗号化して

IMAP

サービスに送信します。ユーザのメールアプリケーションとユーザア カウントが、その認証方式に対応していることを確認してください。 メールサービスが

CRAM MD-5

を要求するように設定する場合は、メール ユーザのアカウントが、

CRAM MD-5

が使用可能に なっている「パスワードサーバ」を使うように設 定されている必要があ ります。詳しくは、オープンディレクトリ管理ガイドを参照してください。

受信メールサービスで

Kerberos

認証を使用可能にする前に、

Mac OS X

Kerberos

サーバを統合 する必要があります。

Mac

OS

X Server

Kerberos

認証用に使用している場合、この統合はすでに 行われています。手順については、オープンディレクトリ管理ガイドを参照してください。 安全な

IMAP

認証を設定するには:

1

「サーバ管理」の「コンピュータとサービス」パネルで「メール」を選択します。

2

「設定」をクリックします。

3

「詳細」タブを選びます。

4

IMAP

」セクションで、必要に応じて「

CRAM MD-5

」または「

Kerberos

」を選択します。

(21)

安全性の低い

IMAP

認証を使用可能にする

IMAP

メールサービスでは、安全性の低い方法でユーザのパスワードを使用することもできます。こ れらの認証方 式は、ネットワーク上に転 送するときにユーザの パスワードを安全に暗 号化しないた め、安全性は高くありません。 ログイン、標準、またはクリアテキストによる

IMAP

認証を許可するには:

1

「サーバ管理」の「コンピュータとサービス」パネルで「メール」を選択します。

2

「設定」をクリックします。

3

「詳細」タブを選びます。

4

IMAP

」リストで「ログイン」、「標準」、または「クリア」にチェックマークを付けます。

IMAP

の接続数を制御する

IMAP

同時接続数を制限することによって、サーバに与える負荷を調整できます。

IMAP

接続を制限するには:

1

「サーバ管理」の「コンピュータとサービス」パネルで「メール」を選択します。

2

「設定」をクリックします。

3

「一般」タブを選択します。

4

IMAP

を許可する」にチェックが付いていない場合は、「

IMAP

を許可する」をクリックします。

5

許可したい同時接続数を入力し、「保存」をクリックします。 デフォルトの設定は

32

で、最大値は

300

です。

IMAP

接続に

SSL

転送を設定する

SSL

を使って転送すると、ネットワークを介して転送されるメールが安全に暗号化されます。

IMAP

接続の

SSL

の設定では、「必要」、「使用」、または「使用しない」を選択できます。

SSL

接続を使用 するには、メールを使用するためのセキュリティ証明書が必要です。

SSL

を使用可能にする方法につ いて詳しくは、オープンディレクトリ管理ガイドを参照してください。

IMAP

SSL

転送を「必要」に設定すると、

POP

でも「必要」に設定されます。

IMAP

接続に

SSL

転送を設定するには:

1

「サーバ管理」の「コンピュータとサービス」パネルで「メール」を選択します。

2

「設定」をクリックします。

3

「詳細」タブを選びます。

4

IMAP

および

POP SSL

」セクションで、必要に応じて「必要」、「使用」、または「使用しない」をク リックします。

5

「保存」をクリックします。

(22)

送信メールサービスを設定する

送信メールサービスに は、メールを送信するための

SMTP

サービスが組 み込まれています。

SMTP

サービスで は、設定した制限に従って、ほ かのサーバのメールサ ービスとの間でメール を転送する ことも できます。メー ルユーザが別 のインター ネットドメイ ンにメッセ ージを送信 すると、

SMTP

サービスは、ほ かのドメインのメール サービスに送信メッセ ージを配信します。メール ユーザ宛の メッセージがほかのメールサービスから

SMTP

サービスに配信されると、

SMTP

サービスは、その メッセージを

POP

サービスおよび

IMAP

サービスに転送します。

SMTP

認証方式を選択しない場合、

SMTP

サーバ では匿名の

SMTP

メールリレーが許可されます。

SMTP

認証を要求すると、メールをリレーするときに認証が必要になります。ローカルコンピュータ の受信者に送信されるメールは、そのまま受け入れられて配信されます。

SMTP

の認証を使用可能に すると、メールをリレーする前に、選択した認証方式による認証が必要になります。

SMTP

のメール転送を制限することによって、メールサービスによって迷惑メールが制限されるよう に設定することもできます。これらの設定について詳しくは、

29

ページの「迷惑メールを制限する」 を参照してください。

安全な

SMTP

認証を使用可能にする

SMTP

認証を要求 することによって、サーバがオープ ンリレーに利用されるのを防 ぐことができま す。(オープンリレーは、メールをその他のメールサービスに無差別にリレーします。)メールサー ビスは、

CRAM MD-5

または

Kerberos

方式のいずれかを使って、安全な認証を要求するように設定 できます。また、安 全な認証方式に対応 していないメールクラ イアントソフトウェ アの場合は、標 準認証方式 またはログイン認証方 式も使用できます。ただし、こ れらの方法ではパスワ ードが暗号 化されません。 メールサービスが

CRAM MD-5

を必要とするように設定する場合は、メールユーザのアカウントが、

CRAM MD-5

が使用可能に なっている「パスワードサーバ」を使うように設 定されている必要があ ります。詳しくは、オープンディレクトリ管理ガイドを参照してください。

受信メールサービスで

Kerberos

認証を使用可能にする前に、

Mac OS X

Kerberos

サーバを統合 する必要があります。

Mac

OS

X Server

Kerberos

認証用に使用している場合、この統合はすでに 行われています。手順については、オープンディレクトリ管理ガイドを参照してください。 安全な

SMTP

認証を許可するには:

1

「サーバ管理」の「コンピュータとサービス」パネルで「メール」を選択します。

2

「設定」をクリックします。

3

「詳細」タブを選びます。

4

SMTP

」セクションで、必要に応じて「

CRAM MD-5

」または「

Kerberos

」にチェックマークを付 けます。

5

「保存」をクリックします。

(23)

安全性の低い

SMTP

認証を使用可能にする

SMTP

認証を要求 することによって、サーバがオープ ンリレーに利用されるのを防 ぐことができま す。(オープンリレーは、メールをその他のメールサービスに無差別にリレーします。)認証を使用 すると、既知の ユーザ、つまりサーバに ユーザアカウントを持 つユーザだけが、メール サービスを 使ってメールを送信できます。

SMTP

メールサービスで安全性の低い認証方式(標準テキスト、また はログイン)を要求するか、許可するか、または禁止するかを選択できます。 「標準」認証を選択した場合は、メールパスワードが標準テキストとしてネットワーク上に送信され ます。「ログイン」認証を選択した場合は、ハッシュで暗号化されたパスワードがネットワーク上に 送信されます。この場合、最小限の安全性しか保証されません。 安全性の低い認証を許可するには:

1

「サーバ管理」の「コンピュータとサービス」パネルで「メール」を選択します。

2

「設定」をクリックします。

3

「詳細」タブを選びます。

4

SMTP

」セクションで「標準」または「ログイン」のいずれかにチェックマークを付けます。

5

「保存」をクリックします。

SMTP

接続に

SSL

転送を設定する

SSL

を使って転送すると、ネットワークを介して転送されるメールが安全に暗号化されます。

IMAP

接続の

SSL

の設定では、「必要」、「使用」、または「使用しない」を選択できます。

SSL

接続を使用 するには、メールを使用するためのセキュリティ証明書が必要です。

SSL

を使用可能にする方法につ いて詳しくは、オープンディレクトリ管理ガイドを参照してください。

SMTP

接続に

SSL

転送を設定するには:

1

「サーバ管理」の「コンピュータとサービス」パネルで「メール」を選択します。

2

「設定」をクリックします。

3

「詳細」タブを選びます。

4

SMTP SSL

」セクションで、必要に応じて「必要」、「使用」、「使用しない」をクリックします。

5

「保存」をクリックします。

(24)

別のサーバを介して

SMTP

メールをリレーする

SMTP

メールサービスでは、送信メールを、宛先に従ってさまざまな送信先に直接配信するのではな く、別の

1

台のサーバにリレーすることができます。

SMTP

サーバがリモートサーバの受信者に送信されたメッセージを受信すると、通常はそのメッセー ジをそのサーバに直接送信するか、

MX

レコードが存在する場合は、そこに指定されているサーバに 送信しよう とします。ただし、ネットワ ークの設定によっては、 このメール転送が適切 でなかった り、転送できな いこともあります。その ような場合は、すべての 送信メッセージを特定 のサーバを 介してリレーする必要があります。 組織が設置した 組織のファイアウォールを経由 して送信メールを配信すると きに、この方法が必 要になることがあります。この場合、ファイアウォールを経由したメールのリレー用のサーバは、 組織が指定します。 この方法は、サーバ からのインターネット接続が 遅かったり中断したりする 場合に、有効なこと があります。 別のサーバを介して

SMTP

メールをリレーするには:

1

「サーバ管理」の「コンピュータとサービス」パネルで「メール」を選択します。

2

「設定」をクリックします。

3

「詳細」タブを選びます。

4

「一般」タブをクリックします。

5

「すべてのメールをこのホストを経由してリレーする」をクリックして、

SMTP

リレーに対応してい るサーバの

DNS

名または

IP

アドレスを入力します。

6

「保存」をクリックします。

メールユーザをサポートする

このセクシ ョンでは、サーバのユーザ アカウントのメール設 定と、メールクライアント ソフトウェ アのメールサービス設定について説明します。

ユーザアカウントのメール設定を指定する

ユーザがメー ルサービスを利用でき るようにするには、ユーザ アカウントでメールの 設定を行う必 要があります。各ユーザについて、メールサービスの許可、メールサーバの

DNS

名または

IP

アドレ スの入力、受信メールを取得するためのプロトコル(

POP

IMAP

、またはその両方)の選択を行い ます。また、ユーザのメールを保管するために使用できるディスク容量の割り当ても設定できます。 これらの設定は、「ワークグループマネージャ」アプリケーションを使って設定します。手順につい ては、ユーザ管理ガイドを参照してください。

(25)

メールクライアントソフトウェアを設定する

ユーザは、メー ルサービスに接続できる ようにメールクライア ントソフトウェアを設 定する必要が あります。次の表に、一般的なメールクライアントで指定する必要のある情報と、

Mac

OS

X Server

での情報源を示します。 メールクライアントソフトウェア Mac OS X Server 例 ユーザ名 ユーザのフルネーム Steve Macintosh アカウント名 アカウント ID ユーザアカウントのユーザ名 (ショートネーム) steve パスワード ユーザアカウントのパスワード ホスト名 メールサーバ メールホスト メールサーバの完全なDNS名または IPアドレス。「サーバ管理」でサーバ にログインするときに使用します。 mail.example.com 192.168.50.1 メールアドレス ユーザのユーザ名(ショートネーム)、 @記号、および次のいずれかで構成 される文字列: サーバのインターネットドメイン (DNSに MXレコードを登録して いる場合) メールサーバの完全DNS名 サーバの IPアドレス [email protected] [email protected] [email protected] SMTPホスト SMTPサーバ ホスト名と同じです mail.example.com 192.168.50.1 POPホスト POPサーバ ホスト名と同じです mail.example.com 192.168.50.1 IMAPホスト IMAPサーバ ホスト名と同じです mail.example.com 192.168.50.1 SMTPユーザ ユーザアカウントのユーザ名 (ショートネーム) steve SMTPパスワード ユーザアカウントのパスワード

(26)

管理用アカウントを作成する

メール管理 者のアカウントは、メール フォルダを管理および 監視したり、使われていな いユーザア カウントを 削除したり、メールをア ーカイブするときに、作成 が必要になることが あります。この 管理者アカ ウントは、サーバ管理者 である必要はありませ ん。また、メールを受信する 必要もあり ません。管理者アカウントは、通常のメールアカウントとは異なった使いかたをします。 メール管理用アカウントを作成するには:

1

メール管理者にするユーザを作成します。

2

メール管理者 のアカウント用のユー ザレコードを作成して いない場合は、ユーザ管理 ガイドを参照 してください。

3

テキストエディタで「/etc/imapd.conf」を開きます。

emacs

vi

などのテキストエディタを使い慣れていない場合は、「テキストエディット」を使用で きます。

4

admins

」という行を検索します。

5

この行を編集して、コロンの後に管理者アカウントのアカウント名を追加します。

6

変更を保存します。 詳しくは、

imapd.conf

のマニュアルページ(

man

で表示)を参照してください。

ユーザに追加のメールアドレスを作成する

メールサー ビスでは、ユーザに複数の メールアドレスを割り 当てることができます。ユ ーザにはそ れぞれ、ユーザアカウントのユーザ名(ショートネーム)を使用したメールアドレスが

1

つ割り当 てられます。エイリアスファイルを作成して、ユーザアカウントの名前を追加することもできます。 追加した名 前は、同じドメインでその ユーザの代替メールア ドレスになります。追加し たメールア ドレスは追加 のアカウントではない ので、割り当てやパスワー ドを個別に設定する必 要はありませ ん。ほとんどの場合、エイリアスフ ァイルは「

postmaster

」ユーザを 実際のアカウントに割り当て るときに使われます。ログインアカウントにはユーザ名を割り当て、エイリアスファイルには 「

[email protected]

」というメールアドレスを割り当てます。 エイリアスを作成するには:

1

エイリアスリストとして使用するファイルが

/etc/aliases

に存在しない場合は、このファイルを作成 します。

2

このファイルに、エイリアスごとに次の形式の行を作成します:

alias:localaddress1,localaddress2,....

たとえば、

example.com

というドメインの場合、ユーザ名「

bob

」のエイリアスを「

robert.fakeuser

」 にする場合は、次のように入力します:

robert.fakeuser: bob

この場合、

[email protected]

のメールサーバに送信したメールは、実際のメールアカ ウント

[email protected]

に送信されます。

(27)

4

「ターミナル」アプリケーションで次のコマンドを入力します: postalias /etc/aliases このテキストファイルは加工されて、早くアクセスできるようにデータベースに保管されます。

5

プロンプトで次のコマンドを入力します: newaliases エイリアスデータベースが再度読み込まれます。

6

プロンプトで次のコマンドを入力して、メールサービスが再度読み込まれます: postfix reload メールエイリアスの作成と管理について詳しくは、

/etc/postfix/alias

を参照してください。

転送先のメールアドレスをユーザに設定する

この設定を 使って、メールをリダイレ クトすることができま す。ユーザのメールアカウ ントに送信 されたすべてのメールは、指定したアカウントに転送されます。 ユーザのメールを転送するには:

1

「ワーク グループマ ネージャ」で 、対象のア カウントが開 いていない 場合はその アカウントを 開き ます。 アカウントを開くには、「アカウント」ボタンをクリックし、ツールバーメニューの下にある地球の アイコンを クリックして、アカウント があるディレクトリド メインを開きます。認証の ためにカギ をクリックします。ユーザリスト内のユーザを選択します。

2

「メール」タブをクリックします。

3

「転送」を選択します。

4

「転送先」フィールドに転送先のメールアドレスを入力します。 複数のアドレスを入力することもできます。その場合は、コンマで区切る必要があります。

(28)

仮想ドメインを追加する/取り除く

仮想ドメインは、メールユーザのメールアドレスで使用できる別のドメインです。仮想ドメインは、 それが管 理しているすべ てのドメイン名の 一覧でもありま す。サーバ宛のメー ルアドレスで、「

@

」 の後に指定 されると思われる名前 をすべて入力する必 要があります。たとえば、リ ストに、ドメイ ン名や会社名などを表すスペルのバリエーションを含めます。

example.com

および

example.org

の メールを管理する場合は、

[email protected]

の仮想ドメインを利用すれば、

[email protected]

[email protected]

に送信されたメールを

[email protected]

のメールボックスを使って受信で きます。 指定したメール設定は、このリスト内のすべてのドメイン名に適用されます。 仮想ドメイ ンを使用するには、その仮 想ドメインを登録し、使用 可能にしたい仮想ドメ インのメー ルサーバを

MX

レコードに指定する必要があります。 メールサーバの仮想ドメイン名を追加または削除するには:

1

「サーバ管理」の「コンピュータとサービス」パネルで「メール」を選択します。

2

「設定」をクリックします。

3

「詳細」タブを選びます。

4

「追加」をクリックし、サーバで担当する仮想メールホストのドメイン名を入力します。

5

リストから項目を取り除くには、目的の名前を選び、「取り除く」をクリックします。 参考:

MX

レコードが設定されている場合は、このリストに項目を追加する必要はありません。メー ルサービスは、通常の処理の中で検出した名前を自動的に追加します。 リスト内で、

MX

レコードを設定していないドメイン名は、このメールサービスにしか認識できませ ん。このドメイ ン名に送信される 外部からのメールは 、送り返されます。ローカ ル(内部)メール 用のドメイン 名は、

MX

レコー ドを設定せずに、このリス トのみに指定してくださ い。これによっ て、無駄な処理を省くことができます。

参照

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